《漢検1級のレベル》
大学・一般程度
漢検1級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】
漢検1級に出題される四字熟語一覧を五十音順に並べました。 【レベル対象漢字数】 大学・一般程度(約6000字) 【領域・内容】 典拠のある四字熟語を正しく理解している。 典拠のある四字熟語一覧は、「四字熟語の典拠・出典一...
《漢検1級のレベル》
大学・一般程度
漢検1級に出題される四字熟語一覧を五十音順に並べました。 【レベル対象漢字数】 大学・一般程度(約6000字) 【領域・内容】 典拠のある四字熟語を正しく理解している。 典拠のある四字熟語一覧は、「四字熟語の典拠・出典一...
【四字熟語】 左顧右眄 【読み方】 さこうべん 【意味】 周りを気にして、なかなか決断を下さないこと。他人の様子をうかがって、決断をためらうこと。左を見たり右を見たりする意から。もとは、ゆったりと得意で余裕のある様子をい...
【四字熟語】 常備不懈 【読み方】 じょうびふかい 【意味】 常日頃から怠らず備えておくこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・有備無患(ゆうびむかん) 常備不懈(じょうびふかい)の使い方 常備不懈(じょうびふかい)の...
【四字熟語】 攘臂疾言 【読み方】 じょうひしつげん 【意味】 うでまくりをして、はやくちに話すこと。得意げな様子。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「驕恣」 攘臂疾言(じょうひしつげん)の使い方 攘臂疾言(じょうひしつげん...
【四字熟語】 躡足附耳 【読み方】 じょうそくふじ 【意味】 注意するときに、相手を傷つけないような配慮が大切であるということ。 【典拠・出典】 『史記』「淮陰侯伝」 躡足附耳(じょうそくふじ)の使い方 躡足附耳(じょう...
【四字熟語】 瀟湘八景 【読み方】 しょうしょうはっけい 【意味】 瀟湘地方の八つの景勝。山市晴嵐・漁村夕照・遠浦帰帆・瀟湘夜雨・煙寺晩鐘・洞庭秋月・平沙落雁・江天暮雪をいう。北宋の宋迪 (そうてき) がこれを描き、画題...
【四字熟語】 牀上施牀 【読み方】 しょうじょうししょう 【意味】 無意味な重複、新味のないこと、独創性のないことのたとえ。 【語源・由来】 床の上に床を張るという意味から。 【典拠・出典】 『顔氏家訓』「序致」 【類義...
【四字熟語】 畳牀架屋 【読み方】 じょうしょうかおく 【意味】 重複して、無駄なことをすること。床の上に床を張り、屋根の上にさらに屋根を作るという意味。また、真似ばかりしていることもいう。 【語源・由来】 「畳」は、重...
【四字熟語】 無慙無愧 【読み方】 むざんむき 【意味】 悪事を働いても、それを恥じることなく平気でいること。仏教語。 【語源・由来】 「無慙」は自分の犯した罪を、仏の教えを破りながらもそれを恥じない心。「無愧」は自分の...
【四字熟語】 不屈不撓 【読み方】 ふくつふとう 【意味】 決してくじけないこと。 【語源・由来】 「不屈」「不撓」ともに、くじけないこと。「撓」は、くじける。 【典拠・出典】 『漢書』「叙伝」 【類義語】 ・独立不撓(...
【四字熟語】 戦戦兢兢 【読み方】 せんせんきょうきょう 【意味】 恐れてびくびくしている様子。何かに恐れて気をつけ慎む様子。 【語源・由来】 「戦戦」は震えて恐れること。「兢兢」は緊張して恐れるさま、恐れて戒め慎むさま...
【四字熟語】 焦頭爛額 【読み方】 しょうとうらんがく 【意味】 事前の予防を考えた者を賞さず、末端の些末なものを重視するたとえ。根本を忘れ、些末なことを重視するたとえ。また、処理に手こずりせっぱつまって苦労することのた...
