「ひ」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【被害妄想】ひがいもうそう
他人から危害を加えられていると思い込むこと。
【悲歌慷慨】ひかこうがい
【意味】
悲しげに歌い、世を憤り嘆くこと。社会の乱れや自分の不運などを、憤り嘆くこと。壮烈な気概のたとえ。
この言葉は、「強い感情を持って悲しみや怒りに立ち向かう姿」を教えてくれるんやな。
【飛花落葉】ひからくよう
【意味】
世の移り変わりの、儚さの例え。
これは、人生が一時的で変わりやすい、ということを示しているんだよ。
花も葉も、いずれは散ったり落ちたりするんや。
人生も同じで、いいことばかり続くわけやない、ちょっとした変化で全く違う状況になったりするんやな。
これは、「人生は変わりやすい」ってことを教えてくれる言葉やで。
【悲喜交交】ひきこもごも
【意味】
悲しみと喜びが入り混じること。また、悲しみと喜びを交互に味わうこと。
つまり、悲しいことと嬉しいことを繰り返し経験するという状況を描いているんだ。
人生にはいろんな出来事があって、そのたびに悲しんだり喜んだりするんやな。
これは、「人生のうねりや多面性」を教えてくれる言葉やで。
【比肩随踵】ひけんずいしょう
【意味】
次々に続いて絶え間のないさま。多くの人があとからあとへと続くさま。
多くの人が次から次へと後ろに続いていくようなイメージがあるよ。
みんなが次々に後ろについて行く、忙しくてひまがない状況のことやで。
これは、「忙しさや連続性」を表す言葉なんやな。
【飛耳長目】ひじちょうもく
【意味】
物事の観察に鋭敏で、見聞が広く精通していること。観察力や情報の収集力があり、物事に通じていることの形容。
周囲の情報をしっかりと見て聞いて理解していることを言うんだ。
あっちでもこっちでも情報をゲットして、さっと分析するんや。
これは、「物事をよく見て、よく聞いて、しっかり理解する」っていうことを教えてくれる四字熟語やで。
【美辞麗句】びじれいく
【意味】
巧みに美しく飾った言葉。うわべだけ飾った内容の乏しい、また真実味のない言葉の意。
言葉を美しく彩るという意味があるんだ。
なんか、話してるだけで絵画みたいに美しい、そんな感じの言葉やな。
これは、「言葉で美しい景色を描く」ってことを教えてくれるわけやね。
【皮相浅薄】ひそうせんぱく
【意味】
物事のうわべだけを見て判断し、考えが足りないこと。
本当のことを理解せずに、表面だけを見て判断するという意味があるんだ。
じっくりと考えずに、一見しただけで物事を決めるようなことを指してるんやな。
これは、「物事は表面だけじゃなく、ちゃんと中身も見る必要がある」って教えてくれる言葉やで。
【一人相撲】ひとりずもう
【意味】
①二人で相撲をとっているような所作を一人でしてみせること。また、その芸。神事・大道芸として行われた。
②周りの状況をかえりみず、自分ひとり意気込んで物事を行うこと。
これは、相撲を一人でやっているような様子からきているんだ。
それは、自分だけが頑張って物事を進める状況を描いている。
みんなが見てないところでも、自分だけでしっかりと仕事をこなす、そんな頑張り屋さんのことを表すんや。
これは、「自分ひとりでもしっかりと頑張る力」を教えてくれる言葉やな。
【非難囂囂】ひなんごうごう
【意味】
過失やあやまち、欠点などをとりあげて、責め立て、とがめる声が大きくてやかましいさま。
まるで騒々しい音がうるさく鳴り響くような、そんなイメージだ。
ホンマにうるさいぐらいに、バカにするように言うんやな。
これは、「他人の失敗を大きく取り上げて非難するような騒々しい状況」を表す言葉やね。
【悲憤慷慨】ひふんこうがい
【意味】
運命や世の中の不正に対し、いきどおり、悲しむこと。
つまり、自分の心の中がむくむくと湧き上がってくるような、悲しくて憤る気持ちを表してるんやな。
これは、「感情を隠さずに表す大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【誹謗中傷】ひぼうちゅうしょう
【意味】
根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること。
人を傷つけるようなことをするのは、やめた方がいいやないか。
