「こ」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【高位高官】こういこうかん
【意味】
高い地位や役職。また、その地位や役職についている人。
たとえば、王様や大臣、つまりはすごく上の立場にいる人たちのことやな。
みんなが見上げてしまうほど高い地位にいる人々を表してるんやで。
【行雲流水】こううんりゅうすい
【意味】
空を行く雲、流れる水のように、自然にまかせて行動すること。
物事を淡々と受け入れ、そのまま進むことを表しているんだ。
雲が空を飛んで行くように、水が川を流れるように、自分もその流れに乗って行動すればいいんやな。
これは、「何事にも動じず、自然体でいる大切さ」を教えてくれるんやな。
【豪華絢爛】ごうかけんらん
【意味】
ぜいたくで華やかで、きらびやかで美しいさま。
たくさんの色と光で華やかに輝いているという感じがするんだ。
「すごく豪華で、色んな色できらきら輝いてる、すごく綺麗な状況」ってことやんな。
まるで大きな花火やネオン街のような、眼を見張るほどのきれいさを表してるんやな。
【傲岸不遜】ごうがんふそん
【意味】
おごり高ぶっていばるさま。思い上がって人に従わないさま。
自己中心的で高慢な行動を描写しているんだ。
他人の意見なんて聞かへんし、自分だけが正しいと思い込んでるんやな。
これは「誰よりも自分が一番と思い上がらない大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【厚顔無恥】こうがんむち
【意味】
ずうずうしくて恥知らずなさま。他人のことを一切考えずに、自分の思い通りに行動することや態度のこと。
恥ずかしくもないんやな、それ。
これは「他人のことも考えなあかんよ」って教えてくれる四字熟語やな。
【剛毅果断】ごうきかだん
【意味】
かたい意志をもって、思い切った決断ができること。
思い切って行動に移す、という意味も含まれているんだ。
どんなに難しいことでも、自分の意志で思い切ってやる、これは、「迷わず行動する大切さ」を伝えてる言葉やんな。
【綱紀粛正】こうきしゅくせい
【意味】
国や自治体の規律を整える事。また、政治家や役人の態度を正す事。
また、一般的な規則に対しても同じように、きちんと適用して、不正行為を無くす意味も含まれているんだよ。
国のルールでも、学校のルールでも、家のルールでも、どこでも使える言葉やな。
これは、「みんながルールを守る大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【剛毅木訥】ごうきぼくとつ
【意味】
意思が強く、飾り気がなく無口なこと。また、そのさま。
これは、そのような人の様子を端的に表現している四字熟語だ。
余計なこと言わず、自分の考えをしっかりと持って行動する人のことを言うんやな。
これは、「自分の考えを大切に、無駄なことをせずに生きる人の強さ」を表してるんやで。
【恒久不変】こうきゅうふへん
【意味】
いつまでも変わらないこと。
それは物事や状況、心の持ち方などが、変化の影響を受けずに常にそのままの状態を保つ、という意味だよ。
時間がどんだけ経っても、全く変わらんままやてんな。
これは、「ずっと変わらん心の強さ」を表してる言葉やな。
【高潔無比】こうけつむひ
【意味】
比べるものがないほど、気高く清らかで汚れのないこと。
汚れ一つない、まっすぐな心や行動のことを指しているんだ。
心の中がピカピカで、どこを見てもきれいなんやな。
これは、「心がきれいであることのすばらしさ」を伝える言葉なんやで。
【巧言令色】こうげんれいしょく
【意味】
口先や顔つきだけで愛想よくして、人に媚びへつらうこと。
まあ、見た目や言葉だけで人を惹きつけようとする行動を表していると言えるかな。
心から思ってもないのに、相手を喜ばせるためにいろんな手を使うんやな。
これは、「外見や言葉だけで人を惹きつける行為」を表す言葉なんやで。
【高材疾足】こうざいしっそく
【意味】
