《漢検2級のレベル》
高校卒業・大学・一般程度 ※常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル

和風慶雲【わふうけいうん】の意味と使い方の例文(語源由来)
【四字熟語】 和風慶雲 【読み方】 わふうけいうん 【意味】 穏やかに吹く和らいだ風とめでたい雲。 【語源・由来】 『近思録』「観聖賢」より。「慶雲」はよい前兆をあらわすめでたい雲。もと孔子の高弟の顔淵を評した語。 和風…
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【四字熟語】 和風慶雲 【読み方】 わふうけいうん 【意味】 穏やかに吹く和らいだ風とめでたい雲。 【語源・由来】 『近思録』「観聖賢」より。「慶雲」はよい前兆をあらわすめでたい雲。もと孔子の高弟の顔淵を評した語。 和風…
【四字熟語】 和衷協同 【読み方】 わちゅうきょうどう 【意味】 心を同じくしてともに力を合わせること。 【語源・由来】 『書経』「皋陶謨」より。「和衷」は心の底からやわらぐこと。また、心を同じくすること。 【類義語】 …
【四字熟語】 和衷共済 【読み方】 わちゅうきょうさい 【意味】 心を同じくしてともに力を合わせること。 【語源・由来】 『書経』「皋陶謨」より。「和衷」は心の底からやわらぐこと。また、心を同じくすること。 【類義語】 …
【四字熟語】 六根清浄 【読み方】 ろっこんしょうじょう 【意味】 欲や迷いから脱け出て、心身が清らかになること。 【語源・由来】 「六根」は迷いのもととなる目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官のこと。「清浄」は煩悩や私欲…
【四字熟語】 露往霜来 【読み方】 ろおうそうらい 【意味】 時の過ぎるのがはやいことのたとえ。 【語源・由来】 左思の「呉都賦」より。露の季節が去り霜の季節になる。秋が去りいつの間にか冬になる意。 【類義語】 ・烏飛兎…
【四字熟語】 累世同居 【読み方】 るいせいどうきょ 【意味】 幾代にもわたる同族が子々孫々同じ家にいっしょに住むこと。 【語源・由来】 「累世」は代々・歴代・世々・世を重ねること。 累世同居(るいせいどうきょ)の使い方…
【四字熟語】 陵谷遷貿 【読み方】 りょうこくせんぼう 【意味】 世の中の移り変わりの激しいこと。 【語源・由来】 『詩経』「小雅・十月之交」より。「陵谷」は「遷貿」と同じで、移り変わること。高く大きな丘陵が侵食されて険…
【四字熟語】 柳緑花紅 【読み方】 りゅうりょくかこう 【意味】 人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。紅い花と緑の柳で代表させて、自然の美しさを表した言葉。 【語源・由来】 禅宗の語。 柳緑花紅(りゅうりょくか…
【四字熟語】 柳暗花明 【読み方】 りゅうあんかめい 【意味】 春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。また、新しい展開が開ける意にも用いる場合もある。 【語源・由来】 「王維-詩」より。「柳暗」は柳がほの暗…
【四字熟語】 履霜堅氷 【読み方】 りそうけんぴょう 【意味】 前兆を見て災難を避けよという戒め。霜を踏んで歩けばやがて氷が張る時期になることから、前兆をみてやがて来るわざわいに対して用心せよという意。 【語源・由来】 …
【四字熟語】 離群索居 【読み方】 りぐんさっきょ 【意味】 同朋や友人、仲間と離れて一人でいること。 【語源・由来】 『礼記』「檀弓・上」より。「群」はなかま・ともがら。「索」はさびしい、また、散る、離れる意。 離群索…
【四字熟語】 楽禍幸災 【読み方】 らくかこうさい 【意味】 他人の不幸を見てよろこぶこと。人が災難にあうことをよろこび、わざわいにあうのを見てたのしむ意。 【類義語】 ・幸災楽禍(こうさいらくか) 楽禍幸災(らくかこう…
【四字熟語】 雷騰雲奔 【読み方】 らいとううんぽん 【意味】 一時もとどまらず過ぎ去っていくことのすみやかなたとえ。雷が躍り上がり雲が走る。来たかと思うとすぐにいなくなってしまう。雷が急に鳴り出したかと思うと急にやみ、…
【四字熟語】 養生喪死 【読み方】 ようせいそうし 【意味】 生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。孟子は人民にこのことを遺憾のないようにさせることが王道政治の始めであるとした。 【語源・由来】 『孟子』「…
【四字熟語】 庸言庸行 【読み方】 ようげんようこう 【意味】 ふだんの言行。 【語源・由来】 『易経』「乾・文言伝」より。「庸言」は平生の言葉。「庸行」は平生の行動・素行。 庸言庸行(ようげんようこう)の使い方 庸言庸…
【四字熟語】 悠悠閑閑 【読み方】 ゆうゆうかんかん 【意味】 ゆったりとして急がないさま。のんきにゆっくりしたさま。 【語源・由来】 「悠悠」は急がず落ち着いたさま。「閑閑」は静かで落ち着いたさま。 悠悠閑閑(ゆうゆう…
【四字熟語】 有備無患 【読み方】 ゆうびむかん 【意味】 ふだんから準備を整えておけば、万一の場合にも心配がないということ。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「襄公十一年」より。「患」は思い悩むこと、心配事の事。 【類義…
【四字熟語】 雄大豪壮 【読み方】 ゆうだいごうそう 【意味】 雄々しく大きくて盛んで立派なこと。 【語源・由来】 「雄大」は雄々しくて大きいこと。「豪壮」は大きく立派なこと。 雄大豪壮(ゆうだいごうそう)の使い方 雄大…
【四字熟語】 幽愁暗恨 【読み方】 ゆうしゅうあんこん 【意味】 深く人知れないうれいと恨み。 【語源・由来】 白居易の「琵琶行」より。「幽愁」は人知れない嘆き「暗恨」は人知れない恨み。 幽愁暗恨(ゆうしゅうあんこん)の…
【四字熟語】 問柳尋花 【読み方】 もんりゅうじんか 【意味】 春に柳や花をめでること。春のきれいな景色をさぐり求めて散策すること。また、花街に遊ぶこと。 【語源・由来】 杜甫の詩の「柳を問い、花を尋ねて野亭に到る」によ…
【四字熟語】 目挑心招 【読み方】 もくちょうしんしょう 【意味】 遊女が流し目で客を誘うさま。 【語源・由来】 『史記』「貨殖伝」より。「目挑」は目でいどむ、「心招」は心のうちで誘い招くこと。 目挑心招(もくちょうしん…
【四字熟語】 妄評多罪 【読み方】 もうひょうたざい 【意味】 見当はずれの批評を深く詫びること。他人の文章への批評のあとに書く謙称。 妄評多罪(もうひょうたざい)の使い方 妄評多罪(もうひょうたざい)の例文 妄評多罪と…