【四字熟語】 常山蛇勢 【読み方】 じょうざんのだせい 【意味】 統一がとれていて、欠陥やすきがまったくないこと。どこをとっても整然として、うまく組み立てられている文章や態勢のこと。また、先陣・後陣と右陣・左陣のどれもが...
【四字熟語】 五行相剋 【読み方】 ごぎょうそうこく 【意味】 水・火・金・木・土の五つの根元要素が互いに力を減じ合い、水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に勝つという考え方。五行の徳を歴代の王朝にあてはめて変...
【四字熟語】 狡兎良狗 【読み方】 こうとうりょうく 【意味】 戦ってきた敵国が滅びると、戦闘に功績のあった家臣が有害無用として殺されることのたとえ。転じて、役に立つときはさんざん利用され、不要になると見捨てられることの...
【四字熟語】 結跏趺坐 【読み方】 けっかふざ 【意味】 仏教の座法の一つ。左右の足の甲を反対の足のももの上に交差し、足の裏が上を向くように組む座法。特に禅宗では座禅の正しい姿勢としている。 【語源・由来】 「跏」は足の...
【四字熟語】 和羹塩梅 【読み方】 わこうあんばい 【意味】 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。 【語源・由来】 種々の物をまぜ合わせて、味を調和させてつくった吸い物(あつもの)は、塩と、酸味をつける...
【四字熟語】 籠鳥檻猿 【読み方】 ろうちょうかんえん 【意味】 自由を奪われ自分の思いどおりに生きることのできない境遇のたとえ。 【語源・由来】 かごの鳥とおりの中の猿。 【典拠・出典】 白居易「山中与元九書因題書後」...
【四字熟語】 矮子看戯 【読み方】 わいしかんぎ 【意味】 見識のないことのたとえ。観劇のとき背の低い人が高い人のうしろで芝居を見ること。よく見えないことから、前人の批評や意見を聞き、よく考えずそれに同調すること。 【語...
【四字熟語】 盧生之夢 【読み方】 ろせいのゆめ 【意味】 人の世の栄華のはかないことのたとえ。 【語源・由来】 唐の盧生という立身出世を望んでいた若者が邯鄲の町で道士の呂翁から枕を借りて寝たところ、栄華に満ちた一生の夢...
【四字熟語】 鏤塵吹影 【読み方】 ろうじんすいえい 【意味】 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない。影を吹いたり、細かなちりに刻みほろうとする意。 【語源・由来】 「鏤」はきざむこと。 【典拠・...
【四字熟語】 老驥伏櫪 【読み方】 ろうきふくれき 【意味】 人が年老いてもなお大きな志をいだくことのたとえ。 【語源・由来】 年老いた駿馬が用いられることなく、馬屋のねだに伏し横たわっていながら、なお千里を駆けようとす...
【四字熟語】 螻蟻之誠 【読み方】 ろうぎのせい 【意味】 螻や蟻のような小さな生物の誠意。転じて、自分の誠意の謙譲語。 【語源・由来】 「螻」はけら、「蟻」はあり。 【典拠・出典】 蘇轍「為兄軾下獄上書」 螻蟻之誠(ろ...
【四字熟語】 螻蟻潰堤 【読み方】 ろうぎかいてい 【意味】 ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。 【語源・由来】 「螻蟻」はけらとありのこと。「潰堤」は堤防が崩壊する意。けらやありのような小さな虫があ...
【四字熟語】 連璧賁臨 【読み方】 れんぺきひりん 【意味】 二人の来客が同時に来るのをいう。 【語源・由来】 「連璧」は客がつづいてくるのを二つ対の玉になぞらえたもので、才徳のすぐれた二人の友の意。「賁臨」は人が訪問し...
【四字熟語】 聯袂辞職 【読み方】 れんぺいじしょく 【意味】 大ぜいが行動を共にして、一斉に職を辞すること。 【語源・由来】 「聯袂」はたもとを連ねる意から、行動を共にすること。「聯」は「連」に同じく、連ねる意。 【典...
