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【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「て」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【亭主関白】ていしゅかんぱく

亭主関白

【意味】
家庭内で、夫が支配者として絶大な権力をもち、君臨していること。

四字熟語の博士
「亭主関白」という四字熟語は、家庭の中で夫がすべてを決める、つまり夫が一番の権力を持つ状況を示すんだよ。
助手ねこ
そうかいな。つまり、「お父さんが家の中で一番偉い」ってことやんな。
お父さんが何をするにも決定権があるんやな。
これは、「家族の中で誰が一番言うことを聞くべきか」を示す言葉なんやで。

【手枷足枷】てかせあしかせ

手枷足枷

【意味】
行動の自由を束縛するもの、あるいはそのような条件や環境。

四字熟語の博士
「手枷足枷」という四字熟語はね、自由に行動することを制限したり、邪魔するもの、あるいはそのような状況や環境を指しているんだよ。
手や足に鎖をつけて動けなくする、というイメージがここにはあるんだ。
助手ねこ
それはええ、自由に動くことを邪魔するものや状況ってことやな。
手足に鎖をつけられて、自由に動けへんようにされる状況を想像してみてな。
これは、「自由を束縛するもの」を表してる言葉やな。


【適材適所】てきざいてきしょ

適材適所

【意味】
能力に適した地位や任務につけること。

四字熟語の博士
「適材適所」という四字熟語は、それぞれの人の能力や才能を最大限に活かせるように、最適な場所や役割に配置することを指すんだ。
助手ねこ
あー、それは「一人一人の特技や得意なことを活かして、最適な仕事につかせる」ってことか。
それぞれの人が一番活躍できる場所で頑張れるようにするってわけやな。
これは、「得意なことを活かす大切さ」を教えてくれる言葉やな。

【適者生存】てきしゃせいぞん

適者生存

【意味】
生物は、環境に最も適応できる生物だけが生き残り、適していないものは滅びるということ。

四字熟語の博士
「適者生存」という四字熟語はね、ある環境に一番うまく適応できる生物だけが生き残る、という生物学の原則を示しているんだよ。
適応できない生物は次第に淘汰されていくということだね。
助手ねこ
ええな、それは「一番しっくりくる場所で上手くやっていける子だけが残っていける」ってことやな。
ちょっと厳しいけど、自分に合った場所を見つけて生きていくんやな。
それが「生き抜く力」を身につけるってことやな。

【敵前逃亡】てきぜんとうぼう

敵前逃亡

【意味】
責任を負うべき時に逃亡すること。戦わずに逃亡すること。

四字熟語の博士
「敵前逃亡」という四字熟語は、自分の責任を果たすべきときに、戦わずに逃げてしまうことを表しているんだよ。
まさに戦いの最中に逃げ出す、というイメージがここにはあるんだ。
助手ねこ
ほな、それは「大切な時に、逃げ出してしまう」ってことなんやな。
どうせなら戦う気持ちで挑まなアカン時に、逃げてしまうんやな。
これは、「逃げるんじゃなくて、立ち向かう勇気」が大切っていう教えやな。

【敵本主義】てきほんしゅぎ

敵本主義

【意味】
目的が別にあるように見せかけて、本来の目的を遂げようとするやり方。

四字熟語の博士
「煙幕主義」という四字熟語は、一見別の目的を追いかけているように見えるけど、本当はその裏で別の本来の目的を達成しようとしている行為を指すんだ。
つまり、真意を隠して行動する戦略を示していると言えるね。
助手ねこ
そうかい。それはもう、「目の前に煙を立てて本当のことを見せない」ってやり方やな。
ホンマは別のことをやりたいけど、それを隠して違うことをやってるふりをするんやな。
これは、「本当の目的を隠して行動する」って意味があるんやで。

【鉄心石腸】てっしんせきちょう

鉄心石腸

【意味】
どんな困難にも負けない、鉄や石のようにかたい精神。

四字熟語の博士
「鉄心石腸」という四字熟語は、どんな困難が来ても負けない、鉄や石のようにしっかりとした精神を持つことを表しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それは「困ったことがあっても、心をしっかり持って負けへん」ということやな。
鉄や石みたいに固い心で、何があってもびくともせえへん、そんな強さを示す言葉やな。
これは、「何事にも動じない強い心」が大切やってことを教えてくれるんやで。

