蒼蠅驥尾【そうようきび】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)
【四字熟語】 蒼蠅驥尾 【読み方】 そうようきび 【意味】 凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。 【語源・由来】 「蒼蠅」は青ばえ。小人や凡人にたとえる。「驥」は駿馬のこと。青蠅が駿馬のしっぽにとまって千里も遠...
【四字熟語】 蒼蠅驥尾 【読み方】 そうようきび 【意味】 凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。 【語源・由来】 「蒼蠅」は青ばえ。小人や凡人にたとえる。「驥」は駿馬のこと。青蠅が駿馬のしっぽにとまって千里も遠...
【四字熟語】 草莽之臣 【読み方】 そうもうのしん 【意味】 官職に就かない民間人。在野の人。 【語源・由来】 「草莽」は草むら・田舎。転じて在野・民間をいう。 【典拠・出典】 『孟子』「万章・下」 【類義語】 ・草茅之...
【四字熟語】 草満囹圄 【読み方】 そうまんれいご 【意味】 善政で国が良く治まっていること。 【語源・由来】 「囹圄」は牢獄のこと。獄舎に罪人がいないため、草が生い茂っているということから。 【典拠・出典】 『隋書』「...
【四字熟語】 曾母投杼 【読み方】 そうぼとうちょ 【意味】 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。 【語源・由来】 「曾母」は曾参の母のこと。曾参は春秋時代、魯の人で親孝行で知られ。「...
【四字熟語】 桑濮之音 【読み方】 そうぼくのおん 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「桑間濮上の音」の略。中国衛の霊公が晋に行く途中、夜半に濮水のほとりで聞いた音楽...
【四字熟語】 桑土綢繆 【読み方】 そうどちゅうびゅう 【意味】 災難を事前に防ぐため準備をすること。 【語源・由来】 「桑土」は桑の根のこと。「綢繆」は固めふさぐ、つくろうという意味。風雨が来る前に、鳥が桑の根をとって...
【四字熟語】 滄桑之変 【読み方】 そうそうのへん 【意味】 世の中の変化が激しいこと。 【語源・由来】 「滄桑」は「滄海桑田」の略。「滄海」は大海原のこと。「桑田」は桑畑という意味。広い大海原が干上がって桑畑になること...
【四字熟語】 痩身矮躯 【読み方】 そうしんわいく 【意味】 やせていて小さい。やせて背が低い。 【語源・由来】 「矮」は低い、「躯」はからだ・骨組み。 【典拠・出典】 - 痩身矮躯(そうしんわいく)の使い方 痩身矮躯(...
【四字熟語】 蚤寝晏起 【読み方】 そうしんあんき 【意味】 夜はやく寝て、朝おそく起きる。赤子や幼児のさま。 【語源・由来】 「蚤」は「早」と同じでつとに、はやくという意味。「晏」は遅くという意味。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 宋襄之仁 【読み方】 そうじょうのじん 【意味】 無用の情けをかけること。 【語源・由来】 「宋襄」は中国宋の国の襄公のこと。「仁」は思いやりという意味。 中国春秋時代、宋の襄公が楚と戦ったとき、家臣が、敵...
【四字熟語】 簇酒斂衣 【読み方】 そうしゅれんい 【意味】 貧しい生活のたとえ。 【語源・由来】 「簇」は集めるという意味で、「簇酒」は杯に一杯ずつ集めた酒のこと。「斂」は物を乞うという意味で、「斂衣」は端ぎれを乞い集...
【四字熟語】 造次顛沛 【読み方】 ぞうじてんぱい 【意味】 あわただしいとき。とっさのとき。また、わずかの時間。 【語源・由来】 「造次」はあわただしい時、「顛沛」はつまずき倒れることの意で、それくらい短い時間のこと。...
【四字熟語】 走尸行肉 【読み方】 そうしこうにく 【意味】 生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。 【語源・由来】 「尸」は、屍。死体。「走尸」は、走るだけの屍という意。「肉」は、生きている体。「行肉」は、...
【四字熟語】 造言蜚語 【読み方】 ぞうげんひご 【意味】 根拠のないでたらめなうわさ。 【語源・由来】 「造言」は根も葉もないでたらめ、つくりごと。「蜚語」は誰がいうともなく伝わった根拠のないうわさ、流言のこと。 【典...
【四字熟語】 桑間濮上 【読み方】 そうかんぼくじょう 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「濮上」は濮水(河南省にある川の名前)のほとりのこと。「桑間」は濮水のほとり...
【四字熟語】 滄海一粟 【読み方】 そうかいのいちぞく 【意味】 比較にならないほど小さいもののたとえ。また、広大な宇宙で人間の存在は小さくてはかないものであることのたとえ。 【語源・由来】 青い大海原(滄海)の一粒の粟...
【四字熟語】 滄海遺珠 【読み方】 そうかいのいしゅ 【意味】 世に埋もれた有能な人材のたとえ。 【語源・由来】 「滄海」は青い大海原。 【典拠・出典】 『唐書』「狄仁傑伝」 滄海遺珠(そうかいのいしゅ)の使い方 滄海遺...
【四字熟語】 滄海桑田 【読み方】 そうかいそうでん 【意味】 世の変転のはなはだしいたとえ。 【語源・由来】 「滄海変じて桑田となる(青海原が桑畑に変わる)」という意味から。 【典拠・出典】 『神仙伝』 【類義語】 ・...
【四字熟語】 草偃風従 【読み方】 そうえんふうじゅう 【意味】 人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。 【語源・由来】 「偃」はなびくという意味。草は風が吹くと従いなびくということから。 ...
【四字熟語】 賤斂貴発 【読み方】 せんれんきはつ 【意味】 価格が安いときに買い入れて、物価が高騰した時に安く売りだす物価安定策のこと。 【語源・由来】 「賤」はおさめる、買い入れるという意味。「斂」「貴」は身分の高下...
【四字熟語】 千里無烟 【読み方】 せんりむえん 【意味】 民衆の生活が窮乏をきわめていること。 【語源・由来】 千里四方にわたって、食事の準備をする竈の煙が立ちのぼらないという意味から。 【典拠・出典】 『三国志』「魏...
【四字熟語】 瞻望咨嗟 【読み方】 せんぼうしさ 【意味】 遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息を吐く。高貴の人などを敬慕してうらやむこと。 【語源・由来】 「瞻望」はのぞみ見る。仰ぎ見るという意味。「咨嗟」はため息を吐...
【四字熟語】 前跋後疐 【読み方】 ぜんばつこうち 【意味】 進むことも退くこともできず、どうにもならない困難な状態に追い込まれること。 【語源・由来】 老いた狼が前は自分のあごに垂れ下がった肉を跋(ふ)み、後ろは自分の...
【四字熟語】 旋転囲繞 【読み方】 せんてんいじょう 【意味】 相手を取り囲むこと。ぐるぐる回って取り囲むこと。 【語源・由来】 「旋転」はぐるぐる回る、「囲繞」は取り囲むという意味。 【典拠・出典】 - 旋転囲繞(せん...
