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【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「は」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【馬鹿正直】ばかしょうじき

馬鹿正直

【意味】
正直すぎて、融通がきかないこと。また、そのような人。

四字熟語の博士
「馬鹿正直」という四字熟語は、あまりにも正直すぎて、場の空気を読むというような融通がきかない状況を指すんだよ。
また、そのような人のことやその様子を表す言葉でもあるんだ。
助手ねこ
つまり、「正直すぎて、ちょっと困っちゃうくらい」ってことかいな。
つまり、場の雰囲気や周りの感じを読むことなく、ただただ正直に行動するんやな。
それは、時と場合によっては、「空気読めない人」って呼ばれちゃうこともあるんやで。

【馬鹿丁寧】ばかていねい

馬鹿丁寧

【意味】
並外れて丁寧なこと。

四字熟語の博士
「馬鹿丁寧」というのは、普通以上にとても丁寧な様子を表す四字熟語だよ。
つまり、かなり細かいところまで気をつけて丁寧に行動することを言うんだ。
助手ねこ
それは、いわば、「ものすごく、すごく、丁寧にする」ってことやな。
ちょっと小さなことでも、めっちゃ気をつけて、丁寧にやるんやな。
これは、「細かいところまで気をつけて行動する大切さ」を教えてくれる言葉やな。


【破顔一笑】はがんいっしょう

破顔一笑

【意味】
顔をほころばせ、にっこりと笑うこと。

四字熟語の博士
「破顔一笑」という四字熟語は、顔が満面の笑みでにっこりと輝く状態を表しているんだ。
つまり、心からの笑顔で、周りの人を明るくさせるような笑顔を指すんだよ。
助手ねこ
それはつまり、「ほんまに楽しそうに、ほっこり笑う」ってことやな。
心からの笑顔で、周りの人も元気になるような、そんな笑顔のことを指してるんやな。
これは、「心からの笑顔は周りを明るくする」ってことを教えてくれる言葉やで。

【博引旁証】はくいんぼうしょう

博引旁証

【意味】
事物を説明するのに、多くの証拠を広い範囲から引き、証拠をあげて説明すること。

四字熟語の博士
「博引旁証」はね、色々な例や証拠をたくさん挙げて、説明や解説をすることを指しているんだよ。
広範囲から情報を集めてくるというイメージがあるんだ。
助手ねこ
それはつまり、「いろんなとこから例や証拠を集めて、わかりやすく説明する」ってことやな。
教科書だけじゃなく、ネットや他の本からも情報を集めてくるような感じやな。
これは、「正確さと理解のために情報は色々なところから集める」っていう教えなんやな。

【博学多才】はくがくたさい

博学多才

【意味】
知識が豊かで、多くの分野の才能に恵まれていること。

四字熟語の博士
「博学多才」という四字熟語は、たくさんの知識を持ち、さまざまなことが得意な状況を表す言葉だよ。
これは、様々な学問に精通していて、その上でたくさんの才能を持っている、というイメージが含まれているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「いろんなことを知ってて、さらにいろんなことが得意」ってことやな。
学校の勉強だけやなくて、音楽やスポーツなんかも得意なんやで。
これは、「いろんなことを学んで、多くの能力を身につける大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。

【白砂青松】はくさせいしょう

白砂青松

【意味】
美しい海岸の景色。白い砂浜と青々とした松林の続く海岸線の意。

四字熟語の博士
「白砂青松」という四字熟語は、白い砂浜と美しい松の木が描く美しい海辺の風景を表しているんだよ。
清々しい海岸の風景がイメージされるんだ。
助手ねこ
ほんなら、「白い砂と緑が鮮やかな松の木で飾られたきれいな海岸」ってことやな。
ほんまに行きたくなるような、絵に描いたようなきれいな海辺の風景やな。
これは、「自然の美しさをたたえる」言葉なんやで。

【白紙委任】はくしいにん

白紙委任

【意味】
人に物事を依頼するとき、条件をつけずにすべてを任せること。

四字熟語の博士
「白紙委任」は、何も条件をつけずに、全てを任せることを意味するんだよ。
特定の人に物事を頼むとき、その人がどうするべきかを決めるすべての権限をその人に委ねる、という状況を指しているんだ。
助手ねこ
それは、「決めてくれ、全部おまえに任せる」ってことやな。
条件なんかつけへんで、どうするか全部任せるんや。
これは、「信頼して全てを頼む」ってことを示すんやな。