【丁稚奉公】でっちぼうこう

丁稚奉公

【意味】
商店などに丁稚として奉公すること。転じて、年少のうちから下働きとして勤めはじめること。

四字熟語の博士
「丁稚奉公」という四字熟語はね、若い子が一定の期間、商人や職人の家で働き、いろいろな仕事を学ぶことを言うんだよ。
助手ねこ
そっかー、つまり、「まだ子供でも、ひとまず仕事を始めてみて、色んなことを学んで行く」ってことやな。
大人の仕事を間近で見て、自分も手伝いながら、ぼちぼちと勉強するんやな。
これは、「学び始める大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。


【徹頭徹尾】てっとうてつび

徹頭徹尾

【意味】
最初から最後まで。あくまでも。終始。

四字熟語の博士
「徹頭徹尾」という四字熟語は、始まりから終わりまで、すべてという意味があるんだよ。
例えば、何かを一生懸命にやり遂げるときに使うことが多いんだ。
助手ねこ
なるほど、つまり「初めから最後まで、しっかりと」ってことやな。
サッカーの試合でいうと、キックオフから終了のホイッスルまで、全力で戦うって感じか。
ほんまに、「始まりから終わりまで、途中で手を抜かずに頑張る」って意味なんやな。

【手前勝手】てまえがって

手前勝手

【意味】
自分の都合の良いように考えたり、行動したりすること。
また、そのさま。

四字熟語の博士
「手前勝手」は、自分の都合ばかりを考えて行動することを指すんだよ。
つまり、自分だけが良ければそれでいい、という自己中心的な態度を表す言葉なんだ。
助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「自分ばっかり都合いいように行動する」ってことやな。
周りの人のことは考えへん、自分だけが楽ちんならそれでええ、ってな感じの人のことを指すんやな。
これは、「他人のことも考えて行動する大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【手前味噌】てまえみそ

手前味噌

【意味】
自分で自分の作ったものをほめること。自慢。

四字熟語の博士
「手前味噌」は、自分自身のことを自分でほめることを言うんだよ。
自分が作った味噌を自分で美味しいと言う、という意味合いから来ているんだ。
助手ねこ
ええなぁ、それはつまり、「自分のことを自分で褒めちゃう」ってことやな。
自分で作った味噌スープを「これ美味しいやろ?」って自己紹介するようなもんやな。
これは、「自分のことを大切に思うけど、褒めすぎは注意やね」って教えてくれる言葉なんやで。

【手練手管】てれんてくだ

手練手管

【意味】
人をだまし、思いのままに操る方法。

四字熟語の博士
「手練手管」という四字熟語は、さまざまな方法を駆使して人をだます、つまり自分の思う通りに人を操ることを表しているんだよ。
その手段や技巧という意味も含まれているんだ。
助手ねこ
なんやそれは、「いろんな手を使って人をあざむく」ってことかいな。
なんでもかんでもやり方を使って、人を自分の思い通りに操るってわけやな。
この四字熟語、何かあったときは、「うまく人をだます人がいるかもしれへんで」って考えさせてくれるんやな。

【天衣無縫】てんいむほう

天衣無縫

【意味】
詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。
また、人柄が無邪気で、何の飾りもないこと。

四字熟語の博士
「天衣無縫」はね、天女が着る着物が縫い目がないことから来ていて、それを詩や文章、あるいは人の性格に当てはめると、それは余計な修飾や飾りがなく、自然でありながら完全なものを指すんだよ。
それはまた、人が非常に純真で、全く嫌味がない様子を表すこともあるんだ。
助手ねこ
それなら、すっごいわかりやすいな。
要するに、飾り気がなくて、自然体で、でも完璧なんやな。
あのな、純粋で嫌なところがない人や、わざとらしさがない文章のことやで。
天女さんが着る服のように、どこをとっても完璧、っていう意味なんやね。

【天涯孤独】てんがいこどく

天涯孤独

【意味】
身寄りがひとりもなくて、ひとりぼっちのこと。
まら、故郷を遠く離れて、ひとりぼっちで暮らすこと。

四字熟語の博士
「天涯孤独」という四字熟語は、遠い見知らぬ土地で一人で生活している状況を表しているんだ。
また、身の回りに頼る人が一人もいないことも言うんだよ。
助手ねこ
ええっと、つまり「すんごい遠いところで、誰も知らない土地で一人暮らしする」ことやな。
また、周りに頼れる家族や友達がおらん、つまり「一人ぼっち」って意味もあるんやな。
これは、「自分だけの力で生きていかなあかんときの大変さ」を教えてくれる言葉やで。

