清音幽韻【せいおんゆういん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)
【四字熟語】 清音幽韻 【読み方】 せいおんゆういん 【意味】 すぐれた文章のたとえ。 【語源・由来】 「清音」は清らかな音声。「幽韻」は奥深く妙なる趣きという意味。北宋の王安石が欧陽脩を評した言葉。 【典拠・出典】 王...
【四字熟語】 清音幽韻 【読み方】 せいおんゆういん 【意味】 すぐれた文章のたとえ。 【語源・由来】 「清音」は清らかな音声。「幽韻」は奥深く妙なる趣きという意味。北宋の王安石が欧陽脩を評した言葉。 【典拠・出典】 王...
【四字熟語】 精衛填海 【読み方】 せいえいてんかい 【意味】 不可能なことを企て、徒労に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。 【語源・由来】 「精衛」は海辺にすむという古代中国の想像上の小鳥の名。「填海」は海...
【四字熟語】 青雲之志 【読み方】 せいうんのこころざし 【意味】 徳をみがいて立派な人物になろうとする志。また、立身出世しようとする功名心。 【語源・由来】 「青雲」は雲の上の青い空という意味から、高位・高官、立身出世...
【四字熟語】 晴雲秋月 【読み方】 せいうんしゅうげつ 【意味】 純真で汚れのない心のたとえ。 【語源・由来】 「晴雲」は晴れわたった空に浮かぶ白い雲のこと。「秋月」は秋の澄んだ月という意味。 【典拠・出典】 『宋史』「...
【四字熟語】 寸田尺宅 【読み方】 すんでんしゃくたく 【意味】 ほんのわずかな財産のこと。 【語源・由来】 「寸田」は一寸四方の田のこと。「尺宅」は一尺四方の住居という意味で、どちらもわずかな資産のたとえ。 【典拠・出...
【四字熟語】 寸鉄殺人 【読み方】 すんてつさつじん 【意味】 短い警句で人の急所を批判するたとえ。 【語源・由来】 「寸鉄」は一寸の刃物。小さくて鋭い刃物で人を殺すように、要を得た短い言葉で人の急所や欠点をつき、敗北さ...
【四字熟語】 寸指測淵 【読み方】 すんしそくえん 【意味】 愚かなこと。また、不可能なこと。 【語源・由来】 「寸指」は一寸の指、「測淵」は淵の深さを測るという意味。学問が浅くては、物事の深い道理は理解できないの意味で...
【四字熟語】 趨炎附熱 【読み方】 すうえんふねつ 【意味】 時の権力のある者につき従うこと。 【語源・由来】 「趨」は走るという意味。「炎」「熱」はともに、勢いが盛んなもののたとえ。燃えたぎる炎に向かって走り、熱いもの...
【四字熟語】 鄒衍降霜 【読み方】 すうえんこうそう 【意味】 鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。 【語源・由来】 戦国時代の鄒衍が無実の罪で獄に捕らわれたとき、鄒衍はその無実を天に訴え、天はこれに感じて真夏に霜を降らせ...
【四字熟語】 垂名竹帛 【読み方】 すいめいちくはく 【意味】 名前が歴史に残るような功績のこと。 【語源・由来】 「竹帛」は竹の札と白い絹の布。紙のない時代には、竹帛に文字が書かれた。 【典拠・出典】 『後漢書』「鄧禹...
【四字熟語】 彗氾画塗 【読み方】 すいはんがと 【意味】 きわめて容易なことのたとえ。 【語源・由来】 ほうきで水たまりを掃き、刀で泥に線を引くこと。 【典拠・出典】 『漢書』「王褒伝」 彗氾画塗(すいはんがと)の使い...
【四字熟語】 水天髣髴 【読み方】 すいてんほうふつ 【意味】 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。 【語源・由来】 「水天」は水面と空のこと。「髣髴」はぼんやりしてはっきりしないという意味。 ...
【四字熟語】 水天一碧 【読み方】 すいてんいっぺき 【意味】 空と海とがともに青々としてただ一色に連なり、区別がつかないさま。 【典拠・出典】 王勃「滕王閣序」 【類義語】 ・水天一色(すいてんいっしょく) ・水天髣髴...
【四字熟語】 垂髫戴白 【読み方】 すいちょうたいはく 【意味】 幼子と老人。 【語源・由来】 「垂髫」はおさげ髪。転じて幼児のこと。「戴白」は頭に白髪をいただくことで、老人の意。 【典拠・出典】 『十八史略』「東漢・光...
【四字熟語】 水村山郭 【読み方】 すいそんさんかく 【意味】 水辺の村と山ざと。もと中国の江南地方ののどかな農村を描写したもの。 【語源・由来】 江南はクリーク(小運河)が網の目のように通じているので「水村」という。「...
【四字熟語】 水随方円 【読み方】 すいずいほうえん 【意味】 人民の善悪は、為政者によって感化されるということ。また、人の考え方や性格は友人や環境によってよくも悪くもなるということ。 【語源・由来】 「方円」は四角いも...
【四字熟語】 翠色冷光 【読み方】 すいしょくれいこう 【意味】 冷ややかな青い光の形容。また、月の光の形容。 【語源・由来】 「翠色」はみどり、青緑色。「冷光」は冷ややかな光。 【典拠・出典】 『竜鳳録』 翠色冷光(す...
【四字熟語】 隋珠和璧 【読み方】 ずいしゅかへき 【意味】 この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。 【語源・由来】 「隋珠」は随侯が助けた大蛇から贈られた宝玉。「和璧」は楚の卞和(べんか)が山中で...
【四字熟語】 随侯之珠 【読み方】 ずいこうのたま 【意味】 貴重な宝玉、天下の至宝をいう。中国春秋時代、諸侯の随候が傷ついた大蛇を助け、そのお礼に大蛇がくわえてきたという宝玉のこと。 【典拠・出典】 『荘子』「譲王」 ...
【四字熟語】 垂拱之化 【読み方】 すいきょうのか 【意味】 天子の徳化によって自然と天下が平穏に収まること。天子の徳によって人民がおのずと教化されて、天子が何をしなくても自然と世の中が治められているようす。 【語源・由...
【四字熟語】 随宜所説 【読み方】 ずいぎしょせつ 【意味】 仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。 【典拠・出典】 『法華経』「方便品」 【類義語】 ・随類応同(ずいるいおうどう) ・随宜説法(ずい...
【四字熟語】 随機応変 【読み方】 ずいきおうへん 【意味】 状況や事態の変化に応じて適切な処置をすること。 【語源・由来】 「応変」は変化に応じるという意味。 【典拠・出典】 『南史』「粱宋室伝」 【類義語】 ・深厲浅...
【四字熟語】 酔眼朦朧 【読み方】 すいがんもうろう 【意味】 酒に酔って物がはっきり見えないさま。 【語源・由来】 「酔眼」は酒に酔ってとろんとした目のこと。「朦朧」はぼんやりしたさま。 【典拠・出典】 蘇軾「杜介送魚...
【四字熟語】 吹影鏤塵 【読み方】 すいえいろうじん 【意味】 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない、つかみどころがないことのたとえ。 【語源・由来】 影を吹いたり、細かなちりに刻みをほろうとする...
