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最も有名な四字熟語100選(意味解説付き)

最も有名な四字熟語100選(意味解説付き)

四字熟語は私たちの毎日の生活にしっかりと根づいています。それは、四字熟語を使うことにより、表現がバシッと的確に決まるからです。

四字熟語は生き生きした表現を作る、だからこそ、中学の入学試験、そして高校、大学の入学試験にまで出題されるのです。

四字熟語のもとになっている漢字は、一字一字が固有の概念を備えた「語」であり、一字が一音節で発音されるという特徴をもっています。この漢語の特質を生かして、口ずさみやすい四字句、四音節の、しかも含蓄に富む意味内容を表現する漢語が四字熟語です。

この記事では、沢山ある四字熟語の中でも、厳選して最初に覚えておいたほうがよい最重要四字熟語を100個にしぼり意味と解説付きで掲載しました。

絶対に覚えておくべき有名な四字熟語を厳選しましたので、この記事で紹介している四字熟語は全て確実に覚えておきましょう!

小学校で習う有名な四字熟語は、小学生向けのよく使う四字熟語と意味一覧をご覧ください。

よく使う有名な四字熟語1000選は、【四字熟語1000選】よく使う有名な四字熟語意味付きをご覧ください。

当サイトより2022年中に最も人気があった四字熟語は、【2023年版】四字熟語人気ランキングTOP30をご覧ください。

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「あ行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

悪戦苦闘(あくせんくとう)

悪戦苦闘

【意味】
不利な状況に苦しみながら、必死に戦ったり努力したりすること。

四字熟語の博士
「悪戦苦闘」は、非常に難しい状況の中で、辛い思いをしながらも最後までがんばることを言うんだよ。

強い敵との戦いに、生きるか死ぬかの瀬戸際で挑むというイメージがあるんだ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「超困難な状況でも最後まであきらめずにがんばる」ってことやな。

どんなに強い敵が相手でも、死ぬ気で戦って乗り越えるんやな。これは、「どんな困難でも最後までがんばる強さ」を表してる言葉やな。


暗中模索(あんちゅうもさく)

暗中模索

【意味】
手がかりもなしに、あれこれとやってみること。

四字熟語の博士
「暗中模索」という四字熟語は、どうすべきか分からない状況で、試行錯誤しながら探し求めることを表しているんだよ。

暗闇の中で何かを手探りで探す、というイメージが込められているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「わからんことでも、あれこれ試しながら探してみる」ってことやな。

暗闇の中で手を伸ばして何かを探すように、どうすればいいかわからへんときでも、手を動かして探し続けるんやな。これは、「迷ったときでも試行錯誤する大切さ」を教えてくれる言葉やな。


意気投合(いきとうごう)

意気投合

【意味】
気持ちや考えが、相手をぴったり合うこと。

四字熟語の博士
「意気投合」という四字熟語は、お互いの気持ちや考えがぴったり一致し、気が合う状態を表しているんだよ。
助手ねこ
それはつまり、「お互いの気持ちがピッタリ合う」ってことやな。お互いが同じことを考えて、気が合うときのことを言うんやな。

友達やパートナーとの関係が良好なときに使うんやろな。なるほどな、これは。「気が合う」っていう、心地よさを表す言葉なんやな。


異口同音(いくどうおん)

異口同音

【意味】
多くの人がみな、口をそろえて同じことを言うこと。

四字熟語の博士
「異口同音」という四字熟語は、多くの人が口を揃えて同じことを言う、つまり、全員の意見が一致する状況を指すんだよ。
助手ねこ
ああ、それはつまり、「みんなが同じことを言う」ってことやな。みんなが一緒の意見を持って、口々に同じことを言う状況のことをいうんやな。

これは、みんなが一致団結しているときに使うんやろな。「全員一致」の状況を表す言葉やな。


以心伝心(いしんでんしん)

以心伝心

【意味】
ことばに出さなくても、互いの心が通じ合うこと。

四字熟語の博士
「以心伝心」という四字熟語は、言葉や文字を使わなくても、心から心へと何かを伝えることを表しているんだよ。

もともとは禅宗の言葉で、教えたり学んだりすることを言葉に頼らず、心から心へと直接伝えることを意味していたんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり、「言葉を使わずに、心で感じ合う」ってことやな。教える人と学ぶ人の間で、言葉よりも深いところで、何かを伝えるんやな。

これは、「言葉だけではない、心からのコミュニケーションの大切さ」を教えてくれる言葉やで。


一期一会(いちごいちえ)

一期一会

【意味】
一生に一度だけの大切な出会い。

四字熟語の博士
「一期一会」は、生涯で一度だけの特別な機会を指す四字熟語なんだよ。

元々は茶道の教えで、主人と客が一緒にいるその時その場を、二度と来ない貴重な瞬間と捉え、心から尊重し、全力で向き合うべきだという意味があるんだ。

助手ねこ
ほんまやな、それはつまり、「ある出会いや体験は一生に一度だけの特別なもの」ということやろな。

その場その瞬間に全力で取り組む、これは「大切な時間を大切に生きる心構え」を教えてくれる言葉やで。


一日千秋(いちじつせんしゅう)

一日千秋

【意味】
非情に待ち遠しいようす。

四字熟語の博士
「一日千秋」という四字熟語は、とても待ち遠しいことを表しているんだよ。

何かを非常に強く期待していて、1日が千年のように長く感じるほど待ち遠しいという意味なんだ。もともとは「一日三秋」という言葉から派生したんだ。

助手ねこ
なるほど、「楽しみにしているものが待ちきれなくて、1日が千年のように感じる」ってことやな。

楽しみや期待が強すぎて、時間がすごく遅く感じるんやな。これは、「楽しみや期待感を強く感じる状況」を表す言葉やで。


一念発起(いちねんほっき)

一念発起

【意味】
あることを成しとげようと、新たに決心すること。

四字熟語の博士
「一念発起」という言葉は、以前の考えを改め、何かを成し遂げるために決意し、熱心に努力することを表すんだよ。

もともとは仏教の言葉で、心を一つにして悟りを開こうとする固い決意を示していたんだ。

助手ねこ
ほんまやな。「一念発起」は、「今までとは違うことをやろうと強く決心し、頑張り続ける」ってことやな。

なにか新しいことを始めたり、困難を乗り越えたりする時に使う、頑張る力を表す言葉やな。これは、「強い決心と努力」を大切にすることを教えてくれる言葉やで。


一網打尽(いちもうだじん)

一網打尽

【意味】
一度に全部をつかまえてしまうこと。

四字熟語の博士
「一網打尽」という四字熟語は、一つの網で全ての魚や鳥獣を一度に捕らえることを表しているんだよ。

転じて、犯人などを一気に捕らえることを意味するようになったんだ。

助手ねこ
そうか、それはつまり、「一度で全部を捕まえる」ってことやな。網で魚を捕るときみたいに、一度にすべてを解決したり、問題を片付けるんやな。

これは、「効率よく問題を解決する」ことを教えてくれる言葉やで。


一喜一憂(いっきいちゆう)

一喜一憂

【意味】
ささいなことで、喜んだり心配したりすること。

四字熟語の博士
「一喜一憂」という四字熟語は、ちょっとした状況の変化で喜んだり、心配になったりすることを表すんだよ。

周りの状況に左右されて気持ちがコロコロ変わるという意味があるんだ。

助手ねこ
そやな。「一喜一憂」は、「ちょっとしたことでうれしくなったり、心配になったりする」ってことやな。

何か小さなことで気分が上下するんやな。これは、「感情の安定」や「落ち着き」が大切やってことを教えてくれる言葉やで。


一挙両得(いっきょりょうとく)

