「は行」漢検4級の四字熟語一覧
売剣買牛【ばいけんばいぎゅう】
戦争をやめ、武器を売り農業に力を尽くして活発にすること。
杯水車薪【はいすいしゃしん】
何の役にも立たないこと。
波及効果【はきゅうこうか】
波が広がるように伝わっていく物事の影響。
薄利多売【はくりたばい】
利益を少なくして品物を多く売ること。高値で売るよりは数をこなして総勘定でもうけをねらう商法。
薄物細故【はくぶつさいこ】
ささいな取るに足りないこと。
薄志弱行【はくしじゃっこう】
意志が弱く、決断力に欠け、実行力に乏しいこと。「薄志」は意志が薄弱である意。「弱行」は決断力や実行力の乏しいこと。
抜来報往【ばつらいほうおう】
速やかに来て、速やかに往くこと。また、たびたび行き来すること。
抜苦与楽【ばっくよらく】
苦しみを取り除いて、安楽を与えること。
破天荒解【はてんこうかい】
今まで誰もしなかったことにはじめて成功すること。型破り。
万緑一紅【ばんりょくいっこう】
あたり一面の緑の草むらの中に開く紅い花一輪の意で、平凡な多くのものの中に、一つだけすぐれたものがあること。また、特に多くの男性の中に一人女性がいること。また、その女性。
万夫不当【ばんぷふとう】
多くの男が立ち向かってもかなわないほど強いこと。
万死一生【ばんしいっせい】
必死の覚悟を決めること。絶体絶命の危機的状況から、かろうじて助かること。
万古千秋【ばんこせんしゅう】
過去から未来までずっとということ。永遠に。
万里同風【ばんりどうふう】
世の中が平和であること。また遠方まで風俗が同化されていること。
万物一馬【ばんぶついちば】
この世にあるあらゆるものは、すべて同一のものであるということのたとえ。万物は一頭の馬であるという意味。
万万千千【ばんばんせんせん】
きわめて数の多いことの形容。
万能一心【ばんのういっしん】
何事も一心に心を集中して学ばなければ身につかないということ。どんな技芸をこなせても、真心が欠けていればなんにもならないということ。
万代不易【ばんだいふえき】
永久に変わらないこと。
万世不刊【ばんせいふかん】
いつまでも滅びることがないこと。
万世不易【ばんせいふえき】
永久に変わらないこと。
万世一系【ばんせいいっけい】
永久に同じ血統が続くこと。
万水千山【ばんすいせんざん】
山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。また、道の遠くはるかなことの形容。道のけわしいことの形容。
反首抜舎【はんしゅばっしゃ】
あわれな姿になって野宿すること。
万古不易【ばんこふえき】
永久に変わらないこと。
万古長青【ばんこちょうせい】
良い関係がいつまでも続くこと。
微言大義【びげんたいぎ】
簡潔な言葉で奥深い意味や道理を含んでいること。
被堅執鋭【ひけんしつえい】
完全武装すること。
美辞麗句【びじれいく】
巧みに美しく飾った言葉。うわべだけ飾った内容の乏しい、また真実味のない言葉の意。
美人薄命【びじんはくめい】
美しい女性は、とかく不運で短命である。
匹夫匹婦【ひっぷひっぷ】
教養のない平凡な者のこと。
被髪文身【ひはつぶんしん】
中華の文明に浴していない異民族の風俗のこと。
微妙玄通【びみょうげんつう】
物事の真理を知ること。
百鬼夜行【ひゃっきやこう】
悪人どもが時を得て、勝手に振る舞うこと。また、多くの人が怪しく醜い行為をすること。「百鬼」はいろいろな妖怪のこと。
百代過客【ひゃくだいのかかく】
永遠に止まることのない旅人。歳月が過ぎ去って帰らないことを旅人にたとえた言葉。
百依百順【ひゃくいひゃくじゅん】
すべて人のいいなりになること。
比翼連理【ひよくれんり】
男女の情愛の、深くむつまじいことのたとえ。相思相愛の仲。夫婦仲のむつまじいたとえ。「比翼」は比翼の鳥のことで、雌雄それぞれ目と翼が一つずつで、常に一体となって飛ぶという想像上の鳥。
皮裏陽秋【ひりのようしゅう】
口に出しては言わないで、内心で人をほめたり、批判したりすること。
浮雲朝露【ふうんちょうろ】
たよりなくはかないもののたとえ。
風俗壊乱【ふうぞくかいらん】
世の中の健全な風俗や習慣が乱れること。
風月玄度【ふうげつげんたく】
人と長いあいだ会っていないこと。また、心が清く私欲のない人を思うこと。
風雲月露【ふううんげつろ】
なんの役にも立たない、自然の風景を詠んだだけの詩文のこと。
不可抗力【ふかこうりょく】
人間の力ではどうにもさからうことのできない巨大な力や事態。
法律用語で、必要と認められる注意や予防などの十分な対策を構じても、なお損害を防ぐことができなかったこと。
不将不迎【ふしょうふげい】
過ぎ去ったできごとをくよくよと悔やみ、まだ来ないことにあれこれ心を悩ますことをしないこと。
浮石沈木【ふせきちんぼく】
大衆の理に反した無責任な言論が威力をもつこと。
不即不離【ふそくふり】
二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。つかず離れず、ちょうどよい関係にあること。
物議騒然【ぶつぎそうぜん】
世論が騒がしいこと。
普天率土【ふてんそつど】
世論が騒がしいこと。
舞文曲筆【ぶぶんきょくひつ】
故意に語句を飾りたて、また、事実を曲げて書くこと。
不眠不休【ふみんふきゅう】
眠ったり休んだりしないこと。休まず事に当たることをいう。
文武一途【ぶんぶいっと】
文官と武官の区別がないこと。
粉飾決算【ふんしょくけっさん】
会社が経営内容を実際よりもよく見せるために、損益計算などの数字を過大もしくは過少表示して決算すること。
平平凡凡【へいへいぼんぼん】
特にすぐれたところや変わったところがなく、ごくありふれているさま。
平談俗語【へいだんぞくご】
ふだんの会話で使う、ごく普通の言葉。
片利共生【へんりきょうせい】
片方の生物のみが利益を受け、他方には利害がないと考えられる共生。
辺幅修飾【へんぷくしゅうしょく】
うわべ(外見)を飾ること。
抱薪救火【ほうしんきゅうか】
害を除こうとしてかえってその害を大きくしてしまうこと。
放語漫言【ほうごまんげん】
言いたい放題。
砲煙弾雨【ほうえんだんう】
戦闘が激しいさま。
本末転倒【ほんまつてんとう】
大事なことと、つまらないこととが反対になること。大事な点と、どうでもいいこととを取りちがえること。肝心なことを忘れてしまいつまらないことにかかずらわっていること。