「は」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【馬鹿正直】ばかしょうじき
【意味】
正直すぎて、融通がきかないこと。また、そのような人。
つまり、場の雰囲気や周りの感じを読むことなく、ただただ正直に行動するんやな。
それは、時と場合によっては、「空気読めない人」って呼ばれちゃうこともあるんやで。
【馬鹿丁寧】ばかていねい
【意味】
並外れて丁寧なこと。
つまり、かなり細かいところまで気をつけて丁寧に行動することを言うんだ。
ちょっと小さなことでも、めっちゃ気をつけて、丁寧にやるんやな。
これは、「細かいところまで気をつけて行動する大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【破顔一笑】はがんいっしょう
【意味】
顔をほころばせ、にっこりと笑うこと。
つまり、心からの笑顔で、周りの人を明るくさせるような笑顔を指すんだよ。
心からの笑顔で、周りの人も元気になるような、そんな笑顔のことを指してるんやな。
これは、「心からの笑顔は周りを明るくする」ってことを教えてくれる言葉やで。
【博引旁証】はくいんぼうしょう
【意味】
事物を説明するのに、多くの証拠を広い範囲から引き、証拠をあげて説明すること。
広範囲から情報を集めてくるというイメージがあるんだ。
教科書だけじゃなく、ネットや他の本からも情報を集めてくるような感じやな。
これは、「正確さと理解のために情報は色々なところから集める」っていう教えなんやな。
【博学多才】はくがくたさい
【意味】
知識が豊かで、多くの分野の才能に恵まれていること。
これは、様々な学問に精通していて、その上でたくさんの才能を持っている、というイメージが含まれているんだ。
学校の勉強だけやなくて、音楽やスポーツなんかも得意なんやで。
これは、「いろんなことを学んで、多くの能力を身につける大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【白砂青松】はくさせいしょう
【意味】
美しい海岸の景色。白い砂浜と青々とした松林の続く海岸線の意。
清々しい海岸の風景がイメージされるんだ。
ほんまに行きたくなるような、絵に描いたようなきれいな海辺の風景やな。
これは、「自然の美しさをたたえる」言葉なんやで。
【白紙委任】はくしいにん
【意味】
人に物事を依頼するとき、条件をつけずにすべてを任せること。
特定の人に物事を頼むとき、その人がどうするべきかを決めるすべての権限をその人に委ねる、という状況を指しているんだ。
条件なんかつけへんで、どうするか全部任せるんや。
これは、「信頼して全てを頼む」ってことを示すんやな。
【薄志弱行】はくしじゃっこう
【意味】
意志が弱く、決断力や実行力に欠けること。
これは、心にしっかりと目標を持つことと、それを達成するための行動力が重要であることを示しているよ。
つまり、何かをする時は、しっかりと心に決めて、それをしっかりと実行するってことが大切やな。
これは、「目標を持つだけでなく、それを達成するためには行動も大切」って教えてくれるんやな。
【白紙撤回】はくしてっかい
【意味】
一度決まった事柄を、何もなかった元の状態に戻すこと。
文字通り、決まったことを白紙に戻すという意味があるんだ。
決定事項がなかったことになる、つまり一度決めたことをすべてなかったことにするんやな。
これは、「考え直しや取り消しも必要な時があるよ」って教えてくれる言葉やな。
【拍手喝采】はくしゅかっさい
【意味】
手をたたきながら、大声でほめたたえること。
素晴らしい演技や成果に対して、観客が大いに感動し、声援を送る様子を表しているんだ。
誰かがすごいことをした時、みんなが一緒になって大きな声で喝采を送るんやな。
これは、「人の成功を心から喜び、称える大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【博覧強記】はくらんきょうき
【意味】
様々な書物を読み、色々なことをよく知っていること。
本をたくさん読んで、その情報をしっかりと頭に入れておくという意味合いがあるんだ。
たくさん本を読んで、知ってることがたくさんある、ということやんな。
これは、「知識を増やすためにはたくさん本を読むことが大切や」って教えてくれる言葉なんやで。
【薄利多売】はくりたばい
品物一つ一つの利益は低くても、大量に売ることで、全体として利益があがるようにすること。
