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【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「し」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【思案投首】しあんなげくび

思案投首

【意味】
良い考えが浮かばず、困りきっている様子。

四字熟語の博士
「思案投首」という四字熟語は、じっくりと深く考えることを表しているんだよ。
首を前に傾けて、とても真剣に考え込む様子を描いているんだ。
助手ねこ
なるほどな、それは「ええとええと、じっくり考える」って感じやな。
首をちょっと前に出して、真剣に考えるんやな。
これは、「難しい問題でもじっくり考える大切さ」を教えてくれる言葉やね。

【尸位素餐】しいそさん

尸位素餐

【意味】
ろくに働きもしないで、無駄に給料をもらっていること。また、才能もないのに、高い役職についていること。

四字熟語の博士
「尸位素餐」という四字熟語は、大切な仕事を任されているのにそれを果たさず、給料だけをもらっていることを表すんだ。
また、必要な能力や品格がないのに、高い地位にいる人を指す言葉でもあるんだよ。
助手ねこ
なんやそれ、ちょっとええかっこしてるけど、本当は仕事ちゃんとやらへんで給料だけもらってる人のことやな。
それとも、ええ地位にいるのに、それにふさわしい才能や性格がない人のことか。
こういう人、見つけたら「ちゃんと仕事せんとあかんで!」って教えてやるべきやな。

【詩歌管弦】しいかかんげん

詩歌管弦

【意味】
詩歌を吟じ、楽器を奏でること。また、広く文学と音楽のこと。

四字熟語の博士
「詩歌管弦」という四字熟語は、詩や歌を吟じて楽しむことや、楽器を奏でることを指すんだよ。
さらに広く解釈すると、文学と音楽全般を表現しているとも言えるんだ。
助手ねこ
ほんまやな。つまり、「歌を歌ったり、詩を読んだり、楽器を弾いたりする」ってことやんな。
そして、「詩や音楽を楽しむ」こと全体を表す言葉でもあるんや。
詩を吟じたり、楽器を奏でたりして、心地よい時間を過ごすんやな。
これは、「芸術を楽しむ大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。


【四海兄弟】しかいけいてい

四海兄弟

【意味】
世界の人々は、皆、兄弟のように愛し合うべきだということ。

四字熟語の博士
「四海兄弟」という四字熟語は、世界中の人々がお互いに敬意を持ち、心からの思いやりを持って接すれば、みんなが兄弟のように仲良くなることができる、という意味だよ。
それが理想的な関係性だとも言えるね。
助手ねこ
ええなあ、それはつまり、「どんなに遠く離れてても、心が通えば皆、兄弟みたいになれる」ってことやな。
相手を大切に思う気持ちがあれば、どこにいても仲良くなれるってわけやな。
これは、「思いやりの心で全ての人と仲良くする大切さ」を教えてくれる言葉やねんな。

【四角四面】しかくしめん

四角四面

【意味】
非常に真面目で、堅苦しいこと。また、そのような人。

四字熟語の博士
「四角四面」という四字熟語は、人がとても真面目で、ちょっと面白みがない状況を表しているんだよ。
四角っぽいものは、端が整っていてバランスが良いけれど、面白さや変わった部分が少ない、という意味があるんだ。
助手ねこ
ほんなら、「すごくまじめでちょっとつまらん」ってことやな。
四角いものはキレイやけど、変わったところがなくてちょっとつまらない感じなんやな。
これは、「面白さを求めるのも大事やで」って教えてくれる言葉やな。

【自画自賛】じがじさん

自画自賛

【意味】
自分で自分のことをほめること。

四字熟語の博士
「自画自賛」という四字熟語は、自分の行動や発言を自分自身がほめることを表す言葉だよ。
自分で描いた絵を自分で賞賛する、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
ほんまやな。つまり、「自分のことを自分でほめる」ってことやな。
自分で描いた絵に自分で「ええ絵やな」と言うみたいな感じやな。
これは、「自分自身を過剰にほめる」ことを教えてくれる言葉なんやで。

【自家撞着】じかどうちゃく

自家撞着

【意味】
同じ人の言動や文章などが前後で矛盾していること。自分で自分の言行に反することをすること。

四字熟語の博士
「自家撞着」というのは、自分の言ったことや行った行為が、他の自分の行動や言葉と矛盾してしまうことを表すんだよ。
つまり、自分で自分の言ったことに反する行為をしてしまう、という意味なんだ。
助手ねこ
そういうことやったら、「自分で言ったことと自分でしたことがちゃう」ってことになるわな。
もう、まるで自分で自分のことを打ち負かしてしまう感じやんな。
これは、「自分の言動に一貫性を持つ大切さ」を教えてくれるんやろな。

【士気高揚】しきこうよう

士気高揚

【意味】
集団のやる気や熱意、意気込みが高くなること。または高くすること。

四字熟語の博士
「士気高揚」という四字熟語は、グループの中で全員のやる気や熱意が引き立つことを表しているんだよ。
皆が元気になり、やる気満々で何かをする状態を示しているんだ。
助手ねこ
ええとね、「士気高揚」は「みんなで一緒に何かをする時、みんなの元気ややる気がパワーアップする」って感じやな。
みんながうきうきしながら、元気いっぱいに何かをするんやで。
これは「集まったときにみんなが元気になる大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【時期尚早】じきしょうそう

時期尚早

【意味】
あることを行うにはまだ早すぎること。また、その様子。

四字熟語の博士
「時期尚早」という四字熟語はね、何かを始めるにはまだ早すぎる、時間がまだ熟していないという意味があるんだ。
何かを実行するためには、まだ時間的に早すぎる状況を指すんだよ。
助手ねこ
つまり、それは「まだまだ時間が足りへん、すぐにやるのは早い」ってことやな。
いくら急いでやりたくても、時が満ちるまでちょっと我慢しないとあかんという言葉なんやな。
これは、「焦らずに時を待つことの大切さ」を教えてくれるんやで。

【自給自足】じきゅうじそく

自給自足

【意味】
自分が必要なものを、自分で生産して間に合わせること。自分が必要な食料を自分で生育、収穫する生活スタイルをさすことが多い。

四字熟語の博士
「自給自足」、これは自分が必要とするもの全てを、自分自身で作り出してしまうことを言うんだ。
つまり、自分の力で生活を全うする、衣食住すべてを自分で手に入れることなんだよ。
助手ねこ
ええな!それは、自分で自分のために働くってことやな。
衣服や食べ物、住む場所まで、全部自分で用意して生活するねんな。
これは「自分で自分を支える力が大切」って教えてくれる言葉やな。

【四苦八苦】しくはっく

四苦八苦

【意味】
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。

四字熟語の博士
「四苦八苦」という四字熟語は、苦しい状況が重なってとても困難な状態を指す言葉だよ。
物事が思うように進まず、大変な困難に遭遇する様子を表しているんだ。
助手ねこ
ふ~ん、それはつまり、「苦労が苦労を呼ぶ、大変な状況」ってことやな。
思う通りにいかへんで、ガッツリ苦労する感じやな。
これは、「とにかく苦しみながら頑張る様子」を描いてる言葉なんやで。

【試行錯誤】しこうさくご

試行錯誤

【意味】
新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。

「試行」を「思考」「志向」などと書くのは誤りである。気をつけましょう。
四字熟語の博士
「試行錯誤」というのは、何度も失敗しながらも新しい方法を試し続けて、最終的にはうまくいく結果を得ることを言うんだよ。
これは、問題を解決するために、何度も挑戦を重ねていく様子を表しているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「一回失敗したらまた別の方法で試す、そしてそれを何度も何度も繰り返す」ってことやな。
つまり、「あきらめずに、違うやり方を探し続けて、うまくいく方法を見つけ出す」って感じやな。
これは、「失敗を恐れずに新しいことに挑戦する大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【自業自得】じごうじとく

自業自得

【意味】
自分の悪行の報いを自分が受けること。一般に悪い報いにもちいられるが、元来は自分が受ける結果のすべては、自分が種をまいたものであるという仏教の因果の法則を表す語。自分の行為の報いを自分自身がうけること。一般に、悪業の報いを受けることにいう。

四字熟語の博士
「自業自得」という四字熟語は、自分のした行動の結果が、自分自身に戻ってくることを言うんだよ。
普通、悪い行為をした時の報いに使われるんだ。
助手ねこ
それはつまり、「自分のやったことが自分に返ってくる」ってことやな。
普段は悪いことをしたときに、その結果が自分に降りかかる状況を言うんやな。
これは、「悪いことをしたら、それが自分に返ってくるんやで」を教えてくれる言葉やな。

【自己犠牲】じこぎせい

自己犠牲

【意味】
自分を犠牲にして他のために尽くすこと。

四字熟語の博士
「自己犠牲」という四字熟語はね、自分の利益や幸せを犠牲にして、他人のために何かをすることを指すんだよ。
つまり、自分が困難に耐えることで、他の人を助けるという意味だ。
助手ねこ
ええなぁ。それは、「自分が大変な思いをしてでも、友達や家族、他の人たちを助ける」ってことなんやな。
自分がちょっと我慢して、みんなのために何かをする。それが「自己犠牲」やな。
自分のためじゃなく、みんなのために何かをする大切さを教えてくれる言葉やね。


【自己嫌悪】じこけんお

自己嫌悪

【意味】
自分に嫌気がさして、自分自身をうとんじること。

四字熟語の博士
「自己嫌悪」というのは、自分のことが自分自身で嫌いになるということを言うんだよ。
自分の行動や性格、何かと自分自身を否定する状態を表しているんだ。
助手ねこ
そういうことか。それは、「自分のことが自分で嫌になっちゃう」ってことやな。
自分のことを見つめ直すときに、自分の悪いところが見えてくることもあるけど、それがずっと続くと自分が嫌いになっちゃうんやな。
でも、自分を否定しすぎずに、良い部分も見つけることが大切やな。

【自己陶酔】じことうすい

自己陶酔

【意味】
自分自身の言葉や考えなどを素晴らしいものとして、自分自身に酔いしれること。自分自身をこよなく愛する人のこと。

四字熟語の博士
「自己陶酔」とは、自分の考えや言葉が素晴らしいと思って、それにひたすら溺れてしまうことを指すんだよ。
自分自身を褒め称えて、その中に浸っている状態のことを言うんだ。
助手ねこ
ええな、それはもう「自分のことをええ感じに思い込んで、ずっとその世界に浸っている」ってことやな。
自分のことばっか考えて、それがすごいって思ってしまうんやな。
これは、「自分を褒めることが過ぎると、現実が見えへんくなる」って教えてくれる言葉やわな。

【自己満足】じこまんぞく

自己満足

【意味】
自分自身や自分のおこなったことに対して、自分で勝手に満足してしまうこと。

四字熟語の博士
「自己満足」という四字熟語は、自分の行動や言葉に、自分自身が満足感を感じることを意味しているんだよ。
助手ねこ
そっかそっか、それなら、「自分のやったことや、自分の言ったことで、自分自身がニコニコ満足すること」ってことやな。
要するに、自分が自分を褒めて満足してるんやろな。

【自己矛盾】じこむじゅん

自己矛盾

【意味】
自分自身の考えや行動の中に、自分の否定するものが含まれていること。

四字熟語の博士
「自己矛盾」は、一人の人の言ったことや行動が、全体として一貫していない、つまり矛盾している状況を表す四字熟語だよ。
自分の言葉や行動が一致しないという意味があるんだ。
助手ねこ
それは「自分の言ったことややったことが、結局おんなじ方向を向いてない」ってことやな。
自分で自分のことを否定するような、おかしな状態をいうんやな。
まあ、自分でも自分を理解できなくなっちゃうような、そんな難しい状況を表してるんやで。