一挙両得

【意味】
一つのことをして、二つの利益を得ること。

四字熟語の博士
「一挙両得」という四字熟語は、一つの行動から二つの利益が同時に得られることを表しているんだよ。

つまり、少ない労力で多くの利益を得る、という意味があるんだ。

助手ねこ
なるほど、「一つのことをするだけで、二つのいいことが同時に起こる」ってことやな。手間をかけずに二つの利益を手に入れるんやな。

これは、「効率的に良い結果を得る方法」を教えてくれる言葉やで。


一触即発(いっしょくそくはつ)

一触即発

【意味】
ちょっとしたきっかけで、たいへんなことが起こりそうなようす。

四字熟語の博士
「一触即発」という四字熟語は、非常に緊迫した状態を表しているんだよ。

ちょっとしたきっかけで大きな問題が起こりそうな、危険な状況を指すんだ。

助手ねこ
それはつまり、「ちょっとしたことで大変なことが起こりそうな、ピリピリとした状態」ってことやな。

なんかのきっかけで事態が悪化する可能性がある、危なっかしい状態やな。これは、「注意深さや慎重さ」が必要な状況を教えてくれる言葉やで。


一心不乱(いっしんふらん)

一心不乱

【意味】
一つのことに集中して、他のことを考えないこと。

四字熟語の博士
「一心不乱」という四字熟語は、一つのことに集中して他のことに気を取られない様子を表しているんだよ。

他のものに気がそらず、一つのことに完全に熱中する、という意味があるんだ。

助手ねこ
なるほどな。「一心不乱」は、「一つのことにすっかり集中して、他のことに気を取られへん」ってことやな。

気がそらすことなく、目の前のことに全力で取り組むんやな。これは、「集中力」を大切にすることを教えてくれる言葉やで。


一石二鳥(いっせきにちょう)

一石二鳥

【意味】
一つのことをして、同時に二つの利益や成果を得ること。

四字熟語の博士
「一石二鳥」という四字熟語は、一つの行動から二つの利益が同時に得られることを表しているんだよ。

つまり、一つの石を投げて二羽の鳥を同時に捕らえる、というイメージからきているんだ。

助手ねこ
なるほどな。「一石二鳥」は、「一つのことをするだけで、二つのいいことが同時に起こる」ってことやな。

一つの行動で二つの結果を得るんやな。これは、「効率的に良い結果を得る方法」を教えてくれる言葉やで。


一長一短(いっちょういったん)

一長一短

【意味】
よい面もあり、悪い面もあること。

四字熟語の博士
「一長一短」という四字熟語は、何かや誰かに良い面もあれば悪い面もあるということを表しているんだよ。

つまり、長所と短所が両方存在する、完全ではない状態を指すんだ。

助手ねこ
そやな。「一長一短」は、「いいところもあるけど、悪いところもある」ってことやな。

全てが完璧じゃなくて、良い面と悪い面が混じってるんやな。これは、「完全無欠なんてない、バランスが大切」ってことを教えてくれる言葉やで。


意味深長(いみしんちょう)

意味深長

【意味】
ことばや行動のうらに、別の深い意味がかくれているようす。

四字熟語の博士
「意味深長」という四字熟語は、非常に深い意味が含まれていること、または表面的な意味の他に別の意味が隠されていることを表しているんだよ。

人の言動や文学作品などによく使われる表現だね。

助手ねこ
なるほど、「意味深長」は、「見た目以上に深い意味がある」ってことやな。

一見しただけではわからへんけど、よう考えると違う意味が隠れてるんやな。これは、「物事には表面だけじゃなく深い意味がある」ってことを教えてくれる言葉やで。


右往左往(うおうさおう)

右往左往

【意味】
どうしていいかわからず、あわてふためいて、うろうろすること。

四字熟語の博士
「右往左往」は、物事が混乱してしまって、うろたえて右に行ったり左に行ったりする様子を表しているんだよ。

つまり、混乱して秩序がなくなってしまった状態を描いているんだ。

助手ねこ
あーなるほど。「右往左往」は、「ぐちゃぐちゃになって、何をどうすればいいかわからん」ってことやな。

あたふたしてる状態を表してるんやな。これは、「落ち着いて行動する大切さ」を教えてくれる言葉やで。


栄枯盛衰(えいこせいすい)

栄枯盛衰

【意味】
栄えたり衰えたりすること。また、それをくり返す人の世。

四字熟語の博士
「栄枯盛衰」という四字熟語は、人生や世の中の変化を表しているんだよ。

つまり、栄えたり衰えたりを繰り返す、一定ではない状態を指しているんだ。

助手ねこ
そやな。「栄枯盛衰」は、「うまく行ったり、悪くなったり、ずっと同じじゃない」ってことやな。

人生って常に変わっていくんやな。これは、「人生は変化するもの、だから落ち込まずに進むことが大切」ってことを教えてくれる言葉やで。


温故知新(おんこちしん)

温故知新

【意味】
前に学んだことや昔のことがらをよく調べて、そこから新しい考え方や知識を見いだすこと。

四字熟語の博士
「温故知新」とは、すでに学んだことや昔の出来事を再評価し、そこから新しい知識や洞察を得ることを指す四字熟語だよ。

つまり、過去を振り返って新しい発見をするという意味なんだ。

助手ねこ
なるほど。「温故知新」は、「昔学んだことを思い出して、新しいことを見つける」ってことやな。過去のことを振り返ることで、新しい発見があるかもしれんやんか。

これは、「学んだことを忘れずに、新たな知識を得る大切さ」を教えてくれる言葉やで。

「か行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

快刀乱麻(かいとうらんま)

快刀乱麻

【意味】
こじれたりしていて難しい物事を、手ぎわよく処理すること。

四字熟語の博士
「快刀乱麻」という四字熟語は、複雑な問題をはっきりと、スムーズに解決することを表すんだよ。

まるで鋭い刀で絡まった糸をサッと切るように、難しい問題を解決するイメージがあるんだ。

助手ねこ
そういうことか。「快刀乱麻」は、「ゴチャゴチャした問題をサッと解決する」ってことやな。

シャープな刀でぐちゃぐちゃになった糸を切るように、大変そうな問題もサクッと解決できるんやな。これは、「問題解決のための冴えた判断力」を表してる言葉なんやで。


臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

臥薪嘗胆

【意味】
目的をとげるために、長い間大変な苦労をすること。

四字熟語の博士
「臥薪嘗胆」は、将来の目標のために、今は辛抱強く耐えることを言うんだよ。火の薪の上に寝て、苦い胆(きも)をなめるという表現から来ているんだ。

つまり、自分を厳しく律して、辛抱強く目標に向かって努力を続けるという意味があるんだよ。

助手ねこ
そうなんや。つまり、「大変な状況でも我慢して、未来の目標に向かって頑張る」ってことやな。

寝るところも硬くて、食べ物も苦いけど、それでも頑張って目標に向かって努力し続けるんやな。これは、「目標に向かって困難に耐える強い意志」を表す言葉なんやで。


我田引水(がでんいんすい)

我田引水

【意味】
自分に都合のいいように、言ったりしたりすること。

四字熟語の博士
「我田引水」という四字熟語は、他人のことを考慮せずに、自分の都合が良くなるように行動することを意味するんだよ。

これは自分の田んぼにだけ水を引き入れる様子からこの言葉が生まれたんだ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「他人のことはどうでもええ、自分が得するように動く」ってことやな。

自分だけの田んぼに水を引いて、他の田んぼはほったらかし、そんなイメージやな。これは、「自分だけがいいことになるように行動する自己中心的な態度」を教えてくれる言葉やで。


画竜点睛(がりょうてんせい)

画竜点睛

【意味】
物事を完成させるため、最後に加える大切な仕上げのこと。

四字熟語の博士
「画竜点睛」とは、何かを完成させるための最後の重要な仕上げを指す四字熟語だよ。これはまた、何かの最も重要な部分を指すこともあるんだ。

文章や話などで重要な部分を強調して、全体をより引き立てることを例えているんだよ。「睛」は目玉を意味し、それが物事の大切なところを表すんだ。

助手ねこ
「画竜点睛」はな、ちょうど龍の絵に目を描くように、最後の仕上げが重要で、それが全体を生き生きとさせるという意味なんやで。

でも、「画竜点睛を欠く」って言ったら、最後の大切な仕上げがないから、全体がなんとなく物足りない、そんな感じになるんやな。ちなみに、これは「竜を画いて睛を点ず」とも読むことができるんやで。


