「し」で始まるよく使う有名な四字熟語と意味
【思案投首】しあんなげくび
【意味】
良い考えが浮かばず、困りきっている様子。
首をちょっと前に出して、真剣に考えるんやな。
これは、「難しい問題でもじっくり考える大切さ」を教えてくれる言葉やね。
【尸位素餐】しいそさん
【意味】
ろくに働きもしないで、無駄に給料をもらっていること。また、才能もないのに、高い役職についていること。
また、必要な能力や品格がないのに、高い地位にいる人を指す言葉でもあるんだよ。
それとも、ええ地位にいるのに、それにふさわしい才能や性格がない人のことか。
こういう人、見つけたら「ちゃんと仕事せんとあかんで!」って教えてやるべきやな。
【詩歌管弦】しいかかんげん
【意味】
詩歌を吟じ、楽器を奏でること。また、広く文学と音楽のこと。
さらに広く解釈すると、文学と音楽全般を表現しているとも言えるんだ。
そして、「詩や音楽を楽しむ」こと全体を表す言葉でもあるんや。
詩を吟じたり、楽器を奏でたりして、心地よい時間を過ごすんやな。
これは、「芸術を楽しむ大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【四海兄弟】しかいけいてい
【意味】
世界の人々は、皆、兄弟のように愛し合うべきだということ。
それが理想的な関係性だとも言えるね。
相手を大切に思う気持ちがあれば、どこにいても仲良くなれるってわけやな。
これは、「思いやりの心で全ての人と仲良くする大切さ」を教えてくれる言葉やねんな。
【四角四面】しかくしめん
【意味】
非常に真面目で、堅苦しいこと。また、そのような人。
四角っぽいものは、端が整っていてバランスが良いけれど、面白さや変わった部分が少ない、という意味があるんだ。
四角いものはキレイやけど、変わったところがなくてちょっとつまらない感じなんやな。
これは、「面白さを求めるのも大事やで」って教えてくれる言葉やな。
【自画自賛】じがじさん
【意味】
自分で自分のことをほめること。
自分で描いた絵を自分で賞賛する、という意味が込められているんだ。
自分で描いた絵に自分で「ええ絵やな」と言うみたいな感じやな。
これは、「自分自身を過剰にほめる」ことを教えてくれる言葉なんやで。
【自家撞着】じかどうちゃく
【意味】
同じ人の言動や文章などが前後で矛盾していること。自分で自分の言行に反することをすること。
つまり、自分で自分の言ったことに反する行為をしてしまう、という意味なんだ。
もう、まるで自分で自分のことを打ち負かしてしまう感じやんな。
これは、「自分の言動に一貫性を持つ大切さ」を教えてくれるんやろな。
【士気高揚】しきこうよう
【意味】
集団のやる気や熱意、意気込みが高くなること。または高くすること。
皆が元気になり、やる気満々で何かをする状態を示しているんだ。
みんながうきうきしながら、元気いっぱいに何かをするんやで。
これは「集まったときにみんなが元気になる大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【時期尚早】じきしょうそう
【意味】
あることを行うにはまだ早すぎること。また、その様子。
何かを実行するためには、まだ時間的に早すぎる状況を指すんだよ。
いくら急いでやりたくても、時が満ちるまでちょっと我慢しないとあかんという言葉なんやな。
これは、「焦らずに時を待つことの大切さ」を教えてくれるんやで。
【自給自足】じきゅうじそく
【意味】
自分が必要なものを、自分で生産して間に合わせること。自分が必要な食料を自分で生育、収穫する生活スタイルをさすことが多い。
つまり、自分の力で生活を全うする、衣食住すべてを自分で手に入れることなんだよ。
衣服や食べ物、住む場所まで、全部自分で用意して生活するねんな。
これは「自分で自分を支える力が大切」って教えてくれる言葉やな。
【四苦八苦】しくはっく
【意味】
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。
物事が思うように進まず、大変な困難に遭遇する様子を表しているんだ。
思う通りにいかへんで、ガッツリ苦労する感じやな。
これは、「とにかく苦しみながら頑張る様子」を描いてる言葉なんやで。
【試行錯誤】しこうさくご
【意味】
新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。
これは、問題を解決するために、何度も挑戦を重ねていく様子を表しているんだ。
つまり、「あきらめずに、違うやり方を探し続けて、うまくいく方法を見つけ出す」って感じやな。
これは、「失敗を恐れずに新しいことに挑戦する大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【自業自得】じごうじとく
【意味】
自分の悪行の報いを自分が受けること。一般に悪い報いにもちいられるが、元来は自分が受ける結果のすべては、自分が種をまいたものであるという仏教の因果の法則を表す語。自分の行為の報いを自分自身がうけること。一般に、悪業の報いを受けることにいう。
普通、悪い行為をした時の報いに使われるんだ。
普段は悪いことをしたときに、その結果が自分に降りかかる状況を言うんやな。
これは、「悪いことをしたら、それが自分に返ってくるんやで」を教えてくれる言葉やな。
【自己犠牲】じこぎせい
【意味】
自分を犠牲にして他のために尽くすこと。
つまり、自分が困難に耐えることで、他の人を助けるという意味だ。
自分がちょっと我慢して、みんなのために何かをする。それが「自己犠牲」やな。
自分のためじゃなく、みんなのために何かをする大切さを教えてくれる言葉やね。
【自己嫌悪】じこけんお
【意味】
自分に嫌気がさして、自分自身をうとんじること。
自分の行動や性格、何かと自分自身を否定する状態を表しているんだ。
自分のことを見つめ直すときに、自分の悪いところが見えてくることもあるけど、それがずっと続くと自分が嫌いになっちゃうんやな。
でも、自分を否定しすぎずに、良い部分も見つけることが大切やな。
【自己陶酔】じことうすい
【意味】
自分自身の言葉や考えなどを素晴らしいものとして、自分自身に酔いしれること。自分自身をこよなく愛する人のこと。
自分自身を褒め称えて、その中に浸っている状態のことを言うんだ。
自分のことばっか考えて、それがすごいって思ってしまうんやな。
これは、「自分を褒めることが過ぎると、現実が見えへんくなる」って教えてくれる言葉やわな。
【自己満足】じこまんぞく
【意味】
自分自身や自分のおこなったことに対して、自分で勝手に満足してしまうこと。
要するに、自分が自分を褒めて満足してるんやろな。
【自己矛盾】じこむじゅん
【意味】
自分自身の考えや行動の中に、自分の否定するものが含まれていること。
自分の言葉や行動が一致しないという意味があるんだ。
自分で自分のことを否定するような、おかしな状態をいうんやな。
まあ、自分でも自分を理解できなくなっちゃうような、そんな難しい状況を表してるんやで。
【士魂商才】しこんしょうさい
【意味】
武士の精神と商人の才覚を兼ね備えること。
実業家や商人が目指すべき理想の状態として語られることが多いんだ。
売ったり買ったりうまくできるけど、一方で、武士のような立派な心がまえも持ってるんやな。
これは、「どんなに成功しても心の中の品格を忘れずに」って言うんやろな。
【自作自演】じさくじえん
【意味】
自分で計画したことを、全て一人で実行すること。
つまり、自分で作った役割を自分で演じるということだね。
お笑い芸人が一人で色々なキャラクターを演じるのもこれに近いかもしれんな。
自分が思いついたお話を自分で表現することやね。
【自殺行為】じさつこうい
自分で、自分自身をほろぼしてしまうような行為。
【時時刻刻】じじこっこく
【意味】
その時その時という意味。物事が引き続いて起こることをいう。また、次第次第や時を追ってという意味。