【四字熟語】 妄言多謝 【読み方】 もうげんたしゃ 【意味】 いいかげんな言葉を並べたことを深くおわびしますの意。手紙文などの末尾に置く語。 【類義語】 ・暴言多罪(ぼうげんたざい) 妄言多謝(もうげんたしゃ)の使い方 …
【四字熟語】 明珠暗投 【読み方】 めいしゅあんとう 【意味】 どんなに貴重なものも、人に贈るときに礼儀を失すれば、かえって恨みを招くたとえ。明珠(宝の玉)を暗闇で人に投げ与える意。 【語源・由来】 『史記』「鄒陽伝」よ…
【四字熟語】 迷悟一如 【読み方】 めいごいちにょ 【意味】 仏教で、迷いというも、悟りというも、たどりつくところは一つであるということ。迷いとか悟りとかにこだわる必要はないという意。 迷悟一如(めいごいちにょ)の使い方…
【四字熟語】 無駄方便 【読み方】 むだほうべん 【意味】 一見するとなんの役にも立たないように見えるものも、なんらかの役に立っている場合があるということ。 【語源・由来】 「方便」は便宜的な手段のこと。 無駄方便(むだ…
【四字熟語】 無声無臭 【読み方】 むせいむしゅう 【意味】 誰にも知られず、まったく目立たないこと。事の影響がないこと。また、はかり知ることができない上天のたとえ。 【語源・由来】 『詩経』「大雅・文王」より。声もしな…
【四字熟語】 無常迅速 【読み方】 むじょうじんそく 【意味】 人の世は移り変わりが速く、はかないものであるということ。 【語源・由来】 『六祖壇経』より。「無常」はもと仏教語で、世の転変や人の生死などが永久不変ではなく…
【四字熟語】 無学文盲 【読み方】 むがくもんもう 【意味】 学問がなく、字も読めないこと。また、その人。 【類義語】 ・一文不通(いちもんふつう) ・一文不知(いちもんふち) 無学文盲(むがくもんもう)の使い方 無学文…
【四字熟語】 名聞利養 【読み方】 みょうもんりよう 【意味】 名誉と財欲に執着すること。 【語源・由来】 『菩提心論』より。「名聞」は世間の評判。「利養」は財を得て身を肥やすこと。 名聞利養(みょうもんりよう)の使い方…
【四字熟語】 満目荒涼 【読み方】 まんもくこうりょう 【意味】 見渡すかぎり荒れはてているさま。 【語源・由来】 「満目」は目のとどくかぎり、「荒涼」は荒れはててもの寂しいこと。 【類義語】 ・満目荒寥(まんもくこうり…
【四字熟語】 末路窮途 【読み方】 まつろきゅうと 【意味】 追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。 【語源・由来】 「末路」は行路の終わり。「窮途」は行きどまりの道。いずれも苦…
【四字熟語】 奔南狩北 【読み方】 ほんなんしゅほく 【意味】 天子が難を避けて、南北にのがれること。 【語源・由来】 思肖の「春日偶成-詩」より。「奔」は逃げる、「狩」は狩りに行く意。昔は天子が難を避けて逃げることを直…
【四字熟語】 墨名儒行 【読み方】 ぼくめいじゅこう 【意味】 表面は墨者と称しながら、実際には孔子の教えに合った行いをすること。 【語源・由来】 韓愈の「送浮屠文暢師序」より。名目は墨者でも、行動は儒者であるという意味…
【四字熟語】 保革伯仲 【読み方】 ほかくはくちゅう 【意味】 保守政党と革新政党の議員数がほぼ同じ状態。 【語源・由来】 「保」は保守政党、「革」は革新政党のそれぞれ略。「伯」は兄、「仲」は弟。「伯仲」は(兄弟が)お互…
【四字熟語】 忙中有閑 【読み方】 ぼうちゅうゆうかん 【意味】 忙しい仕事の合い間にも、ほっと一息つくひまがあること。多忙の中にも、多少の一息つく時間があること。 【類義語】 ・忙裡偸閑(ぼうりとうかん) 忙中有閑(ぼ…
【四字熟語】 包蔵禍心 【読み方】 ほうぞうかしん 【意味】 悪いたくらみを心に隠しもつ。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「昭公元年」より。「包蔵」はつつみかくすこと。「禍心」は悪い計画をたくらむ心。 包蔵禍心(ほうぞう…
【四字熟語】 飽経風霜 【読み方】 ほうけいふうそう 【意味】 世の中の辛酸をなめ尽くし、世渡りもうまいが、したたかで悪賢いこと。 【語源・由来】 「飽経」は飽きるほど経験すること。「風霜」は困難や苦難のたとえ。 【類義…
【四字熟語】 放歌高吟 【読み方】 ほうかこうぎん 【意味】 あたりかまわず大声で歌い吟ずること。 放歌高吟(ほうかこうぎん)の使い方 放歌高吟(ほうかこうぎん)の例文 父さんは、忘新年会のシーズンになるとお酒を飲みすぎ…
【四字熟語】 褒衣博帯 【読み方】 ほういはくたい 【意味】 儒者の服。すその広い服と幅の広い帯のこと。 【語源・由来】 『漢書』「雋不疑伝」より。「褒衣」はすその広い服。 褒衣博帯(ほういはくたい)の使い方 褒衣博帯(…
【四字熟語】 弊衣破帽 【読み方】 へいいはぼう 【意味】 身なりを構わない、粗野なさま。 【語源・由来】 「弊衣」はぼろぼろの衣服、「破帽」は破れた帽子。 【類義語】 ・弊衣破袴(へいいはこ) ・敝衣蓬髪(へいいほうは…
【四字熟語】 分崩離析 【読み方】 ぶんぽうりせき 【意味】 組織がちりぢりばらばらにくずれること。 【語源・由来】 『論語』「季氏」より。「分崩」はばらばらにくずれること。「離析」ははなれ別れる、ばらばらになる、分裂す…
【四字熟語】 聞風喪胆 【読み方】 ぶんぷうそうたん 【意味】 うわさを聞いてびっくりする。 【語源・由来】 「聞風」はうわさを耳にすることで、風聞と同じ意味。「喪胆」は胆をつぶす。びっくりすること。どこからともなく聞こ…
【四字熟語】 普遍妥当 【読み方】 ふへんだとう 【意味】 どんな場合にも真理として承認されること。 【語源・由来】 「普遍」はすべてのものに共通に存すること。「妥当」は適切にあてはまること。時間や空間を超越して、一時的…
【四字熟語】 腐敗堕落 【読み方】 ふはいだらく 【意味】 精神がたるみ乱れて、弊害が多く生じる状態になること。 【語源・由来】 「腐敗」がくさりくずれること。「堕落」は正しい健全な状態を失って、悪い状態になること。 腐…
【四字熟語】 風流韻事 【読み方】 ふうりゅういんじ 【意味】 詩歌や書画などの風流な遊び。また、自然を友とするような優雅な趣味。 【語源・由来】 「風流」は上品で趣があること。「韻事」は詩歌や書画など風流な遊びのこと。…
【四字熟語】 風霜高潔 【読み方】 ふうそうこうけつ 【意味】 清らかに澄んだ秋の景色のたとえ。 【語源・由来】 欧陽脩の「酔翁亭記」より。「風霜」は風と霜のこと。風は高く吹き、霜は白く清らかであること。 【類義語】 ・…
【四字熟語】 富貴利達 【読み方】 ふうきりたつ 【意味】 富んで位高くなること。立身出世すること。 【語源・由来】 『孟子』「離婁・下」より。「利達」は利益を得て、高い地位や官職に就くこと。 富貴利達(ふうきりたつ)の…
