百川帰海【ひゃくせんきかい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)
【四字熟語】 百川帰海 【読み方】 ひゃくせんきかい 【意味】 多くの散らばっているものが一か所に集中するたとえ。また、衆人の考えが一点に集まることのたとえ。 【語源・由来】 すべての川が最後は海に注ぎ込むこと。 【典拠...
【四字熟語】 百川帰海 【読み方】 ひゃくせんきかい 【意味】 多くの散らばっているものが一か所に集中するたとえ。また、衆人の考えが一点に集まることのたとえ。 【語源・由来】 すべての川が最後は海に注ぎ込むこと。 【典拠...
【四字熟語】 百世不磨 【読み方】 ひゃくせいふま 【意味】 永久に消滅しないこと。 【語源・由来】 「百世」は非常に長い年月のこと。「不磨」は磨りへらないこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「南匈奴伝」 【類義語】 ・百...
【四字熟語】 百世之利 【読み方】 ひゃくせいのり 【意味】 永久の利益のこと。 【語源・由来】 「百世」はのちのちの世のこと。 【典拠・出典】 『史記』「張儀伝」 百世之利(ひゃくせいのり)の使い方 百世之利(ひゃくせ...
【四字熟語】 百世之師 【読み方】 ひゃくせいのし 【意味】 のちの世まで人の師と仰がれる人のこと。 【語源・由来】 「百世」は非常に長い年月、のちのちの世のこと。 【典拠・出典】 『孟子』「尽心・下」 百世之師(ひゃく...
【四字熟語】 百縦千随 【読み方】 ひゃくしょうせんずい 【語源・由来】 どんなわがままも聞くこと。また、どんなわがままでもきかれること。 【語源・由来】 「百縦」はさまざまなわがまま。「縦」はほしいままという意味。 【...
【四字熟語】 百姓一揆 【読み方】 ひゃくしょういっき 【意味】 江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。農村の疲弊や厳しい税の取り立てから逃れようとして起こした。「土一揆」ともいう。 【典拠・出典】 - 百姓一揆(ひゃ...
【四字熟語】 百舎重趼 【読み方】 ひゃくしゃちょうけん 【意味】 困難を乗りこえて遠路を行くこと。 【語源・由来】 「百舎」は百日宿泊する。また、百里行って一泊すること。「趼」は足にできるたこのことで、「重趼」はたこを...
【四字熟語】 百載無窮 【読み方】 ひゃくさいむきゅう 【意味】 永遠にきわまりないこと。天地の永久にきわまりないことにいう。 【語源・由来】 「百載」は百歳に同じで百年のこと。転じて、長く、永久にという意味。 【典拠・...
【四字熟語】 百依百順 【読み方】 ひゃくいひゃくじゅん 【意味】 すべて人のいいなりになること。 【語源・由来】 「依」は頼る、のっとるという意味。「順」はさからわずに従うという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ...
【四字熟語】 眉目清秀 【読み方】 びもくせいしゅう 【意味】 容貌がすがすがしく、ひいでているさま。 【語源・由来】 「眉目」はまゆと目。転じて容貌のこと。「清秀」は優れて、美しいこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】...
【四字熟語】 皮膚之見 【読み方】 ひふのけん 【意味】 うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。 【語源・由来】 「皮膚」ははだのことで、表面・うわべのたとえ。「見」は考えという意味。 【典拠・出典】 阮...
【四字熟語】 微妙玄通 【読み方】 びみょうげんつう 【意味】 物事の真理を知ること。 【語源・由来】 「微妙」は深淵で知り難いさま・高尚深淵なこと。「玄通」は奥深い道理に通ずること。 【典拠・出典】 『老子』「一五章」...
【四字熟語】 被髪佯狂 【読み方】 ひはつようきょう 【意味】 髪をふり乱して狂人のまねをすること。 【語源・由来】 「被髪」は髪の毛をふり乱したさま。「佯狂」は狂人のまねをする。 中国殷末、紂王に仕えた太師の箕子は酒と...
【四字熟語】 被髪文身 【読み方】 ひはつぶんしん 【意味】 中華の文明に浴していない異民族の風俗のこと。 【語源・由来】 「被髪」は髪を結ばずに解き乱してあるもの、「文身」はからだに入れ墨をすること。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 被髪左衽 【読み方】 ひはつさじん 【意味】 野蛮な風俗のこと。 【語源・由来】 「被髪」は髪を結ばないでふり乱したさま。「衽」は襟のことで、「左衽」は着物を左前に着ること。普通と逆の着方。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 被髪纓冠 【読み方】 ひはつえいかん 【意味】 非常に急いで行動すること。 【語源・由来】 「被髪」は髪の毛をふり乱したさま。「纓冠」は冠のひもを結ぶこと。髪をふり乱したまま冠のひもを結ぶこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 肥馬軽裘 【読み方】 ひばけいきゅう 【意味】 たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。 【語源・由来】 「肥馬」は肥えた立派な馬のこと。「裘」は上等な皮ごろものこと。「軽裘」は軽くて高級な皮ご...
【四字熟語】 髀肉之嘆 【読み方】 ひにくのたん 【意味】 実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。 【語源・由来】 「髀肉」はももの肉。「嘆」は嘆き悲しむこと。 中国三国時代、蜀の劉備は大志を抱いていたが不遇...
【四字熟語】 肥肉厚酒 【読み方】 ひにくこうしゅ 【意味】 肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒宴。 【語源・由来】 「肥肉」は鳥獣の肥え太ったうまい肉。「厚酒」はよい酒、うまい酒。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「本生」...
【四字熟語】 篳路藍縷 【読み方】 ひつろらんる 【意味】 たいへん苦労をして働くこと。貧しく身分の低い身から出発し、困難を乗り越えて事業をはじめること。柴で作った粗末な車とぼろの着物のこと。 【語源・由来】 「篳」はい...
【四字熟語】 筆力扛鼎 【読み方】 ひつりょくこうてい 【意味】 文章の筆力が非常に強いこと。 【語源・由来】 「筆力」は筆づかい、勢いをいう。中唐の韓愈が張籍の文章をほめたたえて言った言葉。 「扛鼎」は鼎を持ち上げるこ...
【四字熟語】 匹夫匹婦 【読み方】 ひっぷひっぷ 【意味】 教養のない平凡な者のこと。 【語源・由来】 「匹夫」は身分の卑しい男のこと。「匹婦」は身分の卑しい女のこと、転じて平凡な男女のことをいう。 【典拠・出典】 『論...
【四字熟語】 匹夫之勇 【読み方】 ひっぷのゆう 【意味】 考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。 【語源・由来】 「匹夫」は身分の卑しい男のこと。転じて小人をいう。小人の勇気のこと。 【典拠・出典】 『孟子』「梁恵...
【四字熟語】 筆削褒貶 【読み方】 ひっさくほうへん 【意味】 批評の態度が公正できびしい「春秋筆法」を表す語。 【語源・由来】 「筆削」は書くべきものは書きとり去るべきところは削ること。「褒貶」は褒めるべきところは褒め...
