中学生用に、高校受験やテストによく出題される四字熟語を集めました。
中学生が絶対に覚えておくべき四字熟語を厳選しましたので、この記事で紹介している四字熟語は全て確実に覚えておきましょう!
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目次
「あ行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
悪事千里(あくじせんり)
悪い行為や評判は、またたくまに世間に知れ渡ること。
悪戦苦闘(あくせんくとう)
非常に困難な中でも苦しみながら一生懸命努力し闘うこと。死に物狂いで苦しみながら困難を乗り越えること。
暗中模索(あんちゅうもさく)
手がかりもない中であれこれ試みること。試行錯誤。「暗中」は暗闇の中。「模作」は手探りで物を探す意。
意気消沈(いきしょうちん)
うまくいかなくて元気がなくなる。しょげかえること。
意気投合(いきとうごう)
互いの気持ちや考えなどがぴったり合うこと。
異口同音(いくどうおん)
たくさんの人が、みんな口を揃えて同じこと、同じ意見を言うこと。意見が一致すること。
意志薄弱(いしはくじゃく)
意思の力が弱く、物事を最後までやり通す力に欠けること。決断力に欠ける事。
以心伝心(いしんでんしん)
無言のうちに心が通じ合うこと。考えていることが言葉を言わずにお互いが理解しあう間柄のこと。
一意専心(いちいせんしん)
ひたすらひとつのことに、心を向けて集中すること。他に心を向けずにそのことのみを考えること。
一往一来(いちおういちらい)
行ったり来たりすること。
一期一会(いちごいちえ)
生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。一生に一度のことと考えてそのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも生涯にただ一度だと考えて常にまことをつくすべきことをいう。「一期」は仏教の語では人が生まれてから死ぬまでの間の意。
一日千秋(いちじつせんしゅう)
人や物事の到来を待ち焦がれること。早く来てほしいと思う気持ちが非常に強いこと。わずか一日が千年に思えるという意味。
一念発起(いちねんほっき)
あることを成し遂げようと決心すること。もと仏教の語で、仏道に入り悟りを開こうと決心すること。
一部始終(いちぶしじゅう)
始めから終わりまで。ことの成り行きの全てのこと。細々した細かいことすべてのこと。
一網打尽(いちもうだじん)
ひとまとめに捕まえること。多くは悪人や犯罪集団などに用いる。すべて捕らえるという意味で使用される。
一目瞭然(いちもくりょうぜん)
ちょっと見ただけで、はっきりと明らかなこと。
一攫千金(いっかくせんきん)
あまり苦労せずに一時に大きい利益を得ること。
一喜一憂(いっきいちゆう)
状況が少し変化するごとに、いちいち喜んだり悲しんだりすること。周りの状況に振り回され落ち着かないこと。
一騎当千(いっきとうせん)
並はずれた能力や経験を持つ人材。一人で千人の敵と戦うほど強いという意。
一挙一動(いっきょいちどう)
手を上げたり、体を動かしたりするという意味から、ちょっとした動作や振る舞い。一つ一つの動作や行動。
一挙両得(いっきょりょうとく)
一つの行動で二つの利益を得ること。また、少ない労力で多くの利益を得ること。
一刻千金(いっこくせんきん)
わずかな時間が千金にも値するという意味。とても価値のある、貴重な時間。
一触即発(いっしょくそくはつ)
非常に緊迫した状況にさらされていること。ちょっと触れただけですぐに爆発しそうな状態の意。「即」はすぐにの意。
一進一退(いっしんいったい)
前へ進んだり、後ろへ戻ったりすること、その様子。また、物事がよくなったり、悪くなったりすること。物事が順調に進んでいない、止まっている状態。
一心同体(いっしんどうたい)
二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様。
一心不乱(いっしんふらん)
ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。ひとつのことに集中し、ほかのことに心を奪われないさま。
一世一代(いっせいちだい)
一生のうちでただ一度。一生のうちで二度とないような重大なこと。もと、役者などが引退を前にして最後に得意の芸を演ずることをいう。
一石二鳥(いっせきにちょう)
何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。
一朝一夕(いっちょういっせき)
きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。ひと朝とひと晩の意から。
一長一短(いっちょういったん)
どんなもの・ことにも、長所(いい面)もある一方、必ず短所(悪い面)もそれにともなってあるということ。
一刀両断(いっとうりょうだん)
