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【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「さ」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【斎戒沐浴】さいかいもくよく

斎戒沐浴

【意味】
神仏に祈ったり、神聖な仕事をする前に、飲食や行動を慎んで、水を浴びて心身を清めること。

四字熟語の博士
「斎戒沐浴」は、神聖な儀式が行われる前に、体をきれいに洗って、食べ物や行動に気をつけることを意味しているんだ。
神様や仏様に願いをかける前には、酒や肉を控えて、特別な心がけをするんだよ。
助手ねこ
なるほどね。それは、「大事な儀式の前は、体も心もきれいにして、ちょっと厳しいルールに従う」ってことなんやな。
酒や肉を我慢して、自分を整えるんやな。
これは、「大切な時は準備と自制心が大事」っていう教えなんやろな。

【才気煥発】さいきかんぱつ

才気煥発

【意味】
すぐれた才能が外にあふれ出ること。またそのさま。

四字熟語の博士
「才気煥発」は、人の優れた能力や才能がとても活発で、いつでも溢れ出ている様子を表しているんだよ。
頭が良くて、すぐに正しい決断を下すことができ、創造力に溢れているという意味もあるんだ。
助手ねこ
ええな、それはつまり、「スゴイ才能がじゃんじゃん出てる」ってことやな。
頭がサクサク働いて、ちゃんと正しいことをすぐに決めれるし、いつも新しいアイデアが出てくるんやな。
これは、「才能をフル活用して、いつでも活気に満ちた人」を表してる言葉なんやで。

【再起不能】さいきふのう

再起不能

【意味】
もう二度と、以前のようなよい状態には戻れないということ。
再びちからを得て活動したくても、できないということ。

四字熟語の博士
「再起不能」という四字熟語は、病気が治らない、もしくは失敗や挫折から立ち直れない状態を表すんだよ。
文字通りには「もう一度立ち上がることができない」、つまり、回復する見込みがないという意味があるんだ。
助手ねこ
そうかいな、それは「もう立ち直れへん、回復できへん」って状況を言うんやな。
失敗や挫折が大きすぎて、もう一度前に進めへん、なんてことも含まれてるんや。
これは、「困難を乗り越えて立ち直る難しさ」を教えてくれる言葉やで。

【最後通牒】さいごつうちょう

最後通牒

【意味】
相手に対して一方的に突きつける最後の要求。

四字熟語の博士
「最後通牒」というのは、これ以上譲歩の余地がないときに、相手に一方的に伝えることを言うんだ。
もうこれ以上議論する余地はない、これが最終的な決断だという強い決意が込められているよ。
助手ねこ
つまり、「これ以上話し合いのないときに、ここまでやで!」って決めつけることやな。
もうこれ以上はどうにもならへん、これが最後の通告や!ってことを表してるんやな。
これは、「最後の線を引く大切さ」を教えてくれる四字熟語やで。

【在在所所】ざいざいしょしょ

在在所所

【意味】
そこかしこ。あちらこちら。また、至るところ。

四字熟語の博士
「在在所所」という四字熟語は、あちこちや、ここかしこという意味を持つんだよ。
簡単に言うと、いろんな場所のことを指すんだ。
助手ねこ
それはつまり、「どこにでもある」または「あっちこっち」ってことなんやな。
いろんなところ、つまり、ここにもあるし、あそこにもあるっていう感じやな。
これは、「色んな場所」をさす言葉なんやで。

【再三再四】さいさんさいし

再三再四

【意味】
繰り返し何度も。たびたび。

四字熟語の博士
「再三再四」という四字熟語は、何度も何度もという意味なんだよ。
何かを繰り返し行う、つまり、何回も何回も同じことをするという意味があるんだ。
助手ねこ
なるほど、そういうことやったんか。つまり、「何度も何度も、たびたび」ってことやな。
何回も何回も同じことをやるっていう意味なんやな。
これは、「繰り返し行うこと」を表してる言葉やなんやで。

