「か行」小学生向けのよく使う四字熟語
開口一番(かいこういちばん)
話し始めて真っ先に。
外交辞令(がいこうじれい)
相手によく思われようとして言うお世辞。
外柔内剛(がいじゅうないごう)
見かけは優しそうだが、内面はしっかりしていて気が強いこと。
下意上達(かいじょうたつ)
下の人の気持や意見が、上の人に伝わっていること。
快刀乱麻(かいとうらんま)
こじれたりしていて難しい物事を、手際よく処理すること。
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
目的をとげるために、長い間、大変な苦労をすること。
火中之栗(かちゅうのくり)
火の中にある栗のように危ないこと。
花鳥風月(かちょうふうげつ)
花・鳥・風・月など、自然の美しい景色。
勝手気儘(かってきまま)
自分のやりたいようにわがままにすること。
我田引水(がでんいんすい)
みんなで、平等に分けなければならない水を、自分の田にだけ引き入れようとすること。みんなのことなど考えず、物事や話などを自分のつごうのいいように変えたり、進めたりすること。
画竜点睛(がりょうてんせい)
物事を完成させるために、最後に加える大切なしあげのこと。
夏炉冬扇(かろとうせん)
時期外れて、役にたたないもののこと。
緩急自在(かんきゅうじざい)
思いどおりに、速くしたり遅くしたりすること。
完全無欠(かんぜんむけつ)
完全で、欠点や不足がまったくないようす。
危機一髪(ききいっぱつ)
一本の髪の毛ほどの距離まで危険がせまっていること。またそういった状態をあやうくさけることができたときのことをいう。
起死回生(きしかいせい)
死にかかっているものが生き返ったり、だめになりそうだったものが、いい状態にもどったりすること。負けそうになっている試合がいっぺんにひっくり返って勝ちに向かうことなどをいう。
喜色満面(きしょくまんめん)
とってもいいことがあって、うれしい気持ちが顔いっぱいに広がっていること。
疑心暗鬼(ぎしんあんき)
心に疑う気持ちがあると、本当はいないのに、暗闇の中にこわい鬼がいるかのように思ってしまうこと。疑い出すときりがなくなり何も信じられなくなること。
奇想天外(きそうてんがい)
これまで、まだだれもが思ってもみなかったり、やってもみなかった、人々をびっくりぎょうてんさせるようなこと。世にも不思議なことをいう。
喜怒哀楽(きどあいらく)
喜びと怒りと哀しみと楽しさ、人ならだれでも持っている感情のこと。
牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
牛か馬のように、次から次へとびっくりするほどいっぱい、飲んだり食べたりすること。
急転直下(きゅうてんちょっか)
成り行きが急に変わって、解決に向かうこと。
狂喜乱舞(きょうきらんぶ)
我を忘れるほど激しく喜び、踊り出すようす。
器用貧乏(きようびんぼう)
何をしてもうまくできるので、一つのことに集中できず、結局どれも中途半端で終わること。
興味津津(きょうみしんしん)
おもしろいと思う気持ちが、後から後からどんどんわいてくるようす。
挙動不審(きょどうふしん)
態度があやしいようす。
義理人情(ぎりにんじょう)
人間として守るべき世の中のおきてと、人間らしい温かい気持ち。
玉石混交(ぎょくせきこんこう)
よいものと悪いものとが、まざり合っているようす。
空前絶後(くうぜんぜつご)
今までにも、これからにもないような、非常にまれなこと。
空中分解(くうちゅうぶんかい)
①飛行中の航空機が、空中でばらばらにこわれること。
②組織や計画が途中でだめになってしまうこと。
苦肉之策(くにくのさく)
苦しまぎれに考え出した手立て。また、敵をだますために、自分自身や味方を苦しめてまでして行う計略。
群集心理(ぐんしゅうしんり)
たくさんの人が集まったときに起こる心の動き。
鶏口牛後(けいこうぎゅうご)
大きな集団の最後尾にくっついているよりも、たとえ小さな集団であってもその頭になるほうがいい。
蛍雪之功(けいせつのこう)
苦労して勉学に励み、成果を上げること。
犬猿之仲(けんえんのなか)
何かにつけていがみ合う、仲の悪い関係。
言行一致(げんこういっち)
言うことと行うこととが、一致していること。
犬馬之労(けんばのろう)
主君や他人のために力を尽くして働くことを、へりくだって言うことば。
豪華絢爛(ごうかけんらん)
とてもぜいたくで、きらびやかにかがやき美しいこと。また、そのようす。
厚顔無恥(こうがんむち)
厚かましくて恥知らずなこと。
巧言令色(こうげんれいしょく)
口先だけのうまいことばや、うわべだけの愛想のいい顔つき。
公私混合(こうしこんごう)
公的なことと私的なことが、混じって区別がつかないこと。
荒唐無稽(こうとうむけい)
でたらめで、よりどころがないようす。
公明正大(こうめいせいだい)
自分の利益を追わず、みんなのためになることをし、人をわけへだてなくすることもなく、明るく正しく堂々としていること。
呉越同舟(ごえつどうしゅう)
敵同士や仲の悪い者同士が、たまたま同じところにいあわせること。また、仲は悪いけれども、共通の目的を果たすために力を合わせること。
極悪非道(ごくあくひどう)
この上なく悪いこと。
孤軍奮闘(こぐんふんとう)
助けもなしに、一人で懸命に努力すること。
古今東西(ここんとうざい)
昔から今まで、そして東から西まで。いつでもどこでもということ。
虎視眈眈(こしたんたん)
油断なく、じっと機会をねらっているようす。
後生大事(ごしょうだいじ)
とても大切にすること。
五臓六腑(ごぞうろっぷ)
はらわた。体の中すべて。
五分五分(ごぶごぶ)
同じくらいであること。
孤立無援(こりつむえん)
まわりが敵ばかりだったり、考え方がちがう人ばかりだったりして、一人ぼっちで、助けてくれる人がだれもいないこと。
五里霧中(ごりむちゅう)
濃い霧が、はるかかなたにまで立ち込めていること。まわりのものを見分けることがほとんどできず、何がなんだかわからないこと。
言語道断(ごんごどうだん)
言葉ではとても言い表せないほど、常識からはずれたひどいこと。もともとは仏教の言葉で、「さとりを言葉で表す道は断たれている(言葉では言えない)」という意味。
懇切丁寧(こんせつていねい)
とても細かいところまで気を配るようす。