一太刀(ひとたち)で真っ二つに断ち切ること。即ち、物事をすばやく、はっきりと解決することを形容する。断固たる態度で物事を処理することの例え。
意味深長(いみしんちょう)
人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄があるさま。また、言葉の裏に別の意味が隠されていること。「意味深(いみしん)」と略される。
因果応報(いんがおうほう)
よい行いには必ずよい結果、悪い行いには必ず悪い結果があるということ。
右往左往(うおうさおう)
右に行ったり左に行ったりして、あわてふためくこと。また、混乱して秩序がないたとえ。
どうすればいいのかわからず、オロオロとあちこち動きまわること。まごつく様子。
海千山千(うみせんやません)
経験豊かで、悪賢いこと。裏も表も知り抜いた、したたかでずるがしこい人をさしていう。
世間の裏も表も知りつくしていること。
雲散霧消(うんさんむしょう)
雲が散り、霧が消えていくように、あとかたもなく消えてしまうこと。
栄枯盛衰(えいこせいすい)
栄えたり衰えたりすること。繁栄したものもやがて衰退する人の世のはかなさを指す。
岡目八目(おかめはちもく)
当事者よりも第三者のほうが、情勢や損得などを正しく判断できること。
温故知新(おんこちしん)
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。
「か行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
花鳥風月(かちょうふうげつ)
自然の風景や風物のこと。自然の美しさのこと。
自然を題材にした詩歌などをたしなむ風流にも例えられる。
我田引水(がでんいんすい)
他人の思惑(おもわく)、不自由も顧みず、自分に都合がいいように言ったり、ものごとを行うこと。自分に好都合なようにとりはかう計略。物事や他人の言動を自分の利益になるように解釈し、論じる。
画竜点睛(がりょうてんせい)
物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ。また、物事の最も肝要なところのたとえ。文章や話などで肝心なところに手を入れて、全体をいっそう引き立てるたとえ。
完全無欠(かんぜんむけつ)
どこから見ても欠点や不足がまったくないこと。非の打ち所のないこと。
危機一髪(ききいっぱつ)
ひとつ間違えば、非常に危険なことが起こりそうな状態。髪の毛一本のところまで危険が迫っている様子をいう。
危機や困難に陥るかどうかの、きわめて危ない瀬戸際。
起死回生(きしかいせい)
死にかかった病人を生き返らすこと。転じて崩壊(ほうかい)や敗北などの危機に直面した場面を、一気によい方向に立て直すことをあらわす。絶望的な状態が劇的に好転することをいう。
起承転結(きしょうてんけつ)
「起」で話題を提起し、「承」でこれを発展、「転」で視点を転換、「結」でしめくくる文章や話の構成や順序のこと。
疑心暗鬼(ぎしんあんき)
心に疑いを抱いていると、なんでもないことまで疑わしく不安に思えてくること。
疑いがつのり何でもないことにおびえるようす。疑いの心が膨れ上がると、何でもないことにも不安や恐れを抱くものである。
奇想天外(きそうてんがい)
思いもよらない奇抜なこと、またその発想。
「奇想」は、奇抜な考えや思いつき。「天外」ははるかかなたの空の意味。
ふつうでは思いつかないような考え・発想がふと出てくることをいう。
喜怒哀楽(きどあいらく)
喜び、怒り、かなしみ、楽しみの代表的な4つの感情のこと。人はさまざまな出来事に触れ、さまざまな感情を抱くものであるということ。
牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
むやみにたくさん飲食すること。
九死一生(きゅうしいっしょう)
九割がた助からない命が、かろうじて助かること。
旧態依然(きゅうたいいぜん)
旧態依然とは、物事が昔のままで発展や進歩がないこと。
急転直下(きゅうてんちょっか)
事態が急変して解決、結末に向かうこと。
驚天動地(きょうてんどうち)
世間を非常に驚かせること。
聞いた人たちをひどく驚かせるような出来事や事件の形容。
空前絶後(くうぜんぜつご)
今までに起きたことがなく、これからも起きないようなこと。非常に珍しいこと。
厚顔無恥(こうがんむち)
ずうずうしくて恥知らずなさま。他人のことを一切考えずに、自分の思い通りに行動することや態度のこと。
公平無私(こうへいむし)
私的な感情や利害をはさまず、公平に判断すること。
公明正大(こうめいせいだい)
公平で良心に恥じるところがなく正しいこと。隠し立てせず、正しく立派なさま。
呉越同舟(ごえつどうしゅう)
敵同士が、同じ場所に居合わせたり。協力したりすること。
古今東西(ここんとうざい)
いつでもどこでも。昔から今に至るまで。あらゆる場所において。
小春日和(こはるびより)
冬のはじめのころの、春のようなあたたかい天気の日。
晩秋から初冬にかけて、特に立冬(11月6日)を過ぎてからの春のように暖かい晴れた日のこと。
孤立無援(こりつむえん)