【士魂商才】しこんしょうさい

士魂商才

【意味】
武士の精神と商人の才覚を兼ね備えること。

四字熟語の博士
「士魂商才」という四字熟語は、商売に長けている一方で、武士のような心構えや精神も持つということを示しているんだよ。
実業家や商人が目指すべき理想の状態として語られることが多いんだ。
助手ねこ
それってつまり、「商売上手でも、武士のような気構えも忘れへん」ってことやな。
売ったり買ったりうまくできるけど、一方で、武士のような立派な心がまえも持ってるんやな。
これは、「どんなに成功しても心の中の品格を忘れずに」って言うんやろな。

【自作自演】じさくじえん

自作自演

【意味】
自分で計画したことを、全て一人で実行すること。

四字熟語の博士
「自作自演」という四字熟語は、自分で考えた計画や物語を自分自身で演じることを意味するんだよ。
つまり、自分で作った役割を自分で演じるということだね。
助手ねこ
なるほど、そういうことか。つまり、「自分で考えたお話を、自分で演じてみる」ってことやな。
お笑い芸人が一人で色々なキャラクターを演じるのもこれに近いかもしれんな。
自分が思いついたお話を自分で表現することやね。

【自殺行為】じさつこうい

自分で、自分自身をほろぼしてしまうような行為。


【時時刻刻】じじこっこく

時時刻刻

【意味】
その時その時という意味。物事が引き続いて起こることをいう。また、次第次第や時を追ってという意味。

四字熟語の博士
「時時刻刻」という四字熟語は、時間が経過するにつれて、その瞬間、その瞬間を表すんだ。
つまり、時間が過ぎていく様子を示しているんだよ。
助手ねこ
ええ、それは、「その時々に合わせて」ってことやな。
時間がどんどん流れて、ずっと止まることなく、物事が次から次へと進んでいくんや。
これは、「段々と進んでいくさま」を教えてくれる言葉やな。

【子子孫孫】ししそんそん

子子孫孫

【意味】
末代まで。孫子の代まで。代々。子孫の続く限りの意。

四字熟語の博士
「子子孫孫」という四字熟語は、子供からその子供、そのさらに子供というように、子孫が続いていくことを表しているんだよ。
何世代も続いていくという意味があるんだ。
助手ねこ
ほな、これは「自分のこども、そのこども、またそのこども…って、ええとこどんどん続いていくこと」やな。
自分の子孫がどんどん増えていくんやな、これは。
「自分の家系がずーっと続く」って意味なんやで。

【事実無根】じじつむこん

事実無根

【意味】
事実に基づかない話。実際とはまったく違うこと。根拠がまったくない作り話で、根も葉もないでたらめ。

「事実無根の罪」などと表現される。
四字熟語の博士
「事実無根」はね、証拠や根拠が一切なく、全くのでたらめな状況を指すんだよ。
いわば、全く根拠のないこと、つまり、根も葉もない状態を表すんだ。
助手ねこ
そやから、「証拠もなしに何かを言う」みたいなことやな。
ツリーには根っこが大事やけど、それがないってことは、それが完全にでたらめってことやな。
この「事実無根」、つまり、「何の根拠もないでたらめなこと」を教えてくれる言葉なんやで。

【事事物物】じじぶつぶつ

事事物物

【意味】
あらゆる物事。一つ一つ全ての事柄、それぞれの物事という意味。

四字熟語の博士
「事事物物」という四字熟語はね、全ての物や出来事、一つ一つのことを詳細に、丁寧に指すんだよ。
それぞれの全ての物事を含んでいるんだ。
助手ねこ
あー、それって、「全部のことこと、モノモノ」ってことやな!
ひとつひとつの出来事やもの、全部全部をひっくるめて言うんやな。
こういうのは、「細部まで把握する大切さ」を教えてくれるんちゃうか。

【獅子奮迅】ししふんじん

獅子奮迅

【意味】
獅子が暴れ回っているような、激しい勢い。またそのように、激しく行動すること。

四字熟語の博士
「獅子奮迅」という四字熟語は、獅子が獲物を狙うときのように、すごい勢いで活動することを指すんだよ。
それは果敢な意気込みで事に対処する姿や、猛烈な活動、華々しい活躍を表しているんだ。
助手ねこ
ほんまやな。それは、「ライオンが獲物を追いかけるように、全力で活動する」ってことやな。
怖いもの知らずで問題に立ち向かったり、とても活気に満ちた活動をしたり、目立つような働きをするんやな。
これは、「一生懸命に頑張る姿」を表す言葉やで。

【史上空前】しじょうくうぜん

史上空前

【意味】
今までに一度もないほど珍しいこと。それまでに一度も比較できるものがないくらい珍しいこと。

四字熟語の博士
「史上空前」は、過去に一度も経験されていない、非常に珍しい事象を指す言葉なんだよ。
つまり、これまでにないほど特殊な状況や出来事を表現するときに使われるんだ。
助手ねこ
ええっ、それはつまり、「今までに一度もないほどすごいこと」ってことやな。
だから、「史上空前」って言ったら、「うわっ、これはもう今までにないほどすごいやつや!」っていう感じの意味になるんやな。

【自縄自縛】じじょうじばく

自縄自縛

【意味】
自分の言ったことやしたことが自分を縛りつけ、自由に振舞えずに苦しむこと。

四字熟語の博士
「自縄自縛」という四字熟語は、自分自身の言動が自分を制約し、自由に動くことができなくなる状況を表しているんだよ。
まるで自分で作った縄で自分自身を縛ってしまうような状況を描いているんだ。
助手ねこ
ほんなら、それは「自分の言動で自分自身を困らせてしまう」ってことやな。
まるで自分で作ったルールに自分が捕まっちゃうようなんやな。
これは、「自分の行動によって自分が苦労する」っていう事態を教えてくれる言葉なんやで。

【至上命令】しじょうめいれい

至上命令

【意味】
他のどんなことよりも優先して行わなければならない事柄、また絶対に服従しなければいけない絶対的な命令のこと。

四字熟語の博士
「至上命令」という四字熟語は、何があっても絶対に守らなければならない命令を表しているんだよ。
何が起ころうとも、それを守ることが最も重要なんだ。
助手ねこ
それはつまり、「何があっても必ず守らなあかん命令」ってことやな。
たとえ地震が来ても、台風が来ても、それはどんな状況でも守らなあかんルールやんな。
これは、「絶対に守るべきルールの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【自然淘汰】しぜんとうた

自然淘汰

【意味】
時の経過とともに、優れたものが生き残り、劣っているものが滅んでいくこと。

四字熟語の博士
「自然淘汰」という四字熟語は、自然界で、環境にうまく合わせられる強い生き物が生き残り、そうでない弱い生き物は自然に消えていくという考え方だよ。
助手ねこ
あー、なるほどなぁ。それは、言うなれば、「自然界では、強いものや上手に生きるものだけが生き残り、弱いものや上手く生きられへんものは自然に消えていく」ってことやな。
それに、へたくそなものは消えて、ええものだけが残る、ってこともあるんやな。
この言葉は、「強さや質の良さが生き残る自然のルール」を教えてくれるんやで。

【時代錯誤】じだいさくご

時代錯誤

【意味】
時流に合わず逆行していること。または、ちがった時代のものをいっしょにして取りあつかう誤り。
いつまでも昔ふうのものに固執し、時代遅れの古い考えや行動を意味する。
時代の流れを無視して、昔のままを踏襲しようとするようす。

四字熟語の博士
「時代錯誤」という四字熟語は、今の時代とは逆行するような行動や考え方をすることを表しているんだよ。
現代とは違う、古い考え方や行動を持ち続けている状態を指すんだ。
助手ねこ
つまり、「時代と合わへん、古い考え方や行動をしてる」ってことやな。
新しい時代になっても、昔のままの思考や動きを持ち続けるんやな。
これは、「時代に合わせて変わる大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【時代思潮】じだいしちょう

時代思潮

【意味】
その時代時代の社会にて主流となっている思想の傾向のこと。

四字熟語の博士
「時代思潮」という四字熟語は、その時代の社会で多くの人が共有する、主要な考え方や意見の流れを表しているんだよ。
それは、その時代を特徴づける思考の風向きのようなものだね。
助手ねこ
ええ、それはつまり、「その時代のみんながどんなことを考えてるか」を表してるんやな。
時代によってみんなの考え方は変わるから、それを表すんやな。
これは、「みんながどう考えるかは時代による」ってことを教えてくれる言葉やな。

【事大主義】じだいしゅぎ

事大主義

【意味】
自分の考えを持たず、勢力の強い者に従って、自己保身を図ろうとする考え方や態度、傾向。
自らの明確な主義や主張を持たず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする態度や考え方。

四字熟語の博士
「事大主義」というのはね、自分が本当に信じるものを持たずに、大きな力や流行に合わせて行動することで自分を守ろうとする考え方を表すんだよ。
助手ねこ
そやな。つまり、「自分の考えはなくて、強い人や流行りのものにすぐに合わせて、自分を守る」ってことやな。
大人の世界ではよくある話やけど、自分の意志をしっかり持つことも大事やねんで。

【舌先三寸】したさきさんずん

舌先三寸

【意味】
口先だけでうまく相手をあしらうこと。うわべだけのうまい言葉で、心や中身が備わっていないこと。

四字熟語の博士
「舌先三寸」という四字熟語はね、言葉を巧みに使って人をだましたり、説得したりすることを表しているんだよ。
口の中の小さな舌で大きなことを成し遂げる、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
ええなぁ、それはもう、「話がうまくて、人をどんどん説得できる」ってことやな。
小さな舌でも、上手く使えば大きなことができるんやな。
でも、これは「言葉を使って人をだますな」って注意するための言葉やな。

【七転八起】しちてんはっき

七転八起

【意味】
何度失敗してもくじけず、果敢に立ち上がって努力すること。不退転。
人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。

四字熟語の博士
「七転八起」という四字熟語は、何度も失敗しても諦めず、何度でも立ち上がって努力し続けることを指すんだよ。
失敗や敗北にくじけず、何度でも新たに挑戦をするという強い心意気を表現しているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「ヘコんでも何度でも立ち直る」ってことやな。
うまくいかへんことがあっても、そこから学んで再度挑戦するんや。
これは、「あきらめずに頑張り続けることが大事」っていうメッセージが込められてるんやな。

【七転八倒】しちてんばっとう

七転八倒

【意味】
激しい苦痛で、転げ回って、もがき苦しむこと。「七」「八」は回数が多いこと。何度も転んでは起き、起きては転ぶ意。

四字熟語の博士
「七転八倒」という四字熟語は、とても辛い痛みや悲しみに耐えながら、もがき苦しむ様子を表しているんだよ。
また、混乱してどうにもならない状況を示すこともあるんだ。
助手ねこ
それやったら、まるで「すごく苦しくてもがいて転がり回る」って感じやな。
それか、「ものすごく混乱してる状況」を言うんやな。つまり、ほんまに大変な時に使う言葉やね。

【七難八苦】しちなんはっく

七難八苦

【意味】
様々な苦難や災難、苦しみや困難のこと。
人間の受けるさまざまな苦難に出会うこと。
多くの苦難が重なること。

四字熟語の博士
「七難八苦」という言葉は、様々な困難や災難に直面することを表しているんだよ。
これはつまり、多くの問題や困難が立ちはだかることからくる表現なんだ。
助手ねこ
それはつまり、「色んな困難や災難にぶつかる」ってことやな。
イメージとしては、一つの困難を乗り越えたら次から次へと新しい困難がやってくる、って感じやな。
でもな、この言葉は、「いくつもの困難に立ち向かう強さ」を表してるんやで。

【四通八達】しつうはったつ

四通八達

【意味】
道路網や交通網、通信網が広く四方八方に通じていること。
交通網が発達していて、交通や往来が盛んでにぎやかなで活気のある場所のこと。

四字熟語の博士
「四通八達」という四字熟語は、道路が全方向、つまり四方八方に伸びていて、とても交通の便が良い状況を表しているんだよ。
それから、たくさんの人々が行き来して、とても活気がある場所のことも言うんだ。
助手ねこ
ええと、「道がいっぱい広がって、どこへでも行けるようになってる」ってことやな。
あとは、「人がたくさん出入りして賑やかなとこ」ってことも指すんやな。。
これは、「便利さ」や「活気」を表す言葉やね。