【馬耳東風】ばじとうふう
【意味】
人の意見や批評を心に留めず、聞き流すこと。
また、何を言っても反応がないこと。
馬の耳に吹く心地よい春風も、馬には何の感じもないという意味から来ているんだ。
人の言うことを耳に入れても、何も感じずにスルーしてしまうんやな。
これは、「反応がない、無関心」ってことを示す言葉やで。
【破綻百出】はたんひゃくしゅつ
【意味】
言動が一貫せず、欠点やほころびが次から次へと現れること。
ひとつの穴が塞がれたと思ったら、また新たな穴が開くというような状況のことを表現しているんだ。
ケアレスミスを直したと思ったら、また新しいミスが出てくる、そんな感じやな。
これは、「事がうまくいかないときに起こる連鎖的な失敗」を表わす言葉やで。
【八面玲瓏】はちめんれいろう
【意味】
四方八方どこから見ても透き通っていて、美しく曇りのないさま。また、心に曇りやわだかまりがなく、清らかに澄みきっているさま。また、だれとでも円満、巧妙に付き合うことができるさま。またその人。
また、その人がどんな人に対してもフレンドリーに接することも表しているよ。
そして、みんなと仲良くできる人のことを言うんやな。
これは、「自分の心を清らかに保つ大切さ」や、「誰とでも円満に付き合うことの重要さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【八面六臂】はちめんろっぴ
【意味】
いろいろな方面できわだった活躍をすること。また、一人で何人分もの活躍をすること。もとは仏像などで八つの顔と六本の腕をもっていること。
それはつまり、いろいろな場面で目立つ活動をするということなんだ。
まるで8つの顔と6本の腕があるかのように、いろんなことを同時にこなしてるんやな。
これは、「一人でどれだけ活躍できるか」を見せつける言葉やで。
【抜山蓋世】ばつざんがいせい
【意味】
山を引き抜くほどの強大な力と、世を覆いつくすほどの気力があること。圧倒するほどの威勢がきわめて盛んなさま。
これは、強大な力と、その力がどこまでも広がっていくような勢いを持つことを表しているんだ。
山もひっぱたき出すほどの力があって、そのパワーが世界じゅうに広がるほど元気やな。
これは、「すごい力と元気」を教えてくれる表現やな。
【跋山渉水】ばつざんしょうすい
【意味】
様々な苦難を乗り越え、旅すること。
山を越えて川を渡るというイメージがそのまま用いられているね。
山を登って、川を渡るように、困難も怖がらずに、ゴールに向かって進むんや。
これは「どんなに難しい道でも前に進む大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【八方美人】はっぽうびじん
【意味】
どの点からみても欠点のない美人。誰に対しても如才なくふるまう人。(如才ないとは、てぬかりがない・気がきく・愛想がいいという意味)
また、そのように振る舞う人自体をも指すんだ。
一人ひとりの顔色をうかがいながら、都合のいい態度をとるんやな。
これは、「みんなに気を使って、自分をよく見せる」っていう態度を示す言葉やね。
【腹八分目】はらはちぶんめ
お腹いっぱいになるまで食べるのではなく、ほどほどにしておくこと。
【波瀾万丈/波乱万丈】はらんばんじょう
【意味】
波の起伏のはげしいように、変化のはげしいようす。
変化がはげしく、劇的であること。
大きな波と小さな波が絶えず巻き起こる海のように、人生も様々な浮き沈みがあることを表しているんだ。
大きな波や小さな波が絶えず来て、人生もそんなに色々な出来事があるんやな。
これは、「人生はドラマチックやで、変化があることは当たり前」って教えてくれる言葉なんやな。
【罵詈雑言】ばりぞうごん
【意味】
きたない言葉で、悪口を並べ立ててののしること。また、その言葉。
思い切った言葉で他人を貶める行為を表している。
ガンガン人の悪口を言うってことやな。
これは、「人を傷つける言葉はだめ」って教えてくれる四字熟語なんやで。
【半官半民】はんかんはんみん
【意味】
政府と民間が共同出資して事業を行うこと。また、その事業。
また、そのように始まった事業自体を指すこともあるんだ。
それによって始まった仕事や事業を指すときもあるんやで。
ちょうど、お父さんとお母さんがお金を出し合って旅行に行くみたいなもんやな。
【万国共通】ばんこくきょうつう
【意味】
世界中どこでも通じ、当てはまること。
つまり、国や文化を超えて通用するものを表しているんだ。