たった一人で助けがない状態のこと。
五里霧中(ごりむちゅう)
物事の状況や手掛かりがつかめず、判断に迷うこと。事情がわからない中、手探りで行動すること。
言語道断(ごんごどうだん)
言葉では表せないほどのひどいこと。もってのほか。
「さ行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
再三再四(さいさんさいし)
繰り返し何度も。たびたび。
才色兼備(さいしょくけんび)
すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること。多くは女性についていう。
三寒四温(さんかんしおん)
冬に寒い日が三日続くと、暖かい日が四日続くという気候が繰り返されること。だんだんと暖かくなってくる気候に用いる場合もある。
山紫水明(さんしすいめい)
自然の景色が清らかで美しいこと。太陽の光で照らされた山や川は清らかで澄んで見えること。
三者三様(さんしゃさんよう)
やり方や考え方などが、人それぞれで違うこと。
三位一体(さんみいったい)
三者が協力して一体になることをいう。つまり、三つの別々の要素が、一つのもののように固く結びつくこと。三人が気持ちを一つにして(心をあわせて)物事にあたること。仏教では、仏は法身・応身・報身の三身が一体となったものとするところから。
試行錯誤(しこうさくご)
新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。
自業自得(じごうじとく)
自分の悪行の報いを自分が受けること。一般に悪い報いにもちいられるが、元来は自分が受ける結果のすべては、自分が種をまいたものであるという仏教の因果の法則を表す語。自分の行為の報いを自分自身がうけること。一般に、悪業の報いを受けることにいう。仏教用語。自分でしでかしたことだから、悪い報いをえてもやむをえないということ。
弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)
弱いものが強いもののえじきになること。強い者が弱い者を思うままに感じて繁栄すること。
七転八倒(しちてんばっとう)
激しい苦痛で、転げ回って、もがき苦しむこと。「七」「八」は回数が多いこと。何度も転んでは起き、起きては転ぶ意。
質疑応答(しつぎおうとう)
質問とそれに対する答弁。疑問点を質問して、それに応じて答えること。
質実剛健(しつじつごうけん)
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。まじめでしっかりしていること。質実剛健な気性などと表現する。かつては、質実剛健であることが男子の理想的姿として、校訓などによく用いられた。
四分五裂(しぶんごれつ)
ばらばらに分裂すること。秩序・統一を失って乱れ、ちりぢりばらばらになるようす。
縦横無尽(じゅうおうむじん)
自由自在に物事を行うさま。思う存分という意味。
終始一貫(しゅうしいっかん)
始めから終わりまで変わらないこと。物事を貫き通す姿勢をいう。「一貫」は一つの方法・態度などを貫くこと。
十人十色(じゅうにんといろ)
十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。
主客転倒(しゅかくてんとう)
事物の大小、軽重などを取り違えること。主な物事と従属的な物事の立場が入れ替わること。
取捨選択(しゅしゃせんたく)
悪いものや不用なものを捨て、良いものや入用なものだけを選び取ること
首尾一貫(しゅびいっかん)
最初から最後まで、ひとつの方針や態度で貫かれていること。
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
すべて順調に進行すること。帆に順風(追い風)をいっぱいに受けて進む船の様子から。
上意下達(じょういかたつ)
上位の者や上層部の考えや意思・命令などを、下の者に徹底させること。
自画自賛(じがじさん)
自分で自分のことをほめること。
自給自足(じきゅうじそく)
自分が必要なものを、自分で生産して間に合わせること。自分が必要な食料を自分で生育、収穫する生活スタイルをさすことが多い。
四苦八苦(しくはっく)
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。
取捨選択(しゅしゃせんたく)
悪いものや不用なものを捨て、良いものや入用なものだけを選び取ること
枝葉末節(しようまっせつ)
物事の本質から外れたささいな部分。
心機一転(しんきいってん)
何かをきっかけとして、心持ちがすっかり変わること。
神出鬼没(しんしゅつきぼつ)
鬼神のようにたちまち現れたり隠れたりして、所在がわかりづらいこと。変幻自在に出没すること。
針小棒大(しんしょうぼうだい)
針ほどの小さいものを、棒ほどの大きさに言う。物事を大げさに言うこと。
新陳代謝(しんちんたいしゃ)
新しいものが古いものにとって代わること。特に生物体内で必要な物質を取り入れ、不必要な物質を排出する作用のこと。転じて組織の若返りなどにも使います。
