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【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「ち」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【治外法権】ちがいほうけん

外国の領土にいながら、その国の法律ではなく、自分の国の法律に従うことを許される権利。


【遅疑逡巡】ちぎしゅんじゅん

遅疑逡巡

【意味】
決断できずに、ぐずぐずしていること。

四字熟語の博士
「遅疑逡巡」という四字熟語は、いつまでも迷ってしまって、決めることができない状況を表しているんだよ。
なかなか答えを出すことができず、ぐずぐずしてしまうという意味が込められているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「ずっと迷い続けて、なかなか決められへん」ってことやな。
わからんことがあると、すぐに答えを出せへんで、ぐるぐる考えてしまうんやな。
これは、「迷ってばっかりいないで、思い切って決断すること」が大切やって教えてくれる言葉やで。

【魑魅魍魎】ちみもうりょう

魑魅魍魎

【意味】
様々な化け物。転じて、悪いことをたくらむ人物の例え。

四字熟語の博士
「魑魅魍魎」という四字熟語は、様々な種類の妖怪や化け物を指す言葉だよ。
さらに、その比喩的な意味としては、自分の利益のためにこそこそと暗躍する人々を表現しているんだ。
助手ねこ
おお、それはもう、さまざまな「お化けや怪物」みたいなもんやな。
でも、それだけじゃなくて、「ひそかに悪さする人」のことも言うんやな。
見えんとこで自分だけ得することをするような人を、この「魑魅魍魎」という言葉で警戒するんやろな。
それって、「人のことを考えて行動する大切さ」を教えてくれるんやな。

【知勇兼備】ちゆうけんび

知勇兼備

【意味】
知恵と勇気を兼ね備えていること。

四字熟語の博士
「知勇兼備」という四字熟語は、頭が良くて、それに加えて勇気もあるということを意味しているんだよ。
頭と心、両方を備えているということだね。
助手ねこ
ええなぁ、それは。「賢くて、かつ勇気もある」ってことやな。
考える力と、行動する力の両方があるんやな。
これは、「頭と心、どっちも大切」って教えてくれる言葉やで。


【中途半端】ちゅうとはんぱ

中途半端

【意味】
物事が不完全で未完成なさま。どっちつかずで徹底しないこと。

四字熟語の博士
「中途半端」という四字熟語は、始めたことが最後まで完成されず、結果が出ない状態を指すんだよ。
また、全力で取り組むのではなく、中途半端な態度を持つことを示す言葉でもあるんだ。
助手ねこ
それは、ええと、「はじめたことを最後までやらずに、中途半端におわっちゃう」ってことやな。
また、「がんばるべきところで、ほんまにがんばらずに、どっちつかずな感じになっちゃう」ってことも言うんやで。
これは、「始めたことは最後までやりきる大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【中肉中背】ちゅうにくちゅうぜい

中肉中背

【意味】
太ってもいず、やせてもいず、背は高くもなく低くもない、バランスのとれた平均的な体格のこと。

四字熟語の博士
「中肉中背」という四字熟語は、人の体格を表す言葉だよ。
これは、太すぎず痩せすぎず、背が高すぎず低すぎない、というバランスの良さを表しているんだ。
助手ねこ
それは、「普通体型の人」を表してるんやな。
ピチピチのボディービルダーやガリガリの人じゃなくて、ちょうどいい感じの体型や。
背も高すぎず低すぎず、太りすぎずやせすぎず。
これは「健康的な体型の大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【昼夜兼行】ちゅうやけんこう

昼夜兼行

【意味】
昼夜をわかたずに仕事をすること。また、昼も夜も休まず道を急行すること。

四字熟語の博士
「昼夜兼行」は、昼も夜も休まず進み続けることを表しているんだよ。
つまり、昼夜を問わず、物事を続けることをいうんだ。
助手ねこ
そやから、「昼も夜もずっと進む」ってことなんやな。
昼も夜も休まずに進んで行くってことは、とっても頑張っているってことやな。
これは、「休むことなく頑張り続けることの大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【朝三暮四】ちょうさんぼし

朝三暮四

【意味】
目の前の違いに心を奪われて、結果が同じになることに気がつかないこと。また、ことば巧みに人をだますこと。


【張三李四】ちょうさんりし

張三李四

【意味】
どこにでもいるような普通の人。

四字熟語の博士
「張三李四」という四字熟語は、特に特徴のない、ごく普通の人々を指す表現なんだよ。
言わば、ありふれた平凡な人物を表すのがこの四字熟語だね。
助手ねこ
ほな、「張三李四」は、「普通の一般人」って意味なんやな。
特別なことなんもない、普通のおっちゃんやおばちゃんを表すんやな。
これは、「一般人も大切」ってことを教えてくれるんかな。