【四字熟語】 烈士徇名 【読み方】 れっしじゅんめい 【意味】 道理のとおった正しい行いをする人は名誉のために命をかける。利益や地位などで動かされることなく道理を押し通して名誉を守るということ。 【語源・由来】 「烈士」...
【四字熟語】 藜杖韋帯 【読み方】 れいじょういたい 【意味】 あかざの杖となめし皮の帯。質素なことの形容。 【語源・由来】 「藜」はあかざ。この茎で杖を作る。「韋」はなめし皮。いずれも粗末なもの。 【典拠・出典】 『陳...
【四字熟語】 竜虎相搏 【読み方】 りょうこそうはく 【意味】 力の伯仲した二人の強豪が勝負する。 【典拠・出典】 李白 【類義語】 ・竜攘虎搏(りょうじょうこはく) ・竜拏虎擲(りょうだこてき) 竜虎相搏(りょうこそう...
【四字熟語】 戮力同心 【読み方】 りくりょくどうしん 【意味】 心を一つにして力を合わせ一致協力すること。 【語源・由来】 「同心」は心を合わせること。「戮力」は力を合わせること、努力すること。 【典拠・出典】 『春秋...
【四字熟語】 鴒原之情 【読み方】 れいげんのじょう 【意味】 兄弟の深い情愛のこと。 【語源・由来】 「鴒」は水鳥の鶺鴒(せきれい)のこと。「鴒原」は水鳥である鶺鴒がいま高原で鳴いていることで、このような危急の難儀の時...
【四字熟語】 零絹尺楮 【読み方】 れいけんせきちょ 【意味】 書画の小片・絹や紙のきれはし。 【語源・由来】 「零」はあまり・はした・わずか。「尺楮」は手紙のこと。「楮」は製紙の原料のこうぞのこと。 【典拠・出典】 -...
【四字熟語】 鏤塵吹影 【読み方】 るじんすいえい 【意味】 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない、つかみどころがないことのたとえ。 【語源・由来】 影を吹いたり、細かなちりに刻みほろうとする意。...
【四字熟語】 琳琅満目 【読み方】 りんろうまんもく 【意味】 美しいもの、すばらしいものが満ち溢れていることのたとえ。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・琳琅珠玉(りんろうしゅぎょく) 琳琅満目(りんろうまんもく)の使...
【四字熟語】 琳琅珠玉 【読み方】 りんろうしゅぎょく 【意味】 大変優れた人物や美しい詩文の喩え。 【典拠・出典】 『世説新語』「容止」 【類義語】 ・琳琅満目(りんろうまんもく) 琳琅珠玉(りんろうしゅぎょく)の使い...
【四字熟語】 輪奐一新 【読み方】 りんかんいっしん 【意味】 建物が新しくなり、壮大で美麗なことの形容。 【語源・由来】 「輪」は曲折して高大な意、「奐」は光り輝くさま。「一新」は全く新しくなること。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 麟角鳳嘴 【読み方】 りんかくほうし 【意味】 非常にまれにしか存在しないもののたとえ。 【語源・由来】 麒麟の角と鳳凰の嘴。ともに想像上のもの。 【典拠・出典】 - 麟角鳳嘴(りんかくほうし)の使い方 麟...
【四字熟語】 驪竜之珠 【読み方】 りりょうのたま 【意味】 命懸けで求めなければ得られない貴重な物のたとえ。また、危険を冒して大きな利益を得ることのたとえ。黒い竜のあごの下にあるという宝玉の意。また、要領を得たすばらし...
【四字熟語】 竜蟠蚖肆 【読み方】 りょうばんげんし 【意味】 聖人も民間にあれば俗人にあなどられるたとえ。 【語源・由来】 「蟠」はわだかまる意。「蚖」はいもり。「肆」はほしいまま。 【典拠・出典】 『法言』「問神」 ...
