辛労辛苦【しんろうしんく】の意味と使い方の例文(語源由来)
【四字熟語】 辛労辛苦 【読み方】 しんろうしんく 【意味】 辛い苦労のこと。 【語源・由来】 「労苦」を分けて両方に「辛(つらい)」の字を加えた形の語。「辛労」も「辛苦」も非常な苦しみ。 辛労辛苦(しんろうしんく)の使…
【四字熟語】 辛労辛苦 【読み方】 しんろうしんく 【意味】 辛い苦労のこと。 【語源・由来】 「労苦」を分けて両方に「辛(つらい)」の字を加えた形の語。「辛労」も「辛苦」も非常な苦しみ。 辛労辛苦(しんろうしんく)の使…
【四字熟語】 深厲浅掲 【読み方】 しんれいせんけい 【意味】 その場の状況に応じて適切な処理をすること。 【語源・由来】 『詩経』「邶風・匏有苦葉」より。「厲」は高くあげるという意味。「掲」は着物のすそをからげること。…
【四字熟語】 蜃楼海市 【読み方】 しんろうかいし 【意味】 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。 【語源・由来】 『駢字類編』「四六引・隋唐遺事」より。「蜃楼」「海市」ともに蜃気楼のことで、大気…
【四字熟語】 深慮遠謀 【読み方】 しんりょえんぼう 【意味】 深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。また、その計画。 【語源・由来】 賈誼の「過秦論」より。 【類義語】 ・遠謀深慮(えんぼうしんりょ) ・深謀…
【四字熟語】 新涼灯火 【読み方】 しんりょうとうか 【意味】 初秋の涼しさは読書にふさわしい。 【語源・由来】 「新涼」は秋の初めの涼しさ。「灯火」は灯火の下で読書をするという意味を略した語。 【類義語】 ・灯火可親(…
【四字熟語】 迅雷風烈 【読み方】 じんらいふうれつ 【意味】 はげしいかみなりと猛烈な風。 【語源・由来】 『礼記』「玉藻」より。「迅雷」は天地をとどろかす激しい雷。「風烈」は烈風に同じ、暴風のこと。 【類義語】 ・疾…
【四字熟語】 人面桃花 【読み方】 じんめんとうか 【意味】 美人の顔と桃の花。かつて美人と出会った場所に行っても、今はもう会えないという場合にいう言葉。また、内心で思いながら会うことのできない女性をいう。 【語源・由来…
【四字熟語】 晨夜兼道 【読み方】 しんやけんどう 【意味】 昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。 【語源・由来】 『資治通鑑』「漢紀」より。「晨」は朝、早朝。「晨夜」は朝と夜、朝早くから夜遅くまで。「兼道…
【四字熟語】 瞋目張胆 【読み方】 しんもくちょうたん 【意味】 大いに勇気をうちふるうさま。 【語源・由来】 『史記』「張耳陳余伝」より。「瞋目」は目玉をむきだすこと。「張胆」は肝っ玉を大きくふくらますこと。恐ろしい場…
【四字熟語】 心満意足 【読み方】 しんまんいそく 【意味】 きわめて満ち足りた気分になること。 【語源・由来】 「心満」、「意足」ともに、心が満ち足りること。 【対義語】 ・欲求不満(よっきゅうふまん) 心満意足(しん…
【四字熟語】 人面獣身 【読み方】 じんめんじゅうしん 【意味】 顔は人間で身体は獣。妖怪を形容する語。 【語源・由来】 『史記』「五帝紀・注」より。「人面」は人の顔。「獣身」はけだもののからだ。 人面獣身(じんめんじゅ…
【四字熟語】 脣亡歯寒 【読み方】 しんぼうしかん 【意味】 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「哀公八年」より。唇がなくなると歯が寒くなるという意味から。唇がなく…
【四字熟語】 神仏混淆 【読み方】 しんぶつこんこう 【意味】 神道と仏教をうまく融合し調和させること。 【語源・由来】 「混淆」は入り混じること。 【類義語】 ・神仏習合(しんぶつしゅうごう) ・本地垂迹(ほんちすいじ…
【四字熟語】 振臂一呼 【読み方】 しんぴいっこ 【意味】 つとめてみずから奮起するたとえ。 【語源・由来】 李陵の「答蘇武書」より。腕を振るい声を上げて自分を奮い立たせることをいう。「臂」はひじ・うで。 振臂一呼(しん…
【四字熟語】 心頭滅却 【読み方】 しんとうめっきゃく 【意味】 心の中の雑念を取り去ること。どんな困難に出会っても心の中から雑念を取り去れば苦しさを感じないという意味。 【語源・由来】 杜荀鶴の詩より。「心頭」はこころ…
【四字熟語】 塵飯塗羹 【読み方】 じんぱんとこう 【意味】 実際になんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。 【語源・由来】 『韓非子』「外儲説・左上」より。子供のままごと遊びのちりの飯と泥のあつもの(吸い物…
