無量無辺【むりょうむへん】の意味と使い方の例文(語源由来)
【四字熟語】 無量無辺 【読み方】 むりょうむへん 【意味】 限りなく広大なこと。物事の程度や分量などが計り知れないこと。仏教の語。 【語源・由来】 『法華経』「序品」より。 無量無辺(むりょうむへん)の使い方 無量無辺…
【四字熟語】 無量無辺 【読み方】 むりょうむへん 【意味】 限りなく広大なこと。物事の程度や分量などが計り知れないこと。仏教の語。 【語源・由来】 『法華経』「序品」より。 無量無辺(むりょうむへん)の使い方 無量無辺…
【四字熟語】 無理往生 【読み方】 むりおうじょう 【意味】 むりやり押しつけて従わせること。 【語源・由来】 「無理」は道理にはずれること。「往生」は本来は「圧状」と書き、人を脅迫してむりやり書かせた文章のことで、転じ…
【四字熟語】 無余涅槃 【読み方】 むよねはん 【意味】 肉体などの形の制約から解放された悟りの境地。心だけでなく肉体のわずらいからも解放された悟りの世界。 【語源・由来】 『法華経』「序品」より。「無余」は残っていない…
【四字熟語】 無用之用 【読み方】 むようのよう 【意味】 一見役に立たないと見えるものが、かえって役に立つ。 【語源・由来】 『老子』「一一章」より。一見無用に見えるものが実は大きな働きを持つことを言った老子の哲学。器…
【四字熟語】 無明長夜 【読み方】 むみょうじょうや 【意味】 衆生が煩悩にとらわれ悟りを得られないこと。 【語源・由来】 仏教語で、「無明」は邪心があるために物事の本質がとらえられず、仏法を理解できないこと。これを長い…
【四字熟語】 毋望之禍 【読み方】 むぼうのわざわい 【意味】 思いがけないわざわい。 【語源・由来】 『史記』「春申君伝」より。「毋」は「ない」、否定の意を表す。「無」「无」に通じる。 【対義語】 ・毋望之福(むぼうの…
【四字熟語】 無妄之福 【読み方】 むぼうのふく 【意味】 思いがけない幸運。 【語源・由来】 『戦国策』「楚策」より。「無妄」は思いがけなく起こること。 【対義語】 ・無妄之禍(むぼうのわざわい) 無妄之福(むぼうのふ…
【四字熟語】 無縫天衣 【読み方】 むほうてんい 【意味】 飾りけがなく自然であること。 【語源・由来】 『太平広記』引『霊怪録』より。郭翰「天衣」は天人・天女の衣。「無縫」は着物に縫い目のないこと。また、人の細工のあと…
【四字熟語】 無辺無礙 【読み方】 むへんむげ 【意味】 広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。仏教の語。 【語源・由来】 「無礙」は自由自在で煩悩などのさまたげがないこと。 【類義語】 ・融通無礙(ゆうづうむげ)…
【四字熟語】 霧鬢風鬟 【読み方】 むびんふうかん 【意味】 美しい髪のたとえ。 【語源・由来】 蘇軾の「洞庭春色賦」より。「霧鬢」は黒々した美しい髪。「霧」は黒いたとえ。「風鬟」は髪が風にくしけずられる意。風の中の美し…
【四字熟語】 無病呻吟 【読み方】 むびょうしんぎん 【意味】 大したことはないのに大げさに騒ぎたてること。病気でもないのに苦しげにうめきたてる意。 【語源・由来】 「呻吟」は苦しみうめく。ありもしないことにおおげさに騒…
【四字熟語】 無茶苦茶 【読み方】 むちゃくちゃ 【意味】 筋道が立たないこと。また、物事のやり方が並はずれて激しいさま。さらに何がなんだかわからないさまにもいう。「無茶」だけでもこれらの意をもち、「苦茶」を添えて語意を…
【四字熟語】 無恥厚顔 【読み方】 むちこうがん 【意味】 あつかましくて、恥知らずなさま。 【語源・由来】 孔稚珪の「北山移文」より。「無恥」は恥を知らないことで、他人の迷惑などを考えずに、自分の思惑だけで考えたり行動…
【四字熟語】 無駄方便 【読み方】 むだほうべん 【意味】 一見するとなんの役にも立たないように見えるものも、なんらかの役に立っている場合があるということ。 【語源・由来】 「方便」は便宜的な手段のこと。 無駄方便(むだ…
【四字熟語】 無声無臭 【読み方】 むせいむしゅう 【意味】 誰にも知られず、まったく目立たないこと。事の影響がないこと。また、はかり知ることができない上天のたとえ。 【語源・由来】 『詩経』「大雅・文王」より。声もしな…
