大智不智【だいちふち】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】 大智不智 【読み方】 だいちふち 【意味】 本当にすぐれた知者はそれをあらわにせず一見無知のように見えるということ。 【語源・由来】 「大智」は真の知恵者。 【典拠・出典】 『六韜』「武韜」 【類義語】 ・...
【四字熟語】 大智不智 【読み方】 だいちふち 【意味】 本当にすぐれた知者はそれをあらわにせず一見無知のように見えるということ。 【語源・由来】 「大智」は真の知恵者。 【典拠・出典】 『六韜』「武韜」 【類義語】 ・...
【四字熟語】 大智如愚 【読み方】 だいちじょぐ 【意味】 すぐれて知恵のある賢者は、人前で自分の才能をひけらかすことがないから、ちょっと見たところ愚者のように見えるということ。 【典拠・出典】 蘇軾「賀欧陽少師致仕啓」...
【四字熟語】 黛蓄膏渟 【読み方】 たいちくこうてい 【意味】 水面が非情に静かなさま。まゆずみをたくわえ、あぶらをたたえたような静かな水面という意味。 【語源・由来】 「渟」は水などを深くたたえていること。 【典拠・出...
【四字熟語】 大沢礨空 【読み方】 だいたくらいくう 【意味】 大小がひどくかけ離れていることのたとえ。大きな沢と小さい穴の意。 【語源・由来】 「大沢」は大きな沢、広い沼地。「礨空」は小さな穴、あり穴。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 頽堕委靡 【読み方】 たいだいび 【意味】 身体や気力などが、しだいにくずれおとろえること。 【語源・由来】 「頽堕」はくずれおちる、だらしがなくなること。「委靡」は衰え弱る、ふるわないこと。 【典拠・出典...
【四字熟語】 大信不約 【読み方】 たいしんふやく 【意味】 ほんとうの信頼関係はあらかじめ約束するような瑣末なものではない。 【語源・由来】 「大信」は本当の信頼関係。また、このうえないまごころ。 【典拠・出典】 『礼...
【四字熟語】 対牀夜雨 【読み方】 たいしょうやう 【意味】 兄弟や友人の間柄がたいへん親密なたとえ。 【語源・由来】 夜、雨の音を聞きながら寝台を並べて、兄と弟が仲よく寝ることから。「牀」はねどこ・寝台のこと。「対牀」...
【四字熟語】 対症下薬 【読み方】 たいしょうかやく 【意味】 病状に応じて薬を処方すること。問題点を確認したうえで、有効な解決方法を講ずることのたとえ。 【語源・由来】 「対症」は病気の種々の症状に応ずる意。「下薬」は...
【四字熟語】 大死一番 【読み方】 だいしいちばん 【意味】 ここぞと意を決すること。死んだつもりで奮起するという意味。 【語源・由来】 仏教では、おのれを捨て欲を去り迷いを断って仏の道に精進することにいう。 【典拠・出...
【四字熟語】 泰山梁木 【読み方】 たいざんりょうぼく 【意味】 賢人のこと。 【語源・由来】 「泰山」は中国山東省にある名山。「梁木」は屋根を支えるため横に渡した太く長い材木のこと。人々から仰ぎ尊ばれる名山と建物の中で...
【四字熟語】 泰山之安 【読み方】 たいざんのやすき 【意味】 泰山のように、どっしりと安定して揺るぎのないこと。 【語源・由来】 「泰山」は中国山東省にある名山で揺るぎないもの、どっしりとしたもの、また長寿のたとえ。 ...
【四字熟語】 泰山鴻毛 【読み方】 たいざんこうもう 【意味】 へだたりの甚だしいことのたとえ。きわめて重いものときわめて軽いもの。重さがまったく違うこと。 【語源・由来】 「泰山」は中国山東省の名山で重いもののたとえ。...
【四字熟語】 大悟徹底 【読み方】 たいごてってい 【意味】 仏教で完全に煩悩をすて、悟りきること。 【典拠・出典】 『無門関』「二」 【類義語】 ・廓然大悟(かくねんたいご) 大悟徹底(たいごてってい)の使い方 大悟徹...
【四字熟語】 大巧若拙 【読み方】 たいこうじゃくせつ 【意味】 このうえなく巧みなものは一見稚拙にみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。 【語源・由来】 『韓詩外伝』「九」より。「拙」はつたないという意...
【四字熟語】 太羹玄酒 【読み方】 たいこうげんしゅ 【意味】 規則のみにしばられた淡白で面白味のない文章のたとえ。守ることばかりの面白味のない文章のたとえ。「太羹」と「玄酒」。 【語源・由来】 「太羹」は味のついていな...
【四字熟語】 体元居正 【読み方】 たいげんきょせい 【意味】 善を身につけて、正しい立場に身をおくこと。 【語源・由来】 「体元」は善徳を身につけること。「元」は善。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「隠公元年・杜注」 ...
【四字熟語】 大桀小桀 【読み方】 たいけつしょうけつ 【意味】 悪い為政者。残虐な暴君のことをいう。 【語源・由来】 「桀」は夏の暴君桀王のこと。 【典拠・出典】 『春秋公羊伝』「宣公一五年」 【類義語】 ・大貉小貉(...
【四字熟語】 大衾長枕 【読み方】 たいきんちょうちん 【意味】 兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。大きな夜着と長いまくら。寝具。 【語源・由来】 蔡邕の『協和婚賦』より。「衾」は寝るときにからだをおおうもの...
【四字熟語】 輔車相依 【読み方】 ほしゃそうい 【意味】 お互いに助け合う密接な関係。 【語源・由来】 「輔車」は車のそえ木と荷台。また、頬骨(輔)と下顎の骨(車)という説もある。一方が欠けると他方がだめになるような関...
【四字熟語】 堆金積玉 【読み方】 たいきんせきぎょく 【意味】 非常に多くの富を集めること。貴金属や珠玉を積み上げるという意味。 【語源・由来】 「堆」「積」とも積み上げるという意味。もと「積金累玉」といったものが転じ...
【四字熟語】 大逆無道 【読み方】 たいぎゃくむどう 【意味】 道理や人の道をふみはずした行い。 【語源・由来】 「大逆」は人の道にそむいた行い。君・父を殺すなどの行為。 【典拠・出典】 『史記』「高祖紀」 【類義語】 ...
【四字熟語】 大義滅親 【読み方】 たいぎめっしん 【意味】 君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。 【語源・由来】 「親」は親子兄弟など身内の関係。「大義」は臣下が君国に尽くすべき道義。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 大器小用 【読み方】 たいきしょうよう 【意味】 すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。大きい器を小さなことに使うという意味。大人物につまらない小さな仕事をさせること...
【四字熟語】 大廈棟梁 【読み方】 たいかのとうりょう 【意味】 国の重要な任務をになう人材のたとえ。 【語源・由来】 「大廈」は大きな家屋、大建築。「棟梁」はむな木とはり。ともに、家屋の重要な部分。転じて、一国を支える...
【四字熟語】 大快人心 【読み方】 たいかいじんしん 【意味】 世間の人を痛快な気分にさせること。主として、悪人や悪事などが厳しく糾弾されたときに用いられる。「大いに人心を快くす」と訓読する. 【典拠・出典】 『明史』余...