【四字熟語】 千朶万朶 【読み方】 せんだばんだ 【意味】 多くの花がついた枝。花が非常に多く咲き乱れていることの形容。 【語源・由来】 「千」「万」は数が多いことを示す語。「朶」は花のついた枝のこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 吮疽之仁 【読み方】 せんそのじん 【意味】 大将が部下を手あつくいたわること。 【語源・由来】 「吮」は吸い出すこと。「疽」は根の深い、悪性で危険なはれもの。 中国の戦国時代の楚の将軍呉起が、部下が悪性の...
【四字熟語】 翦草除根 【読み方】 せんそうじょこん 「草を翦り根を除く」とも読む。 【意味】 災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。 【語源・由来】 草を切り根を除いて二度と生えないようにするという...
【四字熟語】 蝉噪蛙鳴 【読み方】 せんそうあめい 【意味】 蝉 (せみ) や蛙 (かえる) がうるさく鳴き騒ぐこと。転じて、騒がしいばかりで、何の役にも立たないことや、議論・文章のへたなことのたとえ。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 泉石膏肓 【読み方】 せんせきこうこう 【意味】 自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。 【語源・由来】 「泉石」は流水と石、山水のたたずまい。「膏」は胸の下のところ。「肓」は胸と腹の間の...
【四字熟語】 千仞之谿 【読み方】 せんじんのたに 【意味】 非常に深い谷。 【語源・由来】 「千仞」は「千尋」と同じで長さを表し、「仞」は周尺の七尺。「谿」は渓谷。 【典拠・出典】 『孫子』「軍形」 千仞之谿(せんじん...
【四字熟語】 浅斟低唱 【読み方】 せんしんていしょう 【意味】 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。 【語源・由来】 「浅斟」は軽く酒をくみかわす。「低唱」は低い声で詩や歌をうたうこと。 【典拠・出典】 - 【類義語...
【四字熟語】 僭賞濫刑 【読み方】 せんしょうらんけい 【意味】 適性を欠いた賞罰。 【語源・由来】 「僭賞」は身分をこえた恩賞のこと。「濫刑」はむやみやたらに罰するという意味。度が過ぎた賞罰をいう。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 先従隗始 【読み方】 せんじゅうかいし 【意味】 言い出した者から始めよという意味。また、物事を手近なところから始めることのたとえ。物事を始めるには、他人まかせにしないで、まず自分が率先して始めることが重要...
【四字熟語】 洗垢索瘢 【読み方】 せんこうさくはん 【意味】 他人の欠点や誤りをどこまでも追及してほじくりかえすたとえ。 【語源・由来】 垢を洗い落としてまで傷を探す。「索」は求める。「瘢」はあと、傷あとという意味から...
【四字熟語】 鮮血淋漓 【読み方】 せんけつりんり 【意味】 血がしたたり落ちるさま。 【語源・由来】 「鮮血」は体から出たばかりの鮮紅色の血のこと。「淋漓」は血・水・汗がしたたり落ちるという意味。 【典拠・出典】 - ...
【四字熟語】 千荊万棘 【読み方】 せんけいばんきょく 【意味】 非常に多くの困難があること。困難なことのたとえ。 【語源・由来】 「千」「万」は数が多いことを示す語。「荊」「棘」はともにいばらのことで、とげのある草木の...
【四字熟語】 千金弊帚 【読み方】 せんきんへいそう 【意味】 身のほどを知らないで思いあがるたとえ。 【語源・由来】 「弊帚」は破れたほうき。それを千金の価値があると考えるという意味。また、つまらない自分の物を貴重と考...
【四字熟語】 千鈞一髪 【読み方】 せんきんいっぱつ 【意味】 非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。 【語源・由来】 韓愈の文より。一本の髪の毛で千鈞もの重さの物を引くという意味。「鈞」は昔の重量の単位で三十斤...
【四字熟語】 千金一擲 【読み方】 せんきんいってき 【意味】 豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。惜しげもなくひとときに大金を使うという意味。 【語源・由来】 呉象之の「少年行」より。「擲」は投げる。投げ出すと...
【四字熟語】 前倨後恭 【読み方】 ぜんきょこうきょう 【意味】 それまでの態度をがらりと変えて、相手にへつらうこと。 【語源・由来】 「倨」は人をあなどること。「恭」はうやうやしくするという意味。 中国戦国時代の遊説家...
【四字熟語】 饌玉炊金 【読み方】 せんぎょくすいきん 【意味】 たいへんなご馳走。豪華このうえない食事のこと。また、他社の歓待を感謝していう語。 【語源・由来】 金を炊いて食物とし、玉を取りそろえて膳に並べるという意味...
【四字熟語】 善巧方便 【読み方】 ぜんぎょうほうべん 【意味】 機に応じた方法にきわめて巧みなこと。また、その方法。 【語源・由来】 仏が衆生を救うとき相手の素質や性格に応じて巧みに方法を講ずること。仏教の語。 【典拠...
【四字熟語】 千巌万壑 【読み方】 せんがんばんがく 【意味】 岩山と渓谷の景観。また、それがけわしくつづくことの形容。 【語源・由来】 「巌」は大きな岩山。「壑」は谷のこと。「千」「万」は数が多いこと。けわしい岩山や谷...
【四字熟語】 窃鈇之疑 【読み方】 せっぷのぎ 【意味】 確かな証拠もないのに人に疑いをかけること。 【語源・由来】 『列子』「説符」より。「鈇」は斧のこと。昔ある人が斧をなくし、隣の子を疑った。すると、その子の歩き方、...
【四字熟語】 雪魄氷姿 【読み方】 せっぱくひょうし 【意味】 雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。 【語源・由来】 梅は百花にさきがけて雪をしのいで清楚に白い花をつけるからいう。 【...
【四字熟語】 截断衆流 【読み方】 せつだんしゅる 【意味】 俗世間の雑念妄想をたちきること。修行者が煩悩をたちきること。 【語源・由来】 「衆流」は雑念妄想のたとえ。仏教の語。 【典拠・出典】 『石林詩話』「上」 截断...
【四字熟語】 截趾適屨 【読み方】 せっしてきく 【意味】 本末を転倒して無理に物事を行うこと。 【語源・由来】 履いている物に合わせるために足を切ること。「屨」はくつ・はきもの。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・削足...
【四字熟語】 窃玉偸香 【読み方】 せつぎょくとうこう 【意味】 こっそり女に手を出して女色にふけること。 【語源・由来】 「玉」と「香」は女にたとえたもの。「窃」「偸」はともにぬすむという意味。 【典拠・出典】 『西廂...
【四字熟語】 折檻諫言 【読み方】 せっかんかんげん 【意味】 仕えている主君に対して、臣下が、厳しく諫いさめること。 【語源・由来】 「折檻」は本来は、手すりや欄干が折れて壊れること。「諫言」は、目上の人を諫めることば...
【四字熟語】 折花攀柳 【読み方】 せっかはんりゅう 【意味】 遊女の働く花柳街で、彼女たちと遊ぶこと。 【語源・由来】 「折花」は花を手折ること、「攀柳」は柳の枝を引く意。昔、遊び女のいた花柳街には多くの柳が植えられて...