【四字熟語】 富貴福沢 【読み方】 ふうきふくたく 【意味】 富んで位高く幸福なこと。天が人に与える富貴や恩沢。 【語源・由来】 「福沢」は幸福とめぐみ。 富貴福沢(ふうきふくたく)の使い方 富貴福沢(ふうきふくたく)の…
【四字熟語】 富貴浮雲 【読み方】 ふうきふうん 【意味】 財産や地位ははかなく頼りにならないものだということ。また。名利に心を動かされることなく、名利など関係がないということ。また、不正をして得た地位は、浮雲のようには…
【四字熟語】 富貴在天 【読み方】 ふうきざいてん 【意味】 富も位も天命によるので人の思うようにはいかないこと。 【語源・由来】 『論語』「顔淵」より。 富貴在天(ふうきざいてん)の使い方 富貴在天(ふうきざいてん)の…
【四字熟語】 富貴栄華 【読み方】 ふうきえいが 【意味】 富んで位高く栄えときめくこと。 【語源・由来】 「栄華」は草木が栄え茂ることから、栄ときめくこと。 【類義語】 ・栄耀栄華(えいようえいが) 富貴栄華(ふうきえ…
【四字熟語】 百古不磨 【読み方】 ひゃっこふま 【読み方】 後々の世まで滅びないこと。 【語源・由来】 重野成斎の「明治政体」より。「百古」は非常に長い年月・後々の世のこと。「不磨」はすりへらない、磨滅しないこと。 【…
【四字熟語】 百花斉放 【読み方】 ひゃっかせいほう 【意味】 学問や芸術が、自由にまた盛んに行われること。 【語源・由来】 「百花」は多くの花のこと。「放」は開くこと。「斉放」はいっせいに開くこと。いろいろな花がいっせ…
【四字熟語】 百八煩悩 【読み方】 ひゃくはちぼんのう 【意味】 人間が持っている多くの迷いのこと。 【語源・由来】 『智度論』「六八」より。「煩悩」は仏教語で人間の悩みや苦しみのこと。それが全部で一〇八種類あるという。…
【四字熟語】 百世不磨 【読み方】 ひゃくせいふま 【意味】 永久に消滅しないこと。 【語源・由来】 『後漢書』「南匈奴伝」より。「百世」は非常に長い年月のこと。「不磨」は磨りへらないこと。 【類義語】 ・百世不易(ひゃ…
【四字熟語】 百載無窮 【読み方】 ひゃくさいむきゅう 【意味】 永遠にきわまりないこと。天地の永久にきわまりないことにいう。 【語源・由来】 「百載」は百歳に同じで百年のこと。転じて、長く、永久にという意味。 【類義語…
【四字熟語】 被褐懐玉 【読み方】 ひかつかいぎょく 【意味】 すぐれた才能を包み隠しているたとえ。 【語源・由来】 『老子』「七〇章」より。うわべは粗末な服を着ていながら、実はふところに玉を隠し持っていること。すぐれた…
【四字熟語】 被害妄想 【読み方】 ひがいもうそう 【意味】 ありもしない危害を受けていると思い込むこと。 【語源・由来】 精神疾患にみられる症状。「妄想」は仏教語でよこしまな思い。 被害妄想(ひがいもうそう)の使い方 …
【四字熟語】 万物斉同 【読み方】 ばんぶつせいどう 【意味】 人間の相対的な知を否定し、唯一絶対の道からすればすべては同じであるとする荘子の学説。 【語源・由来】 『荘子』「斉物論」より。人間の認識は相対の対立概念で成…
【四字熟語】 版籍奉還 【読み方】 はんせきほうかん 【意味】 各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。 【語源・由来】 「版籍」は土地と人民のこと。「奉還」はお返しするという意味。 版籍奉還(はんせきほうかん)の使い方 …
【四字熟語】 煩言砕辞 【読み方】 はんげんさいじ 【意味】 くだくだしく細かい言葉。 【語源・由来】 『漢書』「劉歆伝」より。「煩」はわずらわしい、くどくどしい。「砕」はくだくという意味から、こまごましてわずらわしいこ…
【四字熟語】 発憤興起 【読み方】 はっぷんこうき 【意味】 気持ちを奮いおこして立ち上がること。 【語源・由来】 「発憤」は心を奮いおこすこと。「興起」感動して奮い立つ、立ち上がること。 発憤興起(はっぷんこうき)の使…
【四字熟語】 発憤忘食 【読み方】 はっぷんぼうしょく 【意味】 心を奮い立たせて、物事に夢中になって励むこと。 【語源・由来】 『論語』「述而」より。「発憤」は心を奮いおこすこと。「忘食」は食事をとるのも忘れるほど熱中…
【四字熟語】 八索九丘 【読み方】 はっさくきゅうきゅう 【意味】 古い書籍のこと。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「昭公一二年」より。「八索」「九丘」ともに中国古代の書名。 八索九丘(はっさくきゅうきゅう)の使い方 八…
【四字熟語】 破邪顕正 【読み方】 はじゃけんしょう 【意味】 不正を打破し正義を守ること。 【語源・由来】 『三論玄義』より。本来は仏教語で、邪説や邪道を打ち破って、正義・正道を確立すること。 破邪顕正(はじゃけんしょ…
【四字熟語】 伯楽一顧 【読み方】 はくらくのいっこ 【意味】 達識の人に能力を認められ重用されるたとえ。 【語源・由来】 『戦国策』「燕策」より。「伯楽」は中国春秋時代の人で、名馬を見分けることで知られた。「一顧」は一…
【四字熟語】 伯仲叔季 【読み方】 はくちゅうしゅくき 【意味】 兄弟の順序の呼称。 【語源・由来】 『論語』「微子」より。長兄を伯、次兄を仲、次を叔、末弟を季という。 伯仲叔季(はくちゅうしゅくき)の使い方 伯仲叔季(…
【四字熟語】 麦穂両岐 【読み方】 ばくすいりょうき 【意味】 豊作のまえぶれのこと。また、善政のたとえ。 【語源・由来】 『後漢書』「張堪伝」より。「麦穂」は麦の穂。「両岐」は二またに分かれること。麦の穂が二またになっ…
【四字熟語】 白首窮経 【読み方】 はくしゅきゅうけい 【意味】 老年になるまで学問研究に励むこと。 【語源・由来】 蘇軾の文より。「白首」はしらがあたま・老人のこと。「窮経」は経書を研究すること。 白首窮経(はくしゅき…
【四字熟語】 白衣宰相 【読み方】 はくいのさいしょう 【意味】 無位無官の人で宰相のような権勢をもつ人をいう。 【語源・由来】 『唐書』「令狐滈伝」より。「白衣」は無位無官の人。 白衣宰相(はくいのさいしょう)の使い方…
【四字熟語】 敗柳残花 【読み方】 はいりゅうざんか 【意味】 美人の容姿が衰えたことのたとえ。また、妓女や売春婦などのたとえ。 【語源・由来】 『西廂紀』より。枯れた柳と盛りを過ぎた花。中国では春を告げる柳と花を若々し…
【四字熟語】 杯中蛇影 【読み方】 はいちゅうのだえい 【意味】 疑い深くなり、ありもしないことに恐れ悩むこと。 【語源・由来】 『晋書』「楽広伝」より。酒杯の中に映った蛇の影という意味。中国河南の長官楽広の友人が酒を飲…