【才子佳人】さいしかじん

才子佳人

【意味】
才知のすぐれた男性と、美人のほまれ高い女性。

四字熟語の博士
「才子佳人」という四字熟語は、とても才能があって素晴らしい男性と、とても美しい女性を表しているんだよ。
まさに絵に描いたような素敵なカップルという意味だ。
助手ねこ
そうなんかい。それってつまり、「すごい才能を持った男性と、めちゃくちゃきれいな女性」ってことやな。
ほんまに理想的な男女って感じなんやね。
これは、「すごい組み合わせ」を示す言葉なんやな。

【才子多病】さいしたびょう

才子多病

【意味】
才能のあるすぐれた人は、とにかく体が弱くて病気がちだということ。

四字熟語の博士
「才子多病」は、才能がある人が、体調に問題を抱えがちである、ということを意味しているんだよ。
すごい能力を持っている人ほど、病気になりやすい、という意味だね。
助手ねこ
ああ、そやな。「才能がある人ほど、体が弱いことが多い」ってことなんやな。
すごい能力がある人は、なんかちょっと体が弱いところがあるかもしれへんって言うんやな。
これは、「偉大な人でも健康が一番」ってことを教えてくれるんやな。

【才色兼備】さいしょくけんび

才色兼備

【意味】
すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること。多くは女性についていう。

四字熟語の博士
「才色兼備」という四字熟語は、女性が優れた知識や才能を持ち合わせていて、さらに顔立ちも美しい、つまり才能と美しさを両方備えていることを表すんだよ。
助手ねこ
ええな、それは。「賢くて、なおかつキレイな女性」ってことやな。
頭も良くて顔もキレイなんて、まさにビンゴ!なんやな。
これは、「内面と外見、両方大切」ってことを教えてくれる言葉やで。

【採長補短】さいちょうほたん

採長補短

【意味】
人の良いところを取り入れて、自分の短所や足りないところを補うこと。
また、物事のすぐれたところや余ったところから取り入れて、不備なところや足りないところを補うこと。

四字熟語の博士
「採長補短」という四字熟語は、他人の良い部分を取り入れ、自分の足りない部分を補うことを表しているんだよ。
他人の長所から学び、自分の短所を改善することで成長するという意味が込められているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「人のええところを見て、自分の足りへんところを改善する」ってことやな。
人から学ぶことで、自分がもっと成長できるってことや。
これは、「他人の良さを見つけて、自分の成長に活かす大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【才弁縦横】さいべんじゅうおう

才弁縦横

【意味】
才気にあふれていて、巧みな弁舌を自由自在に駆使すること。

四字熟語の博士
「才弁縦横」は、すごい頭脳を持っていて、それを使って言葉を自由自在に操ることを表す四字熟語だよ。
ものすごく頭がよくて、言葉を上手に使って思ったことを相手に伝えるというイメージがあるんだ。
助手ねこ
ええなぁ、それはつまり、「超頭ええ人が、言葉をぐいぐい使って話す」ってことやな。
考えたことを、巧みに言葉にして伝えるんやな。
これは、「頭の良さと話す上手さ」をひとつにしたような言葉やな。

【西方浄土】さいほうじょうど

西方浄土

【意味】
はるかかなたにあるという、仏教における極楽の世界。

四字熟語の博士
「西方浄土」とは、阿弥陀如来が主である西の方向にあると言われている浄土のことだよ。
人間の世界から見て、とても遠い西の方向、何と十万億の仏土を越えた場所にあるとされているんだ。
助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「人間の世界からすごい遠くの西にある、阿弥陀如来さまがおられるすごくきれいで幸せな世界」ってことやな。
十万億もの距離を越えて、そこに辿り着くんやっていう話やね。
これは、「目指すべき場所や、理想の世界」って意味も含んでるんかな。

【昨非今是】さくひこんぜ

昨非今是

【意味】
昨日まで否定していたことが、今日になって正しいとわかること。

四字熟語の博士
「昨非今是」という四字熟語は、今まで自分が間違っていたと気づき、それを認めて悔いることを示しているんだよ。
つまり、過去の失敗から学んで、今の行動を改めるということだね。
助手ねこ
あー、それって要するに、「今までのミスに気付いて、反省する」ってことやんな。
自分が過ちを犯してたことに、今頃気づいて悔い改めるんや。
これは、「失敗から学んで成長する」って意味があるんやな。