完全無欠(かんぜんむけつ)

完全無欠

【意味】
完全で、欠点や不足がまったくないようす。

四字熟語の博士
「完全無欠」という四字熟語は、全く欠点や不足がない状態を指します。これは、物事が完璧であることを表しています。

「無欠」は欠けているところがないという意味です。ほぼ同じ意味を持つ言葉が重なることにより、全体の意味が強調されています。

助手ねこ
「完全無欠」っていうのは、何もかも完璧で、欠点も不足も全くないっていう意味なんやで。

「無欠」っていうのは、何も欠けてないってことなんやな。同じような意味の言葉が二つ続いてるから、その意味が強くなってるんやで。


危機一髪(ききいっぱつ)

危機一髪

【意味】
ひとつまちがえばたいへんなことになる、危険な状態。

四字熟語の博士
「危機一髪」は非常に危険な状況に直面していて、髪の毛一本ほどのわずかな違いで危険や困難に陥るかどうかの瀬戸際を指す四字熟語だよ。

つまり、一歩間違えば深刻な事態に陥るという意味なんだ。

助手ねこ
「危機一髪」っていうのは、すごく危ない状況に立ってて、髪の毛ひとつ分だけで大変なことになるかどうかっていう、ほんとにギリギリの状態を言うんやで。

つまり、ちょっとしたことで大ごとになりそうな状態ってことなんやな。


起死回生(きしかいせい)

起死回生

【意味】
今にもだめになりそうなものを、立ち直らせること。

四字熟語の博士
「起死回生」という四字熟語は、絶望的な状況から一瞬でよい方向に変えることを表しているんだよ。

もともとは、死にそうな人を医術で生き返らせるという意味があったんだ。それが転じて、どんなに困難な状況でも一気に立ち直る、という意味になったんだ。

助手ねこ
それはつまり、「すごいピンチやったけど、一気に逆転する」ってことやな。

ほんまにダメダメやったけど、なんとかして勢いを取り戻して立ち直るんやな。これは、「絶対にあきらめへん、いつでもチャンスはある」ってことを教えてくれる言葉なんやで。


疑心暗鬼(ぎしんあんき)

疑心暗鬼

【意味】
疑う気持ちが強いと、何でもないことまで恐ろしく思われること。

四字熟語の博士
「疑心暗鬼」という四字熟語は、疑いの心が強くなると、何でも怖く見えてしまう、あるいは怪しく見えてしまうことを表しているんだよ。

暗闇で本当はいない亡霊が見えてしまうような、不安と恐怖の深まりを描いているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「疑いの心が強くなると、何もないのに怖がったり、妄想をしたりする」ってことやな。

真っ暗なところで、本当はおらんお化けが見えてきたかのように、疑い出すと何でもないことまで怖く感じるんやな。これは、「疑いすぎると心が乱れる」ってことを教えてくれる言葉やで。


奇想天外(きそうてんがい)

奇想天外

【意味】
ふつうでは思いもよらないほど、変わっていること。

四字熟語の博士
「奇想天外」という四字熟語は、一般的には考えもつかないような驚くべきアイデアや行動を指すんだよ。

非常にユニークで、他の誰も考えつかないような、奇抜なアイデアのことを言うんだ。

助手ねこ
それはつまり、「誰も思いつかんような、びっくりするくらい変わったアイデアや行動」ってことやな。

ふつうの人が思いもつかんような、めちゃくちゃユニークなことを考えたりするんやな。これは、「常識を超えた発想の大切さ」を教えてくれる言葉やで。


喜怒哀楽(きどあいらく)

喜怒哀楽

【意味】
人のもつさまざまな感情。喜び・怒り・悲しみ・楽しみのこと。

四字熟語の博士
「喜怒哀楽」という四字熟語は、人間が持っている様々な感情、つまり喜び、怒り、悲しみ、楽しみの四つの基本的な感情を表しているんだよ。

これらは我々の日常生活の中で絶えず経験する感情なんだ。

助手ねこ
それはつまり、「人間が持ってるいろんな感情、すなわち、うれしいこと、怒ること、悲しいこと、楽しいこと」ってことやな。

これらの感情は、僕らが生きていく中でいつも感じてる基本的な気持ちやな。これは、「人間が感じる様々な感情の大切さ」を教えてくれる言葉やで。


急転直下(きゅうてんちょっか)

急転直下

【意味】
成り行きが急に変わって、解決に向かうこと。

四字熟語の博士
「急転直下」という四字熟語は、物事が突然変わって、すぐに結末や解決に向かう様子を表しているんだよ。

なんとなく進んでいた状況が一瞬で大きく変わる、そのような急激な変化を指すんだ。

助手ねこ
それはつまり、「事が急に変わって、すぐに結論や答えになる」ってことやな。まるで落石みたいに、ガラッと変わって、あっという間に終わりになるんやな。

これは、「何事も突然変わる可能性がある」ってことを教えてくれる言葉やで。


玉石混交(ぎょくせきこんこう)

玉石混淆

【意味】
よいものと悪いものとが、まざり合っているようす。

四字熟語の博士
「玉石混交」という四字熟語は、すばらしいものとそうでないものが一緒に混ざっていることを指すんだよ。

まるで宝石とただの石が混ざっているように、良いものとそうでないものが一緒になっている状態を表しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「ええもんとそうでもないもんがごちゃまぜになってる」ってことやな。

宝石とただの石が一緒になったかのように、ええもんと悪いもんが一緒になっているんやな。これは、「ものごとはいろんな種類が混ざってることが多い」ってことを教えてくれる言葉やで。


空前絶後(くうぜんぜつご)

空前絶後

【意味】
今までにも、これからにもないような、非情にまれなこと。

四字熟語の博士
「空前絶後」という四字熟語は、今までにないほど珍しく、これからもありそうにないということを表しているんだよ。

非常にまれで特別な状況や事象を指す言葉なんだ。

助手ねこ
それはつまり、「今までにないほどめっちゃ珍しく、これからもなさそうなこと」ってことやな。

めちゃくちゃレアで特別なことや出来事を表すんやな。これは、「特別な瞬間や出来事を大切にする」ってことを教えてくれる言葉やで。


言行一致(げんこういっち)

言行一致

【意味】
言うことと行うこととが、一致していること。

四字熟語の博士
「言行一致」という四字熟語は、自分が言ったことと、実際に行動が一致している状態を表しているんだよ。

つまり、言ったことをしっかりと実行する、という信念の表現なんだ。

助手ねこ
それはつまり、「言ったこととやることが一緒になる」ってことやな。言ったことをしっかりやる、つまり言葉と行動が一緒になることやな。

これは、「言ったことはちゃんとやるべき」ってことを教えてくれる言葉やで。


巧言令色(こうげんれいしょく)

巧言令色

【意味】
口先だけのうまいことばや、うわべだけの愛想のいい顔つき。

四字熟語の博士
「巧言令色」という四字熟語は、上辺だけで巧みな言葉を使ったり、愛想よく振る舞ったりすることを指すんだよ。

つまり、実際の感情や考えとは違う行動を取り、他人に気に入られようとすることを表しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「口先だけでうまいこと言ったり、見せかけだけニコニコしてる」ってことやな。

本心とは違って、人に気に入られようとするんやな。これは、「見せかけだけの行動には気をつけるべき」ってことを教えてくれる言葉やで。


荒唐無稽(こうとうむけい)

