「さ」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【斎戒沐浴】さいかいもくよく
【意味】
神仏に祈ったり、神聖な仕事をする前に、飲食や行動を慎んで、水を浴びて心身を清めること。
酒や肉を我慢して、自分を整えるんやな。
これは、「大切な時は準備と自制心が大事」っていう教えなんやろな。
【才気煥発】さいきかんぱつ
【意味】
すぐれた才能が外にあふれ出ること。またそのさま。
頭が良くて、すぐに正しい決断を下すことができ、創造力に溢れているという意味もあるんだ。
頭がサクサク働いて、ちゃんと正しいことをすぐに決めれるし、いつも新しいアイデアが出てくるんやな。
これは、「才能をフル活用して、いつでも活気に満ちた人」を表してる言葉なんやで。
【再起不能】さいきふのう
【意味】
もう二度と、以前のようなよい状態には戻れないということ。
再びちからを得て活動したくても、できないということ。
文字通りには「もう一度立ち上がることができない」、つまり、回復する見込みがないという意味があるんだ。
失敗や挫折が大きすぎて、もう一度前に進めへん、なんてことも含まれてるんや。
これは、「困難を乗り越えて立ち直る難しさ」を教えてくれる言葉やで。
【最後通牒】さいごつうちょう
【意味】
相手に対して一方的に突きつける最後の要求。
もうこれ以上議論する余地はない、これが最終的な決断だという強い決意が込められているよ。
もうこれ以上はどうにもならへん、これが最後の通告や!ってことを表してるんやな。
これは、「最後の線を引く大切さ」を教えてくれる四字熟語やで。
【在在所所】ざいざいしょしょ
【意味】
そこかしこ。あちらこちら。また、至るところ。
簡単に言うと、いろんな場所のことを指すんだ。
いろんなところ、つまり、ここにもあるし、あそこにもあるっていう感じやな。
これは、「色んな場所」をさす言葉なんやで。
【再三再四】さいさんさいし
【意味】
繰り返し何度も。たびたび。
何かを繰り返し行う、つまり、何回も何回も同じことをするという意味があるんだ。
何回も何回も同じことをやるっていう意味なんやな。
これは、「繰り返し行うこと」を表してる言葉やなんやで。
【才子佳人】さいしかじん
【意味】
才知のすぐれた男性と、美人のほまれ高い女性。
まさに絵に描いたような素敵なカップルという意味だ。
ほんまに理想的な男女って感じなんやね。
これは、「すごい組み合わせ」を示す言葉なんやな。
【才子多病】さいしたびょう
【意味】
才能のあるすぐれた人は、とにかく体が弱くて病気がちだということ。
すごい能力を持っている人ほど、病気になりやすい、という意味だね。
すごい能力がある人は、なんかちょっと体が弱いところがあるかもしれへんって言うんやな。
これは、「偉大な人でも健康が一番」ってことを教えてくれるんやな。
【才色兼備】さいしょくけんび
【意味】
すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること。多くは女性についていう。
頭も良くて顔もキレイなんて、まさにビンゴ!なんやな。
これは、「内面と外見、両方大切」ってことを教えてくれる言葉やで。
【採長補短】さいちょうほたん
【意味】
人の良いところを取り入れて、自分の短所や足りないところを補うこと。
また、物事のすぐれたところや余ったところから取り入れて、不備なところや足りないところを補うこと。
他人の長所から学び、自分の短所を改善することで成長するという意味が込められているんだ。
人から学ぶことで、自分がもっと成長できるってことや。
これは、「他人の良さを見つけて、自分の成長に活かす大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【才弁縦横】さいべんじゅうおう
【意味】
才気にあふれていて、巧みな弁舌を自由自在に駆使すること。
ものすごく頭がよくて、言葉を上手に使って思ったことを相手に伝えるというイメージがあるんだ。
考えたことを、巧みに言葉にして伝えるんやな。
これは、「頭の良さと話す上手さ」をひとつにしたような言葉やな。
【西方浄土】さいほうじょうど
【意味】
はるかかなたにあるという、仏教における極楽の世界。
人間の世界から見て、とても遠い西の方向、何と十万億の仏土を越えた場所にあるとされているんだ。
十万億もの距離を越えて、そこに辿り着くんやっていう話やね。
これは、「目指すべき場所や、理想の世界」って意味も含んでるんかな。
【昨非今是】さくひこんぜ
【意味】
昨日まで否定していたことが、今日になって正しいとわかること。
つまり、過去の失敗から学んで、今の行動を改めるということだね。
自分が過ちを犯してたことに、今頃気づいて悔い改めるんや。