【長者三代】ちょうじゃさんだい

長者三代

【意味】
金持ちは、せいぜい三代までしか続かないということ。

四字熟語の博士
「長者三代」という四字熟語は、お金持ちの家庭も三世代までと言って、それ以降は続かないことが多い、という意味だよ。
これは富の持ち続けることの難しさを教える言葉なんだ。
助手ねこ
それって、すなわち、「お金持ちの家でも、3代でお金持ちが続かへんことが多い」っていうことやな。
お金を持つって難しいけど、それを守り続けるのもまた難しいんやで。
これは、「お金持ちでも注意しないと、すぐに貧乏になる」ってことを教えてくれる言葉やな。


【長身痩躯】ちょうしんそうく

長身痩躯

【意味】
背が高く、体つきが痩せていること。

四字熟語の博士
「長身痩躯」は、背が高くて体が細い人のことを表す四字熟語なんだよ。
まるで長くて細い木のように、頭が高く雲に届きそうな人を想像してみてね。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「背が高くて、体がスリム」っていう人を指すんやな。
大きな木みたいに、すっと長く、そして細い姿が特徴的なんやな。
これは、「高身長でスリムな体型」を表す四字熟語やで。

【丁丁発止】ちょうちょうはっし

丁丁発止

【意味】
激しい音をたてて、刀などで斬り合う様子。転じて、互いに激しく言い合う様子。

四字熟語の博士
「丁丁発止」という四字熟語は、非常に激しい議論や意見のやり取りを表しているんだよ。
また、剣などで激しく音を立てて戦うさまも意味するんだ。
この言葉は、人々が熱心に考えをぶつけ合う様子を表しているんだ。
助手ねこ
それなら、「みんながぐんぐん意見を出して、激しく話し合う」って感じか。剣でぶつかるように、誰もが自分の考えをぶつけ合ってるんやな。
これは、「意見をぶつけ合って解決を目指すこと」を教えてくれる四字熟語やで。

【朝朝暮暮】ちょうちょうぼぼ

朝朝暮暮

【意味】
毎朝毎晩。いつも。

四字熟語の博士
「朝朝暮暮」という四字熟語は、毎日の朝と夕方を表すんだよ。
朝から夕方までの毎日を重ねる、という意味があるんだ。
助手ねこ
そやな。「毎日、朝から晩まで」っていう意味やな。
朝起きて、夕方まで過ごす、その日々を繰り返すんやな。
これは、「毎日の生活」を表す言葉やで。

【長汀曲浦】ちょうていきょくほ

長汀曲浦

【意味】
曲がりくねって長く続いている海辺。

四字熟語の博士
「長汀曲浦」という四字熟語は、長い続く海辺と、曲がりくねった美しい湾を指すんだよ。
視界を楽しませる美しい海辺の風景を表現しているんだ。
助手ねこ
ええなぁ。それは「長ーい海岸と、くねくねとした湾があるきれいな景色」を表してるんやな。
美しい海辺を見て、心が癒されるんやろな。
これは、「美しい自然の風景を大切にする」って気持ちを教えてくれる言葉やね。

【跳梁跋扈】ちょうりょうばっこ

跳梁跋扈

【意味】
悪人などがはびこり、我がもの顔に振る舞うこと。
世間から疎まれるような人たちが好き勝手に振舞い、横暴な態度をとること。

四字熟語の博士
「跳梁跋扈」という四字熟語は、悪者や問題を起こす人が力を振るい、自分の好きなように振舞うことを表しているんだよ。
そのままの意味だと、何をされても抵抗できない弱者の立場を象徴しているような言葉だね。
助手ねこ
つまり、「悪いやつらが勝手にやりたい放題」ってことなんやな。
悪いやつがみんなを圧倒して、自分の好きなことをするみたいな。
まあ、「力を持った者の行き過ぎた振る舞い」を注意深く見ることの大切さを教えてくれる言葉やな。

【朝令暮改】ちょうれいぼかい

朝令暮改

【意味】
朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。

四字熟語の博士
「朝令暮改」は、政策や命令が頻繁に変わり、一定せずに変動している状況を表す四字熟語なんだよ。
朝に出した命令が、すぐに夕方には変わってしまうというイメージから来ているんだ。
助手ねこ
あれやな、それは「決まったことがすぐに変わっちゃう」ってことやな。
朝に言ったことが、もう夕方には変わってしまうなんて、ちょっと困っちゃうよな。
これは、「安定せずにころころ変わること」を表すんやな。