【質疑応答】しつぎおうとう

質疑応答

【意味】
質問と、それに対する答え。また、そのようなやり取り。

四字熟語の博士
「質疑応答」という四字熟語は、会議などで行われる質問とその答えを交わすやり取りのことを指すんだよ。
質問をする側からの疑問を解消し、答える側からの説明を深めるための交流だよ。
助手ねこ
それは、「会議や授業で、わからんところを質問して、先生や他の人がそれに答えるやり取り」ってことやな。
誰かが質問すると、それに対して説明があるんやな。
これは、「わからんことは聞いて解決する」っていう大切さを教えてくれる言葉なんやで。

【失敬千万】しっけいせんばん

失敬千万

【意味】
ひどく礼儀にはずれること。極めて、失礼であること。

四字熟語の博士
「失敬千万」は、言ってみれば、本当に失礼な行動や態度を示すときに使う四字熟語だよ。
はなはだしく無礼な状況を表現するために使われるんだ。
助手ねこ
ええと、それは「すんごい失礼なことをする」って意味なんやな。
自分の行動が他人を困らせてしまうほど、ほんまに礼儀知らずなんてことやで。
これは「他人に迷惑をかけるほど無礼な行動はダメやで」と教えてくれる言葉やな。


【日月星辰】じつげつせいしん

日月星辰

【意味】
太陽や月、星などの天体が交わるところ。天空。空。

四字熟語の博士
「日月星辰」という四字熟語はね、太陽や月、星といった天体が存在する空や天空のことを指すんだよ。
あらゆる天体が交わる美しい空のイメージがここには込められているんだ。
助手ねこ
ほな、それは「太陽や月、星がちょうど交わるところ、つまり空や天空」を表してるんやな。
昼も夜も星もみんな一緒に存在する空、それが「日月星辰」なんやな。
これは「空の美しさや広大さ」を感じさせてくれる言葉なんやで。

【質実剛健】しつじつごうけん

質実剛健

【意味】
自分を良く見せようとかざるところがなく、真面目で強くたくましいこと。

四字熟語の博士
「質実剛健」は飾り気がなくて、力強く頼りになる様子を表すんだよ。
真面目で飾らない性格で、しっかりとした強さを持つという意味があるんだ。
助手ねこ
なるほどな、つまり「ありのままの自分で、頼もしくてしっかりしてる」ってことやな。
あんまり飾ったりせず、まっすぐで強い人を表す言葉やね。
これは、「飾らずにまっすぐに生きる強さ」を教えてくれるんやで。

【質素倹約】しっそけんやく

質素倹約

【意味】
贅沢をせず、つつましく生活すること。

四字熟語の博士
「質素倹約」は、飾りっ気なく、質素に暮らし、物事を節約する生活のことを指すんだよ。
特に無駄を排して、必要最小限のものだけで生活する、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「派手な生活をせずに、シンプルに生活する」ってことやな。
必要なものだけで生活して、無駄なものは使わへんようにするんやな。
これは、「生活に無駄を出さない大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【叱咤激励】しったげきれい

叱咤激励

【意味】
大声で激しく叱ったり励ましたりして、奮い立たせる事。鼓舞すること。
力づける。

四字熟語の博士
「叱咤激励」という四字熟語はね、大声で人を叱ることもあれば、同時に人を勇気づけて励ますこともを指すよ。
そのことによって、相手が元気になったり、勇気づけられたりするんだ。
助手ねこ
ああ、つまり、「大きな声でほめたり叱ったりして、元気を出させる」ってことかいな。
時には厳しく、時には優しく、相手の気持ちを盛り上げるんやな。
これは、「人を励ますための方法」ってわけやな。

【失地回復】しっちかいふく

失地回復

【意味】
1 奪われた土地を取り返すこと。
2 失われた地位や勢力などを取り戻すこと。

四字熟語の博士
「失地回復」は、奪われたものを取り戻すことを指すんだよ。
これは土地だけでなく、失われた地位や力も含まれるんだ。
助手ねこ
それは、ええと、「取られたものをがんばって取り返す」ってことやな。
場所や、失った立場、ちからとかも含まれるんやで。
これは、「ものを失っても諦めずに取り戻す勇気」を教えてくれる言葉やな。

【十中八九】じっちゅうはっく

十中八九

【意味】
ほとんど。十のうち、八か九は間違いないの意味。

四字熟語の博士
「十中八九」という四字熟語は、十分の八または九という意味で、つまり、ほとんどの確率で、という意味があるんだよ。
大方、その事が起こると考えられるときに使うんだ。
助手ねこ
そっかー、それは「ほぼほぼ、それがおこるやろな」っていう時に使う言葉なんやな。
10中8、9やから、ほとんど確実やねんな。
これは「かなり高い確率でそうなる」ってことを教えてくれる言葉やで。

【疾風迅雷】しっぷうじんらい

疾風迅雷

【意味】
事態が急速に変化することや、行動が非常にすばやいことの例え。

四字熟語の博士
「疾風迅雷」という四字熟語は、風がすごく速く吹いて、雷がすごく激しくなる様子を表しているんだよ。
これは物事が非常に速く、そして激しく進行することを表現しているんだ。
助手ねこ
ええな、それは「物事がすっごい速くて激しい動きをする」ってことやな。
風がビュンビュン吹いて、雷がゴロゴロ鳴るように、すごいスピードで動き回るんやな。
これは、「とても速く激しく行動する」って意味があるんやで。

【疾風怒濤】しっぷうどとう

疾風怒濤

【意味】
時代や社会の状況が激しく変化することのたとえ。
時代や事態が激しく変化するさまのたとえ。

四字熟語の博士
「疾風怒濤」という四字熟語は、ものすごく激しい風と波が吹き荒れる様子を表しているんだよ。
それが比喩として使われて、社会が大きく動き、大きな変化が起こる時期や状況を表すようになったんだ。
助手ねこ
そっか、それはつまり、「めちゃくちゃ変わる時期や、びっくりするような変化が起きてる」ってことやな。
すごい風が吹いて、大きな波が立つくらいの、どんどん変わる様子を表してるんやな。
これは、「大きな変化が起こる時の様子」を教えてくれる言葉やで。

【紫電一閃】しでんいっせん

紫電一閃

【意味】
刀を一振りしたときにきらめく、するどい光。転じて、極めて短い時間の例え。

四字熟語の博士
「紫電一閃」という四字熟語は、鍛え上げられた刀が一瞬で輝く様子を表しているんだよ。
その刀の閃光は、非常に早く動いていることを示している。
なので、この言葉は一般的に急な事態や緊急性を伝えるために使われるんだ。
助手ねこ
ええと、それは、「ほんの一瞬で何かが起こる」ってことやな。
研ぎ澄まされた刀がパッと光るように、急に何かが動き出すんやな。
これは、「事が急に動き出すとき」を表してる言葉なんやで。

【士農工商】しのこうしょう

江戸時代の身分制度。武士が一番上にきて、その下に農民、職人、商人が続く。


【地盤沈下】じばんちんか

地表面が沈み、位置が下がること。転じて、今まで保たれていた勢力が、衰えること。


【自分勝手】じぶんかって

自分勝手

【意味】
他人の都合を考えず、自分のためだけを考えて振る舞うこと。
自分の都合だけを考えて、他の人の迷惑などを考えずに行動すること。

四字熟語の博士
「自分勝手」という言葉は、他人のことを考えずに、自分のことだけを優先することを意味するんだよ。
自分だけが得をするような行動をとる様子を表しているんだ。
助手ねこ
なんや、それは「他人のことなんか気にせず、自分だけがいい思うようにする」ってことやな。
人のことを考えへんで、自分だけがええところ持っていく、そんなわがままな態度やな。
これは、「他人を思いやることの大切さ」を教えてくれる反面教師の言葉やで。

【四分五裂】しぶんごれつ

四分五裂

【意味】
ばらばらに分裂すること。秩序・統一を失って乱れ、ちりぢりばらばらになるようす。
「分」は分かれる、「裂」は裂ける。ものごとがばらばらに分かれる意味。

四字熟語の博士
「四分五裂」という四字熟語は、元々まとまっていたものがいくつもの部分に分かれてしまい、まるでばらばらになってしまうことを表しているんだ。
ひとつだったものが乱れてしまい、その調和が崩れてしまうという意味が込められているんだよ。
助手ねこ
ええな、そやったら、「全部まとまってたものが、いつのまにかバラバラになっちゃった」ってことやんな。
ピースがそこら中に散らばってしまうパズルみたいなもんやな。
これは、「まとまりを大切にしよう」って教えてくれる言葉やで。

【自暴自棄】じぼうじき

自暴自棄

【意味】
思い通りにいかないことから、「もう、どうにでもなれ」という気持ちになり、投げやりな行動に出てしまうこと。

ことわざ博士
「自暴自棄」は、自分のことを大切に思わずに、とても困っている状態を表しているんだ。具体的には、「もう何もかもダメだ」と思って、自分を守ることをやめてしまうこと、または、自分を無理に追い込むことを指すよ。
助手ねこ
例えば、学校のテストで悪い点を取ってしまったとき、落ち込んで「もう何もかもダメだ」と思って、勉強を全然しなくなってしまう状況とか、サッカーの試合で自分のミスで失点してしまったとき、「もう何もかもダメだ」と思って、試合をやめてしまう状況が「自暴自棄」になるよ。

【四方八方】しほうはっぽう

四方八方

【意味】
ありとあらゆる方向のこと。
周囲あらゆる方面。
すべての方角。
あちこち。

四字熟語の博士
「四方八方」という四字熟語は、周りの全ての方向、つまり、左右、上下、前後を含めたあらゆる方向を指しているんだよ。
まさに、どこを見てもその方向があるという状況を表しているんだ。
助手ねこ
なるほど、それは「どこでも、すぐそこに」ってことやな。
お前の前にも、後ろにも、左にも、右にも、まさにどっちを向いてもそこにあるってことやな。
これは、「周り全体を見て考える」って大事さを教えてくれるんやな。

【揣摩臆測】しまおくそく

揣摩臆測

【意味】
根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。
自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。
明確な根拠もなく、自分だけの想像で、物事の状況や人の事情・気持ちなどを、あれこれ推し量ること。

四字熟語の博士
「揣摩臆測」という四字熟語は、自分だけの思い込みで、他人の気持ちや状況を推測することを意味しているんだよ。
他人の心情を適当に推し量る、そんな感じだね。
助手ねこ
そういうことやったら、それは「自分だけの思い込みで、人の気持ちを勝手に推測する」ってことやな。
他人の心をなんとなく推し量る、なんてやつやで。
これは、「他人の気持ちを適当に推測するな」って教えてくれる四字熟語やな。


【四面楚歌】しめんそか

四面楚歌

【意味】
周りを敵に囲まれて苦しい立場に陥ったこと。誰の助けもなく孤立すること。

四字熟語の博士
「四面楚歌」は、周りが全部敵や反対者で、一人ぼっちの状態を表すんだよ。
味方や応援してくれる人が一人もいない、そしてみんなから非難されるような状態のことを言うんだ。
助手ねこ
それはもう、「周り全部が敵で、ひとりぼっち」って状態やな。
助けてくれる人が一人もおらん、みんなから文句を言われるような状況やで。
これは、「一人ぼっちでも立ち向かう強さ」を教えてくれるんやな。

【自問自答】じもんじとう

自問自答

【意味】
自分で問いかけ、自分で答えること。
自身の言動などを振り返り、過去を反省するときの様子。
自分の心の声をよく聞いてみるということ。

四字熟語の博士
「自問自答」という四字熟語は、自分自身に問いを投げかけ、それに自分で答えることを表すんだ。
つまり、自分で自分に問いかけ、それに自分で答えを出すという行為を指しているんだよ。
助手ねこ
そやから、それはつまり、「自分で自分に問題を出して、それに自分で答えを出す」ってことやな。
自分自身で疑問を立てて、それを解決するんやな。
これは、「自分で考える力」を育てる重要な方法を示してるんやで。