つまり、時間が過ぎていく様子を示しているんだよ。
時間がどんどん流れて、ずっと止まることなく、物事が次から次へと進んでいくんや。
これは、「段々と進んでいくさま」を教えてくれる言葉やな。
【子子孫孫】ししそんそん
【意味】
末代まで。孫子の代まで。代々。子孫の続く限りの意。
何世代も続いていくという意味があるんだ。
自分の子孫がどんどん増えていくんやな、これは。
「自分の家系がずーっと続く」って意味なんやで。
【事実無根】じじつむこん
【意味】
事実に基づかない話。実際とはまったく違うこと。根拠がまったくない作り話で、根も葉もないでたらめ。
いわば、全く根拠のないこと、つまり、根も葉もない状態を表すんだ。
ツリーには根っこが大事やけど、それがないってことは、それが完全にでたらめってことやな。
この「事実無根」、つまり、「何の根拠もないでたらめなこと」を教えてくれる言葉なんやで。
【事事物物】じじぶつぶつ
【意味】
あらゆる物事。一つ一つ全ての事柄、それぞれの物事という意味。
それぞれの全ての物事を含んでいるんだ。
ひとつひとつの出来事やもの、全部全部をひっくるめて言うんやな。
こういうのは、「細部まで把握する大切さ」を教えてくれるんちゃうか。
【獅子奮迅】ししふんじん
【意味】
獅子が暴れ回っているような、激しい勢い。またそのように、激しく行動すること。
それは果敢な意気込みで事に対処する姿や、猛烈な活動、華々しい活躍を表しているんだ。
怖いもの知らずで問題に立ち向かったり、とても活気に満ちた活動をしたり、目立つような働きをするんやな。
これは、「一生懸命に頑張る姿」を表す言葉やで。
【史上空前】しじょうくうぜん
【意味】
今までに一度もないほど珍しいこと。それまでに一度も比較できるものがないくらい珍しいこと。
つまり、これまでにないほど特殊な状況や出来事を表現するときに使われるんだ。
だから、「史上空前」って言ったら、「うわっ、これはもう今までにないほどすごいやつや!」っていう感じの意味になるんやな。
【自縄自縛】じじょうじばく
【意味】
自分の言ったことやしたことが自分を縛りつけ、自由に振舞えずに苦しむこと。
まるで自分で作った縄で自分自身を縛ってしまうような状況を描いているんだ。
まるで自分で作ったルールに自分が捕まっちゃうようなんやな。
これは、「自分の行動によって自分が苦労する」っていう事態を教えてくれる言葉なんやで。
【至上命令】しじょうめいれい
【意味】
他のどんなことよりも優先して行わなければならない事柄、また絶対に服従しなければいけない絶対的な命令のこと。
何が起ころうとも、それを守ることが最も重要なんだ。
たとえ地震が来ても、台風が来ても、それはどんな状況でも守らなあかんルールやんな。
これは、「絶対に守るべきルールの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【自然淘汰】しぜんとうた
【意味】
時の経過とともに、優れたものが生き残り、劣っているものが滅んでいくこと。
それに、へたくそなものは消えて、ええものだけが残る、ってこともあるんやな。
この言葉は、「強さや質の良さが生き残る自然のルール」を教えてくれるんやで。
【時代錯誤】じだいさくご
【意味】
時流に合わず逆行していること。または、ちがった時代のものをいっしょにして取りあつかう誤り。
いつまでも昔ふうのものに固執し、時代遅れの古い考えや行動を意味する。
時代の流れを無視して、昔のままを踏襲しようとするようす。
現代とは違う、古い考え方や行動を持ち続けている状態を指すんだ。
新しい時代になっても、昔のままの思考や動きを持ち続けるんやな。
これは、「時代に合わせて変わる大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【時代思潮】じだいしちょう
【意味】
その時代時代の社会にて主流となっている思想の傾向のこと。
それは、その時代を特徴づける思考の風向きのようなものだね。
時代によってみんなの考え方は変わるから、それを表すんやな。
これは、「みんながどう考えるかは時代による」ってことを教えてくれる言葉やな。
【事大主義】じだいしゅぎ
【意味】
自分の考えを持たず、勢力の強い者に従って、自己保身を図ろうとする考え方や態度、傾向。
自らの明確な主義や主張を持たず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする態度や考え方。
大人の世界ではよくある話やけど、自分の意志をしっかり持つことも大事やねんで。
【舌先三寸】したさきさんずん
【意味】
口先だけでうまく相手をあしらうこと。うわべだけのうまい言葉で、心や中身が備わっていないこと。
口の中の小さな舌で大きなことを成し遂げる、という意味が込められているんだ。
小さな舌でも、上手く使えば大きなことができるんやな。
でも、これは「言葉を使って人をだますな」って注意するための言葉やな。
【七転八起】しちてんはっき
【意味】
何度失敗してもくじけず、果敢に立ち上がって努力すること。不退転。
人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。
失敗や敗北にくじけず、何度でも新たに挑戦をするという強い心意気を表現しているんだ。
うまくいかへんことがあっても、そこから学んで再度挑戦するんや。
これは、「あきらめずに頑張り続けることが大事」っていうメッセージが込められてるんやな。
【七転八倒】しちてんばっとう
【意味】
激しい苦痛で、転げ回って、もがき苦しむこと。「七」「八」は回数が多いこと。何度も転んでは起き、起きては転ぶ意。
また、混乱してどうにもならない状況を示すこともあるんだ。
それか、「ものすごく混乱してる状況」を言うんやな。つまり、ほんまに大変な時に使う言葉やね。
【七難八苦】しちなんはっく
【意味】
様々な苦難や災難、苦しみや困難のこと。
人間の受けるさまざまな苦難に出会うこと。
多くの苦難が重なること。
これはつまり、多くの問題や困難が立ちはだかることからくる表現なんだ。
イメージとしては、一つの困難を乗り越えたら次から次へと新しい困難がやってくる、って感じやな。
でもな、この言葉は、「いくつもの困難に立ち向かう強さ」を表してるんやで。
【四通八達】しつうはったつ
【意味】
道路網や交通網、通信網が広く四方八方に通じていること。
交通網が発達していて、交通や往来が盛んでにぎやかなで活気のある場所のこと。
それから、たくさんの人々が行き来して、とても活気がある場所のことも言うんだ。
あとは、「人がたくさん出入りして賑やかなとこ」ってことも指すんやな。。
これは、「便利さ」や「活気」を表す言葉やね。
【質疑応答】しつぎおうとう
【意味】
質問と、それに対する答え。また、そのようなやり取り。
質問をする側からの疑問を解消し、答える側からの説明を深めるための交流だよ。
誰かが質問すると、それに対して説明があるんやな。
これは、「わからんことは聞いて解決する」っていう大切さを教えてくれる言葉なんやで。
【失敬千万】しっけいせんばん
【意味】
ひどく礼儀にはずれること。極めて、失礼であること。
はなはだしく無礼な状況を表現するために使われるんだ。
自分の行動が他人を困らせてしまうほど、ほんまに礼儀知らずなんてことやで。
これは「他人に迷惑をかけるほど無礼な行動はダメやで」と教えてくれる言葉やな。
【日月星辰】じつげつせいしん
【意味】
太陽や月、星などの天体が交わるところ。天空。空。
あらゆる天体が交わる美しい空のイメージがここには込められているんだ。
昼も夜も星もみんな一緒に存在する空、それが「日月星辰」なんやな。
これは「空の美しさや広大さ」を感じさせてくれる言葉なんやで。
【質実剛健】しつじつごうけん
【意味】
自分を良く見せようとかざるところがなく、真面目で強くたくましいこと。
