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【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語(意味付き)

四字熟語

「い」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味

【唯唯諾諾】いいだくだく

唯唯諾諾

【意味】
他人の言いなりになること。

四字熟語の博士
「唯唯諾諾」という四字熟語は、何事に対しても「はい、はい」と素直に従う様子を表しているんだよ。

他人の言うことにすぐに頷き、自分の意見を持たない状態を指すんだ。

助手ねこ
それはつまり、「何でも「はい、はい」って従っちゃう」ってことやな。他の人が何を言おうと、とりあえず「はい」って答えてしまう状態を言うんやで。

これは、「自分の意見をしっかり持つ大切さ」を教えてくれる言葉やな。


【遺憾千万】いかんせんばん

遺憾千万

【意味】
非常に残念なこと。

四字熟語の博士
「遺憾千万」という四字熟語は、物事が計画通りに進まなくて、非常に心残りな状態を表現するんだよ。

本当に残念で、思い描いていた結果と違ってしまったときに使う言葉だよ。

助手ねこ
それはつまり、「すごく残念で、悔しいほど思った通りにいかへんかった」ってことやな。思ってた通りに事が進まへんときに使う言葉なんやで。

この言葉は、「うまくいかないときの残念さ」を表してるんやな。


【意気軒昂】いきけんこう

意気軒昂

【意味】
意気込みがさかんで、元気いっぱいな様子。

四字熟語の博士
「意気軒昂」という四字熟語は、元気に満ち溢れて、活気に満ちた状態を指すんだよ。

元気がみなぎって、やる気満々で前進する様子をイメージするとわかりやすいよ。

助手ねこ
それはつまり、「めちゃくちゃ元気で、やる気がほとばしる」ってことやな。エネルギーが満ちてて、やる気が止まらんって感じやな。

この言葉は、「活力あふれる元気さ」を示してるんやで。


【意気消沈】いきしょうちん

意気消沈

【意味】
落ち込むこと。しょんぼりしている様子。

四字熟語の博士
「意気消沈」という四字熟語は、元気ややる気を失ってしまい、気力が落ちてしまった状態を表すんだよ。

元気がなくなってしまい、どんよりとした気持ちになることを示しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「元気がなくなって、がっかりしてしまう」ってことやな。エネルギーがなくなって、元気がなくなることを言うんやな。