荒唐無稽

【意味】
でたらめで、よりどころがないようす。

四字熟語の博士
「荒唐無稽」という四字熟語は、話や主張が全く根拠がなく、とんでもないことを表すんだよ。

つまり、理由や証拠がなく、現実とはかけ離れた話を指すんだ。

助手ねこ
それはつまり、「話が全然根拠がなくて、めちゃくちゃな」ってことやな。証拠もなしに、現実離れしたことを言うんやな。

これは、「根拠のない話には注意するべき」ってことを教えてくれる言葉やで。


呉越同舟(ごえつどうしゅう)

呉越同舟

【意味】
敵と味方や仲の悪い者どうしが、いっしょにいたり、いっしょに行動したりすること。

四字熟語の博士
「呉越同舟」という四字熟語は、普段は仲が悪い人たちや敵味方が同じ状況に置かれることを指すんだよ。

また、そのような状況であっても、共通の問題や利害関心があれば、協力したり助け合ったりすることもあるという意味も含まれているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「仲の悪い人たちや敵と味方が一緒の場所にいる」ってことやな。でもな、その中でも共通の問題や利益が出てくれば、一緒に手を組んだり助け合ったりすることもあるんやで。

これは、「状況が変われば敵も味方になることもある」ってことを教えてくれる言葉やな。


孤軍奮闘(こぐんふんとう)

孤軍奮闘

【意味】
助けもなしに、一人で懸命に努力すること。

四字熟語の博士
「孤軍奮闘」という四字熟語は、一人きりで困難な状況に立ち向かい、懸命に努力することを表しているんだよ。

一人や少数の人が、大きな困難や敵と戦う様子をイメージしているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「一人で大変なことに立ち向かって、一生懸命戦う」ってことやな。たった一人や少数の人が、大きな困難や敵と戦っていくんやな。

これは、「一人でも強く立ち向かう勇気」を教えてくれる言葉やで。


虎視眈眈(こしたんたん)

虎視眈眈

【意味】
油断なく、じっと機会をねらっているようす。

四字熟語の博士
「虎視眈眈」という四字熟語は、機会を狙って待ち構えている強者の様子を表すんだよ。

まるで虎が獲物を狙い、鋭い目で見つめるような状態を指しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「強い者がチャンスを見つけるためにじっと待っている」ってことやな。

とらが獲物を見つけるために、目を光らせてじっと見てるんやな。これは、「チャンスを見つけるためにはじっと待つ勇気」を教えてくれる言葉やで。


五里霧中(ごりむちゅう)

五里霧中

【意味】
見通しがつかず、どうしてよいかわからないようす。

四字熟語の博士
「五里霧中」という四字熟語は、物事がはっきり見えず、進むべき方向が分からない状態を表すんだよ。

まるで霧が濃くて視界が効かないように、どう行動すればいいか分からず困っているという意味だ。

助手ねこ
それはつまり、「何も見えへんくて、どうすればいいかわからん」ってことやな。霧が濃くて前が見えへんように、どう進んだらええのか全くわからへん状態やな。

これは、「見通しが悪くても前に進む勇気」を教えてくれる言葉やで。


言語道断(ごんごどうだん)

言語道断

【意味】
あきれてことばにならないほど、ひどいこと。

四字熟語の博士
「言語道断」という四字熟語は、言葉で表現することが難しいほど、信じられない、あまりにもひどい事態を指すんだよ。

もともとは仏教の言葉で、深淵な真理や究極的な状態は言葉では表現できないという意味があったんだ。

助手ねこ
それはつまり、「信じられんほどひどいこと」ってことやな。ほんまに言葉にできへんほど、とんでもない事態を指すんやで。

これは、「言葉では表せないほど驚きや憤りを感じる状況」を教えてくれる言葉やな。

「さ行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

再三再四(さいさんさいし)

再三再四

【意味】
何度も何度も。

四字熟語の博士
「再三再四」という四字熟語は、何度も何度も繰り返すという意味があるんだよ。

たとえば、何かを教えたり、注意したり、要求したりすることを何度も何度も繰り返す様子を表すのに使うんだ。

助手ねこ
それはつまり、「何回も何回も、ずっと続ける」ってことやな。何かを教えたり、注意したり、要求したりすることを、何回も何回も続けていくんやな。

これは、「何回も繰り返すことの大切さ」を教えてくれる言葉やで。


三寒四温(さんかんしおん)

三寒四温

【意味】
冬の終わり、三日ほど寒い日が続くと、次の四日ほどは暖かいということ。また、そのように、だんだん気候が暖かくなること。

四字熟語の博士
「三寒四温」という四字熟語は、冬の終わりに寒い日が三日続き、その後に四日間暖かい日が続くという気候の変化を表すんだよ。

また、徐々に気候が暖かくなる様子を指すのにも使われるよ。

助手ねこ
それはつまり、「寒い日が三日続いて、そのあとは四日暖かい日が続く」ってことやな。

また、じわじわと春が近づいて、だんだん暖かくなってくるんやな。これは、「季節の変わり目や、変化を感じる時期」を教えてくれる言葉やで。


山紫水明(さんしすいめい)

山紫水明

【意味】
海や山、川や湖などの、自然の景色が美しいこと。

四字熟語の博士
「山紫水明」という四字熟語は、自然の風景が美しく清潔な様子を表しているんだよ。

特に、日の光に照らされた山が紫色にぼんやりと見え、川の水が透き通っているような美しい風景を想像させるよ。

助手ねこ
それはつまり、「自然の風景がきれいで、川の水が澄んでて、山が紫色に見える」ってことやな。

これは、「自然の美しさと清潔さ」を感じさせる言葉やで。まるで、おとぎ話の中みたいな風景をイメージさせてくれるんやな。


自画自賛(じがじさん)

自画自賛

【意味】
自分で自分のしたことをほめること。

四字熟語の博士
「自画自賛」という四字熟語は、自分の行ったことや作ったものを自分自身がほめることを表しているんだよ。

まるで、自分で描いた絵に自分でほめ言葉を書くような様子だね。

助手ねこ
それはつまり、「自分のことを自分で褒めちぎる」ってことやな。

自分で作ったものに対して、「おいら、上手にできたな~」って自分で感心してるってことや。これは、「自己評価の高さ」を表してる言葉なんやで。


四苦八苦(しくはっく)

四苦八苦

【意味】
非情に苦労すること。たいへんな苦しみ。

四字熟語の博士
「四苦八苦」という四字熟語は、非常に苦しい状況や、たいへんな労苦を表すんだよ。

もともとは仏教の教えで、人間の生きていく中で避けては通れない様々な苦しみを示す言葉だよ。

助手ねこ
それはつまり、「すごく苦労する」ってことやな。人間生きてると色んな困難に直面するけど、その中でめちゃくちゃ苦労するときのことを言うんやな。

これは、「困難を乗り越えるための努力」を表す言葉やで。


自業自得(じごうじとく)

自業自得

【意味】
自分がしたことの報いを、自分が受けること。

四字熟語の博士
「自業自得」という四字熟語は、自分の行いが引き起こす結果を自分自身が受け取ることを意味しているんだ。

もともとは仏教の教えから来ていて、自分が行った行動の善悪によって、自分が楽しむものや苦しむものが決まるという考え方を示すよ。

助手ねこ
それはつまり、「自分がしたことの結果は自分で受ける」ってことやな。特に、悪いことをしたら、その報いを自分で受けるっていう意味でよく使うんや。

これは、「自分の行動には必ず結果が返ってくる」って教えてくれる言葉やで。


獅子奮迅(ししふんじん)

獅子奮迅

【意味】
激しい勢いで活動しているようす。

四字熟語の博士
「獅子奮迅」という四字熟語は、まるで獅子が力を振り絞って前進するような、強烈なエネルギーや活動を示すんだ。

この四字熟語は、とても力強く、猛烈に取り組む様子を表しているよ。

助手ねこ
それはつまり、「ライオンみたいにがんばる」ってことやな。ライオンが全力で突き進むように、自分も全力で行動することを言うんや。

これは、「全力で挑む勢い」を表す言葉やで。


七転八倒(しちてんばっとう)