【天下一品】てんかいっぴん

天下一品

【意味】
この世で比べるものがないほどの、すぐれた品のこと。
また、そのさま。

四字熟語の博士
「天下一品」という四字熟語は、世の中で最も優れていて、他のものとは比べ物にならないほど素晴らしいことやものを表すんだよ。
助手ねこ
なんや、それは、「世界で一番すごい、他の何ものとも比べられへんくらいすごい」って意味やな。
おばあちゃんのおでんみたいに、他のどのお店のものとも違って、世界で一番美味しいんやで。
これは、「一番良いもの、一番すごいこと」を言いたいときに使う言葉なんやで。

【天下国家】てんかこっか

天下国家

【意味】
天下と国家。また、それにかかる大きなこと。

四字熟語の博士
「天下国家」という四字熟語は、全国、つまり国全体のことを指し、特にその政治、つまり、国を治めることを表しているんだよ。
助手ねこ
ほんまやな。これは「全国のこと、そこでどうやって治めていくか」っていう大きな話をしてるんやな。
みんなが住んでるこの国を、どうやって上手にまとめていくか、そんな話やねん。
これは、「大事なことはみんなのことを考えること」を教えてくれる言葉やで。

【天下御免】てんかごめん

天下御免

【意味】
公然と許されること。
誰にもはばかることなく、堂々と振る舞えること。
世間一般に認められていること。

四字熟語の博士
「天下御免」という四字熟語は、みんなから許されていて、自由に堂々と行動することを表しているんだよ。
大胆に自分らしく振る舞うことができるというイメージがあるんだ。
助手ねこ
それって、みんなが認めてくれてるから、「遠慮せずに思いっきりやっていいで!」っていうことやな。
自分らしさを全開に出して、堂々と行動するんやな。
これは、「大切なのは自分らしく生きること」って教えてくれる言葉やで。

【天下泰平】てんかたいへい

天下泰平

【意味】
世の中がよく治まり、穏やかな様子。
また、何の心配もなくてのんびりしている様子。

四字熟語の博士
「天下太平」という四字熟語は、世界全体がとても平和で、問題なく治まっている状態を示すんだよ。
全く心配事がなく、皆が安心して過ごせるような状態だよ。
助手ねこ
ええなぁ、それは。「ほんまに平和で、みんなが安心して暮らしてる」ってことやんな。
トラブル一つない、のんびりと過ごせる世の中のことを指してるんやな。
これは、「平和が一番大事」っていうことを教えてくれる言葉なんやで。


【天下万民】てんかばんみん

天下万民

【意味】
あらゆる人民のこと。

四字熟語の博士
「天下万民」という四字熟語は、すべての人々を指す言葉なんだよ。
つまり、国や地域に関係なく、この世の中のすべての人たちのことを表しているんだ。
助手ねこ
そうかいな。それなら、「すべての人」を意味するんやな。
どこの国の人でも、どんな人でも、全部まとめて「天下万民」って言うんやな。
これは、「世界中の人々を大切に思う心」を教えてくれる言葉やで。

【天下無双】てんかむそう

天下無双

【意味】
世の中に並ぶものがないほど、優れていること。

四字熟語の博士
「天下無双」という四字熟語は、誰もが認めるほどの力や能力を持っていて、世界中でその人と同じレベルの人がいないという意味があるんだよ。
世界一とも言える存在を指す言葉なんだ。
助手ねこ
なるほど、それは「この世に一人しかおらへん、超すごい人」ってことやな。
誰もが認めるくらい、その人と同じレベルの人がおらへんってことや。
これは「誰にも負けへん、一番の強さ」を持ってる人を言うんやな。

【天空海闊】てんくうかいかつ

天空海闊

【意味】
心が広々としていて度量が大きく、なんのわだかまりもないこと。
また、言葉や発想などが限りなく広がることのたとえ。

四字熟語の博士
「天空海闊」という四字熟語は、大空と広大な海を思い浮かべることで、人の心が大きく、狭いこだわりがないことを表現しているんだよ。
つまり、心が広く、寛容であることを指しているんだ。
助手ねこ
ええやん、それは。「心が大きくて、こだわりがない」ってことやな。
空と海みたいに広々と、ゆったりと生きるんやな。
これは、「心広く人を受け入れる」ってことを教えてくれる言葉やな。

【電光石火】でんこうせっか

電光石火

【意味】
非常に短い時間や行動が敏速に行われるたとえ。
動作やふるまいが非常にすばやいこと。

四字熟語の博士
「電光石火」という四字熟語は、稲妻のように一瞬で光ることから、人の動きや行動が非常に素早いこと、またはとても短い時間を表す言葉なんだよ。
助手ねこ
ええなぁ。それは、「動きがめっちゃ速い」や「一瞬の出来事」っていう意味なんやな。
まるで稲妻がピカッと光るように、すごいスピードで行動することを表してるんやな。
これは、「速さと瞬時の判断力の大切さ」を教えてくれる言葉やね。

