「い」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【唯唯諾諾】いいだくだく
【意味】
他人の言いなりになること。
これは、「自分の意見をしっかり持つ大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【遺憾千万】いかんせんばん
【意味】
非常に残念なこと。
本当に残念で、思い描いていた結果と違ってしまったときに使う言葉だよ。
この言葉は、「うまくいかないときの残念さ」を表してるんやな。
【意気軒昂】いきけんこう
【意味】
意気込みがさかんで、元気いっぱいな様子。
元気がみなぎって、やる気満々で前進する様子をイメージするとわかりやすいよ。
この言葉は、「活力あふれる元気さ」を示してるんやで。
【意気消沈】いきしょうちん
【意味】
落ち込むこと。しょんぼりしている様子。
元気がなくなってしまい、どんよりとした気持ちになることを示しているんだ。
この言葉は、「元気がなくなった状態」を描写してるんやで。
【意気衝天】いきしょうてん
【意味】
意気込みが激しく盛んな様子。
まるで空まで突き抜けるほどのエネルギーと意欲が感じられると思ってもらえばいい。
この言葉は、「最高に元気で意欲的な状態」を示してるんやで。
【意気投合】いきとうごう
【意味】
お互いの気持ちがぴったりと合って仲良くなること。
お互いが同じ方向を向いて、共感し合う様子を想像するとわかりやすいよ。
この言葉は、「共感し合って一緒になること」を示してるんやで。
【意気揚々】いきようよう
【意味】
誇らしげな様子。
誇りに思って、胸を張って行動するときに使う言葉だよ。
この言葉は、「自信に満ちて誇りに思う様子」を表してるんやで。
【異口同音】いくどうおん
【意味】
多くの人が同じように言うこと。また多くの人の意見が一致すること。
みんなが口を揃えて同じことを言う、そのような状態をイメージすればいいね。
この言葉は、「みんなの意見が一致する」を示してるんやで。
【異国情緒】いこくじょうちょ
【意味】
外国風の雰囲気。
外国らしい風景や文化などから感じる独特の雰囲気、それが「異国情緒」だよ。
この言葉は、「外国の特色が感じられる雰囲気」を表してるんやで。
【已己巳己】いこみき
【意味】
互いに似ているものの例え。
それぞれの字「已」、「己」、「巳」、「己」が似た形をしていることから来ているんだよ。
この言葉は、「見た目が似ていて区別がつかないもの」を示してるんやで。
【意識朦朧】いしきもうろう
【意味】
意識がはっきりしないこと。
まるで目が覚めない夢を見ているかのように、周りがぼやけて見える状態を想像してみて。
この言葉は、「頭がはっきりしない、ぼんやりとした状態」を表してるんやで。
【意志堅固】いしけんご
【意味】
物事をやり遂げようという気持ちが強いこと。
困難な状況でも耐え抜く、そのような強い心意気を持っている様子をイメージすればいい。
この言葉は、「困難に立ち向かう強い意志」を表してるんやで。
【意志薄弱】いしはくじゃく
【意味】
物事をやり遂げようという気持ちが弱いこと。また決断力に欠けること。
また、一度決めたことをすぐに人の意見で変えてしまう、そのような様子も指すよ。
この言葉は、「意志が弱い、決断力がない状態」を表してるんやで。
【意思表示】いしひょうじ
【意味】
自分の意思を相手にはっきり示すこと。
また、一度決めたことをすぐに人の意見で変えてしまう、そのような様子も指すよ。
この言葉は、「意志が弱い、決断力がない状態」を表してるんやで。
【石部金吉】いしべきんきち
【意味】
生真面目で融通のきかない人。
石や金のように固くて変わらない性質を人の名前のように使って表現しているんだよ。
この言葉は、「とても頑固で変わらない人」を表してるんやで。
【医食同源】いしょくどうげん
【意味】
薬を飲むことと、食事をすることは本質的には変わらない。健康を保つためには普段の食事に気を配ることが大切という意味。
