「ほ」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【暴飲暴食】ぼういんぼうしょく
【意味】
度を過ごして飲食すること。むやみに飲んだり食べたりすること。
飲食の節度を無視して、思いっきり食べ飲みするんやな。
これは、「節度を守って食べ飲みする大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【放歌高吟】ほうかこうぎん
あたりかまわず、大声で歌うこと。
【判官贔屓】ほうがんびいき
弱者や敗者に同情すること。また、そのような気持ち。
【放言高論】ほうげんこうろん
思ったまま、言いたい放題に意見を言うこと。
【方向音痴】ほうこうおんち
方向についての感覚がにぶい人。
【方向転換】ほうこうてんかん
進む方向を変えること。転じて、方針を変えること。
【暴虎馮河】ぼうこひょうが
【意味】
自分の力量をかえりみず、血気にはやり無鉄砲で無謀なことをすることのたとえ。
強い虎に直接立ち向かったり、危険な川を渡ったりするような、無謀な行動を描いているんだよ。
まるで、虎に向かって突進したり、危ない川を渡るくらいの大胆さが必要なんやな。
これは、「あまりにも無謀な行動は危険」って教えてくれる言葉なんやで。
【傍若無人】ぼうじゃくぶじん
【意味】
他人のことを考えず、思うがままに振る舞うこと。
人が見てる前でも、自分だけの思い通りにふるまうんやな。
これは、「他人を考えず自分だけの行動は良くない」って教えてくれる言葉やなんやで。
【茫然自失】ぼうぜんじしつ
【意味】
あっけにとられたり、あきれ果てたりして、我を忘れること。気が抜けてぼんやりとしてしまうこと。
あまりのことに頭が真っ白になって、何も考えられなくなる、というイメージだね。
とんでもないことが起きて、自分が何をすればいいか分からへんくなる、ということやな。
これは、「びっくりしすぎて頭が真っ白になる」状態を表してるんやで。
【方底円蓋】ほうていえんがい
【意味】
物事が食い違って、お互いに合わないたとえ。四角い底の器に丸い蓋の意から。
四角い底の容器に、丸い蓋を合わせようとするというイメージから来ているんだ。
四角い箱に丸いフタを合わせるなんて、そら無理やもんな。
それはつまり、「考えが食い違って合わんとき」を表す言葉やな。
【鵬程万里】ほうていばんり
【意味】
はるか遠くへだたった旅路・道程のたとえ。また、限りなく広がる大海の形容。前途が洋々たることの形容に用いられることもある。
大きな目標や仕事が控えてるときに使うんやな。
これは、「大きな目標に向けての長い旅」を表してる言葉なんやで。
【放蕩不羈】ほうとうふき
【意味】
何事にも束縛されず、自由気ままに振る舞うこと。
束縛されず、自由に生きるという意味があるんだ。
自分がやりたいことをやって、自由に生きていくんやな。
これは、「自由に生きることの大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【放蕩無頼】ほうとうぶらい
【意味】
酒色にふけり、勝手気ままに振る舞って品行の定まらないさま。
人が自分をコントロールできなくなって、身を持ち崩すという様子を描いているんだ。
大事なのは、楽しむことも大事やけど、それに翻弄されへんように、ちゃんと自分をコントロールすることやな。
この言葉は、「自分の行動を見失わへんように」って教えてくれるんやで。
【豊年満作】ほうねんまんさく
作物が豊かに実り、非常に収穫の多いこと。
【抱腹絶倒】ほうふくぜっとう
【意味】
腹を抱えてひっくり返るほど、大笑いすること。
何かとても面白いことがあった時、笑いで腹が痛くなるほど笑う、という状況を描いているんだ。
ほんまに笑いすぎて、腹が痛くなってしまうくらい、大爆笑する状態を指してるんやな。
これは、「大爆笑の状況」を表わしてる言葉やで。
【暮色蒼然】ぼしょくそうぜん
【意味】
夕暮れどきの、徐々にあたりが薄暗くなっていく様子。
暗くなりつつある空や景色を想像するといいんだよ。
ちょうど空が暗くなり始める頃の、あの何とも言えへん美しさを言うんやな。
これは、「夕暮れの風情」を感じさせてくれる言葉やな。
【本家本元】ほんけほんもと
【意味】
最も正統で、おおもとをなす血筋の家や人、また、流派や商売。分家に対して、その分かれ出たもとの家。転じて、物事の発端となった出来事や中心人物。
それから、それが一般的に一番元のところ、最初の起源を表す言葉として使われているんだよ。
例えば、家族の中で一番最初に生まれた家や、物事の一番根っこにあたるところを指すんやな。
これは、「大切なものは元をたどると一番始まりのところにある」って教えてくれる言葉なんやで。
【本地垂迹】ほんじすいじゃく
日本の神々は、インドの仏や菩薩が人間を救うために、仮の姿となって現れたという考え方。
【本末転倒】ほんまつてんとう
【意味】
重要なこととそうでないことを、取り違えること。
本来重要なものが後回しになり、本来は小さな問題が大きく取り上げられてしまうんだ。
本当に重要なことを忘れて、ちっちゃなことにばかり目を向けるんや。
これは、「大切なことと些細なことを正しく区別する必要性」を教えてくれる言葉なんやで。
思いっきり飲んだり食べたりする、というイメージがあるんだ。