【四字熟語】 筆耕硯田 【読み方】 ひっこうけんでん 【意味】 文章で生計を立てること。 【語源・由来】 文人の硯を農夫の田に見立て、筆で耕すという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・傭書自資(ようしょじし) ・心...
【四字熟語】 尾大不掉 【読み方】 びだいふとう 【意味】 上に立つ者の力が弱く、下にいる者の力が強すぎて制御不能になること。下の者を自由に操れないこと。 【語源・由来】 「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉われざるは、君...
【四字熟語】 肥大蕃息 【読み方】 ひだいはんそく 【意味】 肥え太り盛んにふえること。 【語源・由来】 「肥大」は肥えて大きくなること。「蕃息」は茂りふえる、生まれふえること。「蕃」は茂る、ふえること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 悲壮淋漓 【読み方】 ひそうりんり 【意味】 悲しく哀れな中にも意気のあること。悲しみのうちにも痛ましいほどの勇ましさのあること。 【典拠・出典】 林鶴梁「東湖遺稿序」 悲壮淋漓(ひそうりんり)の使い方 悲...
【四字熟語】 匪石之心 【読み方】 ひせきのこころ 【意味】 節操が固く何事にも動じない堅固な心のたとえ。 【語源・由来】 自分の信念を堅く守り、決して揺らぐことのない心のこと。 ころころ転がる石とは違い、うつろい変わる...
【四字熟語】 尾生之信 【読み方】 びせいのしん 【意味】 約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。 【語源・由来】 「尾生」は人名。「信」は信義という意味。 中国春秋時代、魯の国に尾生という若者がいた...
【四字熟語】 美人薄命 【読み方】 びじんはくめい 【意味】 美しい女性は、とかく不運で短命である。 【語源・由来】 「薄命」は短命でふしあわせなこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・佳人薄命(かじんはくめい) ・才...
【四字熟語】 飛絮漂花 【読み方】 ひじょひょうか 【意味】 女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。特に遊女などに身を落としてあてどもなく辛苦する女性のたとえ。 【語源・由来】 「飛絮」は風に飛び交う柳の花。あ...
【四字熟語】 悲傷憔悴 【読み方】 ひしょうしょうすい 【意味】 非常に悲しんで憂いやつれること。 【語源・由来】 「悲傷」は悲しみいたむこと。「憔悴」は憂い苦しむ、またやつれ衰える。 【典拠・出典】 蘇轍「黄州快哉亭記...
【四字熟語】 美須豪眉 【読み方】 びしゅごうび 【意味】 凛々しい男性のこと。 【語源・由来】 「美須」は美しいひげのこと。「須」は「鬚」に同じ。「豪眉」は太く強い眉のこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「趙壱伝」 美須...
【四字熟語】 微言大義 【読み方】 びげんたいぎ 【意味】 簡潔な言葉で奥深い意味や道理を含んでいること。 【語源・由来】 孔子の言葉について行った語。孔子が書いたとされる「春秋」の記述法を評した語。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 被堅執鋭 【読み方】 ひけんしつえい 【意味】 完全武装すること。 【語源・由来】 「披堅」は堅い鎧を身につけること。「執鋭」は鋭い刃剣を手に持つこと。また、そのようにして戦うこと。 【典拠・出典】 『戦国...
【四字熟語】 万古千秋 【読み方】 ばんこせんしゅう 【意味】 過去から未来までずっとということ。永遠に。 【語源・由来】 「万古」はいつまでも、永久にという意味。「千秋」は千年で、永い年月という意味。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 繁劇紛擾 【読み方】 はんげきふんじょう 【意味】 非常に忙しくて混乱していること。 【語源・由来】 「繁劇」は非常に忙しいこと。「劇」は激しいという意味。「紛擾」は乱れてごたごたすること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 匪躬之節 【読み方】 ひきゅうのせつ 【意味】 自分の利害はかえりみないで、忠節を尽くすこと。 【語源・由来】 「匪躬」はわが身の利害損得を考えないこと。 【典拠・出典】 韓愈「争臣論」 匪躬之節(ひきゅう...
【四字熟語】 卑躬屈節 【読み方】 ひきゅうくっせつ 【意味】 主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。 【語源・由来】 「卑躬」は腰をかがめて頭を垂れること。「屈節」は自分の主義主張を曲げること。 【典拠・...
【四字熟語】 媚眼秋波 【読み方】 びがんしゅうは 【意味】 美人のなまめかしい媚びる目つきこと。 【語源・由来】 「媚眼」はなまめかしい目つき。「秋波」は秋の澄んだ波のことから、美人の澄んだ目、転じて色目・流し目のこと...
【四字熟語】 眉間一尺 【読み方】 びかんいっしゃく 【意味】 賢人の相のたとえ。 【語源・由来】 両眉の間が広いこと。「眉間」は両方の眉の間。 【典拠・出典】 『呉越春秋』「王僚使公子光伝」 眉間一尺(びかんいっしゃく...
【四字熟語】 被褐懐玉 【読み方】 ひかつかいぎょく 【意味】 すぐれた才能を包み隠しているたとえ。 【語源・由来】 うわべは粗末な服を着ていながら、実はふところに玉を隠し持っていること。すぐれた才能がありながら、それを...
【四字熟語】 被害妄想 【読み方】 ひがいもうそう 【意味】 ありもしない危害を受けていると思い込むこと。 【語源・由来】 精神疾患にみられる症状。「妄想」は仏教語でよこしまな思い。 【典拠・出典】 - 被害妄想(ひがい...
【四字熟語】 靡衣婾食 【読み方】 びいとうしょく 【意味】 美しい着物を好んで一時の食を貪って将来のことを考えないこと。 【語源・由来】 「靡衣」は華やかで美しい着物。「婾食」はかりそめの食事。一時の食事。 【典拠・出...
【四字熟語】 美意延年 【読み方】 びいえんねん 【意味】 なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるということ。 【語源・由来】 「美」は楽しむ、「意」は心のことで、「延年」は長生きすること。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 攀竜附驥 【読み方】 はんりょうふき 【意味】 すぐれた人物に仕えることによって、自分も出世すること。 【語源・由来】 「攀」はすがりつくという意味。「驥」は一日に千里を走るという名馬。竜につかまり、驥につ...
【四字熟語】 万里鵬翼 【読み方】 ばんりほうよく 【意味】 非常に遠く隔たった広い空やはるかな旅路などのたとえ。また、大きな気概や勢いのたとえ。 【語源・由来】 「鵬」は想像上の巨大な鳥。背の広さは幾千里あるかわからず...
【四字熟語】 万里鵬程 【読み方】 ばんりほうてい 【意味】 遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。 【語源・由来】 おおとりがつむじ風に羽ばたき九万里も飛び上がること。また前途が洋々たることの形容に使われる...
【四字熟語】 万里之望 【読み方】 ばんりののぞみ 【意味】 立身出世しようとする願いの事。 【語源・由来】 「万里」は一万里、転じて遠いところ。遠くに到達しようとする望みをいう。 【典拠・出典】 - 万里之望(ばんりの...
【四字熟語】 万里同風 【読み方】 ばんりどうふう 【意味】 世の中が平和であること。また遠方まで風俗が同化されていること。 【語源・由来】 万里の遠方まで同じ風が吹くという意味から。 【典拠・出典】 『漢書』「終軍伝」...