七転八倒

【意味】
ひどく苦しくて、転げ回ること。

四字熟語の博士
「七転八倒」という四字熟語は、とても大変な苦痛を感じて、一杯一杯になる様子を示しているんだ。これは、何度も何度も転んで起き上がり、再び転ぶ、というイメージが含まれているよ。
助手ねこ
つまり、「すごい痛みや大変さで、何度も転んで起き上がる」ってことやな。これは、「困難に直面したときでも諦めずに立ち上がり続ける様子」を表してる言葉やで。

質実剛健(しつじつごうけん)

質実剛健

【意味】
飾り気がなくまじめで、心も体も強くたくましいこと。

四字熟語の博士
「質実剛健」は、見た目よりも中身を大切にし、飾り気がないけれども、心身ともに強いという意味を持つ四字熟語だよ。

これは、強さと堅実さを併せ持つ人を表すんだ。

助手ねこ
それはつまり、「見た目は地味でも中身がしっかりしていて、心も体も強い人」ってことやな。

これは、「見た目よりも中身、強さと真実性を大切にする人」を表す言葉やで。


四面楚歌(しめんそか)

四面楚歌

【意味】
周りが敵や反対者ばかりで、味方が一人もいないこと。

四字熟語の博士
「四面楚歌」は、どこを見渡しても敵ばかりで、自分だけが孤立している状況を指す四字熟語だよ。

この表現は、まるで自分だけが敵に囲まれているような状態を描いているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「周りが全部敵で、自分だけがひとりぼっち」ってことやな。誰も味方がおらず、どこを見ても敵ばかりの状況やで。

これは、「一人で大勢に立ち向かう大変さ」を表してるんやで。


弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)

弱肉強食

【意味】
強いものが、弱いものをえじきにして栄えること。

四字熟語の博士
「弱肉強食」という四字熟語は、弱い者が強い者に支配される、あるいは強い者が弱い者を利用するという自然界の法則を表しているよ。

この言葉は生存競争の厳しさを示しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「強い者が勝ち、弱い者が負ける」ってことやな。

強い者が弱い者をどうにでもする、そんな世界の厳しさを教えてくれる言葉やな。これは、「生きるための厳しい競争」を表してるんやで。


終始一貫(しゅうしいっかん)

終始一貫

【意味】
最初から最後まで、態度や考えを変えずに貫き通すこと。

四字熟語の博士
「終始一貫」は、始まりから終わりまで変わらず一貫していることを言うんだよ。

何かを始めた時の原則や考えを、最後まで変えることなく続けることを指すんだ。

助手ねこ
そうか、それはつまり、「始めから終わりまでブレずにやり通す」ってことやな。

最初に決めたことを最後まで変えずに続けるんやな。これは、「一貫性と信念」を教えてくれる言葉やで。


十人十色(じゅうにんといろ)

十人十色

【意味】
好みや考え、性格などが、一人一人異なること。

四字熟語の博士
「十人十色」は、人それぞれの考えや好み、性格が違うことを言うんだよ。

十人いれば十通りの色、つまり人間の個性や特性があるという意味なんだ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「人それぞれ違うんや」ってことやな。

10人いたら、10人それぞれ違う好みや性格があるんやな。これは、「個性と多様性」を尊重する言葉なんやで。


取捨選択(しゅしゃせんたく)

取捨選択

【意味】
悪いものや不必要なものを捨て、よいものや必要なものを選び取ること。

四字熟語の博士
「取捨選択」は、不要なものや問題のあるものを適切に除き、良いものや必要なものだけを選ぶことを表す言葉だよ。

つまり、何を保つべきで、何を放棄すべきかという判断をするという意味が込められているんだ。

助手ねこ
そっか、それは言い換えると「あんまり必要ないものは捨てて、大切なものだけを選ぶ」ってことやな。なんでもかんでも持ってたら、結局何もかもがごちゃごちゃしてしまうからな。

これは、「大切なものとそうでないものを見分けて選ぶ」っていうことを教えてくれる言葉なんやな。


首尾一貫(しゅびいっかん)

首尾一貫

【意味】
最初から最後まで、一つの方針や態度で貫くこと。また、最初と最後とで矛盾がないこと。

四字熟語の博士
「首尾一貫」とは、始まりから終わりまで、一つの方針や考え方を守り続けることを指すよ。

つまり、ブレずに一つの目標や価値観に基づいて行動し続けることを表しているんだ。

助手ねこ
ほんなら、それは「最初から最後まで、ずっと一緒の考えや方針でいく」ってことやな。途中で気が変わらんで、最初に決めたことを最後までやり通すんやな。

これは、「どんなに時間が経っても自分の信念を守る強さ」を教えてくれる言葉やね。


順風満帆(じゅんぷうまんぱん)

順風満帆

【意味】
物事がすべて、順調に進んでいるようす。

四字熟語の博士
「順風満帆」とは、全ての事が順調に進む状況を指す言葉だよ。

船が追い風を受けてスムーズに進む様子から来ているんだ。

助手ねこ
あー、それは「物事が全部スムーズにうまくいく」ってことやな。

風に乗ってサクサクと進む船みたいに、全てが思う通りに進んでいく状況やね。これは、「全てが順調に進む幸運」を表してる言葉なんやで。


正真正銘(しょうしんしょうめい)

正真正銘

【意味】
うそいつわりなく、本物であること。

四字熟語の博士
「正真正銘」は、何の偽りもなく、完全に本物であることを強調するための表現だよ。

まったくの真実で、偽りが一切ないことを指すんだ。

助手ねこ
そうか、それはつまり、「ウソのない、100%本物」ってことやな。

嘘偽りなく、まったくの真実なんやな。これは、「全くの本物であること」を強調する言葉やね。


枝葉末節(しようまっせつ)

枝葉末節

【意味】
物事の、重要でない部分。ささいなこと。

四字熟語の博士
「枝葉末節」とは、大切な本質ではなく、些細な部分や細かい事柄を指す表現だよ。

本質から離れた、重要でない部分を表しているんだ。

助手ねこ
なるほど、「大事なところじゃなくて、細かいところ」ってことやな。本当に重要なことからはちょっと離れた、ちょっとしたことに目が行くってわけやな。

これは、「重要じゃない細かい事に目を向けすぎないこと」を教えてくれる言葉やね。


初志貫徹(しょしかんてつ)

初志貫徹

【意味】
初めに決めた志を、最後まで貫き通すこと。

四字熟語の博士
「初志貫徹」とは、最初に心に決めた目標や信念を最後まで貫き通すことを表すよ。

つまり、始めに定めた意志を変えずに、それを達成するまで努力し続けることだよ。

助手ねこ
そやな、それは「最初に決めたことを最後までやり遂げる」ってことやな。途中で気が変わらへんで、最初に決めたことを最後まで頑張るんやな。

これは、「自分の目標を最後まで貫く強さ」を教えてくれる言葉やね。


支離滅裂(しりめつれつ)

支離滅裂

【意味】
ばらばらでまとまりがなく、筋道が通っていないようす。

四字熟語の博士
「支離滅裂」とは、物事がばらばらで整合性がなく、論理的な繋がりが見られない様子を表すよ。つまり、まとまりがなく筋道が立っていない状況を指す言葉だよ。
助手ねこ
ええな、それは「バラバラでちっともまとまりがない」ってことやな。なんか筋道が立ってなくて、全体がぐちゃぐちゃになってる状態やな。これは、「物事を整理整頓する大切さ」を教えてくれる言葉やで。

心機一転(しんきいってん)

