賞罰之柄【しょうばつのへい】の意味と使い方や例文(出典)
【四字熟語】 賞罰之柄 【読み方】 しょうばつのへい 【意味】 賞罰を行う権力のこと。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「義賞」 賞罰之柄(しょうばつのへい)の使い方 賞罰之柄(しょうばつのへい)の例文 彼は賞罰之柄を持って...
【四字熟語】 賞罰之柄 【読み方】 しょうばつのへい 【意味】 賞罰を行う権力のこと。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「義賞」 賞罰之柄(しょうばつのへい)の使い方 賞罰之柄(しょうばつのへい)の例文 彼は賞罰之柄を持って...
【四字熟語】 継体之君 【読み方】 けいたいのきみ 【意味】 君主の位を継ぐ正統の君。皇太子。よつぎ。 【語源・由来】 「継体」は、君主の位を受けつぐこと。あとつぎ。よつぎ。 【典拠・出典】 - 継体之君(けいたいのきみ...
【四字熟語】 懐才不遇 【読み方】 かいさいふぐう 【意味】 才能がありながら、世に認められないこと。運がわるく、地位や境遇に恵まれないこと。 【語源由来】 「不遇」は、時に遇わないこと。運がわるく才能にふさわしい地位や...
【四字熟語】 野無遺賢 【読み方】 やむいけん 【意味】 すぐれた人物はすべて官について民間に残っていない。人材が集まって正しい政治が行われていることをいう。 【語源・由来】 「野」は民間の意。 【典拠・出典】 「書経」...
【四字熟語】 名君賢相 【読み方】 めいくんけんしょう 【意味】 賢明な君主と大臣。すぐれて立派な政治的指導者をいう。 【語源・由来】 「明君」は、賢明ですぐれた君主。「賢相」は、賢明な宰相。すぐれた大臣。 【典拠・出典...
【四字熟語】 暴君暴利 【読み方】 ぼうくんぼうり 【意味】 乱暴で、人の道にはずれた行為をして、人民をしいたげ、苦しめる君主と役人。 【語源・由来】 「暴君」は、乱暴で道にはずれた行為をして、民をしいたげる君主と役人。...
【四字熟語】 白虹貫日 【読み方】 はくこうかんじつ 【意味】 白色の虹が太陽を貫く現象。真心が天に通じたときに現れるという。また、君主(太陽)が兵(白色の虹)に危害を加えられる兆候、革命の起きる前兆を表すともいう。 【...
【四字熟語】 大官貴顕 【読み方】 たいかんきけん 【意味】 地位や身分が高く、世に知られている人。 【語源・由来】 「大官」は、地位の高い官僚。「貴顕」は、身分が高く、世に知られていること。また、その人。 【典拠・出典...
【四字熟語】 大政奉還 【読み方】 たいせいほうかん 【意味】 政権を天皇に返上すること。慶応3年(1867)10月14日、江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜 (とくがわよしのぶ) が政権を朝廷に返上することを申し入れ、朝廷...
【四字熟語】 大政復古 【読み方】 たいせいふっこ 【意味】 昔のように、天皇が行う政治体制にかえすこと。 【語源・由来】 「大政」は天下の政治。特に天皇が行う政治をいう。「復古」は、過去の思想や伝統などに根拠を求め、昔...
【四字熟語】 七生報国 【読み方】 しちしょうほうこく 【意味】 幾度もこの世に生まれ変わり、国の恩に報いること。国の恩を非常に感じていることのたとえ。 【語源・由来】 「七生」は、仏教で、七たび(幾度も)生まれ変わるこ...
【四字熟語】 慷慨忠直 【読み方】 こうがいちゅうちょく 【意味】 国家や主君への忠義心から、世の不義・不正を憤り嘆くこと。 【語源・由来】 「慷慨」は、世の不義・不正を憤り嘆く。「慷」「慨」ともに、嘆く。「忠直」は忠義...
【四字熟語】 孤影飄零 【読み方】 こえいひょうれい 【意味】 資産や地位、身分などを失い、孤独でさびしげな様子。 【語源・由来】 「孤影」はただ一人でさびしそうな姿。「飄零」は落ちぶれてさまようこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 隙穴之臣 【読み方】 げきけつのしん 【意味】 敵に内通する家来。 【語源・由来】 「隙穴」は、すきま。あな。 【典拠・出典】 - 隙穴之臣(げきけつのしん)の使い方 隙穴之臣(げきけつのしん)の例文 とも...
【四字熟語】 賢君忠臣 【読み方】 けんくんちゅうしん 【意味】 賢く英明な君主や、忠義の心を持った家臣。 【語源・由来】 「賢君」は、賢い君主。「忠臣」は、忠義にあふれた家臣。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・賢良方...
【四字熟語】 閨閤之臣 【読み方】 けいこうのしん 【意味】 近侍の臣。主君の近くにつかえる臣。 【語源・由来】 「閨閤」は、寝所。ねや。 【典拠・出典】 - 閨閤之臣(けいこうのしん)の使い方 閨閤之臣(けいこうのしん...
【四字熟語】 君子殉名 【読み方】 くんしじゅんめい 【意味】 立派な人は、名誉のために自身を犠牲にする。 【語源・由来】 「君子」は、高い身分の人。人格が立派な人。徳が高くて品位のそなわった人。「殉名」は名誉のために、...
【四字熟語】 勤王攘夷 【読み方】 きんのうじょうい 【意味】 天皇に忠勤を尽くし、外国人を追い払うこと。江戸末期、勤王の志士が唱えた主張。 【語源由来】 「勤王」は、天皇に忠義を尽くすこと。「攘夷」は、異民族を追い払う...
【四字熟語】 勤王討幕 【読み方】 きんのうとうばく 【意味】 天皇に忠勤を尽くし、幕府を打ち倒すこと。 【語源由来】 「勤王」は、天皇に忠義を尽くすこと。「討幕」は、徳川幕府を打ち倒すこと。 【典拠・出典】 - 勤王討...
【四字熟語】 規制緩和 【読み方】 きせいかんわ 【意味】 行政当局による産業や経済に関する規制を廃止したり緩めたりすること。経済のサービス化や活性化を推し進めるため、規制緩和は世界的な潮流となっている。 【語源由来】 ...
【四字熟語】 貴顕紳士 【読み方】 きけんしんし 【意味】 身分が高く、名声もあり、人格的にもすぐれている紳士。 【語源由来】 「貴顕」は、身分が高く、名声もあること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・紳士淑女(しんし...
暗黒時代の意味(対義語) 【四字熟語】 暗黒時代 【読み方】 あんこくじだい 【意味】 政治や経済が乱れおとろえ、文化や道徳が堕落し停滞している時代のこと。また、戦乱の時代。人権の抑圧されている時代。 【典拠・出典】 -...
【四字熟語】 和羹塩梅 【読み方】 わこうあんばい 【意味】 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。 【語源・由来】 種々の物をまぜ合わせて、味を調和させてつくった吸い物(あつもの)は、塩と、酸味をつける...
【四字熟語】 烈士徇名 【読み方】 れっしじゅんめい 【意味】 道理のとおった正しい行いをする人は名誉のために命をかける。利益や地位などで動かされることなく道理を押し通して名誉を守るということ。 【語源・由来】 「烈士」...