【四字熟語】 随鴉彩鳳 【読み方】 ずいあさいほう 【意味】 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満を持つこと。転じて、婦人が夫をぞんざいに遇すること。 【語源・由来】 美しい色のおおとりが鴉に嫁ぐという意味。...
【四字熟語】 深厲浅掲 【読み方】 しんれいせんけい 【意味】 その場の状況に応じて適切な処理をすること。 【語源・由来】 「厲」は高くあげるという意味。「掲」は着物のすそをからげること。川が深ければ着物を高くたくしあげ...
【四字熟語】 蜃楼海市 【読み方】 しんろうかいし 【意味】 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。 【語源・由来】 「蜃楼」「海市」ともに蜃気楼のことで、大気の密度や日光の反射の関係で、遠方の物体...
【四字熟語】 深慮遠謀 【読み方】 しんりょえんぼう 【意味】 深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。また、その計画。 【典拠・出典】 『文選』賈誼「過秦論」 【類義語】 ・遠謀深慮(えんぼうしんりょ) ・深謀...
【四字熟語】 迅雷風烈 【読み方】 じんらいふうれつ 【意味】 はげしいかみなりと猛烈な風。 【語源・由来】 「迅雷」は天地をとどろかす激しい雷。「風烈」は烈風に同じ、暴風のこと。 【典拠・出典】 『礼記』「玉藻」 【類...
【四字熟語】 人面桃花 【読み方】 じんめんとうか 【意味】 美人の顔と桃の花。かつて美人と出会った場所に行っても、今はもう会えないという場合にいう言葉。また、内心で思いながら会うことのできない女性をいう。 【語源・由来...
【四字熟語】 晨夜兼道 【読み方】 しんやけんどう 【意味】 昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。 【語源・由来】 「晨」は朝、早朝。「晨夜」は朝と夜、朝早くから夜遅くまで。「兼道」は行程を倍にして行く、大...
【四字熟語】 瞋目張胆 【読み方】 しんもくちょうたん 【意味】 大いに勇気をうちふるうさま。 【語源・由来】 「瞋目」は目玉をむきだすこと。「張胆」は肝っ玉を大きくふくらますこと。恐ろしい場面に直面しても、目をらんらん...
【四字熟語】 人面獣身 【読み方】 じんめんじゅうしん 【意味】 顔は人間で身体は獣。妖怪を形容する語。 【語源・由来】 「人面」は人の顔。「獣身」はけだもののからだ。 【典拠・出典】 『史記』「五帝紀・注」 人面獣身(...
【四字熟語】 脣亡歯寒 【読み方】 しんぼうしかん 【意味】 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。 【語源・由来】 唇がなくなると歯が寒くなるという意味から。唇がなくなると歯が寒くなるという意味から...
【四字熟語】 振臂一呼 【読み方】 しんぴいっこ 【意味】 つとめてみずから奮起するたとえ。 【語源・由来】 腕を振るい声を上げて自分を奮い立たせることをいう。「臂」はひじ・うで。 【典拠・出典】 『文選』李陵「答蘇武書...
【四字熟語】 心頭滅却 【読み方】 しんとうめっきゃく 【意味】 心の中の雑念を取り去ること。どんな困難に出会っても心の中から雑念を取り去れば苦しさを感じないという意味。 【語源・由来】 「心頭」はこころ、胸のうちという...
【四字熟語】 塵飯塗羹 【読み方】 じんぱんとこう 【意味】 実際になんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。 【語源・由来】 子供のままごと遊びのちりの飯と泥のあつもの(吸い物)という意味から。 【典拠・出典...
【四字熟語】 尽忠報国 【読み方】 じんちゅうほうこく 【意味】 忠義を尽くして国の恩に報いること。 【語源・由来】 「尽忠」は君主や国家に忠誠心を尽くすこと。「報国」は国の恩に報いるという意味。 中国宋の岳飛は忠誠心に...
【四字熟語】 身体髪膚 【読み方】 しんたいはっぷ 【意味】 からだ全体のこと。 【語源・由来】 からだと髪の毛と皮膚で、からだ全体をいう。父母から受けついだ大切なものの意味がこめられている。 【典拠・出典】 『孝経』「...
【四字熟語】 尽善尽美 【読み方】 じんぜんじんび 【意味】 完璧で欠けるものがないこと。 【語源・由来】 りっぱさと美しさをきわめているという意味から。 【典拠・出典】 『論語』「八佾」 【類義語】 ・完全無欠(かんぜ...
【四字熟語】 鐘鳴鼎食 【読み方】 しょうめいていしょく 【意味】 富貴の人の生活。 【語源・由来】 「鐘鳴」は鐘を鳴らして時を告げること。「鼎食」はかなえを並べて食事をすること。富貴な家では大勢の人に食事の合図の鐘を鳴...
【四字熟語】 生滅滅已 【読み方】 しょうめつめつい 【意味】 生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。生滅無常の現世を離れて生死を超越した涅槃に入ること。 【語源・由来】 仏教の語。 【典拠・出典...
【四字熟語】 笑面夜叉 【読み方】 しょうめんやしゃ 【意味】 顔は笑っていても心の底に一物あること。陰険な人や裏表のある人にいう。 【語源・由来】 「笑面」は笑顔。「夜叉」は人を害する猛悪な鬼神。 【典拠・出典】 『説...
【四字熟語】 将門有将 【読み方】 しょうもんゆうしょう 【意味】 立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。 【語源・由来】 「将門」は代々将軍が出る家柄のこと。「有将」は将軍があらわれるという意味。将軍の家門...
【四字熟語】 晨星落落 【読み方】 しんせいらくらく 【意味】 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 【語源・由来】 明け方の空に残っていた星が一つ一つ消えていくとい...
【四字熟語】 乗輿車駕 【読み方】 じょうよしゃが 【意味】 天子の乗る車。天子の使う物。転じて、天子のこと。 【語源・由来】 「乗輿」と「車駕」とも天子の行幸中に乗る車の称。 【典拠・出典】 『独断』「上」 乗輿車駕(...
【四字熟語】 薪水之労 【読み方】 しんすいのろう 【意味】 人に仕えて骨身を惜しまず働くこと。また、たきぎをとったり水を汲んだりするというような日常の雑事を指す場合もある。 【語源・由来】 たきぎをとったり水を汲んだり...
【四字熟語】 乗輿播越 【読み方】 じょうよはえつ 【意味】 天子が都を落ち延びて他国をさすらうこと。 【語源・由来】 「乗輿」は君主が乗る馬車、天子の乗り物。「播越」は移り逃れること。居場所を失って他国をさまようこと。...
【四字熟語】 常鱗凡介 【読み方】 じょうりんぼんかい 【意味】 ごくありふれた人のたとえ。普通の魚やごくありふれた貝類。 【典拠・出典】 韓愈「応科目時与人書」 常鱗凡介(じょうりんぼんかい)の使い方 常...
【四字熟語】 上漏下湿 【読み方】 じょうろうかしゅう 【意味】 貧乏なあばら家のさま。屋根からは雨が漏り、床からは湿気が上がってくるという意味。 【典拠・出典】 『荘子』「譲王」 【類義語】 ・上漏旁風(じょうろうぼう...