心機一転

【意味】
あるきっかけから、心のもち方がすっかり変わること。

四字熟語の博士
「心機一転」とは、特定のきっかけを通じて、全く新たな気持ちや態度に切り替えることを表す言葉だよ。

つまり、何かを機にして心持ちを良い方向に変えることを示しているんだ。

助手ねこ
そっか、それは「何かをきっかけにして、気持ちを一新する」ってことやな。何かがきっかけで、心をすっかりリセットして、良い方向へ向かうんやな。

これは、「新たな気持ちでスタートを切る」っていうことを教えてくれる言葉やね。


針小棒大(しんしょうぼうだい)

針小棒大

【意味】
ささいで小さなことを、大げさに言うこと。

四字熟語の博士
「針小棒大」とは、小さな事柄を大げさに誇張して話すことを表す四字熟語だよ。

つまり、些細なことを大きく見せる、または語るという意味が込められているんだ。

助手ねこ
なるほど、それは「ちっちゃなことを大きく言う」ってことやな。

本当は小さいことでも、大げさに誇張して話すんやな。これは、「物事を正確に伝える大切さ」を教えてくれる言葉やね。


森羅万象(しんらばんしょう)

森羅万象

【意味】
この世にある、すべての物事。

四字熟語の博士
「森羅万象」とは、宇宙に存在するすべての事物や現象を指す表現だよ。

つまり、天地の間にある全てのものや出来事、それら全てを含んでいるんだ。

助手ねこ
ええな、それは「世の中にある全てのものや事」ってことやな。

空から地まで、ありとあらゆるものや出来事をさすんやな。これは、「世界にはさまざまなものや現象が存在する」っていうことを教えてくれる言葉やね。


晴耕雨読(せいこううどく)

晴耕雨読

【意味】
晴れた日は畑を耕し、雨の日は家にいて読書するというような、のどかで自由な生き方をすること。

四字熟語の博士
「晴耕雨読」とは、心静かに平穏な生活を送ることを表す四字熟語だよ。

晴れた日には畑を耕し、雨の日には家で読書をする、という穏やかな日々をイメージさせるんだ。

助手ねこ
ほんなら、それは「天候に合わせて生活を楽しむ」ってことやな。晴れた日には畑を耕し、雨の日には家でゆっくり本を読むんやな。

これは、「自然のリズムに合わせた穏やかな生活」を表してる言葉なんやで。


誠心誠意(せいしんせいい)

誠心誠意

【意味】
まごころをこめて、物事を行うようす。

四字熟語の博士
「誠心誠意」とは、真心を込めて行動することを表す言葉だよ。

自分の利益を考えず、全心全意に相手に接する心持ちを指しているんだ。

助手ねこ
なるほど、それは「本当に心から相手に接する」ってことやな。自分のことばかり考えず、心から相手のことを思って行動するんやな。

これは、「真心で行動する大切さ」を教えてくれる言葉やね。


切磋琢磨(せっさたくま)

切磋琢磨

【意味】
学問や人格を高めようと努力すること。特に、友だちどうしが励まし合い競い合って、ともに向上しようとすること。

四字熟語の博士
「切磋琢磨」という四字熟語は、自分の学問や人格をさらに高めることを表すんだよ。

それに、友人と励まし合い、競争し合いながら、共に向上するという意味もあるんだ。

助手ねこ
そやな、切磋琢磨ってのは、「自分の知識や性格をもっとよくする」ことやな。

友達と一緒にがんばったり、お互いに競争したりしながら、一緒に成長するってことも含んでるんや。みんなで一緒に上を目指すっていう、やる気が出るような言葉やな。


絶体絶命(ぜったいぜつめい)

絶体絶命

【意味】
追いつめられて、どうすることもできないこと。また、そのようす。

四字熟語の博士
「絶体絶命」という四字熟語は、とても困難な状況や危険から、どうしても逃げられない状況を表しているんだよ。

逃げ場がなく、もうどうにもならない、という状態をイメージするんだ。

助手ねこ
なるほど、「絶体絶命」は、「どんなに頑張っても逃げられないほどに困難な状況」を指してるんやな。

もうどこにも逃げる場所がなく、どうしようもないほどに追い詰められてるさまやな。これは、「どんなにつらい状況でも諦めずに挑む」ことの大切さを教えてくれる言葉やな。


千載一遇(せんざいいちぐう)

千載一遇

【意味】
二度とないような、よい機会。

四字熟語の博士
「千載一遇」は、非常にレアな、つまり滅多に訪れない素晴らしい機会を表す四字熟語だよ。

それは、次にいつ来るかわからないほどの特別な状況を指すんだ。

助手ねこ
なるほど、「千載一遇」は、「めっちゃレアで、あまり来ないすごいチャンス」を指してるんやな。

次にいつ来るかもわからんほどの、特別な状況やな。これは、「大チャンスが来たときはしっかりつかむべき」って教えてくれる言葉やな。


千差万別(せんさばんべつ)

千差万別

【意味】
多くのものが、それぞれに異なっていること。

四字熟語の博士
「千差万別」という四字熟語は、物事が多種多様で、一つとして同じものがない状態を表すんだよ。
助手ねこ
そやな、「千差万別」は、「色んなものがバラバラで、一緒のものがない」ってことを示してるんやな。

これは、「世の中にはいろんな種類のものがある」ってことを教えてくれる言葉やな。


前代未聞(ぜんだいみもん)

前代未聞

【意味】
これまでに聞いたこともないような、めずらしいこと。

四字熟語の博士
「前代未聞」という四字熟語は、これまでに一度も聞いたことのない、非常に珍しいかつ異例の事柄を指すんだよ。

また、とても大きな出来事を表すときにも使われるよ。

助手ねこ
なるほど、「前代未聞」は、「今までに一度も聞いたことない、めっちゃ珍しいこと」やな。

それに、すごく大きな出来事にも使えるんやな。これは、「初めての経験や出来事に挑戦する大切さ」を教えてくれる言葉やな。


千変万化(せんぺんばんか)

千変万化

【意味】
目まぐるしく、さまざまに変化すること。

四字熟語の博士
「千変万化」は、状況がさまざまに変化し、その変わり方には終わりがないことを表す四字熟語だよ。
助手ねこ
そやな、「千変万化」は、「色んなことがめっちゃ変わるし、その変わり方には終わりがない」ってことを指してるんやな。これは、「変化に対応する柔軟性」が大切だって教えてくれる言葉やな。

「た行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

大器晩成(たいきばんせい)

大器晩成

【意味】
大人物は、若いころは目立たず、年をとってから本当の力を示すようになるということ。

四字熟語の博士
「大器晩成」という四字熟語は、真に偉大な人物も、その能力を全面に発揮するまでには時間がかかるという意味があるんだ。大きな器が完成するのに時間がかかるように、本当に素晴らしい人も一気に成功するわけではなく、時間をかけて成長するということだよ。

この言葉は、才能があるけれども現在は成功していない人に対して、時間をかけて成長することの大切さを教えてくれるんだ。

助手ねこ
ほんまに凄い人はすぐに成功せんということやな。大きな器を作るのに時間がかかるように、すごい人も時間がかかって成功するんや。これは、「ちょっと遅くても気にせんといて、じっくりと力をつけていこう」っていう意味があるんやで。

才能があるのに今はまだ成功していない人にも、「待ってても大丈夫、時間が経つときっと成功するで」って励ましてくれる言葉やな。


大胆不敵(だいたんふてき)

大胆不敵

【意味】
度胸がすわっていて、恐れるようすがないこと。

四字熟語の博士
「大胆不敵」という四字熟語は、恐れることなく、勇敢に行動することを指すんだよ。

自分がやろうとしていることに対して、全く怖がらずに進むという意味が含まれているんだ。

助手ねこ
つまり、「ビビらんでどんどんやる」っていうことやな。何も怖がらずに、思い切って行動していくんや。

これは、「怖がらずに、大胆に行動する勇気」を表してる言葉なんやで。


大同小異(だいどうしょうい)