真面目で飾らない性格で、しっかりとした強さを持つという意味があるんだ。
あんまり飾ったりせず、まっすぐで強い人を表す言葉やね。
これは、「飾らずにまっすぐに生きる強さ」を教えてくれるんやで。
【質素倹約】しっそけんやく
【意味】
贅沢をせず、つつましく生活すること。
特に無駄を排して、必要最小限のものだけで生活する、という意味が込められているんだ。
必要なものだけで生活して、無駄なものは使わへんようにするんやな。
これは、「生活に無駄を出さない大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【叱咤激励】しったげきれい
【意味】
大声で激しく叱ったり励ましたりして、奮い立たせる事。鼓舞すること。
力づける。
そのことによって、相手が元気になったり、勇気づけられたりするんだ。
時には厳しく、時には優しく、相手の気持ちを盛り上げるんやな。
これは、「人を励ますための方法」ってわけやな。
【失地回復】しっちかいふく
【意味】
1 奪われた土地を取り返すこと。
2 失われた地位や勢力などを取り戻すこと。
これは土地だけでなく、失われた地位や力も含まれるんだ。
場所や、失った立場、ちからとかも含まれるんやで。
これは、「ものを失っても諦めずに取り戻す勇気」を教えてくれる言葉やな。
【十中八九】じっちゅうはっく
【意味】
ほとんど。十のうち、八か九は間違いないの意味。
大方、その事が起こると考えられるときに使うんだ。
10中8、9やから、ほとんど確実やねんな。
これは「かなり高い確率でそうなる」ってことを教えてくれる言葉やで。
【疾風迅雷】しっぷうじんらい
【意味】
事態が急速に変化することや、行動が非常にすばやいことの例え。
これは物事が非常に速く、そして激しく進行することを表現しているんだ。
風がビュンビュン吹いて、雷がゴロゴロ鳴るように、すごいスピードで動き回るんやな。
これは、「とても速く激しく行動する」って意味があるんやで。
【疾風怒濤】しっぷうどとう
【意味】
時代や社会の状況が激しく変化することのたとえ。
時代や事態が激しく変化するさまのたとえ。
それが比喩として使われて、社会が大きく動き、大きな変化が起こる時期や状況を表すようになったんだ。
すごい風が吹いて、大きな波が立つくらいの、どんどん変わる様子を表してるんやな。
これは、「大きな変化が起こる時の様子」を教えてくれる言葉やで。
【紫電一閃】しでんいっせん
【意味】
刀を一振りしたときにきらめく、するどい光。転じて、極めて短い時間の例え。
その刀の閃光は、非常に早く動いていることを示している。
なので、この言葉は一般的に急な事態や緊急性を伝えるために使われるんだ。
研ぎ澄まされた刀がパッと光るように、急に何かが動き出すんやな。
これは、「事が急に動き出すとき」を表してる言葉なんやで。
【士農工商】しのこうしょう
江戸時代の身分制度。武士が一番上にきて、その下に農民、職人、商人が続く。
【地盤沈下】じばんちんか
地表面が沈み、位置が下がること。転じて、今まで保たれていた勢力が、衰えること。
【自分勝手】じぶんかって
【意味】
他人の都合を考えず、自分のためだけを考えて振る舞うこと。
自分の都合だけを考えて、他の人の迷惑などを考えずに行動すること。
自分だけが得をするような行動をとる様子を表しているんだ。
人のことを考えへんで、自分だけがええところ持っていく、そんなわがままな態度やな。
これは、「他人を思いやることの大切さ」を教えてくれる反面教師の言葉やで。
【四分五裂】しぶんごれつ
【意味】
ばらばらに分裂すること。秩序・統一を失って乱れ、ちりぢりばらばらになるようす。
「分」は分かれる、「裂」は裂ける。ものごとがばらばらに分かれる意味。
ひとつだったものが乱れてしまい、その調和が崩れてしまうという意味が込められているんだよ。
ピースがそこら中に散らばってしまうパズルみたいなもんやな。
これは、「まとまりを大切にしよう」って教えてくれる言葉やで。
【自暴自棄】じぼうじき
【意味】
思い通りにいかないことから、「もう、どうにでもなれ」という気持ちになり、投げやりな行動に出てしまうこと。
【四方八方】しほうはっぽう
【意味】
ありとあらゆる方向のこと。
周囲あらゆる方面。
すべての方角。
あちこち。
まさに、どこを見てもその方向があるという状況を表しているんだ。
お前の前にも、後ろにも、左にも、右にも、まさにどっちを向いてもそこにあるってことやな。
これは、「周り全体を見て考える」って大事さを教えてくれるんやな。
【揣摩臆測】しまおくそく
【意味】
根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。
自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。
明確な根拠もなく、自分だけの想像で、物事の状況や人の事情・気持ちなどを、あれこれ推し量ること。
他人の心情を適当に推し量る、そんな感じだね。
他人の心をなんとなく推し量る、なんてやつやで。
これは、「他人の気持ちを適当に推測するな」って教えてくれる四字熟語やな。
【四面楚歌】しめんそか
【意味】
周りを敵に囲まれて苦しい立場に陥ったこと。誰の助けもなく孤立すること。
味方や応援してくれる人が一人もいない、そしてみんなから非難されるような状態のことを言うんだ。
助けてくれる人が一人もおらん、みんなから文句を言われるような状況やで。
これは、「一人ぼっちでも立ち向かう強さ」を教えてくれるんやな。
【自問自答】じもんじとう
【意味】
自分で問いかけ、自分で答えること。
自身の言動などを振り返り、過去を反省するときの様子。
自分の心の声をよく聞いてみるということ。
つまり、自分で自分に問いかけ、それに自分で答えを出すという行為を指しているんだよ。
自分自身で疑問を立てて、それを解決するんやな。
これは、「自分で考える力」を育てる重要な方法を示してるんやで。
【杓子定規】しゃくしじょうぎ
【意味】
すべてに一つの基準や感覚を当てはめて判断・処理しようとする応用や融通の利かないやり方、態度。応用、融通のきかない考え方、方法論。
だから、考え方が固い、柔軟性がない、という意味があるんだ。
元々は曲がった杓子の柄をまっすぐな定規のように使うという意味から来ているんだよ。
まるで曲がったおたまの柄を、まっすぐな定規みたいに使おうとするくらい、考え方が頑固なんやで。
こういう言葉は、「いろんな考え方を受け入れることの大切さ」を教えてくれるんやな。
【弱肉強食】じゃくにくきょうしょく
【意味】
弱いものが強いもののえじきになること。強い者が弱い者を思うままに感じて繁栄すること。
つまり、力のある者が生き残る、という厳しい世界のことを表しているんだよ。
つまり、強い者が勝って、弱い者が負ける、そんな厳しい世界を言うんやで。
これは、「生き残るためには強くなる必要がある」ってことを教えてくれる言葉やな。
【社交辞令】しゃこうじれい
心からそう思っているのではなく、付き合いをうまく進めるために用いる、決まり切ったあいさつや褒め言葉。
【洒洒落落】しゃしゃらくらく
【意味】
さっぱりとして物事にとらわれないさま。人の性格や態度などについていう。
これはあっさりとした態度や性格、つまり洒脱さを表しているんだ。
要するに、どんなことがあってもあまり深く考えず、いつもニコニコ、サッパリとしてるってわけやな。
これは「楽に生きる、何にも縛られない大切さ」を教えてくれるんやで。
【遮二無二】しゃにむに
【意味】
他のことに目を向けず、一つのことに対して強引に取り組む様子。
後のことを気にせず、思いつきで行動するという様子を表しているんだ。
後のことなんて考えずに、思いついたらすぐ行動するんやな。
これは、「考えずに行動する勢い」を表してるんやで。
でも、ちゃんと考えてから行動したほうがええこともあるから気をつけな、ほんまに!