【四字熟語】 杵臼之交 【読み方】 しょきゅうのまじわり 【意味】 身分にこだわらない交際。主人と使用人との身分の違いを超えた交際。 【語源・由来】 「杵臼」はきねとうす。後漢の公孫穆が学費がなくて呉祐の家に雇われて臼つ...
【四字熟語】 嗇夫利口 【読み方】 しょくふりこう 【意味】 身分は低いが、口が達者な男のこと。 【語源・由来】 「嗇夫」は下級役人のこと。張釈之が、前漢の文帝の供をして虎圏(上林苑の中の動物園)に登ったとき、文帝が帳簿...
【四字熟語】 処女脱兎 【読み方】 しょじょだっと 【意味】 始めはたいしたことのないように見せかけて、後には見違えるほどの力を発揮するたとえ。始めは少女のようにしとやかに弱々しくみせかけて相手を油断させ、後にはうさぎの...
【四字熟語】 助長抜苗 【読み方】 じょちょうばつびょう 【意味】 成長を助けようとして力をかすことがかえって成長を妨げること。 【語源・由来】 宋の農夫が稲の成長を助けようとして苗をひっぱたら、かえって苗が枯れてしまっ...
【四字熟語】 黍離之歎 【読み方】 しょりのたん 【意味】 祖国が滅亡したことを嘆くこと。東周の大夫が西周の宮殿に黍が生い茂っているのを見て嘆いた「黍離」という詩から。 【典拠・出典】 『詩経』「王風・黍離」 【類義語】...
【四字熟語】 芝蘭玉樹 【読み方】 しらんぎょくじゅ 【意味】 すぐれた人材。すぐれた子弟。また、すぐれた人材を輩出すること。 【語源・由来】 「芝」は瑞兆とされた霊芝。「蘭」はふじばかまで香草。「玉樹」は美しい木。 【...
【四字熟語】 芝蘭之室 【読み方】 しらんのしつ 【意味】 善人(良き友)のたとえ。 【語源・由来】 「芝」は霊芝。「蘭」はふじばかま。ともに香草で、善人にたとえる。 【典拠・出典】 『孔子家語』「六本」 芝蘭之室(しら...
【四字熟語】 持粱歯肥 【読み方】 じりょうしひ 【意味】 ご馳走を食べること。また、ご馳走を食べられる身分になること。上等な食物を盛った器を手に持ち肥えた肉を食べるという意味。 【語源・由来】 「持粱」は上等な食物の盛...
【四字熟語】 緇林杏壇 【読み方】 しりんきょうだん 【意味】 学問所、講堂のこと。 【語源・由来】 「緇林」は樹木がおい茂った林のこと。孔子が黒いとばりのような緇帷の林に遊び、杏の花が咲く木の下の土の壇(一段高いところ...
【四字熟語】 指鹿為馬 【読み方】 しろくいば 【意味】 道理の通らないことを無理に押し通すこと。また、間違いを認めず押し通すこと。鹿を指差し馬とするという意味。 【語源・由来】 秦の趙高は始皇帝の死後、権力を独占しよう...
【四字熟語】 新鬼故鬼 【読み方】 しんきこき 【意味】 新たに死んで霊魂となったものと昔からの霊魂。 【語源・由来】 「鬼」は霊魂という意味。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「文公二年」 新鬼故鬼(しんきこき)の使い方...
【四字熟語】 晨去暮来 【読み方】 しんきょぼらい 【意味】 朝方に去って夕暮れにもどる。 【語源・由来】 野鳥が朝に巣を飛び立ち餌を求め、夕暮れに巣にもどることをいう。「晨」は朝、早朝の意味。 【典拠・出典】 『漢書』...
【四字熟語】 辛苦遭逢 【読み方】 しんくそうほう 【意味】 ひどい困難や苦しみにであうこと。 【語源・由来】 「辛苦」はからさと苦さ。転じて、つらく苦しいこと。 【典拠・出典】 文天祥「過零丁洋」 辛苦遭逢(しんくそう...
【四字熟語】 身軽言微 【読み方】 しんけいげんび 【意味】 身分が低くて、言うことが人に重んじられないこと。 【語源・由来】 「微」は卑しいという意味。身分が卑しくて、言葉が軽んじられるという意味。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 身言書判 【読み方】 しんげんしょはん 【意味】 人物を重用するときの基準とするもの。容姿と言葉と文字の文章。唐代の官吏登用試験でも人物鑑定の基準。 【典拠・出典】 『新唐書』「選挙志」 身言書判(しんげん...
【四字熟語】 人心洶洶 【読み方】 じんしんきょうきょう 【意味】 世界の人々の心が騒ぎ動揺すること。 【語源・由来】 「人心」は多くの人の心のこと、「洶洶」はどよめき騒ぐさま。 【典拠・出典】 『唐書』「陸贄伝」 人心...
【四字熟語】 薪尽火滅 【読み方】 しんじんかめつ 【意味】 人が死ぬこと。 【語源・由来】 「薪尽」はたきぎが尽きること。「火滅」は火が消えること。仏教で、釈迦の入滅のことをいった語で、転じて、人の死をいう。 【典拠・...
【四字熟語】 心織筆耕 【読み方】 しんしょくひっこう 【意味】 文筆で生活すること。 【語源・由来】 心で機を織り、筆で田を耕して生活するという意味。唐の王勃が人に頼まれて文を作り、謝礼の金帛で車がいっぱいになったこと...
【四字熟語】 神色自若 【読み方】 しんしょくじじゃく 【意味】 落ち着いて顔色一つ変えないさま。 【語源・由来】 「神色」は精神と顔色。「自若」は物事にあわてず落ち着いているさま。 【典拠・出典】 『晋書』「王戎伝」 ...
【四字熟語】 参商之隔 【読み方】 しんしょうのへだて 【意味】 遠く離れて会うことのないたとえ。また夫婦や兄弟の別離や仲たがいのたとえ。 【語源・由来】 杜甫の詩より。「参」は参星(しんせい)(オリオン座の星)。「商」...
【四字熟語】 尋章摘句 【読み方】 じんしょうてきく 【意味】 こまかいところに気をとられ、大局的なものの見方ができないこと。 【語源・由来】 「尋章」は一章のことを考えるという意味。「摘句」は一句を取り出すこと。文章や...
【四字熟語】 浸潤之譖 【読み方】 しんじゅんのそしり 【意味】 水が次第に物にしみこむように、中傷の言葉が徐々に深く信じられるようになること。 【語源・由来】 「譖」は悪口、讒言という意味。 【典拠・出典】 『論語』「...
【四字熟語】 人主逆鱗 【読み方】 じんしゅげきりん 【意味】 君主や権力者のひどい怒りを買うことのたとえ。 【語源・由来】 「人主」は君主。「逆鱗」は触れると怒り、人を食いころすという竜ののどにさかさまに生えているうろ...
【四字熟語】 仁者楽山 【読み方】 じんしゃらくざん 【意味】 どっしりと安定して動かない山を愛するということ。 【語源由来】 仁徳者は安らかにゆったりとして心が動くことがないから。 【典拠・出典】 『論語』「雍也」 【...
【四字熟語】 仁者無敵 【読み方】 じんしゃむてき 【意味】 仁徳者には天下に敵対する者のないことをいう。 【語源・由来】 仁徳者が為政者の位にあれば仁愛の政治を施し、人民を分け隔てることなく愛することからいう。 【典拠...