すぐれた才能や手腕があること。また、そのような人のたとえ。
また、そんなすごい能力を持った人を表すたとえでもあるんだ。
そんなすごい力を持った人を指す表現もあるんやな。
これは、「人の才能や技術を称える」ための言葉やな。
【公私混同】こうしこんどう
【意味】
おおやけに関する事と、個人に関する事を区別しないこと。
つまり、公的な仕事や職務と、自分自身のプライベートな時間や行為を混ぜてしまうことを言うんだ。
仕事の時間に遊んでしまったり、遊びの時間に仕事を考えてしまったりするんやな。
これは、「仕事と遊びはちゃんと区別することが大切や」って教えてくれる言葉やな。
【公序良俗】こうじょりょうぞく
【意味】
公共の秩序と善良な風俗(日常の風習、しきたり)。
これに反するような行為は、法律では許されないとされているんだ。
もし、これに反することをしたら、法律で「あかんで!」ってなるんやな。
これは、「ルールとマナーを守る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【黄塵万丈】こうじんばんじょう
【意味】
強い風のために、土煙や砂ぼこりが空高くまで舞い上がるさま。
「
大風で土煙や砂ぼこりが大空に舞い上がる、そんな大迫力のイメージが込められているんだ。
風が吹きすさぶ日の、そういう光景を思い浮かべるといいんやろな。
これは、「自然の力のすごさ」を伝える言葉やな。
【広大無辺】こうだいむへん
【意味】
広々として限りがないさま。とてつもなく広くて大きいこと。
例えば、広大な海原や宇宙のように果てしなく広がっている様子を描き出しているんだ。
海や宇宙みたいに、どこまで行っても終わりが見えへんくらい、ほんまに大きいところを表してるんやな。
これは、「どこまでも広く、大きな世界」を感じさせてくれる言葉やで。
【巧遅拙速】こうちせっそく
【意味】
いくら出来栄えがよくても、時間がかかり過ぎては意味がないということ。
時には速さが必要な時もあるから、すぐに行動することの大切さを教えてくれる言葉なんだ。
うまくできへんけど、すぐにやる方がいいんやな。
これは、「迅速な行動」が大切やってことを教えてくれる言葉やな。
【高枕安眠】こうちんあんみん
【意味】
枕を高くして、ぐっすり眠ること。
つまり、周りのことを気にせずに、安心して眠るような状況を描いているんだよ。
要するに、全く心配なんかせずに、気楽にぐっすり寝るときの様子を表してるんや。
これは、「気にせずに安心して過ごすことの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【行動半径】こうどうはんけい
【意味】
車・船・飛行機などが、燃料の補給なしで往復できる、片道の距離。航続距離の二分の一を半径とする円のこと。転じて、人が行動する範囲。
でも、今では一般に、人が普段行動する範囲を示すために使われるんだ。
例えば、家から学校、スーパー、公園までの距離が自分の行動半径やってことになるんやな。
この言葉は、「自分の普段の行動範囲」を表してるんやで。
【荒唐無稽】こうとうむけい
【意味】
言うことに根拠がなく、現実性に乏しいこと。でたらめであること。
まあ、大げさに言えば、でたらめであることを表しているんだ。
何を言ってもバラバラで、まるで現実感がない、というか、まあ、でたらめな話を指すんやな。
これは、「事実に基づかずでたらめな話をすること」を表す言葉なんやで。
【公平無私】こうへいむし
【意味】
私的な感情や利害をはさまず、公平に判断すること。
自分の利益を追求せず、公平に事を進めるという意味が含まれているんだ。
自分のことばかり考えずに、みんなを公平に見て物事を進めるんやな。
これは、「公平に行動し、自分の欲を抑える大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【豪放磊落】ごうほうらいらく
【意味】
心が広く、小さいことにはこだわらないこと。また、そのさま。
その様子を表現する言葉でもあるんだ。