【四字熟語】 無常迅速 【読み方】 むじょうじんそく 【意味】 人の世は移り変わりが速く、はかないものであるということ。 【語源・由来】 『六祖壇経』より。「無常」はもと仏教語で、世の転変や人の生死などが永久不変ではなく…
【四字熟語】 矛盾撞着 【読み方】 むじゅんどうちゃく 【意味】 前後がくいちがって論理があわないこと。 【語源・由来】 「矛盾」は前に言ったことと後に言ったことが一致しないこと。「撞着」はつきあたる意。「着」は助字。 …
【四字熟語】 無根無蔕 【読み方】 むこんむてい 【意味】 よりどころがまったくないこと。 【語源・由来】 『漢書』「叙伝・上」より。「無根」は根づくところがないこと、「無蔕」は果物のへた(蔕)がないこと。果実はへたがな…
【四字熟語】 無辜之民 【読み方】 むこのたみ 【意味】 罪なき人びと。 【語源・由来】 『書経』「湯誥」より。「無辜」は罪のないこと。凶作や災害に遭い虐げられる人々をいう。 無辜之民(むこのたみ)の使い方 無辜之民(む…
【四字熟語】 無告之民 【読み方】 むこくのたみ 【意味】 訴えるすべをもたない無力な人びと。貧しい下積みの人、老人などの弱者をいう。 【語源・由来】 『書経』「大禹謨」より。 無告之民(むこくのたみ)の使い方 無告之民…
【四字熟語】 夢幻泡影 【読み方】 むげんほうよう 【意味】 人生がはかないことのたとえ。 【語源・由来】 『金剛経』より。夢と幻と泡と陰で、いずれもはかないもののたとえ。 【類義語】 ・泡沫夢幻(ほうまつむげん) 夢幻…
【四字熟語】 無間地獄 【読み方】 むけんじごく 【意味】 仏教でいう八大地獄の一つ。大罪を犯したものが絶えることなく責め苦を受ける地獄。 無間地獄(むけんじごく)の使い方 無間地獄(むけんじごく)の例文 健太くんなんて…
【四字熟語】 無稽之談 【読み方】 むけいのだん 【意味】 根拠のないでたらめな話。 【語源・由来】 『通志』「総序」より。「稽」は考える意。 【類義語】 ・無稽之言(むけいのげん) 無稽之談(むけいのだん)の使い方 無…
【四字熟語】 无何之郷 【読み方】 むかのきょう 【意味】 何もなく、果てしなく広い所。荒涼として、ただ広いばかりの里のこと。 【語源・由来】 『本朝文粋』「巻八」より。『荘子』「逍遥遊」の「無何有の郷(何もなく果てしな…
【四字熟語】 無学文盲 【読み方】 むがくもんもう 【意味】 学問がなく、字も読めないこと。また、その人。 【類義語】 ・一文不通(いちもんふつう) ・一文不知(いちもんふち) 無学文盲(むがくもんもう)の使い方 無学文…
【四字熟語】 無援孤立 【読み方】 むえんこりつ 【意味】 ひとりぼっちで頼るものがないこと。 【語源・由来】 『後漢書』「班超伝」より。「孤立」はひとりだけぽつんとしていること。「無援」は助けがないという意。 【類義語…
【四字熟語】 無影無踪 【読み方】 むえいむそう 【意味】 行方のしれないこと。 無影無踪(むえいむそう)の使い方 無影無踪(むえいむそう)の例文 国会での追及から逃げて、総理は急病のための入院と称して無影無踪となりまし…
【四字熟語】 無為無能 【読み方】 むいむのう 【意味】 意義のあることをやりもしないし、できもしないこと。何もできないこと。行うこともやり遂げる力もないということ。へりくだるときにも用いられる。 【語源・由来】 「為」…
【四字熟語】 無為自然 【読み方】 むいしぜん 【意味】 何もしないであるがままにまかせる。 【語源・由来】 人為(人の行為)を用いないで、自然にまかせる意。老荘の思想。「無為」は何もしないこと。「自然」は人間の手を加え…
【四字熟語】 無学無知 【読み方】 むがくむち 【意味】 学問がなく、知識もないこと。 【語源・由来】 「無学」とは学問の知識のないことを意味する。 【類義語】 ・無学浅識(むがくせんしき) ・無学無識(むがくむしき) …
【四字熟語】 無理無体 【読み方】 むりむたい 【意味】 相手のことをまったく考慮しないで、強引に物事を行うさま。 【類義語】 ・無理往生(むりおうじょう) ・無理難題(むりなんだい) 無理無体(むりむたい)の使い方 無…