つまり、健康な食事に気をつけることは病気を予防する最善の方法であり、日々の食生活は結局のところ自己の健康を管理する方法なんだ。
日常の食生活も自分の健康を守る大事な手段なんやで。この言葉は、「健康と食事の深い関連性」を教えてくれるんやな。
【以心伝心】いしんでんしん
【意味】
文字や言葉を使わなくてもお互いの考えていることがわかること。
つまり、言葉を交わさなくてもお互いの思いや意図が分かる、そんな深い絆を持つ関係を示しているんだ。
そんな深いつながりを持つ関係のことを示してるんやな。この言葉は、「心と心で理解し合う関係」を表してるんやで。
【一意専心】いちいせんしん
【意味】
他のことを考えず、心を一つのことに集中させること。
一つの目標やタスクに全力で取り組む、そのような姿勢を描いているんだ。
この言葉は、「ひたすら一つのことに専念する強い意志」を示してるんやで。
【一衣帯水】いちいたいすい
【意味】
ひとすじの帯のように長い川。またそのような川を隔てて隣り合っている土地のこと。
だけど、今では二つのものがほんの少ししか隔たっていない、つまりとても近いという意味で使われるんだ。
この言葉は、「ほんの少ししか隔たりのない、近い関係」を示してるんやで。
【一円一帯】いちえんいったい
【意味】
そのあたり全体。
まるで円を描くようにその周り全体を表しているんだ。
これは、「広範囲を表す時」に使うんやな。
【一芸一能】いちげいいちのう
【意味】
一つの技芸や才能。
それは、その人が特別に優れている才能や技術を指しているんだ。
これは、「自分の強みを大切にする」っていう意味があるんやな。
【一言居士】いちげんこじ
【意味】
どんなことに対しても自分の意見を言わないと気が済まない人。
何事にも意見を述べなければ気が済まないという性格の人のことさ。
これは、「自分の意見を言いたがる人」を表す言葉なんやで。
【一期一会】いちごいちえ
【意味】
一生にたった一度の出会い、機会。
もともとは茶道の精神から生まれた言葉で、どの茶会でもそれが一生に一度だけの出会いであると思い、最大限の誠意を持って対するべきという考えが込められているんだ。
これは、「すべての出会いを大切にする」っていう意味があるんやで。
【一伍一什】いちごいちじゅう
【意味】
始めから終わりまで。
全体を通して、一つも欠けることなく全てを表しているんだ。
これは、「全体を通して、欠けることなく」を表す言葉なんやで。
【一言一句】いちごんいっく
【意味】
一つ一つの言葉まで全て。
どんな小さなことばも重要であるという意味があるんだ。
これは、「言葉は大切に扱うべき」って教えてくれる言葉やで。
【一字一句】いちじいっく
【意味】
一つの文字、一つの語句。わずかな字句。
各文字や言葉には重みがあるという考え方だよ。
これは、「細かい言葉まで大切に」って教えてくれる言葉なんやで。
【一日千秋】いちじつせんしゅう
【意味】
待ち焦がれる気持ちのとても強いこと。
何かが早く起こってほしい、あるいは誰かが早く来てほしいと強く願うときに使うんだ。まるで一日が千年のように長く感じる、という意味があるんだ。
これは、「めちゃくちゃ待ち遠しい気持ち」を示す言葉やで。
【一汁一菜】いちじゅういっさい
【意味】
汁一品とおかず一品だけの食事。質素な食事。
シンプルで、必要最低限のものだけをとる食事スタイルのことを指しているんだ。
【一族郎党】いちぞくろうとう
【意味】
一族とその関係者全員。
また、有力な人物と、その人物の周りに集まる利益を求める人々も含まれることがあるんだ。
これは、「家族や関係者、そしてその周りの人々全員」を示す言葉なんやで。
【一大決心】いちだいけっしん
【意味】
非常に重大な決意。
それほどの大きな決断や覚悟を伴うものを意味するんだ。
これは、「人生で超大切な選択や決断」を示す言葉やで。
【一諾千金】いちだくせんきん
【意味】
一度約束したことは必ず守らなければならないということ。
それはまるで千金、つまり大金の価値があるかのように、信じられて裏切ることが許されないという意味があるんだ。
