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前向き・未来を切り開く四字熟語一覧

前向き・未来を切り開く四字熟語一覧

当サイトの四字熟語の中から、前向きな気持ちになれ未来を切り開く四字熟語を選び、五十音順に並べました。

この記事から、あなたを変えるかもしれない言葉がひとつでも見つかれば、筆者としてはそれに勝る幸せはありません。

座右の銘にしたい四字熟語については「座右の銘にしたい!かっこいい四字熟語ランキングTOP100」をご覧ください。

努力の四字熟語については「努力の四字熟語一覧」をご覧ください。

目標の四字熟語については【目標・抱負】を表す四字熟語一覧をご覧ください。

感謝の四字熟語については「感謝の四字熟語一覧」をご覧ください。

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「あ行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

愛及屋烏(あいきゅうおくう)

ある人を愛すると、その人の家の屋根にいる烏(からす)までも愛するようになる、人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなるというたとえ。


意気軒昂(いきけんこう)

元気いっぱい、大いに気持ちが高揚しているさま。元気で気力に満ちているさま。
意気込みがさかんで、誇らしげで自信に満ちあふれているようす。


意気揚揚(いきようよう)

誇らしげで威勢がよい様子。気持ちが高揚し、いかにも誇らしげに振る舞う様子。威勢がよく得意そうなさま。


衣錦之栄(いきんのえい)

成功して故郷に錦(にしき)を飾る名誉をいう。


一念発起(いちねんほっき)

あることを成し遂げようと決心すること。もと仏教の語で、仏道に入り悟りを開こうと決心すること。


一病息災(いちびょうそくさい)

まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っていた方が、健康に気を使うので、かえって長生きするものだということ。


一陽来復(いちようらいふく)

物事が回復すること。春の兆し。


一労永逸(いちろうえいいつ)

一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。


一路順風(いちろじゅんぷう)

ものごとが順調に運ぶこと。また、旅立つ人にかけることばで、「道中の無事を祈る」というほどのことば。「順風」は追い風。


一攫千金(いっかくせんきん)

あまり苦労せずに一時に大きい利益を得ること。


一家団欒(いっかだんらん)

家族が集まってむつまじく楽しむこと。「団欒」は丸いさまで、転じて丸く輪を作って仲よくする、集まってむつまじくする意。


一石二鳥(いっせきにちょう)

何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。


陰徳陽報(いんとくようほう)

人知れず良い行いをする者には、必ずはっきりとしたよい報いがあるということ。


永遠無窮(えいえんむきゅう)

時のきわめて長いこと。いつまでも永遠に続くことのたとえ。


永劫無極(えいごうむきょく)

いつまでも続いて、極まりがないこと。


遠慮近憂(えんりょきんゆう)

よく先のことまで考えて行動しないと、必ず急な心配事がおこって苦しむことになるという孔子の言葉。

「か行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

開雲見日(かいうんけんじつ)

暗雲が吹き払われ、再び光明や希望を見出すこと。疑惑や誤解が解けるたとえ。


家給人足(かきゅうじんそく)

生活が豊かで、満ち足りているということのたとえ。


格致日新(かくちにっしん)

物事の道理や本質を追い求めて知識を深め、日々向上していくこと。「格致」は「格物致知」の略。「日新」は日ごとに新しくなる、日ごとに向上する意。「格致日に新たなり」とも読む。


臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

目的を達成するために機会を待ち、苦労を耐え忍ぶこと。


活計歓楽(かっけいかんらく)

喜びのある楽しい生活。また、 その生活をすること。ぜいたくざんまいの生活。


気宇壮大(きうそうだい)

心構えや発想などが並はずれて大きく立派なこと。心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま。物事に対する心がまえが大きく立派なこと。


気炎万丈(きえんばんじょう)

意気込みが他を圧倒するほど盛んであること。盛んな意気を示し、威勢のよい言葉を吐くこと。


奇貨可居(きかかきょ)

好機はうまくとらえて、利用しなければならないというたとえ。珍しい値打ちのある物は貯えておいて、将来値が上がってから売ること。


起死回生(きしかいせい)

死にかかった病人を生き返らすこと。転じて崩壊(ほうかい)や敗北などの危機に直面した場面を、一気によい方向に立て直すことをあらわす。絶望的な状態が劇的に好転することをいう。