【四字熟語】 廃寝忘食 【読み方】 はいしんぼうしょく 【意味】 ある事に熱中して、他の事をいっさい顧みないこと。また、ある事に専念して励むこと。 【語源・由来】 『魏書』「趙黒伝」より。「廃寝」は寝るのをやめる。「忘食…
【四字熟語】 如法暗夜 【読み方】 にょほうあんや 【意味】 まっくらやみのこと。 【語源・由来】 「如法」は副詞的に使っており、まったく・文字通りという意味。「暗夜」は闇夜のこと。 如法暗夜(にょほうあんや)の使い方 …
【四字熟語】 如是我聞 【読み方】 にょぜがもん 【意味】 経典の初めにある語。私はこのように伝え聞いたという意味。 如是我聞(にょぜがもん)の使い方 如是我聞(にょぜがもん)の例文 弟子の阿難が釈迦 から聞いた、如是我…
【四字熟語】 肉食妻帯 【読み方】 にくじきさいたい 【意味】 僧が肉を食べ妻を持つこと。明治時代以前は浄土真宗を除いて禁じられていた。 肉食妻帯(にくじきさいたい)の使い方 肉食妻帯(にくじきさいたい)の例文 明治時代…
【四字熟語】 二河白道 【読み方】 にがびゃくどう 【意味】 水と火の二つの川に挟まれたひとすじの白い道。極楽の彼岸に到達する道にたとえたもの。 【語源・由来】 水の川と火の川を貪りと怒りにたとえ、この二つの川に挟まれた…
【四字熟語】 内疎外親 【読み方】 ないそがいしん 【意味】 外見は親しそうにしているが内心は疎んじていること。 【語源・由来】 『漢詩外伝』「二」より。「疎」はうとんじる、きらう、遠ざけるという意味。 内疎外親(ないそ…
【四字熟語】 内柔外剛 【読み方】 ないじゅうがいごう 【意味】 内心は気が弱いのだが、外見は強そうに見えること。 【語源・由来】 『易経』「否・彖伝」より。内は柔らかで外は剛いという意味。 【対義語】 ・外柔内剛(がい…
【四字熟語】 内剛外柔 【読み方】 ないごうがいじゅう 【意味】 外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。また、みかけは弱々しいが、案外気が強いこと。 【語源・由来】 柳宗元の文より。「柔」はおとなしい、心が穏…
【四字熟語】 土木壮麗 【読み方】 どぼくそうれい 【意味】 庭園や建物が壮大で美しいこと。 【語源・由来】 『国史略』「円融天皇」より。「土木」は家の造作の称で、庭や建物のこと。「壮」は大きく広いこと。 土木壮麗(どぼ…
【四字熟語】 土豪劣紳 【読み方】 どごうれっしん 【意味】 官僚や軍とはかって農民を搾取する地方豪族や資産家のこと。 【語源・由来】 「土豪」は地方豪族。「劣紳」は卑劣な紳士という意味で、地主や資産家など上流階級をさげ…
【四字熟語】 徳量寛大 【読み方】 とくりょうかんだい 【意味】 りっぱな徳をそなえ、度量が広く大きいこと。徳が広大で、よく人を容れること。 【語源・由来】 「徳量」は徳が高く器量のあること。「寛大」は心を大きく持ち、他…
【四字熟語】 徳性滋養 【読み方】 とくせいじよう 【意味】 徳性を養い育てること。 【語源・由来】 「徳性」は人が天から与えられた本性。道徳的な立派な性質。「滋養」は養い育てるという意味。 徳性滋養(とくせいじよう)の…
【四字熟語】 読書尚友 【読み方】 どくしょしょうゆう 【意味】 書物を読んで、昔の賢人を友とすること。 【語源・由来】 『孟子』「万章・下」より。「尚」は過去にさかのぼるという意味。 読書尚友(どくしょしょうゆう)の使…
【四字熟語】 独弦哀歌 【読み方】 どくげんあいか 【意味】 ひとりで弦をつまびきしつつ悲しげな歌をうたう。ひとり悲痛な調子で論弁することをいう。 【語源・由来】 『荘子』「天地」より。 独弦哀歌(どくげんあいか)の使い…
【四字熟語】 等量斉視 【読み方】 とうりょうせいし 【意味】 すべての人々を平等に扱うこと。 【語源・由来】 「等」「斉」ともにひとしいこと。すべての人に対してひとしく量り。ひとしく視るという意味。 等量斉視(とうりょ…
【四字熟語】 洞庭春色 【読み方】 どうていしゅんしょく 【意味】 みかんで醸造した酒の名前。洞庭湖の春景色という意味。 【語源・由来】 蘇軾の「洞庭春色賦」引より。 洞庭春色(どうていしゅんしょく)の使い方 洞庭春色(…
【四字熟語】 桃紅柳緑 【読み方】 とうこうりゅうりょく 【意味】 紅いの桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。 【語源・由来】 王維の「洛陽女児行」より。 【類義語】 ・鳥語花香(ちょうごかこう) ・…
【四字熟語】 天壌無窮 【読み方】 てんじょうむきゅう 【意味】 天地とともに永遠に続くこと。 【語源・由来】 「天壌」は天と地。永久に不滅。広大なことのたとえ。 【類義語】 ・天長地久(てんちょうちきゅう) 天壌無窮(…
【四字熟語】 天井桟敷 【読み方】 てんじょうさじき 【意味】 劇場で後方最上階に設けた値段の安い席。舞台からいちばん遠い席なので演技が見えづらいうえにせりふも聞きとりにくい。 【語源・由来】 「桟敷」は見物席のこと。 …
【四字熟語】 天懸地隔 【読み方】 てんけんちかく 【意味】 へだたりのはなはだしいことのたとえ。 【語源・由来】 『南斉書』「陸厥伝」より。 【類義語】 ・天壌之隔(てんじょうのかく) ・天壌懸隔(てんじょうけんかく)…
【四字熟語】 天涯比隣 【読み方】 てんがいひりん 【意味】 故郷を遠く離れていても、すぐとなりにいるような親しい関係のこと。 【語源・由来】 王勃の詩より。「比隣」はすぐ近く、となりという意味。 【類義語】 ・千里比隣…
【四字熟語】 天涯地角 【読み方】 てんがいちかく 【意味】 きわめて遠く離れていることのたとえ。またはるかに遠く辺鄙な場所のたとえ。天の果てと地のすみ。 【語源・由来】 徐陵の文より。 【類義語】 ・天涯海角(てんがい…
【四字熟語】 泥船渡河 【読み方】 でいせんとか 【意味】 人生行路の危険なことのたとえ。 【語源・由来】 「三慧経」より。泥で作った船で川を渡るという意味。「泥船に乗りて川を渡る」の略。 泥船渡河(でいせんとか)の使い…
【四字熟語】 低唱微吟 【読み方】 ていしょうびぎん 【意味】 小さな声でしんみりと歌うこと。低い声で歌を口ずさむこと。 【類義語】 ・低吟微詠(ていぎんびえい) 低唱微吟(ていしょうびぎん)の使い方 低唱微吟(ていしょ…
【四字熟語】 九十九折 【読み方】 つづらおり 【意味】 くねくねと何度も折れ曲がっている。また、そのような坂道・山道をいう。 【語源・由来】 「つづら」は野生のつる草つづらふじのことで、「つづら折」はそのつるのように折…