【四字熟語】 汎濫停蓄 【読み方】 はんらんていちく 【意味】 広い分野にわたって、深い学識があること。 【語源・由来】 「汎濫」は水がみなぎりあふれることから転じて、広く物事に通じること。「停蓄」は水が深く溜まることか...
【四字熟語】 万目睚眥 【読み方】 ばんもくがいさい 【意味】 多くの人に睨まれること。 【語源・由来】 「万目」は多くの人の目。転じて多くの人。「睚眥」は目にかどをたててにらむこと。「睚」はもと「まなじり」のこと。「眥...
【四字熟語】 半面之識 【読み方】 はんめんのしき 【意味】 ほんのちょっとした顔見知りのこと。 【語源・由来】 白居易の「与元九書」より。「半面」は顔の半分のこと。半面程度の知り合いという意味。半面識。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 反哺之羞 【読み方】 はんぽのしゅう 【意味】 親の恩に報いること。 【語源・由来】 「反哺」は烏の子が成鳥になると、育ててくれた親鳥に餌を運んで、口移しをして親を養うということから、父母に恩を返すことをい...
【四字熟語】 繁文縟礼 【読み方】 はんぶんじょくれい 【意味】 形式や手続きが複雑で面倒なこと。 【語源・由来】 「繁文」はこまごました飾り、わずらわしい規則のこと。「縟礼」はこみいった礼儀作法の事。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 万夫之望 【読み方】 ばんぷののぞみ 【意味】 天下の万人が仰ぎ慕うこと。また、そういう人。 【語源・由来】 「万夫」は数多くの人、万人。「望」は仰ぎ見る、尊敬する意。 【典拠・出典】 『易経』「繋辞・下」...
【四字熟語】 万物逆旅 【読み方】 ばんぶつのげきりょ 【意味】 天地のこと。 【語源・由来】 「万物」は宇宙にあるあらゆるもの。「逆旅」は旅館のこと。万物が天地の間に生滅するようすが、旅人が旅館に泊まり、そして去ってゆ...
【四字熟語】 万物斉同 【読み方】 ばんぶつせいどう 【意味】 人間の相対的な知を否定し、唯一絶対の道からすればすべては同じであるとする荘子の学説。 【語源・由来】 人間の認識は相対の対立概念で成り立っているが、それらを...
【四字熟語】 万物殷富 【読み方】 ばんぶついんぷ 【意味】 国が栄えて万物が盛んで豊かなこと。 【語源・由来】 「殷」は盛んなこと、富むこと。 【典拠・出典】 『史記』「陸賈伝」 万物殷富(ばんぶついんぷ)の使い方 万...
【四字熟語】 万物一馬 【読み方】 ばんぶついちば 【意味】 この世にあるあらゆるものは、すべて同一のものであるということのたとえ。万物は一頭の馬であるという意味。 【語源・由来】 『荘子』の相対的立場をはなれて万物は同...
【四字熟語】 帆腹飽満 【読み方】 はんぷくほうまん 【意味】 舟の帆が風いっぱいにはらんでいるさま。 【語源・由来】 「帆腹」は舟の帆のこと。「飽満」は飽きるほど腹いっぱい食べるという意味で、ここは風をいっぱいにはらん...
【四字熟語】 万万千千 【読み方】 ばんばんせんせん 【意味】 きわめて数の多いことの形容。 【典拠・出典】 『論衡』「自然」 【類義語】 ・幾千幾万(いくせんいくまん) 万万千千(ばんばんせんせん)の使い方 万万千千(...
【四字熟語】 万能一心 【読み方】 ばんのういっしん 【意味】 何事も一心に心を集中して学ばなければ身につかないということ。どんな技芸をこなせても、真心が欠けていればなんにもならないということ。 【典拠・出典】 - 万能...
【四字熟語】 班田収授 【読み方】 はんでんしゅうじゅ 【意味】 大化改新の土地制度。 【語源・由来】 国が公民に一定の規則にもとづいて田地を分け与え、死後これを返させた中国の均田法にならって、わが国では大化改新後に行わ...
【四字熟語】 半知半解 【読み方】 はんちはんかい 【意味】 自分のものになっていない、なまはんかな知識や理解のこと。一つの事を知っていても半分しか理解していないという意味。半可通。 【典拠・出典】 『滄浪詩話』「詩弁」...
【四字熟語】 万代不易 【読み方】 ばんだいふえき 【意味】 永久に変わらないこと。 【語源・由来】 「不易」は変わらないこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・万古不易(ばんこふえき) ・千古不易(せんこふえき) ・...
【四字熟語】 万全之策 【読み方】 ばんぜんのさく 【意味】 まったく手ぬかりがないはかりごと。 【語源・由来】 「万全」は万に一つの失策もないという意味。 【典拠・出典】 『三国志』「魏志・劉表伝」 【類義語】 ・万全...
【四字熟語】 版籍奉還 【読み方】 はんせきほうかん 【意味】 各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。 【語源・由来】 「版籍」は土地と人民のこと。「奉還」はお返しするという意味。 【典拠・出典】 - 版籍奉還(はんせき...
【四字熟語】 万世不刊 【読み方】 ばんせいふかん 【意味】 いつまでも滅びることがないこと。 【語源・由来】 「不刊」は滅びない、摩滅しない。「刊」はけずり除く。昔の文書は竹簡に漆で書き、不要の部分は削り取ったことから...
【四字熟語】 万世不易 【読み方】 ばんせいふえき 【意味】 永久に変わらないこと。 【語源・由来】 「万古」は永遠にという意味。「不易」は変わらないこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・万古不易(ばんこふえき) ・...
【四字熟語】 万世一系 【読み方】 ばんせいいっけい 【意味】 永久に同じ血統が続くこと。 【語源・由来】 「万世」は万代・よろずよのこと。「一系」は同じ血すじという意味。特にわが国の皇室についていう。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 万水千山 【読み方】 ばんすいせんざん 【意味】 山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。また、道の遠くはるかなことの形容。道のけわしいことの形容。 【語源・由来】 「千」「万」は数の多いことを表す「千...
【四字熟語】 万杵千砧 【読み方】 ばんしょせんちん 【意味】 きぬたを打つ大勢の婦人のこと。また、あちこちから聞こえるきぬたの音のこと。 【語源・由来】 「万」「千」は数が多いことを示す語。「砧」はきぬたで、布を槌で打...
【四字熟語】 班女辞輦 【読み方】 はんじょじれん 【意味】 班倢伃は車に一緒に乗るのを断った。 【語源・由来】 『蒙求』「班女辞輦」より。「班女」は前漢の班倢伃のこと。漢の成帝の寵愛があった女性。班が姓、倢伃は女官の位...
【四字熟語】 伴食大臣 【読み方】 ばんしょくだいじん 【意味】 その職にいて実力が伴わない無能な宰相。また、無能な大官や職務を果たさない人のたとえ。 【語源・由来】 「伴食」は正客のお供をしてごちそうになること。相伴。...
【四字熟語】 万乗之君 【読み方】 ばんじょうのきみ 【意味】 兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。 【語源・由来】 「乗」は車を数える数量詞。 【典拠・出典】 『孟子』「公孫丑・上」 【類義語】 ・...