【四字熟語】 雪萼霜葩 【読み方】 せつがくそうは 【意味】 梅のこと。 【語源・由来】 「萼」はがく。つぼみのとき花びらを外側から包んでいるもの。うてな。「葩」は花という意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・雪裏清...
【四字熟語】 尺璧非宝 【読み方】 せきへきひほう 【意味】 時間は何よりも貴重であるということ。 【語源・由来】 「尺璧」は直径が一尺もある大きな宝石のこと。尺璧も時間の貴重さと比較すれば、宝物とはいえないという意味。...
【四字熟語】 尺沢之鯢 【読み方】 せきたくのげい 【意味】 見聞の狭いたとえ。 【語源・由来】 「尺沢」は小さい池。「鯢」は山椒魚。一説にめだかという。 【典拠・出典】 『文選』宋玉「問楚王対」 【類義語】 ・井底之蛙...
【四字熟語】 跖狗吠尭 【読み方】 せきくはいぎょう 【意味】 人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。 【語源・由来】 「跖」は中国春秋時代の大盗賊の盗跖、「尭」は...
【四字熟語】 積悪余殃 【読み方】 せきあくのよおう 【意味】 悪事をかさねた報いが子孫にまで及ぶこと。 【語源・由来】 「積悪」は数々の悪い行い、悪事の積み重ね。「余殃」は祖先の悪事の報いとして子孫にまで残るわざわい。...
【四字熟語】 萋斐貝錦 【読み方】 せいひばいきん 【意味】 巧みに言い立てて人を罪に陥れるたとえ。また、讒言のたとえ。 【語源・由来】 たから貝のように美しいあや模様に織り成した錦という意味。そしり悪口を言う者が小さな...
【四字熟語】 青天霹靂 【読み方】 せいてんのへきれき 【意味】 まったく予期しなかった突然の出来事。急に受けた衝撃や打撃。快晴の空に不意に轟いた雷の音という意味。 【語源・由来】 「青天」は、青空のこと。「霹靂」は、び...
【四字熟語】 悽愴流涕 【読み方】 せいそうりゅうてい 【意味】 悼み悲しんで涙を流す。 【語源・由来】 「悽愴」は痛ましいほどに悼み悲しむさま。「涕」は涙という意味。 【典拠・出典】 『孔叢子』「儒服」 悽愴流涕(せい...
【四字熟語】 井渫不食 【読み方】 せいせつふしょく 【意味】 賢者が登用されないままでいることのたとえ。 【語源・由来】 「渫」は水底の泥やごみを除くという意味で、「井渫」は井戸の水がきれいに澄んでいること。「不食」は...
【四字熟語】 噬指棄薪 【読み方】 ぜいしきしん 【意味】 母と子の気持ちが通じあうこと。 【語源・由来】 『白孔六帖』「孝・嚙指」より。「噬指」は指をかむこと。「棄薪」はたきぎをほうり出すこと。後漢の蔡順は日ごろから母...
【四字熟語】 誠惶誠恐 【読み方】 せいこうせいきょう 【意味】 まことに恐れかしこまること。臣下が天子に自分の意見を奉るときに用いる。 【語源・由来】 「惶」は恐れかしこまる意。「惶」「恐」それぞれに「誠」を重ねて、丁...
【四字熟語】 生気溌溂 【読み方】 せいきはつらつ 【意味】 生き生きとして、動作や表情に元気のあふれている様子。 【語源・由来】 「生気」は生き生きとした様子。「溌溂」は魚の元気よくはねるさまから、動作や表情に元気のあ...
【四字熟語】 旌旗巻舒 【読み方】 せいきけんじょ 【意味】 戦いが続くことのたとえ。 【語源・由来】 「旌旗」ははた、旗の総称。「巻舒」は巻いたり広げたりすること。軍旗をまいたり、ひろげたりして戦いに明け暮れること。 ...
【四字熟語】 星火燎原 【読み方】 せいかりょうげん 【意味】 最初は小さな力でも、放って置くと手がつけられなくなること。反乱や一揆が広がって防ぎきれなくなること。星の光のように小さな火でも、燃え広がると原野を焼き尽くす...
【四字熟語】 青鞋布韈 【読み方】 せいあいふべつ 【意味】 旅行のときの服装のこと。 【語源・由来】 「布韈」は布で作った脚半のこと。「青鞋」はわらじという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・布韈青鞋(ふべつせい...
【四字熟語】 鄒魯遺風 【読み方】 すうろいふう 【意味】 孟子と孔子の教えのこと。 【語源・由来】 「鄒」は孟子、「魯」は孔子の出生地。「遺風」は後世に残された教えという意味。儒教のこと。 【典拠・出典】 - 【類義語...
【四字熟語】 鄒衍降霜 【読み方】 すうえんこうそう 【意味】 鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。 【語源・由来】 戦国時代の鄒衍が無実の罪で獄に捕らわれたとき、鄒衍はその無実を天に訴え、天はこれに感じて真夏に霜を降らせ...
【四字熟語】 垂名竹帛 【読み方】 すいめいちくはく 【意味】 名前が歴史に残るような功績のこと。 【語源・由来】 「竹帛」は竹の札と白い絹の布。紙のない時代には、竹帛に文字が書かれた。 【典拠・出典】 『後漢書』「鄧禹...
【四字熟語】 酔歩蹣跚 【読み方】 すいほまんさん 【意味】 酒に酔ってふらふら歩くさま。 【語源・由来】 「蹣跚」はよろめくこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・酔眼朦朧(すいがんもうろう) 酔歩蹣跚(すいほまんさ...
【四字熟語】 彗氾画塗 【読み方】 すいはんがと 【意味】 きわめて容易なことのたとえ。 【語源・由来】 ほうきで水たまりを掃き、刀で泥に線を引くこと。 【典拠・出典】 『漢書』「王褒伝」 彗氾画塗(すいはんがと)の使い...
【四字熟語】 水天髣髴 【読み方】 すいてんほうふつ 【意味】 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。 【語源・由来】 「水天」は水面と空のこと。「髣髴」はぼんやりしてはっきりしないという意味。 ...
【四字熟語】 垂髫戴白 【読み方】 すいちょうたいはく 【意味】 幼子と老人。 【語源・由来】 「垂髫」はおさげ髪。転じて幼児のこと。「戴白」は頭に白髪をいただくことで、老人の意。 【典拠・出典】 『十八史略』「東漢・光...
【四字熟語】 翠帳紅閨 【読み方】 すいちょうこうけい 【意味】 高貴な女性の寝室のこと。身分の高い家に生まれて大切に育てられた令嬢の生活のたとえとして使われる。 【語源・由来】 「翠帳」はかわせみの羽で飾った緑色の美し...
【四字熟語】 隋珠和璧 【読み方】 ずいしゅかへき 【意味】 この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。 【語源・由来】 「隋珠」は随侯が助けた大蛇から贈られた宝玉。「和璧」は楚の卞和(べんか)が山中で...
【四字熟語】 垂拱之化 【読み方】 すいきょうのか 【意味】 天子の徳化によって自然と天下が平穏に収まること。天子の徳によって人民がおのずと教化されて、天子が何をしなくても自然と世の中が治められているようす。 【語源・由...