【四字熟語】 仁者不憂 【読み方】 じんしゃふゆう 【意味】 仁徳者は常に正しい道を行くので悩むことがない。 【語源・由来】 「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」による。仁徳者は常に道理に従い自分にやましいことが...
【四字熟語】 脣歯輔車 【読み方】 しんしほしゃ 【意味】 お互いに助け合う密接な関係。 【語源・由来】 「輔車」は車のそえ木と荷台。また、頬骨(輔)と下顎の骨(車)という説もある。「脣歯」は唇と歯。これらのように一方が...
【四字熟語】 人事天命 【読み方】 じんじてんめい 【意味】 人間として最善の努力を尽くして、結果は静かに運命にまかせること。 【語源・由来】 「人事」は人間のなしうる事柄。 「天命」は自然に身に備わった運命という意味。...
【四字熟語】 慎始敬終 【読み方】 しんしけいしゅう 【意味】 物事を始めから終わりまで気を引き締めてやりとおすこと。また、物事をするには始めと終わりが肝心だということ。 【語源・由来】 「慎」も「敬」も注意深く行う意。...
【四字熟語】 神采英抜 【読み方】 しんさいえいばつ 【意味】 心も風采も人にぬきん出てすぐれていること。 【語源・由来】 「神采」は精神と風采のこと。 【典拠・出典】 『陳書』「江総伝」 神采英抜(しんさいえいばつ)の...
【四字熟語】 深根固柢 【読み方】 しんこんこてい 【意味】 物事の基礎をしっかり固めること。 【語源・由来】 「根」「柢」はともに木の根のことで、物事の基本・基礎のたとえ。木の根を深く強固なものにするという意味から。 ...
【四字熟語】 心広体胖 【読み方】 しんこうたいはん 【意味】 心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。 【語源・由来】 「心広」は心が広く大きいこと。「胖」はゆたか・のびやかという意味...
【四字熟語】 深溝高塁 【読み方】 しんこうこうるい 【意味】 深い掘割と高いとりで。堅固な城塞。また、守りの堅牢なこと。 【語源・由来】 「溝」はみぞで、ここではお堀という意味。「塁」は土石を重ねて作った小城。 【典拠...
【四字熟語】 神工鬼斧 【読み方】 しんこうきふ 【意味】 人間わざとは思えないほどすぐれた細工や作品のこと。 【語源・由来】 「神工」は神の細工のこと。「鬼斧」は鬼が斧をふるった細工という意味。神わざ・名人芸のことをい...
【四字熟語】 人口膾炙 【読み方】 じんこうかいしゃ 【意味】 広く世間の評判となり、もてはやされること。 【語源・由来】 「膾」はなますで、生の肉を細かく刻んだもの。「炙」はあぶり肉のこと。どちらも誰の口にも合って、好...
【四字熟語】 漿酒霍肉 【読み方】 しょうしゅかくにく 【意味】 非常にぜいたくなことのたとえ。酒を水のように肉を豆の葉のようにみるという意味。 【語源・由来】 「漿」は沸かして冷ました水。また、こんず(酢の一種)。「霍...
【四字熟語】 銷鑠縮栗 【読み方】 しょうしゃくしゅくりつ 【意味】 意気が阻喪して縮み上がっておそれること。 【語源・由来】 「銷鑠」はとろけるという意味から、意気消沈すること。「縮栗」は縮み上がっておそれること。「栗...
【四字熟語】 商山四皓 【読み方】 しょうざんのしこう 【意味】 商山に隠れた四人の老人。 【語源・由来】 「商山」は陝西省商県にある山の名。「四皓」はあごひげと眉がみな白かったので、「皓」(白いという意味)と呼ばれた四...
【四字熟語】 小国寡民 【読み方】 しょうこくかみん 【意味】 国土が小さくて、人口が少ないこと。 【語源・由来】 「寡民」は人民が少ないこと。老子が唱えた国家の理想像として有名な言葉。 【典拠・出典】 『老子』「八○章...
【四字熟語】 上行下効 【読み方】 じょうこうかこう 【意味】 上の者がすると、下の者がそれを見習うこと。 【語源・由来】 「効」はならう・まねるという意味。 【典拠・出典】 『旧唐書』「賈曾伝」 【類義語】 ・上行下従...
【四字熟語】 笙磬同音 【読み方】 しょうけいどうおん 【意味】 人が心を合わせて仲良くするたとえ。各楽器の音が調和するという意味。 【語源・由来】 「笙」は管楽器の名。「磬」は打楽器の名で、石で作る。「同音」は多くの楽...
【四字熟語】 上求菩提 【読み方】 じょうぐぼだい 【意味】 菩薩が上に向かって悟りの道を求めること。菩薩が行う自利の行。 【語源・由来】 「上求」は上に求めること。「菩提」は煩悩を断ち切って正しい知恵を得、悟りを開くこ...
【四字熟語】 小家碧玉 【読み方】 しょうかへきぎょく 【意味】 貧しい家庭に育った美しい娘のこと。また、とるにたらないような家の大事な宝物のこと。 【語源・由来】 「小家」は貧しい家、また、自身の家の謙称。「碧玉」は青...
【四字熟語】 上下天光 【読み方】 しょうかてんこう 【意味】 空も水も一様に光り輝くこと。 【語源・由来】 「上下」はさまざまな意味をもつが、ここでは天地。なかでも空と水という意味。「天光」は日光と同意だが、ここでは霊...
【四字熟語】 上下一心 【読み方】 しょうかいっしん 【意味】 身分の上下にかかわらず一致団結すること。身分の上の者も下の者も心を一つにする。また心を一つにして事に当たること。 【典拠・出典】 『淮南子』「詮言訓」 【類...
【四字熟語】 上援下推 【読み方】 じょうえんかすい 【意味】 適任者として上から引き立てられ、下からも推されること。 【語源・由来】 「援」は引き上げること。「推」はすすめる、おすという意味。 【典拠・出典】 『易経』...
【四字熟語】 春和景明 【読み方】 しゅんわけいめい 【意味】 穏やかでひざしが明るい春の陽気のこと。 【語源・由来】 「春和」は和らいだ春という意味。「景明」はひざしが明るいこと。 【典拠・出典】 范仲淹「岳陽楼記」 ...
【四字熟語】 駿足長阪 【読み方】 しゅんそくちょうはん 【意味】 すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。 【語源・由来】 陸厥の文より。「駿足」は足の速いすぐれた馬のこと。「長阪」は長い坂道...
【四字熟語】 春愁秋思 【読み方】 しゅんしゅうしゅうし 【意味】 春の日の物憂さと秋の日の物思い。気候のいいときになんとなく気がふさぐこと。また、いつも心に悲しみや悩みを抱いていること。 【語源・由来】 「春愁」は春の...
【四字熟語】 蓴羹鱸膾 【読み方】 じゅんこうろかい 【意味】 故郷を懐かしく思う情。 【語源・由来】 「蓴羹」は蓴菜(じゅんさい)の吸い物(羹あつもの)。「鱸膾」は鱸の切り身料理(膾なます)。晋の張翰が故郷の料理である...