【四字熟語】 遼東之豕 【読み方】 りょうとうのいのこ 【意味】 世間知らずで、自分だけ得意になっていること。 【語源・由来】 「遼東」遼河の東、中国遼寧省南部地方のこと。「豕」は豚の意。 昔、中国遼東地方の人が、白い頭...
【四字熟語】 竜挐虎擲 【読み方】 りょうだこてき 【意味】 英雄が戦うたとえ。虎と竜が激しく撃ち合う意。 【語源・由来】 「挐」はつかむ、乱れ混じること。「擲」はなげうつ、撃つ意。 【典拠・出典】 李献能 【類義語】 ...
【四字熟語】 竜驤麟振 【読み方】 りょうじょうりんしん 【意味】 首を高く上げて竜のように上り、麒麟が勢いよく振るい立つように、威力や勢力が盛んなたとえ。一説に勢力・仁徳ともに備わるたとえ。 【語源・由来】 「驤」は上...
【四字熟語】 凌霄之志 【読み方】 りょうしょうのこころざし 【意味】 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。また志気盛んに大いに飛躍しようとするこころざし。 【典拠・出典】 『漢書』「揚雄伝」 【類義語】 ・凌...
【四字熟語】 竜舟鳳艒 【読み方】 りょうしゅうほうぼう 【意味】 天子の乗る舟。また美しい船。 【語源・由来】 「竜舟」「鳳艒」はともに天子の乗る舟。「竜」「鳳」は天子を象徴する。「舟」は大船。「艒」は小舟。 【典拠・...
【四字熟語】 竜舟鷁首 【読み方】 りょうしゅうげきしゅ 【意味】 風流を楽しむ船のこと。 【語源・由来】 竜の頭のついた舟と、水鳥(鷁)の首のついた舟をいう。転じて、豪華な舟遊びの意に用いる場合もある。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 梁冀跋扈 【読み方】 りょうきばっこ 【意味】 後漢の梁冀は朝廷でおごり高ぶり「跋扈将軍」と呼ばれた。 【語源・由来】 「梁冀」は後漢の大将軍。「跋扈」は強くわがままに振る舞うこと。また、臣下が権力を握って...
【四字熟語】 流觴曲水 【読み方】 りゅうしょうきょくすい 【意味】 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊びのこと。 【語源・由来】 「觴」は杯の意。「曲水...
【四字熟語】 流金鑠石 【読み方】 りゅうきんしゃくせき 【意味】 厳しい暑さのたとえ。 【語源・由来】 金属を流し溶かし石を溶かすこと。「鑠石」は激しい火力や熱気の形容。 昔、十個の太陽が同時に昇り金石などの堅剛なもの...
【四字熟語】 戮力協心 【読み方】 りくりょくきょうしん 【意味】 物事を一致協力して行うこと。 【語源・由来】 「協心」は心を一つにすること。「戮」は殺す意のほかに合わせる意があり、「戮力」は力を合わせること。 【典拠...
【四字熟語】 六韜三略 【読み方】 りくとうさんりゃく 【意味】 中国の有名な兵法書である『六韜』と『三略』のこと。 【語源・由来】 『六韜』は周の太公望呂尚の作とされ、文・武・竜・虎・豹・犬の六巻。『三略』は前漢の功臣...
【四字熟語】 蘭摧玉折 【読み方】 らんさいぎょくせつ 【意味】 賢人や美人などの死をいう。蘭の花が砕け散り玉が折れ割れる意。すぐれた人として終わりまでまっとうして死ぬことにもいう。 【語源・由来】 「摧」はくだける意。...
【四字熟語】 蘭薫桂馥 【読み方】 らんくんけいふく 【意味】 蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。 【語源・由来】 「蘭」はらん。「桂」はかつらの木。ともに香草・香木の類で、君子の美質また子孫のたとえ。 【典...