この言葉は、「元気がなくなった状態」を描写してるんやで。


【意気衝天】いきしょうてん

意気衝天

【意味】
意気込みが激しく盛んな様子。

四字熟語の博士
「意気衝天」という四字熟語は、元気と勢いがあふれ出て、天まで届きそうなほどに意気込んでいる状態を表すんだよ。

まるで空まで突き抜けるほどのエネルギーと意欲が感じられると思ってもらえばいい。

助手ねこ
それはつまり、「元気いっぱいで、空まで届きそうなほどの勢い」ってことやな。まるで空まで飛び上がるような元気とやる気が満ちてるんやな。

この言葉は、「最高に元気で意欲的な状態」を示してるんやで。


【意気投合】いきとうごう

意気投合

【意味】
お互いの気持ちがぴったりと合って仲良くなること。

四字熟語の博士
「意気投合」という四字熟語は、互いの気持ちや考えがぴったり合って、一緒になる状態を表現するんだよ。

お互いが同じ方向を向いて、共感し合う様子を想像するとわかりやすいよ。

助手ねこ
それはつまり、「お互いの気持ちがピッタリ合う」ってことやな。相手の考えと自分の考えが一緒になる、そんな感じやな。

この言葉は、「共感し合って一緒になること」を示してるんやで。


【意気揚々】いきようよう

意気揚々

【意味】
誇らしげな様子。

四字熟語の博士
「意気揚揚」という四字熟語は、自分の成果や結果に対して得意気になり、自信満々に振る舞う様子を描写するんだよ。

誇りに思って、胸を張って行動するときに使う言葉だよ。

助手ねこ
それはつまり、「得意げに、自信たっぷりに振る舞う」ってことやな。自分のことを誇りに思って、誇らしげに行動するんやな。

この言葉は、「自信に満ちて誇りに思う様子」を表してるんやで。


【異口同音】いくどうおん

異口同音

【意味】
多くの人が同じように言うこと。また多くの人の意見が一致すること。

四字熟語の博士
「異口同音」という四字熟語は、たくさんの人たちが同じ意見を述べ、一致することを表現するんだよ。

みんなが口を揃えて同じことを言う、そのような状態をイメージすればいいね。

助手ねこ
それはつまり、「みんなが同じことを言う」ってことやな。大勢の人が口を揃えて同じ意見を出す、そんな感じやな。

この言葉は、「みんなの意見が一致する」を示してるんやで。


【異国情緒】いこくじょうちょ

異国情緒

【意味】
外国風の雰囲気。

四字熟語の博士
「異国情緒」という四字熟語は、自分の国とは違った、外国特有の雰囲気や風情を感じることを表すんだよ。

外国らしい風景や文化などから感じる独特の雰囲気、それが「異国情緒」だよ。

助手ねこ
それはつまり、「外国っぽい感じがする」ってことやな。自分の国とは違う、他の国の雰囲気や文化が感じられるんやな。

この言葉は、「外国の特色が感じられる雰囲気」を表してるんやで。


【已己巳己】いこみき

已己巳己

【意味】
互いに似ているものの例え。

四字熟語の博士
「已己巳己」という四字熟語は、見た目が似ていて区別が難しいものを表現するための言葉なんだ。

それぞれの字「已」、「己」、「巳」、「己」が似た形をしていることから来ているんだよ。

助手ねこ
それはつまり、「似ていて区別がつかん」ってことやな。見た目がほんまに似てて、どれがどれかわからんくなるくらいやな。

この言葉は、「見た目が似ていて区別がつかないもの」を示してるんやで。


【意識朦朧】いしきもうろう

意識朦朧

【意味】
意識がはっきりしないこと。

四字熟語の博士
「意識朦朧」という四字熟語は、自分の意識がぼんやりとして、頭がはっきりしない状態を表すんだよ。

まるで目が覚めない夢を見ているかのように、周りがぼやけて見える状態を想像してみて。

助手ねこ
それはつまり、「頭がぼんやりして、はっきりしない」ってことやな。自分の意識がうすくなって、どこか夢見てるような感じやな。

この言葉は、「頭がはっきりしない、ぼんやりとした状態」を表してるんやで。


【意志堅固】いしけんご

意志堅固

【意味】
物事をやり遂げようという気持ちが強いこと。

四字熟語の博士
「意志堅固」という四字熟語は、固い決心を持ち、どんな困難も乗り越えようとする強い心を表現するんだよ。

困難な状況でも耐え抜く、そのような強い心意気を持っている様子をイメージすればいい。

助手ねこ
それはつまり、「とても強い心で、何があってもやり遂げる」ってことやな。どんなに困難な状況でも我慢して耐える、そんな強い気持ちを持つんやな。

この言葉は、「困難に立ち向かう強い意志」を表してるんやで。


【意志薄弱】いしはくじゃく

意志薄弱

【意味】
物事をやり遂げようという気持ちが弱いこと。また決断力に欠けること。

四字熟語の博士
「意志薄弱」という四字熟語は、意志が弱くて物事を決断したり、困難なことに耐えたりすることが難しい状態を表すんだよ。

また、一度決めたことをすぐに人の意見で変えてしまう、そのような様子も指すよ。

助手ねこ
それはつまり、「決断力が弱くて、我慢するのが苦手」ってことやな。また、一度決めたことをすぐに人の意見で変えてしまう、そんなところもあるんやな。

この言葉は、「意志が弱い、決断力がない状態」を表してるんやで。


【意思表示】いしひょうじ

意思表示

【意味】
自分の意思を相手にはっきり示すこと。

四字熟語の博士
「意志薄弱」という四字熟語は、意志が弱くて物事を決断したり、困難なことに耐えたりすることが難しい状態を表すんだよ。

また、一度決めたことをすぐに人の意見で変えてしまう、そのような様子も指すよ。

助手ねこ
それはつまり、「決断力が弱くて、我慢するのが苦手」ってことやな。また、一度決めたことをすぐに人の意見で変えてしまう、そんなところもあるんやな。

この言葉は、「意志が弱い、決断力がない状態」を表してるんやで。


【石部金吉】いしべきんきち

石部金吉

【意味】
生真面目で融通のきかない人。

四字熟語の博士
「石部金吉」という四字熟語は、とても頑固で何にも妥協しない人を表現するための言葉なんだ。

石や金のように固くて変わらない性質を人の名前のように使って表現しているんだよ。

助手ねこ
それはつまり、「頭が固くて何も変えられへん」っていう人のことを指すんやな。石や金のように固いものを使って、それが人の名前みたいになってるんや。

この言葉は、「とても頑固で変わらない人」を表してるんやで。


【医食同源】いしょくどうげん

医食同源

【意味】
薬を飲むことと、食事をすることは本質的には変わらない。健康を保つためには普段の食事に気を配ることが大切という意味。

四字熟語の博士
「医食同源」という四字熟語は、薬で病気を治すことと、食事で健康を維持することは本質的に同じという意味だよ。

つまり、健康な食事に気をつけることは病気を予防する最善の方法であり、日々の食生活は結局のところ自己の健康を管理する方法なんだ。

助手ねこ
それはつまり、「薬で病気を治すことと、食事で健康を保つことは同じだ」ってことやな。毎日の食事に気をつけることで病気を予防する、それが最善の策やな。

日常の食生活も自分の健康を守る大事な手段なんやで。この言葉は、「健康と食事の深い関連性」を教えてくれるんやな。


【以心伝心】いしんでんしん

以心伝心

【意味】
文字や言葉を使わなくてもお互いの考えていることがわかること。

四字熟語の博士
「以心伝心」という四字熟語は、言葉や文字を使わずに、お互いの心で理解し合うことを表すんだよ。

つまり、言葉を交わさなくてもお互いの思いや意図が分かる、そんな深い絆を持つ関係を示しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「言葉なんかいらんで、お互いの心が通じ合う」ってことやな。言葉を使わずとも相手の気持ちや考えがわかる、

そんな深いつながりを持つ関係のことを示してるんやな。この言葉は、「心と心で理解し合う関係」を表してるんやで。


【一意専心】いちいせんしん

一意専心

【意味】
他のことを考えず、心を一つのことに集中させること。

四字熟語の博士
「一意専心」という四字熟語は、他のことに気を取られることなく、一つのことに集中し続けることを表すんだよ。

一つの目標やタスクに全力で取り組む、そのような姿勢を描いているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「他のことは気にせず、一つのことだけに集中する」ってことやな。何か一つに全力を注ぎ続ける、そんな様子を表してるんやな。

