通暁暢達【つうぎょうちょうたつ】の意味と使い方や例文(語源由来)
【四字熟語】 通暁暢達 【読み方】 つうぎょうちょうたつ 【意味】 ある事柄を詳しく知りぬいていてのびやかであること。ある事柄について奥深く通じているので文章や言語がのびのびして意味がわかりやすいこと。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 通暁暢達 【読み方】 つうぎょうちょうたつ 【意味】 ある事柄を詳しく知りぬいていてのびやかであること。ある事柄について奥深く通じているので文章や言語がのびのびして意味がわかりやすいこと。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 枕流漱石 【読み方】 ちんりゅうそうせき 【意味】 強情で負け惜しみの強いこと。また、うまくこじつけて言い逃れをすること。 【語源・由来】 西晋の孫楚が隠遁を望み「石に枕し流れに漱ぐような自然な暮らしがした...
【四字熟語】 沈博絶麗 【読み方】 ちんぱくぜつれい 【意味】 文章などの意味や内容が深遠で広く表現が甚だ美しいこと。 【語源・由来】 「沈」は深いという意味。「絶」はこの上なく、非常にという意味。 【典拠・出典】 揚雄...
【四字熟語】 陳勝呉広 【読み方】 ちんしょうごこう 【意味】 ものごとの先駆けをなす人のこと。反乱の最初の指導者をもいう。 【語源・由来】 楚の人陳勝と呉広は秦の二世皇帝(紀元前二〇九年)のとき兵を挙げ、秦打倒の口火を...
【四字熟語】 沈鬱頓挫 【読み方】 ちんうつとんざ 【意味】 詩文の風格が高く内容が深くて文章中の辞句の意味がすらすらと通らず、とどこおること。 【語源・由来】 「沈鬱」は気分が沈んで晴ればれとしないこと。出典ではこの話...
【四字熟語】 直截簡明 【読み方】 ちょくせつかんめい 【意味】 くどくどしくなくきっぱりしていること。また、そのさま。文章や人の性質などを評していう。 【語源・由来】 「直截」はすぐに裁決する、きっぱりしているという意...
【四字熟語】 直言骨鯁 【読み方】 ちょくげんこっこう 【意味】 遠慮しないで直言し、意志強固で人に屈しないこと。 【語源・由来】 「直言」は思っていることを遠慮なしでいうこと。「骨鯁」は君主のあやまちを諫める剛直な忠臣...
【四字熟語】 直言極諫 【読み方】 ちょくげんきょっかん 【意味】 思ったことをはっきり言って強くいさめること。 【語源・由来】 「直言」は思ったことを状況を気にせずに言うこと。「極諫」は強くいさめていう、また強いいさめ...
【四字熟語】 凋零磨滅 【読み方】 ちょうれいまめつ 【意味】 しぼみ落ちて滅びること。文物などが滅びなくなることにいう。 【語源・由来】 「凋」はしぼむ、「零」は落ちる、「磨滅」はすり減る、すり減りなくなるという意味。...
【四字熟語】 重卵之危 【読み方】 ちょうらんのき 【意味】 きわめて危険なことのたとえ。 【語源・由来】 卵を積みかさねるといつくずれるかわからないからいう。 【典拠・出典】 『説苑』「正諫」 【類義語】 ・累卵之危(...
【四字熟語】 朝蠅暮蚊 【読み方】 ちょうようぼぶん 【意味】 つまらない小人物がはびこるたとえ。 【語源・由来】 人にまといつく朝の蠅と夕方の蚊。 【典拠・出典】 韓愈「雑詩」 朝蠅暮蚊(ちょうようぼぶん)の使い方 朝...
【四字熟語】 頂門金椎 【読み方】 ちょうもんのきんつい 【意味】 人の急所をついた適切な戒め。 【語源・由来】 「頂門」は頭の上。「金椎」は金属のつち。 【典拠・出典】 『佩文韻府』「黄庭堅」 【類義語】 ・頂門一針(...
【四字熟語】 頂門一針 【読み方】 ちょうもんのいっしん 【意味】 人の急所をつく適切な戒め。頂門(頭のいただき)に刺した一本の針。 【典拠・出典】 『荀卿論』蘇軾 【類義語】 ・頂門金椎(ちょうもんのきんつい) ・当頭...
【四字熟語】 鳥面鵠形 【読み方】 ちょうめんこくけい 【意味】 飢えのためにひどくやせ衰えているさま。 【語源・由来】 「鵠」はくぐい。 【典拠・出典】 『資治通鑑』「梁紀」 【類義語】 ・鳩形鵠面(きゅうけいこくめん...
【四字熟語】 雕文刻鏤 【読み方】 ちょうぶんこくる 【意味】 文章中の字や句を美しく飾ること。模様を彫刻し、金銀をちりばめること。 【語源・由来】 「雕文」は模様を彫刻すること。また彫刻された模様のこと。「鏤」はきざむ...
【四字熟語】 嘲風哢月 【読み方】 ちょうふうろうげつ 【意味】 風や月を題材にして詩歌を作ること。 【語源・由来】 「嘲風」は文章家のたわむれに作った詩文をそしる語。「哢月」は月をながめ楽しむこと。 【典拠・出典】 -...
【四字熟語】 彫虫篆刻 【読み方】 ちょうちゅうてんこく 【意味】 取るに足りない小細工。虫の形や複雑な篆書の字を細かく刻みつけるように、文章を作るのに字句を美しく飾りたてること。 【語源・由来】 「彫」と「刻」はともに...
【四字熟語】 冢中枯骨 【読み方】 ちょうちゅう(の)ここつ 【意味】 無能でとりえのない人のたとえ。 【語源・由来】 「冢」は墓のことで、墓の中の白骨のこと。 【典拠・出典】 『三国志』「蜀志・先主伝」 冢中枯骨(ちょ...
【四字熟語】 朝穿暮塞 【読み方】 ちょうせんぼそく 【意味】 建築・造営が頻繁であることのたとえ。 【語源・由来】 朝あなをあけたと思えば、その日の夕方にはもうふさぐこと。 【典拠・出典】 『南斉書』「東昏侯紀」 【類...
【四字熟語】 朝生暮死 【読み方】 ちょうせいぼし 【意味】 極めて短命なことのたとえ。朝生まれて夕方には死ぬという意味。 【語源・由来】 かげろうの類など生命の短いものを言った語。 【典拠・出典】 『爾雅』「釈虫・注」...
【四字熟語】 朝成暮毀 【読み方】 ちょうせいぼき 【意味】 建物の造営が盛んなことのたとえ。 【語源・由来】 朝に完成して夕べには壊すという意味。「毀」はこぼつ、こわすという意味。 【典拠・出典】 『宋書』「少帝紀」 ...
【四字熟語】 朝秦暮楚 【読み方】 ちょうしんぼそ 【意味】 住所が定まらず放浪することのたとえ。また、節操なく主義主張が常に変わるたとえ。 【語源・由来】 朝、秦国にいたと思うと、夕方には楚の国にいるという意味。 【典...
【四字熟語】 朝真暮偽 【読み方】 ちょうしんぼぎ 【意味】 真偽の定めがたいたとえ。 【語源・由来】 朝方と夕方で真実と虚偽がくるくるかわるという意味。本来は白居易が道理をわきまえず節操なく変節する人々を風刺した言葉。...