【四字熟語】 万寿無疆 【読み方】 ばんじゅむきょう 【意味】 いつまでも長生きをすること。 【語源・由来】 「万寿」は万年の寿命ということから、長生きすること。長命。「無疆」はきわまりがない。際限がないという意味。長命...
【四字熟語】 反首抜舎 【読み方】 はんしゅばっしゃ 【意味】 あわれな姿になって野宿すること。 【語源・由来】 「反首」は髪の毛をふり乱して垂らした哀れな姿のこと。「抜舎」は野宿をすること。 【典拠・出典】 『春秋左氏...
【四字熟語】 盤石之固 【読み方】 ばんじゃくのかため 【意味】 きわめて堅固なこと。 【語源・由来】 「盤石」は大きい岩のことで、安定して動かないことのたとえ。 【典拠・出典】 陸機「五等諸侯論」 【類義語】 ・盤石之...
【四字熟語】 万古不易 【読み方】 ばんこふえき 【意味】 永久に変わらないこと。 【語源・由来】 「万古」は永遠にという意味。「不易」は変わらないこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・千古不易(せんこふえき) ・千...
【四字熟語】 万古長青 【読み方】 ばんこちょうせい 【意味】 良い関係がいつまでも続くこと。 【語源・由来】 「万古」は永遠にという意味。「長青」は松の葉が青々としていつまでも色あせないこと。 【典拠・出典】 - 【類...
【四字熟語】 煩言砕辞 【読み方】 はんげんさいじ 【意味】 わずらわしくて細かい言葉。 【語源・由来】 「煩」はわずらわしい、くどくどしい。「砕」はくだくという意味から、こまごましてわずらわしいこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 繁絃急管 【読み方】 はんげんきゅうかん 【意味】 華麗でにぎやかな音楽。また、楽曲が佳境に入って盛り上がっていくこと。 【語源・由来】 「絃」は弦楽器。「管」は管楽器。「繁」はあわただしいこと。 【典拠・...
【四字熟語】 万頃瑠璃 【読み方】 ばんけいるり 【意味】 青く広々としているさま。 【語源・由来】 「万頃」は面積のきわめて広いこと。「頃」はもと面積の単位。「瑠璃」は紺青色の宝石。また紺青色の称。 【典拠・出典】 杜...
【四字熟語】 班荊道故 【読み方】 はんけいどうこ 【意味】 昔の友達とばったり会って昔の親交を思い、語り合うこと。 【語源・由来】 いばらを布いて座り語り合うという意味。「班荊」はいばら(草)を布くこと。転じて、昔の友...
【四字熟語】 反逆縁坐 【読み方】 はんぎゃくえんざ 【意味】 謀反に連座して罰を得ること。 【語源・由来】 「反逆」は君に背いて国を乱す、謀反のこと。「縁坐」は他人の罪で自分も処罰されること、まきぞえという意味。 【典...
【四字熟語】 半饑半渇 【読み方】 はんきはんかつ 【意味】 食料や飲み物が十分でない。 【語源・由来】 「半饑」は半ば飢えている状態、「半渇」は半ば渇いている状態のこと。 【典拠・出典】 - 半饑半渇(はんきはんかつ)...
【四字熟語】 反間苦肉 【読み方】 はんかんくにく 【意味】 敵同士の仲を裂き、敵をあざむくこと。 【語源・由来】 「反間」は敵のスパイを逆用して裏をかくことから、敵同士の仲を裂くこと。「苦肉」は自分の肉体を苦しめてみせ...
【四字熟語】 攀轅臥轍 【読み方】 はんえんがてつ 【意味】 立派な人の留任を希望して引き留めること。 【語源・由来】 「攀轅」は車の轅(車の前に出した二本の棒)にすがりつくこと。「臥轍」は車の轍に身を臥せること。立派な...
【四字熟語】 斑衣之戯 【読み方】 はんいのたわむれ 【意味】 親孝行のたとえ。親に孝養のかぎりをつくすことのたとえ。 【語源・由来】 「斑衣」は模様のある派手な服。ここでは子供が見につける派手な服。 中国周代、楚の老莱...
【四字熟語】 蛮夷戎狄 【読み方】 ばんいじゅうてき 【意味】 中国の周辺部の異民族の総称。 【語源・由来】 古代中国では、漢民族の周辺の諸国を、東夷、西戎、南蛮、北狄と称して、異民族を卑しんでいたことから。 【典拠・出...
【四字熟語】 氾愛兼利 【読み方】 はんあいけんり 【意味】 すべての人々をあまねく愛し、利益をともに広く分け合うこと。 【語源・由来】 「氾」は広くすみずみまでという意味。『荘子』で、兼愛・非攻を唱えた墨子について述べ...
【四字熟語】 馬良白眉 【読み方】 ばりょうはくび 【意味】 多くの中でいちばんすぐれているもののこと。 【語源・由来】 「白眉」は白い眉のこと。中国三国時代、蜀の馬氏の五人兄弟は皆優秀な人物であったが、なかでも馬良はひ...
【四字熟語】 跛立箕坐 【読み方】 はりゅうきざ 【意味】 無作法なさま。 【語源・由来】 片足で立ったり、両足を投げ出してすわったりする。「跛」はかたよる、片足で立つ。「箕」は「み」というざるの一種で両足を投げ出したさ...
【四字熟語】 罵詈讒謗 【読み方】 ばりざんぼう 【意味】 ありとあらゆる悪口をいうこと。 【語源・由来】 「罵詈」は口ぎたなく相手をののしること、「讒謗」はそしるという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・悪口雑言...
【四字熟語】 波瀾曲折 【読み方】 はらんきょくせつ 【意味】 非常に込み入った事情。または非常に込み入った変化。 【語源・由来】 「波瀾」は波と荒波でもめごとという意味。「曲折」は折れ曲がることから込み入った事情という...
【四字熟語】 爬羅剔抉 【読み方】 はらてきけつ 【意味】 隠れた人材を見つけ出して用いること。また、人の秘密や欠点をあばき出すこと。 【語源・由来】 「爬」は爪などでかくこと。「羅」は網で鳥を捕ること。「剔」はそぎ取る...
【四字熟語】 破釜沈船 【読み方】 はふちんせん 【意味】 生還を考えず、決死の覚悟で出陣すること。出陣に際し、炊事をするための釜をこわし、船を沈め、退路を断つこと。 【典拠・出典】 『史記』「項羽紀」 【類義語】 ・背...
【四字熟語】 波濤万里 【読み方】 はとうばんり 【意味】 遠い外国のこと。非常に遠く海をへだてているという意味。 【語源・由来】 「波濤」はおおなみのこと、「万里」は非常に遠い距離のたとえ。はるばると外国へおもむくとき...
【四字熟語】 破天荒解 【読み方】 はてんこうかい 【意味】 今まで誰もしなかったことにはじめて成功すること。型破り。 【語源・由来】 「天荒」は凶作。または凶作などで雑草が生い茂ること。「破」はつきやぶるという意味。「...