これは、「約束は絶対に守るべき」って教えてくれる言葉やで。
【一念発起】いちねんほっき
【意味】
あることを成し遂げようと、強く決心すること。
特に、仏道の文脈では、世俗の考えを捨てて悟りに向かって固く決心することを表しているんだ。
これは、「新しい気持ちで目標に向かって努力する」って意味やで。
【一罰百戒】いちばつひゃっかい
【意味】
罪を犯したひとりを罰することで、多くの人々の戒めとすること。
つまり、一つの罰がたくさんの人たちの教訓となる、という意味があるんだ。
これは、「失敗は他の人のための教えや警告」になるっていう言葉なんやで。
【一病息災】いちびょうそくさい
【意味】
持病のある人は自分の健康によく気を配るので、健康な人よりもかえって長生きするものだということ。
要するに、持病があることで健康に気を使うため、結果的には健康に良い生活を送ることができるという考えを示しているんだ。
これは、「ちょっとの困難が、実は良い結果をもたらすこともある」って教えてくれる言葉なんやで。
【一部始終】いちぶしじゅう
【意味】
始めから終わりまで。
元々は、書物の最初から最後まで読むことを表していたんだ。
これは、「物事の全てをちゃんと知る」って言う時の便利な言葉やね。
【一望千里】いちぼうせんり
【意味】
広々としていて、見晴らしのいいこと。
つまり、非常に広くて見晴らしの良い景色や場所を表現する際に使用される言葉なんだ。
【一枚看板】いちまいかんばん
【意味】
その集団の中心となる人物。
昔、特定の階級の人々に与えられた唯一の衣服を「かんばん」と呼んだことから来ていて、そのことから「一着しかない衣服」という意味も持つんだ。
それと、昔の話を聞くと「特別な服が一着しかない」って意味もあるんやね。これは、「一番の存在感を持つ人やもの」を示す言葉やで。
【一網打尽】いちもうだじん
【意味】
相手の集団を一度に全部とらえること。
転じて、例えば犯人を全員一気に捕まえる場面などで使われる言葉としても知られているんだ。
これは、「一度の行動で大成功を収める」時のカッコイイ言葉やね。
【一目瞭然】いちもくりょうぜん
【意味】
一目見ただけではっきりとわかること。
疑問や迷いがなく、一目で理解できる状態を指すんだ。
これは、「簡単に理解できる」って言う時の便利な言葉やね。
【一問一答】いちもんいっとう
【意味】
一つの質問に一つの答えをすること。また質問と答えを交互におこなうこと。
また、繰り返し質問と答えを交わす状況や、質疑応答の形式もこの言葉で表現されることがあるんだ。
これは、「シンプルな質問と回答のやり取り」を示す言葉やで。
【一利一害】いちりいちがい
【意味】
利益もあれば害もあること。
すなわち、利益やメリットがあると同時に、その反面で害やデメリットも存在するということを指すんだ。
これは、「全てのものには良い面と悪い面がある」って教えてくれる言葉やね。
【一蓮托生】いちれんたくしょう
【意味】
行動や運命を結果がどうなろうと相手と共にすること。
しかし、今は事の良し悪しに関わらず、仲間とともに行動や運命を共有することを表現する時に使われるんだ。
これは、「仲間とともに運命を共有する」ってことを教えてくれる言葉やで。
【一六勝負】いちろくしょうぶ
【意味】
運にまかせた勝負をすること。
しかし、現代では、成功するか失敗するか、完全に運に左右される冒険的な事を意味するようになったんだ。
これは、「全てを運に託す大冒険」を表す言葉なんやで。
【一路平安】いちろへいあん
【意味】
旅人を見送るときに投げかける言葉。「道中が無事でありますように」の意味。
要するに、「道中、何も問題が起こらないように」という意味があるんだ。
これは、「旅の安全を祈る」ってことを教えてくれる言葉やで。
【一攫千金】いっかくせんきん
【意味】
大金を一度に簡単に儲けてしまうこと。
ちなみに、「攫」を「獲」と書くのは、実は正しくないんだ。
でも、「獲」とか書くのはダメやで、注意や!