【四字熟語】 春蛙秋蝉 【読み方】 しゅんあしゅうぜん 【意味】 無用の言論。 【語源・由来】 春のかえると秋のせみ。どちらもやかましく鳴きわめく。人間のわめきちらすのも春のかえるや秋のせみのようなものだという意味。 【...
【四字熟語】 株連蔓引 【読み方】 しゅれんまんいん 【意味】 株やつるがつらなっているように、関係した者が残らず罰せられること。 【語源・由来】 「株連」は一人の罪の罰が数人をまきぞえにすること。「蔓引」は互いに引き連...
【四字熟語】 珠聯璧合 【読み方】 しゅれんへきごう 【意味】 りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。転じて、新婚を祝う語として用いられる。 【語源・由来】 「珠」と「璧」が連合するという意味。「珠」も「璧」も玉の意味。...
【四字熟語】 朱墨爛然 【読み方】 しゅぼくらんぜん 【意味】 学問や研究に専念することのたとえ。 【語源・由来】 読書するのに朱色の墨で書き入れするので本が真っ赤になる。「朱墨」は朱色の墨。「爛然」はあざやかで美しいさ...
【四字熟語】 手舞足踏 【読み方】 しゅぶそくとう 【意味】 うれしくて思わず小躍りすることのたとえ。躍り上がって大喜びすることの形容。両手で舞い、両足で飛び跳ねるという意味。 【典拠・出典】 『詩経』「周南・関雎・大序...
【四字熟語】 酒嚢飯袋 【読み方】 しゅのうはんたい 【意味】 無知無能の人。 【語源・由来】 「酒嚢」は酒を入れるかめ。「飯袋」はめしを入れる袋。人間もただ酒を飲むだけ、飯を食うだけでは酒がめや飯ぶくろと変わらない。転...
【四字熟語】 殊塗同帰 【読み方】 しゅとどうき 【意味】 帰着するところは同じだが、そこに至る道が異なること。 【語源・由来】 「同帰」は同じところに行きつくこと。「殊」は異なるという意味。「塗」は「途」と同じで、道の...
【四字熟語】 出将入相 【読み方】 しゅっしょうにゅうしょう 【意味】 文武の才を兼ね備えた人物のたとえ。朝廷から出れば将軍として軍を指揮し、朝廷の中にいれば宰相として力を発揮する。 【典拠・出典】 『旧唐書』「李徳裕伝...
【四字熟語】 出谷遷喬 【読み方】 しゅっこくせんきょう 【意味】 出世すること。 【語源・由来】 春になって鳥が谷から出て(出谷)、高い木に移る(遷喬)という意味。転じて人が低い地位から高い地位にのぼること、出世の意味...
【四字熟語】 朮羹艾酒 【読み方】 じゅっこうがいしゅ 【意味】 朮でつくった羹(吸い物)とよもぎがはいった酒のこと。 【語源・由来】 「朮」は薬草の名。また、「艾」はよもぎ。昔、洛陽の人たちが五月の節句を祝うためにつく...
【四字熟語】 寿則多辱 【読み方】 じゅそくたじょく 【意味】 長生きをするということは、それだけ恥をかくことも多いということ。 【語源・由来】 「寿」は長生き、長生きをすること。 【典拠・出典】 『荘子』「天地」 寿則...
【四字熟語】 朱唇皓歯 【読み方】 しゅしんこうし 【意味】 美人の形容。 【語源・由来】 赤いくちびると白い歯の意味から。「皓」は白い。 【典拠・出典】 『楚辞』「大招」 【類義語】 ・蛾眉皓歯(がびこうし) ・朱脣榴...
【四字熟語】 珠襦玉匣 【読み方】 しゅじゅぎょっこう 【意味】 美しいもののたとえ。黄金の糸で珠玉を縫い合わせて作った短衣と玉を飾りつけた美しい箱の意味。昔、帝王や諸侯など高貴な人の死を送るのに用いた。 【語源・由来】...
【四字熟語】 輸攻墨守 【読み方】 しゅこうぼくしゅ 【意味】 攻める方も守る方も知略を尽くすたとえ。公輸般(盤ともいう)が強く攻め墨子が固く守るという意味。「輸」は魯国の名工で城を攻める兵器の雲梯(雲まで届くはしご)を...
【四字熟語】 夙夜夢寐 【読み方】 しゅくやむび 【意味】 朝早くから夜おそくまで。また、寝てもさめても、終日絶えずということ。 【語源・由来】 朝早くから夜寝て夢の中でも思うという意味から。「夙」は早朝、「夢寐」はねて...
【四字熟語】 縮地補天 【読み方】 しゅくちほてん 【意味】 政治上の改革を行うこと。 【語源・由来】 「地」は実際の政治、「天」は政治理念のたとえ。政治を正して、政治理念の不足を補うということ。 【典拠・出典】 『旧唐...
【四字熟語】 夙興夜寝 【読み方】 しゅくこうやしん 【意味】 朝は早く起き、夜は遅く寝て、日夜、職務に精励すること。 【語源・由来】 「夙興」は朝早く起きること。「夜寝」は夜中になって就寝すること。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 縮衣節食 【読み方】 しゅくいせっしょく 【意味】 節約・倹約すること。衣服や食事をはぶき倹約するという意味。 【語源・由来】 「節」ははぶく、倹約するという意味。 【典拠・出典】 陸游「秋穫」 【類義語】...
【四字熟語】 酒甕飯嚢 【読み方】 しゅおうはんのう 【意味】 無知無能の人。 【語源・由来】 「酒甕」は酒を入れるかめ。「飯嚢」はめしを入れる袋。人間もただ酒を飲むだけ、飯を食うだけでは酒がめや飯ぶくろと変わらない。転...
【四字熟語】 戢鱗潜翼 【読み方】 しゅうりんせんよく 【意味】 志を抱いて時機の到来をじっと待つたとえ。 【語源・由来】 「戢」はおさめるという意味で、「戢鱗」は竜がうろこをつぼめてじっとしていること、「潜翼」は鳥が羽...
【四字熟語】 衆妙之門 【読み方】 しゅうみょうのもん 【意味】 万物の出てくる根源。 【語源・由来】 「衆」は多くの意味。「妙」はすぐれた、ふしぎ、神妙という意味。「衆妙」は多くのすぐれた道理の意味で、「衆妙之門」はそ...
【四字熟語】 聚蚊成雷 【読み方】 しゅうぶんせいらい 【意味】 小さなものも、たくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口をそろえて言いたてて、害悪を生じること。 【語源・由来】 「聚」は集まるという意...
【四字熟語】 十年一剣 【読み方】 じゅうねんいっけん 【意味】 長年武芸の修養をつんで、力を発揮する機会を待つこと。 【語源・由来】 十年の間、一ふりの剣を磨き続けるという意味から。 【典拠・出典】 賈島「剣客」 十年...
【四字熟語】 終南捷径 【読み方】 しゅうなんしょうけい 【意味】 終南山には仕官への近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。終南山に隠居して隠者のふりをすると名を世に知られ士官の道が得やすいという...
【四字熟語】 獣蹄鳥跡 【読み方】 じゅうていちょうせき 【意味】 世の中が乱れてけものや鳥が横行すること。 【語源・由来】 「獣蹄」はけもののあしあと。「鳥跡」は鳥のあしあと。 【典拠・出典】 『孟子』「滕文公・上」 ...