この言葉は、「ひたすら一つのことに専念する強い意志」を示してるんやで。


【一衣帯水】いちいたいすい

一衣帯水

【意味】
ひとすじの帯のように長い川。またそのような川を隔てて隣り合っている土地のこと。

四字熟語の博士
「一衣帯水」という四字熟語は、元々は細長い川や海峡を指す表現だったんだよ。

だけど、今では二つのものがほんの少ししか隔たっていない、つまりとても近いという意味で使われるんだ。

助手ねこ
それはつまり、「ちょっとした川くらいしか隔たってない、すごく近い」ってことやな。二つのものがほんのちょっとしか離れてない、そんな感じを表してるんやな。

この言葉は、「ほんの少ししか隔たりのない、近い関係」を示してるんやで。


【一円一帯】いちえんいったい

一円一帯

【意味】
そのあたり全体。

四字熟語の博士
「一円一帯」という四字熟語は、ある特定の場所の周辺全体を指す言葉だよ。

まるで円を描くようにその周り全体を表しているんだ。

助手ねこ
つまり、「その周り全部」ってことやな。まるでコインを投げて、コインが落ちた周り全てを指すみたいなもんやな。

これは、「広範囲を表す時」に使うんやな。


【一芸一能】いちげいいちのう

一芸一能

【意味】
一つの技芸や才能。

四字熟語の博士
「一芸一能」という四字熟語は、1つの技術や才能を意味するんだよ。

それは、その人が特別に優れている才能や技術を指しているんだ。

助手ねこ
なるほどな、つまり、「自分が得意な1つの技や才能」ってことやな。それは自分が一番上手なこと、特技とも言えるな。

これは、「自分の強みを大切にする」っていう意味があるんやな。


【一言居士】いちげんこじ

一言居士

【意味】
どんなことに対しても自分の意見を言わないと気が済まない人。

四字熟語の博士
「一言居士」は、何でもかんでも必ず何か一言コメントをしないと気が済まない人を指すんだよ。

何事にも意見を述べなければ気が済まないという性格の人のことさ。

助手ねこ
つまり、「どんなことでも一言言わんと気がすまへん人」ってことやな。全部に対して、自分の意見を言わずにはおられへん人のことを言うんやな。

これは、「自分の意見を言いたがる人」を表す言葉なんやで。


【一期一会】いちごいちえ

一期一会

【意味】
一生にたった一度の出会い、機会。

四字熟語の博士
「一期一会」は、一生に一度だけの貴重な機会を指す言葉だよ。

もともとは茶道の精神から生まれた言葉で、どの茶会でもそれが一生に一度だけの出会いであると思い、最大限の誠意を持って対するべきという考えが込められているんだ。

助手ねこ
つまり、「一生に一度の大切な出会い」ってことやな。一回限りの特別なチャンスを大事にし、全力を尽くすべきやな。それは、たとえば友達との出会いも一生に一度やから、大事にせんといかんってことや。

これは、「すべての出会いを大切にする」っていう意味があるんやで。


【一伍一什】いちごいちじゅう

一伍一什

【意味】
始めから終わりまで。

四字熟語の博士
「一伍一什」は、事の始めから終わりまで、すべて含めてのことを指す言葉だよ。

全体を通して、一つも欠けることなく全てを表しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「初めから終わりまで全部」ってことやな。ひとつも漏らさず全部やな。

これは、「全体を通して、欠けることなく」を表す言葉なんやで。


【一言一句】いちごんいっく

一言一句

【意味】
一つ一つの言葉まで全て。

四字熟語の博士
「一言一句」という四字熟語は、一つ一つの言葉や句を大切に扱うことを表しているよ。

どんな小さなことばも重要であるという意味があるんだ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「ちょっとした言葉も大切に」ってことやな。たとえ小さなことでも、大事に扱うんやな。

これは、「言葉は大切に扱うべき」って教えてくれる言葉やで。


【一字一句】いちじいっく

一字一句

【意味】
一つの文字、一つの語句。わずかな字句。

四字熟語の博士
「一字一句」という四字熟語は、一つの文字、一つの語句、つまり少ない言葉でも大切にすることを示しているんだ。

各文字や言葉には重みがあるという考え方だよ。

助手ねこ
なるほど、それは「一つ一つの言葉が大事」ってことやな。小さな言葉でもそれぞれが意味を持ってるから、大事にしなあかんな。

これは、「細かい言葉まで大切に」って教えてくれる言葉なんやで。


【一日千秋】いちじつせんしゅう

一日千秋

【意味】
待ち焦がれる気持ちのとても強いこと。

四字熟語の博士
「一日千秋」という四字熟語は、非常に待ち遠しく感じる状態を表しているんだよ。

何かが早く起こってほしい、あるいは誰かが早く来てほしいと強く願うときに使うんだ。まるで一日が千年のように長く感じる、という意味があるんだ。

助手ねこ
あ、それは「も~待てへんねん!早くこないかな~」って思う気持ちやな。一日が長~く感じるくらい、すごく待ち遠しいんやろ。

これは、「めちゃくちゃ待ち遠しい気持ち」を示す言葉やで。


【一汁一菜】いちじゅういっさい

一汁一菜

【意味】
汁一品とおかず一品だけの食事。質素な食事。

四字熟語の博士
「一汁一菜」という四字熟語は、一品の汁物と一品のおかずから成る非常に質素な食事を意味するんだよ。

シンプルで、必要最低限のものだけをとる食事スタイルのことを指しているんだ。

助手ねこ
え、それって「シンプルやけど、お腹は満たされるようなご飯」やな。汁もんと、もう一品だけ。なんかおおらかで、無駄のない食生活やね。

【一族郎党】いちぞくろうとう

一族郎党

【意味】
一族とその関係者全員。

四字熟語の博士
「一族郎党」という四字熟語は、家族や血縁者はもちろん、その家族の従者や家来までを含めた全員を指す言葉だよ。

また、有力な人物と、その人物の周りに集まる利益を求める人々も含まれることがあるんだ。

助手ねこ
おぉ、それは「家族みんな、それに家の人たち全員」って感じやな。強い人のまわりには、その力を借りたい人たちもちょろちょろといるんやね。

これは、「家族や関係者、そしてその周りの人々全員」を示す言葉なんやで。


【一大決心】いちだいけっしん

一大決心

【意味】
非常に重大な決意。

四字熟語の博士
「一大決心」という四字熟語は、生涯で数えるほどしかない、非常に重要な決意を指す言葉だよ。

それほどの大きな決断や覚悟を伴うものを意味するんだ。

助手ねこ
あ、それって「人生でめっちゃ大きな決断をする」みたいな感じやな。たとえば、大事なことを決める時に、『これは一大決心や!』って使うんやね。

これは、「人生で超大切な選択や決断」を示す言葉やで。


【一諾千金】いちだくせんきん

一諾千金

【意味】
一度約束したことは必ず守らなければならないということ。

四字熟語の博士
「一諾千金」という四字熟語は、一度約束したことが非常に重い価値を持つことを指す言葉だよ。

それはまるで千金、つまり大金の価値があるかのように、信じられて裏切ることが許されないという意味があるんだ。

助手ねこ
なるほどな。それは「一度、『うん、約束するわ』って言ったら、その言葉はすごく重要」ってことやな。まるでおおきな宝物のように、大切に守らんとあかんんやね。

