「ま行」漢検準1級の四字熟語一覧
磨穿鉄硯(ませんてっけん)
猛烈に勉強すること。
麻中之蓬(まちゅうのよもぎ)
よい環境の中では悪しきものも正されるというたとえ。まっすぐに伸びる麻の中に生えた蓬は、曲がりがちな性質が矯められて、まっすぐに育つ意。
満腔春意(まんこうしゅんい)
全身になごやかな気分が満ちていること。人を祝う言葉。
万劫末代(まんごうまつだい)
遠い後の世。
未来永劫(みらいえいごう)
これから未来にわたる、果てしなく長い年月。永遠。
無稽之談(むけいのだん)
根拠のないでたらめな話。
夢幻泡影(むげんほうよう)
人生がはかないことのたとえ。
無告之民(むこくのたみ)
訴えるすべをもたない無力な人びと。貧しい下積みの人、老人などの弱者をいう。
矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)
前後がくいちがって論理があわないこと。
無知蒙昧(むちもうまい)
知恵や学問がなく、愚かなさま。
無妄之福(むぼうのふく)
思いがけない幸運。
無用之用(むようのよう)
一見役に立たないと見えるものが、かえって役に立つ。
明月之珠(めいげつのたま)
暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。
名声赫赫(めいせいかくかく)
よい評判が盛んにあがること。
命世之才(めいせいのさい)
世にすぐれた才能。また、そのような才能を持つ人。
鳴蝉潔飢(めいせんけっき)
高潔の士はどのようなときにも節操を変えないたとえ。蝉は高潔な性格なので飢えても汚いものは食べない意。
明明赫赫(めいめいかくかく)
冥冥之志(めいめいのこころざし)
人知れず努力してつとめ励むこと。また、人知れず心の中に期すること。
名誉挽回(めいよばんかい)
一度失った信用や評判を、その後の言動によって取り戻すこと。
麪市塩車(めんしえんしゃ)
雪の積もる形容。
妄想之縄(もうぞうのなわ)
仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。
孟仲叔季(もうちゅうしゅくき)
兄弟の順序をいう語。長子・次子・三子・四子の称。
孟母三遷(もうぼさんせん)
子供は周囲の影響を受けやすいので、子供の教育には環境を選ぶことが大切であるという教え。
孟母断機(もうぼだんき)
学業を途中でやめてはいけないという戒め。
百舌勘定(もずかんじょう)
うまいことを言って自分だけが得をするような勘定のしかた。
両刃之剣(もろはのつるぎ)
利便なものも扱い方によってはたいへんな危険をもたらすたとえ。
門前雀羅(もんぜんじゃくら)
門の前に網を張って雀を捕まえることができるほど訪問者もなく、人の往来もない寂れたさま。
問鼎軽重(もんていけいちょう)
その人の権威・実力を疑うこと。君主の地位をねらう野心のあること。