【四字熟語】 太液芙蓉 【読み方】 たいえきのふよう 【意味】 美人のこと。 【語源・由来】 「太液」は漢代に未央宮の北にあった池の名。「芙蓉」は蓮の花のこと。 白居易が、玄宗皇帝の楊貴妃を慕う気持ちを歌った詩句から。 ...
【四字熟語】 大隠朝市 【読み方】 たいいんちょうし 【意味】 真の隠遁者は山中などにいるのではなく、一見一般の人と変わらない生活をしているものだということ。 【語源・由来】 「大隠」は真に悟りを得た隠者のこと。「朝市」...
【四字熟語】 孫楚漱石 【読み方】 そんそそうせき 【意味】 強情で負け惜しみの強いこと。また、うまくこじつけていい逃れをすること。 【語源・由来】 西晋の孫楚が隠遁を望み「石に枕し流れに漱ぐような自然な暮らしがしたい」...
【四字熟語】 樽俎折衝 【読み方】 そんそせっしょう 【意味】 なごやかに交渉すること。武力を用いず飲食をともにしながらかけひきをする外交交渉のこと。 【語源・由来】 「樽俎」は酒だると肉料理をのせる台。「折衝」は敵の兵...
【四字熟語】 楚夢雨雲 【読み方】 そむううん 【意味】 男女が情を交わすこと。 【語源・由来】 「楚夢」は楚の懐王が見た夢のこと。 戦国時代、楚の懐王が高唐に遊び昼寝をしていたとき、その夢の中で巫山の神女と情を交わし、...
【四字熟語】 率土之浜 【読み方】 そっとのひん 【意味】 国中。全国。 【語源・由来】 「率土」は土地から土地とつづくところ。「浜」は海にめぐらされた陸地のはて。「率土」だけでも国中。天下中のこと。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 楚囚南冠 【読み方】 そしゅうなんかん 【意味】 捕らわれの身になっても故国を忘れないこと。また、捕らわれて他国にある者のこと。 【語源・由来】 「楚囚」は他国に捕らえられた楚国の人のこと。「南冠」は冠をか...
【四字熟語】 麤枝大葉 【読み方】 そしたいよう 【意味】 細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。また、ごく大まかなこと。 【語源・由来】 「麤枝」はまばらな枝、「大葉」は大きな木の葉。 【典拠・出典】 『朱子語類』...
【四字熟語】 楚材晋用 【読み方】 そざいしんよう 【意味】 ある部所の人材をほかの部所でうまく重用すること。また、自国の人材が他の国に登用され流出すること。 【語源・由来】 楚の国の人材を晋の国で使うという意味。 【典...
【四字熟語】 属毛離裏 【読み方】 ぞくもうりり 【意味】 子と父母との深いつながりのこと。 【語源・由来】 「毛に属せざらんや、裏(うち)に離(つ)かざらんや」。「属」と「離」はともに、つらなる、つながるという意味。「...
【四字熟語】 束髪封帛 【読み方】 そくはつふうはく 【意味】 妻が堅く貞操を守ること。 【語源・由来】 「束髪」は髪を束ねること。「封帛」は白いねり絹で封じること。 中国の唐の賈直言は、連座の罪で遠方に左遷されることに...
【四字熟語】 束帛加璧 【読み方】 そくはくかへき 【意味】 一束の帛の上に璧(たま)をのせる。昔、最高の礼物。 【語源・由来】 「束帛」は束ねたきぬ。昔は十反を一束として礼物に用いた。「璧」はたまの意。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 続短断長 【読み方】 ぞくたんだんちょう 【意味】 過不足がないよううまい具合に整えること。 【語源・由来】 「続」は継ぐこと。短いものを継ぎ、長いものを断ち切るという意味。 【典拠・出典】 「続短」は『荀...
【四字熟語】 束皙竹簡 【読み方】 そくせきちくかん 【意味】 束皙は古墳などから出土した竹簡を解読して博学を称された。 【語源・由来】 「束皙」は晋の人で博学をうたわれた。「竹簡」は竹のふだで、紙のない昔はこれに文字を...
【四字熟語】 足音跫然 【読み方】 そくおんきょうぜん 【意味】 足音のひびくさま。転じて、得難い来客。また、得難い人物に遭遇するたとえ。 【語源・由来】 「跫然」は人の歩く足音のさま。 人里離れた荒野で迷っているときに...
【四字熟語】 水到渠成 【読み方】 すいとうきょせい 【意味】 学問をきわめると自然に徳もそなわるということ。また、物事は時期がくれば自然に成就するということ。 【語源・由来】 「渠」は溝、掘割のこと。水が流れてくると、...
【四字熟語】 吹毛求疵 【読み方】 すいもうきゅうし 【意味】 やたらと人のあらさがしをすること。人の欠点をなじっているうちに自分の欠点が暴露されてしまうこと。 【語源・由来】 皮膚に生えている毛を吹いて、隠れたきずをさ...
【四字熟語】 臍下丹田 【読み方】 せいかたんでん 【意味】 へその三寸下あたりのところ。 【語源・由来】 漢方医学ではここに力を集めると元気や勇気がわいてくるという。 【典拠・出典】 『黄庭経』「注」 臍下丹田(せいか...
【四字熟語】 石破天驚 【読み方】 せきはてんきょう 【意味】 このうえなく音楽が巧妙なこと。また、詩文が非常に奇抜ですぐれていること。 【語源・由来】 石が破れ、天がびっくりするほど巧妙であるという意味。 【典拠・出典...
【四字熟語】 千慮一得 【読み方】 せんりょのいっとく 【意味】 愚者の考えの中に一つくらいはよいものがある。 【語源・由来】 「千慮」は多くの考え。 【典拠・出典】 『史記』「淮陰侯伝」 【類義語】 ・愚者一得(ぐしゃ...
【四字熟語】 草廬三顧 【読み方】 そうろさんこ 【意味】 礼を尽くして有能な人材を招くこと。また、目上の人がある人物を特別に信任・優遇すること。 【語源・由来】 「顧」は訪れるという意味。中国三国時代、蜀の劉備が、わび...
【四字熟語】 即時一杯 【読み方】 そくじいっぱい 【意味】 後の大きな利益や喜びより、たとえ小さくても今のそれの方がいいということ。 【語源・由来】 「即時一杯の酒」の略。その時すぐ一杯の酒が貴重だということから。後世...
【四字熟語】 楚越同舟 【読み方】 そえつどうしゅう 【意味】 仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあうという意味。 【語源・由来】 「楚」と「越」は中国春...
【四字熟語】 巣林一枝 【読み方】 そうりんいっし 【意味】 分相応に満足すること。 【語源・由来】 鳥が巣を作るのは多くの木がある林の中でもたった一本の枝にすぎないという意味から。人には分相応ということがあり、ものには...
【四字熟語】 蒼蠅驥尾 【読み方】 そうようきび 【意味】 凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。 【語源・由来】 「蒼蠅」は青ばえ。小人や凡人にたとえる。「驥」は駿馬のこと。青蠅が駿馬のしっぽにとまって千里も遠...