共存共栄(きょうぞんきょうえい)

互いに助け合って、ともに繁栄すること。


愚公移山(ぐこういさん)

何事も根気よく努力を続ければ、最後には成功することのたとえ。


言笑自若(げんしょうじじゃく)

どのようなことがあっても、平然としているたとえ。


捲土重来(けんどちょうらい)

一度敗れた者が、再び勢いを取り戻して巻き返すこと。


好機到来(こうきとうらい)

またとない、よい機会がめぐってくること。絶好の機会に恵まれること。


鴻鵠之志(こうこくのこころざし)

大人物の志(こころざし)、遠大な志のこと。また、小人物には大人物の志は理解できないことのたとえ。


後生可畏(こうせいかい)

将来の大きな可能性を秘めているから侮ってはならず、むしろおそれ敬うべきであるということ。年少者は、大きな可能性を秘め、将来どんな力量をあらわあすかわからないのでおそれ敬うべきである。


後生大事(ごしょうだいじ)

非常に大事にすること。そのことを揶揄して用いることが多い。


鼓腹撃壌(こふくげきじょう)

理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。


枯木竜吟(こぼくりょうぎん)

苦境を脱して生を得るたとえ。また、生命力を回復するたとえ。

「さ行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

四海兄弟(しかいけいてい)

真心と礼儀を尽くして他者と関わることで、世界中はみんな兄弟のように仲良くなるということ。
また、そうすべきであるということ。


時節到来(じせつとうらい)

待ちかねていた好機がやってくること。ちょうどよい機会に恵まれること。


七転八起(しちてんはっき)

何度失敗してもくじけず、果敢に立ち上がって努力すること。不退転。人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。


駿足長阪(しゅんそくちょうはん)

すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。


順風満帆(じゅんぷうまんぱん)

すべて順調に進行すること。帆に順風(追い風)をいっぱいに受けて進む船の様子から。


心機一転(しんきいってん)

何かをきっかけとして、心持ちがすっかり変わること。


真実一路(しんじついちろ)

嘘偽り(うそいつわり)の無いまこと一筋のこと。偽りの無い真心のまま、一筋に進むこと。一筋に真実を求めて生きていくこと。ひたすらにおのれの真実を尽くすこと。


深慮遠謀(しんりょえんぼう)

深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。また、その計画。


晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)

純真で汚れのない心のたとえ。


晴耕雨読(せいこううどく)

田園に閑居する自適の生活をいう。のんびりとした思いのままの暮らしぶりのこと。


精明強幹(せいめいきょうかん)

物事をよくわきまえていて、仕事をてきぱきとさばく能力の高いさま。聡明でよく仕事ができること。また、身心ともに健全な人。「精明」は物事にくわしく明らかなさま。「強幹」は仕事をやり遂げる能力のすぐれている意。


切磋琢磨(せっさたくま)

学問・道徳に、励みに励むこと。また、仲間同士互いに励まし合って向上すること。


先見之明(せんけんのめい)

将来を見通す聡明さ。将来にある事態が起こることを前もって見通す眼力のこと。


千載一遇(せんざいいちぐう)

滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味。


泉石膏肓(せんせきこうこう)

自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。


前途洋洋(ぜんとようよう)

今後の人生が大きく開けていて、希望に満ちあふれているさま。「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のりのこと。「洋洋」は水があふれるように一面に満ちている様子。前途が大きく広がっていることを表す。


前途有為(ぜんとゆうい)

将来、成功する可能性が大いにあること。


先憂後楽(せんゆうこうらく)

常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむこと。北宋の忠臣范仲淹が為政者の心得を述べた言葉。転じて、先に苦労・苦難を体験した者は、後に安楽になれるということ。「憂」は心配すること。 」


前程万里(ぜんていばんり)

これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。前途有為なこと。


前途有望(ぜんとゆうぼう)

将来成功する可能性を大いに秘めていること。

「た行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

大願成就(たいがんじょうじゅ)

大きな望みがかなえられること。神仏に願ったことがそのとおりになること。


大死一番(だいしいちばん)

ここぞと意を決すること。死んだつもりで奮起するという意味。


重見天日(ちょうけんてんじつ)

暗く苦しい状況から解放されて、以前の明るい状態に戻ること。


天下泰平(てんかたいへい)