【四字熟語】 酔眼朦朧 【読み方】 すいがんもうろう 【意味】 酒に酔って物がはっきり見えないさま。 【語源・由来】 「酔眼」は酒に酔ってとろんとした目のこと。「朦朧」はぼんやりしたさま。 【典拠・出典】 蘇軾「杜介送魚...
【四字熟語】 吹影鏤塵 【読み方】 すいえいろうじん 【意味】 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない、つかみどころがないことのたとえ。 【語源・由来】 影を吹いたり、細かなちりに刻みをほろうとする...
【四字熟語】 随鴉彩鳳 【読み方】 ずいあさいほう 【意味】 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満を持つこと。転じて、婦人が夫をぞんざいに遇すること。 【語源・由来】 美しい色のおおとりが鴉に嫁ぐという意味。...
【四字熟語】 深厲浅掲 【読み方】 しんれいせんけい 【意味】 その場の状況に応じて適切な処理をすること。 【語源・由来】 「厲」は高くあげるという意味。「掲」は着物のすそをからげること。川が深ければ着物を高くたくしあげ...
【四字熟語】 蜃楼海市 【読み方】 しんろうかいし 【意味】 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。 【語源・由来】 「蜃楼」「海市」ともに蜃気楼のことで、大気の密度や日光の反射の関係で、遠方の物体...
【四字熟語】 晨夜兼道 【読み方】 しんやけんどう 【意味】 昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。 【語源・由来】 「晨」は朝、早朝。「晨夜」は朝と夜、朝早くから夜遅くまで。「兼道」は行程を倍にして行く、大...
【四字熟語】 瞋目張胆 【読み方】 しんもくちょうたん 【意味】 大いに勇気をうちふるうさま。 【語源・由来】 「瞋目」は目玉をむきだすこと。「張胆」は肝っ玉を大きくふくらますこと。恐ろしい場面に直面しても、目をらんらん...
【四字熟語】 脣亡歯寒 【読み方】 しんぼうしかん 【意味】 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。 【語源・由来】 唇がなくなると歯が寒くなるという意味から。唇がなくなると歯が寒くなるという意味から...
【四字熟語】 神仏混淆 【読み方】 しんぶつこんこう 【意味】 神道と仏教をうまく融合し調和させること。 【語源・由来】 「混淆」は入り混じること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・神仏習合(しんぶつしゅうごう) ・本...
【四字熟語】 振臂一呼 【読み方】 しんぴいっこ 【意味】 つとめてみずから奮起するたとえ。 【語源・由来】 腕を振るい声を上げて自分を奮い立たせることをいう。「臂」はひじ・うで。 【典拠・出典】 『文選』李陵「答蘇武書...
【四字熟語】 塵飯塗羹 【読み方】 じんぱんとこう 【意味】 実際になんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。 【語源・由来】 子供のままごと遊びのちりの飯と泥のあつもの(吸い物)という意味から。 【典拠・出典...
【四字熟語】 神荼鬱塁 【読み方】 しんとうつりつ 【意味】 門を守る神の名前。 【語源・由来】 「神荼」「鬱塁」は古代中国における兄弟の神の名。ともに門を守る神で、百鬼を支配し、従わないものは捕えて、虎に食わさせたとい...
【四字熟語】 生滅滅已 【読み方】 しょうめつめつい 【意味】 生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。生滅無常の現世を離れて生死を超越した涅槃に入ること。 【語源・由来】 仏教の語。 【典拠・出典...
【四字熟語】 逍遥自在 【読み方】 しょうようじざい 【意味】 俗事をはなれて気ままに楽しむこと。 【語源・由来】 「逍遥」はぶらつくという意味から、気ままに楽しむこと。「自在」は束縛や支障がなく思いのままであるという意...
【四字熟語】 晨星落落 【読み方】 しんせいらくらく 【意味】 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 【語源・由来】 明け方の空に残っていた星が一つ一つ消えていくとい...
【四字熟語】 逍遥法外 【読み方】 しょうようほうがい 【意味】 法律を犯した者が罰を受けないで自由に生活していること。 【語源・由来】 「逍遥」はぶらつく、気ままに歩くこと。「法外」は法律の外という意味。法律の外側を自...
【四字熟語】 上漏下湿 【読み方】 じょうろうかしゅう 【意味】 貧乏なあばら家のさま。屋根からは雨が漏り、床からは湿気が上がってくるという意味。 【典拠・出典】 『荘子』「譲王」 【類義語】 ・上漏旁風(じょうろうぼう...
【四字熟語】 嗇夫利口 【読み方】 しょくふりこう 【意味】 身分は低いが、口が達者な男のこと。 【語源・由来】 「嗇夫」は下級役人のこと。張釈之が、前漢の文帝の供をして虎圏(上林苑の中の動物園)に登ったとき、文帝が帳簿...
【四字熟語】 持粱歯肥 【読み方】 じりょうしひ 【意味】 ご馳走を食べること。また、ご馳走を食べられる身分になること。上等な食物を盛った器を手に持ち肥えた肉を食べるという意味。 【語源・由来】 「持粱」は上等な食物の盛...
【四字熟語】 緇林杏壇 【読み方】 しりんきょうだん 【意味】 学問所、講堂のこと。 【語源・由来】 「緇林」は樹木がおい茂った林のこと。孔子が黒いとばりのような緇帷の林に遊び、杏の花が咲く木の下の土の壇(一段高いところ...
【四字熟語】 眥裂髪指 【読み方】 しれつはっし 【意味】 激しくいきどおるさま。まなじりが裂け髪が天をつくという意味。 【語源・由来】 「眥裂」は怒りで眼を大きく見開くこと。「髪指」は怒りで髪の毛が逆立って天を突き上げ...
【四字熟語】 四六駢儷 【読み方】 しろくべんれい 【意味】 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。四六駢儷文のこと。 【語源・由来】 「駢」は馬を二頭並べて車につなぐこと。「儷」は一対になって並ぶことの意から。...
【四字熟語】 神韻縹渺 【読み方】 しんいんひょうびょう 【意味】 芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。 【語源・由来】 「神韻」は人間わざとは思えないようなすぐれた趣のこと。「縹渺」は遠くはるかという意味。 ...
【四字熟語】 心悸亢進 【読み方】 しんきこうしん 【意味】 心臓の鼓動が高まり、どきどきと激しく打つこと。運動の後や感情の動きにより、動悸が高まること。 【語源・由来】 「心悸」は心臓の鼓動、動悸。「亢進」はたかぶるこ...
【四字熟語】 晨去暮来 【読み方】 しんきょぼらい 【意味】 朝方に去って夕暮れにもどる。 【語源・由来】 野鳥が朝に巣を飛び立ち餌を求め、夕暮れに巣にもどることをいう。「晨」は朝、早朝の意味。 【典拠・出典】 『漢書』...
【四字熟語】 人権蹂躙 【読み方】 じんけんじゅうりん 【意味】 国家が国民の基本的人権を侵害すること。また、強い立場の者が弱い立場の者の人権を侵犯すること。「蹂躙」は踏みにじること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・...