【縦横無尽】じゅうおうむじん
【意味】
自由自在に物事を行うさま。思う存分という意味。
全力で思うままに行動する、という感じがあるんだ。
思いっきり、自分の思う通りにやるんやな。
これは、「自分の思う通りに行動する自由さ」を表す言葉なんやな。
【自由闊達】じゆうかったつ
【意味】
心が広くて小さな物事にこだわらず、のびのびしているさま。
何事にも束縛されることなく、自らの意志を遂行できる様子。
度量が大きく、頼りがいのあるさま。
何事にも縛られず、のびのびと自分らしく生きる、という意味が含まれているんだ。
気にせんでのびのびと自分のやりたいことをするんやな。
これは、「自分らしく自由に生きる大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【衆議一決】しゅうぎいっけつ
【意味】
多くの人の議論や相談によって、意見がまとまり決まること。
みんなで考えて、最終的には一つの答えを見つけるという意味があるんだ。
みんなで話し合って、結果的には一つの答えを出すんやな。
これは、「みんなで考えることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【終始一貫】しゅうしいっかん
【意味】
始めから終わりまで変わらないこと。物事を貫き通す姿勢をいう。「一貫」は一つの方法・態度などを貫くこと。
自分の信念や方針をぶれずに続けることを言うんだ。
自分の主張や考え方をぶらさずにずっと貫くってことやで。
これは、「信じた道を進む大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【自由自在】じゆうじざい
【意味】
自分の意のままにできること。また思う存分に振る舞うこと。
つまり、心から望んだことを思う存分実行できるという意味なんだ。
なんでも自分の意志でコントロールできて、思う存分に行動できるんや。
これは、「自分の力で自由に動ける楽しさ」を教えてくれる言葉なんやで。
【周章狼狽】しゅうしょうろうばい
【意味】
大いにあわてること。非常にあわてうろたえること。
予想外の出来事に遭遇して、うろたえる様子を表しているんだ。
何か思わぬことが起こって、どうしようもなく混乱してるってわけやな。
これは、「何が起こっても冷静さを保つ大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【衆人環視】しゅうじんかんし
【意味】
大勢の人が、周りを取り囲んで見ていること。
つまり、たくさんの人に注目されているという感じさ。
周りに人がいっぱいで、みんな自分を見つめているんやな。
これは、「みんなの前で何かをする勇気」を表す言葉やで。
【秋霜烈日】しゅうそうれつじつ
【意味】
①刑罰や権威、節操、意志などが厳しいこと。また、厳かなこと。
②日本における検察官記章(バッジ)のデザインに対する呼称。
人の態度や意志が強く堅固で、あるいは権威が厳正で威厳のある様子を描いているんだ。
秋の霜が厳しく冷たいように、夏の太陽がぐんぐん照りつけるように、自分の意志を強く持つかんじやで。
これは、「どんなに厳しくても自分の信念を守る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【集中砲火】しゅうちゅうほうか
【意味】
ある目標に、集中的に弾丸を打ち込み攻撃すること。転じて、避難や批判をあるものに集中的に向けること。
一斉に多くの砲火が集中して打つという戦場のイメージからきているよ。
戦場で砲火が一箇所に集まるみたいに、みんなの非難が一人に集中するんやな。
これは、「みんなが同じ人を批判する」って状況を表す言葉なんやで。
【十人十色】じゅうにんといろ
【意味】
十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。
みんなそれぞれの趣味や意見があるということだ。
みんなが全く同じじゃなくて、それぞれ自分の色を持ってるんやで。
これは、「人それぞれ、個性を大切に」って言うんやろな。
【十年一日】じゅうねんいちじつ
【意味】
長い間同じことをくりかえしていること。
また、長い間同じやりかたや状態を辛抱強く守っていること。
大変長い時間が経つにもかかわらず、何も進歩や変化がない、あるいは一つのことをずっと守り続ける状況を描いているんだよ。
何年経っても同じ状況が続いてるか、または何か一つをずっと守り続けてるんや。
これは「時間が経っても変わらずに頑張り続ける姿勢」を示す言葉やな。
【十年一昔】じゅうねんひとむかし
【意味】
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。
たった十年の間でも、振り返るととても昔のように感じられる、という意味が込められているんだ。
10年前のことを思い出すと、もうすっかり昔のことのように感じるねんな。
これは、「時間の流れと世の中の変化の速さ」を教えてくれる言葉やな。
【秋風索莫】しゅうふうさくばく
【意味】
秋風がふいて、もの寂しくなる様子。また、物事の勢いがなくなって落ちぶれる様子。
まるで秋の風が吹き始め、周りの様子が落ち着き、活気が減ったような感じをイメージするんだ。
元気だったのが、ひとつひとつ静かになっていく様子を表してるんや。
夏の終わりと秋の始まりの、ちょっと物悲しい気分を表す言葉やな。
【自由奔放】じゆうほんぽう
【意味】
他のことを気にかけず、自分の思うままに振る舞うさまのこと。
ただし、他人の迷惑を考えずに、好き勝手に行動することも含まれているんだよ。
でも、それがたまには他の人に迷惑をかけてしまうこともあるってわけやな。
これは、「自由に行動するけど、他人への思いやりも忘れずに」って教えてくれる言葉やな。
【主客転倒】しゅかくてんとう
【意味】
事物の大小、軽重などを取り違えること
主な物事と従属的な物事の立場が入れ替わること
つまり、本来大切であるべきものと、そうでないものが取り違えられる状況を表しているんだ。
例えば、おやつがメインの食事になってしまったり、勉強よりもゲームが優先されてしまったりする状態を言うんやな。
これは「大切なこととそうでないことを間違えないように」って教えてくれる言葉やな。
【主義主張】しゅぎしゅちょう
【意味】
人や組織の、主義や主張のこと。
それは人が自分の生活や行動の指針とする考え方や信念のことだ。
日々の生活で自分がどう行動すべきか、どう考えるべきかを示してくれる思いや考えのことやで。
これは、「自分らしさを示す考え」を教えてくれる言葉やな。
【熟読玩味】じゅくどくがんみ
【意味】
文章をよく読み、その内容をじっくり考え、十分に味わうこと。
深く読み込んで、内容をじっくりと味わうという意味があるんだ。
読むだけじゃなく、その内容を深く理解して味わうんやな。
これは、「文章の奥深さを味わうためには、じっくり読むことが大切や」って教えてくれる言葉なんやで。
【熟慮断行】じゅくりょだんこう
【意味】
じっくりと考えた上で、思い切って行動にうつすこと。
色々な可能性やリスクを考えた上で、自分が正しいと思ったことを堂々と実行することだよ。