【杓子定規】しゃくしじょうぎ

杓子定規

【意味】
すべてに一つの基準や感覚を当てはめて判断・処理しようとする応用や融通の利かないやり方、態度。応用、融通のきかない考え方、方法論。

四字熟語の博士
「杓子定規」という四字熟語は、一つの方法や考え方に固執して、他の見方ができない状況を表すんだ。
だから、考え方が固い、柔軟性がない、という意味があるんだ。
元々は曲がった杓子の柄をまっすぐな定規のように使うという意味から来ているんだよ。
助手ねこ
ええと、それは「いつも同じ見方ばっかりで、他の方法を考えられへん人」を言うんやな。
まるで曲がったおたまの柄を、まっすぐな定規みたいに使おうとするくらい、考え方が頑固なんやで。
こういう言葉は、「いろんな考え方を受け入れることの大切さ」を教えてくれるんやな。

【弱肉強食】じゃくにくきょうしょく

弱肉強食

【意味】
弱いものが強いもののえじきになること。強い者が弱い者を思うままに感じて繁栄すること。

四字熟語の博士
「弱肉強食」という四字熟語は、弱い者が強い者に支配されるということを言うんだ。
つまり、力のある者が生き残る、という厳しい世界のことを表しているんだよ。
助手ねこ
それは「弱いもんは、強いもんのエサになる」みたいな意味やな。
つまり、強い者が勝って、弱い者が負ける、そんな厳しい世界を言うんやで。
これは、「生き残るためには強くなる必要がある」ってことを教えてくれる言葉やな。

【社交辞令】しゃこうじれい

心からそう思っているのではなく、付き合いをうまく進めるために用いる、決まり切ったあいさつや褒め言葉。


【洒洒落落】しゃしゃらくらく

洒洒落落

【意味】
さっぱりとして物事にとらわれないさま。人の性格や態度などについていう。

四字熟語の博士
「洒洒落落」とは、とてもさっぱりとした性格で、特定の物事に執着しない、という様子を示しているんだよ。
これはあっさりとした態度や性格、つまり洒脱さを表しているんだ。
助手ねこ
なるほど、それはつまり、「何にもこだわらず、サッパリした性格を持つ」ってことやな。
要するに、どんなことがあってもあまり深く考えず、いつもニコニコ、サッパリとしてるってわけやな。
これは「楽に生きる、何にも縛られない大切さ」を教えてくれるんやで。

【遮二無二】しゃにむに

遮二無二

【意味】
他のことに目を向けず、一つのことに対して強引に取り組む様子。

四字熟語の博士
「遮二無二」の意味は、考える前にすぐに行動することだよ。
後のことを気にせず、思いつきで行動するという様子を表しているんだ。
助手ねこ
なるほど、「考える前にどーんと行く」って感じやな。
後のことなんて考えずに、思いついたらすぐ行動するんやな。
これは、「考えずに行動する勢い」を表してるんやで。
でも、ちゃんと考えてから行動したほうがええこともあるから気をつけな、ほんまに!

【縦横無尽】じゅうおうむじん

縦横無尽

【意味】
自由自在に物事を行うさま。思う存分という意味。

四字熟語の博士
「縦横無尽」の意味は、制限なしに、自由自在に活動することだよ。
全力で思うままに行動する、という感じがあるんだ。
助手ねこ
それって、つまり、「なんも邪魔せんと、好きなようにやっていい」ってことやな。
思いっきり、自分の思う通りにやるんやな。
これは、「自分の思う通りに行動する自由さ」を表す言葉なんやな。

【自由闊達】じゆうかったつ

自由闊達

【意味】
心が広くて小さな物事にこだわらず、のびのびしているさま。
何事にも束縛されることなく、自らの意志を遂行できる様子。
度量が大きく、頼りがいのあるさま。

四字熟語の博士
「自由闊達」という四字熟語は、心が広くて、物事にとらわれない、自分らしく自由に振る舞うことを示しているんだよ。
何事にも縛られず、のびのびと自分らしく生きる、という意味が含まれているんだ。
助手ねこ
なるほどな。そんなことなら、「心を広く持って、何にも縛られずに自分らしく生きる」ってことやな。
気にせんでのびのびと自分のやりたいことをするんやな。
これは、「自分らしく自由に生きる大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【衆議一決】しゅうぎいっけつ

衆議一決

【意味】
多くの人の議論や相談によって、意見がまとまり決まること。

四字熟語の博士
「衆議一決」という四字熟語は、たくさんの人が議論を重ねて、結局は一つの意見に落ち着くことを言うんだよ。
みんなで考えて、最終的には一つの答えを見つけるという意味があるんだ。
助手ねこ
そうなんやな。それは「大勢で色んな意見を出し合った結果、一つの結論にまとまる」ってことやな。
みんなで話し合って、結果的には一つの答えを出すんやな。
これは、「みんなで考えることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【終始一貫】しゅうしいっかん

終始一貫

【意味】
始めから終わりまで変わらないこと。物事を貫き通す姿勢をいう。「一貫」は一つの方法・態度などを貫くこと。

四字熟語の博士
「終始一貫」という四字熟語は、始めから終わりまで自分の行動や考え方が全く変わらないということを表しているんだよ。
自分の信念や方針をぶれずに続けることを言うんだ。
助手ねこ
なるほど、それはつまり、「始めてから終わりまで、ずっと同じ考えや行動を続ける」ってことやな。
自分の主張や考え方をぶらさずにずっと貫くってことやで。
これは、「信じた道を進む大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。

【自由自在】じゆうじざい

自由自在

【意味】
自分の意のままにできること。また思う存分に振る舞うこと。

四字熟語の博士
「自由自在」という四字熟語は、自分の思う通りに物事を操ること、自分の意志に従って行動できることを示しているんだよ。
つまり、心から望んだことを思う存分実行できるという意味なんだ。
助手ねこ
ええと、それって「自分の思うとおりに、なんでもやれる」ってことやな。
なんでも自分の意志でコントロールできて、思う存分に行動できるんや。
これは、「自分の力で自由に動ける楽しさ」を教えてくれる言葉なんやで。

【周章狼狽】しゅうしょうろうばい

周章狼狽

【意味】
大いにあわてること。非常にあわてうろたえること。

四字熟語の博士
「周章狼狽」という四字熟語は、大変驚いたり、あわてたりして、とても混乱してしまう状況を表しているんだよ。
予想外の出来事に遭遇して、うろたえる様子を表しているんだ。
助手ねこ
ええっ、それは「びっくりしてもうめちゃくちゃ」ってことかいな。
何か思わぬことが起こって、どうしようもなく混乱してるってわけやな。
これは、「何が起こっても冷静さを保つ大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【衆人環視】しゅうじんかんし

衆人環視

【意味】
大勢の人が、周りを取り囲んで見ていること。

四字熟語の博士
「衆人環視」は、大勢の人々が周囲に集まって、自分を見つめている状況を指すんだよ。
つまり、たくさんの人に注目されているという感じさ。
助手ねこ
それってつまり、「みんなが自分を見てる」ってことやな。
周りに人がいっぱいで、みんな自分を見つめているんやな。
これは、「みんなの前で何かをする勇気」を表す言葉やで。

【秋霜烈日】しゅうそうれつじつ

秋霜烈日

【意味】
①刑罰や権威、節操、意志などが厳しいこと。また、厳かなこと。
②日本における検察官記章(バッジ)のデザインに対する呼称。

四字熟語の博士
「秋霜烈日」という四字熟語は、とても厳しい態度や強い意志を示すことを表しているんだよ。
人の態度や意志が強く堅固で、あるいは権威が厳正で威厳のある様子を描いているんだ。
助手ねこ
つまり、「厳しいけど強く、しっかりとした態度や考え方をもつ」ってことなんやな。
秋の霜が厳しく冷たいように、夏の太陽がぐんぐん照りつけるように、自分の意志を強く持つかんじやで。
これは、「どんなに厳しくても自分の信念を守る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【集中砲火】しゅうちゅうほうか

集中砲火

【意味】
ある目標に、集中的に弾丸を打ち込み攻撃すること。転じて、避難や批判をあるものに集中的に向けること。

四字熟語の博士
「集中砲火」という四字熟語はね、特定の人に対して一斉に非難や批判を向ける様子を表しているんだ。
一斉に多くの砲火が集中して打つという戦場のイメージからきているよ。
助手ねこ
あぁ、それは要するに、「特定の人にみんなで批判する」ってことやな。
戦場で砲火が一箇所に集まるみたいに、みんなの非難が一人に集中するんやな。
これは、「みんなが同じ人を批判する」って状況を表す言葉なんやで。

【十人十色】じゅうにんといろ

十人十色

【意味】
十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。

四字熟語の博士
「十人十色」は、人それぞれが自分の好きなものや考え方が違って、全く同じ人はいないということを表しているんだよ。
みんなそれぞれの趣味や意見があるということだ。
助手ねこ
ええやん、それはつまり、「人はそれぞれ違って、みんな自分の好みや考えがある」ってことやな。
みんなが全く同じじゃなくて、それぞれ自分の色を持ってるんやで。
これは、「人それぞれ、個性を大切に」って言うんやろな。

【十年一日】じゅうねんいちじつ

十年一日

【意味】
長い間同じことをくりかえしていること。
また、長い間同じやりかたや状態を辛抱強く守っていること。

四字熟語の博士
「十年一日」という四字熟語は、時間がたっても何も変わらない状態や、同じことをじっと耐え続けることを表しているんだ。
大変長い時間が経つにもかかわらず、何も進歩や変化がない、あるいは一つのことをずっと守り続ける状況を描いているんだよ。
助手ねこ
それは、まあ「ずーっと何も変わらずに同じことをやり続ける」ってことやな。
何年経っても同じ状況が続いてるか、または何か一つをずっと守り続けてるんや。
これは「時間が経っても変わらずに頑張り続ける姿勢」を示す言葉やな。


【十年一昔】じゅうねんひとむかし

十年一昔

【意味】
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。

四字熟語の博士
「十年一昔」はね、時間がすごく早く進んで、世の中の変化が大きいことを表現しているんだよ。
たった十年の間でも、振り返るととても昔のように感じられる、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
なるほどな、つまり「10年っていうのは、思ったよりすごく早くて、その間に世の中は大きく変わる」ってことやんな。
10年前のことを思い出すと、もうすっかり昔のことのように感じるねんな。
これは、「時間の流れと世の中の変化の速さ」を教えてくれる言葉やな。

【秋風索莫】しゅうふうさくばく

秋風索莫

【意味】
秋風がふいて、もの寂しくなる様子。また、物事の勢いがなくなって落ちぶれる様子。

四字熟語の博士
「秋風索莫」はね、夏の終わりから秋へと移り変わる頃、活気がなくなり、少し寂しい状況を描写する言葉だよ。
まるで秋の風が吹き始め、周りの様子が落ち着き、活気が減ったような感じをイメージするんだ。
助手ねこ
それは、「夏のにぎわいが終わって、秋の風が吹き始めると、周りがちょっとさびしくなる」ってことやな。
元気だったのが、ひとつひとつ静かになっていく様子を表してるんや。
夏の終わりと秋の始まりの、ちょっと物悲しい気分を表す言葉やな。

【自由奔放】じゆうほんぽう

自由奔放

【意味】
他のことを気にかけず、自分の思うままに振る舞うさまのこと。

四字熟語の博士
「自由奔放」は、世の中のルールや常識に縛られず、自分がやりたいように行動することを表しているんだ。
ただし、他人の迷惑を考えずに、好き勝手に行動することも含まれているんだよ。
助手ねこ
ああ、わかったわかった。それは「自分の思うままにやりたいことをやる」ってことやんな。
でも、それがたまには他の人に迷惑をかけてしまうこともあるってわけやな。
これは、「自由に行動するけど、他人への思いやりも忘れずに」って教えてくれる言葉やな。