これは、「約束は絶対に守るべき」って教えてくれる言葉やで。


【一念発起】いちねんほっき

一念発起

【意味】
あることを成し遂げようと、強く決心すること。

四字熟語の博士
「一念発起」という四字熟語は、これまでの考え方や気持ちを変えて、ある目的に向かって熱心に励むことを意味するんだよ。

特に、仏道の文脈では、世俗の考えを捨てて悟りに向かって固く決心することを表しているんだ。

助手ねこ
あ、それは「今までの考え方を変えて、新しく頑張る」ってことやな。ちょうど、新しい気持ちでスタートする感じやね。特に、仏の道を真剣に学びたいって人は、この言葉を使って、真剣に修行する気持ちを示すんやろ。

これは、「新しい気持ちで目標に向かって努力する」って意味やで。


【一罰百戒】いちばつひゃっかい

一罰百戒

【意味】
罪を犯したひとりを罰することで、多くの人々の戒めとすること。

四字熟語の博士
「一罰百戒」という四字熟語は、一人の過ちを公に罰することで、他の多くの人々に警戒させ、同じ過ちを犯させないようにする考えを表しているんだよ。

つまり、一つの罰がたくさんの人たちの教訓となる、という意味があるんだ。

助手ねこ
なるほど。それって「一人の失敗をみんなの教訓にする」ってことやな。ちょっと、『あの人の失敗を見て、俺は絶対同じことはしないぞ!』って思う感じやね。

これは、「失敗は他の人のための教えや警告」になるっていう言葉なんやで。


【一病息災】いちびょうそくさい

一病息災

【意味】
持病のある人は自分の健康によく気を配るので、健康な人よりもかえって長生きするものだということ。

四字熟語の博士
「一病息災」という四字熟語は、一つの小さな持病を持つことで、他の病気や災いから身を守るという意味があるんだよ。

要するに、持病があることで健康に気を使うため、結果的には健康に良い生活を送ることができるという考えを示しているんだ。

助手ねこ
ええっ、それって「ちょっとした病気があるからって、それがかえって健康にいいこともある」ってことやな。病気があるからこそ、毎日健康に気をつけるようになって、意外と長生きするんやね。

これは、「ちょっとの困難が、実は良い結果をもたらすこともある」って教えてくれる言葉なんやで。


【一部始終】いちぶしじゅう

一部始終

【意味】
始めから終わりまで。

四字熟語の博士
「一部始終」という四字熟語は、物事の最初から最後まで全ての過程や詳細を指す言葉だよ。

元々は、書物の最初から最後まで読むことを表していたんだ。

助手ねこ
なるほど!それは「何事も、最初から最後まで全部詳しく知る」ってことやな。例えば、映画のストーリーを最初から最後まで教えてくれ!って時に使うんやろな。

これは、「物事の全てをちゃんと知る」って言う時の便利な言葉やね。


【一望千里】いちぼうせんり

一望千里

【意味】
広々としていて、見晴らしのいいこと。

四字熟語の博士
「一望千里」という四字熟語は、一度の視線で非常に広い範囲を見渡すことができるという意味だよ。

つまり、非常に広くて見晴らしの良い景色や場所を表現する際に使用される言葉なんだ。

助手ねこ
ああ、それは「すっごく広いところで、どこまででも見える」って感じやな。山のてっぺんとかで、めっちゃ遠くまで見える時とかに使うんやろ。

【一枚看板】いちまいかんばん

一枚看板

【意味】
その集団の中心となる人物。

四字熟語の博士
「一枚看板」という四字熟語は、グループや組織の代表的な人物、または中心となる存在を表す言葉だよ。

昔、特定の階級の人々に与えられた唯一の衣服を「かんばん」と呼んだことから来ていて、そのことから「一着しかない衣服」という意味も持つんだ。

助手ねこ
ええっ、それって「そのグループの主役や、とっても目立つ存在」ってことやな。みんなが知ってる大スターとか、一番のエースみたいな感じやろ。

それと、昔の話を聞くと「特別な服が一着しかない」って意味もあるんやね。これは、「一番の存在感を持つ人やもの」を示す言葉やで。


【一網打尽】いちもうだじん

一網打尽

【意味】
相手の集団を一度に全部とらえること。

四字熟語の博士
「一網打尽」という四字熟語は、一度の行動で全部の魚や動物を捕まえることを意味するんだよ。

転じて、例えば犯人を全員一気に捕まえる場面などで使われる言葉としても知られているんだ。

助手ねこ
ああ、それは「ひとっぱしりで、全部のものを一気にゲットする」って感じやな。犯人たちがたくさん逃げてても、全部まとめて捕まえるっていう。

これは、「一度の行動で大成功を収める」時のカッコイイ言葉やね。


【一目瞭然】いちもくりょうぜん

一目瞭然

【意味】
一目見ただけではっきりとわかること。

四字熟語の博士
「一目瞭然」という四字熟語は、見た瞬間に、明らかに分かるという意味だよ。

疑問や迷いがなく、一目で理解できる状態を指すんだ。

助手ねこ
そうやな。これは「ぱっと見て、すぐにわかる」ってことやな。例えば、図や表がすごく分かりやすくて、見た瞬間に「あ、これはこういうことや!」って気づく時に使うんやろ。

これは、「簡単に理解できる」って言う時の便利な言葉やね。


【一問一答】いちもんいっとう

一問一答

【意味】
一つの質問に一つの答えをすること。また質問と答えを交互におこなうこと。

四字熟語の博士
「一問一答」という四字熟語は、ひとつの質問に対してひとつの答えが返される形式を指すんだよ。

また、繰り返し質問と答えを交わす状況や、質疑応答の形式もこの言葉で表現されることがあるんだ。

助手ねこ
なるほど。要するに「質問されたら、それに答える」ってシンプルな形のことやな。テストの問題集とか、記者会見でジャーナリストと対話するときのやり取りみたいな感じやね。