【四字熟語】 草木皆兵 【読み方】 そうもくかいへい 【意味】 相手の勢いなどに恐れおののくあまり、何でもないものに対しても、自分の敵であるかのようにひどく恐れ、怯えること。 【語源・由来】 恐怖のあまり、草や木まで敵兵...
【四字熟語】 草莽之臣 【読み方】 そうもうのしん 【意味】 官職に就かない民間人。在野の人。 【語源・由来】 「草莽」は草むら・田舎。転じて在野・民間をいう。 【典拠・出典】 『孟子』「万章・下」 【類義語】 ・草茅之...
【四字熟語】 争名争利 【読み方】 そうめいそうり 【意味】 名誉と利益を争い奪う。名利を争って奪い合うさまをいう。 【典拠・出典】 『史記』「張儀伝」 【類義語】 ・争名競利(そうめいきょうり) ・争名奪利(そうめいだ...
【四字熟語】 草満囹圄 【読み方】 そうまんれいご 【意味】 善政で国が良く治まっていること。 【語源・由来】 「囹圄」は牢獄のこと。獄舎に罪人がいないため、草が生い茂っているということから。 【典拠・出典】 『隋書』「...
【四字熟語】 曾母投杼 【読み方】 そうぼとうちょ 【意味】 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。 【語源・由来】 「曾母」は曾参の母のこと。曾参は春秋時代、魯の人で親孝行で知られ。「...
【四字熟語】 桑濮之音 【読み方】 そうぼくのおん 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「桑間濮上の音」の略。中国衛の霊公が晋に行く途中、夜半に濮水のほとりで聞いた音楽...
【四字熟語】 桑蓬之志 【読み方】 そうほうのこころざし 【意味】 男子が志を立てること。 【語源・由来】 昔、男児が生まれると桑の木で作った弓で、よもぎの矢を射て、将来四方に雄飛せんことを祝ったことから。 【典拠・出典...
【四字熟語】 草茅危言 【読み方】 そうぼうきげん 【意味】 民間人の国政に対するきびしい批判の声。 【語源・由来】 「草茅」は草と茅で草むらのことで、転じて民間・在野のこと。「危言」は正しい意見をすなおに言うこと。また...
【四字熟語】 桑土綢繆 【読み方】 そうどちゅうびゅう 【意味】 災難を事前に防ぐため準備をすること。 【語源・由来】 「桑土」は桑の根のこと。「綢繆」は固めふさぐ、つくろうという意味。風雨が来る前に、鳥が桑の根をとって...
【四字熟語】 桑田碧海 【読み方】 そうでんへきかい 【意味】 世の中の変化が激しいこと。 【語源・由来】 広い大海原が干上がって桑畑になるということから。移り変わりが激しいことをいう。 【典拠・出典】 『神仙伝』「麻姑...
【四字熟語】 滄桑之変 【読み方】 そうそうのへん 【意味】 世の中の変化が激しいこと。 【語源・由来】 「滄桑」は「滄海桑田」の略。「滄海」は大海原のこと。「桑田」は桑畑という意味。広い大海原が干上がって桑畑になること...
【四字熟語】 象箸玉杯 【読み方】 ぞうちょぎょくはい 【意味】 ぜいたくな生活をすること。 【語源・由来】 「象箸」は象牙の箸のこと。「玉杯」は玉で作った杯のこと。 中国殷の紂王の賢臣箕子は、王が象牙の箸を作ったのを知...
【四字熟語】 蒼然暮色 【読み方】 そうぜんぼしょく 【意味】 夕暮れどきの、あたりが薄暗くなっている様子。 【語源・由来】 「蒼然」は日暮れどきの薄暗いさま。「暮色」は夕暮れの景色。 【典拠・出典】 柳宗元「始得西山宴...
【四字熟語】 騒人墨客 【読み方】 そうじんぼっかく 【意味】 詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。 【語源・由来】 「騒人」は屈原の「離騒」の作風に学んだ文人一派から転じて、広く詩人をいう。「墨客」は書画にすぐれた...
【四字熟語】 曾参歌声 【読み方】 そうしんのかせい 【意味】 貧しくても高潔で私欲にとらわれないことのたとえ。 【語源・由来】 「曾参」は人名で、孔子の弟子の曾子こと。 中国春秋時代、孔子の弟子の曾子が衛で暮らしていた...
【四字熟語】 曾参殺人 【読み方】 そうしんさつじん 【意味】 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。 【語源・由来】 曾参は春秋時代、魯の人で親孝行で知られ、「孝経」の作者ともいわれる...
【四字熟語】 蚤寝晏起 【読み方】 そうしんあんき 【意味】 夜はやく寝て、朝おそく起きる。赤子や幼児のさま。 【語源・由来】 「蚤」は「早」と同じでつとに、はやくという意味。「晏」は遅くという意味。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 壮士凌雲 【読み方】 そうしりょううん 【意味】 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。また、志気盛んに大いに飛躍しようとするこころざし。 【語源・由来】 「凌雲」は雲を高くしのいで上るという意味。...
【四字熟語】 宋襄之仁 【読み方】 そうじょうのじん 【意味】 無用の情けをかけること。 【語源・由来】 「宋襄」は中国宋の国の襄公のこと。「仁」は思いやりという意味。 中国春秋時代、宋の襄公が楚と戦ったとき、家臣が、敵...
【四字熟語】 簇酒斂衣 【読み方】 そうしゅれんい 【意味】 貧しい生活のたとえ。 【語源・由来】 「簇」は集めるという意味で、「簇酒」は杯に一杯ずつ集めた酒のこと。「斂」は物を乞うという意味で、「斂衣」は端ぎれを乞い集...
【四字熟語】 荘周之夢 【読み方】 そうしゅうのゆめ 【意味】 万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。 【語源・由来】 荘子(荘周)が夢の中で胡蝶となり彼と我との区別を忘れ楽しんだ故事。 【典...
【四字熟語】 造次顛沛 【読み方】 ぞうじてんぱい 【意味】 あわただしいとき。とっさのとき。また、わずかの時間。 【語源・由来】 「造次」はあわただしい時、「顛沛」はつまずき倒れることの意で、それくらい短い時間のこと。...
【四字熟語】 走尸行肉 【読み方】 そうしこうにく 【意味】 生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。 【語源・由来】 「尸」は、屍。死体。「走尸」は、走るだけの屍という意。「肉」は、生きている体。「行肉」は、...
【四字熟語】 草根木皮 【読み方】 そうこんぼくひ 【意味】 漢方薬の原料のこと。草の根と樹木の皮という意味。 【典拠・出典】 『金史』「食貨志」 草根木皮(そうこんぼくひ)の使い方 草根木皮(そうこんぼくひ)の例文 こ...
【四字熟語】 桑弧蓬矢 【読み方】 そうこほうし 【意味】 男子が志を立てること。 【語源・由来】 「桑弧」は桑の木の弓。「蓬矢」はよもぎの矢。 昔、男児が生まれると桑の木で作った弓で、よもぎの矢を射て、将来四方に雄飛せ...