【四字熟語】 舟中敵国 【読み方】 しゅうちゅうてきこく 【意味】 自分の味方だと思っていた側近や親近者がそむき離れるたとえ。味方でも敵になることがあるということ。 【語源・由来】 同じ舟に乗っている者は利害が同じである...
【四字熟語】 衆酔独醒 【読み方】 しゅうすいどくせい 【意味】 周囲の人はみな道をはずれており、自分だけが正しいということ。 【語源・由来】 多くの人が酔っぱらっているが、自分独りだけ醒めているという意味から。 【典拠...
【四字熟語】 修身斉家 【読み方】 しゅうしんせいか 【意味】 自身の身を修め行いを正し円満な家庭を築くこと。 【語源・由来】 「修身」は心がけや身の行いを正しくする。「斉家」は家を整え治める。「斉」はととのえるという意...
【四字熟語】 袖手傍観 【読み方】 しゅうしゅぼうかん 【意味】 何もしないでそばで見ていること。ただ傍らで見ているだけで成り行きにまかせるという意味。また、思案にくれるさま。 【語源・由来】 「袖手」は袖の中に手を入れ...
【四字熟語】 獣聚鳥散 【読み方】 じゅうしゅうちょうさん 【意味】 統率や規律のとれていない集まりのたとえ。けもののように集まり、鳥のように散り行くという意味。 【語源・由来】 鳥やけものは集まるのも散り行くにも無秩序...
【四字熟語】 聚散十春 【読み方】 しゅうさんじっしゅん 【意味】 別離のあとまたたくまに歳月が経過したということ。 【語源・由来】 「聚」は人々の集まり・なかまという意味。「十春」は十年という意味。 【典拠・出典】 杜...
【四字熟語】 修己治人 【読み方】 しゅうこちじん 【意味】 自分に徳を積んで世を治めること。自己を修養して徳を積み、その徳で人々を感化して世を安らかに治めること。 【典拠・出典】 朱熹「大学章句」<序> 修己治人(しゅ...
【四字熟語】 十五志学 【読み方】 じゅうごしがく 【意味】 十五歳で学問の道にこころざす。 【語源・由来】 「志学」は学問をしようと決意すること。孔子が自分の生涯を述懐した語。孔子のこの語から、「志学」は十五歳を意味す...
【四字熟語】 秋高馬肥 【読み方】 しゅうこうばひ 【意味】 空高く澄み渡ったさわやかな秋の季節をいう。秋の空が高く澄み渡り、馬も食欲が盛んでよく肥えるという意味。 【語源・由来】 もとは中国北方の騎馬民族が中国に攻め入...
【四字熟語】 秋毫之末 【読み方】 しゅうごうのすえ 【意味】 ほんの少し。ごく小さい微細なものをいう。 【語源・由来】 「秋毫」は秋に生えかわって出てくる動物の細い毛、「末」はその細い毛の末端のこと。転じて、きわめてわ...
【四字熟語】 羞月閉花 【読み方】 しゅうげつへいか 【意味】 美しい女性のこと。 【語源・由来】 「羞」は恥らうという意味。あまりの美しさに、月も羞じらい花も閉じてしまうという意味。 【典拠・出典】 楊果「采蓮女曲」 ...
【四字熟語】 愁苦辛勤 【読み方】 しゅうくしんきん 【意味】 非常に憂え苦しむこと。また、その苦しみ。 【語源・由来】 「愁苦」は憂え苦しむという意味。 【典拠・出典】 白居易「王昭君」 愁苦辛勤(しゅうくしんきん)の...
【四字熟語】 羞花閉月 【読み方】 しゅうかへいげつ 【意味】 美人の容姿のすぐれてうるわしいこと。 【語源・由来】 あまりの美しさに花を恥じらわせ、月も恥じらい隠れる意から。 【典拠・出典】 楊果「采蓮女曲」 【類義語...
【四字熟語】 衆寡不敵 【読み方】 しゅうかふてき 【意味】 少数は多数にかなわない。戦争の勝負では人数が多いほうが有利であるということ。 【語源・由来】 「衆」は多数、「寡」は少数という意味。「不敵」は敵対できないとい...
【四字熟語】 秀外恵中 【読み方】 しゅうがいけいちゅう 【意味】 容姿が美しく心もやさしいこと。また、外見が立派で心もさといこと。女性についていう語。 【語源・由来】 「秀外」は外にあらわれた容貌が美しいこと。「恵中」...
【四字熟語】 拾遺補闕 【読み方】 しゅういほけつ 【意味】 見逃している過失をみつけて、それを正し補うこと。 【語源・由来】 「拾遺」は君主が気づかない過失を見つけること。「補闕」は天子の過失を正すという意味。 【典拠...
【四字熟語】 煮豆燃萁 【読み方】 しゃとうねんき 【意味】 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。 【語源・由来】 「煮豆」は豆殻のことで、「燃萁」は豆殻を燃やす意味。中国三国時代、魏の曹丕・曹植の兄弟はともに詩才に恵まれてい...
【四字熟語】 寂光浄土 【読み方】 じゃっこうじょうど 【意味】 仏の住んでいる世界。また、仏道に励んで究極の悟りに達した境界のこと。 【語源・由来】 「寂」は真理の静寂、「光」は真知の光照。「浄土」は汚れのない国。 【...
【四字熟語】 舎短取長 【読み方】 しゃたんしゅちょう 【意味】 短所や欠点をすてて、長所を伸ばすこと。また、つまらないものを排除して、よいものを取りあげること。 【語源・由来】 「舎」は「捨」と同じで、短所を捨て、長所...
【四字熟語】 射石飲羽 【読み方】 しゃせきいんう 【意味】 精神を集中して必死の思いで事にのぞめば、どんな困難なことでもできるということ。 【語源・由来】 「射石」は矢で石を射ること。「飲羽」は矢の羽の部分まで深くつき...
【四字熟語】 車水馬竜 【読み方】 しゃすいばりょう 【意味】 車馬の往来のにぎやかなさま。非常ににぎわっているさま。 【語源・由来】 車は流れる水のようにとめどなく、馬は竜のようにつらなっているという意味。 【典拠・出...
【四字熟語】 社稷之守 【読み方】 しゃしょくのまもり 【意味】 国家の守りとなる臣。 【語源・由来】 「社稷」は土地の神と五穀の神。昔、天子は宮殿の右にその二神を、左に先祖のみたまを祭ったことから転じて、「国家」という...
【四字熟語】 社稷之臣 【読み方】 しゃしょくのしん 【意味】 国家の重臣。 【語源・由来】 「社」は土地の神、「稷」は五穀の神で、ともに国家の重要な守り神。「社稷」は転じて国家という意味。 【典拠・出典】 『礼記』「壇...
【四字熟語】 射将先馬 【読み方】 しゃしょうせんば 【意味】 目的を達成するためには、まず相手がよりどころとしているものを攻めるのがよいということ。 【語源・由来】 馬上の武将を射とめるには、まず乗っている馬を射るのが...