森羅万象(しんらばんしょう)
宇宙間に存在する数限りない一切のものごと。
酔生夢死(すいせいむし)
価値のあることをなにもせず、ただぼんやりと一生を過ごすこと。人生をむだに送ること。
酒に酔ったように、ぼんやりと生き、夢の中にいるような心地で死んでいく。生きている意味を自覚することなく一生を終えること。
晴耕雨読(せいこううどく)
田園に閑居する自適の生活をいう。のんびりとした思いのままの暮らしぶりのこと。
清廉潔白(せいれんけっぱく)
心が清く正しく、後ろめたいことがないこと。私心がなく、行動が理にかなっていること。心や行いが清く正しく、決して私欲に走らず不正などしないこと。
切磋琢磨(せっさたくま)
学問・道徳に、励みに励むこと。また、仲間同士互いに励まし合って向上すること。
絶体絶命(ぜったいぜつめい)
到底のがれられない、困難な状況にあること。のっぴきならない。
前後不覚(ぜんごふかく)
物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと。「前後」は時間の前と後。「覚」は意識する、覚えている意。
千載一遇(せんざいいちぐう)
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味。
千差万別(せんさばんべつ)
それぞれが様々に変わっていること
戦々恐々(せんせんきょうきょう)
おそれて、びくびくするさま。おそれつつしむさま。
前代未聞(ぜんだいみもん)
これまでに聞いたこともないような珍しく変わったこと。また、たいへんな出来事。「前代」は現在よりも前の時代、過去。「未聞」は、まだ聞いたことがないという意味。
前途有望(ぜんとゆうぼう)
将来成功する可能性を大いに秘めていること。
千変万化(せんぺんばんか)
種々様々に変化すること。
創意工夫(そういくふう)
新しいことを考え出し、さまざまな方法や手段を試すこと。独創的な考え方や方法を編み出すこと。
率先垂範(そっせんすいはん)
人の先頭に立って物事を行い、手本を示すこと。
「た行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
大器晩成(たいきばんせい)
偉大な人物は、大成するまでに時間がかかること。大きな器は、作り上げるのに長い時間がかかるということ。スケールの大きな人は、若い頃はあまり目立たないけど、ある程度年をとっていくと、本来の力が発揮されて、最後には大物になるということをいう。
大義名分(たいぎめいぶん)
ある行動の正当な根拠、理由づけ、建前。やましくない口実のこと。
泰然自若(たいぜんじじゃく)
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。
大胆不敵(だいたんふてき)
度胸がすわっていて、まったく恐れないこと。また、そのさま。「大胆」は度胸があって物事に気後れしないさま。「不敵」は恐れを知らず敵を敵とも思わない意。
大同小異(だいどうしょうい)
細かい違いがあるが、ほぼ同じであること。
単刀直入(たんとうちょくにゅう)
前置きなしにすぐさま本題に入り。要点や核心を突くこと。
朝令暮改(ちょうれいぼかい)
朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。
猪突猛進(ちょとつもうしん)
周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。
徹頭徹尾(てっとうてつび)
最初から最後まで。あくまでも。終始。
電光石火(でんこうせっか)
非常に短い時間や行動が敏速に行われるたとえ。動作やふるまいが非常にすばやいこと。
当意即妙(とういそくみょう)
即座にその場に適した起点を利かせること。また、そのさま。
東奔西走(とうほんせいそう)
あちこち忙しくかけまわること。目的を達成したり仕事を処理するために、いろいろな方向や場所へ忙しく走り回ること。
独立独歩(どくりつどっぽ)
人に頼らず自分の力で、自分の信じるとおりに進んでいくこと。
「な行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
難攻不落(なんこうふらく)
攻めることが困難で、なかなか陥落しないこと。転じて、こちらがいくら働きかけても、相手がなかなか自分の要望を受け入れてくれないこと。
二束三文(にそくさんもん)
売値が非常に安いこと。いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ること。投げ売り。
日進月歩(にっしんげっぽ)
とどまることなく急速に進歩、発展すること。日に、月に進歩する意味から、休みなく目に見えて進歩すること。
「は行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
馬耳東風(ばじとうふう)
人の意見や批評を心に留めず、聞き流すこと。また、何を言っても反応がないこと。
