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学級目標・クラスを表す四字熟語一覧

学級目標・クラスを表す四字熟語一覧

学級目標には四字熟語がよく使用されます。

当サイトでは、小学校や中学校、高校の学級目標やクラスを表すのに最適な四字熟語をまとめました。

この記事から気になる学級目標・クラスを表す四字熟語がひとつでも見つかれば、筆者としてはそれに勝る幸せはありません。

学級目標やクラスを表すのに最適な二字熟語は、「学級目標・クラスを表す二字熟語一覧」をご覧ください。

【関連四字熟語】

「あ行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

意気軒昂(いきけんこう)

元気いっぱい、大いに気持ちが高揚しているさま。元気で気力に満ちているさま。意気込みがさかんで、誇らしげで自信に満ちあふれているようす。威勢よく奮(ふる)い立つ。
「意気軒昂として主張する」「意気軒昂たる姿」のように表現する。


意気衝天(いきしょうてん)

天を突き上げるほどに盛んな意気込み。意気込みがとても高揚としたようす。すごく元気。
「意気衝天の勢い」「意気衝天の感がある」などと表現する。


意気投合(いきとうごう)

互いの気持ちや考えなどがぴったり合うこと。


以心伝心(いしんでんしん)

無言のうちに心が通じ合うこと。考えていることが言葉を言わずにお互いが理解しあう間柄のこと。


異体同心(いたいどうしん)

肉体は違っても、心はお互いに一致していること。関係がきわめて深いたとえ。


一期一会(いちごいちえ)

生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。一生に一度のことと考えてそのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも生涯にただ一度だと考えて常にまことをつくすべきことをいう。「一期」は仏教の語では人が生まれてから死ぬまでの間の意。


一日一善(いちにちいちぜん)

一日に一つの善行をして、それを積み重ねるようにしなさいという呼びかけ。


一念発起(いちねんほっき)

あることを成し遂げようと決心すること。もと仏教の語で、仏道に入り悟りを開こうと決心すること。


一生懸命(いっしょうけんめい)

懸命(けんめい)とは、生命をかける事。そこから、ものごとを、大変熱心にする様子。命がけで事に当たること、また、その様。


一心一意(いっしんいちい)

目的のためにひたすら集中して、勉強などのやるべきことに専念すること。


一心同体(いっしんどうたい)

二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様。


一心不乱(いっしんふらん)

ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。ひとつのことに集中し、ほかのことに心を奪われないさま。


一致団結(いっちだんけつ)

たくさんの人の心が一つにまとまり、協力し合うこと。


威風堂々(いふうどうどう)

威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。

「か行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

格致日新(かくちにっしん)

物事の道理や本質を追い求めて知識を深め、日々向上していくこと。「格致」は「格物致知」の略。「日新」は日ごとに新しくなる、日ごとに向上する意。「格致日に新たなり」とも読む。


確乎不抜(かっこふばつ)

信念や意志がしっかりしていて、物事に動じないこと。


我武者羅(がむしゃら)

向こう見ずにひたすら突き進むこと。他のことを考えずひたすらあることに専念すること。また血気にはやること。「我武者」でも同意で、「我貧(がむさぼり)」から転化したもの。


画竜点睛(がりょうてんせい)

物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ。また、物事の最も肝要なところのたとえ。文章や話などで肝心なところに手を入れて、全体をいっそう引き立てるたとえ。


完全燃焼(かんぜんねんしょう)

最後まで全力を尽くすこと。持てる力の全てを出し切り努力して励むこと。
きれいに燃え尽きるさま。


完全無欠(かんぜんむけつ)

どこから見ても欠点や不足がまったくないこと。
非の打ち所のないこと。


起死回生(きしかいせい)

死にかかった病人を生き返らすこと。転じて崩壊(ほうかい)や敗北などの危機に直面した場面を、一気によい方向に立て直すことをあらわす。絶望的な状態が劇的に好転することをいう。


喜怒哀楽(きどあいらく)

喜び、怒り、かなしみ、楽しみの代表的な4つの感情のこと。人はさまざまな出来事に触れ、さまざまな感情を抱くものであるということ。


脚下照顧(きゃっかしょうこ)

自分の足元をよくよく見よという意。他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきこと。また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいう。


協心戮力(きょうしんりくりょく)

全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。「戮」には合わせる、一つにする意があり、「戮力」は力を合わせること。「協心」は心を乱さず、調和をはかること。


共存共栄(きょうそんきょうえい)

互いに助け合って、ともに繁栄すること。


旭日昇天(きょくじつしょうてん)

朝日が昇るように勢いの盛んなこと。「旭日」は朝に昇る太陽のこと。「昇天」は天に昇ること。「旭日昇天の勢い」などと使う。


空前絶後(くうぜんぜつご)