【四字熟語】 爛額焦頭 【読み方】 らんがくしょうとう 【意味】 根本を忘れ些末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。 【語源・由来】 「爛額」は額が爛れる意、「焦頭」は頭を焦がすこと。火災を予防する...
【四字熟語】 濫竽充数 【読み方】 らんうじゅうすう 【意味】 無能の者が才能のあるように見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。 【語源・由来】 「濫」はむやみやたらにの意。「竽」は笛。「濫竽」はみ...
【四字熟語】 落落晨星 【読み方】 らくらくしんせい 【意味】 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 【語源・由来】 「落落」はまばらでさみしいさま。「晨星」は夜明け...
【四字熟語】 落穽下石 【読み方】 らくせいかせき 【意味】 人の危難につけ込んでさらに痛めつけることをいう。 【語源・由来】 人が落とし穴に落ちたのに上から石を落とす意。「穽」は落とし穴の意。 【典拠・出典】 韓愈「柳...
【四字熟語】 落英繽紛 【読み方】 らくえいひんぷん 【意味】 散る花びらが乱れ舞うさま。 【語源・由来】 「落英」は散り落ちる花びら。「英」は花、花びらの意。「繽紛」は盛んなさま。また、乱れ混じるさま。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 磊磊落落 【読み方】 らいらいらくらく 【意味】 心が広くて、小さなことにこだわらないさま。 【語源・由来】 心が大きくてさっぱりしているさまの意の「磊落」を重ねて意味を強調した四字句。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 雷霆万鈞 【読み方】 らいていばんきん 【意味】 威勢がきわめて大きく防ぎとめることのできないたとえ。雷鳴のとどろきがきわめて大きく重い。 【語源・由来】 「雷霆」は雷のとどろき。転じて威力などが激しいこと...
【四字熟語】 雷陳膠漆 【読み方】 らいちんこうしつ 【意味】 友情が深く堅いこと。 【語源・由来】 中国、後漢の雷義と陳重の友情は、膠や漆が固まると堅くなる以上に、確固とした深いものであるという故事から。 【典拠・出典...
【四字熟語】 翼覆嫗煦 【読み方】 よくふうく 【意味】 翼で包み抱き温める。転じて、いつくしむこと、愛撫すること。親が子を、為政者が人民を、男が女をいつくしむ。 【語源・由来】 「翼覆」は翼でおおうこと。「嫗煦」は温め...
【四字熟語】 薏苡明珠 【読み方】 よくいめいしゅ 【意味】 無実の嫌疑をかけられること。 【語源・由来】 「薏苡」ははとむぎ、花は数珠玉に似ており白い種子は食用・薬用にされる。「明珠」は宝玉。 【典拠・出典】 『後漢書...
【四字熟語】 瑶林瓊樹 【読み方】 ようりんけいじゅ 【意味】 人品が卑しくなく高潔で、人並みはずれていること。玉の木や林。 【語源・由来】 「瑶」「瓊」はともに美しい玉の意。 【典拠・出典】 『世説新語』「賞誉」 瑶林...
【四字熟語】 揺頭擺尾 【読み方】 ようとうはいび 【意味】 人に気に入られるようにこびへつらうさま。 【語源・由来】 頭を動かして尾を振る意で、仏門の修行にもとづく故事による。 仏道修行の僧侶たちも、ときには師の行動に...
【四字熟語】 妖姿媚態 【読み方】 ようしびたい 【意味】 いかにもなまめかしく美しい姿。また、そのような女性が人を惑わすような、笑いこびるしぐさをすることにもいう。 【語源・由来】 「妖姿」は容姿はなまめかしい、美しい...
【四字熟語】 余韻嫋嫋 【読み方】 よいんじょうじょう 【意味】 音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。詩や文章の表現の背後に感じられる風情にもたとえる。 【典拠・出典】 蘇軾「前赤壁賦」 余韻嫋嫋(よい...