細かいことにこだわるんじゃなくて、広い視野で物事を考えていこうやっていう、すごくええ気持ちを伝える言葉やな。
【孔明臥竜】こうめいがりょう
【意味】
まだ世に知られていないすぐれた人物のこと。
まだ世の中に名前が知られていなくても、その人の才能は必ず認められるときが来る、という希望を込めた表現なんだ。
名前がまだ売れてないけど、そのうち絶対に評価されるってことやね。
これは、「まだ知られてないけど、そのうちすごいことをする人」を表す言葉なんやで。
【公明正大】こうめいせいだい
【意味】
公平で隠し事もなく、正しく堂々としていること。
全てを明るく見せ、自分の心を隠さない、立派な態度を持つことが表現されているんだ。
なんも隠さず、みんなの前で大きな声で言えるような、誇れる行動をするんやな。
これは、「公平であること、そして隠し事をしないことの大切さ」を教えてくれるんやな。
【紅毛碧眼】こうもうへきがん
【意味】
西洋人のこと。
紅色の髪と青い目、つまり赤毛と青眼を持つ人を指す言葉だよ。
西洋の人たちの特徴を言うんやな。
これは、「人の特徴を表すための便利な表現」なんやで。
【荒涼索莫】こうりょうさくばく
【意味】
心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま。荒涼として気のめいるさま。
心が荒れ野のようにさびしく、寂しいという意味が含まれているんだ。
何もない荒野みたいに、心もぽっかり空っぽでさびしいんやな。
これは、「心が寂しいとき」の気持ちを表してる言葉なんやで。
【甲論乙駁】こうろんおつばく
【意味】
いろいろな意見が出たり、お互いがあれこれ主張して意見がまとまらないこと。
みんなが自分の意見をはっきりと述べるが、その結果一つの意見にまとまらない、という状況だよ。
まあ、それぞれが思い思いにしゃべって、一つの答えに決まらへん場面やな。
これは、「みんなが自分の意見を主張すると、なかなかまとまらんこともある」って教えてくれる言葉やで。
【高論卓説】こうろんたくせつ
【意味】
すぐれた意見や議論のこと。
これほどまでにすばらしいと思わせる考えや議論がそこにある、という意味だ。
他の人が思いつかないような、すごく深い考え方や話し方をしてるんやな。
これは、「すごい思考力と説明力を持つ人」を表す言葉やな。
【呉越同舟】ごえつどうしゅう
【意味】
仲の悪いもの同士が、同じ場所にいたり、一緒に行動したりすること。
また、普段は仲が悪いけれど、困難な状況を乗り越えるためには一時的に協力し合う、という意味も含まれているんだ。
そして、普段は反目しながらも、厳しい状況を乗り切るためには、一時的にでも協力し合うねんな。
これは、「仲が悪いけど、困難を乗り越えるために協力する大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【古往今来】こおうこんらい
昔から今まで。
【狐疑逡巡】こぎしゅんじゅん
【意味】
疑ったり、ためらったりして、なかなか決断がつかずにぐずぐずしていること。
優柔不断なこと。
迷いやためらいがあって、前に進むことが難しいという意味が込められているんだ。
いつも二者択一やのに、どっちを選んだらええか迷ってしまうんやな。
これは、「迷いすぎてなかなか前に進めへん状況」を表す言葉やで。
【呉牛喘月】ごぎゅうぜんげつ
【意味】
必要以上に恐れること。また、取り越し苦労をすることの例え。
思い過ごしから自分自身を苦しめるという意味が含まれているんだ。
思い過ごしで自分を困らせてしまうというんがこの言葉のポイントやな。
これは、「考えすぎて自分を困らせないようにしよう」って教えてくれる言葉やで。
【極悪非道】ごくあくひどう
【意味】
この上ないほど悪く、道理にはずれていること。また、そのさま。
これほどまでに悪いとは、まさに人の道を外れている、という感じさ。
人間らしさってのは、みんなが守るべきルールやねんけど、それを踏み外してしまった状態を言うんや。