【四字熟語】 長江天塹 【読み方】 ちょうこうてんざん 【意味】 長江は天然の塹壕だということ。 【語源・由来】 「長江」は揚子江のこと。「塹」は城の周りの堀で、「天塹」は敵の攻撃を防ぐ、天然自然の堀のこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 張冠李戴 【読み方】 ちょうかんりたい 【意味】 名と実が一致しないこと。 【語源・由来】 張さんのかんむりを李さんがかぶること。 【典拠・出典】 『留青日札』「張公帽賦」 張冠李戴(ちょうかんりたい)の使...
【四字熟語】 鳥革翬飛 【読み方】 ちょうかくきひ 【意味】 家の造りが美しくて立派なこと。 【語源・由来】 「革」は翼、「翬」は雉のこと。鳥が翼をひろげ、美しい雉が飛ぶさま。宮殿の美しく立派なさまを例えた語。 【典拠・...
【四字熟語】 超軼絶塵 【読み方】 ちょういつぜつじん 【意味】 非常に軽やかに速く走ること。 【語源・由来】 「絶塵」は塵ひとつ立てずに、きわめて速く走るという意味。馬などが疾駆するさまをいう。 【典拠・出典】 『荘子...
【四字熟語】 仲連蹈海 【読み方】 ちゅうれんとうかい 【意味】 節操が清く高いたとえ。 【語源・由来】 「仲連」は中国、戦国時代の斉の人。清廉で拘束を好まない性質で仕官しなかった。「蹈海」は海に身を投げて死ぬこと。「蹈...
【四字熟語】 抽薪止沸 【読み方】 ちゅうしんしふつ 【意味】 わざわいなどの問題を根本から解決すること。 【語源・由来】 燃えているたきぎを竈から引き抜いて煮えたぎった湯をさますという意味。「抽」は抜き取ること。「沸」...
【四字熟語】 中秋名月 【読み方】 ちゅうしゅうのめいげつ 【意味】 陰暦八月十五日の夜の月。 【語源・由来】 「中秋」は陰暦八日の異称。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・中秋玩月(ちゅうしゅうがんげつ) 中秋名月(ち...
【四字熟語】 中秋玩月 【読み方】 ちゅうしゅうがんげつ 【意味】 仲秋の夜に雅な月見の宴会を催すこと。 【語源・由来】 「中秋」は仲秋に同じで陰暦八月の称。また狭義として八月十五日のこと。「玩月」は月をめでること。 【...
【四字熟語】 鋳山煮海 【読み方】 ちゅうさんしゃかい 【意味】 財を多く蓄えること。 【語源・由来】 「鋳山」は山の銅を採ってそれを溶かし、型に流しこんで銭を作ること。「煮海」は海水を煮て塩を造るという意味。 【典拠・...
【四字熟語】 抽黄対白 【読み方】 ちゅうこうたいはく 【意味】 黄色や白色の美しい色を適切に配合する。巧みに四六駢儷文を作ること。 【語源・由来】 四六駢儷文は四字句と六字句を基本として対句など修辞を多用した美しい文。...
【四字熟語】 中原之鹿 【読み方】 ちゅうげんのしか 【意味】 群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。また、ある地位をねらって競争する意味にも用いる。 【語源・由来】 「中原」は当時の中国の中央であった黄河中流をさす。「...
【四字熟語】 中原逐鹿 【読み方】 ちゅうげんちくろく 【意味】 群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。また、ある地位をねらって競争するという意味にも用いる。 【語源・由来】 「中原」は中国の中央であった黄河流域を指す。...
【四字熟語】 置錐之地 【読み方】 ちすいのち 【意味】 とがった錐の先をやっと突き立てることができるほどの狭い土地。わずかな空間。 【典拠・出典】 『荘子』「盗跖」 【類義語】 ・立錐之地(りっすいのち) ・立錐之土(...
【四字熟語】 知者不言 【読み方】 ちしゃふげん 【意味】 物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。真に知るものはあえて言葉で説明しようとはしないものだ。 【典拠・出典】 『老子』「五六章」 【類義語】 ・大智不...
【四字熟語】 竹林七賢 【読み方】 ちくりんしちけん 【意味】 竹林で清談をかわした七人の隠者。 【語源・由来】 乱世のなか俗世間を避けて竹林で老子や荘子の思想を慕い、酒をくみかわし清談(俗世を離れた高尚な論談)を楽しん...
【四字熟語】 竹苞松茂 【読み方】 ちくほうしょうも 【意味】 新築家屋の落成を祝う語。 【語源・由来】 「竹苞」は竹が叢り生えているように堅固なことで、家の下部構造をほめる語。「松茂」は松が青々と茂っているようにみごと...
【四字熟語】 築室道謀 【読み方】 ちくしつどうぼう 【意味】 意見ばかり多くてまとまらず、物事が実現しないこと。 【語源・由来】 「築室」は家を建てること。「道謀」は道を行く人に相談するという意味。家を建てようとして道...
【四字熟語】 徴羽之操 【読み方】 ちうのそう 【意味】 正しい音楽のこと。 【語源・由来】 「徴羽」は五音(音楽の五つの音色、宮・商・角・徴・羽)の徴と羽。「操」はあやつる、うまくつかうという意味。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 湛盧之剣 【読み方】 たんろのけん 【意味】 静かに澄みきった黒い剣。 【語源・由来】 呉王闔閭の名剣。「湛」はたたえる、澄む、しずむという意味。「盧」はここでは黒色という意味。 【典拠・出典】 『越絶書』...
【四字熟語】 探驪獲珠 【読み方】 たんりかくしゅ 【意味】 驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。また、要領を得た素晴らしい文章を作ることのたとえとしても用いる。 【語源・由...
【四字熟語】 断爛朝報 【読み方】 だんらんちょうほう 【意味】 きれぎれになって、続き具合のわからない朝廷の記録のこと。また、『春秋』をそしっていう語。 【語源・由来】 「断爛」は破れてぼろぼろになること。「朝報」は朝...
【四字熟語】 端木辞金 【読み方】 たんぼくじきん 【意味】 納得のいかない金は受け取らないということ。「端木」は孔子の弟子の子貢の姓。「辞金」は金を受け取ることを辞退すること。「端木金を辞す」と訓読する。 【語源・由来...
【四字熟語】 断編残簡 【読み方】 だんぺんざんかん 【意味】 一部が欠けて不完全な書き物。 【語源・由来】 「断編」はきれぎれの文章。「簡」は竹の札で、古くはこれに文章を書き付けていたことから書物のこと。 【典拠・出典...
【四字熟語】 耽美主義 【読み方】 たんびしゅぎ 【意味】 人生の目的を理性よりも美におき、官能・感覚を重視する芸術上の態度。 【語源・由来】 「耽美」は美を最高のものと考え、美を重んじひたりきること。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 断悪修善 【読み方】 だんなくしゅぜん 【意味】 仏教で、一切の煩悩を断とうとする誓いのこと。 【語源・由来】 悪を断ち切って善を修行するという意味で、あらゆるものを救おうとする菩薩の誓願の一つ。 【典拠・...
