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漢検準2級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】

漢検準2級

「か行」漢検準2級の四字熟語一覧

海角天涯(かいかくてんがい)

二つの地がきわめて離れていることのたとえ。天の果て、海の角という意味。


開眼供養(かいげんくよう)

新たに造った仏像に目を入れて、仏の魂を迎える儀式。


開権顕実(かいごんけんじつ)

仮の姿であることを打ち明けて、真の姿を明らかにすること。「開」は打ち明けること。「権」は仮の意、「顕実」は真実を明らかにすること。仏教で、三乗(悟りに至る三つの実践の方法)が仮の教えであり、一乗(仏法には一つの真実の教えしかないとする主張)が真実の教えであると打ち明けること。


灰心喪気(かいしんそうき)

火の消えた灰のように暗く、がっかりとした様子。


海誓山盟(かいせいさんめい)

変わることがない愛情を固く誓うこと


快刀乱麻(かいとうらんま)

よく切れる刀で、乱れもつれた麻を断ち切ることから、紛糾した問題を明快にてきぱきと処理するたとえ。


嫁鶏随鶏(かけいずいけい)

妻が夫に従うことのたとえ。妻が夫のもとで安んじていること。


寡見少聞(かけんしょうぶん)

見識が狭いこと。また、世間知らずなこと。自分を謙遜するときによく用いる。


花紅柳緑(かこうりゅうりょく)

春の景色の美しいこと。色とりどりの華やかな装いや、あでやかで鮮やかな装いの形容。


過剰防衛(かじょうぼうえい)

身を守るために許されている限度を超えた反撃をすること。


寡頭政治(かとうせいじ)

少数の者が権力をにぎって行う独裁的な政治。


禍福得喪(かふくとくそう)

不幸にあったり、幸福になったり、出世して成功したり、位を失ったりすること。


禍福無門(かふくむもん)

災いや福はその人自身が招くものだということ。わざわいや幸福がやってくるのに一定の入り口があるわけではなく、その人が悪行をはたらけば禍が入り、善行をすれば福が入るものだという意。


寡聞少見(かぶんしょうけん)

見識が狭いこと。また、世間知らずなこと。自分を謙遜するときによく用いる。


寡廉鮮恥(かれんせんち)

よこしまな心をもち、恥知らずなさま。節操がないさま。


汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)

蔵書がきわめて多いことの形容。転じて、多くの書籍。
物の多いたとえ。


寒江独釣(かんこうどくちょう)

冬の川で雪の中一人で釣りをする人の姿。もと柳宗元の「江雪」の中でうたわれたもので、のち多くの画題となった。


寛仁大度(かんじんたいど)

心が広くて情け深く、度量の大きいこと。人の性質にいう語。「寛仁」は心が広くて情が厚いこと。「大度」は度量が大きいこと。小事にこだわらないこと。


勧善懲悪(かんぜんちょうあく)

善良な人や善良な行いを奨励して、悪者や悪い行いを懲らしめること。「善を勧め悪を懲らす」と訓読する。


冠履倒易(かんりとうえき)

人の地位や立場、また、物事の価値が上下逆さまで秩序が乱れているさま。本来頭にかぶるべき冠を足につけ、足にはくべき履を頭にかぶる意から。「倒」は逆さまになる意。「易」はかわる、入れかわる意。


閑話休題(かんわきゅうだい)

それはさておき。ともかく。話が横道にそれたのを本筋に戻すときにいう語。主として文章中で用いる。「閑話」は暇にまかせてする無駄話のこと。「休題」は話すことをやめること。また、話題を転ずること。「閑」は「間」とも書く。


外柔内剛(がいじゅうないごう)

外見は物柔らかで、心の中がしっかりしていること。


雅俗折衷(がぞくせっちゅう)

風雅なものと卑俗なものを交ぜ用いること。また、文語体と口語体を適宜交ぜた文。小説などで、地の文は上品で優美な雅文、文語体を用い、会話文は口語体を用いるいわゆる雅俗折衷文のこと。


画蛇添足(がだてんそく)

無用で不必要なものをつけ足すこと。余計なもの。また、無用なものをつけ足してしくじること。蛇の絵を描いて、蛇にはない足をたし描く意から。略して「蛇足」ともいう。「蛇」は「じゃ」とも読む。「蛇を画きて足を添う」と訓読する。


合従連衡(がっしょうれんこう)

その時の利害に従って、結びついたり離れたりすること。また、その時勢を察して、巧みにはかりごとをめぐらす政策、特に外交政策のこと。もとは中国戦国時代、蘇秦そしんの合従策と張儀の連衡策のことをいう。「従」は縦の意。「合従」は南北に連なった趙魏韓燕斉楚の六国が、縦の連合をして強国秦に対抗する策で、蘇秦が提唱した。「衡」は横の意。「連衡」はこの六か国が秦とおのおの横に同盟を結んで、国を維持しようとした策で、張儀の政策。「従」は「縦」とも書く。


我武者羅(がむしゃら)