【一家団欒】いっかだんらん
【意味】
家族全員が一箇所に集まって仲良く楽しむこと。
また、「団」と「欒」は、丸いものを意味していて、家族が円陣を組んで楽しく過ごす様子を表しているんだ。
この言葉は、「家族の温かさや絆」を感じさせてくれるもんやね。みんなで仲良く、円陣組んで楽しい時間を過ごすんや。
【一喜一憂】いっきいちゆう
【意味】
状況が変わるたびに喜んだり心配したりすること。
つまり、感情が安定していなくて、外の状況によく影響されることだね。
小さなことでワーっと喜んだり、うーんと悩んだりすることやね。周りのことにすぐ反応して、気持ちがコロコロ変わるのが「一喜一憂」ってわけやな。
【一気呵成】いっきかせい
【意味】
一気に文章を書き上げること。また急いで仕事を終わらせること。
元々の意味は、息を吹きかけるだけで物事が完成する、または、筆が凍っても息で温めてさっと書き上げるというニュアンスがあるんだ。
中途半端にせず、最後まで一気にやるっていう強い意志が感じられるわ!
【一騎当千】いっきとうせん
【意味】
一人で多くの敵に対抗できるほど強いこと。
たとえば、一人の戦士が千人の敵と戦えるほどの強さを持っている、というようなイメージがあるんだ。
この言葉、すごい人のことを言うときに使うんやな。
【一球入魂】いっきゅうにゅうこん
【意味】
野球の投手が一球一球を全力で投げること。(最近では他の球技でも使われることがある)
ここでの「入魂」は、何かをするときに心を込めて、全力で取り組むことを示しているよ。
これは、「全力でやる精神」を大事にする人たちの言葉やで。
【一挙一動】いっきょいちどう
【意味】
一つ一つの動作。また細かい動き。
この言葉は、人の動きや態度を注意深く観察するときなどに使われるよ。
つまり、人の細かい動きや行動を「一挙一動」と言って、ちゃんと見てる、ということやで。
【一挙両得】いっきょりょうとく
【意味】
一つのことをして、二つの利益を同時に得ること。
少ない労力で、大きなボーナスがもらえるんやな。何ともお得な言葉やね。
【一件落着】いっけんらくちゃく
【意味】
ある事件や物事が解決したり結末を迎えたりすること。
要するに、物事がすっきりと終わった、という意味だね。
例えば、サッカーボールで窓ガラスを割っちゃって、みんなでどうしようかと騒いでるのに、結局修理屋さんがすぐに直してくれて、みんな安心して「一件落着」ってなるんやな。へぇ~、わかりやすいなあ。
【一国一城】いっこくいちじょう
【意味】
独立した土地や組織をもっていることの例え。
しかし、今では、他からの干渉を受けず、独立しているという状態を示しているんだよ。
例えば、自分の部屋で自分の好きなことをするとき、おかんに「片づけなさい!」と言われへんのが「一国一城」みたいなもんやな。自分のテリトリーで自由や!
【一刻千金】いっこくせんきん
【意味】
ほんのわずかな時間が、千金にも相当するということ。
この言葉は、楽しい時間や特別な瞬間がすぐに過ぎ去ることを惜しむ時や、時間を無駄にしないように警告する時に使われるんだ。
そして、「時間をムダにするな!」っていう強いメッセージも含まれてるんやで。それにしても、時間は本当に貴重やね!