これは、「人間としてのルールを守る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【国士無双】こくしむそう
【意味】
天下に並ぶものがいないほどの、優れた人物。
全ての人々の中でも、彼または彼女のようなすばらしい人は二人といないという意味があるんだ。
みんなの中で一番すごい、そんな特別な人を指すんやな。
これは、「一人前になるためには他の誰とも違う特別さを持つべきや」って教えてくれる言葉やで。
【極楽往生】ごくらくおうじょう
【意味】
この世で死んでのち、極楽に生まれ変わること。また、安らかに死んでいくこと。
また、安心して、平和に亡くなるという意味もあるんだ。
あるいは、「安心して、ほっと死ぬ」ってことや。この言葉は、「次の世界は幸せなところ」とか「安らかに旅立つこと」を教えてくれるんやな。
【極楽浄土】ごくらくじょうど
仏教における理想の世界。
【極楽蜻蛉】ごくらくとんぼ
【意味】
事の重大さをまったく考えない気楽なのんき者のこと。そのような人を軽くあざけっていう語。
蜻蛉は、のんびりと飛び回る姿からこのような比喩が生まれたんだよ。
蜻蛉のようにゆっくり飛び回る姿からこの表現が生まれたんやな。
これは、「のんびりしすぎて大事なことを見落とすな」って教えてくれる言葉やね。
【孤軍奮闘】こぐんふんとう
【意味】
孤立する中で、懸命に戦うこと。また、たった一人で頑張ること。
自分だけで全力を尽くす、という意味が込められているんだ。
たとえば、チームでやるべきことを一人でこなさなあかん状況とかやな。
これは、「誰も助けてくれんときでも、自分一人で全力を出す大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【五穀豊穣】ごこくほうじょう
【意味】
穀物が豊かに実ること。豊かに実ることを願っていうことが多い。
これは、作物がたくさん育って収穫が豊かになることを願う言葉だ。
たくさんの食べ物ができて、みんながお腹いっぱいになれる、そんな幸せな状況を表すんやな。
これは、「自然とともに生き、収穫を喜ぶ心」を教えてくれる言葉なんやで。
【個個別別】ここべつべつ
【意味】
一つ一つが、別であること。また、一人一人が別であること。
一つひとつが分けられて独立していることを表現しているんだ。
全部がひとつひとつ独立して、切り離されてる感じやな。
それぞれが違うって感じ、それが「個個別別」やな。
【古今東西】ここんとうざい
【意味】
いつでもどこでも。昔から今に至るまで。あらゆる場所において。
つまり、時間や場所を問わずという意味が含まれているんだ。
昔も今も、こっちでもあっちでも、何時でも何処でも。これは、「時間や場所にかかわらず何かが起こる」を表してる言葉やな。
【古今独歩】ここんどっぽ
【意味】
昔から今に至るまでで比べるものがないほど優れているということ。
一人で歩くほどに誰にも追いつかれない、というイメージがあるんだ。
誰も追いつけへんほどの、一人前面を歩いてるってわけやな。
これは、「一番すごい存在」を示す言葉やで。
【古今無双】ここんむそう
【意味】
昔から今に至るまでで比べられる人がいないほど優れているということ。
つまり、一人前の他に比較する相手が存在しないということだね。
他に比べるものがないほど、すごい人やものを表すんやな。
これは、「一人前の他に匹敵するものがないすごさ」を教えてくれる言葉やで。
【虎視眈眈】こしたんたん
【意味】
じっと機会を狙って、様子を伺うこと。
ちょうど虎が獲物を狙うようなイメージがあるんだ。
たとえば、サッカーで相手のガードが甘くなった瞬間を見計らってシュートを打つ、みたいな感じやな。
これは、「チャンスを逃さず、じっくりと狙う大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【後生大事】ごしょうだいじ
【意味】
非常に大事にすること。そのことを揶揄して用いることが多い。
一つ一つのことを真剣に、大切に行うという意味合いがあるんだ。