【四字熟語】 人心収攬 【読み方】 じんしんしゅうらん 【意味】 多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。また、人々の信頼を得ること。 【語源・由来】 「人心」は多くの人の心のこと、「攬」は「持」と同じで、「収攬」...
【四字熟語】 人心洶洶 【読み方】 じんしんきょうきょう 【意味】 世界の人々の心が騒ぎ動揺すること。 【語源・由来】 「人心」は多くの人の心のこと、「洶洶」はどよめき騒ぐさま。 【典拠・出典】 『唐書』「陸贄伝」 人心...
【四字熟語】 浸潤之譖 【読み方】 しんじゅんのそしり 【意味】 水が次第に物にしみこむように、中傷の言葉が徐々に深く信じられるようになること。 【語源・由来】 「譖」は悪口、讒言という意味。 【典拠・出典】 『論語』「...
【四字熟語】 斟酌折衷 【読み方】 しんしゃくせっちゅう 【意味】 事情をくみとってほどよくはからい、その中をとること。 【語源・由来】 「斟酌」は事情をくみとりはからうこと。「折衷」は過不足を調節して、その中をとるとい...
【四字熟語】 脣歯輔車 【読み方】 しんしほしゃ 【意味】 お互いに助け合う密接な関係。 【語源・由来】 「輔車」は車のそえ木と荷台。また、頬骨(輔)と下顎の骨(車)という説もある。「脣歯」は唇と歯。これらのように一方が...
【四字熟語】 深根固柢 【読み方】 しんこんこてい 【意味】 物事の基礎をしっかり固めること。 【語源・由来】 「根」「柢」はともに木の根のことで、物事の基本・基礎のたとえ。木の根を深く強固なものにするという意味から。 ...
【四字熟語】 人口稠密 【読み方】 じんこうちゅうみつ 【意味】 人や家がびっしりとすきまなく集まっていること。 【語源・由来】 「稠密」は込み合っていること。密集していること。 【典拠・出典】 - 人口稠密(じんこうち...
【四字熟語】 心広体胖 【読み方】 しんこうたいはん 【意味】 心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。 【語源・由来】 「心広」は心が広く大きいこと。「胖」はゆたか・のびやかという意味...
【四字熟語】 人口膾炙 【読み方】 じんこうかいしゃ 【意味】 広く世間の評判となり、もてはやされること。 【語源・由来】 「膾」はなますで、生の肉を細かく刻んだもの。「炙」はあぶり肉のこと。どちらも誰の口にも合って、好...
【四字熟語】 漿酒霍肉 【読み方】 しょうしゅかくにく 【意味】 非常にぜいたくなことのたとえ。酒を水のように肉を豆の葉のようにみるという意味。 【語源・由来】 「漿」は沸かして冷ました水。また、こんず(酢の一種)。「霍...
【四字熟語】 銷鑠縮栗 【読み方】 しょうしゃくしゅくりつ 【意味】 意気が阻喪して縮み上がっておそれること。 【語源・由来】 「銷鑠」はとろけるという意味から、意気消沈すること。「縮栗」は縮み上がっておそれること。「栗...
【四字熟語】 笙磬同音 【読み方】 しょうけいどうおん 【意味】 人が心を合わせて仲良くするたとえ。各楽器の音が調和するという意味。 【語源・由来】 「笙」は管楽器の名。「磬」は打楽器の名で、石で作る。「同音」は多くの楽...
【四字熟語】 宵衣旰食 【読み方】 しょういかんしょく 【意味】 天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治にはげむこと。夜明け前から正服を着て政治にはげみ、太陽が沈んでから夕食をとること。 【語源・由来】 徐陵の「陳文皇帝哀...
【四字熟語】 蓴羹鱸膾 【読み方】 じゅんこうろかい 【意味】 故郷を懐かしく思う情。 【語源・由来】 「蓴羹」は蓴菜(じゅんさい)の吸い物(羹あつもの)。「鱸膾」は鱸の切り身料理(膾なます)。晋の張翰が故郷の料理である...
【四字熟語】 春寒料峭 【読み方】 しゅんかんりょうしょう 【意味】 春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるさま。「料峭」の「料」はなでる、触れる、「峭」はきびしいという意味。 【典拠・出典】 - 【類義...
【四字熟語】 珠聯璧合 【読み方】 しゅれんへきごう 【意味】 りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。転じて、新婚を祝う語として用いられる。 【語源・由来】 「珠」と「璧」が連合するという意味。「珠」も「璧」も玉の意味。...
【四字熟語】 朱墨爛然 【読み方】 しゅぼくらんぜん 【意味】 学問や研究に専念することのたとえ。 【語源・由来】 読書するのに朱色の墨で書き入れするので本が真っ赤になる。「朱墨」は朱色の墨。「爛然」はあざやかで美しいさ...
【四字熟語】 朮羹艾酒 【読み方】 じゅっこうがいしゅ 【意味】 朮でつくった羹(吸い物)とよもぎがはいった酒のこと。 【語源・由来】 「朮」は薬草の名。また、「艾」はよもぎ。昔、洛陽の人たちが五月の節句を祝うためにつく...
【四字熟語】 朱唇皓歯 【読み方】 しゅしんこうし 【意味】 美人の形容。 【語源・由来】 赤いくちびると白い歯の意味から。「皓」は白い。 【典拠・出典】 『楚辞』「大招」 【類義語】 ・蛾眉皓歯(がびこうし) ・朱脣榴...
【四字熟語】 珠襦玉匣 【読み方】 しゅじゅぎょっこう 【意味】 美しいもののたとえ。黄金の糸で珠玉を縫い合わせて作った短衣と玉を飾りつけた美しい箱の意味。昔、帝王や諸侯など高貴な人の死を送るのに用いた。 【語源・由来】...
【四字熟語】 夙夜夢寐 【読み方】 しゅくやむび 【意味】 朝早くから夜おそくまで。また、寝てもさめても、終日絶えずということ。 【語源・由来】 朝早くから夜寝て夢の中でも思うという意味から。「夙」は早朝、「夢寐」はねて...
【四字熟語】 酒甕飯嚢 【読み方】 しゅおうはんのう 【意味】 無知無能の人。 【語源・由来】 「酒甕」は酒を入れるかめ。「飯嚢」はめしを入れる袋。人間もただ酒を飲むだけ、飯を食うだけでは酒がめや飯ぶくろと変わらない。転...
【四字熟語】 戢鱗潜翼 【読み方】 しゅうりんせんよく 【意味】 志を抱いて時機の到来をじっと待つたとえ。 【語源・由来】 「戢」はおさめるという意味で、「戢鱗」は竜がうろこをつぼめてじっとしていること、「潜翼」は鳥が羽...
【四字熟語】 聚蚊成雷 【読み方】 しゅうぶんせいらい 【意味】 小さなものも、たくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口をそろえて言いたてて、害悪を生じること。 【語源・由来】 「聚」は集まるという意...
【四字熟語】 戎馬倥偬 【読み方】 じゅうばこうそう 【意味】 戦場にあって忙しく軍務を行うこと。 【語源・由来】 「戎馬」は武器と軍馬のことから戦争という意味。「倥偬」はあわただしいこと。軍人の生活をいう。 【典拠・出...