考えたことを怖がらずに実行するんや。
これは、「考えた上で行動する勇気」を示す言葉やで。
【取捨選択】しゅしゃせんたく
【意味】
必要のないもの、悪いものを捨て、必要なもの、よいものを選び取ること。
自分にとって必要なものを選び、不必要なものは捨て去る、という行為を表しているんだ。
全部を持っていられへんから、大切なものだけを選んで残し、それ以外は手放すんやな。
これは、「必要なものだけを選び、不要なものは捨てることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【種種雑多】しゅじゅざった
【意味】
色々なものが、入り混じっている様子。
違う性質のものがたくさん混ざっている、というイメージがあるんだ。
たとえば、おもちゃ箱の中に、クレヨンもビー玉もゴムボールも一緒くたになっているみたいな感じやな。
なんでも混ぜてしまうのが、「種種雑多」ってわけやで。
【首鼠両端】しゅそりょうたん
【意味】
ぐずぐずしていて、どちらか一方に決められないことのたとえ。
また、形勢をうかがって心を決めかねていること。日和見(ひよりみ)。
ネズミが穴から顔を出して周囲の様子を見るような、まったく決断できない状況の比喩だね。
ネズミが穴から出て周りを見てるように、どっちがいいかわからんから、結局何も決めへんでいるんやな。
これは、「迷ってばかりでは進まへん」って教えてくれる言葉なんやな。
【酒池肉林】しゅちにくりん
【意味】
ぜいたくの限りを尽くした盛大な宴会のこと。
また、みだらな宴会のたとえ。
また、ちょっと行き過ぎた、みだらな宴会のたとえにもなるんだ。
想像してみて、酒が池のようにあり、肉が林のようにたくさんある状況をね。
でも、ちょっと過激すぎて、肉が木みたいにたくさんあって、酒が池みたいにいっぱいあるんやな。
これは、「適度な楽しみ方が大事」っていう教訓を含んでる言葉なんやで。
【出処進退】しゅっしょしんたい
【意味】
その職にとどまっていることと、辞めて退くこと。身のふり方や、身の処し方のこと。
役人として働き続けるか、それとも役人を辞めて民間に戻るかという意味があるんだよ。
政府の役人として働き続けるか、それとも仕事をやめて普通の人に戻るか、っていう選択をするっていうんやな。
これは、「自分の道を選ぶ大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【首尾一貫】しゅびいっかん
【意味】
始めから終わりまで、態度や方針が変わらないこと。
自分の意見や主張を一貫して続ける、という意味が込められているんだ。
自分の考えや行動が一直線でブレてない、ずっと同じ方向を向いてるんやな。
これは、「最初から最後までぶれずに行動する大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【春夏秋冬】しゅんかしゅんとう
春、夏、秋、冬の4つの季節。
【春日遅遅】しゅんじつちち
【意味】
春の日が長くて、暮れるのが遅いこと。
また、春の日がうららかでのどかなこと。
春の日は穏やかで、ゆっくりと時間が流れ、夕方になるのも遅い、という意味があるんだ。
春が来て、日が長くなるから、昼も夕方もゆっくりと時間が流れるんやな。
これは、「春の日の穏やかさ」を感じさせてくれる言葉やで。
【春宵一刻】しゅんしょういっこく
【意味】
春の夜のひとときは、なんともいえぬ趣(おもむき)があって、大きな価値があるということ。
春の夜のほんの一刻でも、それはとても特別で楽しい時間という意味が込められているんだ。
短い時間でも、それが春の夜なら、それだけで楽しいひと時やで。
これは、「大切な時間を楽しむ」ってことを教えてくれるんやな。
【純情可憐】じゅんじょうかれん
【意味】
純粋で邪心がなくて、清らかで愛らしいこと。
清らかさと純粋さが混じり合ったような表現だね。
まるで、真っ白な絵の具に色を混ぜずに絵を描くような、すっきりとした心の持ち主のことを言うんやな。
これは、「純粋さと可愛さ」を大切にしようってことを教えてくれる言葉なんやで。
【純真無垢】じゅんしんむく
【意味】
心にけがれや偽りがなく、純粋で清らかなこと。
自然のままで、飾り気がないこと。
また、そのような状態や行動の様子も表しているんだ。
いたずらや悪さを考える心がまるでない、すごくピュアな状態を言うんやね。
これは、「無垢な心の大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【春風駘蕩】しゅんぷうたいとう
【意味】
春風が、心地よくふく様子。転じて、性格や態度がのんびりしている様子。
その美しい風景から、何も問題がなく穏やかな状況、または、人の優しい性格や落ち着いた態度を示すときにも使われるんだ。
それと同じように、「人がやさしくて、のんびりとした態度を持ってる」ってときにも使えるんやな。
なんとなく、心が安らぐ感じの言葉やね。
【順風満帆】じゅんぷうまんぱん
【意味】
すべて順調に進行すること。帆に順風(追い風)をいっぱいに受けて進む船の様子から。
何の問題もなくスムーズに進むことを指すんだ。
船が追い風を受けて帆がしっかり張る、そのような状態をイメージしているんだよ。
困ることもなく、まるで追い風が吹いてるように順調に進むんやな。
これは、「何も問題なく進んでいる状態」を表す言葉なんやで。
【上意下達】じょういかたつ
【意味】
上位の者や上層部の考えや意思・命令などを、下の者に徹底させること。
組織の中では、トップの意見が大事やけど、それを下の人に伝えて、みんなで一緒に行動することが大事なんやな。
これは、「上からの命令をちゃんと伝える」ってことを教えてくれる言葉やで。
【消化不良】しょうかふりょう
【意味】
食べたものが、胃や腸の中で十分に消化されないこと。転じて、新しく学んだ知識や技術などをよく理解しておらず、自分のものにできてはいないこと。
それで、吐いたり下痢になったりすることがあるよ。
また、それは物事や情報をうまく理解したり吸収したりできない状態のたとえにもなるんだよ。
それが、吐き気や下痢に繋がるってわけや。
また、「学んだことを全部理解できへん」って意味でも使うんやな。
これは、「学んだことをちゃんと理解し、自分の知識にすることの大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【城狐社鼠】じょうこしゃそ
【意味】
君主や権力者の陰に隠れて、悪事を働く人のこと。
城や社会の中に潜んでいる狐や鼠のように、捕まえるのが難しいというイメージが含まれているんだ。
城や町の中にひそんでるキツネやネズミみたいに、なかなか捕まえられへん悪者のことを指してるんやな。
これは、「身近な悪者を見つけ出して対処する難しさ」を教えてくれる言葉やで。
【笑止千万】しょうしせんばん
【意味】
非常にばかばかしくて、おかしいこと。
また、そのさま。
いかにも気の毒という場合に使われることもある。
また、それがとても気の毒な状況であるときにも使われることがあるんだ。
それが、ものすごくかわいそうな状況の時にも使うことがあるんやろ?