八方美人(はっぽうびじん)
どの点からみても欠点のない美人。誰に対しても如才なくふるまう人。(如才ないとは、てぬかりがない・気がきく・愛想がいいという意味)
半信半疑(はんしんはんぎ)
半分は信じ、半分はうたがうこと。うそか本当か決めかねて迷うようす。
美辞麗句(びじれいく)
巧みに美しく飾った言葉。うわべだけ飾った内容の乏しい、また真実味のない言葉の意。
百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)
①放った矢や弾丸がすべて命中すること。
②計画や予想がすべて思い通りになること。
不即不離(ふそくふり)
二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。つかず離れず、ちょうどよい関係にあること。
不言実行(ふげんじっこう)
あれこれ言わず黙って、しなければならないことを行うこと。
不偏不党(ふへんふとう)
特定の主義や思想にかたよらず、いずれの党派にも加わらないこと。偏ることなく、公正・中立な立場をとること。
付和雷同(ふわらいどう)
自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。
粉骨砕身(ふんこつさいしん)
力の限り懸命に働くこと、力の限り努力すること。
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)
まわりに他人がいないかのように勝手にふるまう事。周囲の状況を気にせず、自分勝手な振る舞いをすること。人前をはばからず勝手に振る舞い、他人を無視して思うとおりのことをすること。
抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)
腹をかかえて、ひっくり返るほど大笑いすること。余りのおもしろさに、腹をかかえて転げまわるほどに笑うこと。
本末転倒(ほんまつてんとう)
大事なことと、つまらないこととが反対になること。大事な点と、どうでもいいこととを取りちがえること。肝心なことを忘れてしまいつまらないことにかかずらわっていること。
「ま行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
無我夢中(むがむちゅう)
あるものごとに心を奪われて、自分の現在の状態を忘れること、またそのさま。
無念無想(むねんむそう)
無我の境地に入り、無心になること。または、しっかりした考えを持っていないこと。思慮のないこと。
無味乾燥(むみかんそう)
ものごとに味わいも、潤いもない様子。面白いと思える要素や風情がなにもないさま。
明鏡止水(めいきょうしすい)
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。
名誉挽回(めいよばんかい)
一度失った信用や評判を、その後の言動によって取り戻すこと。
門外不出(もんがいふしゅつ)
すぐれた技術や貴重な物などを厳重にしまっておいて、決して他人に知られないように人に見せ付けたり自慢することなく隠して外に出さないこと。大切な物を部外者に見せないように、めったに他人に見せたり貸したりせず秘蔵すること。貴重であり、値打ちがあり、他人には容易に見せられないこと。
「や行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
優柔不断(ゆうじゅうふだん)
ぐずぐすしていて、決断のにぶいこと。
有名無実(ゆうめいむじつ)
名前ばかりでその中身がないこと。名前だけが立派でその名前に見合った実質が伴っていないさま。
勇猛果敢(ゆうもうかかん)
危険や困難を恐れずに、力強く思い切りのよい決断をして行動すること。
油断大敵(ゆだんたいてき)
気をゆるめていると大きな失敗のもとになるから、油断というものはおそろしい敵と同じである、と油断することをいましめた言葉。
用意周到(よういしゅうとう)
準備が行き届いていて、手ぬかりのないこと。また、そのさま。
「ら行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
利害得失(りがいとくしつ)
利益と損失。得るものと失うもの。自分の得するものと損をするもの。
離合集散(りごうしゅうさん)
人々がより集まって仲間をつくったり、また別々に分かれたりすること。
竜頭蛇尾(りゅうとうだび)
はじめは勢いが盛んで、終わりになるにしたがってふるわなくなること。尻すぼみ
理路整然(りろせいぜん)
文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。
臨機応変(りんきおうへん)
ものごとを、その時その場の状況に合わせて、適切に処理すること。状況に応じた行動をとること。
論功行賞(ろんこうこうしょう)
手柄の有無・大小を論じ定めて、それぞれに相応した賞を与えること。
「わ行」の【中学生用】高校入試によく出る四字熟語
和洋折衷(わようせっちゅう)
日本と西洋の儀式を取り合わせること。また、そのもの。