【主客転倒】しゅかくてんとう

主客転倒

【意味】
事物の大小、軽重などを取り違えること
主な物事と従属的な物事の立場が入れ替わること

四字熟語の博士
「主客転倒」という四字熟語は、本来の主役と脇役が逆転してしまうことを指すんだよ。
つまり、本来大切であるべきものと、そうでないものが取り違えられる状況を表しているんだ。
助手ねこ
ええと、それは「本来の主役が脇役になって、脇役が主役になる」みたいなことやな。
例えば、おやつがメインの食事になってしまったり、勉強よりもゲームが優先されてしまったりする状態を言うんやな。
これは「大切なこととそうでないことを間違えないように」って教えてくれる言葉やな。

【主義主張】しゅぎしゅちょう

主義主張

【意味】
人や組織の、主義や主張のこと。

四字熟語の博士
「主義主張」というのは、自分がどのように判断するか、どんな考えや立場を持っているかということを表すんだよ。
それは人が自分の生活や行動の指針とする考え方や信念のことだ。
助手ねこ
ええな、それはつまり、「自分が大切に思っている考えや意見」ってことやな。
日々の生活で自分がどう行動すべきか、どう考えるべきかを示してくれる思いや考えのことやで。
これは、「自分らしさを示す考え」を教えてくれる言葉やな。

【熟読玩味】じゅくどくがんみ

熟読玩味

【意味】
文章をよく読み、その内容をじっくり考え、十分に味わうこと。

四字熟語の博士
「熟読玩味」という四字熟語は、詩や文章をしっかりと読み、その意味をしっかりと理解して楽しむことを指すんだよ。
深く読み込んで、内容をじっくりと味わうという意味があるんだ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「詩や文章をじっくり読んで、その内容をしっかり楽しむ」ってことやな。
読むだけじゃなく、その内容を深く理解して味わうんやな。
これは、「文章の奥深さを味わうためには、じっくり読むことが大切や」って教えてくれる言葉なんやで。

【熟慮断行】じゅくりょだんこう

熟慮断行

【意味】
じっくりと考えた上で、思い切って行動にうつすこと。

四字熟語の博士
「熟慮断行」という四字熟語は、しっかりと考えた後で、思い切って行動することを指すんだ。
色々な可能性やリスクを考えた上で、自分が正しいと思ったことを堂々と実行することだよ。
助手ねこ
ええなぁ、それはつまり、「ゆっくりじっくり考えてから、思い切って行動する」ってことやんな。
考えたことを怖がらずに実行するんや。
これは、「考えた上で行動する勇気」を示す言葉やで。


【取捨選択】しゅしゃせんたく

取捨選択

【意味】
必要のないもの、悪いものを捨て、必要なもの、よいものを選び取ること。

四字熟語の博士
「取捨選択」という四字熟語は、自分にとって良いものと悪いもの、または必要なものと不必要なものを区別し、選び出すという意味だよ。
自分にとって必要なものを選び、不必要なものは捨て去る、という行為を表しているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「自分に必要なものを選んで、いらんものは捨てる」ってことやな。
全部を持っていられへんから、大切なものだけを選んで残し、それ以外は手放すんやな。
これは、「必要なものだけを選び、不要なものは捨てることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【種種雑多】しゅじゅざった

種種雑多

【意味】
色々なものが、入り混じっている様子。

四字熟語の博士
「種種雑多」という四字熟語は、色々な種類のものがごちゃ混ぜになっている状態を指すんだよ。
違う性質のものがたくさん混ざっている、というイメージがあるんだ。
助手ねこ
なるほどな。それは、違うものがいっぱい混ざっている様子を表すんやな。
たとえば、おもちゃ箱の中に、クレヨンもビー玉もゴムボールも一緒くたになっているみたいな感じやな。
なんでも混ぜてしまうのが、「種種雑多」ってわけやで。

【首鼠両端】しゅそりょうたん

首鼠両端

【意味】
ぐずぐずしていて、どちらか一方に決められないことのたとえ。
また、形勢をうかがって心を決めかねていること。日和見(ひよりみ)。

四字熟語の博士
「首鼠両端」という四字熟語は、どちらにつくべきか決められないでいる様子を表すんだよ。
ネズミが穴から顔を出して周囲の様子を見るような、まったく決断できない状況の比喩だね。
助手ねこ
それは、もしや「どっちにつこうか迷っちゃって、結局何も決められへん」ってことかな?
ネズミが穴から出て周りを見てるように、どっちがいいかわからんから、結局何も決めへんでいるんやな。
これは、「迷ってばかりでは進まへん」って教えてくれる言葉なんやな。

【酒池肉林】しゅちにくりん

酒池肉林

【意味】
ぜいたくの限りを尽くした盛大な宴会のこと。
また、みだらな宴会のたとえ。

四字熟語の博士
「酒池肉林」という四字熟語は、大変豪華なパーティーや飲み会を表しているんだよ。
また、ちょっと行き過ぎた、みだらな宴会のたとえにもなるんだ。
想像してみて、酒が池のようにあり、肉が林のようにたくさんある状況をね。
助手ねこ
それは「ごちそうが溢れる大パーティー」みたいなもんやな。
でも、ちょっと過激すぎて、肉が木みたいにたくさんあって、酒が池みたいにいっぱいあるんやな。
これは、「適度な楽しみ方が大事」っていう教訓を含んでる言葉なんやで。

【出処進退】しゅっしょしんたい

出処進退

【意味】
その職にとどまっていることと、辞めて退くこと。身のふり方や、身の処し方のこと。

四字熟語の博士
「出処進退」という四字熟語は、自分が今の地位や役職を続けるべきか、それとも辞めて新たな道に進むべきか、そういった選択をはっきりさせることを指すんだ。
役人として働き続けるか、それとも役人を辞めて民間に戻るかという意味があるんだよ。
助手ねこ
なるほどぉ、それはつまり、「今の仕事を続けるか、辞めて別の道に進むか、はっきりさせる」ってことなんやな。
政府の役人として働き続けるか、それとも仕事をやめて普通の人に戻るか、っていう選択をするっていうんやな。
これは、「自分の道を選ぶ大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【首尾一貫】しゅびいっかん

首尾一貫

【意味】
始めから終わりまで、態度や方針が変わらないこと。

四字熟語の博士
「首尾一貫」という四字熟語は、最初から最後まで、自分の考えや行動がずっと同じで、ブレていないということを表しているんだよ。
自分の意見や主張を一貫して続ける、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「始まりから終わりまで、ずっと同じことを続ける」ってことやな。
自分の考えや行動が一直線でブレてない、ずっと同じ方向を向いてるんやな。
これは、「最初から最後までぶれずに行動する大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【春夏秋冬】しゅんかしゅんとう

春、夏、秋、冬の4つの季節。


【春日遅遅】しゅんじつちち

春日遅遅

【意味】
春の日が長くて、暮れるのが遅いこと。
また、春の日がうららかでのどかなこと。

四字熟語の博士
「春日遅遅」という四字熟語は、春の日が静かでのどかに過ぎていく様子を表しているんだよ。
春の日は穏やかで、ゆっくりと時間が流れ、夕方になるのも遅い、という意味があるんだ。
助手ねこ
それなら、「春の日はのんびりと過ぎていく」ってことやな。
春が来て、日が長くなるから、昼も夕方もゆっくりと時間が流れるんやな。
これは、「春の日の穏やかさ」を感じさせてくれる言葉やで。

【春宵一刻】しゅんしょういっこく

春宵一刻

【意味】
春の夜のひとときは、なんともいえぬ趣(おもむき)があって、大きな価値があるということ。

四字熟語の博士
「春宵一刻」は、美しい春の夜を満喫する心地よさや楽しさを表す四字熟語だよ。
春の夜のほんの一刻でも、それはとても特別で楽しい時間という意味が込められているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「春の夜の時間はすごく楽しくて心地いい」ってことやな。
短い時間でも、それが春の夜なら、それだけで楽しいひと時やで。
これは、「大切な時間を楽しむ」ってことを教えてくれるんやな。

【純情可憐】じゅんじょうかれん

純情可憐

【意味】
純粋で邪心がなくて、清らかで愛らしいこと。

四字熟語の博士
「純情可憐」は、心がとても素直で、無垢で、それが見ている人にとって愛らしく感じられる状態を表す言葉なんだよ。
清らかさと純粋さが混じり合ったような表現だね。
助手ねこ
なるほどな。それは「すんごく純粋で、かわいらしい」って感じか。
まるで、真っ白な絵の具に色を混ぜずに絵を描くような、すっきりとした心の持ち主のことを言うんやな。
これは、「純粋さと可愛さ」を大切にしようってことを教えてくれる言葉なんやで。

【純真無垢】じゅんしんむく

純真無垢

【意味】
心にけがれや偽りがなく、純粋で清らかなこと。
自然のままで、飾り気がないこと。

四字熟語の博士
「純真無垢」この四字熟語は、心がとても清い状態、悪いことや汚れを知らずに、全く邪心がないことを表すんだよ。
また、そのような状態や行動の様子も表しているんだ。
助手ねこ
なるほど、つまり「心がスッキリと清らかで、悪いことなんてまるで知らんぷり」ってことやな。
いたずらや悪さを考える心がまるでない、すごくピュアな状態を言うんやね。
これは、「無垢な心の大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【春風駘蕩】しゅんぷうたいとう

春風駘蕩

【意味】
春風が、心地よくふく様子。転じて、性格や態度がのんびりしている様子。

四字熟語の博士
「春風駘蕩」という四字熟語は、春の優しい風が心地よく吹いている様子を表しているんだよ。
その美しい風景から、何も問題がなく穏やかな状況、または、人の優しい性格や落ち着いた態度を示すときにも使われるんだ。
助手ねこ
あぁ、それって、「春の優しい風が気持ちよく吹いていて、のんびりと穏やかな状態」ってことやな。
それと同じように、「人がやさしくて、のんびりとした態度を持ってる」ってときにも使えるんやな。
なんとなく、心が安らぐ感じの言葉やね。

【順風満帆】じゅんぷうまんぱん

順風満帆

【意味】
すべて順調に進行すること。帆に順風(追い風)をいっぱいに受けて進む船の様子から。

四字熟語の博士
「順風満帆」という四字熟語は、すべてのことが非常に順調に進んでいる様子を表しているんだよ。
何の問題もなくスムーズに進むことを指すんだ。
船が追い風を受けて帆がしっかり張る、そのような状態をイメージしているんだよ。
助手ねこ
それはつまり、「全部うまくいって、スムーズに進んでる」ってことやな。
困ることもなく、まるで追い風が吹いてるように順調に進むんやな。
これは、「何も問題なく進んでいる状態」を表す言葉なんやで。

【上意下達】じょういかたつ

上意下達

【意味】
上位の者や上層部の考えや意思・命令などを、下の者に徹底させること。

四字熟語の博士
「上意下達」は、上の人や組織のトップからの命令や考え方を、下の人々に伝えることを意味しているんだよ。
助手ねこ
ほんなら、「上の人の考えや命令を、下の人にちゃんと伝える」ってことやな。
組織の中では、トップの意見が大事やけど、それを下の人に伝えて、みんなで一緒に行動することが大事なんやな。
これは、「上からの命令をちゃんと伝える」ってことを教えてくれる言葉やで。