【四字熟語】 袖手傍観 【読み方】 しゅうしゅぼうかん 【意味】 何もしないでそばで見ていること。ただ傍らで見ているだけで成り行きにまかせるという意味。また、思案にくれるさま。 【語源・由来】 「袖手」は袖の中に手を入れ...
【四字熟語】 獣聚鳥散 【読み方】 じゅうしゅうちょうさん 【意味】 統率や規律のとれていない集まりのたとえ。けもののように集まり、鳥のように散り行くという意味。 【語源・由来】 鳥やけものは集まるのも散り行くにも無秩序...
【四字熟語】 聚散十春 【読み方】 しゅうさんじっしゅん 【意味】 別離のあとまたたくまに歳月が経過したということ。 【語源・由来】 「聚」は人々の集まり・なかまという意味。「十春」は十年という意味。 【典拠・出典】 杜...
【四字熟語】 秋毫之末 【読み方】 しゅうごうのすえ 【意味】 ほんの少し。ごく小さい微細なものをいう。 【語源・由来】 「秋毫」は秋に生えかわって出てくる動物の細い毛、「末」はその細い毛の末端のこと。転じて、きわめてわ...
【四字熟語】 衆賢茅茹 【読み方】 しゅうけんぼうじょ 【意味】 多くの賢人が協力しあうこと。 【語源・由来】 「衆賢」はたくさんの賢者のこと。「茅茹」は茅の根が連なっているさまをいう語。賢人は自分だけが重用されればいい...
【四字熟語】 拾遺補闕 【読み方】 しゅういほけつ 【意味】 見逃している過失をみつけて、それを正し補うこと。 【語源・由来】 「拾遺」は君主が気づかない過失を見つけること。「補闕」は天子の過失を正すという意味。 【典拠...
【四字熟語】 醜悪奸邪 【読み方】 しゅうあくかんじゃ 【意味】 非常にみにくくよこしまなこと。また、そういう人。 【語源・由来】 「醜悪」はみにくい、見苦しいという意味。「奸邪」はよこしまなこと。 【典拠・出典】 - ...
【四字熟語】 煮豆燃萁 【読み方】 しゃとうねんき 【意味】 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。 【語源・由来】 「煮豆」は豆殻のことで、「燃萁」は豆殻を燃やす意味。中国三国時代、魏の曹丕・曹植の兄弟はともに詩才に恵まれてい...
【四字熟語】 社稷之守 【読み方】 しゃしょくのまもり 【意味】 国家の守りとなる臣。 【語源・由来】 「社稷」は土地の神と五穀の神。昔、天子は宮殿の右にその二神を、左に先祖のみたまを祭ったことから転じて、「国家」という...
【四字熟語】 社稷之臣 【読み方】 しゃしょくのしん 【意味】 国家の重臣。 【語源・由来】 「社」は土地の神、「稷」は五穀の神で、ともに国家の重要な守り神。「社稷」は転じて国家という意味。 【典拠・出典】 『礼記』「壇...
【四字熟語】 奢侈文弱 【読み方】 しゃしぶんじゃく 【意味】 おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気が弱いこと。 【語源・由来】 「奢侈」は分限を超えた暮らしをすること。「奢」も「侈」もおごる、...
【四字熟語】 奢侈淫佚 【読み方】 しゃしいんいつ 【意味】 度をこしたぜいたくをし、不道徳な楽しみにふけること。 【語源・由来】 「奢侈」は必要以上のぜいたくのこと。「淫佚」はみだらでだらしがないという意味。 【典拠・...
【四字熟語】 車胤聚蛍 【読み方】 しゃいんしゅうけい 【意味】 苦学のたとえ。 【語源・由来】 車胤は蛍を集めてその光で読書した。「車胤」は東晋の人。「聚」は集める。車胤は若いとき勤勉であったが貧乏で夏には蛍を集めて袋...
【四字熟語】 徙木之信 【読み方】 しぼくのしん 【意味】 約束を実行するたとえ。とくに政府は法の権威と信用を人民に示すべきであるということ。 【語源・由来】 秦の商鞅(しょうおう)が法の改正にあたって都の...
【四字熟語】 子墨兎毫 【読み方】 しぼくとごう 【意味】 文人。詩文をつくる人。 【語源・由来】 「子墨」は墨を擬人視していう。「子」は男子の敬称。「兎毫」はうさぎの毛で作った筆。 【典拠・出典】 『本朝文粋』 【類義...
【四字熟語】 舐犢之愛 【読み方】 しとくのあい 【意味】 親が子をむやみに愛すること。 【語源・由来】 「舐」はなめるという意味。「犢」は牛の子。 【典拠・出典】 『後漢書』「楊彪伝」 【類義語】 ・老牛舐犢(ろうぎゅ...
【四字熟語】 疾風勁草 【読み方】 しっぷうけいそう 【意味】 苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。 【語源・由来】 「疾風」は激しい風、「勁草」は強い草。激しい風が吹いてはじめて強い草であるこ...
【四字熟語】 実践躬行 【読み方】 じっせんきゅうこう 【意味】 自分自身の力で実際にすすんで行動してみること。 【語源・由来】 「実践」は実行すること。「躬」は自分でという意味で、「躬行」は自ら行うこと。「躬」はみずか...
【四字熟語】 失魂落魄 【読み方】 しっこんらくはく 【意味】 ひどく驚き、あわてふためく。また、精神が不安定で奇怪な行動をすること。 【語源・由来】 「魂」も「魄」もたましいで「魂」は天から受けた精神のたましい、「魄」...
【四字熟語】 疾言遽色 【読み方】 しつげんきょしょく 【意味】 落ち着きがないこと。早口でしゃべり、あわてた顔つきをすること。 【語源・由来】 「疾」は早い。「遽」はあわてふためくこと。「色」は顔色をいう。 【典拠・出...
【四字熟語】 日月逾邁 【読み方】 じつげつゆまい 【意味】 月日がどんどん過ぎていくこと。また、年老いて死期が近くなること。 【語源・由来】 「日月」は時間のこと。「逾」「邁」はともに、過ぎる、経過するという意味。 【...
【四字熟語】 史籀大篆 【読み方】 しちゅうだいてん 【意味】 史籀が大篆という書体を作った。 【語源・由来】 「史籀」は周の宣王のときの史官でそれまでの古文を改変して大篆という書体を作ったとされる。「大篆」は書体の名。...
【四字熟語】 七種菜羹 【読み方】 しちしゅのさいこう 【意味】 七種の野菜の汁物。または、七草がゆ。陰暦一月七日にこれを食べる。 【語源・由来】 「菜羹」は野菜の汁物。 【典拠・出典】 『遵生八牋』 七種菜羹(しちしゅ...
【四字熟語】 七嘴八舌 【読み方】 しちしはちぜつ 【意味】 意見の多いこと。またあちこちから意見の出ること。七つのくちばしと八つの舌という意味。 【語源・由来】 「嘴」はくちばし。 【典拠・出典】 袁枚「牘外余言」 七...