【四字熟語】 優游涵泳 【読み方】 ゆうゆうかんえい 【意味】 ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。 【語源・由来】 「優游」はゆったりしていること。伸び伸びとしてこせつかないこと。「涵泳」は水にひたり泳...
【四字熟語】 尤雲殢雨 【読み方】 ゆうんていう 【意味】 柳永の『浪陶沙詞』より。男女の情交のこと。よりそってむつみあうさま。しなだれかかるさま。 【語源・由来】 「尤」「殢」はまつわりつく意。「雲雨」は楚の懐王が巫山...
【四字熟語】 游雲驚竜 【読み方】 ゆううんきょうりょう 【意味】 空にながれ行く雲と空翔ける竜。能書(すぐれた筆跡)の形容。 【語源・由来】 「雲」は千変万化なことのたとえ。「竜」は強く勇ましく、かつ神秘的な動きにたと...
【四字熟語】 黝堊丹漆 【読み方】 ゆうあくたんしつ 【意味】 建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。 【語源・由来】 「黝」は黒色、「堊」は白色。「丹」は赤、「漆」はうるし塗り。異説もある。 【典拠・出典...
【四字熟語】 維摩一黙 【読み方】 ゆいまいちもく 【意味】 多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。 【語源・由来】 「維摩」は古代インドの大富豪で、在家のまま釈迦の弟子としてその教化を助けた。 釈迦の弟子たちが仏教の...
【四字熟語】 八咫之鏡 【読み方】 やたのかがみ 【意味】 三種の神器の一。天照大神が岩戸に隠れたとき、石凝姥命が作ったとされる鏡。わが国の皇位継承の象徴。 三種の神器のうつのほかの二つは天叢雲剣と八尺瓊勾玉。 【典拠・...
【四字熟語】 悶絶躄地 【読み方】 もんぜつびゃくじ 【意味】 転げまわって悶え苦しむこと。 【語源・由来】 「悶絶」は苦しみ悶えて気絶すること。「躄地」は這うこと。 【典拠・出典】 - 悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)の使...
【四字熟語】 門巷填隘 【読み方】 もんこうてんあい 【意味】 人が多く集まりくる形容。門や門前の小道に人が多く集まり、そこがふさがり狭くなる意。 【語源・由来】 「填」はふさぐ、隘」は狭い意。 【典拠・出典】 『新唐書...
【四字熟語】 沐浴抒溷 【読み方】 もくよくじょこん 【意味】 髪やからだを洗い清めて、けがれを取り除くこと。 【語源・由来】 「沐浴」は湯水でからだを洗い清めること。「抒溷」の「抒」はとり除く、「溷」はにごり・けがれの...
【四字熟語】 沐浴斎戒 【読み方】 もくよくさいかい 【意味】 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。 【語源・由来】 「沐浴」は髪と体を洗って身を清めること。「斎」は心の不浄を清めること。「戒」は身...
【四字熟語】 毛骨悚然 【読み方】 もうこつしょうぜん 【意味】 ひどく恐れおののくさま。毛髪や骨の中にまで恐れを感じるということから。 【語源・由来】 「悚然」は恐れてぞっとする、恐れてすくむさま。 【典拠・出典】 -...
【四字熟語】 面折廷諍 【読み方】 めんせつていそう 【意味】 面と向かって臆することなく争論すること。 【語源・由来】 「面折」は面と向かって責める。「廷諍」は朝廷で争論すること。剛直の臣についていう。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 明窓浄几 【読み方】 めいそうじょうき 【意味】 清潔で快適に勉強できる書斎。明るい窓辺に塵ひとつない清らかな机の意。転じて、書斎を意味する。 【典拠・出典】 欧陽脩「試筆」 【類義語】 ・窓明几潔(そうめ...
【四字熟語】 明察秋毫 【読み方】 めいさつしゅうごう 【意味】 眼力の鋭いこと。細かい点も逃さず見抜く意。 【語源・由来】 「秋毫」は秋になって変わる細密な獣の毛。転じて微細なもの。 【典拠・出典】 『孟子』「梁恵王・...