【消化不良】しょうかふりょう

消化不良

【意味】
食べたものが、胃や腸の中で十分に消化されないこと。転じて、新しく学んだ知識や技術などをよく理解しておらず、自分のものにできてはいないこと。

四字熟語の博士
「消化不良」は、私たちが食べたものを体がうまく分解したり吸収したりできないときのことを言うんだ。
それで、吐いたり下痢になったりすることがあるよ。
また、それは物事や情報をうまく理解したり吸収したりできない状態のたとえにもなるんだよ。
助手ねこ
そういうことかー。つまり、「食べたものをちゃんと消化できへん」ってことやな。
それが、吐き気や下痢に繋がるってわけや。
また、「学んだことを全部理解できへん」って意味でも使うんやな。
これは、「学んだことをちゃんと理解し、自分の知識にすることの大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【城狐社鼠】じょうこしゃそ

城狐社鼠

【意味】
君主や権力者の陰に隠れて、悪事を働く人のこと。

四字熟語の博士
「城狐社鼠」は、権力者の近くにいるからこそ、なかなか手を出せない悪者を表す四字熟語だよ。
城や社会の中に潜んでいる狐や鼠のように、捕まえるのが難しいというイメージが含まれているんだ。
助手ねこ
ほな、これは、「偉い人の近くにいるから逃げ切れる悪いヤツ」ってことやな。
城や町の中にひそんでるキツネやネズミみたいに、なかなか捕まえられへん悪者のことを指してるんやな。
これは、「身近な悪者を見つけ出して対処する難しさ」を教えてくれる言葉やで。

【笑止千万】しょうしせんばん

笑止千万

【意味】
非常にばかばかしくて、おかしいこと。
また、そのさま。
いかにも気の毒という場合に使われることもある。

四字熟語の博士
「笑止千万」という四字熟語は、とてもばかばかしくて、まともに話にならない状況を表しているんだよ。
また、それがとても気の毒な状況であるときにも使われることがあるんだ。
助手ねこ
えーと、それは「すごくばかばかしくて、まじめに話せんぐらいなこと」をいうんやな。
それが、ものすごくかわいそうな状況の時にも使うことがあるんやろ?
つまり、「ほんまにおかしくて、かわいそうな事態」っていう感じの言葉やんな。

【盛者必衰】じょうしゃひっすい

盛者必衰

【意味】
どんなに勢い盛んなものも、必ず衰えるということ。

四字熟語の博士
「盛者必衰」という四字熟語はね、今はとても成功していて、頂点にいる人でも、いつかは衰える時が来るということを教えているんだよ。
これは、人生が常に変わり続けるという事実を表しているんだ。
助手ねこ
そっかぁ、つまり、「今はすごい人でも、いつかは落ちる時がくる」ってことやな。
頂上にいるときでも、いつかは下る時がくるんや。
人生はいつでも変わり続けるんやな、これは、「うまくいってるときでも油断せんといて」って教えてくれる言葉やな。

【生者必滅】しょうじゃひつめつ

生者必滅

【意味】
この世に生を受けたものは、必ず滅び死ぬものであるということ。

四字熟語の博士
「生者必滅」という四字熟語は、私たちのように生命を持つものは、いつか必ず死ぬときが来るという真理を示しているんだ。
つまり、この世の全ては変化し、常に移り変わるということだよ。
助手ねこ
なるほどな。それは、「生きてるものはみんな、いつかはお別れの時が来る」ってことやな。
どんなに元気な人や動物も、長い時間が過ぎればお別れの時間が来るんやな。
これは、「命の有限性」を教えてくれる言葉やで。

【上昇気流】じょうしょうきりゅう

上方に向かう気流。転じて、物事が順調に進む様子。


【情状酌量】じょうじょうしゃくりょう

情状酌量

【意味】
裁判で、諸事情を考慮して刑罰を軽くすること。

四字熟語の博士
「情状酌量」という四字熟語は、事の状況や人の心情をきちんと考慮に入れることを示しているんだよ。
裁判で例えると、裁判官が事件の具体的な状況や被告人の態度などを深く見て、罪の重さを評価する時に使われるよ。
助手ねこ
それはつまり、「具体的な事情や心情をちゃんと見て考える」ってことやな。
裁判でいうと、人がどういう状況で、どういう気持ちでやったかを考えて、罰を決めるんやな。
これは、「事の背後にある事情をきちんと考える」って教えてくれる言葉なんやで。

【生生流転】しょうじょうるてん

生生流転

【意味】
いっさいのものは永遠に生死を繰り返し、常に変化し続けるということ。

四字熟語の博士
「生生流転」という四字熟語は、全てのものがずっと生まれ変わり、死んで、そしてまた生まれ変わるという、絶えず変わり続ける様子を表しているんだよ。
まるで川の流れのように、止まることなく、生命が循環しているイメージだね。
助手ねこ
つまり、「生き物やものはいつまでも変わっていく」ってことやな。
一回限りの命じゃなく、生まれ変わったり、変わったりしながら、ずっと流れていくんやな。
それは「世界は絶えず変わっていく、だから新しいことにもチャレンジしよう!」って教えてくれる言葉やな。

【小人閑居】しょうじんかんきょ

小人閑居

【意味】
つまらない人間は、暇ができてしまうと、良くないことをするということ。

四字熟語の博士
「小人閑居」という四字熟語は、教養のない人が暇になると、悪さを始めがちだという意味を持っているんだよ。
つまり、自分を高めるための何かを学ぶ代わりに、何もしないでただ時間を過ごすと、悪い行動に走りがちになるということだよ。
助手ねこ
それはな、勉強とか自己改善とかせずに、ヒマを持て余してたら、ちょっとした悪さを始めちゃう人がおるってことやな。
何もしないでダラダラしてたら、悪いことを考え始める可能性があるんやな。
これは「暇なときこそ、自分を高めるために何かを学ぶ大切さ」を教えてくれるんやで。

【正真正銘】しょうしんしょうめい

正真正銘

【意味】
まったくうそ偽りがなく、本物であること。

四字熟語の博士
「正真正銘」という四字熟語は、本当の本物であること、間違いや偽りが全くないことを強調する表現なんだよ。
もっと簡単に言うと、「本当のこと」を表しているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「ガチで本物、まったくの真実」ってことやな。
うそも偽りも一切なく、まったくの本当のことを言うんやな。
これは、「確かな真実」を伝える言葉なんやで。

【小心翼翼】しょうしんよくよく

小心翼翼

【意味】
気が小さく、びくびくする様子。また、細かなことまで良く気を配る様子。

四字熟語の博士
「小心翼翼」という四字熟語は、何かを恐れて、慎重になりすぎている状態を表すんだよ。
本来は、気を使ってとても慎重に行動することを示す言葉だったんだ。
助手ねこ
それってつまり、「怖がって、ビクビクしながら行動する」ってことやな。
でももともとは、「細かい気を使って、ほんまに慎重に物事を進める」ってことを表してたんやな。
これは、「怖がらずに慎重に物事を進める大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【少数精鋭】しょうすうせいえい

少数精鋭

【意味】
人数は少ないが、えりすぐりの人物が集まっていること。また、その人々。

四字熟語の博士
「少数精鋭」という四字熟語は、数は少ないけど、その質が高い人たちを指す言葉だよ。
それはつまり、人数が多くなくても、その一人一人が優れた能力を持っている集団のことを指しているんだ。
助手ねこ
なるほどなー。それは「人数は少ないけど、その一人一人がすごく優秀なんやな」ってことやんな。
人数が多いってだけが強さじゃなくて、大事なのはその中身やで。
これは、「質重視、量じゃない」っていう考え方を教えてくれる言葉やな。

【少壮気鋭】しょうそうきえい

少壮気鋭

【意味】
年が若くて意気が盛んで、将来が期待されること。
また、その人のこと。

四字熟語の博士
「少壮気鋭」という四字熟語は、若くてパワフルであることを表しているんだよ。
年齢が若く、元気が溢れていて、積極的な行動をすることが特徴なんだ。
助手ねこ
それは「若いけど元気いっぱい、行動力もすごい」ってことやな。
若さがあふれていて、どんどん行動に移すんやな。
これは、「若いときのエネルギーと行動力」を称える言葉やなんやで。

【冗談半分】じょうだんはんぶん

本気と冗談が入り混じっていること。


【常套手段】じょうとうしゅだん

常套手段

【意味】
同じような場合に、いつも決まって取られる手段のこと。
また、ありふれた方法や手段のこと。

四字熟語の博士
「常套手段」は、同じような状況になるといつも決まって使う方法を指すんだ。
つまり、普段からよく使う手段のことなんだよ。
助手ねこ
ええな、それは「いつも同じようなことになったら、いつも同じやり方で対処する」ってことやな。
普段から使ってるやり方、それが「常套手段」なんやな。
この言葉は、「おんなじ場面でおんなじ手を使う」ことを教えてくれる言葉やで。

【商売繁盛】しょうばいはんじょう

商売がうまくいき、大いに栄えること。


【枝葉末節】しようまっせつ

枝葉末節

【意味】
物事の中心でない部分。細かな部分。

四字熟語の博士
「枝葉末節」という四字熟語は、本質的にはそれほど重要でない、些細なことを指すんだよ。
木の幹から遠く離れた小さな枝葉や、木材の端にある節といった部分を考えてみて。
それらは全体を見た時にはあまり重要ではないよね。
助手ねこ
そうか、それは「ちょっとしたことや、大したことないこと」を意味するんやな。
木を見てるときに、一番目立つのは太い幹や大きな枝やなくて、ちょっとした枝葉や木の端っこやな。
これは、「大事なことは大事なこと、つまらないことはつまらないこと」と分けて考えるって教えてくれるんやな。

【小利大損】しょうりだいそん

小利大損

【意味】
わずかな利益を得ようとして、かえって大きな損をしてしまうこと。

四字熟語の博士
「小利大損」という四字熟語はね、ちょっとした利益を得ようとするあまり、その結果として大きな損失を受けることを表しているんだよ。
つまり、手元の小さな利益に固執すると、結果的に大きな損失に繋がるという警戒の意味が含まれているんだ。
助手ねこ
それは、「ちょっと得するために、結局大損しちゃう」ってことやな。
つまり、小銭を得るために大金を失ったりするんやで。
これは、「すぐの利益に目が行き過ぎて、結果的に大損しないように注意する」って教えてくれる言葉やな。

【生老病死】しょうろうびょうし

生老病死

【意味】
生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦をあげた言葉。人生における免れない四つの苦悩のこと。

四字熟語の博士
「生老病死」という四字熟語は、生まれること、年を取ること、病気になること、そして最後に死ぬこと、これら人生の四つの大きな段階を表しているんだよ。
これは仏教でいう「四苦」にもあたるんだ。
助手ねこ
そうなんやな。それはつまり、「生まれてから死ぬまでの、人生で経験する大切なステージ」ってことやろ。
人間だれでも、生まれて年を重ね、病気になったりしながら、いつかは死んでいくんやな。
これは、「人生の大切な節目」を教えてくれる言葉なんやで。

【諸行無常】しょぎょうむじょう

諸行無常

【意味】
この世の全てのものは常に変化し、いつまでも変わらないものはないということ。

四字熟語の博士
「諸行無常」という四字熟語は、世界中の全てのものが常に変わり続け、一定で永遠に変わらないものは存在しないという意味だよ。
人間の生活も、一時的で不確定なものとして表現されているんだ。
助手ねこ
ええな。それはつまり、「何もかもがいつも変わって、ずっと変わらへんもんはない」ってことやな。
人間の人生も、すぐに変わるかもしれへんし、いつでも一瞬で終わりかもしれへんな。
これは、「すべてのものが変わり続け、何も永遠には続かない」っていうことを教えてくれる言葉やな。

【食前方丈】しょくぜんほうじょう

食前方丈

【意味】
きわめてぜいたくな食事のこと。ごちそうが自分の前に、一丈四方もいっぱいに並べられる様子。

四字熟語の博士
「食前方丈」という四字熟語は、本当に豪華な料理を指すんだよ。
長さが一丈(約3メートル)もある広いスペースに並べられた豪華な食事というイメージが込められているんだ。
助手ねこ
そうかいな。それは「すごく豪華な食事」って意味か。
まあ、一丈もあるテーブルにびっしりと料理が並んでるってイメージやな。
これは、「めちゃくちゃ豪華なご馳走」を表す言葉やな。

