著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

小学生向けのよく使う四字熟語と意味一覧

小学生向けのよく使う四字熟語

「た行」小学生向けのよく使う四字熟語

大安吉日(たいあんきちじつ)

大安吉日

何をするのにも縁起がよいとされる日。


大願成就(たいがんじょうじゅ)

大願成就

大きな願いごとがかなうこと。神様や仏様にお願いしていた、大きな願いが、かなえられることをいう。


大器晩成(たいきばんせい)

大器晩成

大きな器は、作り上げるのに長い時間がかかるということ。スケールの大きな人は、若い頃はあまり目立たないけど、ある程度年をとっていくと、本来の力が発揮されて、最後には大物になるということをいう。


大義名分(たいぎめいぶん)

大義名分

何かをするときに、誰にでも胸をはって示せる、表向きの理由のこと。表立ってみんなに示せるちゃんとした理屈。


大胆不敵(だいたんふてき)

大胆不敵

ふつうの人ならさけるようなこともおそれずにすること。心が大きくしっかりしていて、こわがらず立ち向かうこと。胆はきも、つまり肝臓のこと。昔は、そこに人の気持ちがやどっているとされていた。大胆とは、そのきもが大きいということ。


大同小異(だいどうしょうい)

大同小異

大体は同じで、ちがっているところは、ほんのわずかしかないこと。


他山之石(たざんのいし)

他山之石

他人のよくない言行も、自分をよくするための参考になるということ。


多事多難(たじたなん)

多事多難

いろいろ困ったことや、いやなことが多いこと。また、そのために苦しんでいることをいう。


多種多様(たしゅたよう)

多種多様

それぞれにちがうものが、さまざまにあること。


他人行儀(たにんぎょうぎ)

他人行儀

他人のようによそよそしく振る舞うこと。


単刀直入(たんとうちょくにゅう)

単刀直入

一人だけで、刀を持って思い切りよく、敵に切り込んでいくこと。回りくどい言い方などをせずに、さっさと問題点に入ったり、意見を言ったりすること。


竹馬之友(ちくばのとも)

竹馬之友

幼なじみ。


中途半端(ちゅうとはんぱ)

中途半端

完成していないこと。どっちつかずであること。


中肉中背(ちゅうにくちゅうぜい)

中肉中背

太りすぎてもやせすぎでもなく、背が高くもなく低くもないこと。


朝三暮四(ちょうさんぼし)

朝三暮四

口先で人をごまかすこと。また、見かけのちがいに気を取られて、結局は同じであるのに気づかないこと。


朝令暮改(ちょうれいぼかい)

朝令暮改

決まりや命令などがむやみに変更されて、一定しないこと。


猪突猛進(ちょとつもうしん)

猪突猛進

周りには目もくれずに、がむしゃらに突き進むこと。


痛快無比(つうかいむひ)

痛快無比

胸がすうっとして、このうえもなく愉快であること。


通過儀礼(つうかぎれい)

通過儀礼

出生、成人、結婚など、人間の一生のうちの、区切り区切りになるところで行う行事のこと。


亭主関白(ていしゅかんぱく)

亭主関白

夫が一家の中で大きな力をにぎっていること。


手枷足枷(てかせあしかせ)

手枷足枷

自由な行動のじゃまになるもののこと。


適材適所(てきざいてきしょ)

適材適所

その仕事やその地位によくあった才能を持っている人を、その仕事や地位につけること。


徹頭徹尾(てっとうてつび)

徹頭徹尾

最初から最後まで、態度を変えずおし通すようす。あくまでも。


手前勝手(てまえがって)

手前勝手

自分の都合だけを考えて行動すること。わがまま。自分勝手。


手前味噌(てまえみそ)

手前味噌

自分で自分のことを自慢すること。


電光石火(でんこうせっか)

電光石火

電光はいなずま、石火は火打ち石を打ち合わせて作った火花。ほんの短い時間、瞬間、一瞬のこと。また、あることに応じて、すばやく何かをすることをいう。


天真爛漫(てんしんらんまん)

天真爛漫

飾ることなく自然のままの姿があふれ出ている様子のこと。
明るく純真で無邪気なこと。


天変地異(てんぺんちい)

天変地異

天地間に起こる、自然の災害や異変。


同工異曲(どうこういきょく)

同工異曲

見た目はちがっているようでも、内容は似たり寄ったりであること。


同床異夢(どうしょういむ)

同床異夢

同じ立場にあっても、人はそれぞれ違った目的や考えを持っていること。


東奔西走(とうほんせいそう)

東奔西走

仕事や用事で、あちこち忙しく走り回ること。


得意満面(とくいまんめん)

得意満面

思い通りになって得意になっている気持ちが、顔いっぱいにあらわれていること。


独断専行(どくだんせんこう)

独断専行

みんなで相談して決めた方がよい大切なことを、一人だけでサッサと決め、勝手にどんどん話や仕事を進めてしまうこと。


独立自尊(どくりつじそん)

独立自尊

他からの助けを受けないで、自分の力で実行し、自分の誇りを保つこと。


独立独歩(どくりつどっぽ)

独立独歩

他にたよることなく、自分一人だけの力で、自分の信じる道をひたすら歩んでいくこと。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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