【四字熟語】 痩骨窮骸 【読み方】 そうこつきゅうがい 【意味】 やせて窮乏している身。老いぼれという意味。 【典拠・出典】 『長生殿』「弾詞」 痩骨窮骸(そうこつきゅうがい)の使い方 痩骨窮骸(そうこつきゅうがい)の例...
【四字熟語】 送故迎新 【読み方】 そうこげいしん 【意味】 前任者を送り、新任の人を迎えること。 【語源・由来】 「故」は古いという意味。古いものを送り、新しいものを迎えるということから。 【典拠・出典】 『漢書』「王...
【四字熟語】 草行露宿 【読み方】 そうこうろしゅく 【意味】 草の生い茂った野原を分けて進み、野宿をしながら旅をすること。 【典拠・出典】 『晋書』「謝玄伝」 草行露宿(そうこうろしゅく)の使い方 草行露宿(そうこうろ...
【四字熟語】 糟糠之妻 【読み方】 そうこうのつま 【意味】 貧しいときから一緒に苦労を重ねてきた妻。 【語源・由来】 「糟糠」は酒かすと米ぬかのことで、粗末な食べ物という意味。粗末な食べものを分けあって、貧乏暮らしの苦...
【四字熟語】 叢軽折軸 【読み方】 そうけいせつじく 【意味】 小さなものでもたくさん集まると大きな力になるということ。 【語源・由来】 「叢軽」はたくさん集まった軽いもののこと。「折軸」は車軸が折れるという意味。軽いも...
【読み方】 そうくはくい 【意味】 世の変化の速いたとえ。 【語源・由来】 空の雲は白衣のように見えるかと思えばすぐに青い犬のよう変わるという意味。「蒼狗」は青い犬・黒い犬。 【典拠・出典】 杜甫「可歎」 【類義語】 ・...
【四字熟語】 桑間濮上 【読み方】 そうかんぼくじょう 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「濮上」は濮水(河南省にある川の名前)のほとりのこと。「桑間」は濮水のほとり...
【四字熟語】 総角之好 【読み方】 そうかくのよしみ 【意味】 幼な友達との交わり。幼いころからの親友。 【語源・由来】 「総角」は髪を束ねて頭の両側に垂らした髪型。小児の髪型で、転じて小児の意味。「好」は親しい交わり。...
【四字熟語】 滄海一粟 【読み方】 そうかいのいちぞく 【意味】 比較にならないほど小さいもののたとえ。また、広大な宇宙で人間の存在は小さくてはかないものであることのたとえ。 【語源・由来】 青い大海原(滄海)の一粒の粟...
【四字熟語】 滄海遺珠 【読み方】 そうかいのいしゅ 【意味】 世に埋もれた有能な人材のたとえ。 【語源・由来】 「滄海」は青い大海原。 【典拠・出典】 『唐書』「狄仁傑伝」 滄海遺珠(そうかいのいしゅ)の使い方 滄海遺...
【四字熟語】 滄海桑田 【読み方】 そうかいそうでん 【意味】 世の変転のはなはだしいたとえ。 【語源・由来】 「滄海変じて桑田となる(青海原が桑畑に変わる)」という意味から。 【典拠・出典】 『神仙伝』 【類義語】 ・...
【四字熟語】 草偃風従 【読み方】 そうえんふうじゅう 【意味】 人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。 【語源・由来】 「偃」はなびくという意味。草は風が吹くと従いなびくということから。 ...
【四字熟語】 千慮一失 【読み方】 せんりょのいっしつ 【意味】 どんなに賢い者にも多くの考えの中には一つぐらい誤りがある。また、十分に用意しても思いがけない失敗があること。 【典拠・出典】 『史記』「淮陰侯伝」 【類義...
【四字熟語】 千里命駕 【読み方】 せんりめいが 【意味】 はるかな遠方からおいでになること。 【語源・由来】 「千里」は遠方のたとえ。「命駕」は命じて馬車を用意させる、または馬車に乗ること。 【典拠・出典】 『晋書』「...
【四字熟語】 千里無烟 【読み方】 せんりむえん 【意味】 民衆の生活が窮乏をきわめていること。 【語源・由来】 千里四方にわたって、食事の準備をする竈の煙が立ちのぼらないという意味から。 【典拠・出典】 『三国志』「魏...
【四字熟語】 千里結言 【読み方】 せんりのけつげん 【意味】 遠方の友と約束した言葉。 【語源・由来】 「千里」は遠方という意味。「結言」は言葉で約束すること。 【典拠・出典】 『後漢書』「范式伝」 千里結言(せんりの...
【四字熟語】 瞻望咨嗟 【読み方】 せんぼうしさ 【意味】 遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息を吐く。高貴の人などを敬慕してうらやむこと。 【語源・由来】 「瞻望」はのぞみ見る。仰ぎ見るという意味。「咨嗟」はため息を吐...
【四字熟語】 穿壁引光 【読み方】 せんぺきいんこう 【意味】 苦学のたとえ。貧困にもかかわらず、熱心に学問に励むこと。 【語源・由来】 壁に穴をあけ、その穴からもれる隣の家の光で読書をすること。 【典拠・出典】 『西京...
【四字熟語】 前覆後戒 【読み方】 ぜんぷくこうかい 【意味】 先人の失敗は、後の人の戒めになるということ。 【語源・由来】 「前車の覆るは後車の誡め」にもとづく。前の車がひっくり返ると、後続の車への警告になるということ...
【四字熟語】 仙風道骨 【読み方】 せんぷうどうこつ 【意味】 俗っぽさがなく非凡な姿のこと。仙人や道者の風采骨相のたとえ。 【典拠・出典】 李白「大鵬賦序」 仙風道骨(せんぷうどうこつ)の使い方 仙風道骨(せんぷうどう...
【四字熟語】 全豹一斑 【読み方】 ぜんぴょういっぱん 【意味】 もののごく一部を見て、全体を推測したり批評したりすることのたとえ。見識がきわめて狭いことのたとえ。 【語源・由来】 「一斑」は豹の斑点の一つ。「全豹」は豹...
【四字熟語】 前跋後疐 【読み方】 ぜんばつこうち 【意味】 進むことも退くこともできず、どうにもならない困難な状態に追い込まれること。 【語源・由来】 老いた狼が前は自分のあごに垂れ下がった肉を跋(ふ)み、後ろは自分の...
【四字熟語】 漸入佳境 【読み方】 ぜんにゅうかきょう 【意味】 話や状況などがだんだん興味深い部分にさしかかってくること。 【語源・由来】 「漸入」はだんだんその段階に入っていくこと。「佳境」はよい境地、最も興味深くお...
【四字熟語】 先難後獲 【読み方】 せんなんこうかく 【意味】 難事を先にして利益を後回しにする意。まず人のために困難なことを行って、自分の利益になることは後回しにすること。また、はじめに難事を行えば、後でその利益を得ら...
【四字熟語】 前程万里 【読み方】 ぜんていばんり 【意味】 これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。前途有為なこと。 【語源・由来】 「前程」は行く先の道のり・前途のこと。「万里」は遠大...
【四字熟語】 先知先覚 【読み方】 せんちせんがく 【意味】 一般の人より先に道理を知りさとること。またその人。また、学問や人格、見識などがすぐれている人。 【典拠・出典】 『孟子』「万章・上」 先知先覚(せんちせんがく...