【四字熟語】 神荼鬱塁 【読み方】 しんとうつりつ 【意味】 門を守る神の名前。 【語源・由来】 「神荼」「鬱塁」は古代中国における兄弟の神の名。ともに門を守る神で、百鬼を支配し、従わないものは捕えて、虎に食わさせたとい…
【四字熟語】 尽忠報国 【読み方】 じんちゅうほうこく 【意味】 忠義を尽くして国の恩に報いること。 【語源・由来】 『北史』「顔之儀伝」より。「尽忠」は君主や国家に忠誠心を尽くすこと。「報国」は国の恩に報いるという意味…
【四字熟語】 心地光明 【読み方】 しんちこうめい 【意味】 心が清らかで正しく広いこと。 【語源・由来】 「心地」は心・精神のこと。「光明」は仏の心身から放つ明るい光のこと。 【類義語】 ・公平無私(こうへいむし) ・…
【四字熟語】 身体髪膚 【読み方】 しんたいはっぷ 【意味】 からだ全体のこと。 【語源・由来】 『孝経』「開宗明義賞」より。からだと髪の毛と皮膚で、からだ全体をいう。父母から受けついだ大切なものの意味がこめられている。…
【四字熟語】 迅速果断 【読み方】 じんそくかだん 【意味】 物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。 【語源・由来】 「迅速」はたいへん速いこと。「果断」は物事を思い切りよく実行するという意味。 【類義語】 ・果断迅…
【四字熟語】 尽善尽美 【読み方】 じんぜんじんび 【意味】 完璧で欠けるものがないこと。 【語源・由来】 『論語』「八佾」より。りっぱさと美しさをきわめているという意味から。 【類義語】 ・完全無欠(かんぜんむけつ) …
【四字熟語】 神仙思想 【読み方】 しんせんしそう 【意味】 俗世から抜け出して不老・長生の世界に生きようという考え。 【語源・由来】 「神仙」は神通力を持っている仙人。仙人の住む世界を「仙境」と呼び人間の理想郷とした。…
【四字熟語】 鐘鳴鼎食 【読み方】 しょうめいていしょく 【意味】 富貴の人の生活。 【語源・由来】 王勃の文から。「鐘鳴」は鐘を鳴らして時を告げること。「鼎食」はかなえを並べて食事をすること。富貴な家では大勢の人に食事…
【四字熟語】 生滅滅已 【読み方】 しょうめつめつい 【意味】 生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。生滅無常の現世を離れて生死を超越した涅槃に入ること。 【語源・由来】 『涅槃経』「一四」より。…
【四字熟語】 笑面夜叉 【読み方】 しょうめんやしゃ 【意味】 顔は笑っていても心の底に一物あること。陰険な人や裏表のある人にいう。 【語源・由来】 『説郛』「四引『老学庵続筆記』」より。「笑面」は笑顔。「夜叉」は人を害…
【四字熟語】 将門有将 【読み方】 しょうもんゆうしょう 【意味】 立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。 【語源・由来】 『史記』「孟嘗君伝」より。「将門」は代々将軍が出る家柄のこと。「有将」は将軍があらわ…
【四字熟語】 逍遥自在 【読み方】 しょうようじざい 【意味】 俗事をはなれて気ままに楽しむこと。 【語源・由来】 「逍遥」はぶらつくという意味から、気ままに楽しむこと。「自在」は束縛や支障がなく思いのままであるという意…
【四字熟語】 従容就義 【読み方】 しょうようしゅうぎ 【意味】 ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。 【語源・由来】 「従容」はゆったりと落ち着いていること。「就義」は身を殺しても正義に従…
【四字熟語】 従容不迫 【読み方】 しょうようふはく 【意味】 ゆったりと落ち着いていて、あわてないこと。 【語源・由来】 「従容」はゆったりと落ち着いていること。「不迫」はあわてないという意味。 従容不迫(しょうようふ…
【四字熟語】 晨星落落 【読み方】 しんせいらくらく 【意味】 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 【語源・由来】 劉禹錫の詩より。明け方の空に残っていた星が一つ一…
【四字熟語】 逍遥法外 【読み方】 しょうようほうがい 【意味】 法律を犯した者が罰を受けないで自由に生活していること。 【語源・由来】 「逍遥」はぶらつく、気ままに歩くこと。「法外」は法律の外という意味。法律の外側を自…