【四字熟語】 追奔逐北 【読み方】 ついほんちくほく 【意味】 逃げる賊を追いかけること。 【語源・由来】 李陵の「答蘇武書」より。「奔」は走る、走り逃げる。「逐」は追う。「北」は逃げるという意味。 追奔逐北(ついほんち…
【四字熟語】 陳勝呉広 【読み方】 ちんしょうごこう 【意味】 ものごとの先駆けをなす人のこと。反乱の最初の指導者をもいう。 【語源・由来】 『史記』「陳渉世家」より。楚の人陳勝と呉広は秦の二世皇帝(紀元前二〇九年)のと…
【四字熟語】 長命富貴 【読み方】 ちょうめいふうき 【意味】 長生きして身分高く裕福であること。 【語源・由来】 『旧唐書』「姚崇伝」より。 【類義語】 ・富貴長生(ふうきちょうせい) 長命富貴(ちょうめいふうき)の使…
【四字熟語】 朝真暮偽 【読み方】 ちょうしんぼぎ 【意味】 真偽の定めがたいたとえ。 【語源・由来】 白居易の「放言-詩」より。朝方と夕方で真実と虚偽がくるくるかわるという意味。本来は白居易が道理をわきまえず節操なく変…
【四字熟語】 抽薪止沸 【読み方】 ちゅうしんしふつ 【意味】 わざわいなどの問題を根本から解決すること。 【語源・由来】 『三国志』「魏志・董卓伝・注」より。燃えているたきぎを竈から引き抜いて煮えたぎった湯をさますとい…
【四字熟語】 地角天涯 【読み方】 ちかくてんがい 【意味】 きわめて遠く離れていることのたとえ。またはるかに遠く辺鄙な場所のたとえ。天の果てと地のすみ。 【語源・由来】 徐陵の文より。 【類義語】 ・天涯海角(てんがい…
【四字熟語】 淡粧濃抹 【読み方】 たんしょうのうまつ 【意味】 女性の化粧。薄い化粧と濃い化粧。薄化粧でも濃い化粧でもそれぞれ趣があり美しいからいう。 【語源・由来】 蘇軾「飲湖上初晴後雨-詩」より。「抹」はぬる、化粧…
【四字熟語】 打成一片 【読み方】 だじょういっぺん 【意味】 すべてのことを忘れて物事に専念すること。千差万別の事物の相を平等に観ずること。仏教語。 【語源・由来】 『碧巌録』より。 打成一片(だじょういっぺん)の使い…
【四字熟語】 多言数窮 【読み方】 たげんすうきゅう 【意味】 言口数が多ければ、その結果としてたびたび困窮するということ。言葉を慎むべきことの戒め。 【語源・由来】 『老子』「五章」より。 多言数窮(たげんすうきゅう)…
【四字熟語】 大兵肥満 【読み方】 だいひょうひまん 【意味】 体が大きく太っていること。また、そのような人。 【語源・由来】 「大兵」は体が大きくたくましいこと。また、その人。 大兵肥満(だいひょうひまん)の使い方 大…
【四字熟語】 対症下薬 【読み方】 たいしょうかやく 【意味】 問題点を確認したうえで、解決策を講ずること。 【語源・由来】 『朱子語類』「四一」より。「対症」は病気の症状に応じてという意味。「下薬」は薬を与えること。 …
【四字熟語】 大悟徹底 【読み方】 たいごてってい 【意味】 仏教で完全に煩悩をすて、悟りきること。 【語源・由来】 『無門関』「二」より。 【類義語】 ・廓然大悟(かくねんたいご) 大悟徹底(たいごてってい)の使い方 …
【四字熟語】 大巧若拙 【読み方】 たいこうじゃくせつ 【意味】 このうえなく巧みなものは一見稚拙にみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。 【語源・由来】 『韓詩外伝』「九」より。「拙」はつたないという意…
【四字熟語】 即身成仏 【読み方】 そくしんじょうぶつ 【意味】 生きたまま仏になること。また出家しないで在家のまま悟りを開くことも指す。 【語源・由来】 「即身」は生身のままという意味。真言密教の教え。 【類義語】 ・…
【四字熟語】 巣林一枝 【読み方】 そうりんいっし 【意味】 分相応に満足すること。 【語源・由来】 『荘子』「逍遥遊」より。鳥が巣を作るのは多くの木がある林の中でもたった一本の枝にすぎないという意味から。人には分相応と…
【四字熟語】 仙風道骨 【読み方】 せんぷうどうこつ 【意味】 俗っぽさがなく非凡な姿のこと。仙人や道者の風采骨相のたとえ。 【語源・由来】 李白「大鵬賦序」より。 仙風道骨(せんぷうどうこつ)の使い方 仙風道骨(せんぷ…
【四字熟語】 漸入佳境 【読み方】 ぜんにゅうかきょう 【意味】 状況や話などが、最も興味深い部分にさしかかること。 【語源・由来】 『晋書』「顧愷之伝」より。「漸入」はだんだん入ること。「佳境」は最も趣深いところのこと…
【四字熟語】 千緒万端 【読み方】 せんしょばんたん 【意味】 種々雑多な事柄のこと。 【語源・由来】 『晋書』「陶侃伝」より。「千」「万」は数が多いことを表す。「緒」は物事の始めのこと。「端」は物事のはしという意味。 …
【四字熟語】 禅譲放伐 【読み方】 ぜんじょうほうばつ 【意味】 中国古代の政権交代の二つの方法。 【語源・由来】 君主が位を世襲せず人徳あるものに譲る禅譲と暴政を行う君主を臣下が追放したり討伐したりして位を奪う放伐のこ…
【四字熟語】 浅酌低唱 【読み方】 せんしゃくていしょう 【意味】 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。 【語源・由来】 「浅酌」は軽く酒をくみかわす、「低唱」は低い声で詩や歌をうたうこと。 【類義語】 ・浅斟低唱(せ…
【四字熟語】 仙姿玉質 【読み方】 せんしぎょくしつ 【意味】 とびぬけた美人に対する形容。 【語源・由来】 「仙姿」は仙女のような容姿。「玉質」は玉のように美しい肉体。 【類義語】 ・仙姿玉色(せんしぎょくしょく) 仙…
【四字熟語】 仙才鬼才 【読み方】 せんさいきさい 【意味】 人並みはずれたすぐれた才。凡俗を超えた才。 【語源・由来】 『塵史』「中」より。「仙才」は仙人の才という意味から。衆にすぐれた才。もと唐の詩人の李白が仙才、李…
【四字熟語】 千古不磨 【読み方】 せんこふま 【意味】 永久に滅びない。また、永久に伝わる。 【語源・由来】 「千古」は遠い昔。または、遠い後の世という意味から永久の時間を指す。「不磨」は磨り減って滅びることがない。 …
【四字熟語】 遷客騒人 【読み方】 せんかくそうじん 【意味】 左遷された人や心に愁いを抱く人。詩人墨客のこと。 【語源・由来】 范仲淹の「岳陽楼記」より。「遷客」は左遷され異郷に来た人。「騒人」は心の愁いを抱く人という…
【四字熟語】 殺生禁断 【読み方】 せっしょうきんだん 【意味】 鳥・獣・魚などを捕ったり殺したりすることを禁ずること。仏教の慈悲の精神から行われる。 【語源・由来】 『続日本紀』「一二」より。 殺生禁断(せっしょうきん…
【四字熟語】 隻履西帰 【読み方】 せきりせいき 【意味】 達磨がくつの片方を手に持って西に帰る。 【語源・由来】 『景徳伝灯録』「三」より。「隻履」は一対のうち一方のくつという意味。高僧の達磨が亡くなって三年後、北魏の…