【四字熟語】 撥乱反正 【読み方】 はつらんはんせい 【意味】 乱れた世を治めて、もとの正常な世にもどすこと。 【語源・由来】 「撥」は治めること。「反」は返すという意味。 【典拠・出典】 『春秋公羊伝』「哀公一四年」 ...
【四字熟語】 抜来報往 【読み方】 ばつらいほうおう 【意味】 速やかに来て、速やかに往くこと。また、たびたび行き来すること。 【語源・由来】 「抜」と「報」ともに疾いという意味。「抜来」は疾く往くこと。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 発揚蹈厲 【読み方】 はつようとうれい 【意味】 手足を上げ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。 【語源・由来】 「発揚」は盛んにすること。「蹈」は足踏みする。小踊りすること。「厲」は激しい厳しいさまをい...
【四字熟語】 抜本塞源 【読み方】 ばっぽんそくげん 【意味】 災いの原因を取り除くこと。 【語源・由来】 「本」は木の根。「源」が水源のこと。弊害をなくすために根本にさかのぼって処理することをいう。もと、根を抜き水源を...
【四字熟語】 発憤興起 【読み方】 はっぷんこうき 【意味】 気持ち、心を奮いおこして立ち上がること。 【語源・由来】 「発憤」は心を奮いおこすこと。「興起」感動して奮い立つ、立ち上がること。 【典拠・出典】 - 発憤興...
【四字熟語】 発憤忘食 【読み方】 はっぷんぼうしょく 【意味】 心を奮い立たせて、食事をとるのも忘れるほど物事に夢中になって励むこと。 【語源・由来】 「発憤」は心を奮いおこすこと。「忘食」は食事をとるのも忘れるほど熱...
【四字熟語】 伐氷之家 【読み方】 ばっぴょうのいえ 【意味】 位の高い高貴な家柄のこと。 【語源・由来】 昔中国では、卿大夫以上の身分の者だけが、葬祭のとき氷を用いる資格があったことによる。 【典拠・出典】 『大学』 ...
【四字熟語】 伐性之斧 【読み方】 ばっせいのおの 【意味】 心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。 【語源・由来】 「伐性」は人間の本性をそこなうこと。女色や僥倖は人の本性をそこな...
【四字熟語】 発人深省 【読み方】 はつじんしんせい 【意味】 人を啓発して、物事を深く考えるようにさせること。 【語源・由来】 「発」は引きあげる、高めるという意味で、「発人」は人を啓発すること。「深省」は深くかえりみ...
【四字熟語】 発縦指示 【読み方】 はっしょうしじ 【意味】 戦闘において戦いを指揮すること。また、指揮官。猟犬を解き放ち、獲物のいる場所を指示するという意味。 【語源・由来】 項羽を滅ぼし天下を平定した高祖が、将兵を評...
【四字熟語】 八索九丘 【読み方】 はっさくきゅうきゅう 【意味】 古い書籍のこと。 【語源・由来】 「八索」「九丘」ともに中国古代の書名。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「昭公一二年」 八索九丘(はっさくきゅうきゅう)...
【四字熟語】 跋扈跳梁 【読み方】 ばっこちょうりょう 【意味】 悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。 【語源・由来】 「跋扈」は思うままにのさばり振る舞うこと。「跳梁」はおどりあがりはね回ること。 【典拠・出...
【四字熟語】 白黒分明 【読み方】 はっこくぶんめい 【意味】 よいものと悪いものとの区分がはっきりしていること。 【語源・由来】 「白黒」は物事のよしあし・是と非。「分明」ははっきりしていること。 【典拠・出典】 『漢...
【四字熟語】 八紘一宇 【読み方】 はっこういちう 【意味】 全世界を一つの家として考えること。 【語源・由来】 「八紘」は天地の八方の隅のことで、全世界という意味。「宇」は家のこと。 【典拠・出典】 『日本書紀』「神武...
【四字熟語】 抜苦与楽 【読み方】 ばっくよらく 【意味】 苦しみを取り除いて、安楽を与えること。 【語源・由来】 「抜」は取り除くという意味で、「抜苦」は苦しみを取り除くこと。本来仏教語で、仏の慈悲のことをいう。 【典...
【四字熟語】 白駒空谷 【読み方】 はっくくうこく 【意味】 賢人が登用されず野にあること。 【語源・由来】 「白駒」は白い毛の馬で、賢人のたとえ。「空谷」は人けのない寂しい谷。白毛の馬が寂しい谷にいるという意味。 【典...
【四字熟語】 撥雲見日 【読み方】 はつうんけんじつ 【意味】 気がかりなことがなくなって希望がもてるようになること。 【語源・由来】 立ちこめていた暗雲が払いのけられて光明がさし、前途に希望が持てるようになるさまをいう...
【四字熟語】 馬遅枚速 【読み方】 ばちばいそく 【意味】 文章を作るのに司馬相如は遅く枚皐は速かった。 【語源・由来】 「馬」は前漢の司馬相如のこと。賦(漢代に盛んに作られた散文的な韻文)の大家。「枚」は前漢の枚皐のこ...
【四字熟語】 八元八凱 【読み方】 はちげんはちがい 【意味】 心が清く正しくて、徳の高い人のこと。 【語源・由来】 「元」はよいという意味。「凱」は徳が大きいこと。「八元」は中国古代伝説時代の高辛氏のときの八人の徳のあ...
【四字熟語】 破竹之勢 【読み方】 はちくのいきおい 【意味】 止めがたいほど勢いが盛んなこと。 【語源・由来】 「破竹」は竹を割ること。竹は最初の一節を割ると、次から次に裂けることからいう。 【典拠・出典】 『北史』「...
【四字熟語】 破邪顕正 【読み方】 はじゃけんしょう 【意味】 不正を打破し正義を守ること。 【語源・由来】 本来は仏教語で、邪説や邪道を打ち破って、正義・正道を確立すること。 【典拠・出典】 『三論玄義』 破邪顕正(は...
【四字熟語】 馬歯徒増 【読み方】 ばしとぞう 【意味】 無駄に歳をとること。 【語源・由来】 「馬歯」は「馬齢」と同じで、自分の年齢の謙遜語。「徒増」は徒らに増えるという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・馬歯加...
【四字熟語】 馬氏五常 【読み方】 ばしごじょう 【意味】 多くの中で一番すぐれているもののこと。 【語源・由来】 中国三国時代、蜀の馬氏の五人兄弟は皆優秀な人物であったが、なかでも馬良はひときわすぐれていた。その馬良の...
【四字熟語】 白竜白雲 【読み方】 はくりょうはくうん 【意味】 古代中国の法官の呼び名。 【語源・由来】 「白竜」は伏羲時代の法官。「白雲」は黄帝時代の法官の称。伏羲・黄帝は古代伝説上の聖天子。 【典拠・出典】 『唐律...
【四字熟語】 薄利多売 【読み方】 はくりたばい 【意味】 利益を少なくして品物を多く売ること。高値で売るよりは数をこなして総勘定でもうけをねらう商法。 【典拠・出典】 - 薄利多売(はくりたばい)の使い方 薄利多売(は...