【直情径行】ちょくじょうけいこう

直情径行

【意味】
周りの事などおかまいなしに、自分の感情のおもむくままに行動すること。
相手の気持ちや周りの状況を気にすることなく、自分の思うままに行動すること。

四字熟語の博士
「直情径行」というのはね、自分が感じたことをそのまま言葉や行動で示すことを表しているんだ。
自分の気持ちを直接的に、包み隠さず表現するという意味があるんだよ。
助手ねこ
あー、なるほどな。つまり、「思ったことをそのまま言う、またはやる」ってことか。
言いたいことをストレートに伝えるんやな。
これは、「自分の感情を隠さずに伝えること」を表してる言葉なんやな。

【直立不動】ちょくりつふどう

直立不動

【意味】
・真っすぐ立って、少しも身動きしないこと
・かかとをそろえてまっすぐに立ち、じっとして動かないこと。

四字熟語の博士
「直立不動」の意味は、まっすぐに立って、身動きを一切しない様子を示すんだ。
大切な人や、尊敬する人の前で、その人に対する敬意を表すときにとる姿勢を指しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「全然動かずに、まっすぐ立ってる」ってことやな。
大人や先生の前で、敬意を表すために、じっと立って動かないような状況をいうんやな。
これは、「相手を尊重するときには、しっかりとした態度を示す大切さ」を教えてくれる言葉やな。


【猪突猛進】ちょとつもうしん

猪突猛進

【意味】
周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。

四字熟語の博士
「猪突猛進」は、一つの目標に対して、何も考えずに全力で突き進む様子を表す四字熟語なんだよ。
野生のイノシシがまっすぐに突進するイメージから来ているんだ。
助手ねこ
それはもう、「目の前のことだけ見て、ガンガン進む」って感じやな。
イノシシみたいに、まっすぐに突っ走るように、何も考えずに全力で目標に向かって進むんやな。
これは、「考える前に行動することの大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【沈思黙考】ちんしもっこう

沈思黙考

【意味】
沈黙して深く考えること。

四字熟語の博士
「沈思黙考」というのは、静かにじっくりと考えることを表しているんだよ。
黙って深く何かを考えるというイメージがあるんだ。
助手ねこ
それは、つまり、「黙ってじっくり考える」ってことやな。
おおっと、これは大切なことやで。何かを解決するとき、何も話さずにじっくりと考えるのが必要なんやな。
この言葉は、「静かに考える大切さ」を教えてくれるんや。

【沈着冷静】ちんちゃくれいせい

沈着冷静

【意味】
冷静で落ち着いているさま。
何事にも落ち着いて、物事に動じないこと。

四字熟語の博士
「沈着冷静」は、どんな事情でも冷静さを保ち、しっかりと落ち着いて行動することを表す言葉なんだよ。
物事に動じず、理智を保ち続けるという意味が込められているんだ。
助手ねこ
あー、なるほどな。「なんでもビックリしないで、落ち着いて考えて行動する」ってことやな。
なんか大変なことが起こっても、混乱せずに落ち着いて考える力があるってことか。
これは、「大事なときほど落ち着いて考える大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【珍味佳肴】ちんみかこう

珍味佳肴

【意味】
めったに食べられない、たいへんおいしいごちそう。

四字熟語の博士
「珍味佳肴」は、とても珍しくて、おいしい食べ物やすばらしい料理を指す四字熟語なんだよ。
これは、とびっきりのご馳走を表しているんだ。
助手ねこ
ええなぁ。それは、つまり、「めちゃめちゃ珍しくてうまいもん」ってことやな。
特別なお祝い事とかで、テーブルに並ぶ、おいしすぎるごちそうを表してるんやな。
これは、「食べるものの豪華さや特別感」を伝えてくれる言葉やで。

【沈黙寡言】ちんもくかげん

沈黙寡言

【意味】
落ち着いていて、無口なこと。

四字熟語の博士
「沈黙寡言」は、口数が少なく、落ち着いていることを表しているよ。
普段からあまり話さない、黙っていることが多い、という意味だね。
助手ねこ
そっかー、それは要するに、「あんまりしゃべらん人やな。いつも静かで落ち着いてる」ってことやろ?
言葉を選んで話す人、またはあまりしゃべらん人を表す言葉なんやね。


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