著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「た」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【大安吉日】たいあんきちじつ

大安吉日

【意味】
陰陽道(おんみょうどう)で、旅行・結婚など物事を行うのに最も縁起のよいとする日。

四字熟語の博士
「大安吉日」は特にいいことをする日とされている四字熟語なんだよ。
特別な事を始めるときや大切なイベントを計画する時に、選ばれることが多いんだ。
助手ねこ
ほんまやな。「大切なことをするには、この日が一番!」って言われてる日やな。
何か新しいことを始めるときや、大事な行事をするときには、この日を選ぶんやな。
これは、「いいことはいい日に」っていう、ちょっとおまじないみたいな気持ちもあるんやろな。

【大厦高楼】たいかこうろう

大厦高楼

【意味】
大きい家や高い建物。

四字熟語の博士
「大廈高楼」という四字熟語は、大きな建物や高いビルを指す表現なんだよ。
すごく立派で豪華な建物のことを表しているんだ。
助手ねこ
つまり、「でっかい家やすごい高いビル」ってことやな。
ほんまに立派で豪華なビルのことをいうんやな。
これは、「大きさや立派さ」を見せる言葉やな。

【大喝一声】だいかついっせい

大喝一声

【意味】
大きなひと声でしかりつけること。また、その声。

四字熟語の博士
「大喝一声」という四字熟語は、大きな声で怒るまたは叱る行為、もしくはその声自体を指すんだよ。
まさに、一声に集中して出す大きな叱責のイメージがあるんだ。
助手ねこ
う~ん、それって、「すごい大声でガツンと叱る」ってことかな。
たとえば、ちょっと悪さをした友だちに、大きな声で「ダメや!」って叱るみたいなことかな?
これは、「ちゃんと注意して、友だちを正しい方向に導く」って意味もあるんやな。

【大願成就】たいがんじょうじゅ

大願成就

【意味】
大きな望みがかなえられること。神仏に願ったことがそのとおりになること。

四字熟語の博士
「大願成就」という四字熟語は、神仏の助けを借りて、または自分の力で、大きな願いが叶えられることを表しているんだよ。
つまり、自分の夢や目標が達成されることを意味しているんだ。
助手ねこ
ああ、そういうことか。
つまり、「でっかい夢でも、神さまや仏さまの助けがあって、それがかなう」ってことやな。
自分の力でもちろん大事やけど、神様や仏様からの助けも大切やな。
これは、「大きな夢を持つこと、そしてそれを叶える喜び」を教えてくれる言葉やで。

【大器晩成】たいきばんせい

大器晩成

【意味】
大きな器が完成までに時間がかかるように、偉大な人物は若い時には目立たず大成するのには時間がかかるということ。

四字熟語の博士
「大器晩成」という四字熟語は、素晴らしい人物がその才能を全面に出すまでには時間がかかるという意味だよ。
大きな壺を作るのに時間が必要なように、真の才能は時間をかけて磨かれ、人々が認めるようになることが多いんだ。
助手ねこ
それは、要するに「すごい人でも、すぐにすごさがわかるわけじゃないんやな」ってことやで。
大きな壺を作るのに時間がかかるように、すごい人がすごいって認められるまでには時間がかかるんや。
これは、「焦らずじっくりと自分を磨き続ける大切さ」を教えてくれる言葉やね。


【大義名分】たいぎめいぶん

大義名分

【意味】
ある行動の正当な根拠、理由づけ、建前。やましくない口実のこと。

四字熟語の博士
「大義名分」という四字熟語は、一人の人間として、またある立場にいる者として守るべき道理や本分を指すんだよ。
また、それが転じて、行動の正当性を示す根拠、あるいは表向きの理由として使われることもあるんだ。
助手ねこ
つまり、「人として、あるいは自分の立場として、ちゃんと守らなアカン道理や役目」を指すんやな。
それに加えて、「自分の行動の正当性を示すための理由や、表面上の理由づけ」ってことも含んでるんやな。
これは、「行動する時は、しっかりとした理由が必要」ってことを教えてくれる言葉やな。