【四字熟語】 伯楽一顧 【読み方】 はくらくのいっこ 【意味】 達識の人に能力を認められ重用されるたとえ。 【語源・由来】 「伯楽」は中国春秋時代の人で、名馬を見分けることで知られた。「一顧」は一度ふりかえってみること。...
【四字熟語】 伯兪泣杖 【読み方】 はくゆきゅうじょう 【意味】 親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。 【語源・由来】 「伯兪」は人の名。「杖」はむちのこと。 中国漢の韓伯兪は、孝心が厚い人であったがあるとき過ちをお...
【四字熟語】 白面書生 【読み方】 はくめんのしょせい 【意味】 年少で未熟なこと。 【語源・由来】 「白面」は素顔、「書生」は学を志して半ばの者のことで、年が若く経験が乏しい書生。 【典拠・出典】 『宋書』「沈慶之伝」...
【四字熟語】 薄暮冥冥 【読み方】 はくぼめいめい 【意味】 夕暮れの薄暗いさま。 【語源・由来】 「薄暮」は夕暮れ。「薄」は迫る、近づくという意味。「冥冥」は暗いさま。 【典拠・出典】 范仲淹「岳陽楼記」 薄暮冥冥(は...
【四字熟語】 白璧微瑕 【読み方】 はくへきのびか 【意味】 りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。 【語源・由来】 「白璧」は白く美しい宝石のこと。「微瑕」はほんのわずかな瑕という意味。 【典拠・出典】 蕭...
【四字熟語】 白璧断獄 【読み方】 はくへきだんごく 【意味】 罪の疑わしいは許し、賞の疑わしい者には賞を与える判決。 【語源・由来】 まったく同じように見える白壁(白い玉)が見る方向を変えて見ると、一つはもう一つの倍の...
【四字熟語】 博文約礼 【読み方】 はくぶんやくれい 【意味】 広く文献に目を通して学問を修め、礼をもって学んだことをしめくくり実践すること。 【語源・由来】 「文」は書物・文献のこと。「約」はしめくくる、まとめるという...
【四字熟語】 博聞彊識 【読み方】 はくぶんきょうしき 【意味】 広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。 【語源・由来】 「博聞」は広く聞き知る、見聞が広いという意味。 【典...
【四字熟語】 薄物細故 【読み方】 はくぶつさいこ 【意味】 ささいな取るに足りないこと。 【語源・由来】 「薄物」「細故」ともに、ささいなことという意味。「故」は事という意味。 【典拠・出典】 『史記』「匈奴伝」 薄物...
【四字熟語】 白眉最良 【読み方】 はくびさいりょう 【意味】 多くの中で一番すぐれているもののこと。 【語源・由来】 「白眉」は白い眉のこと。 中国三国時代、蜀の馬氏の五人兄弟は皆優秀な人物であったが、なかでも馬良はひ...
【四字熟語】 白板天子 【読み方】 はくはんのてんし 【意味】 晋が南渡して東晋となり、天子がその象徴である国璽なく即位したことから、北人が東晋の天子を呼んだもの。 【語源・由来】 六朝時代、官位を授けるとき白板に命令を...
【四字熟語】 白馬非馬 【読み方】 はくばひば 【意味】 こじつけや詭弁をいう。 【語源・由来】 中国戦国時代末に公孫竜が唱えた説。白馬という語は白と馬という二つの概念であって単に馬という概念と同じではなく、白馬は馬では...
【四字熟語】 白髪青袗 【読み方】 はくはつせいしん 【意味】 晩年に官を得ること。また、無位の者のこと。 【語源・由来】 「白髪」はしらが、「青袗」は浅黄色のひとえの短い衣服という意味。 【典拠・出典】 『侯鯖録』「七...
【四字熟語】 漠漠濛濛 【読み方】 ばくばくもうもう 【意味】 ぼんやりしていてよく分からないさま。 【語源・由来】 「漠」は漠然の漠でぼんやりという意味。「濛」はうす暗いという意味。それぞれを二つ重ねて意味を強める。と...
【四字熟語】 白荼赤火 【読み方】 はくとせきか 【意味】 一面に軍を展開すること。 【語源・由来】 兵が一面に白い花のようにちり、赤い花が燃えさかるように展開すること。「荼」はちがや・のげし・にがな。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 白兎赤烏 【読み方】 はくとせきう 【意味】 時間のこと。 【語源・由来】 「白兎」は月にうさぎがいるという伝説から月のことをいう。「赤烏」は太陽の中に三本足のからすがいるという伝説から太陽(日)のことをい...
【四字熟語】 幕天席地 【読み方】 ばくてんせきち 【意味】 小さいことにこだわらないこと。また、志の大きいこと。 【語源・由来】 「席」は、むしろのこと。天を屋根のかわりの幕とし、大地をむしろとするという意味で、士気が...
【四字熟語】 伯仲之間 【読み方】 はくちゅうのかん 【意味】 互いの力が接近していて、優劣がつけにくいこと。 【語源・由来】 「伯」は長兄、「仲」は次兄のことで、「伯仲」はよく似ていて格別の違いがなく、力が接近している...
【四字熟語】 伯仲叔季 【読み方】 はくちゅうしゅくき 【意味】 兄弟の順序の呼称。 【語源・由来】 長兄を伯、次兄を仲、次を叔、末弟を季という。 【典拠・出典】 『論語』「微子」 【類義語】 ・孟仲叔季(もうちゅうしゅ...
【四字熟語】 百代過客 【読み方】 はくたいのかかく 【意味】 永遠に止まることのない旅人。歳月が過ぎ去って帰らないことを旅人にたとえた言葉。 【語源・由来】 「百代」は何代も何代も続くことで永遠という意味。「過客」は旅...
【四字熟語】 麦穂両岐 【読み方】 ばくすいりょうき 【意味】 豊作のまえぶれのこと。また、善政のたとえ。 【語源・由来】 「麦穂」は麦の穂。「両岐」は二またに分かれること。麦の穂が二またになって実るという意味。 【典拠...
【四字熟語】 白水真人 【読み方】 はくすいしんじん 【意味】 中国の貨幣、銭の異称。 中国後漢王朝の興起を予言したことば。また、銭のこと。 【語源由来】 中国新の王莽のとき、銭の表面の文字に金刀とあったのを二字合わせる...
【四字熟語】 白首窮経 【読み方】 はくしゅきゅうけい 【意味】 老年になるまで学問研究に励むこと。 【語源・由来】 「白首」はしらがあたま・老人のこと。「窮経」は経書を研究すること。 【典拠・出典】 蘇軾 白首窮経(は...
【四字熟語】 麦秀之歌 【読み方】 ばくしゅうのうた 【意味】 故国の滅亡を嘆くこと。 【語源・由来】 殷の王族であった箕子が殷王朝の滅亡後、殷の故都を過ぎその廃墟に麦が伸びているのを見て悲しみを作った歌。「麦秀」は麦が...
【四字熟語】 麦秀黍離 【読み方】 ばくしゅうしょり 【意味】 亡国の嘆きをいう。 【語源・由来】 殷の王族であった箕子が殷王朝の滅亡後、殷の故都を過ぎその廃墟に麦が伸びているのを見て悲しみを作った歌。「麦...