【薄志弱行】はくしじゃっこう

薄志弱行

【意味】
意志が弱く、決断力や実行力に欠けること。

四字熟語の博士
「薄志弱行」は、自分の決意が弱くて、行動力が十分に発揮されない状況を表すんだ。
これは、心にしっかりと目標を持つことと、それを達成するための行動力が重要であることを示しているよ。
助手ねこ
ええと、それは「決意がちょっと弱くて、なかなか行動に移せない」ってことやんな。
つまり、何かをする時は、しっかりと心に決めて、それをしっかりと実行するってことが大切やな。
これは、「目標を持つだけでなく、それを達成するためには行動も大切」って教えてくれるんやな。

【白紙撤回】はくしてっかい

白紙撤回

【意味】
一度決まった事柄を、何もなかった元の状態に戻すこと。

四字熟語の博士
「白紙撤回」という四字熟語は、一度決めたことをすっかり元に戻す、つまり最初の状態に戻すことを表しているんだよ。
文字通り、決まったことを白紙に戻すという意味があるんだ。
助手ねこ
それは、まるで「決めたことを全部キャンセルして、元の状態に戻す」ってことやな。
決定事項がなかったことになる、つまり一度決めたことをすべてなかったことにするんやな。
これは、「考え直しや取り消しも必要な時があるよ」って教えてくれる言葉やな。

【拍手喝采】はくしゅかっさい

拍手喝采

【意味】
手をたたきながら、大声でほめたたえること。

四字熟語の博士
「拍手喝采」という四字熟語は、手をたたき、大声を出して誰かを称えることを言うんだよ。
素晴らしい演技や成果に対して、観客が大いに感動し、声援を送る様子を表しているんだ。
助手ねこ
そういうことか。つまり、「すごいな、お見事!って思ったら、手をパチパチってたたきながら、大声でほめる」ってことやな。
誰かがすごいことをした時、みんなが一緒になって大きな声で喝采を送るんやな。
これは、「人の成功を心から喜び、称える大切さ」を教えてくれる言葉やで。


【博覧強記】はくらんきょうき

博覧強記

【意味】
様々な書物を読み、色々なことをよく知っていること。

四字熟語の博士
「博覧強記」という四字熟語は、たくさんの本を読んで、様々なことをしっかりと覚えていることを表しているんだよ。
本をたくさん読んで、その情報をしっかりと頭に入れておくという意味合いがあるんだ。
助手ねこ
そやから、「色んな本を読んで、いろいろなことをちゃんと覚えとる」ってことやな。
たくさん本を読んで、知ってることがたくさんある、ということやんな。
これは、「知識を増やすためにはたくさん本を読むことが大切や」って教えてくれる言葉なんやで。

【薄利多売】はくりたばい

品物一つ一つの利益は低くても、大量に売ることで、全体として利益があがるようにすること。


【馬耳東風】ばじとうふう

馬耳東風

【意味】
人の意見や批評を心に留めず、聞き流すこと。
また、何を言っても反応がないこと。

四字熟語の博士
「馬耳東風」は、他人の意見や批評を全く気にせず、ただ流してしまう様子を表す言葉だよ。
馬の耳に吹く心地よい春風も、馬には何の感じもないという意味から来ているんだ。
助手ねこ
それは、「他人が何を言おうと、まったく気にせず聞き流す」ってことやな。
人の言うことを耳に入れても、何も感じずにスルーしてしまうんやな。
これは、「反応がない、無関心」ってことを示す言葉やで。

【破綻百出】はたんひゃくしゅつ

破綻百出

【意味】
言動が一貫せず、欠点やほころびが次から次へと現れること。

四字熟語の博士
「破綻百出」は、人の行動や言葉が一貫していなくて、問題や欠点がどんどん現れる状況を指すんだよ。
ひとつの穴が塞がれたと思ったら、また新たな穴が開くというような状況のことを表現しているんだ。
助手ねこ
ええと、それは「ちぐはぐな行動や話で、問題がいっぱい出てくる」ってことやな。
ケアレスミスを直したと思ったら、また新しいミスが出てくる、そんな感じやな。
これは、「事がうまくいかないときに起こる連鎖的な失敗」を表わす言葉やで。

【八面玲瓏】はちめんれいろう

八面玲瓏

【意味】
四方八方どこから見ても透き通っていて、美しく曇りのないさま。また、心に曇りやわだかまりがなく、清らかに澄みきっているさま。また、だれとでも円満、巧妙に付き合うことができるさま。またその人。