【四字熟語】 礪山帯河 【読み方】 れいざんたいが 【意味】 永久に変わらない堅い誓約のたとえ。また、国が永遠に栄え安泰であるたとえ。たとえ広い黄河が帯のように細くなり、高い泰山がすりへって砥石のように平らになるようなこ...
【四字熟語】 竜舟鳳艒 【読み方】 りょうしゅうほうぼう 【意味】 天子の乗る舟。また美しい船。 【語源・由来】 「竜舟」「鳳艒」はともに天子の乗る舟。「竜」「鳳」は天子を象徴する。「舟」は大船。「艒」は小舟。 【典拠・...
【四字熟語】 竜興致雲 【読み方】 りょうこうちうん 【意味】 聖徳ある天子が立つと賢明な臣下があらわれるたとえ。竜が奮い興って雲を湧き起こす意。 【語源・由来】 「致」はもたらす意。ここでは湧き起らせる意。 【典拠・出...
【四字熟語】 梁冀跋扈 【読み方】 りょうきばっこ 【意味】 後漢の梁冀は朝廷でおごり高ぶり「跋扈将軍」と呼ばれた。 【語源・由来】 「梁冀」は後漢の大将軍。「跋扈」は強くわがままに振る舞うこと。また、臣下が権力を握って...
【四字熟語】 乱臣賊子 【読み方】 らんしんぞくし 【意味】 国を乱す悪臣と親に背く子供。 【語源・由来】 「乱臣」は主君に背いて国を乱す家臣のこと。「賊子」は親不孝な子供の意。不忠不孝の者をいう。 【典拠・出典】 『孟...
【四字熟語】 濫竽充数 【読み方】 らんうじゅうすう 【意味】 無能の者が才能のあるように見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。 【語源・由来】 「濫」はむやみやたらにの意。「竽」は笛。「濫竽」はみ...
【四字熟語】 翼覆嫗煦 【読み方】 よくふうく 【意味】 翼で包み抱き温める。転じて、いつくしむこと、愛撫すること。親が子を、為政者が人民を、男が女をいつくしむ。 【語源・由来】 「翼覆」は翼でおおうこと。「嫗煦」は温め...
【四字熟語】 養生喪死 【読み方】 ようせいそうし 【意味】 生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。孟子は人民にこのことを遺憾のないようにさせることが王道政治の始めであるとした。 【語源・由来】 「養生」は...
【四字熟語】 用行舎蔵 【読み方】 ようこうしゃぞう 【意味】 出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。 【語源・由来】...
【四字熟語】 右賢左戚 【読み方】 ゆうけんさせき 【意味】 親戚のものを低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。漢代は右を尊ぶのに対し、左をいやしいものとした。 【語源・由来】 「戚」は親戚・一族・みうち...
【四字熟語】 問鼎軽重 【読み方】 もんていけいちょう 【意味】 その人の権威・実力を疑うこと。君主の地位をねらう野心のあること。 【語源・由来】 「鼎」は皇帝の宝物とされた三本脚と二つの耳をつけた銅器。 天下をねらう楚...
【四字熟語】 本領安堵 【読み方】 ほんりょうあんど 【意味】 鎌倉・室町時代、幕府や大名がその支配下にある者に対して、ある特定の領地が間違いなくその領地であることを承認し証明の書面を出すこと。 【典拠・出典】 - 本領...
【四字熟語】 奔南狩北 【読み方】 ほんなんしゅほく 【意味】 天子が難を避けて、南北にのがれること。 【語源・由来】 「奔」は逃げる、「狩」は狩りに行く意。昔は天子が難を避けて逃げることを直言するのを忌んで、「狩」に行...
【四字熟語】 保革伯仲 【読み方】 ほかくはくちゅう 【意味】 保守政党と革新政党の議員数がほぼ同じ状態。 【語源・由来】 「保」は保守政党、「革」は革新政党のそれぞれ略。「伯」は兄、「仲」は弟。「伯仲」は(兄弟が)お互...
【四字熟語】 鳳凰来儀 【読み方】 ほうおうらいぎ 【意味】 世の中が太平なことのたとえ。 【語源・由来】 「鳳凰」は麒麟とともに、古くから聖天子の世に現れるといわれる瑞鳥。「来儀」は鳳凰が聖徳に感じて飛来し、立派な姿で...
【四字熟語】 鳳凰在笯 【読み方】 ほうおうざいど 【意味】 すぐれた人材が地位に恵まれず民間に埋もれていること。 【語源・由来】 「笯」は鳥籠のこと。鳳凰が鳥籠に閉じこめられているということ。「鳳凰」は聖天子が現れると...
【四字熟語】 鳳凰銜書 【読み方】 ほうおうがんしょ 【意味】 天子の遣わした使者が勅書をたずさえていること。 【語源・由来】 鳳凰が文書を口にくわえているという意味。「鳳凰」は聖天子が世に出ると現れるという瑞鳥。 【典...
【四字熟語】 変法自強 【読み方】 へんぽうじきょう 【意味】 法律や制度を改革して自国を強くすること。 【語源・由来】 「変法」は法律を変えること。「自強」は自分で努め励み強くなること。 【典拠・出典】 - 変法自強(...
【四字熟語】 分憂之寄 【読み方】 ぶんゆうのき 【意味】 国司(諸国におかれた地方官)のこと。 【語源・由来】 「分憂」は憂えを分かつ、共に憂えること。「寄」はつとめ・任務のこと。民衆と憂えを分かつ任務という意味から。...
【四字熟語】 分崩離析 【読み方】 ぶんぽうりせき 【意味】 組織がちりぢりばらばらにくずれること。 【語源・由来】 「分崩」はばらばらにくずれること。「離析」ははなれ別れる、ばらばらになる、分裂するという意味。国が治ま...
【四字熟語】 文恬武嬉 【読み方】 ぶんてんぶき 【意味】 天下太平なこと。 【語源・由来】 「恬」は安らかなことで、文官も武官も心安らかに世の平和を楽しむこと。 【典拠・出典】 韓愈「平淮西碑」 文恬武嬉(ぶんてんぶき...
【四字熟語】 夫里之布 【読み方】 ふりのふ 【意味】 中国古代の税法の一。夫布と里布のこと。 【語源・由来】 「布」は銭のことをいう。夫布は職業のない者に課す税。「里」は居宅に桑麻を植えない者に課す税のこと。 【典拠・...
【四字熟語】 普天率土 【読み方】 ふてんそつど 【意味】 天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。王の領土のこと。 【語源・由来】 「普天」は大空。「率土」は人の行くところ、土地から土地へつづくこと。「普天の下、率...
【四字熟語】 浮雲之志 【読み方】 ふうんのこころざし 【意味】 不正な手段で得た財産や地位は、自分とは関係がないはかないものだという考え方。 【語源・由来】 「浮雲」は空に浮かぶ雲のことで、すぐに散ってしまうはかないも...
【四字熟語】 浮雲翳日 【読み方】 ふうんえいじつ 【意味】 悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。また、邪悪な家臣が君主の英明をおおい善政が行われないこと。 【語源・由来】 浮雲が日光をさえぎるという意味。「...