【四字熟語】 談天雕竜 【読み方】 だんてんちょうりょう 【意味】 弁論や文章の内容が広大かつ深遠で、また巧みなこと。転じて、広大ではあっても実用には役立たない無駄な議論や行為。 「談天」は、天を論ずること。「雕竜」は、...
【四字熟語】 丹書鉄契 【読み方】 たんしょてっけい 【意味】 天子が功臣に与えた誓文のこと。 【語源・由来】 鉄製の割り符に消えないよう朱で書いたもの。本人やその子孫が罪を犯したとき、これで罪が減免された。 【典拠・出...
【四字熟語】 淡粧濃抹 【読み方】 たんしょうのうまつ 【意味】 女性の化粧。薄い化粧と濃い化粧。薄化粧でも濃い化粧でもそれぞれ趣があり美しいからいう。 【語源・由来】 「抹」はぬる、化粧するという意味。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 断港絶潢 【読み方】 だんこうぜっこう 【意味】 他から孤立した辺鄙なところのこと。 【語源・由来】 「断港」は海へ通じる航路を断たれた港のこと。「絶潢」は水の出口がない水たまりの池という意味。 【典拠・出...
【四字熟語】 談言微中 【読み方】 だんげんびちゅう 【意味】 ものごとをはっきり言わず、それとなく人の弱みや急所をつくような話しぶりのこと。 【典拠・出典】 『史記』「滑稽伝・論賛」 談言微中(だんげんびちゅう)の使い...
【四字熟語】 弾丸之地 【読み方】 だんがんのち 【意味】 きわめて狭い土地のこと。 【語源・由来】 「弾丸」ははじき玉、きわめて小さいもののたとえ。 【典拠・出典】 『戦国策』「趙策」 【類義語】 ・黒子之地(こくしの...
【四字熟語】 弾丸黒子 【読み方】 だんがんこくし 【意味】 きわめて狭い土地のたとえ。 【語源・由来】 「弾丸」は小鳥をとるはじき玉。「黒子」はほくろ。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・弾丸之地(だんがんのち) ・黒...
【四字熟語】 弾丸雨注 【読み方】 だんがんうちゅう 【意味】 雨が降り注ぐように激しく弾丸が飛んでくること。 【典拠・出典】 - 弾丸雨注(だんがんうちゅう)の使い方 弾丸雨注(だんがんうちゅう)の例文 東京大空襲では...
【四字熟語】 奪胎換骨 【読み方】 だったいかんこつ 【意味】 外側はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。 【語源・由来】 骨を取り換え、胎盤を奪うという意味で、本来詩文の創作法の一つと...
【四字熟語】 多情多感 【読み方】 たじょうたかん 【意味】 感受性が強く、物事の情緒を深く感じる。 【語源・由来】 「多情」は物のあわれを強く感じること。「多感」は物に感じやすいこと。情感(物)に感じて情が起こる意を強...
【四字熟語】 他山之石 【読み方】 たざんのいし 【意味】 自分の反省になる他人のまちがった言動。 【語源・由来】 ほかの山から出る粗末な石という意味で、それを砥石として自分の玉を美しくするのに役立てることからいう。 【...
【四字熟語】 多言数窮 【読み方】 たげんすうきゅう 【意味】 言口数が多ければ、その結果としてたびたび困窮するということ。言葉を慎むべきことの戒め。 【典拠・出典】 『老子』「五章」 多言数窮(たげんすうきゅう)の使い...
【四字熟語】 踔厲風発 【読み方】 たくれいふうはつ 【意味】 議論がうまく風のようにはやく口から出ること。雄弁の形容。 【語源・由来】 「踔厲」は勢いのすぐれてはげしいこと。「風発」は風が起こるように勢いのはげしいこと...
【四字熟語】 濁流滾滾 【読み方】 だくりゅうこんこん 【意味】 濁った水が盛んに流れるさま。 【語源・由来】 「濁流」は濁った水の流れのこと。「滾滾」は水が盛んに流れるという意味。 【典拠・出典】 - 濁流滾滾(だくり...
【四字熟語】 択言択行 【読み方】 たくげんたくこう 【意味】 言葉が道理にかなって立派なこと。 【語源・由来】 「択」は善悪を区別して選び分けるという意味。本来は「択言択行無し」という意味で、すべて道理にかなった言行で...
【四字熟語】 帯厲之誓 【読み方】 たいれいのちかい 【意味】 功臣の家は末長く絶やさせないという約束。 【語源・由来】 黄河が帯のように細くなり、泰山が砥石のように平らになっても変わらないという意味。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 黛蓄膏渟 【読み方】 たいちくこうてい 【意味】 水面が非情に静かなさま。まゆずみをたくわえ、あぶらをたたえたような静かな水面という意味。 【語源・由来】 「渟」は水などを深くたたえていること。 【典拠・出...
【四字熟語】 対牀風雪 【読み方】 たいしょうふうせつ 【意味】 夜通し隣どうしの寝床の中で語り合うこと。 【語源・由来】 風雨の夜に友二人が寝台に寝、またはこしかけにすわって語りあかすこと。「牀」は寝台・こしかけ・ゆか...
【四字熟語】 対症下薬 【読み方】 たいしょうかやく 【意味】 病状に応じて薬を処方すること。問題点を確認したうえで、有効な解決方法を講ずることのたとえ。 【語源・由来】 「対症」は病気の種々の症状に応ずる意。「下薬」は...
【四字熟語】 泰山梁木 【読み方】 たいざんりょうぼく 【意味】 賢人のこと。 【語源・由来】 「泰山」は中国山東省にある名山。「梁木」は屋根を支えるため横に渡した太く長い材木のこと。人々から仰ぎ尊ばれる名山と建物の中で...
【四字熟語】 太羹玄酒 【読み方】 たいこうげんしゅ 【意味】 規則のみにしばられた淡白で面白味のない文章のたとえ。守ることばかりの面白味のない文章のたとえ。「太羹」と「玄酒」。 【語源・由来】 「太羹」は味のついていな...
【四字熟語】 滞言滞句 【読み方】 たいげんたいく 【意味】 言葉にばかりこだわっていて、生きた真実が理解できないこと。 【語源・由来】 もと仏教語。「滞」はこだわる意。「言」「句」はともに言葉のこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 孫楚漱石 【読み方】 そんそそうせき 【意味】 強情で負け惜しみの強いこと。また、うまくこじつけていい逃れをすること。 【語源・由来】 西晋の孫楚が隠遁を望み「石に枕し流れに漱ぐような自然な暮らしがしたい」...
【四字熟語】 素波銀濤 【読み方】 そはぎんとう 【意味】 白い波。また白い雲やもやのたとえ。 【語源・由来】 「素波」は白い波、「銀濤」は波頭の白く激しく泡立つ大波。 【典拠・出典】 - 素波銀濤(そはぎんとう)の使い...
【四字熟語】 麤枝大葉 【読み方】 そしたいよう 【意味】 細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。また、ごく大まかなこと。 【語源・由来】 「麤枝」はまばらな枝、「大葉」は大きな木の葉。 【典拠・出典】 『朱子語類』...