【四字熟語】 積善余慶 【読み方】 せきぜんのよけい 【意味】 善行を積んだ家は子孫まで必ず幸福がおよぶ。 【語源・由来】 『易経』「坤卦・文言伝」より。「積善」はよい行いを積み重ねること。「余慶」は子孫にまでおよぶ幸福…
【四字熟語】 積日累久 【読み方】 せきじつるいきゅう 【意味】 官吏などが年功を積むこと。 【語源・由来】 『漢書』「董仲舒伝」より。「積日」は多くの日数、日数を重ねること。前漢の春秋学の大家の董仲舒が官吏の昇格につい…
【四字熟語】 隻紙断絹 【読み方】 せきしだんけん 【意味】 文字を記したごくわずかの紙や絹布。 【語源・由来】 「隻紙」は紙切れ、「断絹」は絹布の切れ端。それらに貴重な文字が書かれたものをいう。 隻紙断絹(せきしだんけ…
【四字熟語】 精力絶倫 【読み方】 せいりょくぜつりん 【意味】 心身の活力が抜群に盛んなこと。 【語源・由来】 「精力」は心身の活動力のこと。「絶倫」はなみはずれてすぐれているという意味。 【類義語】 ・精力旺盛(せい…
【四字熟語】 星羅雲布 【読み方】 せいらうんぷ 【意味】 星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。 【語源・由来】 班固の「西都腑」より。もと軍隊の布陣の盛大な様子を述べた語。「羅」はつらなること。「布…
【四字熟語】 聖読庸行 【読み方】 せいどくようこう 【意味】 聖人のすぐれた文を読んで学んでもその行いは凡人と異ならないこと。 【語源・由来】 『法言』「問明」より。「庸」は平凡・凡庸という意味。 聖読庸行(せいどくよ…
【四字熟語】 斉東野語 【読み方】 せいとうやご 【意味】 聞くにたえない下品で愚かな言葉。また、信じがたい妄説のこと。 【語源・由来】 『孟子』「万章・上」より。「斉東」は斉(今の中国山東省)の東部。「野語」は野卑な言…
【四字熟語】 静寂閑雅 【読み方】 せいじゃくかんが 【意味】 ひっそり静かでみやびやかな趣のあること。 【語源・由来】 「閑雅」は静かで風情のあること。主としてある場所の景色や雰囲気についていう。 静寂閑雅(せいじゃく…
【四字熟語】 斉紫敗素 【読み方】 せいしはいそ 【意味】 賢者が事をなせばわざわいを福に転じるように、失敗を成功へと導くことができるというたとえ。世にもてはやされる紫色のきぬも粗悪な白ぎぬを染めたものであるという意味。…
【四字熟語】 性行淑均 【読み方】 せいこうしゅくきん 【意味】 性質がすなおで、行動がかたよらないこと。 【語源・由来】 諸葛亮の「前出師表」より。「性行」は性質と行動。「淑均」は善良で公平なこと。「性行」の「性」は「…
【四字熟語】 清音幽韻 【読み方】 せいおんゆういん 【意味】 すぐれた文章のたとえ。 【語源・由来】 王安石の文より。「清音」は清らかな音声。「幽韻」は奥深く妙なる趣きという意味。北宋の王安石が欧陽脩を評した言葉。 清…
【四字熟語】 随波逐流 【読み方】 ずいはちくりゅう 【意味】 自分の意見や主張をもたず、ただ世の中の流れに従うこと。 【語源・由来】 波に随い流れを逐いかけるという意味から。 【類義語】 ・随波漂流(ずいはひょうりゅう…
【四字熟語】 垂頭喪気 【読み方】 すいとうそうき 【意味】 元気がなく、しょげているさま。 【語源・由来】 「垂頭」は頭を低く垂れること。「喪気」は元気を失くすこと。 【類義語】 ・意気銷沈(いきしょうちん) ・意気沮…
【四字熟語】 随宜所説 【読み方】 ずいぎしょせつ 【意味】 『法華経』「方便品」より。仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。 【類義語】 ・随類応同(ずいるいおうどう) ・随宜説法(ずいぎせっぽう)…
【四字熟語】 随喜渇仰 【読み方】 ずいきかつごう 【意味】 喜んで仏に帰依し、心から信仰すること。また、ある物事に深く打ちこんで熱中すること。 【語源・由来】 「随喜」は喜んで仏に帰依すること。「渇仰」は深く信仰すると…
【四字熟語】 新涼灯火 【読み方】 しんりょうとうか 【意味】 初秋の涼しさは読書にふさわしい。 【語源・由来】 「新涼」は秋の初めの涼しさ。「灯火」は灯火の下で読書をするという意味を略した語。 【類義語】 ・灯火可親(…
【四字熟語】 迅雷風烈 【読み方】 じんらいふうれつ 【意味】 はげしいかみなりと猛烈な風。 【語源・由来】 『礼記』「玉藻」より。「迅雷」は天地をとどろかす激しい雷。「風烈」は烈風に同じ、暴風のこと。 【類義語】 ・疾…
【四字熟語】 迅速果断 【読み方】 じんそくかだん 【意味】 物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。 【語源・由来】 「迅速」はたいへん速いこと。「果断」は物事を思い切りよく実行するという意味。 【類義語】 ・果断迅…
【四字熟語】 神仙思想 【読み方】 しんせんしそう 【意味】 俗世から抜け出して不老・長生の世界に生きようという考え。 【語源・由来】 「神仙」は神通力を持っている仙人。仙人の住む世界を「仙境」と呼び人間の理想郷とした。…
【四字熟語】 従容就義 【読み方】 しょうようしゅうぎ 【意味】 ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。 【語源・由来】 「従容」はゆったりと落ち着いていること。「就義」は身を殺しても正義に従…
【四字熟語】 従容不迫 【読み方】 しょうようふはく 【意味】 ゆったりと落ち着いていて、あわてないこと。 【語源・由来】 「従容」はゆったりと落ち着いていること。「不迫」はあわてないという意味。 従容不迫(しょうようふ…
【四字熟語】 助長抜苗 【読み方】 じょちょうばつびょう 【意味】 成長を助けようとして力をかすことがかえって成長を妨げること。 【語源・由来】 『孟子』「公孫丑・上」より。宋の農夫が稲の成長を助けようとして苗をひっぱた…
【四字熟語】 心願成就 【読み方】 しんがんじょうじゅ 【意味】 神仏などに心から念じていると願いはかなえられる。 【語源・由来】 「心願」は神仏などに心の中でかける願(がん)。心からの願い。 心願成就(しんがんじょうじ…
【四字熟語】 心慌意乱 【読み方】 しんこういらん 【意味】 あわてふためいて何がなんだかわからなくなる。 【語源・由来】 「心慌」はあせってあわてふためくこと。「意乱」は精神が錯乱すること。 【類義語】 ・周章狼狽(し…
【四字熟語】 心神耗弱 【読み方】 しんしんこうじゃく 【意味】 精神が衰弱して判断力が乏しくなり正常な行動ができないこと。心神喪失よりは軽い状態。 【語源・由来】 「耗弱」はすり減って弱くなること。 心神耗弱(しんしん…