【四字熟語】 富貴利達 【読み方】 ふうきりたつ 【意味】 富んで位高くなること。立身出世すること。 【語源・由来】 「利達」は利益を得て、高い地位や官職に就くこと。 【典拠・出典】 『孟子』「離婁・下」 富貴利達(ふう...
【四字熟語】 富貴福沢 【読み方】 ふうきふくたく 【意味】 富んで位高く幸福なこと。天が人に与える富貴や恩沢。 【語源・由来】 「富貴」は財産があり、身分が高いこと。「福沢」は幸福とめぐみ。 【典拠・出典】 『近思録』...
【四字熟語】 富貴浮雲 【読み方】 ふうきふうん 【意味】 財産や地位ははかなく頼りにならないものだということ。また。名利に心を動かされることなく、名利など関係がないということ。また、不正をして得た地位は、浮雲のようには...
【四字熟語】 富貴在天 【読み方】 ふうきざいてん 【意味】 富も位も天命によるので人の思うようにはいかないこと。 【典拠・出典】 『論語』「顔淵」 富貴在天(ふうきざいてん)の使い方 富貴在天(ふうきざいてん)の例文 ...
【四字熟語】 富貴栄華 【読み方】 ふうきえいが 【意味】 富んで身分が高く栄えときめくこと。 【語源・由来】 「富貴」は財産があって身分が高いこと。「栄華」は草木が栄え茂ることから、栄ときめくこと。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 布衣之交 【読み方】 ふいのまじわり 【意味】 身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。 【語源・由来】 「布衣」は麻の布で作った庶民の衣服のことで、転じて庶民のこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 貧富貴賤 【読み方】 ひんぷきせん 【意味】 貧しい者と富める者、身分の尊い者と賤しい者。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・貴賎貧富(きせんひんぷ) 貧富貴賤(ひんぷきせん)の使い方 貧富貴賤(ひんぷきせ...
【四字熟語】 牝鶏之晨 【読み方】 ひんけいのしん 【意味】 妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。 【語源・由来】 「牝鶏」はめんどり。「晨」はにわとりが夜明けの時を告げること。王后や王妃が勢力をふるうことで、中国では...
【四字熟語】 飛揚跋扈 【読み方】 ひようばっこ 【意味】 強くてわがままに振る舞うたとえ。また、臣下がのさばり君主をしのぐたとえ。 【語源・由来】 猛々しい鳥が飛び上がり。大きな魚が跳ね上がるという意味。常識や規則など...
【四字熟語】 廟堂之器 【読み方】 びょうどうのき 【意味】 政治をつかさどることができる立派な器量の人物のこと。 【語源・由来】 「廟堂」は宗廟と明堂のことで、古代、宗廟で先祖へまつりごとの報告をし、明堂で群臣と会議を...
【四字熟語】 百里之命 【読み方】 ひゃくりのめい 【意味】 一国の運命。君主から委任されて行う政治のこと。 【語源・由来】 「百里」は中国周代における諸侯の国。百里四方の諸侯の国の政治のことで、当時は諸侯がそれぞれ国を...
【四字熟語】 百年之柄 【読み方】 ひゃくねんのへい 【意味】 後々のことを図る権柄のこと。 【語源・由来】 「百年」は百年間もの長い間のこと。「柄」は支配する力・権力のこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「班彪伝」 百年...
【四字熟語】 百姓一揆 【読み方】 ひゃくしょういっき 【意味】 江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。農村の疲弊や厳しい税の取り立てから逃れようとして起こした。「土一揆」ともいう。 【典拠・出典】 - 百姓一揆(ひゃ...
【四字熟語】 篳路藍縷 【読み方】 ひつろらんる 【意味】 たいへん苦労をして働くこと。貧しく身分の低い身から出発し、困難を乗り越えて事業をはじめること。柴で作った粗末な車とぼろの着物のこと。 【語源・由来】 「篳」はい...
【四字熟語】 版籍奉還 【読み方】 はんせきほうかん 【意味】 各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。 【語源・由来】 「版籍」は土地と人民のこと。「奉還」はお返しするという意味。 【典拠・出典】 - 版籍奉還(はんせき...
【四字熟語】 伴食大臣 【読み方】 ばんしょくだいじん 【意味】 その職にいて実力が伴わない無能な宰相。また、無能な大官や職務を果たさない人のたとえ。 【語源・由来】 「伴食」は正客のお供をしてごちそうになること。相伴。...
【四字熟語】 万乗之君 【読み方】 ばんじょうのきみ 【意味】 兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。 【語源・由来】 「乗」は車を数える数量詞。 【典拠・出典】 『孟子』「公孫丑・上」 【類義語】 ・...
【四字熟語】 伐氷之家 【読み方】 ばっぴょうのいえ 【意味】 位の高い高貴な家柄のこと。 【語源・由来】 昔中国では、卿大夫以上の身分の者だけが、葬祭のとき氷を用いる資格があったことによる。 【典拠・出典】 『大学』 ...
【四字熟語】 発縦指示 【読み方】 はっしょうしじ 【意味】 戦闘において戦いを指揮すること。また、指揮官。猟犬を解き放ち、獲物のいる場所を指示するという意味。 【語源・由来】 項羽を滅ぼし天下を平定した高祖が、将兵を評...
【四字熟語】 白駒空谷 【読み方】 はっくくうこく 【意味】 賢人が登用されず野にあること。 【語源・由来】 「白駒」は白い毛の馬で、賢人のたとえ。「空谷」は人けのない寂しい谷。白毛の馬が寂しい谷にいるという意味。 【典...
【四字熟語】 白板天子 【読み方】 はくはんのてんし 【意味】 晋が南渡して東晋となり、天子がその象徴である国璽なく即位したことから、北人が東晋の天子を呼んだもの。 【語源・由来】 六朝時代、官位を授けるとき白板に命令を...
【四字熟語】 白髪青袗 【読み方】 はくはつせいしん 【意味】 晩年に官を得ること。また、無位の者のこと。 【語源・由来】 「白髪」はしらが、「青袗」は浅黄色のひとえの短い衣服という意味。 【典拠・出典】 『侯鯖録』「七...
【四字熟語】 麦穂両岐 【読み方】 ばくすいりょうき 【意味】 豊作のまえぶれのこと。また、善政のたとえ。 【語源・由来】 「麦穂」は麦の穂。「両岐」は二またに分かれること。麦の穂が二またになって実るという意味。 【典拠...
【四字熟語】 麦秀之歌 【読み方】 ばくしゅうのうた 【意味】 故国の滅亡を嘆くこと。 【語源・由来】 殷の王族であった箕子が殷王朝の滅亡後、殷の故都を過ぎその廃墟に麦が伸びているのを見て悲しみを作った歌。「麦秀」は麦が...
【四字熟語】 麦秀黍離 【読み方】 ばくしゅうしょり 【意味】 亡国の嘆きをいう。 【語源・由来】 殷の王族であった箕子が殷王朝の滅亡後、殷の故都を過ぎその廃墟に麦が伸びているのを見て悲しみを作った歌。「麦...
【四字熟語】 白衣三公 【読み方】 はくいさんこう 【意味】 無位無官の人が出世して、高い位につくこと。 【語源・由来】 「白衣」は庶民の衣服のこと、転じて無位無官の人。「三公」は最も高い三つの位という意味。 中国漢の公...