【四字熟語】 束皙竹簡 【読み方】 そくせきちくかん 【意味】 束皙は古墳などから出土した竹簡を解読して博学を称された。 【語源・由来】 「束皙」は晋の人で博学をうたわれた。「竹簡」は竹のふだで、紙のない昔はこれに文字を...
【四字熟語】 足音跫然 【読み方】 そくおんきょうぜん 【意味】 足音のひびくさま。転じて、得難い来客。また、得難い人物に遭遇するたとえ。 【語源・由来】 「跫然」は人の歩く足音のさま。 人里離れた荒野で迷っているときに...
【四字熟語】 臍下丹田 【読み方】 せいかたんでん 【意味】 へその三寸下あたりのところ。 【語源・由来】 漢方医学ではここに力を集めると元気や勇気がわいてくるという。 【典拠・出典】 『黄庭経』「注」 臍下丹田(せいか...
【四字熟語】 石破天驚 【読み方】 せきはてんきょう 【意味】 このうえなく音楽が巧妙なこと。また、詩文が非常に奇抜ですぐれていること。 【語源・由来】 石が破れ、天がびっくりするほど巧妙であるという意味。 【典拠・出典...
【四字熟語】 楚越同舟 【読み方】 そえつどうしゅう 【意味】 仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあうという意味。 【語源・由来】 「楚」と「越」は中国春...
【四字熟語】 総量規制 【読み方】 そうりょうきせい 【意味】 汚染物質の総排出量を規制する制度。生活環境を保護するために、各地域の汚染物質の総排出量を決め、工場ごとに総排出量を割り当てること。 【典拠・出典】 - 総量...
【四字熟語】 曾母投杼 【読み方】 そうぼとうちょ 【意味】 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。 【語源・由来】 「曾母」は曾参の母のこと。曾参は春秋時代、魯の人で親孝行で知られ。「...
【四字熟語】 草茅危言 【読み方】 そうぼうきげん 【意味】 民間人の国政に対するきびしい批判の声。 【語源・由来】 「草茅」は草と茅で草むらのことで、転じて民間・在野のこと。「危言」は正しい意見をすなおに言うこと。また...
【四字熟語】 騒人墨客 【読み方】 そうじんぼっかく 【意味】 詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。 【語源・由来】 「騒人」は屈原の「離騒」の作風に学んだ文人一派から転じて、広く詩人をいう。「墨客」は書画にすぐれた...
【四字熟語】 曾参殺人 【読み方】 そうしんさつじん 【意味】 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。 【語源・由来】 曾参は春秋時代、魯の人で親孝行で知られ、「孝経」の作者ともいわれる...
【四字熟語】 宋襄之仁 【読み方】 そうじょうのじん 【意味】 無用の情けをかけること。 【語源・由来】 「宋襄」は中国宋の国の襄公のこと。「仁」は思いやりという意味。 中国春秋時代、宋の襄公が楚と戦ったとき、家臣が、敵...
【四字熟語】 草根木皮 【読み方】 そうこんぼくひ 【意味】 漢方薬の原料のこと。草の根と樹木の皮という意味。 【典拠・出典】 『金史』「食貨志」 草根木皮(そうこんぼくひ)の使い方 草根木皮(そうこんぼくひ)の例文 こ...
【四字熟語】 送故迎新 【読み方】 そうこげいしん 【意味】 前任者を送り、新任の人を迎えること。 【語源・由来】 「故」は古いという意味。古いものを送り、新しいものを迎えるということから。 【典拠・出典】 『漢書』「王...
【四字熟語】 造言蜚語 【読み方】 ぞうげんひご 【意味】 根拠のないでたらめなうわさ。 【語源・由来】 「造言」は根も葉もないでたらめ、つくりごと。「蜚語」は誰がいうともなく伝わった根拠のないうわさ、流言のこと。 【典...
【四字熟語】 痩躯長身 【読み方】 ちょうしんそうく 【意味】 背が高く、痩せていること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・痩身長躯(そうしんちょうく) ・長身痩躯(ちょうしんそうく) 痩躯長身(そうくちょうしん)の使...
【四字熟語】 僧伽藍摩 【読み方】 そうぎゃらんま 【意味】 寺院の建物の総称。寺院の意味。 【語源・由来】 仏教の語。「僧伽」は衆多の僧という意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・七堂伽藍(しちどうがらん) ・堂塔...
【四字熟語】 桑間濮上 【読み方】 そうかんぼくじょう 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「濮上」は濮水(河南省にある川の名前)のほとりのこと。「桑間」は濮水のほとり...
【四字熟語】 千里命駕 【読み方】 せんりめいが 【意味】 はるかな遠方からおいでになること。 【語源・由来】 「千里」は遠方のたとえ。「命駕」は命じて馬車を用意させる、または馬車に乗ること。 【典拠・出典】 『晋書』「...
【四字熟語】 千里結言 【読み方】 せんりのけつげん 【意味】 遠方の友と約束した言葉。 【語源・由来】 「千里」は遠方という意味。「結言」は言葉で約束すること。 【典拠・出典】 『後漢書』「范式伝」 千里結言(せんりの...
【四字熟語】 全豹一斑 【読み方】 ぜんぴょういっぱん 【意味】 もののごく一部を見て、全体を推測したり批評したりすることのたとえ。見識がきわめて狭いことのたとえ。 【語源・由来】 「一斑」は豹の斑点の一つ。「全豹」は豹...
【四字熟語】 千成瓢箪 【読み方】 せんなりびょうたん 【意味】 豊臣秀吉の馬印。 【語源・由来】 もともとは小形の果実がたくさんなるひょうたんの一種。それを図案化した秀吉の馬印が有名になった。「千成」は一本の植物にたく...
【四字熟語】 旋転囲繞 【読み方】 せんてんいじょう 【意味】 相手を取り囲むこと。ぐるぐる回って取り囲むこと。 【語源・由来】 「旋転」はぐるぐる回る、「囲繞」は取り囲むという意味。 【典拠・出典】 - 旋転囲繞(せん...
【四字熟語】 蝉噪蛙鳴 【読み方】 せんそうあめい 【意味】 蝉 (せみ) や蛙 (かえる) がうるさく鳴き騒ぐこと。転じて、騒がしいばかりで、何の役にも立たないことや、議論・文章のへたなことのたとえ。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 先聖先師 【読み方】 せんせいせんし 【意味】 孔子の尊称。 【語源・由来】 「先聖」は昔の聖人。「先師」は聖人の教えを広め師と仰がれる人。古代中国では学校を建てると先聖・先師を必ず祭ったが、だれを先聖・先...
【四字熟語】 千仞之谿 【読み方】 せんじんのたに 【意味】 非常に深い谷。 【語源・由来】 「千仞」は「千尋」と同じで長さを表し、「仞」は周尺の七尺。「谿」は渓谷。 【典拠・出典】 『孫子』「軍形」 千仞之谿(せんじん...
【四字熟語】 浅斟低唱 【読み方】 せんしんていしょう 【意味】 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。 【語源・由来】 「浅斟」は軽く酒をくみかわす。「低唱」は低い声で詩や歌をうたうこと。 【典拠・出典】 - 【類義語...