大同小異

【意味】
似たり寄ったりで、大したちがいのないこと。

四字熟語の博士
「大同小異」という四字熟語は、大体は同じだけれども、細かいところにわずかな違いがあるという意味があるんだよ。

大枠は同じだけれど、ちょっとした部分で差があるということを表しているんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり「大体一緒やけど、ちょっとだけ違う」ってことやな。全部が全部同じやなくて、ちょこっとだけ違う部分があるんやな。

これは、「大体は同じだけど微妙に違う」っていう状況を表してる言葉なんやで。


単刀直入(たんとうちょくにゅう)

単刀直入

【意味】
前置きなしに、いきなり話の中心に入ること。

四字熟語の博士
「単刀直入」という四字熟語は、遠回しに話さず、すぐに本題に入ることを意味するんだよ。

これは、一人で一本の刀を持って、敵陣に突撃するということから来ているんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり「無駄な話せんと、さっさと本題に入る」ってことやな。自分一人で剣を持って、直接敵に向かって行くように、話もハッキリと本題に絞るんやな。

これは、「すぐに肝心な話をする」っていう意味がある言葉なんやで。


朝令暮改(ちょうれいぼかい)

朝令暮改

【意味】
決まりや命令などがむやみに変更されて、一定しないこと。

四字熟語の博士
「朝令暮改」という四字熟語は、ルールや命令が頻繁に変わり、一定しないことを表しているんだよ。

朝に出したルールが、その日の夕方にはもう変えられてしまうということからなんだ。

助手ねこ
それはつまり、「ルールがコロコロ変わる」ってことやな。

朝に言ったことが、もう夕方には変わってる。これは、「安定せんでいつも変わる状況」を表す言葉なんやで。


猪突猛進(ちょとつもうしん)

猪突猛進

【意味】
周りには目もくれずに、がむしゃらに突き進むこと。

四字熟語の博士
「猪突猛進」という四字熟語は、がむしゃらに、ひたすら目標に向かって進むことを意味するんだ。

猪が一直線に進む姿を例えに使っているんだよ。

助手ねこ
それはつまり、「他のことは何も考えずに目の前のことに突き進む」ってことやな。

野生のいのししのように一点を見つめてずんずん進むんやな。これは、「向こう見ずに進む勢い」を表す言葉なんやで。


適材適所(てきざいてきしょ)

適材適所

【意味】
その人の能力や性格に応じて、その人にふさわしい役目や仕事を割り当てること。

四字熟語の博士
「適材適所」という四字熟語は、人の能力や性格に合った適切な役割や位置を与えることを表しているんだよ。

それぞれが一番活躍できる場所で仕事をするという意味があるんだ。

助手ねこ
なるほど、それは「自分の得意なところで活躍する」ってことやな。各々が一番輝ける場所で、仕事をしていくんやな。

これは、「個々の才能を最大限に活かす」っていう意味がある言葉なんやで。


電光石火(でんこうせっか)

電光石火

【意味】
動きが非常に速いこと。また、非常に短い時間のこと。

四字熟語の博士
「電光石火」という四字熟語は、動作がとても速いことや、非常に短い時間を表しているんだよ。

稲妻が光る瞬間や、石を打つときに出る火花がすぐに消えるような、一瞬の出来事を指すんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり「すごく速い動きや、サッと消える時間」ってことやな。稲妻がピカッと光るように、一瞬の出来事を表してるんやな。

これは、「超スピーディーな動きや、一瞬の時間」を表す言葉なんやで。


天真爛漫(てんしんらんまん)

天真爛漫

【意味】
飾り気がなく無邪気で、明るいこと。

四字熟語の博士
「天真爛漫」という四字熟語は、自分の感情や思いを素直に表現し、明るく無邪気な様子を描写する言葉なんだよ。

飾り気のない自然体で、生まれつきの純真さがそのまま表れている様子を指すんだ。

助手ねこ
つまり、「飾らんで無邪気に振る舞う」ってことやな。

自分の素直な感情をストレートに表現し、明るく元気な態度を持つんやな。これは、「自然体で純真な様子」を表す言葉なんやで。


天変地異(てんぺんちい)

天変地異

【意味】
天地間に起こる、自然の災害や異変。

四字熟語の博士
「天変地異」という四字熟語は、自然が原因で起こる大災害や、非常に珍しい出来事を表しているんだよ。

天や地が大きく変化する、予想外の出来事を指す言葉なんだ。

助手ねこ
それはつまり、「大自然が起こす大災害やめったにない出来事」ってことやな。地震や洪水みたいな自然災害や、とても珍しい事態を指してるんやな。

これは、「自然に起こる大きな変化や珍事」を表す言葉なんやで。


東奔西走(とうほんせいそう)

東奔西走

【意味】
仕事や用事で、あちこち忙しく走り回ること。

四字熟語の博士
「東奔西走」という四字熟語は、たくさんの仕事や用事で東へ西へと忙しく動き回ることを表しているんだ。

とにかく慌ただしく、あちこち走り回る様子を指しているんだよ。

助手ねこ
それはつまり、「忙しくて東西に駆け回る」ってことやな。仕事や用事でずっとバタバタして、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりするんやな。

これは、「忙しくてあちこち走り回る状況」を表す言葉なんやで。


独立独歩(どくりつどっぽ)

独立独歩

【意味】
人に頼らず自分の力で、自分の信じるとおりに進んでいくこと。

四字熟語の博士
「独立独歩」という四字熟語は、他人に依存せず、自分だけで信じる道を進むことを表しているんだよ。

自分で考え、自分の力で行動する、という強い意志が示されているんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり、「誰にも頼らず自分の信じる道を進む」ってことやな。

自分で決めたことは自分でやり遂げる、という意志が強いんやな。これは、「自立して自分の道を進む」を表す言葉なんやで。

「な行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

二束三文(にそくさんもん)

二束三文

【意味】
値段が、非常に安いこと。

四字熟語の博士
「二束三文」という四字熟語は、非常に安い価格で物が売られている状況を指すんだよ。

いくら多く売っても利益が出ないほどの安価で、物が投げ売りされる様子を表しているんだ。

助手ねこ
つまり、「とても安く売られてる」ってことやな。たくさん売ったって利益が出ないほど、値段が安いんやな。

これは、「投げ売り状態」を表す言葉なんやで。


日進月歩(にっしんげっぽ)

日進月歩

【意味】
日ごとに、月ごとに、どんどん進歩すること。

四字熟語の博士
「日進月歩」という四字熟語は、毎日絶えず成長し、進歩していくことを表すんだよ。

日ごと、月ごとに素晴らしい進歩がある、という高速な成長を指しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「毎日どんどん成長する」ってことやな。

日に日に、月に月に、すごく進歩していくんやな。これは、「急速に成長や進歩を続ける」てことを表す言葉なんやで。

「は行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

馬耳東風(ばじとうふう)

馬耳東風

【意味】
人の意見や批判などには注意をはらわず、聞き流すこと。

四字熟語の博士
「馬耳東風」という四字熟語は、他人の意見や批評に耳を傾けず、ただ通り過ぎるように無視することを表すんだよ。

春風が馬の耳に吹いても馬が何も感じないように、人の意見を感じずに聞き流す様子を描いているんだ。

助手ねこ
つまり、「他人の意見を聞き流す」ってことやな。誰かがなんか言っても、それがただ風に吹かれるように聞き流してしまうんやな。

これは、「他人の意見を無視する」を表す言葉なんやで。


波乱万丈(はらんばんじょう)

波乱万丈

【意味】
変化が激しくて、劇的(げきてき)であること。

四字熟語の博士
「波乱万丈」という四字熟語は、変化が非常に激しく、まるで劇のように色々な出来事が起こることを指すんだよ。

平穏な時もあれば、大きなトラブルもある。そんな人生を表しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「すごく変化が激しくて、ドラマみたいな状況」ってことやな。時には平和だけど、時には大変なことも起きる。