【対牛弾琴】たいぎゅうだんきん

対牛弾琴

【意味】
牛に対して琴を弾いて聞かせる意から、何の効果もなく無駄なこと。愚かな人に深遠な道理を説いて聞かせること。せっかくの好意や努力が無駄に終わること。

四字熟語の博士
「対牛弾琴」という四字熟語は、牛に琴を弾いても、それが音楽であるという認識が牛にはないように、理解できない人に対して高い理論を説いても、それが理解できないという意味だよ。
助手ねこ
なるほど、つまり、「わかる人にしかわからん話を、わからん人にする」ってことか。
牛に琴の音を聞かせても、それが音楽だってわからんように、人も同じようなもんやな。
これは、「話す相手をちゃんと見極める大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【大言壮語】たいげんそうご

大言壮語

【意味】
おおげさに言うこと。実現しそうにもないことや威勢のいいことを言うこと。
実力以上の大きなことを言うこと。大袈裟な言葉。

四字熟語の博士
「大言壮語」という四字熟語はね、自分が実際にはできないことを大げさに言うことを意味しているんだよ。
口だけで力強いことを言うけど、実際の行動にはそれが反映されない、という状況を描いているんだ。
助手ねこ
つまり、「自分はすごいことができるって大げさに言うけど、実はそんなことない」ってことやな。
口ばっかりで、実際にはそこまですごくないんやな。
これは、「行動が言葉を証明する」ってことを教えてくれるんやで。

【大根役者】だいこんやくしゃ

大根役者

【意味】
演技力のない役者、芸のまずい役者をあざけっていう語。

四字熟語の博士
「大根役者」は、演技力が足りない役者や、芸のうまさが欠けている役者を指す言葉だよ。
あまり上手ではない役者を、少し冗談めかして表現したものなんだ。
助手ねこ
ほんなら、これは「演技がヘタな役者」を指すんやな。
せっかく台詞を言うても、あまり上手じゃないから「大根役者」って呼ばれるんや。
まあ、ほんまはうまくなりたいけど、なかなかそうもいかへんのやろうな。
これは、ひとつの「自分の成長を求める」気持ちを示す言葉やで。

【泰山北斗】たいざんほくと

泰山北斗

【意味】
泰山と北斗星のこと。その道で大家として仰ぎ尊ばれる人。また、学問・芸術などある分野の権威・第一人者のたとえ。

四字熟語の博士
「泰山北斗」という四字熟語は、学問や芸術など、特定の分野でみんなから尊敬されている第一人者のことを指すんだよ。
その人がいる場所はまるで泰山や北斗星のように、みんなから見上げられる存在という意味が込められているんだ。
助手ねこ
あぁ、つまり、「すごい人、トップの人」ってことやな。
何かを学んだり、何かを作ったりするときに、一番すごい人のことを指すんやな。
これは、「すごい人になるためにはどれだけ努力して、どれだけ頑張っているか」を教えてくれる言葉やな。


【大山鳴動】たいざんめいどう

大山鳴動

【意味】
前触れのさわぎだけやたら大きくて、結果は極めて小さいことの例え。

四字熟語の博士
「大山鳴動」は、まるで大きな山がゴウゴウと音を立てて揺れ動くような、大騒ぎをすることを表しているんだよ。
山が鳴るほどの大きな動き、それがこの四字熟語のイメージなんだ。
助手ねこ
それなら、「すごい大騒ぎする」ってことやな。
例えば、学校の運動会やお祭りのように、ワイワイガヤガヤとにぎやかになることを言うんやな。
大きな山がゴロゴロと鳴るように、大騒ぎをするんやで。
これは、「楽しくて大賑わいの様子」を表現する言葉なんやな。

【大所高所】たいしょこうしょ

大所高所

【意味】
個々の細部にとらわれない大きな観点のこと。偏見や私情を捨てた広い視野をいう。

四字熟語の博士
「大所高所」という四字熟語は、ちょっとしたことにこだわらずに、全体を見渡す広い視野や観点を持つことを指すんだよ。
つまり、全体を理解するためには小さなことに囚われず、高い位置から大きな視野で物事を見る必要があるという意味だね。
助手ねこ
うーん、それは要するに、「小さなことにこだわるな、全体を見て判断しろ」ってことやな。
つまり、あんまり細かいところにこだわらんで、大きな視野で物事を見るべきやねんな。
これは、「物事の全体を見る視野の大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【大声疾呼】たいせいしっこ