【四字熟語】 鮮血淋漓 【読み方】 せんけつりんり 【意味】 血がしたたり落ちるさま。 【語源・由来】 「鮮血」は体から出たばかりの鮮紅色の血のこと。「淋漓」は血・水・汗がしたたり落ちるという意味。 【典拠・出典】 - ...
【四字熟語】 千荊万棘 【読み方】 せんけいばんきょく 【意味】 非常に多くの困難があること。困難なことのたとえ。 【語源・由来】 「千」「万」は数が多いことを示す語。「荊」「棘」はともにいばらのことで、とげのある草木の...
【四字熟語】 遷客騒人 【読み方】 せんかくそうじん 【意味】 左遷された人や心に愁いを抱く人。詩人墨客のこと。 【語源・由来】 「遷客」は左遷され異郷に来た人。「騒人」は心の愁いを抱く人という意味。どちらも愁いをもって...
【四字熟語】 舌端月旦 【読み方】 ぜったんげったん 【意味】 口先で人を評論すること。 【語源・由来】 「舌端」は口先。「月旦」は人物を批評すること。後漢の許劭が毎月のついたちに従兄の靖と郷里の人物の批評をした故事によ...
【四字熟語】 折衝禦侮 【読み方】 せっしょうぎょぶ 【意味】 武勇によって敵をくじき、敵の侮りを防ぎとめ恐れさせる。 【典拠・出典】 『詩経』「大雅・緜・毛伝」 折衝禦侮(せっしょうぎょぶ)の使い方 折衝禦侮(せっしょ...
【四字熟語】 接見応対 【読み方】 せっけんおうたい 【意味】 対面して受け答えすること。また、面会しての相手への対応のしかた。 【典拠・出典】 - 接見応対(せっけんおうたい)の使い方 接見応対(せっけんおうたい)の例...
【四字熟語】 折花攀柳 【読み方】 せっかはんりゅう 【意味】 遊女の働く花柳街で、彼女たちと遊ぶこと。 【語源・由来】 「折花」は花を手折ること、「攀柳」は柳の枝を引く意。昔、遊び女のいた花柳街には多くの柳が植えられて...
【四字熟語】 尺寸之地 【読み方】 せきすんのち 【意味】 ほんの少しの土地。 【語源・由来】 「尺」「寸」はともに長さの単位。十寸が一寸。周代では一尺は十八センチメートル。短いこと。わずかなことのたとえ。 【典拠・出典...
【四字熟語】 跖狗吠尭 【読み方】 せきくはいぎょう 【意味】 人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。 【語源・由来】 「跖」は中国春秋時代の大盗賊の盗跖、「尭」は...
【四字熟語】 星羅雲布 【読み方】 せいらうんぷ 【意味】 星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。 【語源・由来】 もと軍隊の布陣の盛大な様子を述べた語。「羅」はつらなること。「布」はしき連なるという意...
【四字熟語】 萋斐貝錦 【読み方】 せいひばいきん 【意味】 巧みに言い立てて人を罪に陥れるたとえ。また、讒言のたとえ。 【語源・由来】 たから貝のように美しいあや模様に織り成した錦という意味。そしり悪口を言う者が小さな...
【四字熟語】 生呑活剥 【読み方】 せいどんかっぱく 【意味】 他人の詩文などをそっくり盗用すること。また、他人の言葉や考えを鵜呑みにして受け売りするだけで、独自性・創造性のないことのたとえ。 【語源・由来】 「生呑」は...
【四字熟語】 聖読庸行 【読み方】 せいどくようこう 【意味】 聖人のすぐれた文を読んで学んでもその行いは凡人と異ならないこと。 【語源・由来】 「庸」は平凡・凡庸という意味。 【典拠・出典】 『揚子法言』「問明」 聖読...
【四字熟語】 青銭万選 【読み方】 せいせんばんせん 【意味】 すぐれた文章のたとえ。 【語源・由来】 青銅製の銭は一万回選び出しても他と間違えられることがないように、何度試験を受けても必ず合格するようなすばらしい文をい...
【四字熟語】 清聖濁賢 【読み方】 せいせいだくけん 【意味】 酒の異称。 【語源・由来】 「聖」は聖人。「賢」は賢者。魏の曹操が禁酒令を出したとき、酒好きの人が清酒を聖人、濁り酒を賢人と呼んで、ひそかに飲んだという故事...
【四字熟語】 西狩獲麟 【読み方】 せいしゅかくりん 【意味】 魯の哀公十四年、西方に狩りに行って麒麟を得た故事。 【語源・由来】 本来は、聖人が世にあらわれるのに乗じて出現する麒麟が乱世にあらわれたのに感じて、孔子は『...
【四字熟語】 西戎東夷 【読み方】 せいじゅうとうい 【意味】 西方と東方の異民族。また異民族の総称。えびす。異民族を卑しんでいう語。 【語源・由来】 「戎」は西方の、「夷」は東方の異民族のこと。 【典拠・出典】 『礼記...
【四字熟語】 静寂閑雅 【読み方】 せいじゃくかんが 【意味】 ひっそり静かでみやびやかな趣のあること。 【語源・由来】 「閑雅」は静かで風情のあること。主としてある場所の景色や雰囲気についていう。 【典拠・出典】 - ...
【四字熟語】 青史汗簡 【読み方】 せいしかんかん 【意味】 歴史書のこと。 【語源・由来】 「青史」は歴史のこと。「汗簡」は油を抜いた竹の札で、文書・書物のこと。昔、紙がまだなかったころ、青竹を火であぶり青みと油(汗)...
【四字熟語】 誠惶誠恐 【読み方】 せいこうせいきょう 【意味】 まことに恐れかしこまること。臣下が天子に自分の意見を奉るときに用いる。 【語源・由来】 「惶」は恐れかしこまる意。「惶」「恐」それぞれに「誠」を重ねて、丁...
【四字熟語】 清音幽韻 【読み方】 せいおんゆういん 【意味】 すぐれた文章のたとえ。 【語源・由来】 「清音」は清らかな音声。「幽韻」は奥深く妙なる趣きという意味。北宋の王安石が欧陽脩を評した言葉。 【典拠・出典】 王...
【四字熟語】 精衛填海 【読み方】 せいえいてんかい 【意味】 不可能なことを企て、徒労に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。 【語源・由来】 「精衛」は海辺にすむという古代中国の想像上の小鳥の名。「填海」は海...
【四字熟語】 寸鉄殺人 【読み方】 すんてつさつじん 【意味】 短い警句で人の急所を批判するたとえ。 【語源・由来】 「寸鉄」は一寸の刃物。小さくて鋭い刃物で人を殺すように、要を得た短い言葉で人の急所や欠点をつき、敗北さ...
【四字熟語】 鄒魯遺風 【読み方】 すうろいふう 【意味】 孟子と孔子の教えのこと。 【語源・由来】 「鄒」は孟子、「魯」は孔子の出生地。「遺風」は後世に残された教えという意味。儒教のこと。 【典拠・出典】 - 【類義語...
【四字熟語】 垂名竹帛 【読み方】 すいめいちくはく 【意味】 名前が歴史に残るような功績のこと。 【語源・由来】 「竹帛」は竹の札と白い絹の布。紙のない時代には、竹帛に文字が書かれた。 【典拠・出典】 『後漢書』「鄧禹...