【四字熟語】 紫髯緑眼 【読み方】 しぜんりょくがん 【意味】 西洋人。また、西洋人の顔の形容。赤茶色のほおひげと青い目という意味。わが国ではオランダ人などを紅毛人、紅毛碧眼などといった。 【典拠・出典】 岑参「胡笳歌」...
【四字熟語】 咫尺之書 【読み方】 しせきのしょ 【意味】 ごく短い手紙のこと。簡単な書状。 【語源・由来】 「咫尺」は周代の長さの単位で、咫は八寸、尺は十寸。転じて、きわめて短い距離や長さをいう。 【典拠・出典】 『史...
【四字熟語】 七縦七擒 【読み方】 しちしょうしちきん 【意味】 敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。 【語源・由来】 「七縦」は七回縦つこと、「七擒」は七回擒えること。 中国、三国時代、蜀の諸葛亮(孔明)が、敵...
【四字熟語】 詩人蛻骨 【読み方】 しじんぜいこつ 【意味】 銘茶をたたえる言葉。また、銘茶のこと。 【語源・由来】 銘茶を飲むと詩人の骨をぬけかわらせるということ。すぐれたお茶は私人の感性までもすぐれたものに変えてしま...
【四字熟語】 香気芬芬 【読み方】 こうきふんぷん 【意味】 よいにおいが一面に香ること。 【語源・由来】 「香気」は、よい香りやにおい。「芬芬」は、香りの高いさまで辺り一面に広がること。 【典拠・出典】 - 【類義語】...
【四字熟語】 舐痔得車 【読み方】 しじとくしゃ 【意味】 卑しい行為をしてまで大きな利益を得る行為を揶揄する場合に用いる。 【語源・由来】 「舐痔」は痔疾を舐めること。「得車」は車を手に入れること。中国宋の曹商が使者と...
【四字熟語】 自己韜晦 【読み方】 じことうかい 【意味】 自分の本心や学識、地位などを隠して知られないようにすること。節操を知り、自分をひけらかさないこと。 【語源・由来】 「韜」はつつみかくす、「韜晦」は才能や学問な...
【四字熟語】 師曠之聡 【読み方】 しこうのそう 【意味】 耳が鋭敏なことのたとえ。師曠のように耳がさといという意味。 【語源・由来】 師曠は春秋時代の晋の楽師で、音楽をよく聞き分け、精通しているばかりでなく、音によって...
【四字熟語】 豕交獣畜 【読み方】 しこうじゅうちく 【意味】 豚なみにあしらい、獣なみに養う。礼をもって人を待遇せず、獣や家畜と同じようにとりあつかうこと。 【語源・由来】 「豕交」は豚とみなして交わること。「獣畜」は...
【四字熟語】 舐糠及米 【読み方】 しこうきゅうまい 【意味】 被害がだんだん拡大すること。 【語源・由来】 「舐糠」は糖を舐めること。穀象虫(米につく虫)が外側の糠をなめてしまうと次には中身の米を食うようになり、害を及...
【四字熟語】 舳艫千里 【読み方】 じくろせんり 【意味】 多数の舟がはるか彼方まで連なること。 【語源・由来】 「舳」は船のとも。「艫」は船のへさき。「千里」ははるかに続く長い距離。ある船の船尾に次の船の船首がくっつく...
【四字熟語】 四衢八街 【読み方】 しくはちがい 【意味】 大きな通りが四方八方に通じた大きな町。交通などの便がよく、にぎわう町の形容。 【語源・由来】 「衢」と「街」はともに、四方に通じる道・大通りのこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 侈衣美食 【読み方】 しいびしょく 【意味】 豪華な衣装やおいしい食事のことで、ぜいたくな暮らしのこと。衣類や食べ物に、ぜいの限りを尽くすこと。 【語源・由来】 「侈衣」は、ぜいたくでおごった衣服。「美食」...
【四字熟語】 讒謗罵詈 【読み方】 ざんぼうばり 【意味】 ありとあらゆる悪口をいうこと。 【語源・由来】 「讒謗」はそしること。「罵詈」は口ぎたなく相手をののしること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・悪口雑言(あっ...
【四字熟語】 残杯冷炙 【読み方】 ざんぱいれいしゃ 【意味】 ひどい待遇や冷たい扱いをされること。恥辱や屈辱を受けるたとえ。貧しい食事や食べ残しで接待されるような屈辱を受けること。 【語源・由来】 「残杯」は他人が飲み...
【四字熟語】 讒諂面諛 【読み方】 ざんてんめんゆ 【意味】 人の悪口を言ってこびへつらうこと。 【語源・由来】 「讒諂」は他の人の悪口を言って人にへつらうこと。「面諛」は人の面前でこびへつらうこと。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 斬釘截鉄 【読み方】 ざんていせってつ 【意味】 くぎや鉄を断ち切る。毅然として決断力があるたとえ。 【語源・由来】 「斬」と「截」はいずれも断ち切るということ。元は禅宗の言葉で、妄想や煩悩などの迷いをすっ...
【四字熟語】 三世一爨 【読み方】 さんせいいっさん 【意味】 親、子、孫の三世代の家族が一つ屋根の下に住まうこと。 【語源・由来】 「爨」はかまどのこと。三代の家族が、一つの竈で煮炊きして住むという意味から。 【典拠・...
【四字熟語】 三豕渉河 【読み方】 さんししょうか 【意味】 文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。 【語源・由来】 昔、ある史官が「己亥渉河(己亥の年、河を渡る)」と書いてあるのを、「己」を「三」、「亥」を...
【四字熟語】 斬衰斉衰 【読み方】 ざんさいしさい 【意味】 喪服の種類。 【語源・由来】 「斬衰」は喪服で最も重い三年の喪の期間に着るもので、断ち切ったままで縁縫いをしていないもの。「斉衰」は斬衰についで重い喪服で一年...
【四字熟語】 残膏賸馥 【読み方】 ざんこうしょうふく 【意味】 すぐれた人物や詩文の形容。人がいたあとに残る香気の意味。 【語源・由来】 「膏」はあぶる。「賸」は余に同じ。「馥」は香り。 【典拠・出典】 『新唐書』文芸...
【四字熟語】 三薫三沐 【読み方】 さんくんさんもく 【意味】 相手を大切に思う心をあらわす語。 【語源・由来】 幾度の体を洗い清め、幾度も香を塗り染めよい香りをつけて人を待つという意味から。「薫」は香料を体に塗りつける...
【四字熟語】 三釁三浴 【読み方】 さんきんさんよく 【意味】 何度もからだに香を塗ってよい香りをつけ、何度もからだを洗い清めること。人を待つときなど相手を大切に思う情をいう。 【語源・由来】 「浴」は湯浴みすること。「...
【四字熟語】 三跪九叩 【読み方】 さんききゅうこう 【意味】 清朝の敬礼法。 三度ひざまずき、九度頭を地につけて拝礼することをいう。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・三跪九拝(さんききゅうはい) ・三拝九叩(さんぱい...
【四字熟語】 蹉跎歳月 【読み方】 さたさいげつ 【意味】 ただ時間をむだにして、むなしく過ごすこと。 【語源・由来】 「蹉跎」はよい時期を失うこと、「歳月」は年月の意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・翫歳愒日(が...