【四字熟語】 車載斗量 【読み方】 しゃさいとりょう 【意味】 人や物の数や量が多くてはかりきれないことのたとえ。 【語源・由来】 車に載せ、ますで量るという意味。「斗」はます、「量」ははかるという意味。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 寂滅為楽 【読み方】 じゃくめついらく 【意味】 迷いから解放された悟りの境地に、真の安楽があるということ。 【語源・由来】 仏教語。「寂滅」は「涅槃」と同義で、煩悩を捨て去った悟りの境地のこと。 【典拠・...
【四字熟語】 釈根灌枝 【読み方】 しゃくこんかんし 【意味】 大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。 【語源・由来】 「釈」はすてるという意味。...
【四字熟語】 社燕秋鴻 【読み方】 しゃえんしゅうこう 【意味】 出会ったかと思うとまたすぐ別れることのたとえ。 【語源・由来】 「社燕」は春の社日(立春から五番目の戊の日)に来て、秋の社日(立春から五番目の戊の日)に飛...
【四字熟語】 車胤聚蛍 【読み方】 しゃいんしゅうけい 【意味】 苦学のたとえ。 【語源・由来】 車胤は蛍を集めてその光で読書した。「車胤」は東晋の人。「聚」は集める。車胤は若いとき勤勉であったが貧乏で夏には蛍を集めて袋...
【四字熟語】 慈母敗子 【読み方】 じぼはいし 【意味】 教育には時には厳しさが必要なたとえ。母親が慈愛に満ち溢れすぎていると、その子はかえって親不孝な道楽者ができる。甘いだけの母親にはわがままな甘えた子ができる。 【語...
【四字熟語】 徙木之信 【読み方】 しぼくのしん 【意味】 約束を実行するたとえ。とくに政府は法の権威と信用を人民に示すべきであるということ。 【語源・由来】 秦の商鞅(しょうおう)が法の改正にあたって都の...
【四字熟語】 子墨兎毫 【読み方】 しぼくとごう 【意味】 文人。詩文をつくる人。 【語源・由来】 「子墨」は墨を擬人視していう。「子」は男子の敬称。「兎毫」はうさぎの毛で作った筆。 【典拠・出典】 『本朝文粋』 【類義...
【四字熟語】 子墨客卿 【読み方】 しぼくかくけい 【意味】 詩文を作る人。文人。 【語源・由来】 「子墨」は墨のこと。墨を擬人化した表現。「子」は男子の敬称。「客卿」は他国からきて高官として滞在している者。 【典拠・出...
【四字熟語】 資弁捷疾 【読み方】 しべんしょうしつ 【意味】 生まれつき弁舌が巧みで、行動がすばやいこと。 【語源・由来】 「資弁」は生まれつき弁舌が達者なこと。「捷疾」ははやい、すばやいこと。 【典拠・出典】 『史記...
【四字熟語】 慈悲忍辱 【読み方】 じひにんにく 【意味】 いつくしみの心が深く、どんな苦難も耐えしのぶこと。仏教語で、僧として必ず守るべき道をいう。 【語源・由来】 「慈悲」は衆生(しゅじょう)をいつくしむ心。「忍辱」...
【四字熟語】 舐犢之愛 【読み方】 しとくのあい 【意味】 親が子をむやみに愛すること。 【語源・由来】 「舐」はなめるという意味。「犢」は牛の子。 【典拠・出典】 『後漢書』「楊彪伝」 【類義語】 ・老牛舐犢(ろうぎゅ...
【四字熟語】 紫電清霜 【読み方】 しでんせいそう 【意味】 容姿がすぐれて節操の固い形容。紫の電光のようにすぐれて光り輝き、清く白い霜のようにきりっとひきしまっていること。物事の様子や人物などについていう。 【語源・由...
【四字熟語】 耳提面命 【読み方】 じていめんめい 【意味】 懇切に教え諭すことのたとえ。耳に口を近づけ面と向かって教え諭すという意味。 【語源・由来】 「耳提」は耳を引っ張り上げることから。「面命」は目の当たりに命ずる...
【四字熟語】 疾風勁草 【読み方】 しっぷうけいそう 【意味】 苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。 【語源・由来】 「疾風」は激しい風、「勁草」は強い草。激しい風が吹いてはじめて強い草であるこ...
【四字熟語】 実事求是 【読み方】 じつじきゅうぜ 【意味】 事実の実証にもとづいて物事の真理を追求すること。 【語源・由来】 「実事」はほんとうのこと・事実、「求是」はまこと・真実を求めるという意味。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 十死一生 【読み方】 じっしいっしょう 【意味】 ほとんど助かる見込みのないところをかろうじて命拾いすること。 【典拠・出典】 『漢書』「孝宣許皇后伝」 【類義語】 ・九死一生(きゅうしいっしょう) 十死一...
【四字熟語】 疾言遽色 【読み方】 しつげんきょしょく 【意味】 落ち着きがないこと。早口でしゃべり、あわてた顔つきをすること。 【語源・由来】 「疾」は早い。「遽」はあわてふためくこと。「色」は顔色をいう。 【典拠・出...
【四字熟語】 日月逾邁 【読み方】 じつげつゆまい 【意味】 月日がどんどん過ぎていくこと。また、年老いて死期が近くなること。 【語源・由来】 「日月」は時間のこと。「逾」「邁」はともに、過ぎる、経過するという意味。 【...
【四字熟語】 悉皆成仏 【読み方】 しっかいじょうぶつ 【意味】 生きとし生ける一切の有情のものが、すべて成仏すること。 【語源・由来】 仏教の語。「悉皆」はすべて、ことごとくの意味。 【典拠・出典】 安然「斟定草木成仏...
【四字熟語】 詩腸鼓吹 【読み方】 しちょうのこすい 【意味】 詩を作る情をかきたてるうぐいすの声をいう。 【語源・由来】 「詩腸」は詩を作る情。「鼓吹」は太鼓や笛を鳴らすという意味から勢いづける、鼓舞するという意味。中...
【四字熟語】 視聴言動 【読み方】 しちょうげんどう 【意味】 見ること、聞くこと、言うこと、行動すること。またこの四者を慎むこと。 【語源・由来】 顔回の問いに対して孔子が「礼に基づかないものは見ても聞いても言っても行...
【四字熟語】 史籀大篆 【読み方】 しちゅうだいてん 【意味】 史籀が大篆という書体を作った。 【語源・由来】 「史籀」は周の宣王のときの史官でそれまでの古文を改変して大篆という書体を作ったとされる。「大篆」は書体の名。...
【四字熟語】 死中求活 【読み方】 しちゅうきゅうかつ 【意味】 死ぬ覚悟で難関を切り抜ける。絶体絶命の窮地の中でも生き延びる方法を考えるという意味。 【語源・由来】 「死中」は死を待つしかないような状況。「求活」は活路...
【四字熟語】 七歩八叉 【読み方】 しちほはっさ 【意味】 詩文を作るすぐれた才能。七歩あるく間に詩を作り、八たび手を腕組みする間に賦を作るという意味。 【語源・由来】 「七歩」は七歩あるく間に詩を作ったという魏の曹植の...
【四字熟語】 七歩之才 【読み方】 しちほのさい 【意味】 すぐれた詩文をすばやく作る才能。「七歩」は七歩歩くこと。 中国三国時代、魏の曹丕・曹植の兄弟はともに詩才に恵まれていた。父曹操の死後、即位して文帝となった曹丕は...