【四字熟語】 水天髣髴 【読み方】 すいてんほうふつ 【意味】 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。 【語源・由来】 「水天」は水面と空のこと。「髣髴」はぼんやりしてはっきりしないという意味。 ...
【四字熟語】 水天一碧 【読み方】 すいてんいっぺき 【意味】 空と海とがともに青々としてただ一色に連なり、区別がつかないさま。 【典拠・出典】 王勃「滕王閣序」 【類義語】 ・水天一色(すいてんいっしょく) ・水天髣髴...
【四字熟語】 水村山郭 【読み方】 すいそんさんかく 【意味】 水辺の村と山ざと。もと中国の江南地方ののどかな農村を描写したもの。 【語源・由来】 江南はクリーク(小運河)が網の目のように通じているので「水村」という。「...
【四字熟語】 翠色冷光 【読み方】 すいしょくれいこう 【意味】 冷ややかな青い光の形容。また、月の光の形容。 【語源・由来】 「翠色」はみどり、青緑色。「冷光」は冷ややかな光。 【典拠・出典】 『竜鳳録』 翠色冷光(す...
【四字熟語】 水月鏡花 【読み方】 すいげつきょうか 【意味】 むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。 【語源・由来】 水に映った月と鏡に映った花という意味。眼には見えても実体がないもの、見るだけ...
【四字熟語】 随宜所説 【読み方】 ずいぎしょせつ 【意味】 仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。 【典拠・出典】 『法華経』「方便品」 【類義語】 ・随類応同(ずいるいおうどう) ・随宜説法(ずい...
【四字熟語】 随感随筆 【読み方】 ずいかんずいひつ 【意味】 感じるままに書きつけること。また、その文。 【語源・由来】 「随感」は感じるに従って、感じるままにという意味。 【典拠・出典】 - 随感随筆(ずいかんずいひ...
【四字熟語】 新涼灯火 【読み方】 しんりょうとうか 【意味】 初秋の涼しさは読書にふさわしい。 【語源・由来】 「新涼」は秋の初めの涼しさ。「灯火」は灯火の下で読書をするという意味を略した語。 【典拠・出典】 - 【類...
【四字熟語】 人面獣身 【読み方】 じんめんじゅうしん 【意味】 顔は人間で身体は獣。妖怪を形容する語。 【語源・由来】 「人面」は人の顔。「獣身」はけだもののからだ。 【典拠・出典】 『史記』「五帝紀・注」 人面獣身(...
【四字熟語】 神荼鬱塁 【読み方】 しんとうつりつ 【意味】 門を守る神の名前。 【語源・由来】 「神荼」「鬱塁」は古代中国における兄弟の神の名。ともに門を守る神で、百鬼を支配し、従わないものは捕えて、虎に食わさせたとい...
【四字熟語】 乗輿車駕 【読み方】 じょうよしゃが 【意味】 天子の乗る車。天子の使う物。転じて、天子のこと。 【語源・由来】 「乗輿」と「車駕」とも天子の行幸中に乗る車の称。 【典拠・出典】 『独断』「上」 乗輿車駕(...
【四字熟語】 嗇夫利口 【読み方】 しょくふりこう 【意味】 身分は低いが、口が達者な男のこと。 【語源・由来】 「嗇夫」は下級役人のこと。張釈之が、前漢の文帝の供をして虎圏(上林苑の中の動物園)に登ったとき、文帝が帳簿...
【四字熟語】 諸子百家 【読み方】 しょしひゃっか 【意味】 中国の戦国時代 (前 403~221) に輩出した多数の思想家の総称。「子」とは先生,「家」とは学派のことである。『漢書』によれば,189家があげられており,...
【四字熟語】 黍離之歎 【読み方】 しょりのたん 【意味】 祖国が滅亡したことを嘆くこと。東周の大夫が西周の宮殿に黍が生い茂っているのを見て嘆いた「黍離」という詩から。 【典拠・出典】 『詩経』「王風・黍離」 【類義語】...
【四字熟語】 至理名言 【読み方】 しりめいげん 【意味】 きわめて道理にかなったすぐれた言葉のこと。 【語源・由来】 「至理」はきわめて正しい道理のこと。「名言」はすぐれた言葉という意味。 【典拠・出典】 - 至理名言...
【四字熟語】 緇林杏壇 【読み方】 しりんきょうだん 【意味】 学問所、講堂のこと。 【語源・由来】 「緇林」は樹木がおい茂った林のこと。孔子が黒いとばりのような緇帷の林に遊び、杏の花が咲く木の下の土の壇(一段高いところ...
【四字熟語】 四六駢儷 【読み方】 しろくべんれい 【意味】 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。四六駢儷文のこと。 【語源・由来】 「駢」は馬を二頭並べて車につなぐこと。「儷」は一対になって並ぶことの意から。...
【四字熟語】 身軽言微 【読み方】 しんけいげんび 【意味】 身分が低くて、言うことが人に重んじられないこと。 【語源・由来】 「微」は卑しいという意味。身分が卑しくて、言葉が軽んじられるという意味。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 身言書判 【読み方】 しんげんしょはん 【意味】 人物を重用するときの基準とするもの。容姿と言葉と文字の文章。唐代の官吏登用試験でも人物鑑定の基準。 【典拠・出典】 『新唐書』「選挙志」 身言書判(しんげん...
【四字熟語】 心織筆耕 【読み方】 しんしょくひっこう 【意味】 文筆で生活すること。 【語源・由来】 心で機を織り、筆で田を耕して生活するという意味。唐の王勃が人に頼まれて文を作り、謝礼の金帛で車がいっぱいになったこと...
【四字熟語】 上下天光 【読み方】 しょうかてんこう 【意味】 空も水も一様に光り輝くこと。 【語源・由来】 「上下」はさまざまな意味をもつが、ここでは天地。なかでも空と水という意味。「天光」は日光と同意だが、ここでは霊...
【四字熟語】 春蛙秋蝉 【読み方】 しゅんあしゅうぜん 【意味】 無用の言論。 【語源・由来】 春のかえると秋のせみ。どちらもやかましく鳴きわめく。人間のわめきちらすのも春のかえるや秋のせみのようなものだという意味。 【...
【四字熟語】 珠襦玉匣 【読み方】 しゅじゅぎょっこう 【意味】 美しいもののたとえ。黄金の糸で珠玉を縫い合わせて作った短衣と玉を飾りつけた美しい箱の意味。昔、帝王や諸侯など高貴な人の死を送るのに用いた。 【語源・由来】...
【四字熟語】 輸攻墨守 【読み方】 しゅこうぼくしゅ 【意味】 攻める方も守る方も知略を尽くすたとえ。公輸般(盤ともいう)が強く攻め墨子が固く守るという意味。「輸」は魯国の名工で城を攻める兵器の雲梯(雲まで届くはしご)を...
【四字熟語】 襲名披露 【読み方】 しゅうめいひろう 【意味】 親または師匠の名前を継いだことを公表すること。 【語源・由来】 「襲名」は名前や受け継ぐこと、「披露」は公に発表すること。 【典拠・出典】 - 襲名披露(し...