今までに起きたことがなく、これからも起きないようなこと。非常に珍しいこと。


敬天愛人(けいてんあいじん)

天を敬い人を愛すること。「敬天」は天をおそれ敬うこと。「愛人」は人をいつくしみ愛すること。西郷隆盛(号は南洲)が学問の目的を述べた語として有名。


高潔無比(こうけつむひ)

比べるものがないほど、気高く清らかで汚れのないこと。


古今無双(ここんむそう)

昔から今に至るまでで比べられる人がいないほど優れているということ。


克己復礼(こっきふくれい)

私欲を抑制し、社会の規範や礼儀にかなった行動をすること。


刻苦精進(こっくしょうじん)

非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。

「さ行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

才華爛発(さいからんぱつ)

素晴らしい才能があふれ出ている様子。「才華」は素晴らしい才能のこと、「爛発」は鮮やかに現れることを意味しています。


歳月不待(さいげつふたい)

時間は、あっという間に過ぎ去ってしまい、人の都合などかかわりないものだということ。年月は、無情に過ぎて行き、待ってはくれないという意味。


試行錯誤(しこうさくご)

新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。
「試行」とは試みること、「錯誤」は間違いの意味。


獅子搏兎(ししはくと)

容易だと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ。手抜き・妥協・手加減をせず何事にも全力を尽くすこと。


獅子奮迅(ししふんじん)

獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。またそのうような猛烈な勢いで活動することをいう。


至誠一貫(しせいいっかん)

最後まで誠意を貫き通すこと、きわめて誠実なこと。 一つの方針・方法・態度で、始めから終わりまでつらぬき通すこと。


七転八起(しちてんはっき)

何度失敗してもくじけず、果敢に立ち上がって努力すること。不退転。
人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。


実践躬行(じっせんきゅうこう)

自分自身の力で実際にすすんで行動してみること。


終始一貫(しゅうしいっかん)

始めから終わりまで変わらないこと。物事を貫き通す姿勢をいう。「一貫」は一つの方法・態度などを貫くこと。


首尾一貫(しゅびいっかん)

最初から最後まで、ひとつの方針や態度で貫かれていること。


順風満帆(じゅんぷうまんぱん)

すべて順調に進行すること。帆に順風(追い風)をいっぱいに受けて進む船の様子から。


初志貫徹(しょしかんてつ)

初めに心に決めた志を最後まで貫き通すこと。


心機一転(しきんいってん)

何かをきっかけとして、心持ちがすっかり変わること。


進取果敢(しんしゅかかん)

物事に積極的に取り組み、決断力に富んでいること。


新陳代謝(しんちんたいしゃ)

新しいものが古いものにとって代わること。特に生物体内で必要な物質を取り入れ、不必要な物質を排出する作用のこと。転じて組織の若返りなどにも使います。


精神一到(せいしんいっとう)

精神を集中すればどんなことでも成功する。
どのように困難なことでも、精神を集中して一生懸命に努力すれば、必ず成功する。


正々堂々(せいせいどうどう)

軍隊の陣立てなどの勢いが盛んな様子。卑怯な手段を使わず、態度が立派なこと


精励恪勤(せいれいかっきん)

力の限りを尽くして学業や仕事に励むこと。「精励」は力を尽くして努めること、「恪」はつつしむ意で、「恪勤」はまじめに一生懸命勤めること。「恪勤精励」ともいう。


積土成山(せきどせいざん)

努力を積み重ねていけば、やがて大成することのたとえ。


是是非非(ぜぜひひ)

物事の善悪を客観的にはっきり決めること。正しいことは正しいとし、悪いことは悪いとして、道理にしたがって、私心をはさまず、公正に判断すること。正しい判断を表すことば。定見のないこと。


切磋琢磨(せっさたくま)

学問・道徳に、励みに励むこと。また、仲間同士互いに励まし合って向上すること。


善因善果(ぜんいんぜんか)

よい行動をすれば、よい報いがあるということ。


全身全霊(ぜんしんぜんれい)

その人の全ての体力と気力のすべて。


前人未到(ぜんじんみとう)

過去にだれも到達したり足を踏み入れたりしていないこと。いままでだれも成し遂げたことがないということ。「前人」は今までの人、先人。「未踏」はだれもその場所に踏み込んでいないということ。「未踏」は「未到」とも書き、この場合はだれもたどり着いていない地点。


全知全能(ぜんちぜんのう)

知らないことは一つもなく、できないことは何もないということ。すべてのことを知り尽くし、行える完全無欠の能力のこと。「知」は物事の本質を見通す力。「能」は物事を成し遂げる力。神の力を「全知全能」とたとえる。「知」は「智」とも書く。