【四字熟語】 身心一如 【読み方】 しんしんいちにょ 【意味】 仏教で、肉体と精神は分けることができないもので、一つのものの両面であるということ。 【語源・由来】 「身心」はからだと心のこと。「一如」は真理の現れ方は違っ…
【四字熟語】 深溝高塁 【読み方】 しんこうこうるい 【意味】 深い掘割と高いとりで。堅固な城塞。また、守りの堅牢なこと。 【語源・由来】 『六韜』「竜韜・奇兵」より。「溝」はみぞで、ここではお堀という意味。「塁」は土石…
【四字熟語】 小国寡民 【読み方】 しょうこくかみん 【意味】 国土が小さくて、人口が少ないこと。 【語源・由来】 『老子』「八〇章」より。 「寡民」は人民が少ないこと。老子が唱えた国家の理想像として有名な言葉。 小国寡…
【四字熟語】 上下天光 【読み方】 しょうかてんこう 【意味】 空も水も一様に光り輝くこと。 【語源・由来】 范仲淹の「岳陽楼記」より。「上下」はさまざまな意味をもつが、ここでは天地。なかでも空と水という意味。「天光」は…
【四字熟語】 上下一心 【読み方】 しょうかいっしん 【意味】 身分の上下にかかわらず一致団結すること。身分の上の者も下の者も心を一つにする。また心を一つにして事に当たること。 【語源・由来】 『淮南子』<詮言訓>より。…
【四字熟語】 硝煙弾雨 【読み方】 しょうえんだんう 【意味】 戦闘が非常に激しいこと。 【語源・由来】 「硝煙」は火薬の煙、「弾雨」は銃弾が雨が降るように撃ち込まれるさま。 【類義語】 ・砲煙弾雨(ほうえんだんう) 硝…
【四字熟語】 叙位叙勲 【読み方】 じょいじょくん 【意味】 位を授けたり、勲等により勲記・勲章を授けたりすること。また、位を与えられたり、勲記・勲章を与えられたりすること。 【語源・由来】 「叙」は授けるという意味。 …
【四字熟語】 春愁秋思 【読み方】 しゅんしゅうしゅうし 【意味】 春の日の物憂さと秋の日の物思い。気候のいいときになんとなく気がふさぐこと。また、いつも心に悲しみや悩みを抱いていること。 【語源・由来】 白居易「陵園妾…
【四字熟語】 衆生済度 【読み方】 しゅじょうさいど 【意味】 仏道によって生きているものすべてを迷いから救い、悟りの境地へ導くこと。 【語源・由来】 「衆生」はすべての生きもの、「済度」は仏道によって苦海から救い出し、…
【四字熟語】 襲名披露 【読み方】 しゅうめいひろう 【意味】 親または師匠の名前を継いだことを公表すること。 【語源・由来】 「襲名」は名前や受け継ぐこと、「披露」は公に発表すること。 襲名披露(しゅうめいひろう)の使…
【四字熟語】 縦塗横抹 【読み方】 じゅうとおうまつ 【意味】 乱暴に書きなぐること。 【語源・由来】 「抹」は塗り消すという意味。縦に塗り横に塗り消すという意味から、縦横に書いたり消したりすること。 縦塗横抹(じゅうと…
【四字熟語】 秋霜三尺 【読み方】 しゅうそうさんじゃく 【意味】 研ぎすました刀剣。 【語源・由来】 「秋霜」は秋の霜が冷ややかに厳しく光るので剣のたとえ。また「三尺」は刀剣の長さからいう。 【類義語】 ・三尺秋水(さ…
【四字熟語】 修身斉家 【読み方】 しゅうしんせいか 【意味】 自身の身を修め行いを正し円満な家庭を築くこと。 【語源・由来】 『大学』より。「修身」は心がけや身の行いを正しくする。「斉家」は家を整え治める。「斉」はとと…
【四字熟語】 愁苦辛勤 【読み方】 しゅうくしんきん 【意味】 非常に憂え苦しむこと。また、その苦しみ。 【語源・由来】 白居易の「王昭君・詩」より。「愁苦」は憂え苦しむという意味。 愁苦辛勤(しゅうくしんきん)の使い方…
【四字熟語】 衆寡不敵 【読み方】 しゅうかふてき 【意味】 少数は多数にかなわない。戦争の勝負では人数が多いほうが有利であるということ。 【語源・由来】 『三国志』「魏志・張範伝」より。「衆」は多数、「寡」は少数という…
【四字熟語】 舎本逐末 【読み方】 しゃほんちくまつ 【意味】 物事の根幹となる事をおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。 【語源・由来】 「舎」は「捨」と同じで「舎本」は根本を捨てるという意味。「逐末」は瑣末…
【四字熟語】 寂光浄土 【読み方】 じゃっこうじょうど 【意味】 仏の住んでいる世界。また、仏道に励んで究極の悟りに達した境界のこと。 「寂」は真理の静寂、「光」は真知の光照。「浄土」は汚れのない国。 【語源・由来】 『…
【四字熟語】 車蛍孫雪 【読み方】 しゃけいそんせつ 【意味】 苦学のたとえ。 【語源・由来】 車胤は蛍の光で読書し、孫康は月明かりの下で雪に照らして書物を読んだ。 【類義語】 ・蛍雪之功(けいせつのこう) ・車胤聚蛍(…
【四字熟語】 七五三縄 【読み方】 しめなわ 【意味】 神前や神事の場所に張る縄。鳥居や神殿に飾ったり、神域を区別するために用いたりする。 【語源・由来】 縄の網目に七・五・三筋のわらをはさんで垂らすところから「七五三」…
【四字熟語】 紫電清霜 【読み方】 しでんせいそう 【意味】 容姿がすぐれて節操の固い形容。紫の電光のようにすぐれて光り輝き、清く白い霜のようにきりっとひきしまっていること。物事の様子や人物などについていう。 【語源・由…
【四字熟語】 七難九厄 【読み方】 しちなんくやく 【意味】 七と九の年まわり(十七歳や四十九歳など)では、男女とも災厄にあいがちだとう俗信。 七難九厄(しちなんくやく)の使い方 七難九厄(しちなんくやく)の例文 今年は…
【四字熟語】 至大至剛 【読み方】 しだいしごう 【意味】 ものすごく大きくて、ものすごく強い。 【語源・由来】 『孟子』「公孫丑・上」より。「至大」はこのうえなく大きい。「至剛」はこのうえなく強い。 限りなく大きくて、…
【四字熟語】 志大才疎 【読み方】 しだいさいそ 【意味】 志は大きいが才能が乏しいこと。心に抱く望みは雄大だが才能や力量が伴わないこと。 【語源・由来】 『後漢書』「孔融伝」より。「疎」はまばらなこと。 【類義語】 ・…
【四字熟語】 事上磨錬 【読み方】 じじょうまれん 【意味】 実際に行動や実践をしながら知識や精神をみがき修養すること。 【語源・由来】 『伝習録』「下」より。明の王守仁(陽明)が学問の修養について述べた語。「事上」は実…
【四字熟語】 思索生知 【読み方】 しさくせいち 【意味】 筋道をたどって物事をよく考えることによって、知恵がうまれるということ。 【語源・由来】 『管子』「内業」より。「思索」は筋道をたどって考えること。「生知」は知恵…
【四字熟語】 至恭至順 【読み方】 しきょうしじゅん 【意味】 人の言動にいたってすなおに従うこと。 【語源・由来】 「至」はいたって、このうえなくという意味。「恭順」はおとなしく従うこと。 至恭至順(しきょうしじゅん)…