これは、「シンプルな質問と回答のやり取り」を示す言葉やで。


【一利一害】いちりいちがい

一利一害

【意味】
利益もあれば害もあること。

四字熟語の博士
「一利一害」という四字熟語は、ある事の中に良い面がある一方で、悪い面も含まれているという意味だよ。

すなわち、利益やメリットがあると同時に、その反面で害やデメリットも存在するということを指すんだ。

助手ねこ
あー、それって「いいこともあれば、ダメなとこもある」ってことやな。どんなに素晴らしいものでも、100%完璧ってわけではないってことか。

これは、「全てのものには良い面と悪い面がある」って教えてくれる言葉やね。


【一蓮托生】いちれんたくしょう

一蓮托生

【意味】
行動や運命を結果がどうなろうと相手と共にすること。

四字熟語の博士
「一蓮托生」という四字熟語は、元々は極楽浄土に生まれ変わる際、良い行いをした人が同じ蓮の花に身を託す意味から来ているよ。

しかし、今は事の良し悪しに関わらず、仲間とともに行動や運命を共有することを表現する時に使われるんだ。

助手ねこ
そうやな。まあ、要するに「良いことも悪いことも、一緒になって経験する」って感じやな。友だちや仲間と一緒に、どんな困難も乗り越えるってことか。

これは、「仲間とともに運命を共有する」ってことを教えてくれる言葉やで。


【一六勝負】いちろくしょうぶ

一六勝負

【意味】
運にまかせた勝負をすること。

四字熟語の博士
「一六勝負」とは、もともとサイコロを転がして、出る目が「一」か「六」かで勝敗を決める賭け事を指すんだよ。

しかし、現代では、成功するか失敗するか、完全に運に左右される冒険的な事を意味するようになったんだ。

助手ねこ
ほう、それって「運だけで勝つか負けるか、全部を賭ける」みたいなことやな。まるでジェットコースターみたいに、どっちに転ぶか分からんスリリングな状況やね。

これは、「全てを運に託す大冒険」を表す言葉なんやで。


【一路平安】いちろへいあん

一路平安

【意味】
旅人を見送るときに投げかける言葉。「道中が無事でありますように」の意味。

四字熟語の博士
「一路平安」という四字熟語は、旅行する人がその旅の間、何の問題もなく安全であるようにという願いを込めて使う言葉なんだよ。

要するに、「道中、何も問題が起こらないように」という意味があるんだ。

助手ねこ
あー、それって友だちや家族が旅行に行くときに、「気をつけてね、無事に帰ってきてね」という気持ちを込めて言う言葉やな。まるで、お守りみたいな感じで使うんやね。

これは、「旅の安全を祈る」ってことを教えてくれる言葉やで。


【一攫千金】いっかくせんきん

一攫千金

【意味】
大金を一度に簡単に儲けてしまうこと。

四字熟語の博士
「一攫千金」は、一度の行動や取引で大量の利益を得るという意味があるんだよ。まるで一瞬で大金を手に入れるような状況を表している。

ちなみに、「攫」を「獲」と書くのは、実は正しくないんだ。

助手ねこ
えー、それって「一発大成功で大もうけ!」っていう感じやな。たとえば宝くじで一等当たったり、ビジネスで大きな成功を収めたりするときのことを言うんやね。これは、「瞬時に大成功を収める」ってことを示す言葉やで。

でも、「獲」とか書くのはダメやで、注意や!


【一家団欒】いっかだんらん

一家団欒

【意味】
家族全員が一箇所に集まって仲良く楽しむこと。

四字熟語の博士
「一家団欒」とは、家族が一緒になって和やかに時間を過ごすことを指すんだよ。

また、「団」と「欒」は、丸いものを意味していて、家族が円陣を組んで楽しく過ごす様子を表しているんだ。

助手ねこ
ああ、それは家族みんなで囲むことやな。たとえば、夕食時にテーブルを囲んで楽しくおしゃべりしたり、みんなでテレビを見たりする姿を想像するんや。

この言葉は、「家族の温かさや絆」を感じさせてくれるもんやね。みんなで仲良く、円陣組んで楽しい時間を過ごすんや。


【一喜一憂】いっきいちゆう

一喜一憂

【意味】
状況が変わるたびに喜んだり心配したりすること。

四字熟語の博士
「一喜一憂」というのは、ちょっとした出来事や変化によって、すぐに喜んだり、すぐに心配になったりすることを意味しているんだよ。

つまり、感情が安定していなくて、外の状況によく影響されることだね。

助手ねこ
なるほど!それって、たとえばサッカーの試合を見てるとき、ゴールが入って「やったー!」って喜んだり、失点して「ああもう!」って悲しむような感じやな。

小さなことでワーっと喜んだり、うーんと悩んだりすることやね。周りのことにすぐ反応して、気持ちがコロコロ変わるのが「一喜一憂」ってわけやな。


【一気呵成】いっきかせい

一気呵成

【意味】
一気に文章を書き上げること。また急いで仕事を終わらせること。

四字熟語の博士
「一気呵成」という四字熟語は、途中で止めずに、一気に何かを完成させることを意味しているんだよ。まるで一息つく間もなく物事を仕上げる感じだね。

元々の意味は、息を吹きかけるだけで物事が完成する、または、筆が凍っても息で温めてさっと書き上げるというニュアンスがあるんだ。

助手ねこ
ほほー、それはつまり、何かを「さーっと一気にやっちゃう」ってことやな!たとえば、ケーキを前にして「これ、一気に食べちゃうで!」っていう感じか、テスト前夜に「今夜中に全部勉強しちゃうぞ!」っていう気合いを入れることやね。

中途半端にせず、最後まで一気にやるっていう強い意志が感じられるわ!


【一騎当千】いっきとうせん

一騎当千

【意味】
一人で多くの敵に対抗できるほど強いこと。

四字熟語の博士
「一騎当千」という四字熟語は、一人の人がたくさんの人と同じくらいの力を持っているという意味だよ。

たとえば、一人の戦士が千人の敵と戦えるほどの強さを持っている、というようなイメージがあるんだ。

助手ねこ
ええっ!それって、一人で超すごい力を持ってるってことやな。みんなが100人分の力を持ってる中で、ある人が1千人分の力を持ってる、みたいな?