【初志貫徹】しょしかんてつ

初志貫徹

【意味】
最初に思い立ったときの気持ちや希望を最後まで貫き通すこと。

四字熟語の博士
「初志貫徹」という四字熟語は、始めに立てた目標や夢を最後まで諦めずに達成することを指すんだよ。
つまり、途中で挫けず、最初の決意をしっかりと保ち続けることなんだ。
助手ねこ
ほんまに、それは「始めたことは最後までやり遂げる」っていうことやな。
途中でつらくなっても、最初に思った目標をしっかり守って、やり遂げるんやな。
これは、「始めたことは最後まで諦めずにやり通す強さ」を示してるんやな。

【諸説紛紛】しょせつふんぷん

諸説紛紛

【意味】
様々な意見や説が入り乱れて、おさまりがつかない様子。

四字熟語の博士
「諸説紛々」は、様々な意見がごちゃ混ぜになって、一体何が何だかわからなくなる状況を表すんだよ。
また、さまざまな憶測が飛び交って、真相がつかめないような状況も指すんだ。
助手ねこ
それはつまり、「いろんな意見が飛び交って、何が正しいかわからん状況」ってことやな。
みんなが違うことを言ってて、どれが真実かさっぱりわからへんってことや。
これは、「情報がたくさんあるときは、真実を見極めるのが難しい」って教えてくれる言葉やで。

【蜀犬吠日】しょくけんはいじつ

蜀犬吠日

【意味】
無知な人は、当たり前の事柄にも、怪しんで恐れること。また、見識もなく劣った者が、他人の言動をむやみに批判すること。

四字熟語の博士
「蜀犬吠日」という四字熟語は、知識がない人が普通のことにも不思議に感じたり、恐れたりすることを言うんだよ。
また、人の行動や言葉を理解せずに無闇に批判することも含んでいるんだ。
助手ねこ
ほんまにな。それはつまり、「分からへんことは全部怖い」やなんか、「他人のことを知らずにぶつぶつ文句を言う」みたいなことやな。
まあ、この言葉は、「知識をつけて、理解しよう」と教えてくれてるんやな。

【職権濫用】しょっけんらんよう

その仕事をやる上で与えられた権利を悪用したり、むやみに振りかざしたりすること。


【白河夜船】しらかわよふね

白河夜船

【意味】
ぐっすり眠っていて何事にも気づかない様子。また、実際には見ていないものをさも見てきたように話すこと。

四字熟語の博士
「白河夜船」という四字熟語は、とても深い眠りで何も感じない様子を表しているんだよ。
また、知らないことを知っているふりをすることも指すんだ。
助手ねこ
それなら、「すっごく眠ってて、何も気付かへん」ってことやな。
それと、知らないことを知ってるふりするっていう意味もあるんやな。
これは、「本当に知らんときは素直に知らんと言おう」と教えてくれる言葉やで。

【自力更生】じりきこうせい

自力更生

【意味】
他人の援助に頼らず、自分の力で生活を改め、正しく立ち直ること。

四字熟語の博士
「自力更生」は、他人に頼ることなく、自分自身の力だけで、困難を乗り越えて立ち直ることを表すんだよ。
助手ねこ
ほんまやな。「他人の力に頼らず、自分だけでなんとかする」ってことやな。
何か困ったことがあったときに、自分自身で解決する強さが必要なんやな。
これは、「自分で問題を解決することの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【私利私欲】しりしよく

私利私欲

【意味】
自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望のこと、あるいは身勝手なさま。
私心による欲と利のこと。
他を省みることなく自分の欲望のみを優先すること。

四字熟語の博士
「私利私欲」という四字熟語は、自分の利益を一番に考えて、それを追い求める心のことを指しているんだ。
他の人のことを考えず、自分だけの利益を追い求めることが含まれているよ。
助手ねこ
それってつまり、「自分のことばっかり考えて、自分の利益ばっかり追い求める」ってことなんやな。
他の人のことはあんまり考えずに、自分だけの利益をガンガン追い求めるんやな。
これは、「自分だけの欲望に取り組む」ってことを示す言葉なんやで。

【支離滅裂】しりめつれつ

支離滅裂

【意味】
言動や文章が、ばらばらで、まとまりがないこと。

四字熟語の博士
「支離滅裂」という四字熟語は、物事がまとまりなく、ぐちゃぐちゃで、理解できない状態を表すんだよ。
例えば、文章や議論が無秩序で、一貫性がないときに使うんだ。
助手ねこ
そうなんや!それは、「ぐちゃぐちゃでわけわからん」っていうことやな。
文章や話が、バラバラで一体何が何やら、もうめちゃくちゃなんやな。
これは、「話がまとまりなくて理解できへんこと」を示す言葉なんやで。

【思慮分別】しりょふんべつ

思慮分別

【意味】
物事に深く考えを巡らし、判断すること。

四字熟語の博士
「思慮分別」という四字熟語は、深く考え、賢く判断することを意味しているんだよ。
また、それは周りの状況をよく理解して、正しい決断をする能力も表しているんだ。
助手ねこ
なるほどな、それは「しっかり考えて、上手に判断する」ってことやな。
周りのこともよ~く見て、自分でしっかりと決める力のことも言うんやな。
これは、「考える力と判断力」の大切さを教えてくれるんやで。

【四六時中】しろくじちゅう

四六時中

【意味】
昼夜にわたって何かが行われること。始終。

四字熟語の博士
「四六時中」という四字熟語は、一日中、日夜という意味を持つんだ。
つまり、絶えず、いつもということを表しているんだよ。
助手ねこ
ええっと、「四六時中」って言うと、そうか、「1日中、夜も昼も休まず、ずっと」ってことになるんか。
これは、「何事も一生懸命、ずっと続けること」を教えてくれるんやな。

【人海戦術】じんかいせんじゅつ

人海戦術

【意味】
多数の人員を使って、仕事を成し遂げようとするやり方。機械などを使わず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。

四字熟語の博士
「人海戦術」という四字熟語は、たくさんの人を使って、むやみに敵を圧倒しようとする戦略のことを表すんだ。
そして、それは転じて、大勢の人が集まって何かに対処するという意味も持っているんだよ。
助手ねこ
それは、もっと言うと、「たくさんの人を使って、一緒に力を合わせて何かを成し遂げる」ってことやな。
敵がどんなに強くても、人数で押し切るんや。
それと同じで、大勢の人が一緒になって何かをやるときの力強さを表す言葉なんやで。

【心機一転】しんきいってん

心機一転

【意味】
何かがきっかけとなり、良い方向へ気持ちががらりと変わること。

四字熟語の博士
「心機一転」という四字熟語は、何か新しいきっかけから、全く新たな気持ちや態度で物事に取り組むことを表すんだよ。
元の気持ちを一新して、ポジティブに取り組むことを強調するんだ。
助手ねこ
ええな、それは「新しい気持ちでやり直す」ってことやな。
何かがきっかけで、心を一新して元気にやり直すことやな。
これは、「気持ちを切り替えて新しく始める大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【神機妙算】しんきみょうさん

神機妙算

【意味】
人知では思い付かないようなすばらしいはかりごと。
名参謀が立てる名戦略。
勝算の大きい戦術や作戦のたとえ。

四字熟語の博士
「神機妙算」という四字熟語は、人々が通常思いつかないような、優れた戦略や計略を意味するんだよ。
まるで神が行ったような絶妙で素晴らしい策略、というイメージがあるんだ。
助手ねこ
なんやて、それはつまり、「誰も思いつかんような、すごい策略」ってことやな。
神が降ろしたかのようなハンパない計画やな。
これは、「頭のいい計画を立てることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【真剣勝負】しんけんしょうぶ

真剣勝負

【意味】
遊び半分ではなく、本気で勝ち負けを争って、勝者を決定すること。また、物事に、まじめに全力で対処すること。

四字熟語の博士
「真剣勝負」という四字熟語は、遊びや冗談ではなく、本気で勝つことを目指して争い、誰が一番なのかを決めることを示しているんだよ。
助手ねこ
そっかー、それは、「遊びじゃなくて、まじめに勝ちにいく戦い」ってことやな。
ほんまに強いのは誰なのか、しっかりと決めるための戦いやんな。
これは、「本気で取り組む大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【深山幽谷】しんざんゆうこく

深山幽谷

【意味】
奥深い山や谷、人里離れた山中の仙境
人がほとんど入らないような自然豊かな山中をいう

四字熟語の博士
「深山幽谷」という四字熟語は、人がまったくいなくて、静かで深い山や谷のことを指すんだよ。
とても静かで、誰もいないような自然の中の景色をイメージするんだ。
助手ねこ
なるほど、それは「誰もいなくて、静かで広大な山や谷」ってことやな。
誰もおらへんから、静かで、まるで別世界みたいな感じやな。
こういう言葉で、自然の広さや静けさを感じられるんやで。

【紳士協定】しんしきょうてい

紳士協定

【意味】
公式な手続きをふまず、相手のことを信頼して結ぶ約束事。

四字熟語の博士
「紳士協定」という四字熟語は、国や団体、個人の間で、公式な手続きを経ずに、互いの信頼の上に成り立った約束を指すんだよ。
手続きは省いても、信頼関係があれば大切な約束ができるという意味が含まれている。
助手ねこ
そうかいな。つまり、「お互いに信じ合って、わざわざ書類にしなくても約束を守る」ってことなんやな。
大人になってくると、紙に書かなくても信頼できる相手となら約束事ができるんやで。
これは、「信頼関係の大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。

【紳士淑女】しんししゅくじょ

紳士淑女

【意味】
教養があり、品格があって、礼儀正しい男性と女性のこと。

四字熟語の博士
「紳士淑女」という四字熟語は、品位や良い判断力があって、行儀が正しい男性や女性を表す言葉なんだよ。
この言葉は、人々が自分自身をより良いものにするための理想像を示しているんだ。
助手ねこ
ええな、それは「マナーがしっかりしてて、心の美しい男の人や女の人」ってことか。
周りに気を使って、いつも立派にふるまう人のことを表すんやな。
それが、「自分を高めるための目指すべき姿」ってわけやな。

【真実一路】しんじついちろ

真実一路

【意味】
嘘のない心をもって、どこまでも生きていくこと。

四字熟語の博士
「真実一路」は、どこまでも真実だけを求め続けることを表しているんだよ。
どんなに長い道のりでも、真実を追い求める決心が込められているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「何があってもずっと真実を探し続ける」ってことかな?
まあ、難しいことやけど、真実を見つけるためには絶えず探し続ける気持ちが大事なんやろな。
これは、「真実を探すための強い決意」を教えてくれる言葉やで。

【人事不省】じんじふせい

人事不省

【意味】
病気や怪我などで意識を失うこと。
昏睡状態に陥ること。

四字熟語の博士
「人事不省」という四字熟語は、事故や病気などによって意識がはっきりしなくなり、自分が何をしているのかわからない状態を表す言葉だよ。
昏睡状態に陥ったり、意識がなくなることも含んでいるんだ。
助手ねこ
それはつまり、「ケガや病気でちゃんと周りが見えない、わからん状態」ってことやな。
ほんまに寝てるような、何が何やらさっぱりわからへん状態のことを言うんやで。
これは、「体調を崩すと大変なことになる」って教えてくれる言葉やな。

【神出鬼没】しんしゅつきぼつ

神出鬼没

【意味】
いきなり現れては消え、その居所がつかめないこと。

四字熟語の博士
「神出鬼没」という四字熟語は、突然現れたり消えたりすることを表しているんだよ。
その人の動きが早くて予測不能、位置がつかめないという意味も含まれているんだ。
助手ねこ
あー、それはつまり、「いつどこに現れてもおかしくないし、どこに消えてもおかしくない」ってことやな。
動きが素早くて、どこにいるのか予測できへんんやな。
こっちは探しもせんうちにあっちに消えて、そっちを見てる間にこっちに現れる…みたいな。