【四字熟語】 白衣宰相 【読み方】 はくいのさいしょう 【意味】 無位無官の人で宰相のような権勢をもつ人をいう。 【語源・由来】 「白衣」は無位無官の人。 【典拠・出典】 『新唐書』 白衣宰相(はくいのさいしょう)の使い...
【四字熟語】 覇王之輔 【読み方】 はおうのほ 【意味】 最も強くて力がある補佐役のこと。 【語源・由来】 「覇王」は覇者と王者のこと。「輔」はたすけ・力添えという意味。 【典拠・出典】 『史記』「斉太公世家」 【類義語...
【四字熟語】 敗軍之将 【読み方】 はいぐんのしょう 【意味】 失敗して、弁解の資格のない者のこと。戦いに負けた大将のこと。 【語源・由来】 「敗軍の将以て勇を言う可からず」の略。「敗軍の将は兵を語らず」の形で用いること...
【四字熟語】 悖出悖入 【読み方】 はいしゅつはいにゅう 【意味】 道理に反した法令を出せば人民の恨みの声となってはね返ってくる。 【語源・由来】 「悖」はそむく、さからうという意味。 【典拠・出典】 『大学』 悖出悖入...
【四字熟語】 南山捷径 【読み方】 なんざんしょうけい 【意味】 終南山には仕官の近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。 【語源・由来】 「南山」は長安の南にある終南山。「捷径」は最短距離・はやみ...
【四字熟語】 南郭濫吹 【読み方】 なんかくらんすい 【意味】 無能な者が才能があるように見せかけて、よい地位を占めること。また、そのような人。 【語源・由来】 「南郭」は人の名。「濫吹」はみだりに笛を吹くこと。 斉の宣...
【四字熟語】 土豪劣紳 【読み方】 どごうれっしん 【意味】 官僚や軍とはかって農民を搾取する地方豪族や資産家のこと。 【語源・由来】 「土豪」は地方豪族。「劣紳」は卑劣な紳士という意味で、地主や資産家など上流階級をさげ...
【四字熟語】 桐葉知秋 【読み方】 どうようちしゅう 【意味】 わずかな兆しから、物事の衰亡や大勢を察知すること。また、為政者たる者はささいな出来事からも、全体の情勢を予知する能力を持たねばならないということ。 【語源・...
【四字熟語】 銅駝荊棘 【読み方】 どうだけいきょく 【意味】 国の滅亡を嘆くことのたとえ。 【語源・由来】 宮殿が破壊されつくし、銅製のらくだがいばらの中にうち捨てられているのを嘆くという意味。「駝」はらくだ。「荊棘」...
【四字熟語】 道之以徳 【読み方】 どうしいとく 【意味】 国民を指導するには道徳教育が重要であること。 【典拠・出典】 『論語』「為政」 道之以徳(どうしいとく)の使い方 道之以徳(どうしいとく)の例文 家庭での道徳教...
【四字熟語】 党錮之禍 【読み方】 とうこのわざわい 【意味】 政党や党派をつくることからおこるわざわい。 【語源・由来】 「党錮」は党人を禁固するという意味。後漢の末、宦官が政権をほしいままにするのを見て、気骨のある士...
【四字熟語】 同軌同文 【読み方】 どうきどうぶん 【意味】 天下が広く統一されたさま。 【語源・由来】 天下みな同じ文字を使い、同じ車を用いること。 【典拠・出典】 『中庸』「二八章」 【類義語】 ・同文同軌(どうぶん...
【四字熟語】 天門登八 【読み方】 てんもんとうはち 【意味】 仕官して、その頂点に近づけばかえって自分の身を危うくすることのたとえ。 【語源・由来】 晋の陶侃が夢の中で翼で飛び、天の八つの門をくぐり、最後の門をくぐろう...
【四字熟語】 天之暦数 【読み方】 てんのれきすう 【意味】 天のまわりあわせ。天のめぐりの運命。特に、天命をうけて帝位につく運命をいう。 【語源・由来】 もと尭帝が、舜帝に帝位を禅譲するときに語った語。「暦」は清朝の文...
【四字熟語】 天日之表 【読み方】 てんじつのひょう 【意味】 天子となるべき人相をしている。 【語源・由来】 「表」はおもて・顔・人相という意味。「天日」は太陽、天子をいう。 【典拠・出典】 『新唐書』「太宗伝」 天日...
【四字熟語】 天潢之派 【読み方】 てんこうのは 【意味】 皇室。皇族のこと。 【語源・由来】 庾信の文より。「天潢」は天の川、皇族、天子の一族のこと。 【典拠・出典】 天潢之派(てんこうのは)の使い方 天潢之派(てんこ...
【四字熟語】 天顔咫尺 【読み方】 てんがんしせき 【意味】 天子(君主)のおそばに侍ること。 【語源・由来】 「天顔」は天子の顔。「咫」は八寸、「咫尺」は間近な距離のこと。 【典拠・出典】 劉禹錫「望賦」 【類義語】 ...
【四字熟語】 天威咫尺 【読み方】 てんいしせき 【意味】 天子の威光が眼前にあること。天子に近づき恐れ多いこと。 【語源・由来】 「天威」は天帝の威力、天子の威光。「咫」は八寸、「咫尺」は間近な距離のこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 鄭衛桑間 【読み方】 ていえいそうかん 【意味】 国を滅ぼすような下品でみだらな音楽のこと。 【語源・由来】 「鄭」「衛」は中国、春秋時代の国の名。「桑間」は衛の地名。、殷の紂王の作った淫靡な音楽のことでも...
【四字熟語】 陳勝呉広 【読み方】 ちんしょうごこう 【意味】 ものごとの先駆けをなす人のこと。反乱の最初の指導者をもいう。 【語源・由来】 楚の人陳勝と呉広は秦の二世皇帝(紀元前二〇九年)のとき兵を挙げ、秦打倒の口火を...
【四字熟語】 長命富貴 【読み方】 ちょうめいふうき 【意味】 長生きして身分高く裕福であること。 【典拠・出典】 『旧唐書』「姚崇伝」 【類義語】 ・富貴長生(ふうきちょうせい) 長命富貴(ちょうめいふうき)の使い方 ...
【四字熟語】 糶糴斂散 【読み方】 ちょうてきれんさん 【意味】 豊作の年には政府が米を買い上げ、それを凶作の年に安く売ること。 【語源・由来】 「糶」は米穀を売り出すこと。「糴」は米穀を買い入れること。「斂」は収める、...
【四字熟語】 朝憲紊乱 【読み方】 ちょうけんびんらん 【意味】 国家のおきてが乱れること。 【語源・由来】 「朝憲」は国家が定めた法律や規則のこと。「紊乱」は道徳や秩序が乱れるという意味。 【典拠・出典】 - 朝憲紊乱...
【四字熟語】 重熙累洽 【読み方】 ちょうきるいこう 【意味】 光明を重ねて広く恩恵が行きわたること。代々の天子が賢明で、太平が長く続くこと。 【語源・由来】 「重熙」は光明を重ねること。「洽」天子の徳があまねく行きわた...
【四字熟語】 中通外直 【読み方】 ちゅうつうがいちょく 【意味】 君子の心と行動が広く正しいことのたとえ。 【語源・由来】 「中通」は蓮の茎が空洞であることから、君子の心中に邪心のないたとえ。「外直」は蓮の茎の外形がま...