四字熟語の博士
「八面玲瓏」という四字熟語は、どの角度から見ても透明で美しく、心が澄み切っている様子を表しているんだよ。
また、その人がどんな人に対してもフレンドリーに接することも表しているよ。
助手ねこ
ええな、それはつまり、「どこから見てもきれいで、心がすっきりと澄んでる」ってことやな。
そして、みんなと仲良くできる人のことを言うんやな。
これは、「自分の心を清らかに保つ大切さ」や、「誰とでも円満に付き合うことの重要さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【八面六臂】はちめんろっぴ

八面六臂

【意味】
いろいろな方面できわだった活躍をすること。また、一人で何人分もの活躍をすること。もとは仏像などで八つの顔と六本の腕をもっていること。

四字熟語の博士
「八面六臂」は、1人の人が多くのことを同時にやって、まるで8つの顔と6本の腕を持っているかのように活躍することを意味するんだよ。
それはつまり、いろいろな場面で目立つ活動をするということなんだ。
助手ねこ
ほんまに?それなら、「ひとりでもすごくたくさんのことをやって、他の人たちを驚かせる」ってことやな。
まるで8つの顔と6本の腕があるかのように、いろんなことを同時にこなしてるんやな。
これは、「一人でどれだけ活躍できるか」を見せつける言葉やで。

【抜山蓋世】ばつざんがいせい

抜山蓋世

【意味】
山を引き抜くほどの強大な力と、世を覆いつくすほどの気力があること。圧倒するほどの威勢がきわめて盛んなさま。

四字熟語の博士
「抜山蓋世」は、山を引き抜くほどの強い力と、世界全体を覆いつくすほどの活力をもって、とても勇敢なさまを示す表現なんだよ。
これは、強大な力と、その力がどこまでも広がっていくような勢いを持つことを表しているんだ。
助手ねこ
ほんなら、「めちゃくちゃ強くて、元気がみなぎってる」ってことやな。
山もひっぱたき出すほどの力があって、そのパワーが世界じゅうに広がるほど元気やな。
これは、「すごい力と元気」を教えてくれる表現やな。

【跋山渉水】ばつざんしょうすい

跋山渉水

【意味】
様々な苦難を乗り越え、旅すること。

四字熟語の博士
「跋山渉水」という四字熟語は、様々な困難を乗り越えながら、遠くへの長い旅をすることを表しているんだよ。
山を越えて川を渡るというイメージがそのまま用いられているね。
助手ねこ
それは「難しいことがいっぱいあっても、ひたすら前に進むんや」ってことやな。
山を登って、川を渡るように、困難も怖がらずに、ゴールに向かって進むんや。
これは「どんなに難しい道でも前に進む大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。


【八方美人】はっぽうびじん

八方美人

【意味】
どの点からみても欠点のない美人。誰に対しても如才なくふるまう人。(如才ないとは、てぬかりがない・気がきく・愛想がいいという意味)

四字熟語の博士
「八方美人」という四字熟語は、全方向から見ても非の打ちどころがない素晴らしい美人、という意味から派生して、誰からも好かれたいと思って、人によって態度を変えて親しげに振る舞うことを指すんだよ。
また、そのように振る舞う人自体をも指すんだ。
助手ねこ
それって、要は「誰にでもニコニコして、好かれようとする」ってことやな。
一人ひとりの顔色をうかがいながら、都合のいい態度をとるんやな。
これは、「みんなに気を使って、自分をよく見せる」っていう態度を示す言葉やね。

【腹八分目】はらはちぶんめ

お腹いっぱいになるまで食べるのではなく、ほどほどにしておくこと。


【波瀾万丈/波乱万丈】はらんばんじょう

波乱万丈

【意味】
波の起伏のはげしいように、変化のはげしいようす。
変化がはげしく、劇的であること。

四字熟語の博士
「波瀾万丈」とは、人生の変化が大きく、劇的な様子を描写する言葉だよ。
大きな波と小さな波が絶えず巻き起こる海のように、人生も様々な浮き沈みがあることを表しているんだ。
助手ねこ
あーなるほど、それは、「人生がめっちゃ変化に富んで、波乱含み」ってことやな。
大きな波や小さな波が絶えず来て、人生もそんなに色々な出来事があるんやな。
これは、「人生はドラマチックやで、変化があることは当たり前」って教えてくれる言葉なんやな。