これは、「他人を思いやる大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【眉目秀麗】びもくしゅうれい
【意味】
容貌がすぐれ、たいへん美しいさま。男性に用いる語。
特に、男性の顔がすっきりと端正で美しいことを言うんだ。
特に、男の人がもってる美しさを言うんやな。
これは、まあ、ハンサムやな、
イケメンやなって人に使うんやろな。
【百尺竿頭】ひゃくしゃくかんとう
【意味】
百尺もある竿の先端。転じて、到達しうる極限。最上の極地。
これは、もうこれ以上上に行く場所がない、最高点を意味しているんだ。
例えば、登山で山の頂上に立つような感じやな。
これは、「自分が目指すべき最高の目標」を教えてくれるんやで。
【百折不撓】ひゃくせつふとう
【意味】
何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆せず、初めの意志を貫くこと。
何度も挫折することがあっても、そのたびに立ち上がって前に進む強い意志を表しているんだ。
何回つまづいても、何回転んでも、それを乗り越えて前に進むんやな。
これは、「失敗から立ち上がる強さ」を教えてくれる言葉やで。
【百戦百勝】ひゃくせんひゃくしょう
戦えば必ず勝つこと。
【百戦錬磨】ひゃくせんれんま
多くの戦いで、鍛えられていること。転じて、たくさんの経験を積んで、鍛えられていること。
【百年河清】ひゃくねんかせい
【意味】
いつまで待っても無駄なこと。
黄河の水がきれいになるのを待つという、ほとんど無理なことを待つ、というイメージから来ているんだ。
黄河の水がクリアになるのを待つなんて、ほとんど無理ゲーなんやな。
これは、「無理なことを待つ無駄さ」を教えてくれる言葉やね。
【百花繚乱】ひゃっかりょうらん
【意味】
いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。
まるで花畑がキレイに咲き乱れるように、人々がそれぞれに光って、時間が華やかになるんやな。
これは、「人々の活動が一つの場所を賑やかにする」っていう言葉やで。
【百鬼夜行】ひゃっきやこう
【意味】
多くの化け物が、夜に列をなして歩くこと。転じて、多くの人がみにくいおこないをすること。
だけど、もともとの意味から少し変わって、見えないところで悪い人たちが自由気ままに悪さをすることを指すようになったんだ。
まるで妖怪が夜道をうろついてるみたいに、誰からも見られへんとこで、勝手に悪事を働くんやな。
これは、「隠れて悪事をはたらく悪人たち」を表す言葉やな。
【百発百中】ひゃっぱつひゃくちゅう
【意味】
①放った矢や弾丸がすべて命中すること。
②計画や予想がすべて思い通りになること。
もともとは射撃で百発百中とは、百回狙って百回命中する、つまり全ての試みが成功するということだね。
矢を放って全部的に当たるように、自分の予想や行動が全部うまくいくんやな。
これは、「完璧な成功」を表す言葉やで。
【表裏一体】ひょうりいったい
【意味】
二つのものの関係が、表と裏のように密接で切り離せないこと。
あるいは、何も隠すことがない、すべてを見せている状況もこの言葉で表すことができるんだ。
それとも、「隠すことなく全部見せてる」状態を言うんやな。
この言葉は、「物事には表と裏があり、それらが密接に関連していること」や、「隠し事がないこと」を教えてくれるんやで。
【疲労困憊】ひろうこんぱい
【意味】
疲れきってしまうこと。「困憊」はすっかり疲れきること。疲れて弱りきること。
心も体もひどく疲れて、もうこれ以上は無理、という感じが込められているんだ。
遊んだり勉強したりでへとへとになった時、それを「疲労困憊」というんやな。
なるほどな、この言葉は、「ガンバリすぎてくたくたになった時」のことを教えてくれるわけやな。
【品行方正】ひんこうほうせい
【意味】
心や行いが正しく立派なさま。「品行」は行い・振る舞い・行状のこと。「方正」は心や行いが、正しくきちんとしているさま。
つまり、きちんとしていて、誰からもほめられるような行動をする人のことを指すよ。
みんなからほめられるようないいことをいつもしてる人のことをいうんやな。
これは、「常に正しい行動をとるべき」って教えてくれる言葉やで。
非常に強い感情、特に悲しみや怒りがこもっているという表現なんだ。