これはまるで、「物事を心をこめてやり抜く」や「大事なものを丁寧に扱う」を教えてくれるんやな。
あ、でも、これって普通のことやけどな、あたりまえやけどな、それができることがえらいんやで。
【孤城落日】こじょうらくじつ
【意味】
勢いが衰えてきて助けもなく心細いさま。孤立して援軍のない城が、沈もうとする夕日に照らされている光景のこと。
昔は力強かったけれど、今はその力もなく、誰も助けてくれないという悲しいイメージがあるんだ。
かつては強かったけど、今はもうあの力もないんやな。
これは、「一人ぼっちで心細い状況」を表す言葉なんやで。
【古色蒼然】こしょくそうぜん
【意味】
ひどく古びた様子をいう言葉。いかにも古めかしいさま。また、古めかしく趣のある様。
昔の物や場所が時間の経過と共に得る、何とも言えない趣深さというイメージがあるんだ。
古くてもその古さが逆に魅力になるってわけやな。
これは、「古さもまた一つの魅力」ってことを教えてくれる言葉やな。
【故事来歴】こじらいれき
【意味】
古くから伝わっている事柄について、由来、歴史や伝来の事情を指す言葉。
昔から伝わる話や、どうしてその物事が今の形になったのかという過去の経緯を表しているんだ。
昔の人が言い伝えた話や、物事がどうやって今の形になったのかを説明するんやで。
これは、「物事の起源や歴史を知る重要さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【五臓六腑】ごぞうろっぷ
【意味】
人間の全ての内臓のこと、体の中すべて、または腹の中、心の中のこと。
また、比喩的には、心の中を表すこともあるんだ。
それに、「心の中」を指すこともあるんやな。
身体全体を思うように、「心全体」を大切にしようや。
【誇大妄想】こだいもうそう
【意味】
自分の能力、地位、容姿などを実際より高く評価し、それが事実であると思い込むこと。
実際以上に良い方向に考えすぎて、それが本当だと信じ込むことだよ。
お金や能力、立場を実際よりもずっとすごいと思いこむねんな。
まるで、自分が超ヒーローみたいに考えてしまうことや。
これは、「自分を見つめるときは現実的に」って教えてくれる言葉なんやで。
【国家権力】こっかけんりょく
国家がもっている、国民を支配する力。
【刻苦勉励】こっくべんれい
【意味】
大変な苦労をして、勉学などにつとめはげむこと。
どんな苦しみがあっても、それに耐えて最後まで努力する、というイメージだね。
どんなにキツくても、それを乗り越えて一生懸命に取り組むんやな。
これは、「めっちゃ頑張る人の強さ」を表す言葉なんやで。
【滑稽洒脱】こっけいしゃだつ
【意味】
会話の中に面白さやおかしさがあるが、それが下品にならず、実に洗練されていること。
これは、人の話が退屈しなくて、楽しくて新鮮な感じがすることを表しているんだ。
ちょっとした新鮮なネタとかで、人を笑わせたり楽しませたりすることやな。
これは、「うまい話し方で人を楽しませること」を教えてくれる言葉やで。
【木端微塵】こっぱみじん
【意味】
極めて細かく砕けること。粉々になること。原形をとどめぬ程にバラバラに壊れること。
粉々になる、というイメージが強いんだ。
全然元の形がわからへんぐらい、ボロボロになるんやな。
これは、「物事が全く元通りには戻らへんくらいに壊れる」を表してる言葉なんやで。
【固定観念】こていかんねん
【意味】
強く心に思い込むあまり、その人の行動や思考を制限してしまうような考え。
その考えがずっと固まってしまっていて、なかなか変わらないんだ。
頭の中である考え方が固まってしまって、他の新しい考えを受け入れにくいんやな。
これは、「自分の考えを固定せんと、色んな視点で物事を見る大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【小春日和】こはるびより
【意味】
冬のはじめのころの、春のようなあたたかい天気の日。晩秋から初冬にかけて、特に立冬(11月6日)を過ぎてからの春のように暖かい晴れた日のこと。