【天災地変】てんさいちへん

天災地変

【意味】
自然界に起こる、さまざまな災いのこと。

四字熟語の博士
「天災地変」という言葉はね、自然界から起こる災害や大きな変化を表しているんだよ。
これは地震や台風、洪水など、人間がコントロールできない大自然の力が引き起こす事象を指しているんだ。
助手ねこ
なるほど、それは「自然の力がもたらす災害や大きな変化」ってことやな。
大地震やすごい台風が来たり、大雨で川が氾濫したりするんやな。
人間がどうしようもない、自然の大きな力が動いてしまうときのことを言うんやな。
これは、「自然の力は人間の力以上」ってことを教えてくれる言葉やで。

【天真爛漫】てんしんらんまん

天真爛漫

【意味】
飾ることなく自然のままの姿があふれ出ている様子のこと。
明るく純真で無邪気なこと。

四字熟語の博士
「天真爛漫」という四字熟語は、素直で飾り気のない心が行動や言葉に現れること、また、その人から明るさや無邪気さがあふれ出ている様子を表すんだよ。
助手ねこ
ほんまやな。それは「素直で、ありのままの自分を表現する」ことやな。
何も飾らずに、心のままに行動したり、話したりするんや。
そして、その人からは明るさや元気がジャンジャン出てる感じやな。
これは、「自分らしさと無邪気さを大切にする」っていう言葉やな。

【天地開闢】てんちかいびゃく

世界のはじまり。


【天地神明】てんちしんめい

天地神明

【意味】
天と地のすべての神々のこと。

四字熟語の博士
「天地神明」は、宇宙のあらゆる所に存在する神々全体を指す言葉なんだ。
地上の神々だけでなく、天上の神々まで含めた全てを表しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「天も地も、すべてのところにいる神さまたち」ってことかな。
地球上にいる神さまだけやなくて、空の上にいる神さままで全部含んでるんやな。
神さまが全ての場所に存在するんや、という意味が込められてるんやな。

【天地無用】てんちむよう

天地無用

【意味】
破損するおそれがあるため、荷物の上下を逆さまに扱ってはいけないということ。

四字熟語の博士
「天地無用」という四字熟語は、荷物の梱包に使われる言葉だよ。
荷物の上下を逆にすると中身が壊れてしまうかもしれないから、そのようにしないで欲しいという警告の意味があるんだ。
助手ねこ
ええ、わかったわかった。つまり、「これ逆さまにせんといてね」っていう意味なんやな。
なんかガラスの食器とか、壊れやすいものが中に入ってるときに、これを書くんやろ?
「大切なものはちゃんと扱うんやで」っていう注意を促す言葉なんやな。

【天長地久】てんちょうちきゅう

天長地久

【意味】
天地の存在が永久であるように、物事がいつまでも続くことのたとえ。

四字熟語の博士
「天長地久」という四字熟語は、天と地がずっと変わらずに続くように、何かがいつまでも続いていくことを意味しているんだよ。
それは物事が絶えず、変わらない形で永遠に続くということなんだ。
助手ねこ
ほんまにそうやな。「ずっとずっと、変わらず続いていく」ってことやろ。
天や地がずーっと変わらんで存在し続けるように、何かがずっと変わらずに続くんやな。
これは、「ずっと変わらず続く長さや永続性」を教えてくれる表現なんやで。

【点滴穿石】てんてきせんせき

点滴穿石

【意味】
小さな力でも根気よく続ければ、大きな仕事を成し遂げるということ。

四字熟語の博士
「点滴穿石」はとても大切な四字熟語なんだよ。
小さな水滴がずっと落ち続けると、石でも穴が開く、つまり小さい力でもコツコツと続ければ大きな仕事も達成できる、という意味があるんだ。
助手ねこ
つまり、「ちょっとずつでも、ずっと続けることで大きなこともできるんや」ってことやな。
水滴が石に穴をあけるみたいに、小さい力でも、それをずっと続けることで大きなことができるんや。
これは、「少しずつでも続けることの大切さ」を教えてくれる言葉やね。

【輾転反側】てんてんはんそく

輾転反側

【意味】
何度も寝返りをうつこと。

四字熟語の博士
「輾転反側」という四字熟語は、心配事や悩みで眠れない、何度も寝返りを打つ様子を描写しているんだよ。
心が落ち着かず、ベッドの中でぐるぐると動き続けるイメージがあるんだ。
助手ねこ
それなら、もしかして、「心配事でぐるぐる考えて、なかなか眠れへん」って意味なんかな。
なんども寝返りをうって、ぐっすり寝られへん様子を言うんやな。
これは、「心配事があるときには、眠れないほど考えてしまう」っていうのを教えてくれる言葉やで。