【四字熟語】 忠孝両全 【読み方】 ちゅうこうりょうぜん 【意味】 君主に対する忠義と両親に対する孝行を二つとも全うすること。忠義と孝行は一致するもので両方同時に全うできるという考え。これとは逆に「忠ならんと欲すれば孝な...
【四字熟語】 忠孝一致 【読み方】 ちゅうこういっち 【意味】 忠義と孝行はともに全うすることができること。また、天皇は日本国民という一大家族の家長であるという立場から、主君に忠節をつくすことと、親に孝行をつくすことが一...
【四字熟語】 中原之鹿 【読み方】 ちゅうげんのしか 【意味】 群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。また、ある地位をねらって競争する意味にも用いる。 【語源・由来】 「中原」は当時の中国の中央であった黄河中流をさす。「...
【四字熟語】 中原逐鹿 【読み方】 ちゅうげんちくろく 【意味】 群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。また、ある地位をねらって競争するという意味にも用いる。 【語源・由来】 「中原」は中国の中央であった黄河流域を指す。...
【四字熟語】 忠君愛国 【読み方】 ちゅうくんあいこく 【意味】 君に忠節をつくし、国を愛すること。 【典拠・出典】 陳傅良 忠君愛国(ちゅうくんあいこく)の使い方 忠君愛国(ちゅうくんあいこく)の例文 忠君愛国の精神が...
【四字熟語】 丹書鉄契 【読み方】 たんしょてっけい 【意味】 天子が功臣に与えた誓文のこと。 【語源・由来】 鉄製の割り符に消えないよう朱で書いたもの。本人やその子孫が罪を犯したとき、これで罪が減免された。 【典拠・出...
【四字熟語】 託孤寄命 【読み方】 たくこきめい 【意味】 国の大事を信頼してまかせること。また、それができる人。父君に死なれた幼君の補佐を頼み、国政をゆだねること。 【語源・由来】 「託孤」は父親に死なれた孤児を頼むこ...
【四字熟語】 大法小廉 【読み方】 たいほうしょうれん 【意味】 上下の臣がすべて皆清く正しいこと。大臣は法にかない、小臣は清廉で忠良なこと。 【語源・由来】 「大臣は法あり、小臣は廉に、官職相序し、君臣愛正しきは、国の...
【四字熟語】 大貉小貉 【読み方】 たいばくしょうばく 【意味】 文化程度の低い野蛮人のような為政者のこと。 【語源・由来】 「貉」は野蛮人のたとえ。 【典拠・出典】 『春秋公羊伝』「宣公一五年」 【類義語】 ・大桀小桀...
【四字熟語】 大桀小桀 【読み方】 たいけつしょうけつ 【意味】 悪い為政者。残虐な暴君のことをいう。 【語源・由来】 「桀」は夏の暴君桀王のこと。 【典拠・出典】 『春秋公羊伝』「宣公一五年」 【類義語】 ・大貉小貉(...
【四字熟語】 大義滅親 【読み方】 たいぎめっしん 【意味】 君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。 【語源・由来】 「親」は親子兄弟など身内の関係。「大義」は臣下が君国に尽くすべき道義。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 草満囹圄 【読み方】 そうまんれいご 【意味】 善政で国が良く治まっていること。 【語源・由来】 「囹圄」は牢獄のこと。獄舎に罪人がいないため、草が生い茂っているということから。 【典拠・出典】 『隋書』「...
【四字熟語】 桑濮之音 【読み方】 そうぼくのおん 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「桑間濮上の音」の略。中国衛の霊公が晋に行く途中、夜半に濮水のほとりで聞いた音楽...
【四字熟語】 草茅危言 【読み方】 そうぼうきげん 【意味】 民間人の国政に対するきびしい批判の声。 【語源・由来】 「草茅」は草と茅で草むらのことで、転じて民間・在野のこと。「危言」は正しい意見をすなおに言うこと。また...
【四字熟語】 草偃風従 【読み方】 そうえんふうじゅう 【意味】 人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。 【語源・由来】 「偃」はなびくという意味。草は風が吹くと従いなびくということから。 ...
【四字熟語】 禅譲放伐 【読み方】 ぜんじょうほうばつ 【意味】 中国古代の政権交代の二つの方法。 【語源・由来】 君主が位を世襲せず人徳あるものに譲る禅譲と暴政を行う君主を臣下が追放したり討伐したりして位を奪う放伐のこ...
【四字熟語】 千乗万騎 【読み方】 せんじょうばんき 【意味】 非常に多数の車と騎馬のこと。 【語源・由来】 「千乗」は千の兵車。「乗」は車を数える単位。周代では、天子は兵車万乗(一万台)、諸侯は兵車千乗(一千台)を出し...
【四字熟語】 千乗之国 【読み方】 せんじょうのくに 【意味】 兵車千台を出すことのできる諸侯の国。 【語源・由来】 「乗」は車を数える単位。周代では一乗に甲兵三人、歩兵七十二人、車士二十五人がつくといわれる。十万の軍隊...
【四字熟語】 旋乾転坤 【読み方】 せんけんてんこん 【意味】 国の政局を一新すること。 【語源・由来】 「旋」「転」はともに、まわしてもどすという意味。「乾」は天、「坤」は地のこと。天地を一回転させて、もとの位置に戻す...
【四字熟語】 尺寸之柄 【読み方】 せきすんのへい 【意味】 わずかの権力。 【語源・由来】 「尺」「寸」はともに長さの単位。十寸が一尺。周代では一尺は十八センチメートル。短いこと、わずかなことのたとえ。「柄」は器物の柄...
【四字熟語】 赤心奉国 【読み方】 せきしんほうこく 【意味】 真心をもって国のために尽くすこと。 【語源・由来】 「赤心」はいつわりのない心、真心。誠意。北斉の楊愔がクーデターによって殺されるときに、自分は忠臣で殺され...
【四字熟語】 井渫不食 【読み方】 せいせつふしょく 【意味】 賢者が登用されないままでいることのたとえ。 【語源・由来】 「渫」は水底の泥やごみを除くという意味で、「井渫」は井戸の水がきれいに澄んでいること。「不食」は...
【四字熟語】 青雲之志 【読み方】 せいうんのこころざし 【意味】 徳をみがいて立派な人物になろうとする志。また、立身出世しようとする功名心。 【語源・由来】 「青雲」は雲の上の青い空という意味から、高位・高官、立身出世...
【四字熟語】 趨炎附熱 【読み方】 すうえんふねつ 【意味】 時の権力のある者につき従うこと。 【語源・由来】 「趨」は走るという意味。「炎」「熱」はともに、勢いが盛んなもののたとえ。燃えたぎる炎に向かって走り、熱いもの...
【四字熟語】 水随方円 【読み方】 すいずいほうえん 【意味】 人民の善悪は、為政者によって感化されるということ。また、人の考え方や性格は友人や環境によってよくも悪くもなるということ。 【語源・由来】 「方円」は四角いも...
【四字熟語】 乗輿車駕 【読み方】 じょうよしゃが 【意味】 天子の乗る車。天子の使う物。転じて、天子のこと。 【語源・由来】 「乗輿」と「車駕」とも天子の行幸中に乗る車の称。 【典拠・出典】 『独断』「上」 乗輿車駕(...