【四字熟語】 七種菜羹 【読み方】 しちしゅのさいこう 【意味】 七種の野菜の汁物。または、七草がゆ。陰暦一月七日にこれを食べる。 【語源・由来】 「菜羹」は野菜の汁物。 【典拠・出典】 『遵生八牋』 七種菜羹(しちしゅ...
【四字熟語】 七十古稀 【読み方】 しちじゅうこき 【意味】 七十歳の高齢まで生きられるのは古来より稀である。 【語源・由来】 中国古代では七十歳まで生きる人は稀であったからいう。出典の詩から「古稀」は七十歳をいう。「人...
【四字熟語】 七嘴八舌 【読み方】 しちしはちぜつ 【意味】 意見の多いこと。またあちこちから意見の出ること。七つのくちばしと八つの舌という意味。 【語源・由来】 「嘴」はくちばし。 【典拠・出典】 袁枚「牘外余言」 七...
【四字熟語】 至大至剛 【読み方】 しだいしごう 【意味】 ものすごく大きくて、ものすごく強い。 【語源・由来】 「至大」はこのうえなく大きい。「至剛」はこのうえなく強い。 限りなく大きくて、どんな力にも屈しない強さをも...
【四字熟語】 志大才疎 【読み方】 しだいさいそ 【意味】 志は大きいが才能が乏しいこと。心に抱く望みは雄大だが才能や力量が伴わないこと。 【語源・由来】 「疎」はまばらなこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「孔融伝」 【...
【四字熟語】 四塞之国 【読み方】 しそくのくに 【意味】 四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。 【語源・由来】 「塞」はふさぐという意味。 【典拠・出典】 『史記』「秦始皇紀」 【類義語】 四塞之...
【四字熟語】 紫髯緑眼 【読み方】 しぜんりょくがん 【意味】 西洋人。また、西洋人の顔の形容。赤茶色のほおひげと青い目という意味。わが国ではオランダ人などを紅毛人、紅毛碧眼などといった。 【典拠・出典】 岑参「胡笳歌」...
【四字熟語】 咫尺之書 【読み方】 しせきのしょ 【意味】 ごく短い手紙のこと。簡単な書状。 【語源・由来】 「咫尺」は周代の長さの単位で、咫は八寸、尺は十寸。転じて、きわめて短い距離や長さをいう。 【典拠・出典】 『史...
【四字熟語】 死生有命 【読み方】 しせいゆうめい 【意味】 人が生まれたり死んだりすることは、天命によって定められたものであり、どうすることもできないということ。 人の運命は、決められていて、変えることはできないという...
【四字熟語】 七縦七擒 【読み方】 しちしょうしちきん 【意味】 敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。 【語源・由来】 「七縦」は七回縦つこと、「七擒」は七回擒えること。 中国、三国時代、蜀の諸葛亮(孔明)が、敵...
【四字熟語】 梓匠輪輿 【読み方】 ししょうりんよ 【意味】 大工と家具職人や車台・車輪を作る職人。 【語源・由来】 「梓匠」は梓人(建具工)と匠人(大工など)のこと。「輪輿」は輪人(車輪を作る職人)と輿人(車台を作る職...
【四字熟語】 事上磨錬 【読み方】 じじょうまれん 【意味】 実際に行動や実践を通して、知識や精神を磨くこと。 【語源・由来】 明の王守仁(陽明)が学問の修養について述べた語。「事上」は実際の行動や業務を遂行しながらとい...
【四字熟語】 耳熟能詳 【読み方】 じじゅくのうしょう 【意味】 何度も繰り返して耳で聞いていると、詳しく説明できるようになる。また、物事を知りつくしていること。 【語源・由来】 「耳熟」は耳になれていること。「能詳」は...
【四字熟語】 四十不惑 【読み方】 しじゅうふわく 【意味】 人は、四十歳になると、自分の生きてきた道に自信を持ち、あれこれ迷わなくなるということ。 【語源・由来】 自分の学問に自信をもち、自分の向かう方向が妥当であると...
【四字熟語】 刺字漫滅 【読み方】 しじまんめつ 【意味】 長いあいだ人を訪問しない。 【語源・由来】 名刺をポケットに入れたまま、長いあいだ使用しないために文字がすり汚れて見えなくなるという意味。「刺字」は名刺の字、名...
【四字熟語】 舐痔得車 【読み方】 しじとくしゃ 【意味】 卑しい行為をしてまで大きな利益を得る行為を揶揄する場合に用いる。 【語源・由来】 「舐痔」は痔疾を舐めること。「得車」は車を手に入れること。中国宋の曹商が使者と...
【四字熟語】 志士仁人 【読み方】 ししじんじん 【意味】 志のある人や仁徳者。学徳ともにそなえた立派な人。 【語源・由来】 「志士」は道や学問に志をもつ人、「仁人」は徳のある人。 【典拠・出典】 『論語』「衛霊公」 志...
【四字熟語】 思索生知 【読み方】 しさくせいち 【意味】 筋道を立ててよく考えれば、知恵は生まれてくるということ。 【語源・由来】 「思索」は筋道をたどって考えること。「生知」は知恵・知識が生じること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 而今而後 【読み方】 じこんじご 【意味】 今からのち。これから。今この瞬間から先の未来を指す言葉。 【典拠・出典】 『論語』「泰伯」 【類義語】 ・自今以後(じこんいご) 而今而後(じこんじご)の使い方 ...
【四字熟語】 四荒八極 【読み方】 しこうはっきょく 【意味】 世界の隅々まで。世界のあらゆる場所のこと。 【語源・由来】 「四荒」は四方の果てのえびすの住む地。「八極」は八方の遠方の地。 【典拠・出典】 白居易「新楽府...
【四字熟語】 師曠之聡 【読み方】 しこうのそう 【意味】 耳が鋭敏なことのたとえ。師曠のように耳がさといという意味。 【語源・由来】 師曠は春秋時代の晋の楽師で、音楽をよく聞き分け、精通しているばかりでなく、音によって...
【四字熟語】 豕交獣畜 【読み方】 しこうじゅうちく 【意味】 豚なみにあしらい、獣なみに養う。礼をもって人を待遇せず、獣や家畜と同じようにとりあつかうこと。 【語源・由来】 「豕交」は豚とみなして交わること。「獣畜」は...
【四字熟語】 舐糠及米 【読み方】 しこうきゅうまい 【意味】 被害がだんだん拡大すること。 【語源・由来】 「舐糠」は糖を舐めること。穀象虫(米につく虫)が外側の糠をなめてしまうと次には中身の米を食うようになり、害を及...
【四字熟語】 子建八斗 【読み方】 しけんはっと 【意味】 詩文の才能がとてつもなくあること。すばらしい才能を褒め称えること。 【語源・由来】 「子建」は魏の曹植の字(あざな)。「斗」は容量の単位。十斗で一石。中国六朝時...
【四字熟語】 子見南子 【読み方】 しけんなんし 【意味】 礼の道を守るために、周りに惑わされず自分の考えを信じること。 【語源・由来】 衛の国王霊公に招きに応じたとき、孔子は国王夫人の南子に謁見することが礼の道であると...