【罵詈雑言】ばりぞうごん

罵詈雑言

【意味】
きたない言葉で、悪口を並べ立ててののしること。また、その言葉。

四字熟語の博士
「罵詈雑言」は、口をついて出る悪口のことを指すんだよ。
思い切った言葉で他人を貶める行為を表している。
助手ねこ
それならば、「めっちゃひどい悪口を言う」っていう意味か。
ガンガン人の悪口を言うってことやな。
これは、「人を傷つける言葉はだめ」って教えてくれる四字熟語なんやで。

【半官半民】はんかんはんみん

半官半民

【意味】
政府と民間が共同出資して事業を行うこと。また、その事業。

四字熟語の博士
「半官半民」は、政府と民間が半分ずつ出資して、事業を行うことを言うんだよ。
また、そのように始まった事業自体を指すこともあるんだ。
助手ねこ
それは、「お役所と一般の人々が、半々でお金を出し合って何かを始める」ってことやな。
それによって始まった仕事や事業を指すときもあるんやで。
ちょうど、お父さんとお母さんがお金を出し合って旅行に行くみたいなもんやな。

【万国共通】ばんこくきょうつう

万国共通

【意味】
世界中どこでも通じ、当てはまること。

四字熟語の博士
「万国共通」という四字熟語は、全世界のどの国でも同じように理解され、使われるものを指すんだよ。
つまり、国や文化を超えて通用するものを表しているんだ。
助手ねこ
ええな、それは「どの国でもみんなが理解できて、同じように使えるもの」ってことやな。
国や人の違いを越えて、みんなが一緒に使えるようなものを示してるんやな。
これは、「全世界共通で理解されるものの大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【盤根錯節】ばんこんさくせつ

盤根錯節

【意味】
事情が複雑で問題解決が困難なこと。

四字熟語の博士
「盤根錯節」という四字熟語は、物事がとても複雑に絡み合ってしまって、解決が難しくなってしまった状況を表しているんだよ。
樹木の根が入り乱れて絡み合う様子から来ているんだ。
助手ねこ
それって、ものすごくごちゃごちゃになっちゃって、どこから手をつけていいのかさっぱりわからへん状況ってことやな。
まるで木の根っこがぐちゃぐちゃに絡まってるような感じやな。
これは、「ごちゃごちゃした問題でも諦めずに解決しよう」って教えてくれる四字熟語なんやで。

【万死一生】ばんしいっしょう

万死一生

【意味】
必死の覚悟を決めること。絶体絶命の危機的状況から、かろうじて助かること。

四字熟語の博士
「万死一生」という四字熟語は、どんなに困難な状況でも、全力で挑んでなんとか生き残ることを意味しているんだよ。
絶対に逃れられない危険な状況から、かろうじて逃れることができるというイメージが含まれているんだ。
助手ねこ
そうかいな。それはつまり、「どんなに厳しい状況でも、全力で頑張ってなんとか生き残る」ってことやな。
絶対に逃げられへん危機から、なんとか抜け出すんやな。
これは、「どんな厳しい状況でも諦めずに挑戦し続ける勇気」を教えてくれる言葉なんやで。

【半死半生】はんしはんしょう

半死半生

【意味】
ほとんど死にかかっていること。今にも死にそうで、やっと生きている状態。

四字熟語の博士
「半死半生」という四字熟語は、命の危機に瀕している状況、つまり、もう少しで死んでしまいそうな状態を描写する言葉なんだよ。
助手ねこ
そやな、それはもう「ホンマにやばい、もうちょっとで逝きそうな状態」ってことやな。
大病を患ってるかのように、生と死の境目にいる感じやな。
これは、「生死の危機を乗り越える強さ」をイメージさせる言葉なんやで。


【伴食宰相】ばんしょくさいしょう

伴食宰相

【意味】
高い地位にありながら、実力が伴わない大臣のこと。また、職務を果たさず実権もない大臣のこと。

四字熟語の博士
「伴食宰相」という四字熟語は、大臣という立派な役職にはいるけれど、その地位に相応しい実力や、ちゃんとした仕事の遂行能力がない大臣のことを表しているんだよ。
助手ねこ
ほんなら、「肩書はすごいけど、その役職に相応しい実力や働きがない大臣」ってことやな。
たとえば、サッカーのキャプテンがボールも蹴れんで、チームを引っ張れへんとか、そんな感じかな?
この言葉は、「形だけの地位や肩書ではなく、本当の実力が大事や」って教えてくれるんやな。