【四字熟語】 白日青天 【読み方】 はくじつせいてん 【意味】 晴れわたった青空と日の光で快晴という意味から転じて、心にやましいことがまったくないことのたとえ。また、はっきりしていること。無実が明らかになること。 【語源...
【四字熟語】 博施済衆 【読み方】 はくしさいしゅう 【意味】 広く恩恵を施して、民衆を苦しみから救うこと。 【語源・由来】 「博施」はくまなく行きわたる。「済衆」は危機や困難から人々を救うこと。 【典拠・出典】 『論語...
【四字熟語】 博識洽聞 【読み方】 はくしきこうぶん 【意味】 見聞が広く物事をよく知っていること。 【語源・由来】 「博識」は広く知る、「洽聞」は広く聞くという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・博物広聞(はくぶ...
【四字熟語】 白虹貫日 【読み方】 はくこうかんじつ 【意味】 真心が天に通じること。また、兵乱が起こり危機が迫る兆候のこと。白い虹が太陽を貫くという意味。 【典拠・出典】 『戦国策』「魏策」 白虹貫日(はくこうかんじつ...
【四字熟語】 白玉楼中 【読み方】 はくぎょくろうちゅう 【意味】 文人の死のこと。 【語源・由来】 「白玉楼」は白玉で造った天帝の高楼のことで、文人が死ぬとそこへ行くという。 「白玉楼中の人となる」「白玉楼中の人と化す...
【四字熟語】 白玉微瑕 【読み方】 はくぎょくのびか 【意味】 りっぱな人あるいは物にわずかな欠点があるたとえ。 【語源・由来】 「微瑕」はほんのわずかな瑕のこと。 【典拠・出典】 蕭統「陶淵明集序」 【類義語】 ・白璧...
【四字熟語】 璞玉渾金 【読み方】 はくぎょくこんきん 【意味】 人の素質がすぐれていて飾りけのないたとえ。 【語源・由来】 まだ精錬されていない鉱石とまだ磨かれていない玉という意味で、天然の美質をいう。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 莫逆之交 【読み方】 ばくぎゃくのまじわり 【意味】 互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。 【語源・由来】 「莫逆」の「莫」は「無」と同じ意味で、逆らうことがないという意味。 【典拠・出典】 『北史...
【四字熟語】 白眼青眼 【読み方】 はくがんせいがん 【意味】 相手によって冷淡になったり、歓迎したりすること。 【語源・由来】 「白眼」は白い目で、人を冷淡に見る目つきのこと。「青眼」は黒目がちの涼しい目で、人を歓迎す...
【四字熟語】 伯牙絶弦 【読み方】 はくがぜつげん 【意味】 心からの友人を失った悲しみ。 【語源・由来】 『呂氏春秋』「本味」より。「伯牙」は人の名前。「絶弦」は琴の弦を切ること。 中国春秋時代、琴の名手伯牙は友人の鐘...
【四字熟語】 博学篤志 【読み方】 はくがくとくし 【意味】 学問をする場合の教え。また、学問が広く熱心なこと。 【語源・由来】 広く学んで熱心にこころざすという意味。 【典拠・出典】 『論語』「子張」 博学篤志(はくが...
【四字熟語】 博学審問 【読み方】 はくがくしんもん 【意味】 幅広く学び、深く詳しく問いただすこと。 【語源・由来】 「博く之を学び、審らかに之を問い、慎みて之を思い、明らかに之を弁じ、篤く之を行う」より。 【典拠・出...
【四字熟語】 白屋之士 【読み方】 はくおくのし 【意味】 仕官せず貧困な読書人をいう。 【語源・由来】 「白屋」は白い茅でふいた屋根の家、転じて庶民や貧乏人の家のこと。 【典拠・出典】 『説苑』「尊賢」 白屋之士(はく...
【四字熟語】 白雲孤飛 【読み方】 はくうんこひ 【意味】 旅先で親を思うことのたとえ。 【語源・由来】 空に白い雲がぽつんと飛んでいるのを見て、その下に暮らす親を思い悲しむこと。 【典拠・出典】 『大唐新語』「挙賢」 ...
【四字熟語】 白衣三公 【読み方】 はくいさんこう 【意味】 無位無官の人が出世して、高い位につくこと。 【語源・由来】 「白衣」は庶民の衣服のこと、転じて無位無官の人。「三公」は最も高い三つの位という意味。 中国漢の公...
【四字熟語】 白衣宰相 【読み方】 はくいのさいしょう 【意味】 無位無官の人で宰相のような権勢をもつ人をいう。 【語源・由来】 「白衣」は無位無官の人。 【典拠・出典】 『新唐書』 白衣宰相(はくいのさいしょう)の使い...
【四字熟語】 白衣蒼狗 【読み方】 はくいそうく 【意味】 世の変化のはやいたとえ。 【語源・由来】 空の雲は白衣のように見えるかと思えばすぐに青い犬のように変わるという意味。「蒼狗」は青い犬・黒い犬。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 伯夷叔斉 【読み方】 はくいしゅくせい 【意味】 高潔で清廉潔白な人のこと。 【語源・由来】 「伯夷」「叔斉」はともに人名。「伯夷」と「叔斉」は、中国殷の孤竹君の子供で、父は弟の叔斉にあとを継がせようとした...
【四字熟語】 灞橋驢上 【読み方】 はきょうろじょう 【意味】 詩を作るのに絶好な場所のこと。 【語源・由来】 「灞橋」は長安の東にある灞水(川の名)にかかる橋。「驢」は驢馬の背の上という意味。「詩思は灞橋風雪の中、驢子...
【四字熟語】 破鏡重円 【読み方】 はきょうじゅうえん 【意味】 別れた夫婦がまたいっしょになること。また、離ればなれになっていた夫婦が再会すること。 【語源・由来】 「重」は重ねて・再びという意味。割れた鏡が再びもとの...
【四字熟語】 波及効果 【読み方】 はきゅうこうか 【意味】 波が広がるように伝わっていく物事の影響。 【語源・由来】 「波及」はある物事の余波が及ぶこと。だんだんと影響が及ぶこと。「効果」はその効きめ、結果のこと。 【...
【四字熟語】 波詭雲譎 【読み方】 はきうんけつ 【意味】 文章が自在で非常に巧妙なこと。 【語源・由来】 波や雲のように自由自在に限りなく変化すること。「詭」と「譎」はあやしい・あざむくという意味。転じて人の目を奪い驚...
【四字熟語】 馬鹿果報 【読み方】 ばかかほう 【意味】 思いがけずに大きな幸運を得るたとえ。 【語源・由来】 愚かな者は他人から憎まれたりしないので、かえってしあわせになれるということ。愚かな者が偶然に大きな幸運を得る...
【四字熟語】 馬鹿慇懃 【読み方】 ばかいんぎん 【意味】 度を越してていねいなこと。また、慇懃無礼なこと。 【語源・由来】 「慇懃」は丁寧なこと。ねんごろなこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・馬鹿丁寧(ばかていね...
【四字熟語】 破戒無慙 【読み方】 はかいむざん 【意味】 戒律を破っても少しも恥じないこと。 【語源・由来】 仏教語で「破戒」は僧が戒律を破ること。「慙」は恥という意味。 【典拠・出典】 - 破戒無慙(はかいむざん)の...