【四字熟語】 十万億土 【読み方】 じゅうまんおくど 【意味】 極楽浄土のこと。 【語源・由来】 仏教語で、この世から西方の阿弥陀仏がいる極楽浄土に至るまでの非常に遠い道のりのこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・極...
【四字熟語】 聚蚊成雷 【読み方】 しゅうぶんせいらい 【意味】 小さなものも、たくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口をそろえて言いたてて、害悪を生じること。 【語源・由来】 「聚」は集まるという意...
【四字熟語】 秋霜三尺 【読み方】 しゅうそうさんじゃく 【意味】 研ぎすました刀剣。 【語源・由来】 「秋霜」は秋の霜が冷ややかに厳しく光るので剣のたとえ。また「三尺」は刀剣の長さからいう。 【典拠・出典】 - 【類義...
【四字熟語】 重厚長大 【読み方】 じゅうこうちょうだい 【意味】 どっしりとして大きいさま。人の性格や構造物などについていう。 【典拠・出典】 - 【対義語】 ・軽薄短小(けいはくたんしょう) 重厚長大(じゅうこうちょ...
【四字熟語】 奢侈文弱 【読み方】 しゃしぶんじゃく 【意味】 おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気が弱いこと。 【語源・由来】 「奢侈」は分限を超えた暮らしをすること。「奢」も「侈」もおごる、...
【四字熟語】 捨根注枝 【読み方】 しゃこんちゅうし 【意味】 大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・釈根灌枝...
【四字熟語】 釈根灌枝 【読み方】 しゃくこんかんし 【意味】 大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。 【語源・由来】 「釈」はすてるという意味。...
【四字熟語】 七五三縄 【読み方】 しめなわ 【意味】 神前や神事の場所に張る縄。鳥居や神殿に飾ったり、神域を区別するために用いたりする。 【語源・由来】 縄の網目に七・五・三筋のわらをはさんで垂らすところから「七五三」...
【四字熟語】 徙木之信 【読み方】 しぼくのしん 【意味】 約束を実行するたとえ。とくに政府は法の権威と信用を人民に示すべきであるということ。 【語源・由来】 秦の商鞅(しょうおう)が法の改正にあたって都の...
【四字熟語】 子墨兎毫 【読み方】 しぼくとごう 【意味】 文人。詩文をつくる人。 【語源・由来】 「子墨」は墨を擬人視していう。「子」は男子の敬称。「兎毫」はうさぎの毛で作った筆。 【典拠・出典】 『本朝文粋』 【類義...
【四字熟語】 子墨客卿 【読み方】 しぼくかくけい 【意味】 詩文を作る人。文人。 【語源・由来】 「子墨」は墨のこと。墨を擬人化した表現。「子」は男子の敬称。「客卿」は他国からきて高官として滞在している者。 【典拠・出...
【四字熟語】 資弁捷疾 【読み方】 しべんしょうしつ 【意味】 生まれつき弁舌が巧みで、行動がすばやいこと。 【語源・由来】 「資弁」は生まれつき弁舌が達者なこと。「捷疾」ははやい、すばやいこと。 【典拠・出典】 『史記...
【四字熟語】 七珍万宝 【読み方】 しっちんまんぽう 【意味】 多くの宝物のこと。 【語源・由来】 「七珍」は仏教語で金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、玻璃、珊瑚の七種の宝石(但し、経典によって多少の違いがある)。「万宝」はあら...
【四字熟語】 実事求是 【読み方】 じつじきゅうぜ 【意味】 事実の実証にもとづいて物事の真理を追求すること。 【語源・由来】 「実事」はほんとうのこと・事実、「求是」はまこと・真実を求めるという意味。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 疾言遽色 【読み方】 しつげんきょしょく 【意味】 落ち着きがないこと。早口でしゃべり、あわてた顔つきをすること。 【語源・由来】 「疾」は早い。「遽」はあわてふためくこと。「色」は顔色をいう。 【典拠・出...
【四字熟語】 詩腸鼓吹 【読み方】 しちょうのこすい 【意味】 詩を作る情をかきたてるうぐいすの声をいう。 【語源・由来】 「詩腸」は詩を作る情。「鼓吹」は太鼓や笛を鳴らすという意味から勢いづける、鼓舞するという意味。中...
【四字熟語】 史籀大篆 【読み方】 しちゅうだいてん 【意味】 史籀が大篆という書体を作った。 【語源・由来】 「史籀」は周の宣王のときの史官でそれまでの古文を改変して大篆という書体を作ったとされる。「大篆」は書体の名。...
【四字熟語】 七歩八叉 【読み方】 しちほはっさ 【意味】 詩文を作るすぐれた才能。七歩あるく間に詩を作り、八たび手を腕組みする間に賦を作るという意味。 【語源・由来】 「七歩」は七歩あるく間に詩を作ったという魏の曹植の...
【四字熟語】 七歩之才 【読み方】 しちほのさい 【意味】 すぐれた詩文をすばやく作る才能。「七歩」は七歩歩くこと。 中国三国時代、魏の曹丕・曹植の兄弟はともに詩才に恵まれていた。父曹操の死後、即位して文帝となった曹丕は...
【四字熟語】 七堂伽藍 【読み方】 しちどうがらん 【意味】 七つの堂のそろった寺。 【語源・由来】 「七堂」は、宗派などにより異なるが、禅宗では山門、仏殿、法堂、庫裏、僧堂、浴室、東司(便所)。寺院の備えるべき七つの堂...
【四字熟語】 七嘴八舌 【読み方】 しちしはちぜつ 【意味】 意見の多いこと。またあちこちから意見の出ること。七つのくちばしと八つの舌という意味。 【語源・由来】 「嘴」はくちばし。 【典拠・出典】 袁枚「牘外余言」 七...
【四字熟語】 紫髯緑眼 【読み方】 しぜんりょくがん 【意味】 西洋人。また、西洋人の顔の形容。赤茶色のほおひげと青い目という意味。わが国ではオランダ人などを紅毛人、紅毛碧眼などといった。 【典拠・出典】 岑参「胡笳歌」...
【四字熟語】 咫尺之書 【読み方】 しせきのしょ 【意味】 ごく短い手紙のこと。簡単な書状。 【語源・由来】 「咫尺」は周代の長さの単位で、咫は八寸、尺は十寸。転じて、きわめて短い距離や長さをいう。 【典拠・出典】 『史...
【四字熟語】 四書五経 【読み方】 ししょごきょう 【意味】 聖人や賢人の言行や教えなどを記した儒教の聖典。 【語源・由来】 「四書」は大学、中庸、論語、孟子。「五経」は易経、詩経、書経、礼記、春秋をいう。五経については...
【四字熟語】 梓匠輪輿 【読み方】 ししょうりんよ 【意味】 大工と家具職人や車台・車輪を作る職人。 【語源・由来】 「梓匠」は梓人(建具工)と匠人(大工など)のこと。「輪輿」は輪人(車輪を作る職人)と輿人(車台を作る職...
【四字熟語】 紙上談兵 【読み方】 しじょうだんぺい 【意味】 理屈ばかりの議論で、実行が不可能であったり、実際の役に立たなかったりすること。紙の上で兵略を議論する意から。 【語源・由来】 「談兵」は戦術を論ずること。紙...