【一切合切】いっさいがっさい
【意味】
何もかも全部。「一切合財」とも書く。
ここでの「一切」と「合切」はどちらも「全部」や「すべて」という意味で、このように同じ意味の言葉を2つ並べることで、強調しているんだ。また、「切」は時々「財」という字に書き変えられることもあるよ。
これは、何もかも含めてという感じの言葉やね。全部まるごと!って言いたいときに使うんやな。
【一子相伝】いっしそうでん
【意味】
学問や技芸などの大切な極意を自分の子供の中のひとりにだけ伝えること。
他の人には絶対教えへんで、世代を重ねてもその秘密はその家だけのものになるってわけやな。家の大事な宝物みたいなもんやね。
【一宿一飯】いっしゅくいっぱん
【意味】
一晩泊めてもらったり、一度食事をめぐまりたりするという意味から、通りすがりにちょっと世話になること。むかし、博徒の間では、生涯の恩義とされた。ちょっとした恩義でもそれを忘れてはいけないという戒めにも用いる。
つまり、ちょっとした世話を受けるというニュアンスがあるんだ。
ちょっとしたお世話を受ける、ということなんやろな。
これは、「人の親切に感謝する心」を教えてくれる言葉やな。
【一触即発】いっしょくそくはつ
【意味】
ちょっとしたことで、大事件に発展しそうな危険な状態。
ちょっと触れるだけですぐに爆発するような、危険と隣り合わせの状態をイメージしているんだ。
ホンマに危ない状況やな。これは、「注意深く行動せなあかんとき」を表してる言葉やな。
【一所懸命】いっしょけんめい
【意味】
命をかけて物事に当たること。いちずに苦心すること。
全力で一つの事に専念し、打ち込むという意味があるんだ。
なんでもかんでも全力投球してやりきるんやな。
これは、「全力で一つのことをやる大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【一進一退】いっしんいったい
【意味】
前へ進んだり、後ろへ戻ったりすること、その様子。また、物事がよくなったり、悪くなったりすること。物事が順調に進んでいない、止まっている状態。
事情が良くなったり、また悪くなったりする状況を描いているんだ。
つまり、上手くいったり、ダメになったりするさまを言うんやな。
これは、「物事が常に変わっていく様子」を教えてくれる言葉やな。
【一心同体】いっしんどうたい
【意味】
心も体も一つの人間であるかのように、強い絆を持っていること。二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様。
まるで一人の人みたいに、一緒に行動して、仲良くやっていくんやな。
これは、「一緒にいる時の団結力の大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【一心不乱】いっしんふらん
【意味】
ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。ひとつのことに集中し、ほかのことに心を奪われないさま。
他のことに気を散らすことなく、ひたすら一つのことに打ち込む、という意味が込められているんだ。
これは、「一つのことにしっかり集中する大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【一世一代】いっせいちだい
【意味】
一生のうちでただ一度。一生のうちで二度とないような重大なこと。もと役者などが、引退を前にして最後に得意の芸を演ずることをいう。
一生に一度きり、という意味が込められているんだ。
まるで人生のハイライトのように、ものすごく重要で、後にも先にもないような大切な時期や出来事を指すんやな。
これは、「大切なチャンスを逃さないようにする」を教えてくれる言葉やで。
【一石二鳥】いっせきにちょう
【意味】
何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。
一つの石を投げて二羽の鳥を取る、というイメージが込められているんだ。
たとえば、一つの石を投げるだけで二羽もの鳥を取れるような感じやな。これは、「効率的な行動の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【一致団結】いっちだんけつ
【意味】
