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可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語一覧

可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語一覧

数ある四字熟語の中から、「可愛い」「美人」などの女性向けの四字熟語や、「おしゃれ」「綺麗」「美しい自然」「響が美しい」などを表す四字熟語を集めました。

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「あ行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

衣香襟影(いこうきんえい)

よい香がしみこんだ着物を着る姿。化粧をして着飾る女性をあらわす。
また、衣服にたきこめる香りと襟の形という意味から、転じて、色々な人の姿・形、人々の様子をたとえる。


一陽来復(いちようらいふく)

物事が回復すること。春の兆し。


一顧傾城(いっこけいせい)

絶世の美人のたとえ。美女がひとたび振り返れば君主が惑わされて国を傾ける意「城」はいわゆる城とも町や国の意とも解釈できる。わが国では、「傾城」の意が転じて、遊女の意にも用いる。「一顧、城を傾く」。


一笑千金(いっしょうせんきん)

ひとたびほほえめば千金に値するほどの美人をいう。美人の笑顔の得難いことのたとえ。


一片氷心(いっぺんのひょうしん)

澄み切った心境のこと。品行が高雅なことの形容。ひとかけらの氷のようにきわめて清い意。


雲外蒼天(うんがいそうてん)

困難を乗り越え、努力して克服すれば、快い青空が望めるという意味。


桜花爛漫(おうからんまん)

桜の花が満開で鮮やかに咲き乱れている様子。
桜の花がいっぱいにみごとに咲き乱れているさま。


桜梅桃李(おうばいとうり)

桜の花が満開で鮮やかに咲き乱れている様子。
桜の花がいっぱいにみごとに咲き乱れているさま。

「か行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

海闊天空(かいかつてんくう)

海や空がきわまりなく広がっていること。ここから転じて気性がさっぱりしていて度量が大きく、何のわだかまりもないたとえ。また、言葉や発想などが限りなく広がるたとえ。


花紅柳緑(かこうりゅうりょく)

春の景色の美しいこと。色とりどりの華やかな装いや、あでやかで鮮やかな装いの形容。


花枝招展(かししょうてん)

花の枝が風に揺れ動いて美しい様子。転じて、華やかに着飾っている女性の喩え。


火樹銀花(かじゅぎんか)

町の灯りや花火の光が輝く様子。または、夜景を言い表す言葉。


花朝月夕(かちょうげっせき)

春秋のさかりの気候のよい時のこと。陰暦二月中旬と八月中旬の春秋のさかりの時節。また、春秋の季節の楽しいひとときをいう。花の咲く春の朝と名月の照る秋の夕べ、また、それを楽しみめでる意。のちに陰暦二月十五日を花朝、八月十五日を月夕というようになった。


花鳥風月(かちょうふうげつ)

自然の風景や風物のこと。自然の美しさのこと。
自然を題材にした詩歌などをたしなむ風流にも例えられる。


花天月地(かてんげっち)

春の花が咲き月夜地上を照らして明るい美しい景色のこと。


迦陵頻伽(かりょうびんが)

声が美しいもののたとえ。とても美しい声で鳴くという想像上の鳥の名前。ヒマラヤ山中、あるいは極楽浄土にすむという。


鏡花水月(きょうかすいげつ)

はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。また、感じ取れても説明できない奥深い趣のたとえ。詩歌・小説などの奥深い味わいのたとえ。


錦上添花(きんじょうてんか)

善美なものの上に、さらに善美なものを加えること。本来、美しい錦の上に、さらに美しい花を添える意。よいもの、美しいもの、めでたいことなどが重なることに用いる。


錦心繍口(きんしんしゅうこう)

詩文の才能にすぐれているたとえ。美しくすぐれた思いと言葉の意から。


黄花晩節(こうかばんせつ)

年老いても、気高く立派な信念を守り続けることのたとえ。または、年老いても健康なことのたとえ。


高山流水(こうざんりゅうすい)

すぐれて巧みな音楽、絶妙な演奏のたとえ。また、自分を理解してくれる真の友人のたとえ。または、けがれのない澄んだ自然のこと。

「さ行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

山紫水明(さんしすいめい)

自然の景色が清らかで美しいこと。太陽の光で照らされた山や川は清らかで澄んで見えること。


四海兄弟(しかいけいてい)

真心と礼儀を尽くして他者と関わることで、世界中はみんな兄弟のように仲良くなるということ。
また、そうすべきであるということ。


紫幹翠葉(しかんすいよう)

山の木々がみずみずしく美しいさま。


疾風勁草(しっぷうけいそう)

苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。


洒洒落落(しゃしゃらくらく)

さっぱりとして物事にとらわれないさま。人の性格や態度などについていう。


羞花閉月(しゅうかへいげつ)

美人の容姿のすぐれてうるわしいこと。あまりの美しさに花を恥じらわせ、月も恥じらい隠れる意から。


羞月閉花(しゅうげつへいか)

美しい女性のこと。「羞」は恥らうという意味。あまりの美しさに、月も羞じらい花も閉じてしまうという意味。


純情可憐(じゅんじょうかれん)

純粋で邪心がなくて、清らかで愛らしいこと。


晶瑩玲瓏(しょうえいれいろう)

透き通っていて、宝石のように美しいこと。


芝蘭玉樹(しらんぎょくじゅ)

すぐれた人材。すぐれた子弟。また、すぐれた人材を輩出すること。


晨星落落(しんせいらくらく)

しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。


晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)

純真で汚れのない心のたとえ。


清風明月(せいふうめいげつ)

夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。


雪月風花(せつげつふうか)

四季折々の自然の美しい景観のこと。また、それを鑑賞し、詩歌を作ったりする風流なさまのこと。


絶世独立(ぜっせいどくりつ)

美人の形容。『漢書』「孝武李夫人伝」より。世にすぐれて並ぶものがないという意味。「絶世」は世に並びなくすぐれていること。「独立」はひとりそびえ立つこと。


雪魄氷姿(せっぱくひょうし)

雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。


仙姿玉質(せんしぎょくしつ)

とびぬけた美人に対する形容。「仙姿」は仙女のような容姿。「玉質」は玉のように美しい肉体。


千思万考(せんしばんこう)

何度も考えること。また、あれこれ考えて思いをめぐらすこと。「千」「万」は数の多いことを示す。「思」は細かいことを考える。何回も思考してみるという意味。


荘厳華麗(そうごんかれい)

重々しく威厳があり、華やかな様子。

「た行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

高嶺之花(たかねのはな)

高い峰に咲く花のように、遠くから眺めるばかりで、手にすることのできないものや人。手が出ないほど高価な品やうっとりと見つめるばかりで近づきがたい美女など。


重見天日(ちょうけんてんじつ)

暗く苦しい状況から解放されて、以前の明るい状態に戻ること。


鳥語花香(ちょうごかこう)

春ののどかな情景、風物のこと。


天香桂花(てんこうけいか)

月の中にあるという桂の花。


天真爛漫(てんしんらんまん)

飾ることなく自然のままの姿があふれ出ている様子のこと。
明るく純真で無邪気なこと。

「は行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

飛花落葉(ひからくよう)

絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。


百花繚乱(ひゃっかりょうらん)

いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。


風光明媚(ふうこうめいび)

自然の景色が清らかで澄んでいて美しいこと。
「風光」は自然の景色、風景。「明媚」は景色が清らかで澄んでいて美しい様子。


文質彬彬(ぶんしつひんぴん)

外見の美しさと内面の実質がよく調和していること。人の文雅であってしかも飾りけの無いことの形容。


粉白黛墨(ふんぱくたいぼく)

美人のこと。『戦国策』「楚策」に「粉白墨黒」とあるのにもとづく。「粉白」はおしろい、「黛墨」は眉ずみのこと。おしろいをつけて顔を白くし、眉ずみをつけて黒く整った眉にすることから、美人をいう。


暮色蒼然(ぼしょくそうぜん)

夕暮れどきの、徐々にあたりが薄暗くなっていく様子。

「ま行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

夢幻泡影(むげんほうよう)

人生がはかないことのたとえ。


明鏡止水(めいきょうしすい)

邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。

「や行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

勇気凛々(ゆうきりんりん)

失敗や危険を恐れず気力に溢れていて、勇ましい様子。


優美高妙(ゆうびこうみょう)

品があり、言葉にできないほど美しくすぐれている様子。


瑶林瓊樹(ようりんけいじゅ)

人品が卑しくなく高潔で、人並みはずれていること。玉の木や林。

「ら行」の可愛い・美しい・おしゃれな四字熟語

落花流水(らっかりゅうすい)

散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物が落ちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。


嵐影湖光(らんえいここう)

山の青々とした気と湖面のかがやき。山水の風景の美しいことの形容。


柳暗花明(りゅうあんかめい)

春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。また、新しい展開が開ける意にも用いる場合もある。


柳緑花紅(りゅうりょくかこう)

人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。紅い花と緑の柳で代表させて、自然の美しさを表した言葉。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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