つまり、「ほんまにおかしくて、かわいそうな事態」っていう感じの言葉やんな。
【盛者必衰】じょうしゃひっすい
【意味】
どんなに勢い盛んなものも、必ず衰えるということ。
これは、人生が常に変わり続けるという事実を表しているんだ。
頂上にいるときでも、いつかは下る時がくるんや。
人生はいつでも変わり続けるんやな、これは、「うまくいってるときでも油断せんといて」って教えてくれる言葉やな。
【生者必滅】しょうじゃひつめつ
【意味】
この世に生を受けたものは、必ず滅び死ぬものであるということ。
つまり、この世の全ては変化し、常に移り変わるということだよ。
どんなに元気な人や動物も、長い時間が過ぎればお別れの時間が来るんやな。
これは、「命の有限性」を教えてくれる言葉やで。
【上昇気流】じょうしょうきりゅう
上方に向かう気流。転じて、物事が順調に進む様子。
【情状酌量】じょうじょうしゃくりょう
【意味】
裁判で、諸事情を考慮して刑罰を軽くすること。
裁判で例えると、裁判官が事件の具体的な状況や被告人の態度などを深く見て、罪の重さを評価する時に使われるよ。
裁判でいうと、人がどういう状況で、どういう気持ちでやったかを考えて、罰を決めるんやな。
これは、「事の背後にある事情をきちんと考える」って教えてくれる言葉なんやで。
【生生流転】しょうじょうるてん
【意味】
いっさいのものは永遠に生死を繰り返し、常に変化し続けるということ。
まるで川の流れのように、止まることなく、生命が循環しているイメージだね。
一回限りの命じゃなく、生まれ変わったり、変わったりしながら、ずっと流れていくんやな。
それは「世界は絶えず変わっていく、だから新しいことにもチャレンジしよう!」って教えてくれる言葉やな。
【小人閑居】しょうじんかんきょ
【意味】
つまらない人間は、暇ができてしまうと、良くないことをするということ。
つまり、自分を高めるための何かを学ぶ代わりに、何もしないでただ時間を過ごすと、悪い行動に走りがちになるということだよ。
何もしないでダラダラしてたら、悪いことを考え始める可能性があるんやな。
これは「暇なときこそ、自分を高めるために何かを学ぶ大切さ」を教えてくれるんやで。
【正真正銘】しょうしんしょうめい
【意味】
まったくうそ偽りがなく、本物であること。
もっと簡単に言うと、「本当のこと」を表しているんだ。
うそも偽りも一切なく、まったくの本当のことを言うんやな。
これは、「確かな真実」を伝える言葉なんやで。
【小心翼翼】しょうしんよくよく
【意味】
気が小さく、びくびくする様子。また、細かなことまで良く気を配る様子。
本来は、気を使ってとても慎重に行動することを示す言葉だったんだ。
でももともとは、「細かい気を使って、ほんまに慎重に物事を進める」ってことを表してたんやな。
これは、「怖がらずに慎重に物事を進める大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【少数精鋭】しょうすうせいえい
【意味】
人数は少ないが、えりすぐりの人物が集まっていること。また、その人々。
それはつまり、人数が多くなくても、その一人一人が優れた能力を持っている集団のことを指しているんだ。
人数が多いってだけが強さじゃなくて、大事なのはその中身やで。
これは、「質重視、量じゃない」っていう考え方を教えてくれる言葉やな。
【少壮気鋭】しょうそうきえい
【意味】
年が若くて意気が盛んで、将来が期待されること。
また、その人のこと。
年齢が若く、元気が溢れていて、積極的な行動をすることが特徴なんだ。
若さがあふれていて、どんどん行動に移すんやな。
これは、「若いときのエネルギーと行動力」を称える言葉やなんやで。
【冗談半分】じょうだんはんぶん
本気と冗談が入り混じっていること。
【常套手段】じょうとうしゅだん
【意味】
同じような場合に、いつも決まって取られる手段のこと。
また、ありふれた方法や手段のこと。
つまり、普段からよく使う手段のことなんだよ。
普段から使ってるやり方、それが「常套手段」なんやな。
この言葉は、「おんなじ場面でおんなじ手を使う」ことを教えてくれる言葉やで。
【商売繁盛】しょうばいはんじょう
商売がうまくいき、大いに栄えること。
【枝葉末節】しようまっせつ
【意味】
物事の中心でない部分。細かな部分。
木の幹から遠く離れた小さな枝葉や、木材の端にある節といった部分を考えてみて。
それらは全体を見た時にはあまり重要ではないよね。
木を見てるときに、一番目立つのは太い幹や大きな枝やなくて、ちょっとした枝葉や木の端っこやな。
これは、「大事なことは大事なこと、つまらないことはつまらないこと」と分けて考えるって教えてくれるんやな。
【小利大損】しょうりだいそん
【意味】
わずかな利益を得ようとして、かえって大きな損をしてしまうこと。
つまり、手元の小さな利益に固執すると、結果的に大きな損失に繋がるという警戒の意味が含まれているんだ。
つまり、小銭を得るために大金を失ったりするんやで。
これは、「すぐの利益に目が行き過ぎて、結果的に大損しないように注意する」って教えてくれる言葉やな。
【生老病死】しょうろうびょうし
【意味】
生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦をあげた言葉。人生における免れない四つの苦悩のこと。
これは仏教でいう「四苦」にもあたるんだ。
人間だれでも、生まれて年を重ね、病気になったりしながら、いつかは死んでいくんやな。
これは、「人生の大切な節目」を教えてくれる言葉なんやで。
【諸行無常】しょぎょうむじょう
【意味】
この世の全てのものは常に変化し、いつまでも変わらないものはないということ。
人間の生活も、一時的で不確定なものとして表現されているんだ。
人間の人生も、すぐに変わるかもしれへんし、いつでも一瞬で終わりかもしれへんな。
これは、「すべてのものが変わり続け、何も永遠には続かない」っていうことを教えてくれる言葉やな。
【食前方丈】しょくぜんほうじょう
【意味】
きわめてぜいたくな食事のこと。ごちそうが自分の前に、一丈四方もいっぱいに並べられる様子。
長さが一丈(約3メートル)もある広いスペースに並べられた豪華な食事というイメージが込められているんだ。
まあ、一丈もあるテーブルにびっしりと料理が並んでるってイメージやな。
これは、「めちゃくちゃ豪華なご馳走」を表す言葉やな。
【初志貫徹】しょしかんてつ
【意味】
最初に思い立ったときの気持ちや希望を最後まで貫き通すこと。
つまり、途中で挫けず、最初の決意をしっかりと保ち続けることなんだ。
途中でつらくなっても、最初に思った目標をしっかり守って、やり遂げるんやな。
これは、「始めたことは最後まで諦めずにやり通す強さ」を示してるんやな。
【諸説紛紛】しょせつふんぷん
【意味】
様々な意見や説が入り乱れて、おさまりがつかない様子。
また、さまざまな憶測が飛び交って、真相がつかめないような状況も指すんだ。
みんなが違うことを言ってて、どれが真実かさっぱりわからへんってことや。
これは、「情報がたくさんあるときは、真実を見極めるのが難しい」って教えてくれる言葉やで。
【蜀犬吠日】しょくけんはいじつ
【意味】
無知な人は、当たり前の事柄にも、怪しんで恐れること。また、見識もなく劣った者が、他人の言動をむやみに批判すること。
また、人の行動や言葉を理解せずに無闇に批判することも含んでいるんだ。
まあ、この言葉は、「知識をつけて、理解しよう」と教えてくれてるんやな。
【職権濫用】しょっけんらんよう
その仕事をやる上で与えられた権利を悪用したり、むやみに振りかざしたりすること。
【白河夜船】しらかわよふね
【意味】
ぐっすり眠っていて何事にも気づかない様子。また、実際には見ていないものをさも見てきたように話すこと。
また、知らないことを知っているふりをすることも指すんだ。
それと、知らないことを知ってるふりするっていう意味もあるんやな。