大声疾呼

【意味】
大声で激しく叫ぶこと。

四字熟語の博士
「大声疾呼」という四字熟語は、大きな声で早急に呼びかけて、人々の注意を引くことを示しているんだよ。
急いで注意を促すというイメージがあるんだ。
助手ねこ
そやから、「大声でさっさと呼びかけて、みんなに注意してもらう」ってことやな。
何か大事なことがあって、急いで皆に知らせたいときに使うんやな。
これは、「大切なことを伝えるためには、はっきりと大きな声で伝えるべきや」って教えてくれる言葉やで。

【泰然自若】たいぜんじじゃく

泰然自若

【意味】
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。

四字熟語の博士
「泰然自若」という四字熟語は、どんなことが起きても、落ち着きを保ち、少しも動じない様子を表しているんだよ。
落ち着いた心持ちで物事を取り扱う、という姿勢が重要なんだ。
助手ねこ
ほな、それは「なんでもかんでも起こったって、落ち着いてちゃんと対処する」ってことなんか?
つまり、ちょっとしたことでパニックになったりせず、常に落ち着いた気持ちでいることが大切なんやな。
これは「何があっても冷静さを保つ強さ」を教えてくれる言葉やな。

【大胆不敵】だいたんふてき

大胆不敵

【意味】
度胸がすわっていて、まったく恐れないこと。また、そのさま。

四字熟語の博士
「大胆不敵」という四字熟語は、とても勇敢で何も怖れずに前に進むことを表しているんだよ。
敵がいても全く気にせず、どんな事態でも動じない勇敢さを持つことを指しているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「ものすごい勇気で、何も怖がらずに進む」ってことやな。
たとえ敵がいても、気にせずに前に進むほどの度胸があるんやな。
これは、「何があっても動じない勇気」を持つことの大切さを教えてくれる言葉やな。

【大同小異】だいどうしょうい

大同小異

【意味】
細かい違いがあるが、ほぼ同じであること。

四字熟語の博士
「大同小異」という四字熟語は、ちょっとした部分では違いがあるけれども、全体的に見るとだいたい同じという意味だよ。
細かい違いはあるけれども、本質的には大きな差がないということを表しているんだ。
助手ねこ
ええとね、「ちょこっとだけ違うけど、ほとんど一緒」ってことやな。
細かいところはちょっと違うかもしれへんけど、大体は同じみたいなんやで。
これは、「細部に目を向けても、全体としては変わらん」っていう事実を教えてくれる言葉やな。

【大同団結】だいどうだんけつ

大同団結

【意味】
いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまること。

四字熟語の博士
「大同団結」は、多くの団体や政党が共通の目的を達成するために、細かい違いを無視して一つに集まることを言うんだよ。
ちょうど多くの人々が一つの目標に向かってまとまる、というイメージだね。
助手ねこ
ええな。それは要するに、「みんなで力を合わせて大きな目標に向かう」ってことやろな。
小さい違いは気にせずに、みんなで一緒に頑張るんやな。
これは、「一致団結する力」がどれほど大切かを教えてくれる言葉なんやで。


【台風一過】たいふういっか

台風一過

【意味】
台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になること。転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること。

四字熟語の博士
「台風一過」という四字熟語は、台風が去った後に一気に青空が広がる様子を描いているんだよ。
さらに、それは比喩的に使われて、大きな問題や騒動が解決した後の静寂を表すんだ。
助手ねこ
なるほど、そういうことか。それなら、「大騒ぎが終わって、ぴったりと静まる」ってことやな。
台風が過ぎた後の青空のように、大事件や大変なことが終わった後は、すごく静かになるんやな。
これは、「大騒動の後の静けさ」を示す言葉やで。

【多岐亡羊】たきぼうよう

多岐亡羊

【意味】
枝道が多いため逃げた羊を見失うように、どれを選んだらよいのか思案にあまることのたとえ。道を求める者が末節にこだわり、真理に到達し難いこと。学問の道があまりに細分化しすぎ、真理が見失われがちになるたとえ。

四字熟語の博士
「多岐亡羊」は、選択肢が多すぎて、どれが良いのか分からなくなる状況を表しているんだ。
逃げた羊を探すが、分かれ道が多すぎて見失ってしまう、という意味が込められているよ。
また、真理を追求するときには、細部に捉われず大きな視野を持つことが重要だという教えも含まれているんだ。
助手ねこ
ほんなら、これは「選択肢が多すぎて、どれをえらんだらいいかわからへん」ってことやな。
羊がどこに逃げたか探すけど、道がたくさんあるからどれを選んだらいいか迷っちゃうんや。
それと同じで、本当のことを求めるときは、細かいことにこだわらず、大きな視野を持つことが大事やなんて、教えてくれるんやな。