【四字熟語】 乗輿播越 【読み方】 じょうよはえつ 【意味】 天子が都を落ち延びて他国をさすらうこと。 【語源・由来】 「乗輿」は君主が乗る馬車、天子の乗り物。「播越」は移り逃れること。居場所を失って他国をさまようこと。...
【四字熟語】 杵臼之交 【読み方】 しょきゅうのまじわり 【意味】 身分にこだわらない交際。主人と使用人との身分の違いを超えた交際。 【語源・由来】 「杵臼」はきねとうす。後漢の公孫穆が学費がなくて呉祐の家に雇われて臼つ...
【四字熟語】 人主逆鱗 【読み方】 じんしゅげきりん 【意味】 君主や権力者のひどい怒りを買うことのたとえ。 【語源・由来】 「人主」は君主。「逆鱗」は触れると怒り、人を食いころすという竜ののどにさかさまに生えているうろ...
【四字熟語】 仁者無敵 【読み方】 じんしゃむてき 【意味】 仁徳者には天下に敵対する者のないことをいう。 【語源・由来】 仁徳者が為政者の位にあれば仁愛の政治を施し、人民を分け隔てることなく愛することからいう。 【典拠...
【四字熟語】 上下一心 【読み方】 しょうかいっしん 【意味】 身分の上下にかかわらず一致団結すること。身分の上の者も下の者も心を一つにする。また心を一つにして事に当たること。 【典拠・出典】 『淮南子』「詮言訓」 【類...
【四字熟語】 宵衣旰食 【読み方】 しょういかんしょく 【意味】 天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治にはげむこと。夜明け前から正服を着て政治にはげみ、太陽が沈んでから夕食をとること。 【語源・由来】 徐陵の「陳文皇帝哀...
【四字熟語】 叙位叙勲 【読み方】 じょいじょくん 【意味】 位を授けたり、勲等により勲記・勲章を授けたりすること。また、位を与えられたり、勲記・勲章を与えられたりすること。 【語源・由来】 「叙」は授けるという意味。 ...
【四字熟語】 儒林棟梁 【読み方】 じゅりんのとうりょう 【意味】 儒学者の世界で、重任にある人のこと。 【語源・由来】 「儒林」は儒学者の仲間のこと、「棟梁」は統率者・かしらという意味。 【典拠・出典】 - 儒林棟梁(...
【四字熟語】 縮地補天 【読み方】 しゅくちほてん 【意味】 政治上の改革を行うこと。 【語源・由来】 「地」は実際の政治、「天」は政治理念のたとえ。政治を正して、政治理念の不足を補うということ。 【典拠・出典】 『旧唐...
【四字熟語】 修己治人 【読み方】 しゅうこちじん 【意味】 自分に徳を積んで世を治めること。自己を修養して徳を積み、その徳で人々を感化して世を安らかに治めること。 【典拠・出典】 朱熹「大学章句」<序> 修己治人(しゅ...
【四字熟語】 社稷之守 【読み方】 しゃしょくのまもり 【意味】 国家の守りとなる臣。 【語源・由来】 「社稷」は土地の神と五穀の神。昔、天子は宮殿の右にその二神を、左に先祖のみたまを祭ったことから転じて、「国家」という...
【四字熟語】 社稷之臣 【読み方】 しゃしょくのしん 【意味】 国家の重臣。 【語源・由来】 「社」は土地の神、「稷」は五穀の神で、ともに国家の重要な守り神。「社稷」は転じて国家という意味。 【典拠・出典】 『礼記』「壇...
【四字熟語】 徙木之信 【読み方】 しぼくのしん 【意味】 約束を実行するたとえ。とくに政府は法の権威と信用を人民に示すべきであるということ。 【語源・由来】 秦の商鞅(しょうおう)が法の改正にあたって都の...
【四字熟語】 自己韜晦 【読み方】 じことうかい 【意味】 自分の本心や学識、地位などを隠して知られないようにすること。節操を知り、自分をひけらかさないこと。 【語源・由来】 「韜」はつつみかくす、「韜晦」は才能や学問な...
【四字熟語】 持盈保泰 【読み方】 じえいほたい 【意味】 満ち足りて安らかな状態を長く保つこと。富や地位を守るには慎重に行動して災いを招かないようにすることをいう。 【語源・由来】 「盈」はみちる。満ち足りるという意味...
【四字熟語】 左戚右賢 【読み方】 させきゆうけん 【意味】 親戚の者を低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。 【語源・由来】 漢代は右を尊ぶのに対して、左をいやしいものとした。「戚」は親戚、一族、みうち...
【四字熟語】 左建外易 【読み方】 さけんがいえき 【意味】 道理にもとるやり方で勢力や権力を増すこと。また、地方で反乱を起こすこと。 【語源・由来】 「左」はよこしま、もとるという意味。「左建」はよこしまな方法で勢力を...
【四字熟語】 祭政一致 【読み方】 さいせいいっち 【意味】 神を祭ることと政治は一体であるという考え。または、そのような政治形態のこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・政教一致(せいきょういっち) 【対義語】 ・祭...
【四字熟語】 載舟覆舟 【読み方】 さいしゅうふくしゅう 【意味】 君主は人民によって支えられ、また、人民によって滅ぼされるということ。君主は人民を愛し、政治に安んじさせることが必要であるということをいう。転じて、人は味...
【四字熟語】 国君含垢 【読み方】 こっくんがんこう 【意味】 君主が恥を忍ぶこと。また、君主たるものは臣下のあやまちなどは大目にみてやる度量が必要であるということのたとえ。 【語源・由来】 「含」は恥を忍ぶという意味。...
【四字熟語】 南洽北暢 【読み方】 なんこうほくちょう 【意味】 天子の威光と恩恵が四方八方に広くゆきわたること。 【語源・由来】 「洽」、「暢」はともに広くゆきわたること。 【典拠・出典】 『漢書』「終軍伝」 南洽北暢...
【四字熟語】 経国大業 【読み方】 けいこくのたいぎょう 【意味】 文章は経国の大業(国家を治める大事な事業)であるということ。中国には政治家は一級の文人という伝統も。 【典拠・出典】 『文選』曹丕「典論」 経国大業(け...
【四字熟語】 孤寡不穀 【読み方】 こかふこく 【意味】 王侯の自称。 【語源・由来】 「孤」と「寡」と「不穀」の三語からなる。ただし、「寡」は「寡人」ということが多い。いずれも王や諸侯のへりくだった自称。 【典拠・出典...
【四字熟語】 亢竜有悔 【読み方】 こうりょうゆうかい 【意味】 きわめて高い地位にあるもの、栄達をきわめた者は、失敗をするおそれがあることを戒める言葉。 【語源・由来】 天上にのぼりつめた竜は、くだるほかはないことを後...
【四字熟語】 孔翊絶書 【読み方】 こうよくぜっしょ 【意味】 政治に私情をさしはさまないたとえ。 【語源・由来】 「孔翊」は人の名前。「絶書」は手紙を絶つ。ここでは手紙を開けてみずに捨てること。中国の晋の時代、洛陽の長...