向こう見ずにひたすら突き進むこと。他のことを考えずひたすらあることに専念すること。また血気にはやること。「我武者」でも同意で、「我貧(がむさぼり)」から転化したもの。


頑固一徹(がんこいってつ)

非常にかたくなで、一度決めたらあくまでも自分の考えや態度を変えようとしないさま。または、そういう性質。
他人の意見を聞かず、自分の主張を押し通すこと。


気韻生動(きいんせいどう)

芸術作品に気高い風格や気品が生き生きと表現されていること。また、絵画や他の芸術作品などに、生き生きとした生命感や迫力があり、情趣にあふれていること。「気韻」は書画など芸術作品にある気高い趣。気品。「生動」は生き生きとしているさま。


気宇壮大(きうそうだい)

心構えや発想などが並はずれて大きく立派なこと。心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま。物事に対する心がまえが大きく立派なこと。


吉凶禍福(きっきょうかふく)

幸いとわざわい。よいことと悪いこと。また、めでたいことと縁起の悪いこと。
「吉凶」と「禍福」はどちらもよいことと悪いことや、幸いと災いという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。


帰命頂礼(きみょうちょうらい)

地に頭をつけて礼拝し、深く帰依きえの情をあらわすこと。心から仏に帰依すること。


鬼面嚇人(きめんかくじん)

虚勢を張って人をおどすことのたとえ。「鬼面人を嚇す」とも読む。


窮猿投林(きゅうえんとうりん)

困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄や官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。「窮猿」は逃げ場のない状況に追い込まれた猿。「投林」は林に飛び込むこと。逃げ場の無い状況に追い込まれた猿が、林の中に飛び込んでも、捕まるための枝を選ぶ余裕はないという意味から。


窮山幽谷(きゅうざんゆうこく)

人里を遠く離れた、ひっそりと静まった山や谷。「窮」と「幽」はどちらも奥深いという意味。


窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)

窮地に陥った人が助けを求めてくること。窮地に陥った人が助けを求めてきたら、見捨てずに救うのが人の道だということのたとえ。「窺鳥懐に入る」という形で使うことが多い言葉。


窮途末路(きゅうとまつろ)

苦境にいて行きづまり、逃れようもない状態。窮地にあって困りはてること。


窮年累世(きゅうねんるいせい)

自分の一生から孫子の代までも。「年を窮め世を累ね」とも読む。


窮余一策(きゅうよのいっさく)

追いつめられ、困り果てた末に考えついた方策や手段のこと。

矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)

少しばかりの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。「角を矯めて牛を殺す」とも読む。


強幹弱枝(きょうかんじゃくし)

中央政府に権力を集中させて、地方の権限を抑え弱めるたとえ。幹たるべき中央政府を強くし、枝たるべき地方政権を弱くする意から。「幹を強くし枝を弱くす」とも読む。


恐恐謹言(きょうきょうきんげん)

恐れ慎んで、申し上げること。文章や手紙の終わりに書いて、相手に敬意を示す言葉。


胸襟秀麗(きょうきんしゅうれい)

考え方や心構えが正しく立派なさま。


驚天動地(きょうてんどうち)

世間を非常に驚かせること。
聞いた人たちをひどく驚かせるような出来事や事件の形容。


興味索然(きょうみさくぜん)

興の尽きるさま。関心がなくなりおもしろくないさま。また、おもしろ味のないさま。


興味津津(きょうみしんしん)

物事に対する興味が、次々とわいてきて尽きない様子。「津津」は絶えずあふれ出るさま。


居敬窮理(きょけいきゅうり)

心を専一にして日ごろの振る舞いを慎み、広く物事の道理をきわめて、正確な知識を得ること。南宋、朱熹の修養法の二つの大綱。


虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)

心をむなしくし、公平無私にものを見るたとえ。また、その心。人のいない部屋に鏡をかける意から。


琴棋書画(きんきしょが)

教養のある人のたしなみのこと。琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くことで、風雅な人のたしなみとされた。


勤倹尚武(きんけんしょうぶ)

よく働いて質素につとめ、武勇を尊び励むこと。


謹言慎行(きんげんしんこう)

言葉や行いを慎重にすること。


謹厳実直(きんげんじっちょく)

きわめて慎み深く正直なこと。「謹厳」は、慎み深くて、厳格なこと。「実直」は、誠実で正直なこと。


金枝玉葉(きんしぎょくよう)

「古今注」輿服より。天子の一族や子孫のこと。また、広く高貴な人の子弟を指す。「金玉の枝葉」ということで、「枝」「葉」はともに子孫の意。もとは花樹の枝ぶりの美しさをたとえた語。


金友玉昆(きんゆうぎょっこん)

他人の兄弟をほめていう語。すぐれた兄弟の意。


牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)

妖怪や鬼神。もとは怪しげでとりとめがなく、幻のような作風・作品のたとえ。どうにも奇妙でしまりがないさま。容貌の醜いたとえとして用いられることもある。「牛鬼」は人の体に牛の形の頭をしている怪物。「蛇神」は人の頭に蛇の体をしている怪物。どちらも容姿や心が醜いことのたとえ。