国や人の違いを越えて、みんなが一緒に使えるようなものを示してるんやな。
これは、「全世界共通で理解されるものの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【盤根錯節】ばんこんさくせつ
【意味】
事情が複雑で問題解決が困難なこと。
樹木の根が入り乱れて絡み合う様子から来ているんだ。
まるで木の根っこがぐちゃぐちゃに絡まってるような感じやな。
これは、「ごちゃごちゃした問題でも諦めずに解決しよう」って教えてくれる四字熟語なんやで。
【万死一生】ばんしいっしょう
【意味】
必死の覚悟を決めること。絶体絶命の危機的状況から、かろうじて助かること。
絶対に逃れられない危険な状況から、かろうじて逃れることができるというイメージが含まれているんだ。
絶対に逃げられへん危機から、なんとか抜け出すんやな。
これは、「どんな厳しい状況でも諦めずに挑戦し続ける勇気」を教えてくれる言葉なんやで。
【半死半生】はんしはんしょう
【意味】
ほとんど死にかかっていること。今にも死にそうで、やっと生きている状態。
大病を患ってるかのように、生と死の境目にいる感じやな。
これは、「生死の危機を乗り越える強さ」をイメージさせる言葉なんやで。
【伴食宰相】ばんしょくさいしょう
【意味】
高い地位にありながら、実力が伴わない大臣のこと。また、職務を果たさず実権もない大臣のこと。
たとえば、サッカーのキャプテンがボールも蹴れんで、チームを引っ張れへんとか、そんな感じかな?
この言葉は、「形だけの地位や肩書ではなく、本当の実力が大事や」って教えてくれるんやな。
【半信半疑】はんしんはんぎ
【意味】
半分は信じ、半分はうたがうこと。
うそか本当か決めかねて迷うようす。
事実かどうかはっきりしなくて、どう判断すべきか迷っているときに使われる言葉だね。
信じたい心と、疑わしい気持ちが心の中で揺れ動いているような状態を示しているんだ。
事が黒か白かはっきりせんときに、どっちに行くか迷うんやな。
これは、「真実が分からへんときには、信じる気持ちと疑う気持ちがせめぎ合うもんや」ってことを教えてくれる言葉なんやで。
【半醒半睡】はんせいはんすい
【意味】
半ばさめ、半ば眠っている状態。
ちょうど、夢と現実が混ざり合っているような状態をイメージしてみてね。
完全に眠ってもおらず、完全に起きてもおらん、ちゅう微妙な感じやな。
夢を見ているか、現実を見ているか、ちょっと分からんくらいの状態やで。
これは、「ぼんやりとした状態」を表してるんやな。
【半農半漁】はんのうはんぎょ
【意味】
農業と漁業とを兼ねて生計を立てること。
つまり、畑で作物を育てる「農業」、海や川で魚を取る「漁業」を両方やって生活する、という意味が込められているんだ。
農作物と魚の両方を手に入れて生活していくんやな。
これは、「色々な方法で生計を立てる大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【万物流転】ばんぶつるてん
世の中のあらゆる全てのものは、常に変化してやまないということ。
【万夫不当】ばんぷふとう
【意味】
多くの男が立ち向かってもかなわないほど強いこと。
一人で数多くの人に対しても負けない、それほどの力強さや勇気があるという意味が込められているんだ。
一人でも多くの人に立ち向かえるんやな。
これは、「強さや勇気の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【反面教師】はんめんきょうし
【意味】
そのようになってはならないという悪い見本。
ワルいことをやってる人が、自分にとってはええ参考になるんやな。
これは、「人の失敗から学ぶ大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【万緑一紅】ばんりょくいっこう
【意味】
あたり一面の緑の草むらの中に開く紅い花一輪の意で、平凡な多くのものの中に、一つだけすぐれたものがあること。また、特に多くの男性の中に一人女性がいること。また、その女性。
大勢の平凡なものの中に、ひときわ目立つすばらしいものがあることだよ。
また、たくさんの男性の中に一人だけの女性がいる状況を指すこともあるんだ。
たとえば、男ばっかりの中に一人だけ女性がいて、その人が目立つ、っていう意味にもなるんやね。
それはまるで、みんな緑の草ばっかりで、その中に一つだけ赤い花が咲いてるみたいやな。
また、そのような人のことやその様子を表す言葉でもあるんだ。