【四字熟語】 栴檀双葉 【読み方】 せんだんのふたば 【意味】 偉大な人物は小さい時からすぐれているということ。 【語源・由来】 「栴檀」は香木の白檀のこと。「双葉」は草木が芽を出したばかりの小さい二枚の葉のこと。栴檀の...
【四字熟語】 千朶万朶 【読み方】 せんだばんだ 【意味】 多くの花がついた枝。花が非常に多く咲き乱れていることの形容。 【語源・由来】 「千」「万」は数が多いことを示す語。「朶」は花のついた枝のこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 千村万落 【読み方】 せんそんばんらく 【意味】 多くの村落。多数の村ざとをいう。 【語源・由来】 「村落」をわけて、数が多いことを表す「千万」を付けた言葉。 【典拠・出典】 杜甫「兵車行」 千村万落(せん...
【四字熟語】 吮疽之仁 【読み方】 せんそのじん 【意味】 大将が部下を手あつくいたわること。 【語源・由来】 「吮」は吸い出すこと。「疽」は根の深い、悪性で危険なはれもの。 中国の戦国時代の楚の将軍呉起が、部下が悪性の...
【四字熟語】 翦草除根 【読み方】 せんそうじょこん 「草を翦り根を除く」とも読む。 【意味】 災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。 【語源・由来】 草を切り根を除いて二度と生えないようにするという...
【四字熟語】 蝉噪蛙鳴 【読み方】 せんそうあめい 【意味】 蝉 (せみ) や蛙 (かえる) がうるさく鳴き騒ぐこと。転じて、騒がしいばかりで、何の役にも立たないことや、議論・文章のへたなことのたとえ。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 戦戦慄慄 【読み方】 せんせんりつりつ 【意味】 恐れつつしむさま。またびくびくして、ふるえ恐れるさま。 【語源・由来】 「戦慄」は恐れおののく、びくびくする、という意味の語で、それを二つ重ねて語意を強めた...
【四字熟語】 泉石膏肓 【読み方】 せんせきこうこう 【意味】 自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。 【語源・由来】 「泉石」は流水と石、山水のたたずまい。「膏」は胸の下のところ。「肓」は胸と腹の間の...
【四字熟語】 先聖先師 【読み方】 せんせいせんし 【意味】 孔子の尊称。 【語源・由来】 「先聖」は昔の聖人。「先師」は聖人の教えを広め師と仰がれる人。古代中国では学校を建てると先聖・先師を必ず祭ったが、だれを先聖・先...
【四字熟語】 全生全帰 【読み方】 ぜんせいぜんき 【意味】 親からもらった体を傷つけることなく生を全うするのが、真の親孝行だということ。 【語源・由来】 「全」は完全という意味。完全な体で生んでくれたものを、完全な体の...
【四字熟語】 煎水作氷 【読み方】 せんすいさくひょう 【意味】 まったく不可能なこと。 【語源・由来】 「煎水」は水を煮つめること。水を煮つめて氷を作るという意味。 【典拠・出典】 『三国志』「魏志・高堂隆伝」 【類義...
【四字熟語】 千仞之谿 【読み方】 せんじんのたに 【意味】 非常に深い谷。 【語源・由来】 「千仞」は「千尋」と同じで長さを表し、「仞」は周尺の七尺。「谿」は渓谷。 【典拠・出典】 『孫子』「軍形」 千仞之谿(せんじん...
【四字熟語】 千緒万端 【読み方】 せんしょばんたん 【意味】 物事がごたごたして複雑であることの形容。さまざまな雑多な事柄。 【語源・由来】 「千」「万」は数の多いことを示す。「端緒」が千も万もある、ということ。「端」...
【四字熟語】 僭賞濫刑 【読み方】 せんしょうらんけい 【意味】 適性を欠いた賞罰。 【語源・由来】 「僭賞」は身分をこえた恩賞のこと。「濫刑」はむやみやたらに罰するという意味。度が過ぎた賞罰をいう。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 先従隗始 【読み方】 せんじゅうかいし 【意味】 言い出した者から始めよという意味。また、物事を手近なところから始めることのたとえ。物事を始めるには、他人まかせにしないで、まず自分が率先して始めることが重要...
【四字熟語】 千乗万騎 【読み方】 せんじょうばんき 【意味】 非常に多数の車と騎馬のこと。 【語源・由来】 「千乗」は千の兵車。「乗」は車を数える単位。周代では、天子は兵車万乗(一万台)、諸侯は兵車千乗(一千台)を出し...
【四字熟語】 川上之歎 【読み方】 せんじょうのたん 【意味】 時間が過ぎ去ることへの嘆き。 【語源・由来】 「川上」は川のほとり。水の流れを見て常に止まることなく流れ行く時間に対して感慨をもよおすことをいう。 【典拠・...
【四字熟語】 千乗之国 【読み方】 せんじょうのくに 【意味】 兵車千台を出すことのできる諸侯の国。 【語源・由来】 「乗」は車を数える単位。周代では一乗に甲兵三人、歩兵七十二人、車士二十五人がつくといわれる。十万の軍隊...
【四字熟語】 前車覆轍 【読み方】 ぜんしゃのふくてつ 【意味】 先人の失敗は、後の人の戒めになるということ。 【語源・由来】 「前車の覆るは後車の誡め」にもとづく。「前車」は前を行く車、「覆轍」はひっくりかえった車の轍...
【四字熟語】 仙才鬼才 【読み方】 せんさいきさい 【意味】 人並みはずれたすぐれた才。凡俗を超えた才。 【語源・由来】 『塵史』「中」より。「仙才」は仙人の才という意味から。衆にすぐれた才。もと唐の詩人の李白が仙才、李...
【四字熟語】 千呼万喚 【読み方】 せんこばんかん 【意味】 何度もくり返し呼び叫ぶこと。 【語源・由来】 「千」「万」は数の多いことを表す。 【典拠・出典】 白居易「琵琶行」 千呼万喚(せんこばんかん)の使い方 千呼万...
【四字熟語】 洗垢索瘢 【読み方】 せんこうさくはん 【意味】 他人の欠点や誤りをどこまでも追及してほじくりかえすたとえ。 【語源・由来】 垢を洗い落としてまで傷を探す。「索」は求める。「瘢」はあと、傷あとという意味から...
【四字熟語】 先庚後庚 【読み方】 せんこうこうこう 【意味】 物事を過ちのないようにていねいにすること。物事を変更する場合には、その前後にていねいに説明すること。 【語源・由来】 「庚」はかわる、改変するという意味で、...
【四字熟語】 先見之明 【読み方】 せんけんのめい 【意味】 将来を見通す聡明さ。将来にある事態が起こることを前もって見通す眼力のこと。 【語源・由来】 「先見」は将来を見通すこと。「明」は見識・聡明さという意味。 【典...
【四字熟語】 旋乾転坤 【読み方】 せんけんてんこん 【意味】 国の政局を一新すること。 【語源・由来】 「旋」「転」はともに、まわしてもどすという意味。「乾」は天、「坤」は地のこと。天地を一回転させて、もとの位置に戻す...