これは、「劇的な変化が続く状況」を表す言葉なんやで。


半信半疑(はんしんはんぎ)

半信半疑

【意味】
どうしても信じきれないでいるようす。

四字熟語の博士
「半信半疑」という四字熟語は、半分は信じるけれど、もう半分は疑っているという状態を表しているんだよ。

それが本当なのか、うそなのか、ちょっと判断できないような状態を示しているんだ。

助手ねこ
つまり、「半分は信じて、半分は信じられへん」ってことやな。それが本当かうそか、ちょっと迷ってる状態やな。

これは、「はっきりとした判断がつかないとき」を表す言葉なんやで。


百戦錬磨(ひゃくせんれんま)

百戦錬磨

【意味】
多くの経験を積んで、きたえられていること。

四字熟語の博士
「百戦錬磨」という四字熟語は、多くの実戦を経験して鍛え上げられた、または、たくさんの経験を積み重ねている状態を表すんだよ。

数多くの試練を乗り越えて成長したことを示しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「たくさんの経験で鍛えられてる」ってことやな。色んな試練を乗り越えて、ぐんぐん成長していくんやな。

これは、「たくさんの経験を積んで成熟した」てことを表す言葉なんやで。


百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)

百発百中

【意味】
弾丸や矢などが必ず命中すること。予想や計画がすべて当たること。

四字熟語の博士
「百発百中」この四字熟語はね、全部の矢や弾丸が目的のものに当たる、つまり100%成功することを表しているんだよ。それを転じて、全ての計画や予測が当たる、という意味にも使われるんだ。
助手ねこ
ほんなら、それは「何をやってもうまくいく」ってことか。矢を撃ったら100%的に当たるように、計画を立てたら全部うまくいくんやな。まさに「どんなことでも成功する」ってことを教えてくれる四字熟語なんやな。すごいな~。

不言実行(ふげんじっこう)

不言実行

【意味】
あれこれ言わず黙って、しなければならないことを行うこと。

四字熟語の博士
「不言実行」、この四字熟語は、あれこれと言葉を使わず、黙って実際に行動に移すことを指すんだ。つまり、言葉ではなく行動で示すという意味なんだよ。
助手ねこ
つまり、「しゃべらずに黙ってやる」ってことやな。言葉でなく、行動で示すんやな。これは、「行動が大切だってこと」を教えてくれる四字熟語やな。面白いな~。

付和雷同(ふわらいどう)

付和雷同

【意味】
自分にしっかりした考えがなくて、すぐ他人の考えに同調すること。

四字熟語の博士
「付和雷同」は、自分自身の考えがしっかりとしていなくて、ただ他人の言ったことや行動にすぐに同意する、つまり「流されやすい」状態を表すんだよ。
助手ねこ
それは「自分の考えがなくて、他人が何言ってもすぐにうんうんとうなずく」ってことやな。

ただ人の後をついて行くだけじゃなく、自分で考えることも大切やってことを教えてくれる言葉やな。


粉骨砕身(ふんこつさいしん)

粉骨砕身

【意味】
力の限り努力すること。

四字熟語の博士
「粉骨砕身」という四字熟語は、全力で努力すること、または骨や身体を惜しまずに働くことを表すんだよ。

これはまさに骨が粉になるほど、身体が砕けるほど一生懸命に頑張るというイメージから来ているんだ。

助手ねこ
そっか、それは「めっちゃめっちゃがんばる」ってことやな。自分の身体を全然惜しまず、全力で働くんやな。

これは、「どんなに大変でも最後まで頑張る勇気」を教えてくれる言葉なんやで。すごいね~。


傍若無人(ぼうじゃくぶじん)

傍若無人

【意味】
あたりかまわず、勝手気ままにふるまうこと。また、そのようす。

四字熟語の博士
「傍若無人」という四字熟語は、他人のことを気にせずに、自分勝手に行動する様子を指すんだよ。

他人の気持ちや立場を考えず、自分だけの思い通りに行動するという意味があるんだ。

助手ねこ
つまり、「人のこと考えずに勝手に振る舞う」ってことか。他人のことを無視して、自分ばっかりの行動をとるんやな。

これは、「他人のことも考えて行動することの大切さ」を教えてくれる言葉やな。


本末転倒(ほんまつてんとう)

本末転倒

【意味】
物事のだいじなことと、そうでないこととを、取りちがえること。

四字熟語の博士
「本末転倒」この四字熟語は、物事の大事な部分とそうでない部分を取り違えることを表すんだ。

つまり、重要なこととそうでないことを混乱してしまう、という意味だよ。

助手ねこ
それは、「大事なこととそうでないことを間違えてしまう」ってことか。要は、大切なこととそうじゃないことをごっちゃにしてしまうんやな。

これは、「大事なことをしっかりと理解することの大切さ」を教えてくれる言葉やな。

「ま行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

無我夢中(むがむちゅう)

無我夢中

【意味】
我を忘れて、物事に熱中しているようす。

四字熟語の博士
「無我夢中」という四字熟語は、ある事に心が完全に奪われて、自分自身を忘れてしまう状態を指すんだ。

つまり、何かに夢中になりすぎて、自分がどうなるかすら気にしない、という意味だよ。

助手ねこ
それは「何かにすごく集中して、自分のことを忘れてしまう」ってことか。まるで夢中で何かをやって、自分がどうなったかなんて気にならんくらいになるんやな。

これは、「一つのことに集中する力」を教えてくれる言葉なんやな。

「や行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

有名無実(ゆうめいむじつ)

有名無実

【意味】
名ばかりりっぱで、中身がないこと。

四字熟語の博士
「有名無実」という四字熟語は、名前だけが立派で、その名前に相応しい実際の内容や実力が伴っていない状態を指すんだ。

つまり、見た目だけが良くて中身がない、という意味だよ。

助手ねこ
それは「名前だけが立派で、本当の力が伴ってない」ってことやな。名前ばかりが立派で、それに見合う中身がないんやな。

これは、「名前だけでなく実力も大切」ってことを教えてくれる言葉やな。


油断大敵(ゆだんたいてき)

油断大敵

【意味】
油断すると思わぬ失敗を招くから、油断は敵だと思って気をつけよ、ということ。

四字熟語の博士
「油断大敵」この四字熟語は、ちょっとでも気を抜くと大きな失敗を引き起こす可能性があるから、常に注意を払うべきだという意味だよ。
助手ねこ
つまり、「ちょっとでも気を抜くと大失敗するから、いつも注意しなあかん」ってことやな。

これは、「注意力が大切だ」ってことを教えてくれる言葉やな。

「ら行」最も有名な四字熟語(意味解説付き)

竜頭蛇尾(りゅうとうだび)

竜頭蛇尾

【意味】
初めは勢いが盛んで、終わりのほうになると振るわなくなるようす。

四字熟語の博士
「竜頭蛇尾」この四字熟語は、最初は強い勢いがあるけれど、最後に向かうほどその力が弱くなってしまう状況を指すんだ。

つまり、始めは竜の頭のように立派でも、終わりは蛇の尾のように小さくなってしまうという意味だよ。

助手ねこ
それは「始まりは元気よくても、最後の方になるとダレてしまう」ってことか。最初はすごい力で始まるけど、終わりの方は力がなくなってしまうんやな。

これは、「最後まで気力を保つことの大切さ」を教えてくれる言葉やな。


臨機応変(りんきおうへん)

臨機応変

【意味】
その場その場の状況に応じて、適切な行動をとること。

四字熟語の博士
「臨機応変」という四字熟語は、状況に合わせて適切な行動をとることを示すんだよ。

つまり、場合によって自分の対応を変える、という意味だよ。

助手ねこ
つまり、「場の雰囲気に合わせて、自分の行動を変える」ってことか。状況によって、自分の対応を変えていくんやな。

これは、「臨機応変に対応する能力」を教えてくれる言葉やな。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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