【半信半疑】はんしんはんぎ

半信半疑

【意味】
半分は信じ、半分はうたがうこと。
うそか本当か決めかねて迷うようす。

四字熟語の博士
「半信半疑」は、半分は信じて、もう半分は疑っている状態を描いているんだよ。
事実かどうかはっきりしなくて、どう判断すべきか迷っているときに使われる言葉だね。
信じたい心と、疑わしい気持ちが心の中で揺れ動いているような状態を示しているんだ。
助手ねこ
なるほどな。それは、「半分は信じて、でも半分は疑ってる」って感じやな。
事が黒か白かはっきりせんときに、どっちに行くか迷うんやな。
これは、「真実が分からへんときには、信じる気持ちと疑う気持ちがせめぎ合うもんや」ってことを教えてくれる言葉なんやで。

【半醒半睡】はんせいはんすい

半醒半睡

【意味】
半ばさめ、半ば眠っている状態。

四字熟語の博士
「半醒半睡」という四字熟語は、眠ってはいるけど、全く寝ていないような状態、つまり半分だけ目が覚めていて、半分だけ眠っている状態を指すんだよ。
ちょうど、夢と現実が混ざり合っているような状態をイメージしてみてね。
助手ねこ
それなら、これは「ちょっと眠ってるけど、ちょっと目が覚めてる」ってことやな。
完全に眠ってもおらず、完全に起きてもおらん、ちゅう微妙な感じやな。
夢を見ているか、現実を見ているか、ちょっと分からんくらいの状態やで。
これは、「ぼんやりとした状態」を表してるんやな。

【半農半漁】はんのうはんぎょ

半農半漁

【意味】
農業と漁業とを兼ねて生計を立てること。

四字熟語の博士
「半農半漁」は、農業と漁業を両方とも行って生計を立てることを表す四字熟語だよ。
つまり、畑で作物を育てる「農業」、海や川で魚を取る「漁業」を両方やって生活する、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
なるほどな。要は「畑も耕して、魚も捕る」ってことやな。
農作物と魚の両方を手に入れて生活していくんやな。
これは、「色々な方法で生計を立てる大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【万物流転】ばんぶつるてん

世の中のあらゆる全てのものは、常に変化してやまないということ。


【万夫不当】ばんぷふとう

万夫不当

【意味】
多くの男が立ち向かってもかなわないほど強いこと。

四字熟語の博士
「万夫不当」という四字熟語は、多くの人が集まっても対抗できないほどの強さを表しているんだよ。
一人で数多くの人に対しても負けない、それほどの力強さや勇気があるという意味が込められているんだ。
助手ねこ
なるほど、それはつまり、「どんなに多くの人が一緒になっても勝てないくらい強い」ってことやな。
一人でも多くの人に立ち向かえるんやな。
これは、「強さや勇気の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【反面教師】はんめんきょうし

反面教師

【意味】
そのようになってはならないという悪い見本。

四字熟語の博士
「反面教師」は、悪い行動を見せている人物が、その行動を見た人にとっては、反省する材料になり、自身の行動の見直しに役立つという意味があるんだよ。
助手ねこ
なるほど、それは「ワルいことをやってる人を見て、自分はそうならんように気をつける」ってことやな。
ワルいことをやってる人が、自分にとってはええ参考になるんやな。
これは、「人の失敗から学ぶ大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【万緑一紅】ばんりょくいっこう

万緑一紅

【意味】
あたり一面の緑の草むらの中に開く紅い花一輪の意で、平凡な多くのものの中に、一つだけすぐれたものがあること。また、特に多くの男性の中に一人女性がいること。また、その女性。

四字熟語の博士
「万緑一紅」という四字熟語は、周りが全部緑の草だらけで、その中に一つだけ赤い花が咲いているような状況を表すんだ。
大勢の平凡なものの中に、ひときわ目立つすばらしいものがあることだよ。
また、たくさんの男性の中に一人だけの女性がいる状況を指すこともあるんだ。
助手ねこ
そうかい。だから、「みんな同じようなんけど、その中で一つだけ目立ってすごいものがある」ってことなんやな。
たとえば、男ばっかりの中に一人だけ女性がいて、その人が目立つ、っていう意味にもなるんやね。
それはまるで、みんな緑の草ばっかりで、その中に一つだけ赤い花が咲いてるみたいやな。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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