【左支右吾】さしゆうご

左支右吾

【意味】
色々とたくらんで、ごまかそうとすること。また、どちらにも差し支えること。

四字熟語の博士
「左支右吾」は、色々な手段を使ってうまく逃げたり、言い訳をしたりすることを表すんだよ。
あれもこれもと、あらゆる手を尽くして難局を避ける様子を描いているんだ。
助手ねこ
あー、つまり「色んな手を使って言い訳や逃げ道を見つける」ってことやな。
どうにかこうにか、困った状況から逃げ出そうとするんやな。
これは、「逃げ道を探す機転」っていうのを教えてくれる言葉やね。

【産学協同】さんがくきょうどう

産学協同

【意味】
産業界と学校とが相互に協力し合って、研究や技術者教育の促進を図ること。

四字熟語の博士
「産学協同」という四字熟語は、企業の人たちと学校の人たちが手を組んで、新しい研究や技術者の育成を進めることを言うんだよ。
お互いの知識や経験を活かしながら、さまざまな課題を解決するために協力するということだよ。
助手ねこ
ええな!それって、「会社の人と学校の先生が力を合わせて、新しいことを研究したり、上手な技術者を育てたりする」ってことやな。
それぞれが持ってる知識や経験を生かして、一緒に問題を解決しようとするんやな。
これは、「みんなで協力してより良い未来を作ろう」っていう意味やな。

【三寒四温】さんかんしおん

三寒四温

【意味】
冬に寒い日が三日続くと、暖かい日が四日続くという気候が繰り返されること。だんだんと暖かくなってくる気候に用いる場合もある。

四字熟語の博士
「三寒四温」という四字熟語は、寒い日が三日続いた後に、四日間くらい暖かい日が続くという冬の天候の変化を表すんだよ。
また、だんだんと暖かくなって、春が近づいてきていることを示す表現でもあるんだ。
助手ねこ
ほんなら、それは「寒い日が3日続いて、その後暖かい日が4日来る」っていう冬の天気のパターンやな。
それと同時に、「ほら、だんだんと暖かくなってきて、春が近いで!」っていう、季節の変わり目を教えてくれる言葉やな。

【残酷非道】ざんこくひどう

残酷非道

【意味】
極めて惨たらしく、人の道にそむいていること。

四字熟語の博士
「残酷非道」という四字熟語は、人間らしくない、とてもひどい行為を指すんだよ。
それは、普通の道理や人情に反した、許しがたい行動を指しているんだ。
助手ねこ
ええ、つまり、「人間らしくない、ほんまにひどいこと」を表すんやな。
人としてやってはいけないような、ひどい行動をすることやねんな。
これは、「人間らしく、人情を大切にしなきゃいけない」って教えてくれる言葉やな。

【三三五五】さんさんごご

三三五五

【意味】
あっちに3人、こっちに5人というふうに、人が少人数のまとまりになって歩いていくこと。また、家やものなどがあちこちに散らばっている様子。

三三五五集まる→三人、五人ずつと、ちらほら集まるという意味
四字熟語の博士
「三三五五」という四字熟語は、みんなが小さなグループ、たとえば3人や5人というような単位でまとまって、それぞれ行動する様子を描いているんだよ。
助手ねこ
つまり、「みんなで大きなグループになるんじゃなくて、ちっちゃいグループでそれぞれ行動する」ってことなんやな。
友達と遊ぶときに、みんなで一緒に遊ぶんじゃなくて、3人でこっち、5人であっち、みたいに分かれてそれぞれ遊ぶのと一緒やな。
これは、「小さなグループでも効率よく活動できる」ってことを教えてくれるんやで。