これは、「本当に知らんときは素直に知らんと言おう」と教えてくれる言葉やで。
【自力更生】じりきこうせい
【意味】
他人の援助に頼らず、自分の力で生活を改め、正しく立ち直ること。
何か困ったことがあったときに、自分自身で解決する強さが必要なんやな。
これは、「自分で問題を解決することの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【私利私欲】しりしよく
【意味】
自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望のこと、あるいは身勝手なさま。
私心による欲と利のこと。
他を省みることなく自分の欲望のみを優先すること。
他の人のことを考えず、自分だけの利益を追い求めることが含まれているよ。
他の人のことはあんまり考えずに、自分だけの利益をガンガン追い求めるんやな。
これは、「自分だけの欲望に取り組む」ってことを示す言葉なんやで。
【支離滅裂】しりめつれつ
【意味】
言動や文章が、ばらばらで、まとまりがないこと。
例えば、文章や議論が無秩序で、一貫性がないときに使うんだ。
文章や話が、バラバラで一体何が何やら、もうめちゃくちゃなんやな。
これは、「話がまとまりなくて理解できへんこと」を示す言葉なんやで。
【思慮分別】しりょふんべつ
【意味】
物事に深く考えを巡らし、判断すること。
また、それは周りの状況をよく理解して、正しい決断をする能力も表しているんだ。
周りのこともよ~く見て、自分でしっかりと決める力のことも言うんやな。
これは、「考える力と判断力」の大切さを教えてくれるんやで。
【四六時中】しろくじちゅう
【意味】
昼夜にわたって何かが行われること。始終。
つまり、絶えず、いつもということを表しているんだよ。
これは、「何事も一生懸命、ずっと続けること」を教えてくれるんやな。
【人海戦術】じんかいせんじゅつ
【意味】
多数の人員を使って、仕事を成し遂げようとするやり方。機械などを使わず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。
そして、それは転じて、大勢の人が集まって何かに対処するという意味も持っているんだよ。
敵がどんなに強くても、人数で押し切るんや。
それと同じで、大勢の人が一緒になって何かをやるときの力強さを表す言葉なんやで。
【心機一転】しんきいってん
【意味】
何かがきっかけとなり、良い方向へ気持ちががらりと変わること。
元の気持ちを一新して、ポジティブに取り組むことを強調するんだ。
何かがきっかけで、心を一新して元気にやり直すことやな。
これは、「気持ちを切り替えて新しく始める大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【神機妙算】しんきみょうさん
【意味】
人知では思い付かないようなすばらしいはかりごと。
名参謀が立てる名戦略。
勝算の大きい戦術や作戦のたとえ。
まるで神が行ったような絶妙で素晴らしい策略、というイメージがあるんだ。
神が降ろしたかのようなハンパない計画やな。
これは、「頭のいい計画を立てることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【真剣勝負】しんけんしょうぶ
【意味】
遊び半分ではなく、本気で勝ち負けを争って、勝者を決定すること。また、物事に、まじめに全力で対処すること。
ほんまに強いのは誰なのか、しっかりと決めるための戦いやんな。
これは、「本気で取り組む大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【深山幽谷】しんざんゆうこく
【意味】
奥深い山や谷、人里離れた山中の仙境
人がほとんど入らないような自然豊かな山中をいう
とても静かで、誰もいないような自然の中の景色をイメージするんだ。
誰もおらへんから、静かで、まるで別世界みたいな感じやな。
こういう言葉で、自然の広さや静けさを感じられるんやで。
【紳士協定】しんしきょうてい
【意味】
公式な手続きをふまず、相手のことを信頼して結ぶ約束事。
手続きは省いても、信頼関係があれば大切な約束ができるという意味が含まれている。
大人になってくると、紙に書かなくても信頼できる相手となら約束事ができるんやで。
これは、「信頼関係の大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【紳士淑女】しんししゅくじょ
【意味】
教養があり、品格があって、礼儀正しい男性と女性のこと。
この言葉は、人々が自分自身をより良いものにするための理想像を示しているんだ。
周りに気を使って、いつも立派にふるまう人のことを表すんやな。
それが、「自分を高めるための目指すべき姿」ってわけやな。
【真実一路】しんじついちろ
【意味】
嘘のない心をもって、どこまでも生きていくこと。
どんなに長い道のりでも、真実を追い求める決心が込められているんだ。
まあ、難しいことやけど、真実を見つけるためには絶えず探し続ける気持ちが大事なんやろな。
これは、「真実を探すための強い決意」を教えてくれる言葉やで。
【人事不省】じんじふせい
【意味】
病気や怪我などで意識を失うこと。
昏睡状態に陥ること。
昏睡状態に陥ったり、意識がなくなることも含んでいるんだ。
ほんまに寝てるような、何が何やらさっぱりわからへん状態のことを言うんやで。
これは、「体調を崩すと大変なことになる」って教えてくれる言葉やな。
【神出鬼没】しんしゅつきぼつ
【意味】
いきなり現れては消え、その居所がつかめないこと。
その人の動きが早くて予測不能、位置がつかめないという意味も含まれているんだ。
動きが素早くて、どこにいるのか予測できへんんやな。
こっちは探しもせんうちにあっちに消えて、そっちを見てる間にこっちに現れる…みたいな。
【信賞必罰】しんしょうひつばつ
【意味】
褒めるべき功績のある者は必ず褒めて褒美を与え、罪を犯した者は必ず罰すること。賞罰を正しく行うこと。
賞罰をきちんとすることで、正しい行動を促すという考え方が込められているんだ。
良いことと悪いことの区別をしっかりして、それに対する報いも必ずする、というのがこの言葉の大事なところなんやな。
【針小棒大】しんしょうぼうだい
【意味】
針ほどの小さいものを、棒ほどの大きさに言う。物事を大げさに言うこと。
例えば、針のように小さなことを棒のように大きく説明することだよ。
小さいことを大きく見せるように話すことやな。
これは、「大げさに話すことの注意点」を教えてくれる言葉やで。
【人心一新】じんしんいっしん
【意味】
人々の気持ちをすっかり新しくすること。
何か新しいことを始めるときや、雰囲気を変えたいときなどに使われる言葉だね。
まるで新年みたいに、古いことは忘れて新しい気持ちでスタートするんや。
これは、「新しいことを始める勇気」を表してる言葉なんやで。
【新進気鋭】しんしんきえい
【意味】
ある分野に新しく現れて、勢いが盛んであること。また、そのような人。
新しくてもビビらずに元気に活動してる人や、元気な雰囲気のことを言うんやな。
これは、「新しいことにチャレンジする元気さ」を示す言葉やで。
【人生行路】じんせいこうろ
【意味】
・人として生きていく道。
・人がこの世に生きていく道程のこと。
・人生を前途が予測できない旅にたとえていう言葉。
未来がどうなるか分からない、それがまるで旅のように描かれている言葉なんだ。
そんな道すがら、色んなことに出会いながら生きていく、そんなイメージやな。
これは、「人生ってのは予測できない旅行」みたいなことを教えてくれる言葉やな。
【人跡未踏】じんせきみとう
【意味】
まだ一度も人が足を踏み入れたことが無いこと。
まさに新たな未知の世界を探索するようなイメージだね。
誰も知らん未知の場所や新しい経験をすること、そんな冒険の心をくすぐる言葉やな!