【信賞必罰】しんしょうひつばつ

信賞必罰

【意味】
褒めるべき功績のある者は必ず褒めて褒美を与え、罪を犯した者は必ず罰すること。賞罰を正しく行うこと。

四字熟語の博士
「信賞必罰」という四字熟語は、良いことをしたら必ず褒められ、悪いことをしたら必ず叱られる、という意味だよ。
賞罰をきちんとすることで、正しい行動を促すという考え方が込められているんだ。
助手ねこ
ほな、つまり、「えらいことしたら、ちゃんとご褒美もらえるし、悪いことしたら、ちゃんとおしおきや」ってことやな。
良いことと悪いことの区別をしっかりして、それに対する報いも必ずする、というのがこの言葉の大事なところなんやな。

【針小棒大】しんしょうぼうだい

針小棒大

【意味】
針ほどの小さいものを、棒ほどの大きさに言う。物事を大げさに言うこと。

四字熟語の博士
「針小棒大」という四字熟語は、実際よりも物事を大げさに語ることを表しているんだよ。
例えば、針のように小さなことを棒のように大きく説明することだよ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、「ちっちゃなことを大げさに言う」ってことやな。
小さいことを大きく見せるように話すことやな。
これは、「大げさに話すことの注意点」を教えてくれる言葉やで。

【人心一新】じんしんいっしん

人心一新

【意味】
人々の気持ちをすっかり新しくすること。

四字熟語の博士
「人心一新」とは、人々の気持ちを一新して、全く新しい状態にすることを言うんだよ。
何か新しいことを始めるときや、雰囲気を変えたいときなどに使われる言葉だね。
助手ねこ
なんや、それは「みんなの心をリセットして、新しく生まれ変わる」ってことやな。
まるで新年みたいに、古いことは忘れて新しい気持ちでスタートするんや。
これは、「新しいことを始める勇気」を表してる言葉なんやで。

【新進気鋭】しんしんきえい

新進気鋭

【意味】
ある分野に新しく現れて、勢いが盛んであること。また、そのような人。

四字熟語の博士
「新進気鋭」という四字熟語は、新しくその分野に登場し、その勢いが非常に活発な状況、またはそのような人を指すんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「新しく出てきて元気いっぱいでやる気満々の人や状況」ってことやな。
新しくてもビビらずに元気に活動してる人や、元気な雰囲気のことを言うんやな。
これは、「新しいことにチャレンジする元気さ」を示す言葉やで。

【人生行路】じんせいこうろ

人生行路

【意味】
・人として生きていく道。
・人がこの世に生きていく道程のこと。
・人生を前途が予測できない旅にたとえていう言葉。

四字熟語の博士
「人生行路」という四字熟語は、我々がこの世界で生きていく過程を指しているんだよ。
未来がどうなるか分からない、それがまるで旅のように描かれている言葉なんだ。
助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「人生は旅やねんな、どこへ行くかわからんけど前進する」ってことか。
そんな道すがら、色んなことに出会いながら生きていく、そんなイメージやな。
これは、「人生ってのは予測できない旅行」みたいなことを教えてくれる言葉やな。

【人跡未踏】じんせきみとう

人跡未踏

【意味】
まだ一度も人が足を踏み入れたことが無いこと。

四字熟語の博士
「人跡未踏」は、まだ誰も足を踏み入れたことがない場所や状況を表す四字熟語なんだよ。
まさに新たな未知の世界を探索するようなイメージだね。
助手ねこ
それは、まだ誰も行ったことのないところに初めて足を踏み入れることやな。
誰も知らん未知の場所や新しい経験をすること、そんな冒険の心をくすぐる言葉やな!
これは、「新しいことにチャレンジする勇気」を示してるんやで。

【深層心理】しんそうしんり

深層心理

【意味】
人の心の奥深くに隠されている部分。

四字熟語の博士
「深層心理」は心の奥底で動いている、普段自分自身でも気づかない心の動きを表しているんだよ。
日常ではなかなか意識されない、でも実は我々を動かしている無意識の心の状態を指すんだ。
助手ねこ
そやから、「自分でも知らんうちに動いてる心のこと」って感じやな。
表に出てこないけど、実は自分をコントロールしてる無意識の心の動きやんな。
これは、「自分の気づかぬうちに働いてる心の部分」を教えてくれる四字熟語やで。

【迅速果敢】じんそくかかん

迅速果敢

【意味】
すばやく、かつ大胆に行動すること。

四字熟語の博士
「迅速果敢」という四字熟語は、物事をすばやく行い、思い切って決断をすることを示しているんだよ。
その行動が非常に素早いという意味も含まれている。
つまり、すぐに決断を下し、それを実行できる力のことだ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、「何でもサッとやって、勇気を持って決める」ってことやな。
何かをするのも、決断するのもすごく早いってことやろ。
それは、「思い立ったらすぐ行動、すぐ決める」って強さを表してる言葉なんやで。

【進退両難】しんたいりょうなん

進退両難

【意味】
前に進むことも後ろへ退くこともできない困難な状態。

四字熟語の博士
「進退両難」という四字熟語は、進もうにも退こうにも難しい、という厳しい状況を描いているんだよ。
進んでも問題があるし、退いても問題があるという、難しい立場を指しているんだ。
助手ねこ
ええと、それは「どっちに動いても困るような状況」ってことやな。
前に進んでも後ろに下がっても問題が発生する、ってわけやな。
これは、「ときどきは難しい決断をしなければならない」って教えてくれる言葉なんやで。

【人畜無害】じんちくむがい

人畜無害

【意味】
人や動物に対して害がないこと。
(多く、皮肉や侮蔑の意を込めて)他に何の影響も及ぼさないような、平凡でとりえのない人。他に影響を与えることのない,あたりさわりのない物事や人のたとえのこと。

四字熟語の博士
「人畜無害」という四字熟語は、人や動物に対して全く害を与えない、無害な状態を指すんだよ。
優しく、安全な存在であるという意味があるんだ。
助手ねこ
ほな、「人も動物も、全然怖がらせたり、困らせたりしない」ってことやな。
とても優しくて、安心できる存在ってわけや。
全く問題ない、安全保証付きの存在ってことやで。

【慎重居士】しんちょうこじ

慎重居士

【意味】
準備怠りなく、物事を少しずつ丁寧に進めていく人や性格のこと。

四字熟語の博士
「慎重居士」という四字熟語は、事前の準備をしっかり行い、一つ一つの事を丁寧に進める人やそのような性格を指すんだよ。
一歩一歩、確実に進んでいくという姿勢が重要だと言えるね。
助手ねこ
あぁ、それならわかるわ。つまり、「ゆっくりでもしっかりと、手抜きせずにことを進める」人のことやな。
急がず、ちゃんと準備して、丁寧に一つ一つことを進めていくんやな。
これは、「大切なことは慌てずじっくりと進めるべきや」って教えてくれる言葉やで。

【新陳代謝】しんちんたいしゃ

新陳代謝

【意味】
新しいものが古いものにとって代わること。特に生物体内で必要な物質を取り入れ、不必要な物質を排出する作用のこと。転じて組織の若返りなどにも使います。

四字熟語の博士
「新陳代謝」という四字熟語は、新しいものが古いものを取り替える、つまり更新することを指すんだ。
生物学的には、生物が食物から栄養を取り込んで、その代わりに体から不要なものを出すプロセスを表しているんだよ。
助手ねこ
そういうことか!要するに、「新しいものが古いものと入れ替わる」ことやな。
あたかも私たちがご飯を食べて元気を取り込み、使われた部分をトイレで出すような感じやな。
これは、「生き物が生きていくための入れ替わりの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【震天動地】しんてんどうち

震天動地

【意味】
大事件が起こること。また、勢い、音、反響などが極めて大きいこと。

四字熟語の博士
「震天動地」という四字熟語は、文字通り天と地を震わせるほどの、非常に大きな力や影響力を示す言葉なんだよ。
たとえば、大きな出来事や、大きな音など、非常に大きいもの全般について使われるんだ。
助手ねこ
そやから、「ものすごい大きな力や、大きな出来事」ってことやな。
まるで天と地が震えるほどの、すごい大きなことを表してるねんな。
これは、「大きな影響力や威力を持つこと」を表す言葉やで。

【陣頭指揮】じんとうしき

陣頭指揮

【意味】
人の先頭に立って導くこと。
長たる者が、戦場や職場の先頭に立って部下を指図すること。

四字熟語の博士
「陣頭指揮」という四字熟語は、リーダーが直接先頭に立って、指示を出すことを言うんだよ。
ちょうど軍隊の隊長が戦場の最前線で指揮を取るようなイメージだね。
助手ねこ
ええ、それなら分かるわ。それは「大将自ら前に出て、皆をびしっと指示する」ってことやな。
大将が自ら戦場に出て、みんなに「こうせん!」って言うんやな。
これは、「リーダーの現場での指示の大切さ」を教えてくれるんやね。

【人品骨柄】じんぴんこつがら

人品骨柄

【意味】
その人の持っている性質や品格。

四字熟語の博士
「人品骨柄」というのはね、人の性格や振る舞いといった、その人の全体的な印象を表す言葉なんだよ。
見た目や行動から感じるその人の性格や立ち居振る舞いを指しているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「人のいいところや悪いところ、すべてを含んだ印象」ってことやな。
見た目だけやなくて、どんな性格か、どう振る舞うか、全部含んで「これがこの人やで!」っていうのを表す言葉なんやな。

【人物月旦】じんぶつげったん

人物月旦

【意味】
人を批評すること。

四字熟語の博士
「人物月旦」という四字熟語は、人の性格や行動について評価したり論評することを表しているんだよ。
人々について考え、その特性や行動を評価することを意味しているんだ。
助手ねこ
それって、「人のことをしっかりと見て、どんな人かを考えて評価する」ってことやな。
友だちのことや、テレビに出てる有名人のことなんかを考えて、どんな人かを評価することやな。
これは、「人を理解するためにはじっくりと観察し評価することが大切」って教えてくれる言葉やな。

【深謀遠慮】しんぼうえんりょ

深謀遠慮

【意味】
先々のことまでよく考え、計画を立てること。

四字熟語の博士
「深謀遠慮」という四字熟語は、遠い未来のことまで考慮に入れ、周到に計画を立てることを意味しているんだ。
遠くの未来に起こる可能性があることも、予想して計画を練るというニュアンスが含まれているんだよ。
助手ねこ
それって、つまり、「遠い未来のことまでしっかりと考えて、ちゃんと計画を立てる」ってことやな。
未来に何があるか分からへんけど、それでも考えて計画を練るんやな。
これは、「未来を見越して計画を立てる大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【人面獣心】じんめんじゅうしん

人面獣心

【意味】
冷酷な人をののしって言う語。

四字熟語の博士
「人面獣心」の四字熟語は、外見は人間らしいけれども、心の中は野獣のように冷たく無慈悲な人を表す言葉なんだよ。
恩を忘れたり、他人の感情を無視したりする冷酷な人のたとえだよ。
助手ねこ
あ、それは「顔は人間やけど、心はおおかみみたいに冷たい人」っていう意味やな。
感謝の心も、人の気持ちもわからへん、冷たい人のことを指すんやで。
この言葉は、「見た目だけで人を判断せんと、その心もちゃんと見なあかん」って教えてくれるな。

【森羅万象】しんらばんしょう

森羅万象

【意味】
宇宙に存在する、あらゆる全てのものや現象。

四字熟語の博士
「森羅万象」という四字熟語は、宇宙に存在する全ての事物や現象を指す言葉なんだよ。
天地の間に存在する一切を表しているんだ。
助手ねこ
つまり、「この世の中のすべてのものや出来事」ってことやな。
天から地まで、見えるもの見えないもの、全部含んでるんやな。
これは、「全てを包み込む大きな世界」を描いてくれる言葉やで。


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