【多芸多才】たげいたさい

多芸多才

【意味】
多くの方面に豊かな才能や技術を持っていること。

四字熟語の博士
「多芸多才」は、いろんなことが得意で、豊かな才能や技術を持っている状態を指す言葉だよ。
つまり、いろんな分野で自分の力を発揮できる人のことを言うんだ。
助手ねこ
ほんなら、「色んなことが得意やで!」っていう意味なんやな。
サッカーも、ピアノも、学校の勉強も、全部得意な子のことを言うんやな。
これは、「いろんなことをできる能力」を表してるんやで。

【多士済済】たしせいせい

多士済済

【意味】
すぐれた人物が数多くいること。また、そのさま。

四字熟語の博士
「多士済済」という四字熟語は、たくさんの優れた人材が集まっている状況を指すんだよ。
それぞれの人が自分の才能を生かして活躍している、という意味があるんだ。
助手ねこ
ええなぁ、それは「すごい人がたくさんいる」ってことやな。
みんな、それぞれに得意なことがあって、それを活かして元気に働いてるんやな。
これは、「いろんな才能が集まるとすごいことができる」って教えてくれる言葉やで。

【多事多難】たじたなん

多事多難

【意味】
事件や災難、困難が多いこと。

四字熟語の博士
「多事多難」という四字熟語はね、色々なことが起きて困難な状況が絶えないことを表すんだよ。
大変な出来事が次から次へと起こって、問題が尽きない、という状態を描いているんだ。
助手ねこ
そやな。「いろんなことがおおくて、トラブルがきりがない」って感じか。
一つ問題が解決したと思ったら次の問題がやってきて、ほんまにひと息つく暇もないんやな。
これは「大変なことが続くときの辛さ」を表してるんやな。

【多種多様】たしゅたよう

多種多様

【意味】
種類が多く、さまざまであること。また、そのようなさま。

四字熟語の博士
「多種多様」という四字熟語は、色んな種類がたくさんあって、それぞれが違った特徴を持っていることを表しているんだよ。
さまざまなものが混ざり合っている様子を描いているんだ。
助手ねこ
それは、「色んなものがいっぱいあって、それぞれが違う」ってことやな。
お菓子の詰め合わせみたいに、いろんな種類が混ざってて、それぞれが違った味がするっていうことやね。
これは、「多くの違いを楽しむ」ってことを表してるんやで。


【他人行儀】たにんぎょうぎ

他人行儀

【意味】
親しい間がらなのに、他人のようによそよそしく振舞うこと。

四字熟語の博士
「他人行儀」はね、仲の良い人たちといるのに、あたかも知らない人のように、遠慮したり、落ち着いた態度を保つことを表しているんだよ。
友達や家族といるときでも、まるで初対面の人と接するかのような行動を取ることさ。
助手ねこ
ほんまやな。それは、いわば、「仲良しの人といるのに、なんか遠慮しちゃって、初対面みたいにぎこちなくする」ってことやな。
友達や家族といるのに、あたかも見知らぬ人と話してるみたいに落ち着いてしまうんやな。
これは、「自分を抑えて他人に礼儀を尽くす」ってことを教えてくれる言葉やで。

【他力本願】たりきほんがん

他力本願

【意味】
人任せにすること。

四字熟語の博士
「他力本願」という四字熟語は、元々は仏教の概念で、阿弥陀如来の力に依存して救済を求めることを言っていたんだ。
しかし、一般的には、自分の力ではなく、他人の力を借りて物事を成し遂げることを表しているよ。
助手ねこ
なんや、それは「自分で何もせず、他人に頼ってばっかりいる」ってことか。
つまり、「自分で努力せずに、人の力をあてにする」ってことやな。
それは楽かもしれへんけど、自分の力で何かを達成する喜びもあるんやで。

【暖衣飽食】だんいほうしょく

暖衣飽食

【意味】
衣食に何の不足もない生活のこと。ぜいたくな生活をすること。

四字熟語の博士
「暖衣飽食」は、暖かい服を着て、お腹いっぱい食べることから、十分に豊かな生活をしている状態を表す四字熟語なんだよ。
助手ねこ
ええなー。それは「ほんまにええ生活やな、着るものに困らへんし、食べるものもたっぷりある」という状況を言うんやな。
それはつまり、「ほんまに恵まれた生活をしている」ってことやな。
これは、「生活が安定してて、なんにも困らん」って意味やな。