これは、「新しいことにチャレンジする勇気」を示してるんやで。
【深層心理】しんそうしんり
【意味】
人の心の奥深くに隠されている部分。
日常ではなかなか意識されない、でも実は我々を動かしている無意識の心の状態を指すんだ。
表に出てこないけど、実は自分をコントロールしてる無意識の心の動きやんな。
これは、「自分の気づかぬうちに働いてる心の部分」を教えてくれる四字熟語やで。
【迅速果敢】じんそくかかん
【意味】
すばやく、かつ大胆に行動すること。
その行動が非常に素早いという意味も含まれている。
つまり、すぐに決断を下し、それを実行できる力のことだ。
何かをするのも、決断するのもすごく早いってことやろ。
それは、「思い立ったらすぐ行動、すぐ決める」って強さを表してる言葉なんやで。
【進退両難】しんたいりょうなん
【意味】
前に進むことも後ろへ退くこともできない困難な状態。
進んでも問題があるし、退いても問題があるという、難しい立場を指しているんだ。
前に進んでも後ろに下がっても問題が発生する、ってわけやな。
これは、「ときどきは難しい決断をしなければならない」って教えてくれる言葉なんやで。
【人畜無害】じんちくむがい
【意味】
人や動物に対して害がないこと。
(多く、皮肉や侮蔑の意を込めて)他に何の影響も及ぼさないような、平凡でとりえのない人。他に影響を与えることのない,あたりさわりのない物事や人のたとえのこと。
優しく、安全な存在であるという意味があるんだ。
とても優しくて、安心できる存在ってわけや。
全く問題ない、安全保証付きの存在ってことやで。
【慎重居士】しんちょうこじ
【意味】
準備怠りなく、物事を少しずつ丁寧に進めていく人や性格のこと。
一歩一歩、確実に進んでいくという姿勢が重要だと言えるね。
急がず、ちゃんと準備して、丁寧に一つ一つことを進めていくんやな。
これは、「大切なことは慌てずじっくりと進めるべきや」って教えてくれる言葉やで。
【新陳代謝】しんちんたいしゃ
【意味】
新しいものが古いものにとって代わること。特に生物体内で必要な物質を取り入れ、不必要な物質を排出する作用のこと。転じて組織の若返りなどにも使います。
生物学的には、生物が食物から栄養を取り込んで、その代わりに体から不要なものを出すプロセスを表しているんだよ。
あたかも私たちがご飯を食べて元気を取り込み、使われた部分をトイレで出すような感じやな。
これは、「生き物が生きていくための入れ替わりの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【震天動地】しんてんどうち
【意味】
大事件が起こること。また、勢い、音、反響などが極めて大きいこと。
たとえば、大きな出来事や、大きな音など、非常に大きいもの全般について使われるんだ。
まるで天と地が震えるほどの、すごい大きなことを表してるねんな。
これは、「大きな影響力や威力を持つこと」を表す言葉やで。
【陣頭指揮】じんとうしき
【意味】
人の先頭に立って導くこと。
長たる者が、戦場や職場の先頭に立って部下を指図すること。
ちょうど軍隊の隊長が戦場の最前線で指揮を取るようなイメージだね。
大将が自ら戦場に出て、みんなに「こうせん!」って言うんやな。
これは、「リーダーの現場での指示の大切さ」を教えてくれるんやね。
【人品骨柄】じんぴんこつがら
【意味】
その人の持っている性質や品格。
見た目や行動から感じるその人の性格や立ち居振る舞いを指しているんだ。
見た目だけやなくて、どんな性格か、どう振る舞うか、全部含んで「これがこの人やで!」っていうのを表す言葉なんやな。
【人物月旦】じんぶつげったん
【意味】
人を批評すること。
人々について考え、その特性や行動を評価することを意味しているんだ。
友だちのことや、テレビに出てる有名人のことなんかを考えて、どんな人かを評価することやな。
これは、「人を理解するためにはじっくりと観察し評価することが大切」って教えてくれる言葉やな。
【深謀遠慮】しんぼうえんりょ
【意味】
先々のことまでよく考え、計画を立てること。
遠くの未来に起こる可能性があることも、予想して計画を練るというニュアンスが含まれているんだよ。
未来に何があるか分からへんけど、それでも考えて計画を練るんやな。
これは、「未来を見越して計画を立てる大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【人面獣心】じんめんじゅうしん
【意味】
冷酷な人をののしって言う語。
恩を忘れたり、他人の感情を無視したりする冷酷な人のたとえだよ。
感謝の心も、人の気持ちもわからへん、冷たい人のことを指すんやで。
この言葉は、「見た目だけで人を判断せんと、その心もちゃんと見なあかん」って教えてくれるな。
【森羅万象】しんらばんしょう
【意味】
宇宙に存在する、あらゆる全てのものや現象。
天地の間に存在する一切を表しているんだ。
天から地まで、見えるもの見えないもの、全部含んでるんやな。
これは、「全てを包み込む大きな世界」を描いてくれる言葉やで。
首を前に傾けて、とても真剣に考え込む様子を描いているんだ。