【四字熟語】 千金弊帚 【読み方】 せんきんへいそう 【意味】 身のほどを知らないで思いあがるたとえ。 【語源・由来】 「弊帚」は破れたほうき。それを千金の価値があると考えるという意味。また、つまらない自分の物を貴重と考...
【四字熟語】 千金一刻 【読み方】 せんきんいっこく 【意味】 時間の貴重なことのたとえ。わずかな時間が千金にも値するという意味。大切な時間や楽しい時間が過ぎやすいのを惜しんでいう。またそれを無駄に過ごすのを戒める語。 ...
【四字熟語】 前倨後恭 【読み方】 ぜんきょこうきょう 【意味】 それまでの態度をがらりと変えて、相手にへつらうこと。 【語源・由来】 「倨」は人をあなどること。「恭」はうやうやしくするという意味。 中国戦国時代の遊説家...
【四字熟語】 饌玉炊金 【読み方】 せんぎょくすいきん 【意味】 たいへんなご馳走。豪華このうえない食事のこと。また、他社の歓待を感謝していう語。 【語源・由来】 金を炊いて食物とし、玉を取りそろえて膳に並べるという意味...
【四字熟語】 先義後利 【読み方】 せんぎこうり 【意味】 まず道理を第一に考えて、利益を二の次にすること。 【語源・由来】 「義」は道理にかなったこと。「利」は利益という意味。 【典拠・出典】 『孟子』「梁恵王・上」 ...
【四字熟語】 千巌万壑 【読み方】 せんがんばんがく 【意味】 岩山と渓谷の景観。また、それがけわしくつづくことの形容。 【語源・由来】 「巌」は大きな岩山。「壑」は谷のこと。「千」「万」は数が多いこと。けわしい岩山や谷...
【四字熟語】 遷客騒人 【読み方】 せんかくそうじん 【意味】 左遷された人や心に愁いを抱く人。詩人墨客のこと。 【語源・由来】 「遷客」は左遷され異郷に来た人。「騒人」は心の愁いを抱く人という意味。どちらも愁いをもって...
【四字熟語】 潜移暗化 【読み方】 せんいあんか 【意味】 環境や他人の影響で知らず知らずのうちに気質や思想などが変化していること。 【語源・由来】 「潜」「暗」はひそかに、知らず知らずのうちにという意味。「移」「化」は...
【四字熟語】 是非之心 【読み方】 ぜひのこころ 【意味】 物事の是と非を正しく判別できる能力。よいことをよいとし悪いことを悪いと分別することのできる心。 【典拠・出典】 『孟子』「公孫丑・上」 是非之心(ぜひのこころ)...
【四字熟語】 是非曲直 【読み方】 ぜひきょくちょく 【意味】 物事の善悪・正不正のこと。 【語源・由来】 正しいこと(是)と、正しくないこと(非)、曲がっていること(曲)と、まっすぐなこと(直)の四つを詰めたもの。 【...
【四字熟語】 切問近思 【読み方】 せつもんきんし 【意味】 すべての事を身近な問題として切実に取りあげ、自分のこととして考えること。 【語源・由来】 「切問」は熱心に問うこと。 【典拠・出典】 『論語』「子張」 切問近...
【四字熟語】 雪泥鴻爪 【読み方】 せつでいのこうそう 【意味】 人間の行為など一時的ではかないものであることのたとえ。 【語源・由来】 「雪泥」は雪解けのぬかるみ。「鴻爪」は鴻の爪あと。雪解けのぬかるみには鴻の爪あとさ...
【四字熟語】 截断衆流 【読み方】 せつだんしゅる 【意味】 俗世間の雑念妄想をたちきること。修行者が煩悩をたちきること。 【語源・由来】 「衆流」は雑念妄想のたとえ。仏教の語。 【典拠・出典】 『石林詩話』「上」 截断...
【四字熟語】 舌端月旦 【読み方】 ぜったんげったん 【意味】 口先で人を評論すること。 【語源・由来】 「舌端」は口先。「月旦」は人物を批評すること。後漢の許劭が毎月のついたちに従兄の靖と郷里の人物の批評をした故事によ...
【四字熟語】 絶世独立 【読み方】 ぜっせいどくりつ 【意味】 美人の形容。 【語源・由来】 世にすぐれて並ぶものがないという意味。「絶世」は世に並びなくすぐれていること。「独立」はひとりそびえ立つこと。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 殺生禁断 【読み方】 せっしょうきんだん 【意味】 鳥・獣・魚などを捕ったり殺したりすることを禁ずること。仏教の慈悲の精神から行われる。 【典拠・出典】 『続日本紀』「一二」 殺生禁断(せっしょうきんだん)...
【四字熟語】 折衝禦侮 【読み方】 せっしょうぎょぶ 【意味】 武勇によって敵をくじき、敵の侮りを防ぎとめ恐れさせる。 【典拠・出典】 『詩経』「大雅・緜・毛伝」 折衝禦侮(せっしょうぎょぶ)の使い方 折衝禦侮(せっしょ...
【四字熟語】 摂取不捨 【読み方】 せっしゅふしゃ 【意味】 仏がすべての生き物を見捨てず救うこと。 【語源・由来】 「摂取」は仏が慈悲によって衆生を救うこと。「不捨」は仏がどんな生き物も見捨てることはないということ。 ...
【四字熟語】 切歯腐心 【読み方】 せっしふしん 【意味】 非常に激しく怒ること。 【語源・由来】 切歯し心をなやますこと。「切歯」は歯ぎしりをする、歯をくいしばる、激しく怒り残念がること。 【典拠・出典】 『史記』「刺...
【四字熟語】 絶巧棄利 【読み方】 ぜっこうきり 【意味】 文明によって人為的に作られたものをすてて、自然に戻ること。 【語源・由来】 「絶巧」は巧みに作られた道具を絶つこと。「棄利」は便利なものを棄てるという意味。 【...
【四字熟語】 窃玉偸香 【読み方】 せつぎょくとうこう 【意味】 こっそり女に手を出して女色にふけること。 【語源・由来】 「玉」と「香」は女にたとえたもの。「窃」「偸」はともにぬすむという意味。 【典拠・出典】 『西廂...
【四字熟語】 折檻諫言 【読み方】 せっかんかんげん 【意味】 仕えている主君に対して、臣下が、厳しく諫いさめること。 【語源・由来】 「折檻」は本来は、手すりや欄干が折れて壊れること。「諫言」は、目上の人を諫めることば...
【四字熟語】 窃位素餐 【読み方】 せついそさん 【意味】 ある地位にいて職責を果たさずにむだに録をもらっていること。 【典拠・出典】 『漢書』「朱雲伝」,『論衡』「量知」 【類義語】 ・尸位素餐(しいそさ...
【四字熟語】 是生滅法 【読み方】 ぜしょうめっぽう 【意味】 生ある者は必ず滅びる。 【語源・由来】 『涅槃経』「十四」より。仏教で万物は常住することなく変転し、生きている者は必ず死ぬという思想。 【典拠・出典】 『大...