【四字熟語】 香気芬芬 【読み方】 こうきふんぷん 【意味】 よいにおいが一面に香ること。 【語源・由来】 「香気」は、よい香りやにおい。「芬芬」は、香りの高いさまで辺り一面に広がること。 【典拠・出典】 - 【類義語】...
【四字熟語】 刺字漫滅 【読み方】 しじまんめつ 【意味】 長いあいだ人を訪問しない。 【語源・由来】 名刺をポケットに入れたまま、長いあいだ使用しないために文字がすり汚れて見えなくなるという意味。「刺字」は名刺の字、名...
【四字熟語】 師曠之聡 【読み方】 しこうのそう 【意味】 耳が鋭敏なことのたとえ。師曠のように耳がさといという意味。 【語源・由来】 師曠は春秋時代の晋の楽師で、音楽をよく聞き分け、精通しているばかりでなく、音によって...
【四字熟語】 舐糠及米 【読み方】 しこうきゅうまい 【意味】 被害がだんだん拡大すること。 【語源・由来】 「舐糠」は糖を舐めること。穀象虫(米につく虫)が外側の糠をなめてしまうと次には中身の米を食うようになり、害を及...
【四字熟語】 子建八斗 【読み方】 しけんはっと 【意味】 詩文の才能がとてつもなくあること。すばらしい才能を褒め称えること。 【語源・由来】 「子建」は魏の曹植の字(あざな)。「斗」は容量の単位。十斗で一石。中国六朝時...
【四字熟語】 舳艫千里 【読み方】 じくろせんり 【意味】 多数の舟がはるか彼方まで連なること。 【語源・由来】 「舳」は船のとも。「艫」は船のへさき。「千里」ははるかに続く長い距離。ある船の船尾に次の船の船首がくっつく...
【四字熟語】 四衢八街 【読み方】 しくはちがい 【意味】 大きな通りが四方八方に通じた大きな町。交通などの便がよく、にぎわう町の形容。 【語源・由来】 「衢」と「街」はともに、四方に通じる道・大通りのこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 歯牙余論 【読み方】 しがのよろん 【意味】 わずかな言葉。口はしからもれるわずかな言葉。また「歯牙の余論を惜しむこと無かれ」の略で、わずかな激励・賞賛の言葉を吐く労を惜しむなという意味。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 山容水態 【読み方】 さんようすいたい 【意味】 山の形と水のようす。山水の美しさを表す。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・三光水色(さんこうすいしょく) ・山容水色(さんようすいしょく) 山容水態(さん...
【四字熟語】 残編断簡 【読み方】 ざんぺんだんかん 【意味】 書物の切れ端。 【語源・由来】 「残編」は散逸した残りの本。「断簡」は切れぎれになった書き物。断片の文書。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・断簡零墨(だん...
【四字熟語】 三分鼎足 【読み方】 さんぶんていそく 【意味】 鼎の足のように天下を三分して三つの国が並び立つこと。 【語源・由来】 「鼎」は三本の足のある器で、三本の脚のバランスで立っている。 【典拠・出典】 『史記』...
【四字熟語】 散文精神 【読み方】 さんぶんせいしん 【意味】 浪漫的・詩的感覚を排し、人生の実態をリアリズムの立場で冷静、客観的に見つめようとする小説執筆上の精神のあり方。日本の文壇でのみ用いられる文語用語。 【典拠・...
【四字熟語】 三百代言 【読み方】 さんびゃくだいげん 【意味】 詭弁を弄すること。また、その人。無責任な弁護士をののしっていう言葉。 【語源・由来】 「三百」は銭三百文のことで価値が低いという意味。「代言」は弁護士のこ...
【四字熟語】 三尺童子 【読み方】 さんせきのどうじ 【意味】 子どものことで、だいたい七~八歳の子。成人に比して「小さな子どもでさえ」という意味も持つ。 【語源・由来】 二歳半で一尺と数えた。 【典拠・出典】 胡銓「上...
【四字熟語】 三寸不律 【読み方】 さんずんふりつ 【意味】 長さ三寸という短い筆のこと。また、たった三寸の筆のように短いこと。 【語源・由来】 「不律」は筆のこと。長さわずかわずか三寸の筆の意味。 【典拠・出典】 - ...
【四字熟語】 三者鼎談 【読み方】 さんしゃていだん 【意味】 三人が向かい合って話をすること。また、その話 【語源・由来】 「鼎」はものを煮たり、祭器として用いたりする器。二つの手と三本の足がついている。 【典拠・出典...
【四字熟語】 三尺秋水 【読み方】 さんじゃく(の)しゅうすい 【意味】 よくみがかれた剣のこと。 【語源・由来】 「三尺」は剣の標準的な長さのこと。「秋水」は秋の冷たく澄みきった水のこと。白く冴えわたった光を放つ剣を冷...
【四字熟語】 三豕渉河 【読み方】 さんししょうか 【意味】 文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。 【語源・由来】 昔、ある史官が「己亥渉河(己亥の年、河を渡る)」と書いてあるのを、「己」を「三」、「亥」を...
【四字熟語】 斬衰斉衰 【読み方】 ざんさいしさい 【意味】 喪服の種類。 【語源・由来】 「斬衰」は喪服で最も重い三年の喪の期間に着るもので、断ち切ったままで縁縫いをしていないもの。「斉衰」は斬衰についで重い喪服で一年...
【四字熟語】 残膏賸馥 【読み方】 ざんこうしょうふく 【意味】 すぐれた人物や詩文の形容。人がいたあとに残る香気の意味。 【語源・由来】 「膏」はあぶる。「賸」は余に同じ。「馥」は香り。 【典拠・出典】 『新唐書』文芸...
【四字熟語】 山河襟帯 【読み方】 さんがきんたい 【意味】 自然の要害の堅固なことのたとえ。 【語源・由来】 白居易の詩より。山が襟のようにとり囲み、河が帯のようにめぐって流れている地形であるという意味から。 【典拠・...
【四字熟語】 察言観色 【読み方】 さつげんかんしき 【意味】 人の言葉をよく察し、顔つきをよく観察してあざむかれず、人の性質や考え方を見抜くこと。また、人の言葉をよく聞き分け、人の顔色を見抜く聡明さをいう。 【語源・由...
【四字熟語】 作文三上 【読み方】 さくぶんさんじょう 【意味】 文章を作る工夫をするのに、適した三つの場所。「馬上」馬に乗っているとき、「枕上」寝床に入っているとき、「厠上」便所にいるときをいう。 【典拠・出典】 『帰...
【四字熟語】 削足適履 【読み方】 さくそくてきり 【意味】 目先のことに気をとられて、大事なことを忘れてしまうこと。本末を転倒して無理にものごとを処理するたとえ。 【語源・由来】 「削足」は足を削ること、「履」は靴のこ...
【四字熟語】 鑿歯尺牘 【読み方】 さくしせきとく 【意味】 晋の習鑿歯は、手紙で議論するのにすぐれていた。 【語源・由来】 「鑿歯」は晋の習鑿歯のこと。「尺牘」は手紙のこと。晋の習鑿歯は若いときから文章にすぐれていたが...