毎年中学入試でよく出題されている四字熟語を厳選して100語選び、五十音順で一覧にしました。
中学受験で出題される可能性が高い四字熟語の頻出ランクを3段階で分けていますので、星ランクが高い四字熟語から優先的に覚えていきましょう。
⭐️⭐️⭐️ 三つ星(入試超頻出)
⭐️⭐️ 二つ星(よく出る)
⭐️ 一つ星(出やすい)
また、四字熟語は漢字で書かせる問題も多いため、なるべく書いて覚え、正しい漢字を書けるようになるまで練習してみましょう。
難関中学を受験する方は、中学受験で出題される「四字熟語1000選」をご覧ください。
中学受験によく出ることわざTOP100【中学入試頻出】は、こちらをご覧ください。
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目次
「あ行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️⭐️
悪戦苦闘
非常に困難な中でも苦しみながら一生懸命努力し闘うこと。死に物狂いで苦しみながら困難を乗り越えること。
⭐️⭐️
暗中模索
手がかりもない中であれこれ試みること。試行錯誤。「暗中」は暗闇の中。「模作」は手探りで物を探す意。
⭐️⭐️
意気揚揚
誇らしげで威勢がよい様子。気持ちが高揚し、いかにも誇らしげに振る舞う様子。威勢がよく得意そうなさま。
⭐️⭐️⭐️
異口同音
たくさんの人が、みんな口を揃えて同じこと、同じ意見を言うこと。意見が一致すること。
⭐️⭐️⭐️
以心伝心
無言のうちに心が通じ合うこと。考えていることが言葉を言わずにお互いが理解しあう間柄のこと。
⭐️⭐️⭐️
一期一会
生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。一生に一度のことと考えてそのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも生涯にただ一度だと考えて常にまことをつくすべきことをいう。「一期」は仏教の語では人が生まれてから死ぬまでの間の意。
⭐️⭐️⭐️
一日千秋
人や物事の到来を待ち焦がれること。早く来てほしいと思う気持ちが非常に強いこと。わずか一日が千年に思えるという意味。
⭐️⭐️⭐️
一念発起
あることを成し遂げようと決心すること。もと仏教の語で、仏道に入り悟りを開こうと決心すること。
⭐️
一目瞭然
ちょっと見ただけで、はっきりと明らかなこと。
⭐️
一攫千金
あまり苦労せずに一時に大きい利益を得ること。
⭐️⭐️
一喜一憂
状況が少し変化するごとに、いちいち喜んだり悲しんだりすること。周りの状況に振り回され落ち着かないこと。
⭐️⭐️⭐️
一挙一動
手を上げたり、体を動かしたりするという意味から、ちょっとした動作や振る舞い。一つ一つの動作や行動。
⭐️⭐️⭐️
一刻千金
わずかな時間が千金にも値するという意味。とても価値のある、貴重な時間。
⭐️⭐️⭐️
一進一退
前へ進んだり、後ろへ戻ったりすること、その様子。また、物事がよくなったり、悪くなったりすること。物事が順調に進んでいない、止まっている状態。
⭐️
一心同体
二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様。
⭐️⭐️⭐️
一心不乱
ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。ひとつのことに集中し、ほかのことに心を奪われないさま。
⭐️⭐️⭐️
一石二鳥
何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。
⭐️⭐️⭐️
一朝一夕
一朝一夕とは一日か一晩という意味から、ごく短い時間、期間を意味する四字熟語。
⭐️⭐️⭐️
一長一短
どんなもの・ことにも、長所(いい面)もある一方、必ず短所(悪い面)もそれにともなってあるということ。
⭐️⭐️
一刀両断
一太刀(ひとたち)で真っ二つに断ち切ること。即ち、物事をすばやく、はっきりと解決することを形容する。断固たる態度で物事を処理することの例え。
⭐️⭐️⭐️
因果応報
よい行いには必ずよい結果、悪い行いには必ず悪い結果があるということ。
⭐️⭐️
右往左往
「往」は行くという意味。
右に行ったり左に行ったりして、あわてふためくこと。また、混乱して秩序がないたとえ。
どうすればいいのかわからず、オロオロとあちこち動きまわること。まごつく様子。
⭐️⭐️
岡目八目
当事者よりも第三者のほうが、情勢や損得などを正しく判断できること。
⭐️⭐️⭐️
温故知新
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。
「か行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️
花鳥風月
自然の風景や風物のこと。自然の美しさのこと。
自然を題材にした詩歌などをたしなむ風流にも例えられる。
⭐️⭐️⭐️
我田引水
他人の思惑(おもわく)、不自由も顧みず、自分に都合がいいように言ったり、ものごとを行うこと。自分に好都合なようにとりはかう計略。物事や他人の言動を自分の利益になるように解釈し、論じる。
⭐️⭐️⭐️
完全無欠
どこから見ても欠点や不足がまったくないこと。
非の打ち所のないこと。
⭐️⭐️⭐️
起死回生