【四字熟語】 隻履西帰 【読み方】 せきりせいき 【意味】 達磨がくつの片方を手に持って西に帰る。 【語源・由来】 「隻履」は一対のうち一方のくつという意味。高僧の達磨が亡くなって三年後、北魏の宋雲が西域からの帰途、達磨...
【四字熟語】 尺璧非宝 【読み方】 せきへきひほう 【意味】 時間は何よりも貴重であるということ。 【語源・由来】 「尺璧」は直径が一尺もある大きな宝石のこと。尺璧も時間の貴重さと比較すれば、宝物とはいえないという意味。...
【四字熟語】 尺短寸長 【読み方】 せきたんすんちょう 【意味】 どんなにすぐれた人にも短所があり、どんなに劣った人にも長所があるということ。 【語源・由来】 「尺も短き所有り、寸も長き所有り」とある。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 尺沢之鯢 【読み方】 せきたくのげい 【意味】 見聞の狭いたとえ。 【語源・由来】 「尺沢」は小さい池。「鯢」は山椒魚。一説にめだかという。 【典拠・出典】 『文選』宋玉「問楚王対」 【類義語】 ・井底之蛙...
【四字熟語】 刺草之臣 【読み方】 せきそうのしん 【意味】 一般の人民。 【語源・由来】 草を刈るいやしい者という意味。平民が君主に対して自分をへりくだっていう。「刺草」は草を刈る。また、文字どおりとげがある草、のこぎ...
【四字熟語】 積善余慶 【読み方】 せきぜんのよけい 【意味】 善行を積んだ家は子孫まで必ず幸福がおよぶ。 【語源・由来】 「積善」はよい行いを積み重ねること。「余慶」は子孫にまでおよぶ幸福。「積善の家には必ず余慶あり」...
【四字熟語】 尺寸之柄 【読み方】 せきすんのへい 【意味】 わずかの権力。 【語源・由来】 「尺」「寸」はともに長さの単位。十寸が一尺。周代では一尺は十八センチメートル。短いこと、わずかなことのたとえ。「柄」は器物の柄...
【四字熟語】 尺寸之地 【読み方】 せきすんのち 【意味】 ほんの少しの土地。 【語源・由来】 「尺」「寸」はともに長さの単位。十寸が一寸。周代では一尺は十八センチメートル。短いこと。わずかなことのたとえ。 【典拠・出典...
【四字熟語】 尺寸之功 【読み方】 せきすんのこう 【意味】 わずかな功績。 【語源・由来】 「尺」「寸」はともに長さの単位。十寸が一尺。周代では一尺は十八センチメートル。短いこと、わずかなことのたとえ。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 赤心奉国 【読み方】 せきしんほうこく 【意味】 真心をもって国のために尽くすこと。 【語源・由来】 「赤心」はいつわりのない心、真心。誠意。北斉の楊愔がクーデターによって殺されるときに、自分は忠臣で殺され...
【四字熟語】 石心鉄腸 【読み方】 せきしんてっちょう 【意味】 強い精神、堅い意志のたとえ。 【語源・由来】 鉄や石のように強く、堅い心臓や胃腸という意味。「心」「腸」は内臓で心や意志のたとえ。 【典拠・出典】 『皮子...
【四字熟語】 赤手空拳 【読み方】 せきしゅくうけん 【意味】 なんの助けもかりずに独力で物事を行うこと。 【語源・由来】 手に何も武器を持たないという意味から転じた。「赤手」は素手。「空拳」は拳だけで武器をもたないこと...
【四字熟語】 碩師名人 【読み方】 せきしめいじん 【意味】 大学者や名声の高い人。大いなる徳を備えた人や声望のある人。 【語源・由来】 「碩」は大きいという意味。転じて偉大な、立派なという意味。「名人」は名声の高い人。...
【四字熟語】 積日累久 【読み方】 せきじつるいきゅう 【意味】 官吏などが年功を積むこと。 【語源・由来】 「積日」は多くの日数、日数を重ねること。前漢の春秋学の大家の董仲舒が官吏の昇格について「現在は昔のように賢不肖...
【四字熟語】 跖狗吠尭 【読み方】 せきくはいぎょう 【意味】 人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。 【語源・由来】 「跖」は中国春秋時代の大盗賊の盗跖、「尭」は...
【四字熟語】 積羽沈舟 【読み方】 せきうちんしゅう 【意味】 小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。 【語源・由来】 羽毛のような軽いものでもたくさん積むと、舟を沈めてしまうほどの重さになるという意味...
【四字熟語】 積悪余殃 【読み方】 せきあくのよおう 【意味】 悪事をかさねた報いが子孫にまで及ぶこと。 【語源・由来】 「積悪」は数々の悪い行い、悪事の積み重ね。「余殃」は祖先の悪事の報いとして子孫にまで残るわざわい。...
【四字熟語】 是耶非耶 【読み方】 ぜかひか 【意味】 善悪の判断に迷うこと。 【語源・由来】 是であるのか非であるのか、是非がよく分からず迷うこと。「是非」(よいと悪い。善と悪。正と不正)に疑問の助字「耶」をつけた語。...
【四字熟語】 生離死別 【読み方】 せいりしべつ 【意味】 このうえなく悲痛な別れ。生きながら離ればなれになることと死んで永遠に別れること。 【語源・由来】 「生離」は生き別れのこと。「死別」は死によって永久に別れてしま...
【四字熟語】 青藍氷水 【読み方】 せいらんひょうすい 【意味】 弟子が師よりもまさるたとえ。 【語源・由来】 「青はこれを藍より取りて藍よりも青し。氷は水之を為して水よりも寒(つめた)し」 の略。 【典拠・出典】 『荀...
【四字熟語】 星羅雲布 【読み方】 せいらうんぷ 【意味】 星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。 【語源・由来】 もと軍隊の布陣の盛大な様子を述べた語。「羅」はつらなること。「布」はしき連なるという意...
【四字熟語】 清風明月 【読み方】 せいふうめいげつ 【意味】 夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。 【典拠・出典】 蘇軾「前赤壁腑」 【類義語】 ・清風朗月(せいふうろ...
【四字熟語】 清風故人 【読み方】 せいふうこじん 【意味】 秋になってさわやかな風が吹いてくるのは、久しぶりに友人が訪ねてくれたようだということ。 【語源・由来】 「清風」は清らかな秋風のこと。「故人」は古くからの友人...
【四字熟語】 萋斐貝錦 【読み方】 せいひばいきん 【意味】 巧みに言い立てて人を罪に陥れるたとえ。また、讒言のたとえ。 【語源・由来】 たから貝のように美しいあや模様に織り成した錦という意味。そしり悪口を言う者が小さな...
【四字熟語】 生呑活剥 【読み方】 せいどんかっぱく 【意味】 他人の詩文などをそっくり盗用すること。また、他人の言葉や考えを鵜呑みにして受け売りするだけで、独自性・創造性のないことのたとえ。 【語源・由来】 「生呑」は...
【四字熟語】 聖読庸行 【読み方】 せいどくようこう 【意味】 聖人のすぐれた文を読んで学んでもその行いは凡人と異ならないこと。 【語源・由来】 「庸」は平凡・凡庸という意味。 【典拠・出典】 『揚子法言』「問明」 聖読...