世の中がよく治まり、穏やかな様子。また、何の心配もなくてのんびりしている様子。


天壌無窮(てんじょうむきゅう)

天地とともに永遠に続くこと。


点滴穿石(てんてきせんせき)

わずかな力の積み重ねによって、非常に大きな事業を達成できること。


独立独歩(どくりつどっぽ)

人に頼らず自分の力で、自分の信じるとおりに進んでいくこと。


独立不撓(どくりつふとう)

他人に頼らず自立して活動し、困難にあってもへこたれないこと。


吐故納新(とこのうしん)

古いものを排除し、新しいものを取り入れること。


駑馬十駕(どばじゅうが)

才能のない者でも、たえず努力すれば才能のある人に肩を並べることができるということ。駑馬が十日間車をひいて走ること。

「な行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

内剛外柔(ないごうがいじゅう)

外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。また、みかけは弱々しいが、案外気が強いこと。


内清外濁(ないせいがいだく)

内心は清潔さを保持しながら、うわべは汚れたさまを装い、俗世間とうまく妥協しながら生きていくこと。


仲間意識(なかまいしき)

共通の関心や利害をもった集団の仲間としての連帯感のこと。

「は行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

発憤興起(はっぷんこうき)

気持ち、心を奮いおこして立ち上がること。


跛鼈千里(はべつもせんり)

努力を惜しまなければ、能力の劣るものでも成功するというたとえ。


氾愛兼利(はんあいけんり)

すべての人々をあまねく愛し、利益をともに広く分け合うこと。


万寿無疆(ばんじゅむきょう)

いつまでも長生きをすること。


美意延年(びいえんねん)

なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるということ。


披荊斬棘(ひけいざんきょく)

困難を克服し前進すること。


百載無窮(ひゃくさいむきゅう)

永遠にきわまりないこと。天地の永久にきわまりないことにいう。


百折不撓(ひゃくせつふとう)

何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆せず、初めの意志を貫くこと。


百戦百勝(ひゃくせんひゃくしょう)

戦ってすべて勝つこと。


百挙百捷(ひゃっきょひゃくしょう)

どんなことも行っただけうまくいくこと。やればやっただけうまくいくこと。


百古不磨(ひゃっこふま)

後々の世まで滅びないこと。


百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)

①放った矢や弾丸がすべて命中すること。
②計画や予想がすべて思い通りになること。


不朽不滅(ふきゅうふめつ)

永遠に朽ち滅びないこと。また長く残るほどすぐれていること。


福徳円満(ふくとくえんまん)

幸福や財産に恵まれ、満ち足りているさま。


不撓不屈(ふとうふくつ)

どんな苦労や困難にもくじけないさま。


伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)

才能がありながら、機会に恵まれず、実力を発揮できないでいる者のたとえ。また、まだ世間に知られずにいる優れた人物、将来が期待される有望な若者のたとえ。


奮励努力(ふんれいどりょく)

気力を奮い起こして励むこと。

「ま行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

磨斧作針(まふさくしん)

どんなに難しい事でも、忍耐強く努力すれば必ず成功するということ。


未来永劫(みらいえいごう)

これから未来にわたる、果てしなく長い年月。永遠。


明朗闊達(めいろうかったつ)

明るくほがらかで、細事にこだわらないさま。

「や行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

勇往邁進(ゆうおうまいしん)

どんな困難にもひるまず、自分の目的・目標に向かって、ひたすら前進すること。「勇往」は勇んで行くこと。「邁進」は勇敢に突き進んで行くこと。


勇気凛凛(ゆうきりんりん)

失敗や危険を恐れず気力に溢れていて、勇ましい様子。


勇猛果敢(ゆうもうかかん)

危険や困難を恐れずに、力強く思い切りのよい決断をして行動すること。


勇猛精進(ゆうもうしょうじん)

積極的に物事を行うこと。

「ら行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

麟子鳳雛(りんしほうすう)

将来性のある子供のたとえ。麒麟きりんの子と鳳凰のひなの意から。


立身出世(りっしんしゅっせ)

成功して、有名になること。社会的に認められ、世間に知られるようになること。

「わ行」の前向き・未来を切り開く四字熟語

和気藹藹(わきあいあい)

安らかでやわらかい気分が満ち溢れている様子。「和気」は和やかな気分やのどかな気分のこと。「藹藹」は静かで落ち着いている気分のこと。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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