【四字熟語】 覇王之輔 【読み方】 はおうのほ 【意味】 最も強くて力がある補佐役のこと。 【語源・由来】 「覇王」は覇者と王者のこと。「輔」はたすけ・力添えという意味。 【典拠・出典】 『史記』「斉太公世家」 【類義語...
【四字熟語】 敗柳残花 【読み方】 はいりゅうざんか 【意味】 美人の容姿が衰えたことのたとえ。また、妓女や売春婦などのたとえ。 【語源・由来】 枯れた柳と盛りを過ぎた花。中国では春を告げる柳と花を若々しい娘に見たて、流...
【四字熟語】 廃仏毀釈 【読み方】 はいぶつきしゃく 【意味】 仏教を排斥すること。 【語源・由来】 「釈」は「毀釈」は釈迦(仏教)をそしるという意味。一八六七(明治元)年の神仏分離令の公布とともに、寺・仏像などの破壊運...
【四字熟語】 二六時中 【読み方】 にろくじちゅう 【意味】 一日中。終日。いつも・しじゅう。 【語源・由来】 昔、一日を昼六つ、夜六つにくぎり合計十二時としたことによる。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・四六時中(し...
【四字熟語】 悖徳没倫 【読み方】 はいとくぼつりん 【意味】 人としての道をはずれた行いのこと。 【語源・由来】 「悖徳」は道徳に背くこと。「没倫」は倫理意識をなくすこと。 【典拠・出典】 - 悖徳没倫(はいとくぼつり...
【四字熟語】 買櫝還珠 【読み方】 ばいとくかんしゅ 【意味】 外見の立派さにとらわれ、真の価値を見失ってつまらないものを尊ぶこと。 【語源・由来】 「櫝」はふた付きの、物をしまう箱のこと。きれいな箱だけ買って、中の珠玉...
【四字熟語】 杯中蛇影 【読み方】 はいちゅうのだえい 【意味】 疑い深くなり、ありもしないことに恐れ悩むこと。 【語源・由来】 酒杯の中に映った蛇の影という意味。中国河南の長官楽広の友人が酒を飲み、壁にかけた蛇を描いた...
【四字熟語】 背水之陣 【読み方】 はいすいのじん 【意味】 必死の覚悟で事に当たること。また、後にひけない困難な状況や立場のこと。 【語源・由来】 川や海を背にして、退却できないような陣形で戦うことからいう。中国漢の韓...
【四字熟語】 杯水車薪 【読み方】 はいすいしゃしん 【意味】 何の役にも立たないこと。 【語源・由来】 「杯水」は杯に一杯の水、ほんのわずかな水のこと。「車薪」は車一台分の薪のこと。杯一杯の水で、車一台分の薪が燃えてい...
【四字熟語】 廃寝忘食 【読み方】 はいしんぼうしょく 【意味】 ある事に熱中して、他の事をいっさい顧みないこと。また、ある事に専念して励むこと。 【語源・由来】 「廃寝」は寝るのをやめる。「忘食」は食事を忘れること。 ...
【四字熟語】 背信棄義 【読み方】 はいしんきぎ 【意味】 信義にそむき、道義を忘れること。 【語源・由来】 「背信」は信頼を裏切ること。信義にそむくこと。「棄義」は道義を捨て去るという意味。 【典拠・出典】 『北史』「...
【四字熟語】 悖入悖出 【読み方】 はいにゅうはいしゅつ 【意味】 道理にそむいた手段で得た財貨は、道理にそむいた方法で出ていく。道理にはずれたことをすれば道理にもとった報いを受けること。 【語源・由来】 「悖」はそむく...
【四字熟語】 杯酒解怨 【読み方】 はいしゅかいえん 【意味】 互いに酒を酌み交わし心からの会話を通して怨みやわだかまりを忘れる。 【語源・由来】 「杯酒」はさかずきに酌んだ酒。また酒を飲むこと。杯を酌み交わすこと。 【...
【四字熟語】 倍日幷行 【読み方】 ばいじつへいこう 【意味】 昼夜をわかたず急いで行くこと。 【語源・由来】 「倍日」は二日分のこと。「并」は合わせるという意味。二日分の行程を一日で行くこと。 【典拠・出典】 『史記』...
【四字熟語】 吠日之怪 【読み方】 はいじつのあやしみ 【意味】 見識の狭い者が、すぐれた言行をわけもわからず疑って非難すること。 【語源・由来】 「吠日」は日にむかって犬がほえること。中国蜀の地方は、山が高く雨も多いの...
【四字熟語】 買妻恥醮 【読み方】 ばいさいちしょう 【意味】 夫を棄てた妻がその後の結婚を恥じること。 【語源・由来】 漢の朱買臣の妻は貧乏に耐えきれず、将来富貴になるだろうという夫の言葉を信ぜず、夫のもとを去った。の...
【四字熟語】 梅妻鶴子 【読み方】 ばいさいかくし 【意味】 梅と鶴を家族にする意で、妻をめとらず俗世を離れ、気ままに風流に暮らすたとえ。 【語源・由来】 中国宋の時代、林逋は、隠遁して西湖のほとりに住んでいたが、妻をめ...
【四字熟語】 杯賢杓聖 【読み方】 はいけんしゃくせい 【意味】 杯と杓を聖賢にたとえて言ったもの。 【語源・由来】 「杯」はさかずき、「杓」は酒を酌むひしゃくという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・清聖濁賢(せ...
【四字熟語】 敗軍之将 【読み方】 はいぐんのしょう 【意味】 失敗して、弁解の資格のない者のこと。戦いに負けた大将のこと。 【語源・由来】 「敗軍の将以て勇を言う可からず」の略。「敗軍の将は兵を語らず」の形で用いること...
【四字熟語】 稗官野史 【読み方】 はいかんやし 【意味】 小説。また民間のこまごましたことを歴史風に書いたもの。 【語源・由来】 昔中国で、政治を行う者が民間の物語やうわさ話などを集めて政治の参考にしたが、「稗官」はそ...
【四字熟語】 吠影吠声 【読み方】 はいえいはいせい 【意味】 根拠がないようなことでも、誰かが言い始めると世間の人がさも本当のことのように言い広めること。 【典拠・出典】 『潜夫論』「賢難」 【類義語】 ・吠形吠声(は...
【四字熟語】 佩韋佩弦 【読み方】 はいいはいげん 【意味】 自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。 【語源・由来】 「佩」は佩び物。「韋」はなめし皮でやわらかく、「弦」はゆみづるできびしい。 中...
【四字熟語】 能鷹隠爪 【読み方】 のうよういんそう 【意味】 人よりすぐれた能力を持つ人はその力量をやたらに人前で誇示するようなことはしないということ。 【語源・由来】 「能鷹」は才能のある人のたとえ。「隠爪」力量をや...
【四字熟語】 嚢中之錐 【読み方】 のうちゅうのきり 【意味】 すぐれた人物は、平凡な人の中にいても必ず才能を発揮し真価があらわれることのたとえ。 【語源・由来】 袋の中に入れた錐はその先が袋を破って出てくることからいう...