【四字熟語】 盛徳大業 【読み方】 せいとくたいぎょう 【意味】 盛んな徳と大きな事業。 【語源・由来】 「盛徳」はさかんな徳、高くすぐれた徳。盛徳大業は聖人君主の目標とされた。 【典拠・出典】 『易経』「繋辞・上」 盛...
【四字熟語】 斉東野語 【読み方】 せいとうやご 【意味】 聞くにたえない下品で愚かな言葉。また、信じがたい妄説のこと。 【語源・由来】 「斉東」は斉(今の中国山東省)の東部。「野語」は野卑な言葉。斉国の東部の田舎者の言...
【四字熟語】 青天霹靂 【読み方】 せいてんのへきれき 【意味】 まったく予期しなかった突然の出来事。急に受けた衝撃や打撃。快晴の空に不意に轟いた雷の音という意味。 【語源・由来】 「青天」は、青空のこと。「霹靂」は、び...
【四字熟語】 生知安行 【読み方】 せいちあんこう 【意味】 生まれながらにして人のふみ行うべき道を熟知し、心安んじてそれを行うこと。 【語源・由来】 「生知」は生まれつき仁道を理解していること。「安行」は心安んじて行う...
【四字熟語】 盛粧麗服 【読み方】 せいそうれいふく 【意味】 盛んによそおい美しい服を着る。十分に化粧をして美麗な服を身につけるという意味。 【語源・由来】 「粧」はよそおう、化粧をすること。 【典拠・出典】 『紅楼夢...
【四字熟語】 悽愴流涕 【読み方】 せいそうりゅうてい 【意味】 悼み悲しんで涙を流す。 【語源・由来】 「悽愴」は痛ましいほどに悼み悲しむさま。「涕」は涙という意味。 【典拠・出典】 『孔叢子』「儒服」 悽愴流涕(せい...
【四字熟語】 青銭万選 【読み方】 せいせんばんせん 【意味】 すぐれた文章のたとえ。 【語源・由来】 青銅製の銭は一万回選び出しても他と間違えられることがないように、何度試験を受けても必ず合格するようなすばらしい文をい...
【四字熟語】 井渫不食 【読み方】 せいせつふしょく 【意味】 賢者が登用されないままでいることのたとえ。 【語源・由来】 「渫」は水底の泥やごみを除くという意味で、「井渫」は井戸の水がきれいに澄んでいること。「不食」は...
【四字熟語】 清聖濁賢 【読み方】 せいせいだくけん 【意味】 酒の異称。 【語源・由来】 「聖」は聖人。「賢」は賢者。魏の曹操が禁酒令を出したとき、酒好きの人が清酒を聖人、濁り酒を賢人と呼んで、ひそかに飲んだという故事...
【四字熟語】 聖人無夢 【読み方】 せいじんむむ 【意味】 徳を身につけた聖人は、けっして憂いや雑念を持たないので夢を見ることはない。 【典拠・出典】 『荘子』「大宗師」 聖人無夢(せいじんむむ)の使い方 聖人無夢(せい...
【四字熟語】 青松落色 【読み方】 せいしょうらくしょく 【意味】 友人との付き合いが途絶えることのたとえ。 【語源・由来】 「青松」は常緑樹である松のこと。「落色」は常緑の松の色があせること。青い松がいつまでもその色を...
【四字熟語】 西狩獲麟 【読み方】 せいしゅかくりん 【意味】 魯の哀公十四年、西方に狩りに行って麒麟を得た故事。 【語源・由来】 本来は、聖人が世にあらわれるのに乗じて出現する麒麟が乱世にあらわれたのに感じて、孔子は『...
【四字熟語】 西戎東夷 【読み方】 せいじゅうとうい 【意味】 西方と東方の異民族。また異民族の総称。えびす。異民族を卑しんでいう語。 【語源・由来】 「戎」は西方の、「夷」は東方の異民族のこと。 【典拠・出典】 『礼記...
【四字熟語】 斉駆並駕 【読み方】 せいくへいが 【意味】 力や能力に差がないこと。 【語源・由来】 くつわをならべる、数頭の馬がそろって一台の車を引っ張り疾駆すること。ともに肩を並べて進み力に差がないことのたとえ。「駕...
【四字熟語】 西施捧心 【読み方】 せいしほうしん 【意味】 病に悩む美女のようす。また、同じ行いでも人によって場合によって善悪の差が生まれるたとえ。 【語源・由来】 中国、春秋時代、絶世の美女西施が病気になり、痛む胸を...
【四字熟語】 斉紫敗素 【読み方】 せいしはいそ 【意味】 賢者が事をなせばわざわいを福に転じるように、失敗を成功へと導くことができるというたとえ。世にもてはやされる紫色のきぬも粗悪な白ぎぬを染めたものであるという意味。...
【四字熟語】 噬指棄薪 【読み方】 ぜいしきしん 【意味】 母と子の気持ちが通じあうこと。 【語源・由来】 『白孔六帖』「孝・嚙指」より。「噬指」は指をかむこと。「棄薪」はたきぎをほうり出すこと。後漢の蔡順は日ごろから母...
【四字熟語】 誠惶誠恐 【読み方】 せいこうせいきょう 【意味】 まことに恐れかしこまること。臣下が天子に自分の意見を奉るときに用いる。 【語源・由来】 「惶」は恐れかしこまる意。「惶」「恐」それぞれに「誠」を重ねて、丁...
【四字熟語】 性行淑均 【読み方】 せいこうしゅくきん 【意味】 性質や行為が善良で片寄っていないさま。性質がひねくれておらず、行動も片寄りのないこと。 【語源・由来】 「性行」は性質と行動、「淑均」はしとやかで公平なこ...
【四字熟語】 精金良玉 【読み方】 せいきんりょうぎょく 【意味】 性格が穏やかで純粋なこと。 【語源・由来】 『宋名臣言行録』「外集・二」より。(そうめいしんげんこうろく「精金」はまじりけのない金属。「良玉」は美しい宝...
【四字熟語】 生寄死帰 【読み方】 せいきしき 【意味】 人が今生きているのは、仮にこの世に身をおいているだけであり、死ぬことは故郷に帰るように、本来いるべきところに落ち着くことだということ。 【語源・由来】 「寄」は寄...
【四字熟語】 旌旗巻舒 【読み方】 せいきけんじょ 【意味】 戦いが続くことのたとえ。 【語源・由来】 「旌旗」ははた、旗の総称。「巻舒」は巻いたり広げたりすること。軍旗をまいたり、ひろげたりして戦いに明け暮れること。 ...
【四字熟語】 誠歓誠喜 【読み方】 せいかんせいき 【意味】 まことに喜ばしい。 【語源・由来】 臣下が天子に奉る書に用いる言葉。「歓喜」にそれぞれ「誠」を重ねて至上の喜びの意味を表す。 【典拠・出典】 『後漢書』「劉盆...
【四字熟語】 星火燎原 【読み方】 せいかりょうげん 【意味】 最初は小さな力でも、放って置くと手がつけられなくなること。反乱や一揆が広がって防ぎきれなくなること。星の光のように小さな火でも、燃え広がると原野を焼き尽くす...