【四字熟語】 瑣砕細膩 【読み方】 ささいさいじ 【意味】 情のこまやかなこと。 【語源・由来】 「瑣砕」はこまやかなこと。心を細やかにくだくこと。「細膩」はきめこまかなこと。 【典拠・出典】 『紅楼夢』「一回」 瑣砕細...
【四字熟語】 鑿壁偸光 【読み方】 さくへきとうこう 【意味】 苦学することのたとえ。壁に穴をあけて隣家の光をぬすんで学ぶという意味。 【語源・由来】 「鑿」はうがつ、穴を開けること。「偸」はぬすむこと。 前漢の匡衡が若...
【四字熟語】 鑿窓啓牖 【読み方】 さくそうけいゆう 【意味】 さまざまな考え方に学んで、見識を広めること。 【語源・由来】 「鑿」はうがつ、穴をあける。「啓」はひらくという意味。「牖」は窓のこと。窓を開けて外光をたくさ...
【四字熟語】 鑿歯尺牘 【読み方】 さくしせきとく 【意味】 晋の習鑿歯は、手紙で議論するのにすぐれていた。 【語源・由来】 「鑿歯」は晋の習鑿歯のこと。「尺牘」は手紙のこと。晋の習鑿歯は若いときから文章にすぐれていたが...
【四字熟語】 菜圃麦隴 【読み方】 さいほばくろう 【意味】 水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと。 【語源・由来】 「菜圃」は野菜を植えた畑、菜園。「麦隴」は麦畑の意味。「圃」ははたけ、「隴」は...
【四字熟語】 彩鳳随鴉 【読み方】 さいほうずいあ 【意味】 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満を持つこと。転じて、夫人が夫をぞんざいに遇すること。 【語源・由来】 「鳳」は瑞鳥でおおとり、「鴉」はからす。...
【四字熟語】 采椽不斲 【読み方】 さいてんふたく 【意味】 質素な建物のこと。 【語源・由来】 『韓非子』「五蠹」より。「采椽」は山から切り出したままの椽(家の棟から軒に渡して屋根を支える材木)のこと。「斲」は木を削る...
【四字熟語】 灑掃応対 【読み方】 さいそうおうたい 【意味】 日常生活に必要な仕事や作法のこと。ふきそうじをすることと、応対すること。 【典拠・出典】 『大学章句』朱熹「序」 灑掃応対(さいそうおうたい)の使い方 灑掃...
【四字熟語】 載籍浩瀚 【読み方】 さいせきこうかん 【意味】 数えきれないほどの書物があること。書籍に埋もれんばかりのさま。 【語源・由来】 「載籍」は、書類や書物のこと。「浩瀚」は、物が豊かなさま、書籍の巻数などが多...
【四字熟語】 妻子眷族 【読み方】 さいしけんぞく 【意味】 妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。 【語源・由来】 「眷」はみうち、またかえりみる、目をかけるという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・一族郎党(...
【四字熟語】 在邇求遠 【読み方】 ざいじきゅうえん 【意味】 人として進むべき正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、哀れにも人は遠いところにそれを求めようとするという意味。 【語源・由来】 「邇」は「近」と同じで、...
【四字熟語】 渾崙呑棗 【読み方】 こんろんどんそう 【意味】 人の教えのただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することはできないということ。 【語源・由来】 「渾崙」は黒色・頭・円形などにたとえ、ひとまとめにひっくる...
【四字熟語】 魂飛魄散 【読み方】 こんひはくさん 【意味】 おおいに驚き恐れること。 【語源・由来】 「魂」は人間の死後、天にのぼるたましい。「魄」は地上にとどまるたましいのこと。たましいが飛び散るほどたまげるというこ...
【四字熟語】 昏定晨省 【読み方】 こんていしんせい 【意味】 親に孝行をつくすこと。 【語源・由来】 「昏定」は晩になると父母の寝所を整えること。「晨省」は朝になると父母のご機嫌をうかがうという意味。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 根深柢固 【読み方】 こんしんていこ 【意味】 物事の基礎をしっかり固めること。 【語源・由来】 「根」と「柢」はともに木の根のことで、物事の基本・基礎のたとえ。木の根を深く強固なものにするという意味から。...
【四字熟語】 渾渾沌沌 【読み方】 こんこんとんとん 【意味】 入り乱れて明らかでないさま。 【語源・由来】 もとは、天地がまだわかれていない原初の状態をいう。「渾沌」を強めた四字句。 【典拠・出典】 『孫子』「兵勢」 ...
【四字熟語】 渾金璞玉 【読み方】 こんきんはくぎょく 【意味】 人の素質がすぐれていて飾りけのないたとえ。 【語源・由来】 まだ精錬されていない鉱石とまだ磨かれていない玉の意味で、天然の美質をいう。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 孤陋寡聞 【読み方】 ころうかぶん 【意味】 学問が偏っていて狭く、見識が少ないこと。 【語源・由来】 「孤陋」は見識が狭くひとりよがりでかたくななこと。「寡聞」は見聞が少ないこと。「独学にして友無ければ則...
【四字熟語】 虚融澹泊 【読み方】 こゆうたんぱく 【意味】 悟りの境地にいたること。 【語源・由来】 「虚融」は邪心がなく、心になんのとどこおることもないということ。「澹泊」は無欲であっさりとしていること。 【典拠・出...
【四字熟語】 寤寐思服 【読み方】 ごびしふく 【意味】 寝ても冷めても忘れないこと。また、人を思う情が切ないこと。 【語源・由来】 「寤寐」は目覚めることと寝ること。「思服」は常に心に思って忘れないこと。 【典拠・出典...
【四字熟語】 孤独矜寡 【読み方】 こどくかんか 【意味】 四種の苦しみでうったえるところのない人。 【語源・由来】 「孤」は幼くして父を亡くした者。「独」は老いて子のない者。「矜」は老いて妻のない者。「寡」は老いて夫の...
【四字熟語】 虎擲竜挐 【読み方】 こてきりょうだ 【意味】 英雄が戦うたとえ。 【語源・由来】 李献能の詩より。虎と竜が激しく撃ちあうという意味。「擲」はなげうつ、撃つという意味。「挐」はつかむ、乱れ混じること。 【典...
【四字熟語】 鼓舌揺脣 【読み方】 こぜつようしん 【意味】 盛んにしゃべりたてること。 【語源・由来】 「鼓舌」は舌を鳴らしてしゃべる、饒舌なこと。「揺脣」はくちびるを動かす、しゃべること。 【典拠・出典】 『荘子』「...
【四字熟語】 古人糟魄 【読み方】 こじんのそうはく 【意味】 言葉や文章では、聖人・賢人の本質を伝えることは不可能だということ。 【語源・由来】 「古人」は昔のすぐれた人のこと。「糟魄」は酒のしぼりかすのこと。今日に伝...
【四字熟語】 五濁悪世 【読み方】 ごじょくあくせ 【意味】 末世。末法の世。五つの汚れに満ちた悪い世のこと。 【語源・由来】 「五濁」は仏教でいうこの世に起こる五つのけがれのことで、劫濁(悪疫など)、煩悩濁(欲や怒り)...