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出典:蘇軾(そしょく)の四字熟語一覧

蘇軾

蘇軾(そしょく、1036年 – 1101年)は、中国北宋時代の著名な政治家、文学者、書家、画家であった。彼は、蘇洵の長男として四川省の眉山県に生まれ、弟は蘇轍。蘇軾は宋代を代表する文人官僚として知られ、その生涯は政争の中で多くの困難に直面しながらも、その明朗で博大な人格は常に人々に愛され、詩文は高く評価されている。

彼の文学的な業績は、『蘇東坡全集』や『蘇軾全集校注』などに集められており、その中でも「赤壁の賦」は特に有名である。また、蘇軾は音楽にも通じ、中国を代表する書家としても知られている。

蘇軾(『晩笑堂竹荘画伝』)

彼の号は「東坡居士」や「蘇東坡」として、また字は「子瞻」として広く親しまれている。若い頃、科挙や制科といった文官試験に合格し、鳳翔府の事務官としてのキャリアをスタート。しかし、政治の世界では新法の推進に反対し、その結果として地方官や知事としての役職に就くこととなった。44歳のとき、詩文による朝政の批判が原因で投獄されるも、後に恩赦を受けて黄州に流された。

晩年は、新法の復活に伴い、恵州や海南島に流されるが、66歳で生涯を閉じる前に大陸に帰還を許された。彼の作品は、その流れるような詩と達意を旨とする文で知られ、「唐宋八大家」の一人として数えられている。

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