この言葉、すごい人のことを言うときに使うんやな。


【一球入魂】いっきゅうにゅうこん

一球入魂

【意味】
野球の投手が一球一球を全力で投げること。(最近では他の球技でも使われることがある)

四字熟語の博士
「一球入魂」という四字熟語は、一球ごとに全力で取り組むという意味だよ。特に野球でよく使われる言葉で、ピッチャーが一球一球を大事に、魂を込めて投げることを強調するんだ。

ここでの「入魂」は、何かをするときに心を込めて、全力で取り組むことを示しているよ。

助手ねこ
ほんまに、それはつまり、「ボールを投げるたびに、全ての力を出し切る」ってことやな。たとえば、野球の投手が、どんなに疲れてても、次のボールを投げるときは全力で挑むんやな。

これは、「全力でやる精神」を大事にする人たちの言葉やで。


【一挙一動】いっきょいちどう

一挙一動

【意味】
一つ一つの動作。また細かい動き。

四字熟語の博士
「一挙一動」という四字熟語は、人の細かい動きや行動を指す言葉だよ。小さなしぐさや動作、たとえば手を挙げたり、体を少し動かすことなどから来ているんだ。

この言葉は、人の動きや態度を注意深く観察するときなどに使われるよ。

助手ねこ
あー、それは「ちょっとした動きや仕草」ってことやな。人のちょこっとした手の動きや、ちょっとした体の動きを表す言葉やね。

つまり、人の細かい動きや行動を「一挙一動」と言って、ちゃんと見てる、ということやで。


【一挙両得】いっきょりょうとく

一挙両得

【意味】
一つのことをして、二つの利益を同時に得ること。

四字熟語の博士
「一挙両得」という四字熟語は、一つの行動から二つの利益を同時に得ることを意味しているんだ。少ない努力で、大きな報酬を受け取るようなイメージだね。
助手ねこ
おおっと!それって、「一度の行動で、お得な二つの良いことが起きる」って感じやな。たとえば、おつかいに行ってアイス買って帰る途中で、たまたま好きなテレビ番組も見れたら、それも一挙両得やな!

少ない労力で、大きなボーナスがもらえるんやな。何ともお得な言葉やね。


【一件落着】いっけんらくちゃく

一件落着

【意味】
ある事件や物事が解決したり結末を迎えたりすること。

四字熟語の博士
「一件落着」という四字熟語は、一つの問題や事件が解決し、落ち着いた状態になることを指すんだ。

要するに、物事がすっきりと終わった、という意味だね。

助手ねこ
ええっと、それは「問題が起きて、でも結局うまく解決して、ほっとした」って感じやな。

例えば、サッカーボールで窓ガラスを割っちゃって、みんなでどうしようかと騒いでるのに、結局修理屋さんがすぐに直してくれて、みんな安心して「一件落着」ってなるんやな。へぇ~、わかりやすいなあ。


【一国一城】いっこくいちじょう

一国一城

【意味】
独立した土地や組織をもっていることの例え。

四字熟語の博士
「一国一城」という四字熟語は、元々は一つの国と一つの城を持つことを意味していたんだ。

しかし、今では、他からの干渉を受けず、独立しているという状態を示しているんだよ。

助手ねこ
なるほどな~。それは、自分のものは自分のもの、他人のものは他人のものってことで、誰にも干渉されずに、堂々と生きてる感じやな。

例えば、自分の部屋で自分の好きなことをするとき、おかんに「片づけなさい!」と言われへんのが「一国一城」みたいなもんやな。自分のテリトリーで自由や!


【一刻千金】いっこくせんきん

一刻千金

【意味】
ほんのわずかな時間が、千金にも相当するということ。

四字熟語の博士
「一刻千金」という四字熟語は、短い時間でも非常に貴重であるという意味を持っているんだよ。時間の大切さを教えてくれる言葉だ。

この言葉は、楽しい時間や特別な瞬間がすぐに過ぎ去ることを惜しむ時や、時間を無駄にしないように警告する時に使われるんだ。

助手ねこ
ええと、それって「短い時間もすごく大事やな」ってことやろ?時間ってすぐ過ぎていっちゃうから、大切な瞬間や楽しい時間を大事にせんといかんってことやね。

そして、「時間をムダにするな!」っていう強いメッセージも含まれてるんやで。それにしても、時間は本当に貴重やね!


【一切合切】いっさいがっさい

一切合切

【意味】
何もかも全部。「一切合財」とも書く。

四字熟語の博士
「一切合切」という四字熟語は、何もかも全部という意味があるんだよ。

ここでの「一切」と「合切」はどちらも「全部」や「すべて」という意味で、このように同じ意味の言葉を2つ並べることで、強調しているんだ。また、「切」は時々「財」という字に書き変えられることもあるよ。

助手ねこ
あ、それってつまり、「すべてのことやもの、まるっと全部」ってことやん!同じ意味の言葉を二回言って、もう本当に全部ってことを強く伝えたいんやな。

これは、何もかも含めてという感じの言葉やね。全部まるごと!って言いたいときに使うんやな。


【一子相伝】いっしそうでん

一子相伝

【意味】
学問や技芸などの大切な極意を自分の子供の中のひとりにだけ伝えること。

四字熟語の博士
「一子相伝」とは、学問や技の秘密や奥義を、自分の子供の一人だけに教え、それを他の人には秘密にすることを意味するんだよ。この中の「相伝」は、代々伝えるという意味があるんだ。
助手ねこ
「大事な秘密や技を、自分の子供の一人だけに教える」ってことか。

他の人には絶対教えへんで、世代を重ねてもその秘密はその家だけのものになるってわけやな。家の大事な宝物みたいなもんやね。


【一宿一飯】いっしゅくいっぱん

一宿一飯

【意味】
一晩泊めてもらったり、一度食事をめぐまりたりするという意味から、通りすがりにちょっと世話になること。むかし、博徒の間では、生涯の恩義とされた。ちょっとした恩義でもそれを忘れてはいけないという戒めにも用いる。