死にかかった病人を生き返らすこと。転じて崩壊(ほうかい)や敗北などの危機に直面した場面を、一気によい方向に立て直すことをあらわす。絶望的な状態が劇的に好転することをいう。
⭐️
起承転結
「起」で話題を提起し、「承」でこれを発展、「転」で視点を転換、「結」でしめくくる文章や話の構成や順序のこと。
⭐️⭐️⭐️
奇想天外
思いもよらない奇抜なこと、またその発想。
「奇想」は、奇抜な考えや思いつき。「天外」ははるかかなたの空の意味。
ふつうでは思いつかないような考え・発想がふと出てくることをいう。
⭐️⭐️
喜怒哀楽
喜び、怒り、かなしみ、楽しみの代表的な4つの感情のこと。人はさまざまな出来事に触れ、さまざまな感情を抱くものであるということ。
⭐️
急転直下
事態が急変して解決、結末に向かうこと。
⭐️⭐️⭐️
興味津津
物事に対する興味が、次々とわいてきて尽きない様子。「津津」は絶えずあふれ出るさま。
⭐️⭐️
金科玉条
絶対的なよりどころとなる教訓や信条。
⭐️⭐️⭐️
空前絶後
今までに起きたことがなく、これからも起きないようなこと。非常に珍しいこと。
⭐️⭐️
厚顔無恥
ずうずうしくて恥知らずなさま。他人のことを一切考えずに、自分の思い通りに行動することや態度のこと。
⭐️⭐️
公平無私
私的な感情や利害をはさまず、公平に判断すること。
⭐️⭐️
公明正大
公平で良心に恥じるところがなく正しいこと。隠し立てせず、正しく立派なさま。
⭐️⭐️⭐️
古今東西
いつでもどこでも。昔から今に至るまで。あらゆる場所において。
⭐️⭐️⭐️
虎視眈眈
すきがあればつけこもうと、じっと機会をねらうこと。
⭐️⭐️
五里霧中
物事の状況や手掛かりがつかめず、判断に迷うこと。事情がわからない中、手探りで行動すること。
⭐️⭐️⭐️
言語道断
言葉では表せないほどのひどいこと。もってのほか。
「言語」は言葉で表現すること。「道断」は言うすべがない、言う道が断たれること。
「さ行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️
三寒四温
冬に寒い日が三日続くと、暖かい日が四日続くという気候が繰り返されること。だんだんと暖かくなってくる気候に用いる場合もある。
⭐️⭐️⭐️
自画自賛
自分で自分のことをほめること。
⭐️⭐️
自給自足
自分が必要なものを、自分で生産して間に合わせること。自分が必要な食料を自分で生育、収穫する生活スタイルをさすことが多い。
⭐️⭐️⭐️
四苦八苦
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。
⭐️⭐️
自業自得
自分の悪行の報いを自分が受けること。一般に悪い報いにもちいられるが、元来は自分が受ける結果のすべては、自分が種をまいたものであるという仏教の因果の法則を表す語。自分の行為の報いを自分自身がうけること。一般に、悪業の報いを受けることにいう。自分でしでかしたことだから、悪い報いをえてもやむをえないということ。
⭐️
事実無根
事実に基づかない話。実際とはまったく違うこと。根拠がまったくない作り話で、根も葉もないでたらめ。
⭐️⭐️⭐️
七転八倒
激しい苦痛で、転げ回って、もがき苦しむこと。「七」「八」は回数が多いこと。何度も転んでは起き、起きては転ぶ意。
⭐️
自問自答
自分で問いかけ、自分で答えること。
自身の言動などを振り返り、過去を反省するときの様子。
自分の心の声をよく聞いてみるということ。
⭐️⭐️⭐️
弱肉強食
弱いものが強いもののえじきになること。強い者が弱い者を思うままに感じて繁栄すること。
⭐️⭐️⭐️
縦横無尽
自由自在に物事を行うさま。思う存分という意味。
⭐️⭐️⭐️
十人十色
十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。
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首尾一貫
最初から最後まで、ひとつの方針や態度で貫かれていること。
⭐️⭐️⭐️
枝葉末節
物事の本質から外れたささいな部分。
⭐️⭐️⭐️
心機一転
何かをきっかけとして、心持ちがすっかり変わること。
⭐️⭐️⭐️
針小棒大
針ほどの小さいものを、棒ほどの大きさに言う。物事を大げさに言うこと。
⭐️
正々堂々
・軍隊の陣立てなどの勢いが盛んな様子
・卑怯な手段を使わず、態度が立派なこと
⭐️⭐️⭐️
晴耕雨読
田園に閑居する自適の生活をいう。
のんびりとした思いのままの暮らしぶりのこと。
⭐️⭐️⭐️
絶体絶命
到底のがれられない、困難な状況にあること。のっぴきならない。
⭐️
千差万別
それぞれが様々に変わっていること。
⭐️⭐️⭐️
全身全霊
その人の全ての体力と気力のすべて。
⭐️⭐️⭐️
前代未聞
これまでに聞いたこともないような珍しく変わったこと。また、たいへんな出来事。「前代」は現在よりも前の時代、過去。「未聞」は、まだ聞いたことがないという意味。
⭐️
先手必勝
戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。「先手」は相手よりも先に戦いを始め、出鼻をくじくことによって局面を有利にすること。
⭐️⭐️
千変万化
種々様々に変化すること。
「た行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️⭐️