玉石同砕(ぎょくせきどうさい)

善悪・賢愚の区別なくすべて滅び、なくなるたとえ。宝玉と石ころがともに砕け、なくなる意から。


玉葉金枝(ぎょくようきんし)

天子の一族や子孫のたとえ。また、美しい雲の形容。また、花樹の枝葉が金玉のように美しく茂る意。


玉昆金友(ぎょっこんきんゆう)

他人の兄弟をほめていう語。すぐれた兄弟の意。


空空漠漠(くうくうばくばく)

果てしもなく広いさま。また、とりとめもなくぼんやりしたさま。


偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)

神以外の人や像などを信仰し拝むこと。または、絶対的なものとして批判することなく崇拝すること。


形影一如(けいえいいちにょ)

仲むつまじい夫婦のたとえ。また、心の善し悪しがその行動に表れるたとえ。からだとその影は常に離れず寄り添い、同じ動きをすることからいう。


形影相弔(けいえいそうちょう)

頼るべき人がいず、孤独でさびしいさま。また、だれもたずねて来ないのでさびしいさま。


軽挙妄動(けいきょもうどう)

なにも考えずに、軽はずみに行動すること。是非の分別のないまま、軽はずみに動くこと。


蛍窓雪案(けいそうせつあん)

苦労しながら勉学にはげむこと。また、そのさま。


軽諾寡信(けいだくかしん)

軽々しく物事を引き受ける者は約束を守らないことが多く、信用できないということ。「軽諾」は気軽に引き受けること。安請け合い。「寡信」は信用が少ない意で、信用できないこと。「軽諾は必ず信寡すくなし」の略。


見賢思斉(けんけんしせい)

賢人を見ては自分もそのような人になりたいと思うこと。


見性成仏(けんしょうじょうぶつ)

本来もっている自分の本性・仏心を見きわめて悟ること。すべての人が本来的に仏であることが体感としてつかみうることをいう。


堅忍果決(けんにんかけつ)

強い意志で堪え忍び、いったん決めると思い切って断行すること。また、そのような性質。


堅忍質直(けんにんしっちょく)

何事にも我慢強く堪え忍び、飾り気がなくまっすぐな気性をしているさま。また、その性質のこと。


堅忍不抜(けんにんふばつ)

何事にも動じないで、がまん強く耐え忍ぶこと。


懸腕直筆(けんわんちょくひつ)

筆を垂直に持ち、腕や肘を机から離してあげ、さらに肘を脇から離して字を書くこと。書道の運筆で腕が自由に動かせる構え方。


減価償却(げんかしょうきゃく)

会計上の手続きの一つで、使用や年数の経過で土地以外の固定資産の価値の減少を各会計年度に割り当てて、一定の方式で経費として算入すること。


高歌放吟(こうかほうぎん)

あたりかまわず大きな声で詩歌などを歌うこと。


綱紀粛正(こうきしゅくせい)

国の法律や規則を引き締めて、不正を厳しく取り締まること。転じて、一般に規則を厳しく適用して不正行為をなくすこと。


巧偽拙誠(こうぎせっせい)

どんなに巧みに偽りごまかしても、下手でも誠意や真心のある言動にはかなわないということ。


黄絹幼婦(こうけんようふ)

「絶妙」の隠語。二人の判断がぴったり一致していることのたとえ、また、解釈などがきわめて正確なことのたとえ。すばらしい文章のたとえなどにも用いられる。


幸災楽禍(こうさいらくか)

他人の不幸を喜ぶこと。


巧遅拙速(こうちせっそく)

いくら上手でも遅いよりは、たとえ下手でも速いほうが良いということ。


紅葉良媒(こうようりょうばい)

紅葉が縁の仲人。


孤寡不穀(こかふこく)

王侯の自称。


誇大妄想(こだいもうそう)

自分を過大評価して、現状よりもすぐれていると思い込むこと。
現在の自身の地位・財産・能力などを、実際のものより大きく評価して、事実であるかのように思い込むこと。
自分を過信して誇ること。


鼓腹撃壌(こふくげきじょう)

理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。


懇到切至(こんとうせっし)

ねんごろに真心から親切を尽くすこと。真心を尽くし、十分に言い聞かせること。


剛健質実(ごうけんしつじつ)

中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。まじめでしっかりしていること。質実剛健な気性などと表現する。かつては、質実剛健であることが男子の理想的姿として、校訓などによく用いられた。


極楽浄土(ごくらくじょうど)

阿弥陀仏がいるとされている苦労や苦痛のない世界のこと。仏教の言葉。


孤立無援(こりつむえん)

たった一人で助けがない状態のこと。


五倫五常(ごりんごじょう)

人としてふみ守らなければならない道徳のこと。


五倫十起(ごりんじっき)

清廉公正な者にも私心はあるということ。


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