たくさんの人の心が一つにまとまり、協力し合うこと。
大勢の人たちが一緒に力を合わせて何かを達成しようとする状況を描いているんだ。
一人ひとりが力を合わせて、同じゴールに向かって頑張るんやな。
これは、「みんなで協力して目標に向かう力」を教えてくれる言葉やで。
【一朝一夕】いっちょういっせき
【意味】
きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。ひと朝とひと晩の意から。
まるで一晩寝ただけ、あるいは一日だけの時間という意味が込められているんだ。
夜寝て起きたらすぐ、みたいな感じやな。
これは、「時間があっという間に過ぎてしまう」ってことを教えてくれる言葉やで。
【一長一短】いっちょういったん
【意味】
どんなもの・ことにも、長所(いい面)もある一方、必ず短所(悪い面)もそれにともなってあるということ。
良い点と悪い点が共に存在するというイメージだね。
完璧な人や物事はなくて、いい部分もあれば、それと同時に改善できる部分もあるんやな。これは、「全てのことには良い面と悪い面がある」ことを教えてくれる言葉なんやで。
【一刀両断】いっとうりょうだん
【意味】
一太刀(ひとたち)で真っ二つに断ち切ること。即ち、物事をすばやく、はっきりと解決することを形容する。
断固たる態度で物事を処理することの例え。
まるで一振りの剣で物を二つに切るような力強さと速さが込められているんだ。
ほら、剣でさっと物を二つに切るように、物事をぐっと決めるんやな。
これは、「迷わずに思い切る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【一得一失】いっとくいっしつ
【意味】
一方で利益があると他方で損失を伴っていること。
つまり、利益と損失が背中合わせに存在するという意味なんだ。
だから、「全てがうまくいくわけではない」ってことを教えてくれるんやな。
これは、「物事はいつもプラスマイナスがついてくる」っていうことやで。
【一方通行】いっぽうつうこう
ある道路で車両などの通行が、一方向へしか許されていないこと。転じて、情報の伝達が一方向からしか行われておらず、互いの意思の疎通が図れていない状態。
【一本調子】いっぽんちょうし
【意味】
調子が同じで、変化に乏しいこと。また、そのさま。単調。
同じ調子がずっと続くという意味だね。
だから、「変化がなくて面白みがない」ってことを教えてくれるんやな。
これは、「何かをするときには、変化をつけることが大切」っていうことやで。
【威風堂堂】いふうどうどう
【意味】
威厳があって、立派な様子。
【意味深長】いみしんちょう
【意味】
人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄があるさま。
また、言葉の裏に別の意味が隠されていること。「意味深(いみしん)」と略される。
行間を読むとさらに深い意味がある、というイメージだね。
単純に見えても、よく考えてみるともっと深い考えや、隠された意味があるんやな。
これは、「言葉には表面だけでなく、裏にも深い意味がある」ことを教えてくれる言葉なんやで。
【因果応報】いんがおうほう
【意味】
よい行いには必ずよい結果、悪い行いには必ず悪い結果があるということ。
人が行う行動の結果が、その人自身に返ってくるという考え方だね。
自分の行動が自分自身に影響を与えるんやな。
これは、「自分の行動は自分自身に影響する」っていうことを教えてくれるんやで。
【慇懃無礼】いんぎんぶれい
【意味】
うわべはとても礼儀正しくて丁寧ではあるが、実際は極めて尊大で、内心では相手を見下していること、またはそのような態度のこと。
言葉遣いや態度などが丁寧すぎるのは相手を小馬鹿にしているようにとられること、かえって無礼であること。
また、礼儀が過ぎてしまうと、逆に無礼になってしまうという意味も含んでいるんだ。
または、「礼儀を尽くしすぎて、逆に失礼になっちゃう」ってことやな。
これは、「見かけだけの礼儀より、心からの尊重が大事」って教えてくれるんやな。
【隠忍自重】いんにんじちょう
【意味】
辛いことはじっとこらえて、軽々しく行動しないことのたとえ。
困難な状況でも落ち着いて行動しようとする姿勢を教えてくれる言葉やな。
他人の言うことにすぐに頷き、自分の意見を持たない状態を指すんだ。