これは、「失敗から学んで成長する」って意味があるんやな。
【左支右吾】さしゆうご
【意味】
色々とたくらんで、ごまかそうとすること。また、どちらにも差し支えること。
あれもこれもと、あらゆる手を尽くして難局を避ける様子を描いているんだ。
どうにかこうにか、困った状況から逃げ出そうとするんやな。
これは、「逃げ道を探す機転」っていうのを教えてくれる言葉やね。
【産学協同】さんがくきょうどう
【意味】
産業界と学校とが相互に協力し合って、研究や技術者教育の促進を図ること。
お互いの知識や経験を活かしながら、さまざまな課題を解決するために協力するということだよ。
それぞれが持ってる知識や経験を生かして、一緒に問題を解決しようとするんやな。
これは、「みんなで協力してより良い未来を作ろう」っていう意味やな。
【三寒四温】さんかんしおん
【意味】
冬に寒い日が三日続くと、暖かい日が四日続くという気候が繰り返されること。だんだんと暖かくなってくる気候に用いる場合もある。
また、だんだんと暖かくなって、春が近づいてきていることを示す表現でもあるんだ。
それと同時に、「ほら、だんだんと暖かくなってきて、春が近いで!」っていう、季節の変わり目を教えてくれる言葉やな。
【残酷非道】ざんこくひどう
【意味】
極めて惨たらしく、人の道にそむいていること。
それは、普通の道理や人情に反した、許しがたい行動を指しているんだ。
人としてやってはいけないような、ひどい行動をすることやねんな。
これは、「人間らしく、人情を大切にしなきゃいけない」って教えてくれる言葉やな。
【三三五五】さんさんごご
【意味】
あっちに3人、こっちに5人というふうに、人が少人数のまとまりになって歩いていくこと。また、家やものなどがあちこちに散らばっている様子。
友達と遊ぶときに、みんなで一緒に遊ぶんじゃなくて、3人でこっち、5人であっち、みたいに分かれてそれぞれ遊ぶのと一緒やな。
これは、「小さなグループでも効率よく活動できる」ってことを教えてくれるんやで。
【山紫水明】さんしすいめい
【意味】
自然の景色が清らかで美しいこと。太陽の光で照らされた山や川は清らかで澄んで見えること。
山が日の光で紫色に見え、水がとても清らかで明るく見えるという景色を描いているんだ。
これは、「自然の美しさ」を感じさせてくれる言葉やね。
【三者鼎立】さんしゃていりつ
【意味】
互角の勢力を持つ三者が、並び存立していること。また、張り合って争うこと。
三つどもえ。
三つの大きな鍋が立っていて、どれもがぐらつかないように支えあっているイメージがあるんだ。
たとえば、クラスでゲームをするときに、A組もB組もC組も、みんな強くて、どれが一番になるかわからへん、みたいな感じやな。
これは、「互いの競争を通じて強さを保つ」を示す言葉やで。
【三十六計】さんじゅうろっけい
【意味】
逃げるべき時には、どんな策略よりも、逃げることが一番の策であること。
いざという時には、逃げることが最も安全であるということ。
これはいろいろな策略や戦略を使って事を進めることを意味しているよ。
戦争で使うような、色んな工夫や仕掛けをうまく使って事を運ぶってわけやな。
こういう言葉は、「あらゆる状況に対応できる工夫の大切さ」を教えてくれるんやろな。
【斬新奇抜】ざんしんきばつ
【意味】
物事の着想が独自で、それまでに類をみないほど新しいさま。それまでにないほど新しく、思いもよらないほど変わっているさま。
何かがとても特異で、他のものとは一線を画すような状況を想像してみてくれ。
他の誰もが考えもしないようなユニークなやり方や考え方を持ってるんやな。
これは「自分だけの特別な考え方を持つ」ことを教えてくれる言葉やね。
【三人三様】さんにんさんよう
【意味】
三人いれば、三人とも性格や行動、考えかたなどがそれぞれ違うこと。
つまり、みんなそれぞれ自分だけの独特なスタイルがあるということだね。
三人がいたら三人とも全然ちゃう性格や考え方があるんやな。
これは、「みんなが違って、それが普通」ってことを教えてくれる言葉やで。
【三年味噌】さんねんみそ
けちなこと。勘定高いこと。
【残念無念】ざんねんむねん
非常に悔しい様子。
【三拝九拝】さんぱいきゅうはい
何度も頭を下げること。
【賛否両論】さんぴりょうろん
賛成と反対の両方の意見。
【三位一体】さんみいったい
3つのものが1つになること。また、三者が心を合わせること。
【三面記事】さんめんきじ
新聞の社会面の記事のこと。
【三面六臂】さんめんろっぴ
何人分もの働きを一人ですること。
【三令五申】さんれいごしん
何度も繰り返して、命令したり、言い聞かせたりすること。
神様や仏様に願いをかける前には、酒や肉を控えて、特別な心がけをするんだよ。