四字熟語の博士
「一宿一飯」という言葉は、ふとした旅先で、たまたま泊まった場所で一晩寝かせてもらったり、一回食事をもてなしてもらったりすることを意味するんだよ。
つまり、ちょっとした世話を受けるというニュアンスがあるんだ。
助手ねこ
ええな、それは「たまたま通りすがったところで、一泊したり一食ごはんもらったりする」ってことやな。
ちょっとしたお世話を受ける、ということなんやろな。
これは、「人の親切に感謝する心」を教えてくれる言葉やな。

【一触即発】いっしょくそくはつ

一触即発

【意味】
ちょっとしたことで、大事件に発展しそうな危険な状態。

四字熟語の博士
「一触即発」という四字熟語は、非常に緊張した状況を表しているんだよ。

ちょっと触れるだけですぐに爆発するような、危険と隣り合わせの状態をイメージしているんだ。

助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「触るだけでドカンと爆発しそうな、すごくピリピリした状況」ってことやな。

ホンマに危ない状況やな。これは、「注意深く行動せなあかんとき」を表してる言葉やな。


【一所懸命】いっしょけんめい

一所懸命

【意味】
命をかけて物事に当たること。いちずに苦心すること。

四字熟語の博士
「一所懸命」という四字熟語は、命がけで、すごく真剣に何かに取り組む様子を表しているんだよ。
全力で一つの事に専念し、打ち込むという意味があるんだ。
助手ねこ
ほんなら、それは「命懸けで一生懸命にやる」ってことやな。
なんでもかんでも全力投球してやりきるんやな。
これは、「全力で一つのことをやる大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【一進一退】いっしんいったい

一進一退

【意味】
前へ進んだり、後ろへ戻ったりすること、その様子。また、物事がよくなったり、悪くなったりすること。物事が順調に進んでいない、止まっている状態。

四字熟語の博士
「一進一退」という四字熟語は、一歩前に進んだり、一歩後ろに戻ったりする様子を表しているんだよ。
事情が良くなったり、また悪くなったりする状況を描いているんだ。
助手ねこ
あー、それって、「ちょっと良くなったり、また戻ったりする」ことやな。
つまり、上手くいったり、ダメになったりするさまを言うんやな。
これは、「物事が常に変わっていく様子」を教えてくれる言葉やな。

【一心同体】いっしんどうたい

一心同体

【意味】
心も体も一つの人間であるかのように、強い絆を持っていること。二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様。

四字熟語の博士
「一心同体」は、複数の人が心も身体もまるで一つになるように、固く結びつく状況を表しているんだよ。
助手ねこ
そっか、それはつまり、「みんなで心と身体を一つにし、固く結びつく」ってことなんやな。
まるで一人の人みたいに、一緒に行動して、仲良くやっていくんやな。
これは、「一緒にいる時の団結力の大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【一心不乱】いっしんふらん

一心不乱

【意味】
ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。ひとつのことに集中し、ほかのことに心を奪われないさま。

四字熟語の博士
「一心不乱」という四字熟語は、他のことに心が気を取られることなく、一つのことに集中して取り組む様子を表すんだよ。

他のことに気を散らすことなく、ひたすら一つのことに打ち込む、という意味が込められているんだ。

助手ねこ
そうなんか!それなら、「他のことに気を取られず、一つのことだけをずっと考えて取り組む」ってことやな。他のことを気にせず、ひたすら一つのことに集中するんやな。

これは、「一つのことにしっかり集中する大切さ」を教えてくれる言葉やで。


【一世一代】いっせいちだい

一世一代

【意味】
一生のうちでただ一度。一生のうちで二度とないような重大なこと。もと役者などが、引退を前にして最後に得意の芸を演ずることをいう。

四字熟語の博士
「一世一代」という四字熟語は、人生の中でただ一度だけの重要なチャンスや機会を表す言葉だよ。
一生に一度きり、という意味が込められているんだ。
助手ねこ
ほな、それはつまり、「人生で一度きりの大切なチャンス」ってことやな。
まるで人生のハイライトのように、ものすごく重要で、後にも先にもないような大切な時期や出来事を指すんやな。
これは、「大切なチャンスを逃さないようにする」を教えてくれる言葉やで。

【一石二鳥】いっせきにちょう

一石二鳥

【意味】
何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。

四字熟語の博士
「一石二鳥」という四字熟語は、ひとつの行動で二つの良い結果を得ることを表しているんだよ。

一つの石を投げて二羽の鳥を取る、というイメージが込められているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「一つのことをするだけで、二つも良いことが起こる」ってことやな。

たとえば、一つの石を投げるだけで二羽もの鳥を取れるような感じやな。これは、「効率的な行動の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。


【一致団結】いっちだんけつ

一致団結

【意味】
たくさんの人の心が一つにまとまり、協力し合うこと。

四字熟語の博士
「一致団結」という四字熟語は、みんなが一つの目標に向かって心を合わせ、協力しあうことを表しているんだよ。
大勢の人たちが一緒に力を合わせて何かを達成しようとする状況を描いているんだ。
助手ねこ
ほな、それは、「みんなで心を一つにして、おんなじ目標に向かってがんばる」ってことやな。
一人ひとりが力を合わせて、同じゴールに向かって頑張るんやな。
これは、「みんなで協力して目標に向かう力」を教えてくれる言葉やで。

【一朝一夕】いっちょういっせき

一朝一夕

【意味】
きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。ひと朝とひと晩の意から。

「一夕」はこの場合「いちゆう」とは読まないで、「いっせき」と読む
多くの場合、次に打ち消しの意味の語句が入る。「一朝一夕には〜〜できない」のような使い方が一般的。
四字熟語の博士
「一朝一夕」という四字熟語は、非常に短い時間を表すんだよ。
まるで一晩寝ただけ、あるいは一日だけの時間という意味が込められているんだ。
助手ねこ
それってつまり、「すごく短い時間」ってことなんやな。
夜寝て起きたらすぐ、みたいな感じやな。
これは、「時間があっという間に過ぎてしまう」ってことを教えてくれる言葉やで。