【四字熟語】 無理算段 【読み方】 むりさんだん 【意味】 極めて苦しい状況の中で、物事や金銭の都合をつけること。 無理算段(むりさんだん)の使い方 無理算段(むりさんだん)の例文 無理算段をして、兄が作った借金を返済し…
【四字熟語】 無欲恬淡 【読み方】 むよくてんたん 【意味】 欲がなく淡泊で、物事に執着しないさま。 【類義語】 ・雲心月性(うんしんげっせい) ・虚静恬淡(きょせいてんたん) 無欲恬淡(むよくてんたん)の使い方 無欲恬…
【四字熟語】 無念無想 【読み方】 むねんむそう 【意味】 無我の境地に入り、無心になること。または、しっかりした考えを持っていないこと。思慮のないこと。 【類義語】 ・虚気平心(きょきへいしん) ・無想無念(むそうむね…
【四字熟語】 無二無三 【読み方】 むにむさん 【意味】 ただ一つしかなく、それに代わるものがないこと。転じて、一つの物事に心を傾けてそれに没頭するさま。 【語源・由来】 「法華経」方便品より。仏になる道は一乗だけで、ほ…
【四字熟語】 無手勝流 【読み方】 むてかつりゅう 【意味】 戦わずに、策略で相手に勝つこと。また、その方法。また、師伝によらず、自分で勝手にきめた流儀。自分勝手にやること。また、そのやり方。自己流。無手で勝つ流儀の意か…
【四字熟語】 無知蒙昧 【読み方】 むちもうまい 【意味】 知恵や学問がなく、愚かなさま。 【類義語】 ・愚昧無知(ぐまいむち) ・不学無術(ふがくむじゅつ) ・無知愚昧(むちぐまい) ・無知無学(むちむがく) 無知蒙昧…
【四字熟語】 無私無偏 【読み方】 むしむへん 【意味】 個人的な利益や名誉を優先せず、公平に判断・行動するさま。 【類義語】 ・厳正中立(げんせいちゅうりつ) ・公平無私(こうへいむし) ・是是非非(ぜぜひひ) ・不偏…
【四字熟語】 無罪放免 【読み方】 むざいほうめん 【意味】 勾留中の被告人が無罪判決を受けて釈放されること。転じて、疑いがすっかり晴れること。 無罪放免(むざいほうめん)の使い方 無罪放免(むざいほうめん)の例文 あな…
【四字熟語】 無芸大食 【読み方】 むげいたいしょく 【意味】 特技や取り柄がないにもかかわらず、食べることだけは人並みであること。また、そのような人をさげすんでいう語。自分のことを謙遜けんそんしていう場合にも用いられる…
【四字熟語】 無為無策 【読み方】 むいむさく 【意味】 何の対策も方法もたてられず、ただ腕をこまねいていること。計画が何もないこと。 【類義語】 ・拱手傍観(きょうしゅぼうかん) ・無為無知(むいむち) ・無為無能(む…
【四字熟語】 無位無官 【読み方】 むいむかん 【意味】 位階もなければ官職もないということ。名誉にも地位にも関係のない庶民であるということ。 【語源・由来】 律令制では位階は身分や功労で決まり、位階に相当する官職に就く…
【四字熟語】 無為徒食 【読み方】 むいとしょく 【意味】 何もしないで、ただ無駄に毎日を過ごすこと。意味もなく時間を費やすこと。 【類義語】 ・酔生夢死(すいせいむし) ・走尸行肉(そうしこうにく) ・徒食無為(としょ…
【四字熟語】 無理難題 【読み方】 むりなんだい 【意味】 理屈に合わない解決がとうてい不可能な問題、要求。 【由来】 「無理」は理由が立たないこと、道理が立たないこと。「難題」は簡単に解決できない問題や言い掛かりの意。…
【四字熟語】 無味乾燥 【読み方】 むみかんそう 【意味】 ものごとに味わいも、潤いもない様子。面白いと思える要素や風情がなにもないさま。 【語源・由来】 無味乾燥の無味」は味がない、面白みがないこと。「乾燥」は物事に潤…
【四字熟語】 無病息災 【読み方】 むびょうそくさい 【意味】 病気にもならず、災難にもあわないで、健康であること。達者、元気で暮らしていること。 【語源由来】 無病息災の「無病」とは病気にならないという意味、「息災」は…
【四字熟語】 無我夢中 【読み方】 むがむちゅう 【意味】 あるものごとに心を奪われて、自分の現在の状態を忘れること、またそのさま。 【語源・由来】 無我夢中の「無我」とは、我を忘れること、もともと仏教用語である「無我」…