【天然自然】てんねんしぜん

天然自然

【意味】
人の手が加えられていない、本来のままの状態。

四字熟語の博士
「天然自然」という四字熟語はね、人間が一切手を加えず、そのままの自然な状態を指すんだよ。
人の手が一切加わらない、純粋な自然そのものだよ。
助手ねこ
ええ、それは言い換えれば、「人が何もいじらず、そのままの自然」ってことやな。
何も手を加えずに、自然がそのままある状態を表してるんやな。
これは、「自然の美しさや大切さ」を感じさせてくれる言葉やで。

【天罰覿面】てんばつてきめん

天罰覿面

【意味】
悪事を働くと、その報いとしてすぐさま天が罰を下すこと。

四字熟語の博士
「天罰覿面」この四字熟語は、悪事を働いたらすぐにその報いが来る、ということを示しているんだよ。
つまり、悪いことをしたらすぐにその結果が現れる、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
ほんなら、それは「悪いことしたら、すぐにばれて罰が当たる」ってことか?
悪いことをすればすぐにその報いがくるんやな。
これは、「悪事はすぐにばれるよ」って教えてくれるんやね。

【田夫野人】でんぷやじん

田夫野人

【意味】
教養がなく、礼儀を知らない粗野な人。

四字熟語の博士
「田夫野人」という四字熟語は、学問や教養のない、素朴な人を指す言葉なんだ。
いわゆる「田舎者」という意味でも使われるよ。
助手ねこ
なるほど、つまり、「学問やら何やら知らんけど、生活はしっかりこなす田舎の人」ってことか。
ええやん、うまくいってなくても、生活はしっかりやれるってのは大事やで。
これは、「生活力を大切にしよう」って教えてくれるんやな。

【天変地異】てんぺんちい

天変地異

【意味】
自然界に起こる災害や現象。

四字熟語の博士
「天変地異」という四字熟語は、大きな自然災害や突然の大変な出来事を表すんだよ。
まさに天地が動くような、予想外の出来事を指すんだ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「大きな自然の災害やビックリするような出来事」ってことやな。
天も地もびっくりするくらいの大きな出来事やで。
これは、「思いがけない大変な事が起きること」を表す言葉なんやな。

【天歩艱難】てんぽかんなん

天歩艱難

【意味】
天の運行に支障が生じること。
転じて、時運に恵まれずに非常に苦労すること。

四字熟語の博士
「天歩艱難」この四字熟語は、本来、天の運行がうまくいかない状況を表しているんだよ。
しかし、転じて、運が悪くて、どうにもうまくいかない状況、つまり非常に苦労することを指すようになったんだ。
助手ねこ
つまり、「運が全然味方せんで、なんもかもうまくいかへん」ってことか。
もともとは天の運行がおかしくなることを表してたんやけど、今はもっと広く、「どんなに頑張っても運が悪くて、大変なことになっちゃう」状態を表すんやな。
この言葉、自分が運が悪くて大変な時に使うんやろな。

【天網恢恢】てんもうかいかい

天網恢恢

【意味】
天が張り巡らしている網は広く、目が粗いようだが、悪人や悪事は決して取り逃さないということ。

四字熟語の博士
「天網恢恢」という四字熟語は、天が張った大きな網が悪人や悪事を必ず捕まえる、という意味があるんだ。
目が粗そうに見えるこの網でも、悪いことをした人は必ず露見し、報われるというイメージがあるんだよ。
助手ねこ
あー、それなら「悪いことをしても、逃げても逃げても、最終的にはバレて報いを受ける」ってことやな。
目の粗そうな網でも、結局は悪者は逃げられへんってわけやな。
これは、「悪事は絶対にバレる、だから正直に生きよう」って教えてくれる言葉やで。

【天佑神助】てんゆうしんじょ

天佑神助

【意味】
天や神の助け。ご加護。また、偶然に恵まれて助かること。

四字熟語の博士
「天佑神助」という四字熟語は、思いがけない幸せやラッキーが訪れて、困難を解決することを言うんだよ。
まるで天や神が助けてくれるかのように、予期せぬ幸運が舞い込んでくるというイメージだ。
助手ねこ
それは、「思いもよらんようなラッキーが舞い込んで、ピンチを切り抜ける」ってことやな。
まるで、天から神様が降りてきて助けてくれるような、そんな不思議でありがたい幸せのことやな。
これは、「思わぬところから助けが来ることがあるよ」って教えてくれる言葉なんやで。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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