【四字熟語】 乗輿車駕 【読み方】 じょうよしゃが 【意味】 天子の乗る車。天子の使う物。転じて、天子のこと。 【語源・由来】 『独断』「上」より。「乗輿」と「車駕」とも天子の行幸中に乗る車の称。 乗輿車駕(じょうよしゃ…
【四字熟語】 薪水之労 【読み方】 しんすいのろう 【意味】 人に仕えて骨身を惜しまず働くこと。また、たきぎをとったり水を汲んだりするというような日常の雑事を指す場合もある。 【語源・由来】 『南史』「陶潜伝」より。たき…
【四字熟語】 乗輿播越 【読み方】 じょうよはえつ 【意味】 天子が都を落ち延びて他国をさすらうこと。 【語源・由来】 『資治通鑑」「漢紀」より。「乗輿」は君主が乗る馬車、天子の乗り物。「播越」は移り逃れること。居場所を…
【四字熟語】 常鱗凡介 【読み方】 じょうりんぼんかい 【意味】 ごくありふれた人のたとえ。普通の魚やごくありふれた貝類。 【語源・由来】 韓愈の文より。 常鱗凡介(じょうりんぼんかい)の使い方 常鱗凡介(じょうりんぼん…
【四字熟語】 上漏下湿 【読み方】 じょうろうかしゅう 【意味】 貧乏なあばら家のさま。屋根からは雨が漏り、床からは湿気が上がってくるという意味。 【語源・由来】 『荘子』「譲王」より。 【類義語】 ・上漏旁風(じょうろ…
【四字熟語】 杵臼之交 【読み方】 しょきゅうのまじわり 【意味】 身分にこだわらない交際。主人と使用人との身分の違いを超えた交際。 【語源・由来】 『後漢書』「呉祐伝」より。「杵臼」はきねとうす。後漢の公孫穆が学費がな…
【四字熟語】 嗇夫利口 【読み方】 しょくふりこう 【意味】 身分は低いが、口が達者な男のこと。 【語源・由来】 『史記』「張釈之伝」より。「嗇夫」は下級役人のこと。張釈之が、前漢の文帝の供をして虎圏(上林苑の中の動物園…
【四字熟語】 諸子百家 【読み方】 しょしひゃっか 【意味】 中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその書物の総称。代表的な思想家は儒家の孔子・孟子、道家の老子・荘子、墨家の墨翟、法家の韓非などである。 【語…
【四字熟語】 処女脱兎 【読み方】 しょじょだっと 【意味】 始めはたいしたことのないように見せかけて、後には見違えるほどの力を発揮するたとえ。始めは少女のようにしとやかに弱々しくみせかけて相手を油断させ、後にはうさぎの…
【四字熟語】 助長抜苗 【読み方】 じょちょうばつびょう 【意味】 成長を助けようとして力をかすことがかえって成長を妨げること。 【語源・由来】 『孟子』「公孫丑・上」より。宋の農夫が稲の成長を助けようとして苗をひっぱた…
【四字熟語】 初転法輪 【読み方】 しょてんぼうりん 【意味】 釈尊が悟りを開いたのち、初めて行った鹿野苑の説法のこと。 【語源・由来】 「転法輪」は仏の教えを説くこと。 初転法輪(しょてんぼうりん)の使い方 初転法輪(…
【四字熟語】 諸法無我 【読み方】 しょほうむが 【意味】 いかなる存在も不変の本質を有しないという仏教の根本思想。宇宙間に存在する有形・無形のすべての事物や現象は我(生滅変化を離れた永遠不滅の存在とされるもの)ではない…
【四字熟語】 黍離之歎 【読み方】 しょりのたん 【意味】 国が滅んだことの嘆き。 【語源・由来】 『詩経』「王風・黍離」より。「黍離」は『詩経』「王風」の詩篇の名。東周の大夫が西周の王宮の跡が黍畑となって荒れ果てている…
【四字熟語】 芝蘭玉樹 【読み方】 しらんぎょくじゅ 【意味】 すぐれた人材。すぐれた子弟。また、すぐれた人材を輩出すること。 【語源・由来】 『世説新語』「言語」より。「芝」は瑞兆とされた霊芝。「蘭」はふじばかまで香草…
【四字熟語】 芝蘭結契 【読み方】 しらんけっけい 【意味】 美しくうるわしい交際。君子や善人などすぐれた人の交際にいう。 【語源・由来】 「芝」は霊芝。「蘭」はふじばかま。ともに香気高い草で、君子や善人にたとえる。 【…
【四字熟語】 芝蘭之室 【読み方】 しらんのしつ 【意味】 善人(良き友)のたとえ。 【語源・由来】 『孔子家語』「六本」より。「芝」は霊芝。「蘭」はふじばかま。ともに香草で、善人にたとえる。 芝蘭之室(しらんのしつ)の…
【四字熟語】 芝蘭之交 【読み方】 しらんのまじわり 【意味】 美しくうるわしい交際。君子や善人などすぐれた人の交際にいう。 【語源・由来】 「芝」は霊芝。「蘭」はふじばかま。ともに香気高い草で、君子や善人にたとえる。 …
【四字熟語】 至理名言 【読み方】 しりめいげん 【意味】 きわめて道理にかなったすぐれた言葉のこと。 【語源・由来】 「至理」はきわめて正しい道理のこと。「名言」はすぐれた言葉という意味。 至理名言(しりめいげん)の使…