大器晩成
偉大な人物は、大成するまでに時間がかかること。
⭐️⭐️⭐️
大同小異
細かい違いがあるが、ほぼ同じであること。
⭐️
他力本願
自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。「本願」は仏が修行しているときに立てた誓い。本来は阿弥陀如来の本願によって極楽往生を得ること。
⭐️
単刀直入
前置きなしにすぐさま本題に入り。要点や核心を突くこと。
⭐️⭐️⭐️
天真爛漫
飾ることなく自然のままの姿があふれ出ている様子のこと。
明るく純真で無邪気なこと。
⭐️
適材適所
能力に適した地位や任務につけること。
⭐️
電光石火
非常に短い時間や行動が敏速に行われるたとえ。
動作やふるまいが非常にすばやいこと。
⭐️
独立独歩
人に頼らず自分の力で、自分の信じるとおりに進んでいくこと。
「な行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️
二人三脚
二人が協力して一つの物事に取り組むことのたとえ。また、二人が並び、互いの内側の足首を紐で結んで、二人合わせて三脚で走る競技。
⭐️⭐️⭐️
二束三文
売値が非常に安いこと。いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ること。投げ売り。
⭐️⭐️⭐️
日進月歩
とどまることなく急速に進歩、発展すること。
日に、月に進歩する意味から、休みなく目に見えて進歩すること。
「は行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️
馬耳東風
人の意見や批評を心に留めず、聞き流すこと。
また、何を言っても反応がないこと。
⭐️
八方美人
どの点からみても欠点のない美人。誰に対しても如才なくふるまう人。(如才ないとは、てぬかりがない・気がきく・愛想がいいという意味)
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半信半疑
半分は信じ、半分はうたがうこと。
うそか本当か決めかねて迷うようす。
⭐️⭐️⭐️
百発百中
①放った矢や弾丸がすべて命中すること。
②計画や予想がすべて思い通りになること。
⭐️
品行方正
心や行いが正しく立派なさま。「品行」は行い・振る舞い・行状のこと。「方正」は心や行いが、正しくきちんとしているさま。
⭐️⭐️⭐️
不言実行
あれこれ言わず黙って、しなければならないことを行うこと。
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不眠不休
眠ったり休んだりしないこと。休まず事に当たることをいう。
⭐️⭐️⭐️
付和雷同
自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。
⭐️⭐️⭐️
粉骨砕身
力の限り懸命に働くこと、力の限り努力すること。
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平身低頭
ひれ伏して頭を下げ、恐れ入ること。ひたすら謝ること。ぺこぺこすること。
⭐️
抱腹絶倒
腹をかかえて、ひっくり返るほど大笑いすること。
余りのおもしろさに、腹をかかえて転げまわるほどに笑うこと。
⭐️⭐️⭐️
傍若無人
まわりに他人がいないかのように勝手にふるまう事
周囲の状況を気にせず、自分勝手な振る舞いをすること。
人前をはばからず勝手に振る舞い、他人を無視して思うとおりのことをすること。
「ま行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️
三日天下
権力を握っている期間が、きわめて短いことの形容。
⭐️
三日坊主
あきっぽくて何をしても長続きしないこと。また、そのような人のことをあざけっていうことば。
⭐️⭐️⭐️
無我夢中
あるものごとに心を奪われて、自分の現在の状態を忘れること、またそのさま。
「や行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️
優柔不断
ぐずぐすしていて、決断のにぶいこと。
⭐️⭐️⭐️
有名無実
名前ばかりでその中身がないこと。名前だけが立派でその名前に見合った実質が伴っていないさま。
⭐️
油断大敵
気をゆるめていると大きな失敗のもとになるから、油断というものはおそろしい敵と同じである、と油断することをいましめた言葉。
⭐️⭐️⭐️
用意周到
準備が行き届いていて、手ぬかりのないこと。また、そのさま。
「ら行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️
立身出世
成功して、有名になること。
社会的に認められ、世間に知られるようになること。
⭐️⭐️⭐️
理路整然
文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。
⭐️⭐️⭐️
臨機応変
ものごとを、その時その場の状況に合わせて、適切に処理すること。状況に応じた行動をとること。
⭐️⭐️
老若男女
老人も若者も男も女も。 年齢や男女の別なくすべての人々。
「わ行」の中学受験によく出る四字熟語一覧
⭐️⭐️
和魂洋才
日本固有の精神を持ちながら、中国伝来の学問の才もそなえもつことから。