【一長一短】いっちょういったん

一長一短

【意味】
どんなもの・ことにも、長所(いい面)もある一方、必ず短所(悪い面)もそれにともなってあるということ。

同じ長い・短いの漢字が使われていても、ことわざの【帯に短し、たすきに長し】(中途半端で役に立たないことのたとえ)と同義ではありません。
四字熟語の博士
「一長一短」という四字熟語は、すべての人や物事が長所と短所を持っているということを表しているんだよ。

良い点と悪い点が共に存在するというイメージだね。

助手ねこ
なるほど、それは「人や物事には、ええところもあれば悪いところもある」ってことやな。

完璧な人や物事はなくて、いい部分もあれば、それと同時に改善できる部分もあるんやな。これは、「全てのことには良い面と悪い面がある」ことを教えてくれる言葉なんやで。


【一刀両断】いっとうりょうだん

一刀両断

【意味】
一太刀(ひとたち)で真っ二つに断ち切ること。即ち、物事をすばやく、はっきりと解決することを形容する。
断固たる態度で物事を処理することの例え。

一刀は太刀を一回振り下ろすという意味。
四字熟語の博士
「一刀両断」という四字熟語は、何かを迷わず、思い切って決断したり、解決したりすることを言うんだよ。
まるで一振りの剣で物を二つに切るような力強さと速さが込められているんだ。
助手ねこ
ほんなら、それはつまり、「何かをさっと決断する」ってことやな。
ほら、剣でさっと物を二つに切るように、物事をぐっと決めるんやな。
これは、「迷わずに思い切る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【一得一失】いっとくいっしつ

一得一失

【意味】
一方で利益があると他方で損失を伴っていること。

四字熟語の博士
「一得一失」という四字熟語は、物事には良い面もあれば、同時に悪い面もあるということを示しているんだよ。
つまり、利益と損失が背中合わせに存在するという意味なんだ。
助手ねこ
それは「何か得ることがあったら、同時に何か失うこともある」ってことやな。
だから、「全てがうまくいくわけではない」ってことを教えてくれるんやな。
これは、「物事はいつもプラスマイナスがついてくる」っていうことやで。

【一方通行】いっぽうつうこう

ある道路で車両などの通行が、一方向へしか許されていないこと。転じて、情報の伝達が一方向からしか行われておらず、互いの意思の疎通が図れていない状態。


【一本調子】いっぽんちょうし

一本調子

【意味】
調子が同じで、変化に乏しいこと。また、そのさま。単調。

四字熟語の博士
「一本調子」という四字熟語は、音楽や話し方、文章などが単純で、ほとんど変化がないことを表しているんだよ。
同じ調子がずっと続くという意味だね。
助手ねこ
それは「音楽や話が、ずっと同じ調子で変わらへん」ってことやな。
だから、「変化がなくて面白みがない」ってことを教えてくれるんやな。
これは、「何かをするときには、変化をつけることが大切」っていうことやで。

【威風堂堂】いふうどうどう

威風堂堂

【意味】
威厳があって、立派な様子。


【意味深長】いみしんちょう

意味深長

【意味】
人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄があるさま。
また、言葉の裏に別の意味が隠されていること。「意味深(いみしん)」と略される。

「深長」とは奥深くて含蓄があること。
四字熟語の博士
「意味深長」は、言葉や文章に深い意味や他の隠された意味が存在することを表すんだよ。
行間を読むとさらに深い意味がある、というイメージだね。
助手ねこ
それは、「言葉や文章の裏に、もっと深い意味が隠れてる」ってことやな。
単純に見えても、よく考えてみるともっと深い考えや、隠された意味があるんやな。
これは、「言葉には表面だけでなく、裏にも深い意味がある」ことを教えてくれる言葉なんやで。

【因果応報】いんがおうほう

因果応報

【意味】
よい行いには必ずよい結果、悪い行いには必ず悪い結果があるということ。

四字熟語の博士
「因果応報」という四字熟語は、人の行いが善か悪かによって、それに対する結果も善か悪かに分かれるという意味だよ。
人が行う行動の結果が、その人自身に返ってくるという考え方だね。
助手ねこ
それは「よいことをしたらよい結果が、悪いことをしたら悪い結果が返ってくる」ってことやな。
自分の行動が自分自身に影響を与えるんやな。
これは、「自分の行動は自分自身に影響する」っていうことを教えてくれるんやで。

【慇懃無礼】いんぎんぶれい

慇懃無礼

【意味】
うわべはとても礼儀正しくて丁寧ではあるが、実際は極めて尊大で、内心では相手を見下していること、またはそのような態度のこと。
言葉遣いや態度などが丁寧すぎるのは相手を小馬鹿にしているようにとられること、かえって無礼であること。

四字熟語の博士
「慇懃無礼」という四字熟語は、表面上はとても丁寧で礼儀正しい様子を示すけど、実は尊大な態度を隠していることを指すんだよ。
また、礼儀が過ぎてしまうと、逆に無礼になってしまうという意味も含んでいるんだ。
助手ねこ
そうかいな、それは「見かけはめっちゃ丁寧なんやけど、実は高慢ちき」ってことやな。
または、「礼儀を尽くしすぎて、逆に失礼になっちゃう」ってことやな。
これは、「見かけだけの礼儀より、心からの尊重が大事」って教えてくれるんやな。

【隠忍自重】いんにんじちょう

隠忍自重

【意味】
辛いことはじっとこらえて、軽々しく行動しないことのたとえ。

四字熟語の博士
「隠忍自重」という四字熟語は、困難なことや苦しいことがあっても、我慢強く耐えて、無駄な行動をせず自分の行動を慎むことを示しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「辛いことでも我慢して、軽はずみな行動はせん」ってことやな。
困難な状況でも落ち着いて行動しようとする姿勢を教えてくれる言葉やな。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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