季節はもう冬に入っているのに、ほっこりとした暖かさが感じられるような日のことを指すんだ。
外に出てみると、まだ秋みたいなあたたかさがあって、気持ちいいって感じやで。
これは、「意外と暖かい日」を教えてくれる言葉やね。
【五風十雨】ごふうじゅうう
【意味】
天候が順調で、農作に都合が良いこと。また、世の中が平和であること。
また、それは世の中が安定して平和であることの比喩でもあるんだ。
みんなが幸せに暮らしていけるような、そんな安定した世界のことを言うんやね。
これは、「平和で順調な世の中」を願う言葉やな。
【五分五分】ごぶごぶ
【意味】
二つのものの間に、優劣の差がないこと。
これは、「物事はいつでも均等な可能性で起こる」って教えてくれる言葉やね。
【孤立無援】こりつむえん
【意味】
たった一人で助けがない状態のこと。
自分だけ孤独な島に立っているような、そんな絵が頭に浮かぶだろう。
まるで自分だけが孤島に取り残されたような状態やな。
これは、「仲間や友達の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【五里霧中】ごりむちゅう
【意味】
方角がわからなくなること。また、物事の先行きが不透明で、どうすればよいか迷うこと。
まるで霧に包まれてどの方向に進めばいいかわからない、という状態のたとえなんだ。
霧が深いと前が見えへんから、どっちに進んでいいか迷うんやな。
これは、「どう行動すればいいか迷うときの感じ」を教えてくれる言葉なんやで。
【狐狸妖怪】こりようかい
【意味】
人間をだましたり、驚かせたりする正体不明の怪しいもの。また、そのような人物の例え。
嫌なことをするお化けみたいな人のことを、これで表してるんやな。
【欣求浄土】ごんぐじょうど
【意味】
死後、極楽浄土へ行けるよう願い求めること。
極楽浄土に往生することを心から願い求めること。
死後の世界について深く考え、そこで新しい人生を始めたいと願うんやな。
それが、「欣求浄土」の言葉で表現されてるんやで。
【金剛不壊】こんごうふえ
【意味】
きわめて堅く、決して壊れないこと。
または、非常に意志がかたく、決して変えないこと。
また、それは自分の志がとても堅固で、何があっても絶対に変えないという意味も含んでいるんだよ。
それと同時に、「心に決めたことを、どんなに困難があっても絶対に変えへん」ってことも示してるんやな。
これは、「強い意志と、絶対に崩れない強さ」を教えてくれる言葉やな。
【言語道断】ごんごどうだん
【意味】
言葉では表せないほどのひどいこと。もってのほか。
それは、非常に間違っていて、あまりにもひどいことを言うんだ。
もう、「どう説明したらええのやら」と思うくらい、大間違いやぁ。
これは、「すごくまずい状況」を教えてくれる表現やな。
【懇切丁寧】こんせつていねい
【意味】
とても親切で、細かいところにまで気配りが行き届いていることのたとえ。
非常にまごころがこもっていて、注意が行き届いていることのたとえ。
とても丁寧で手厚い対応の様子を描いているんだ。
それぞれの部分に気を配って、人を思いやる行動を取ることなんやな。
これは、「細部まで丁寧な対応が大切」って教えてくれる言葉やで。
【渾然一体】こんぜんいったい
【意味】
別々のものが、とけあって区別がつかないこと。
それぞれ違うものが溶け合ったり、混ざり合ったりして一つの全体を作り出すというイメージだ。
何が何だかわからへんくらい、すっごい混ざり合うんやな。
これは「違うものでも一緒になれば、一つのものを作れる」って教えてくれる言葉やな。
【蒟蒻問答】こんにゃくもんどう
【意味】
まとはずれで、とんちんかんな質問や返事のこと。
相手の質問と自分の答えが、まったくリンクしていない状況を指すんだ。
お互いの言うことが全くかみ合わへん、まるで蒟蒻のようにぶるんぶるんと揺れてるだけやな。
これは「会話の大切さや理解する重要さ」を教えてくれる四字熟語なんやで。
貴族や高い役職についている役人のことを指しているんだ。