【四字熟語】 孝悌忠信 【読み方】 こうていちゅうしん 【意味】 真心を尽くして、目上の人によく仕えること。 【語源・由来】 儒教の四つの徳目より。「孝悌」は父母や目上の人によく仕えること。「忠信」は真心を尽くし、人を欺...
【四字熟語】 高車駟馬 【読み方】 こうしゃしば 【意味】 高位高官の地位にある人が乗るりっぱな車のこと。または、高貴な人のこと。 【語源・由来】 「高車」は高さのある立派な車。「駟馬」は四頭の馬に引かせる馬車のこと。 ...
【四字熟語】 高軒寵過 【読み方】 こうけんちょうか 【意味】 貴人(身分の高い人)が訪ねてくること。 【語源・由来】 「高軒」は他人の車の敬称で、立派な車という意味。「寵過」は名誉ある来訪という意味。中国唐時代の詩人の...
【四字熟語】 高牙大纛 【読み方】 こうがだいとう 【意味】 高い地位のしるし。 【語源・由来】 「高牙」は、象牙の飾りをつけた旗のことで、軍隊の本陣のしるし。「大纛」は、牛の尾やキジの羽などで飾った大きな旗のこと。貴人...
【四字熟語】 慷慨憤激 【読み方】 こうがいふんげき 【意味】 政治や社会など世の中の不正や自分の不運などを激しく憤り嘆くこと。 【語源・由来】 「慷慨」は、憤り嘆くこと。「憤激」は、激しく憤ること。 【典拠・出典】 -...
【四字熟語】 結縄之政 【読み方】 けつじょうのまつりごと 【意味】 古代の政治のこと。 【語源・由来】 上古、まだ文字がなかった時代には、大事には大縄を結び、小事には小縄を結んで、いろいろな意志を伝達し、記憶に役立てた...
【四字熟語】 月卿雲客 【読み方】 げっけいうんかく 【意味】 公卿や殿上人のこと。また、高位高官のこと。 【語源・由来】 「月卿」は、もと天子を日に、臣下を月になぞらえて、大臣をいう。わが国では公卿をいう。「雲客」は殿...
【四字熟語】 瓊枝玉葉 【読み方】 けいしぎょくよう 【意味】 天皇や天子の一族・子孫のたとえ。また、高貴な家の子弟のこと。 【語源・由来】 「瓊」は、光りかがやく玉。「枝」と「葉」は、木の枝、木の葉のこと。転じて、子孫...
【四字熟語】 君側之悪 【読み方】 くんそくのあく 【意味】 君主のそばに仕えている悪人のこと。また、ひそかに悪だくみを考えている側近の臣下。 【語源・由来】 「君側」は、君主のそば。「悪」は悪人のこと。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 君子三楽 【読み方】 くんしのさんらく 【意味】 君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟も元気なこと。言動が正しく人や天に恥じるような後ろめたい点がないこと。すぐれた人材を教育して、立派な人物にする機会をもつ...
【四字熟語】 君子三戒 【読み方】 くんしのさんかい 【意味】 君子がつつしまなければいけない三つの戒めのこと。君子たる者は若いときは色欲を戒め、壮年時代には人と争うことを戒め、年取ってからは欲深にならないように戒めなけ...
【四字熟語】 君子三畏 【読み方】 くんしのさんい 【意味】 天命・徳の高い人・聖人の言葉という君子がおそれ慎むべき三つのこと。 【語源・由来】 「君子」は人格者、「畏」は敬うこと。 【典拠・出典】 『論語』「季氏」 君...
【四字熟語】 君子九思 【読み方】 くんしのきゅうし 【意味】 君子である者が思い心がけるべき九つのこと。 【語源・由来】 「君子」とは人格者のこと。「九思」はいつも忘れないように心にある九つのこと。物を見るときは細かい...
【四字熟語】 君恩海壑 【読み方】 くんおんかいがく 【意味】 君主の恩は、海や谷のように深くありがたいものであるということ。 【語源・由来】 「君恩」は君主からの恩、「海壑」は海と谷を意味する。海や谷のように深い恩とい...
【四字熟語】 金枝玉葉 【読み方】 きんしぎょくよう 【意味】 天子の一族や子孫のこと。また、広く高貴な人の子弟を指す。「金玉の枝葉」ということで、「枝」「葉」はともに子孫の意。もとは花樹の枝ぶりの美しさをたとえた語。 ...
【四字熟語】 金甌無欠 【読み方】 きんおうむけつ 【意味】 物事が完全で欠点がないたとえ。特に、外国からの侵略を受けたことがなく、安泰で堅固な国家や天子の位のたとえ。黄金の瓶に少しも欠け損じたところがない...
【四字熟語】 許由巣父 【読み方】 きょゆうそうほ 【意味】 清らかで正しい行いのこと。または、出世や高い地位につくことを嫌うこと。 【故事】 許由が潁水で耳のけがれを洗い落としているのを見た巣父が、そのような汚れた水は...
【四字熟語】 玉葉金枝 【読み方】 ぎょくようきんし 【意味】 天子の一族や子孫のたとえ。また、美しい雲の形容。また、花樹の枝葉が金玉のように美しく茂る意。 【典拠・出典】 『古今注』「輿服」 【類義語】 ・金枝玉葉(き...
【四字熟語】 尭風舜雨 【読み方】 ぎょうふうしゅんう 【意味】 尭帝や舜帝のような聖天子の恵みが天下に行き渡っているのを風雨にたとえていう語。転じて、天下太平の世の意。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・尭雨舜風(ぎょ...
【四字熟語】 尭年舜日 【読み方】 ぎょうねんしゅんじつ 【意味】 天下泰平の世の中であることのたとえ。 【語源・由来】 「尭」は帝尭、「舜」は帝舜で、いずれも中国古代にいたとされる伝説上の聖天子。帝尭や帝舜が治めていた...
【四字熟語】 尭鼓舜木 【読み方】 ぎょうこしゅんぼく 【意味】 為政者は人民の諫めの言葉をよく聞くべきことのたとえ。また、広く人の善言をよく聞き入れるべきことのたとえ。尭帝の設けた太鼓と舜帝の立てた木札の意から。 【故...
【四字熟語】 強幹弱枝 【読み方】 きょうかんじゃくし 【意味】 中央政府に権力を集中させて、地方の権限を抑え弱めるたとえ。幹たるべき中央政府を強くし、枝たるべき地方政権を弱くする意から。 【語源・由来】 「幹」を中央政...
【四字熟語】 尭階三尺 【読み方】 ぎょうかいさんじゃく 【意味】 君子が慎ましく控えめな生活をすること。または質素な宮殿のこと。 【語源・由来】 古代中国の伝説の聖天子の宮殿は、土を固めただけの階段があり、高さは三尺ほ...
【四字熟語】 白竜魚服 【読み方】 はくりょうぎょふく 【意味】 身分の高い人がお忍びで外出して災難にあうことのたとえ。 【語源・由来】 「白竜」は天帝の使者とされる白い竜。「魚服」は魚の服装の意。白竜が普通の魚の姿に化...
【四字熟語】 魚爛土崩 【読み方】 ぎょらんどほう 【意味】 国家や物事が内側から壊れてなくなること。 【語源・由来】 「魚爛」は魚が腐ること。「土崩」は積んだ土が崩れ落ちること。 【典拠・出典】 『文選』陳琳「為曹洪与...