【山紫水明】さんしすいめい

山紫水明

【意味】
自然の景色が清らかで美しいこと。太陽の光で照らされた山や川は清らかで澄んで見えること。

四字熟語の博士
「山紫水明」という四字熟語は、自然の美しさを表す表現なんだよ。
山が日の光で紫色に見え、水がとても清らかで明るく見えるという景色を描いているんだ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、「山が日光で紫色に輝いて、水はすごくきれいで明るい」っていう自然のきれいな風景を言うんやな。
これは、「自然の美しさ」を感じさせてくれる言葉やね。

【三者鼎立】さんしゃていりつ

三者鼎立

【意味】
互角の勢力を持つ三者が、並び存立していること。また、張り合って争うこと。
三つどもえ。

四字熟語の博士
「三者鼎立」とは、同じくらい強い力を持つ三つの勢力が互いに競い合いながら存在していることを表すんだよ。
三つの大きな鍋が立っていて、どれもがぐらつかないように支えあっているイメージがあるんだ。
助手ねこ
ほんなら、「三つのグループが、お互いに同じくらい強くて、互いに競い合ってる」ってことかな。
たとえば、クラスでゲームをするときに、A組もB組もC組も、みんな強くて、どれが一番になるかわからへん、みたいな感じやな。
これは、「互いの競争を通じて強さを保つ」を示す言葉やで。

【三十六計】さんじゅうろっけい

三十六計

【意味】
逃げるべき時には、どんな策略よりも、逃げることが一番の策であること。
いざという時には、逃げることが最も安全であるということ。

四字熟語の博士
「三十六計」というのは、古代中国の戦術で36種類の戦略があることから来ているんだ。
これはいろいろな策略や戦略を使って事を進めることを意味しているよ。
助手ねこ
ほんなら、それは「36種類の賢い考え方で問題を解決する」っていうことかい?
戦争で使うような、色んな工夫や仕掛けをうまく使って事を運ぶってわけやな。
こういう言葉は、「あらゆる状況に対応できる工夫の大切さ」を教えてくれるんやろな。

【斬新奇抜】ざんしんきばつ

斬新奇抜

【意味】
物事の着想が独自で、それまでに類をみないほど新しいさま。それまでにないほど新しく、思いもよらないほど変わっているさま。

四字熟語の博士
「斬新奇抜」という四字熟語は、非常に新しくてユニークなアイデアや見方を表すんだよ。
何かがとても特異で、他のものとは一線を画すような状況を想像してみてくれ。
助手ねこ
ええ、それなら「めっちゃ新しくて、誰も思いつかないようなアイデアや見方」ってことやな。
他の誰もが考えもしないようなユニークなやり方や考え方を持ってるんやな。
これは「自分だけの特別な考え方を持つ」ことを教えてくれる言葉やね。

【三人三様】さんにんさんよう

三人三様

【意味】
三人いれば、三人とも性格や行動、考えかたなどがそれぞれ違うこと。

四字熟語の博士
「三人三様」という四字熟語は、三人がいればその三人とも性格や行動、考え方が違うということを表しているんだよ。
つまり、みんなそれぞれ自分だけの独特なスタイルがあるということだね。
助手ねこ
なるほど、それは「人はそれぞれ、考え方や行動が違って当たり前」ってことやな。
三人がいたら三人とも全然ちゃう性格や考え方があるんやな。
これは、「みんなが違って、それが普通」ってことを教えてくれる言葉やで。

【三年味噌】さんねんみそ

三年味噌

けちなこと。勘定高いこと。


【残念無念】ざんねんむねん

残念無念

非常に悔しい様子。


【三拝九拝】さんぱいきゅうはい

三拝九拝

何度も頭を下げること。


【賛否両論】さんぴりょうろん

賛否両論

賛成と反対の両方の意見。


【三位一体】さんみいったい

三位一体

3つのものが1つになること。また、三者が心を合わせること。


【三面記事】さんめんきじ

三面記事

新聞の社会面の記事のこと。


【三面六臂】さんめんろっぴ

三面六臂

何人分もの働きを一人ですること。


【三令五申】さんれいごしん

三令五申

何度も繰り返して、命令したり、言い聞かせたりすること。


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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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