【四字熟語】 三浴三薫 【読み方】 さんよくさんくん 【意味】 相手を大切に思う心をあらわす言葉。幾度も体を清め、幾度も香を塗り染めよい香りをつけて人を待つという意味。 【語源・由来】 『国語』「斉語」より。「三」は幾度…
【四字熟語】 残忍酷薄 【読み方】 ざんにんこくはく 【意味】 思いやりがなくむごいこと。 【語源・由来】 「残忍」と「酷薄」はともに、ひどく不人情で思いやりの気持ちがないという意味。 【類義語】 ・悪逆無道(あくぎゃく…
【四字熟語】 残山剰水 【読み方】 ざんざんじょうすい 【意味】 戦乱のあとに残った荒廃した山や川や自然。また、滅ぼされた国の山水。 【語源・由来】 杜甫の詩より。「剰」は「残」と同じ。「水」は川。 【類義語】 ・剰水残…
【四字熟語】 山河襟帯 【読み方】 さんがきんたい 【意味】 自然の要害のこと。 【語源・由来】 白居易の詩より。山が襟のようにとり囲み、河が帯のようにめぐって流れている地形であるという意味から。 【類義語】 ・四塞之国…
【四字熟語】 三界流転 【読み方】 さんがいるてん 【意味】 いのちのあるものはすべて、前世、現世、来世の三世にわたって、生死を繰り返し迷い続けるということ。 三界流転(さんがいるてん)の使い方 三界流転(さんがいるてん…
【四字熟語】 桟雲峡雨 【読み方】 さんうんきょうう 【意味】 かけ橋の付近に起こる雲と谷あいに降る雨のこと。 【語源・由来】 「桟」はかけ橋。険しい所に架けた木組みの橋。「峡」は山と山の間の谷。 桟雲峡雨(さんうんきょ…
【四字熟語】 削足適履 【読み方】 さくそくてきり 【意味】 目先のことに気をとられて、大事なことを忘れてしまうこと。本末を転倒して無理にものごとを処理するたとえ。 【語源・由来】 『淮南子』「説林訓」より。。「削足」は…
【四字熟語】 五倫十起 【読み方】 ごりんじっき 【意味】 清廉公正な者にも私心はあるということ。 【語源・由来】 『蒙求』「五倫十起」より。「五倫」は人名で第五倫のこと。「十起」は十回起きるということ。 【類義語】 ・…
【四字熟語】 五倫五常 【読み方】 ごりんごじょう 【意味】 人としてふみ守らなければならない道徳のこと。 【語源・由来】 儒教の教え。「五倫」は父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信の五つ。「五常」は仁、義、…
【四字熟語】 鼓腹撃壌 【読み方】 こふくげきじょう 【意味】 理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。 【語源・由来】 『十八史略』「五帝」より。「鼓腹」は腹鼓をうつこと。「壌」は地面のこと。「撃壌」は…
【四字熟語】 知崇礼卑 【読み方】 ちすうれいひ 【意味】 真の知者は知識が増せば増すほど、へりくだって礼を尽くすものだということ。 【語源・由来】 『易経』「繋辞・上」より。「崇」は積む。高くなること。「卑」はへりくだ…
【四字熟語】 懇到切至 【読み方】 こんとうせっし 【意味】 ねんごろに真心から親切を尽くすこと。真心を尽くし、十分に言い聞かせること。 【語源・由来】 『言志録』より。「懇到」と「切至」はともにねんごろで十分に行き届く…
【四字熟語】 雪案蛍窓 【読み方】 せつあんけいそう 【意味】 苦労して勉学に励むこと。 【語源・由来】 『晋書』「車胤伝」、『初学記』二引き『宋斉語』、『蒙求』「孫康映雪・車胤聚蛍」より。雪明かりと蛍の光で勉強するとい…
【四字熟語】 孤寡不穀 【読み方】 こかふこく 【意味】 王侯の自称。 【語源・由来】 『老子』「三九章」より。「孤」と「寡」と「不穀」の三語からなる。ただし、「寡」は「寡人」ということが多い。いずれも王や諸侯のへりくだ…
【四字熟語】 囚首喪面 【読み方】 しゅうしゅそうめん 【意味】 容貌を飾らないことのたとえ。 【語源・由来】 蘇洵「弁姦論」より。「囚」は囚人のこと。「首」は頭という意味から転、髪のこと。「喪」は喪中の人。囚人のように…
【四字熟語】 紅葉良媒 【読み方】 こうようりょうばい 【意味】 紅葉が縁の仲人。 【語源・由来】 「良媒」は良い仲人のこと。中国の唐の時代、于祐が宮廷を流れる小川で詩の書かれた一葉の紅葉を見て拾った。彼もまた紅葉に詩を…
【四字熟語】 幸災楽禍 【読み方】 こうさいらくか 【意味】 他人の不幸を見て楽しみ喜ぶこと。 【語源・由来】 「春秋左氏伝」僖公一四年、「春秋左氏伝」荘公二十年より。「幸災」は自分以外の人が不幸になることを喜ぶこと。「…
【四字熟語】 黄絹幼婦 【読み方】 こうけんようふ 【意味】 ①二人の判断が完全に同じになること。 ②物事を正確に理解すること。 ③「絶妙」という言葉の隠語。 ④素晴らしい文章のたとえ。 【語源・由来】 「世説新語」捷悟…
【四字熟語】 巧偽拙誠 【読み方】 こうぎせっせい 【意味】 どんなにうまく騙すことができても、それは下手ではあるが誠意のこもった言動には適わないということ。また、巧みな偽りよりも、拙い誠実さのほうが良いということ。 【…
【四字熟語】 高歌放吟 【読み方】 こうかほうぎん 【意味】 大声で歌を歌ったり、周りを気にせずに詩を吟じたりすること。 【語源・由来】 「高歌」は大きな声で歌うこと。「放吟」は周りを気にせずに詩歌を吟じること。 【類義…
【四字熟語】 懸腕直筆 【読み方】 けんわんちょくひつ 【意味】 書道の基本的な筆の使い方のこと。姿勢を整えて、肘を脇から離して腕を水平に上げ、筆を垂直に持つ書き方をいう。 【語源・由来】 「懸腕」は腕をつけずに浮かせる…
【四字熟語】 堅忍質直 【読み方】 けんにんしっちょく 【意味】 何事にも我慢強く堪え忍び、飾り気がなくまっすぐな気性をしているさま。また、その性質のこと。 【語源・由来】 「史記」張丞相伝より。「堅忍」は我慢強いこと。…
【四字熟語】 堅忍果決 【読み方】 けんにんかけつ 【意味】 強い意志を持って耐え続け、そうと決めると思い切りよく行うこと。 【語源・由来】 吉田松陰「士規七則」より。「堅忍」は意志を守り続け我慢すること。「果決」は思い…
【四字熟語】 見性成仏 【読み方】 けんしょうじょうぶつ 【意味】 自身の持つ仏としての性質を見極め、悟りの境地に至ること。 【語源・由来】 「見性」は自身の本質を見極めること。「成仏」は悟りを得て、仏になること。禅宗の…
【四字熟語】 見賢思斉 【読み方】 けんけんしせい 【意味】 賢者を実際に見て、そうなりたいと憧れること。 【語源・由来】 「論語」里仁より。孔子の言葉から。 見賢思斉(けんけんしせい)の使い方 見賢思斉(けんけんしせい…