【四字熟語】 土崩魚爛 【読み方】 どほうぎょらん 【意味】 国や物事が崩れ壊れること。 【語源・由来】 「土崩」は積みあげた土塀などが崩れること。「魚爛」は魚が腐ること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・魚爛土崩(ぎ...
【四字熟語】 九鼎大呂 【読み方】 きゅうていたいりょ 【意味】 貴重なもの、重い地位、名望などのたとえ。 【語源・由来】 「九鼎」は夏の禹王が中国の全土から献上させた、九つの鼎(かなえ)。「大呂」は周王朝の大廟に供えた...
【四字熟語】 宮車晏駕 【読み方】 きゅうしゃあんが 【意味】 天子の崩御。 【語源・由来】 「宮車」は天子の車。「晏駕」は夜になって霊柩車が墓に向かって出発すること。天子が朝廷に来ないことを、夜になれば来るだろうと願う...
【四字熟語】 九棘三槐 【読み方】 きゅうきょくさんかい 【意味】 三公九卿。政界の最高幹部のこと。 【語源・由来】 「九棘」は中国の九郷の別称。「三槐」は中国の三公の別称。中国の周の時代に、君主が朝廷の庭の三公の位置を...
【四字熟語】 竜驤虎視 【読み方】 りょうじょうこし 【意味】 竜やとらのように意気が盛んで、権力をもち世の中を威圧すること。 【典拠・出典】 『三国志』「蜀志・諸葛亮伝」 竜驤虎視(りょうじょうこし)の使い方 竜驤虎視...
【四字熟語】 攀竜附鳳 【読み方】 はんりょうふほう 【意味】 臣下が英明な君主につき従って功績を立てることのたとえ。 【典拠・出典】 『揚子法言』「淵騫」 【類義語】 ・蒼蠅驥尾(そうようきび) ・攀竜附驥(はんりょう...
【四字熟語】 鵲巣鳩占 【読み方】 じゃくそうきゅうせん 【意味】 他人の地位や成功を横取りすること。または、嫁いできた女性が夫の家をわが家とすることのたとえ。巣作りが得意な鵲の巣に鳩が住み着くという意味。 【典拠・出典...
【四字熟語】 池魚籠鳥 【読み方】 ちぎょろうちょう 【意味】 不自由な身の上、生活のこと。また、宮仕えのこと。 【語源・由来】 池の魚や籠かごの中の鳥が束縛されて不自由であることから。 「池魚」は池の中の魚。「籠鳥」は...
【四字熟語】 車轍馬跡 【読み方】 しゃてつばせき 【意味】 車や馬の通り過ぎた跡。天子などの巡遊した跡。 【典拠・出典】 「春秋左氏伝」昭公一二年 車轍馬跡(しゃてつばせき)の使い方 車轍馬跡(しゃてつばせき)の例文 ...
【四字熟語】 鳩居鵲巣 【読み方】 きゅうきょじゃくそう 【意味】 努力しないで、要領よく他人の成功や地位を横取りするたとえ。また、人の家に仮住まいするたとえ。 【語源・由来】 巣作りが得意な鵲の巣に鳩が住み着くという意...
【四字熟語】 鶏口牛後 【読み方】 けいこうぎゅうご 【意味】 大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。「寧ろ鶏口と為るも、牛後と為る無かれ」の略。「鶏口」は鶏の口...
【四字熟語】 逆取順守 【読み方】 ぎゃくしゅじゅんしゅ 【意味】 道理にそむいたやり方で天下を奪い、道理にかなったよい政治でそれを守ることです。 【故事】 古代中国、殷の湯王は夏の桀王から、周の武王は殷の紂王から、それ...
【四字熟語】 猫鼠同眠 【読み方】 びょうそどうみん 【意味】 どろぼうを捕らえる者とどろぼうがなれ合うこと。また、上役と下僚が結託して悪事を働くことのたとえ。 【語源・由来】 猫と鼠が共に眠るという意味から。 【典拠・...
【四字熟語】 豺狼当路 【読み方】 さいろうとうろ 【意味】 悪い者たちが、わが物顔で、のさばっているさま。また、暴虐で、悪徳な人間が、重要な地位にあって権力を握っていること。 【語源・由来】 「豺狼」は山犬と狼、それら...
【四字熟語】 羈紲之僕 【読み方】 きせつのぼく 【意味】 主君の車馬を御する従者。随行者。 【語源・由来】 「羈」は馬の顔に付けるおもがい、「紲」は馬の手綱のことで、主人の馬車を操る従者という意味から。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 董狐之筆 【読み方】 とうこのふで 【意味】 権力の圧力に屈せず、また権勢にこびへつらうことなく、歴史的事実を正しく記述すること。 【語源・由来】 「国主霊公が部下に殺されたその時、大臣であった趙盾は国外に...
【四字熟語】 狐裘蒙戎 【読み方】 こきゅうもうじゅう 【意味】 富貴の人の行いがおさまらず国家が乱れることのたとえ。 【語源・由来】 「狐裘」は子狐の脇の下にある高級な毛皮で作った皮衣のことで、それを着る人ということか...
【四字熟語】 冠履倒易 【読み方】 かんりとうえき 【意味】 人の地位や立場、また、物事の価値が上下逆さまで秩序が乱れているさま。本来頭にかぶるべき冠を足につけ、足にはくべき履を頭にかぶる意から。「倒」は逆さまになる意。...
【四字熟語】 甘棠之愛 【読み方】 かんとうのあい 【意味】 人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。「甘棠」はからなし、こりんごの木。 【語源・由来】 人民が周の召公の善政に感じて、召公がその下で休んだ甘棠の木を...
【四字熟語】 顔常山舌 【読み方】 がんじょうざんのした 【意味】 過酷な刑を受けてもなお、主君や国家に忠節を尽くすこと。「顔常山」は人の名で、顔杲卿のこと。 【語源・由来】 中国の唐の常山の太守顔杲卿は、玄宗の忠臣であ...
【四字熟語】 瓦釜雷鳴 【読み方】 がふらいめい 【意味】 賢者が相応の評価をされず、能力のない者が重要な地位について、いばることのたとえ。また、讒言が用いられるたとえ。 【語源・由来】 「瓦釜」は、素焼きの土製の釜で、...
【四字熟語】 河魚腹疾 【読み方】 かぎょのふくしつ 【意味】 国家が腐敗して、内部から崩壊すること。「腹疾」は腹の病気の意。 【語源・由来】 「河魚」は川に住む魚のこと。魚の腐敗は腹内から始まることから。 【典拠・出典...
【四字熟語】 夏癸殷辛 【読み方】 かきいんしん 【意味】 夏王朝の桀王と殷王朝の紂王。ともに古代の暴君。 【語源・由来】 「癸」は桀王の名。「辛」は紂王の名。「夏」、「殷」はともに王朝の名。 【典拠・出典】 張衡「東京...
【四字熟語】 苛政猛虎 【読み方】 かせいもうこ 【意味】 民衆にとって過酷な政治は、人食い虎よりももっと恐ろしいということ。 【語源・由来】 あるとき、孔子が墓の前で泣いている婦人を見かけた。泣いている訳をたずねると、...