先手必勝(せんてひっしょう)

戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。「先手」は相手よりも先に戦いを始め、出鼻をくじくことによって局面を有利にすること。


全力疾走(ぜんりょくしっそう)

力いっぱい、全速力で走ること。


全力投球(ぜんりょくとうきゅう)

野球で、投手がすべての力を振り絞って、打者と対すること。転じて、全能力を傾けて、物事に対処すること。


相思相愛(そうしそうあい)

男女が互いに愛し合っていること。非常に睦まじい男女の仲のこと。また、個人や会社などでお互いを必要としあっていること。

「た行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

大同団結(だいどうだんけつ)

いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまること。


猪突猛進(ちょとつもうしん)

周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。


適材適所(てきざいてきしょ)

能力に適した地位や任務につけること。


天下一品(てんかいっぴん)

この世で比べるものがないほどの、すぐれた品のこと。
また、そのさま。


天下無双(てんかむそう)

天下に並ぶものがいないほど、すぐれていること。
また、天下に並ぶものがいないほど、すぐれた人のこと。


点滴穿石(てんてきせんせき)

わずかな力の積み重ねによって、非常に大きな事業を達成できること。


道心堅固(どうしんけんご)

道徳心を堅く守り通すこと。 「道心」は是非や善悪をしっかりと判断して、正しい道を守って行動しようとする心、道徳心。 「堅固」は意志が固く、動かされないこと。


独立自尊(どくりつじそん)

人に頼らずに何事も自分の力だけで行い、自らの人格の尊厳を保つこと。


「な行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

日進月歩(にっしんげっぽ)

とどまることなく急速に進歩、発展すること。
日に、月に進歩する意味から、休みなく目に見えて進歩すること。


能鷹隠爪(のうよういんそう)

人よりすぐれた能力を持つ人はその力量をやたらに人前で誇示するようなことはしないということ。

「は行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

万馬奔騰(ばんばほんとう)

たくさんの馬が走ったり跳ねたりするように、勢いのきわめて盛んなさま。


百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)

百尺もある竿の先端。転じて、到達しうる極限。最上の極地。


百折不撓(ひゃくせつふとう)

何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆せず、初めの意志を貫くこと。


百戦錬磨(ひゃくせんれんま)

数々の実戦で鍛えられること。また、多くの経験を積んでいること。


百花繚乱(ひゃっかりょうらん)

いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。


飛竜乗雲(ひりょうじょううん)

英雄が時勢に乗じて勢いを得て、才能を発揮すること。


品行方正(ひんこうほうせい)

心や行いが正しく立派なさま。「品行」は行い・振る舞い・行状のこと。「方正」は心や行いが、正しくきちんとしているさま。


風林火山(ふうりんかざん)

戦いにおける四つの心構え。風のようにすばやく動き、林のように静かに構え、火の如く激しく侵略し、山のようにどっしりと構えて動かない意。転じて、物事の対処の仕方にもいう。時機や情勢などに応じた動き方。


不撓不屈(ふとうふくつ)

どんな苦労や困難にもくじけないさま。


粉骨砕身(ふんこつさいしん)

力の限り懸命に働くこと、力の限り努力すること。


文質彬彬(ぶんしつひんぴん)

外見の美しさと内面の実質がよく調和していること。人の文雅であってしかも飾りけの無いことの形容。


文武両道(ぶんぶりょうどう)

学芸と武道の意。また、その両方にすぐれていること。


奮励努力(ふんれいどりょく)

気を奮い起こし、努め励むこと。


報恩謝徳(ほうおんしゃとく)

恩義や徳を受け、それに対して感謝の気持ちを持ち、報いようとすること。

「ま行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

無我夢中(むがむちゅう)

あるものごとに心を奪われて、自分の現在の状態を忘れること、またそのさま。


明鏡止水(めいきょうしすい)

邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。

「や行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

勇往邁進(ゆうおうまいしん)

どんな困難にもひるまず、自分の目的・目標に向かって、ひたすら前進すること。「勇往」は勇んで行くこと。「邁進」は勇敢に突き進んで行くこと。


有言実行(ゆうげんじっこう)

口に出したことを、責任をもって実行すること。


勇猛果敢(ゆうもうかかん)

危険や困難を恐れずに、力強く思い切りのよい決断をして行動すること。


油断大敵(ゆだんたいてき)

気をゆるめていると大きな失敗のもとになるから、油断というものはおそろしい敵と同じである、と油断することをいましめた言葉。

「ら行」の学級目標・クラスを表す四字熟語

力戦奮闘(りきせんふんとう)

力を尽くして、自分の能力をふるうこと。「力戦」は全力を注いで努力すること。「奮闘」は気力をふるいたたせて戦う、力いっぱい格闘する意。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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