【断崖絶壁】だんがいぜっぺき

断崖絶壁

【意味】
切り立った崖のこと。転じて、危機的な状況のこと。

四字熟語の博士
「断崖絶壁」という言葉は、切り立った怖い崖を思い浮かべるといいんだ。
それは、すごくピンチな状況、あるいはもうどうしようもないくらい絶望的な状況を表しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「大ピンチ!もうどうしようもない!」ってなるぐらい厳しい状況のことを指すんやな。
ちょうど、切り立った崖の端っこに立ってるような、どうにもならん感じのことやで。
これは、「とても困難な状況」を表現する言葉なんやな。


【単純明快】たんじゅんめいかい

単純明快

【意味】
複雑でなく分かりやすいさま。文章や話が分かりやすいさまをいう。

四字熟語の博士
「単純明快」という四字熟語は、文章や物事が、はっきりしていて理解しやすいことを表しているんだよ。
単純で明らか、つまりシンプルで明確なところが、この四字熟語のキーポイントだ。
助手ねこ
それは、つまり「すっきりしててわかりやすい」ってことやな。
説明や物事が、ごちゃごちゃせずにシンプルで、みんながすぐに理解できるんやな。
これは、「物事をわかりやすく伝える大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【断章取義】だんしょうしゅぎ

断章取義

【意味】
詩や文章の一部だけを切り取り、自分に都合のよいよう解釈して使うこと。

四字熟語の博士
「断章取義」という四字熟語は、全体の意図を無視して、自分に都合のいい部分だけを切り取る行為を表しているんだよ。
作品全体からみると作者の意図が分かるけど、その一部だけを抜き出して利用することなんだ。
助手ねこ
そやから、「全部の話を聞かずに、自分に都合の良いとこだけ取る」ってことやな。
全体の話や作者の意図を無視して、自分に都合のいい部分だけを抜き出して利用するんやな。
これは、「全部を理解する大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【男女同権】だんじょどうけん

男性と女性が同じ権利をもち、差別されることがないこと。


【男尊女卑】だんそんじょひ

男性を尊び、女性を低く見ること。


【胆大心小】たんだいしんしょう

胆大心小

【意味】
大胆でいて、しかも細かな注意を払うさま。「胆」は度胸。「心」は気くばりのこと。

四字熟語の博士
「胆大心小」という四字熟語は、大胆な気持ちと細かい心配りを一緒に持つことを示しているんだよ。
つまり、自分が果敢に行動を起こす一方で、細かいところへの配慮も忘れないという意味だよ。
助手ねこ
ああ、それは「大きなことには大胆に、小さなことには慎重に」ってことやな。
すごいことをやる勇気があるけど、小さいことにも気をつけている。
だから、「大胆でも細心」って言えるわけやな。
これは、「大胆さと細やかさを一緒に持つことの大切さ」を教えてくれる言葉やね。

【単刀直入】たんとうちょくにゅう

単刀直入

【意味】
前置きなしにすぐさま本題に入り。要点や核心を突くこと。

四字熟語の博士
「単刀直入」という四字熟語は、無駄な前置きをせずに、直接本題に入ることを意味しているんだ。
まるで一本の剣を握りしめて、勇敢に敵陣に突っ込むように、何の迷いもなく要点に突き進むさまを表しているんだよ。
助手ねこ
そうなんや!それはつまり、「うまいこと言わずに、サクッと本題に入る」ってことなんやな。
まるで、剣を持ってさっと敵に向かって突っ込むように、要点だけをバッチリ伝えるんやな。
これは、「すぐに本題に入る大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【談論風発】だんろんふうはつ

談論風発

【意味】
さかんに語り合ったり、議論したりすること。

四字熟語の博士
「談論風発」は、みんなで活発に話し合いをする様子を表しているんだよ。
情熱を持って、たくさんの意見を出し合う、という状況を描いているんだ。
助手ねこ
それって、「みんなでガンガン議論して、アイデアを出し合う」ってことやな。
みんなで熱く語り合って、新たな意見や考えを出していくんやで。
これは、「一緒に考えることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。