【四字熟語】 冥行擿埴 【読み方】 めいこうてきしょく 【意味】 学問をするのに、その方法を知らないことのたとえ。 【語源・由来】 「冥行」は暗闇を歩くこと。「擿埴」は盲人が杖で地面をたたきながら道を行くこと。「擿」はさ...
【四字熟語】 無余涅槃 【読み方】 むよねはん 【意味】 肉体などの形の制約から解放された悟りの境地。心だけでなく肉体のわずらいからも解放された悟りの世界。 【語源・由来】 「無余」は残っていないこと。すべて。「涅槃」は...
【四字熟語】 毋望之禍 【読み方】 むぼうのわざわい 【意味】 思いがけないわざわい。 【語源・由来】 「毋」は「ない」、否定の意を表す。「無」「无」に通じる。 【典拠・出典】 『史記』「春申君伝」 【対義語】 ・毋望之...
【四字熟語】 無辺無礙 【読み方】 むへんむげ 【意味】 広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。仏教の語。 【語源・由来】 「無礙」は自由自在で煩悩などのさまたげがないこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・融通...
【四字熟語】 霧鬢風鬟 【読み方】 むびんふうかん 【意味】 美しい髪のたとえ。 【語源・由来】 「霧鬢」は黒々した美しい髪。「霧」は黒いたとえ。「風鬟」は髪が風にくしけずられる意。風の中の美しい髪。 【典拠・出典】 蘇...
【四字熟語】 無病呻吟 【読み方】 むびょうしんぎん 【意味】 大したことはないのに大げさに騒ぎたてること。病気でもないのに苦しげにうめきたてる意。 【語源・由来】 「呻吟」は苦しみうめく。ありもしないことにおおげさに騒...
【四字熟語】 無根無蔕 【読み方】 むこんむてい 【意味】 よりどころがまったくないこと。 【語源・由来】 「無根」は根づくところがないこと、「無蔕」は果物のへた(蔕)がないこと。果実はへたがないと木にぶらさがることがで...
【四字熟語】 無辜之民 【読み方】 むこのたみ 【意味】 罪なき人びと。 【語源・由来】 「無辜」は罪のないこと。凶作や災害に遭い虐げられる人々をいう。 【典拠・出典】 『書経』「湯誥」 無辜之民(むこのたみ)の使い方 ...
【四字熟語】 无何之郷 【読み方】 むかのきょう 【意味】 何もなく、果てしなく広い所。荒涼として、ただ広いばかりの里のこと。 【語源・由来】 『荘子』「逍遥遊」の「無何有の郷(何もなく果てしなく広い地)」をふまえた語。...
【四字熟語】 曼理皓歯 【読み方】 まんりこうし 【意味】 美人のこと。 【語源・由来】 「曼理」はきめの細かい肌。「皓歯」は白い歯。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・明眸皓歯(めいぼうこうし) ・朱脣皓歯(しゅしんこ...
【四字熟語】 満目蕭条 【読み方】 まんもくしょうじょう 【意味】 見渡すかぎりもの寂しいさま。 【語源・由来】 「満目」は目に入るかぎり・あたり一面の意。「蕭条」はひっそりとしてもの寂しいさまのこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 磨礱砥礪 【読み方】 まろうしれい 【意味】 知らず知らずのうちに、物が減ってしまうたとえ。 【語源・由来】 「磨礱」はとぎみがくこと。「砥」は刃物をとぐ砥石。「礪」はそれよりも目のあらい砥石のこと。 呉王...
【四字熟語】 麻姑掻痒 【読み方】 まこそうよう 【意味】 物事が思いのままになること。 【語源・由来】 「麻姑」は中国伝説の仙女。鳥のような長い爪をもつという。「掻痒」はかゆいところをかくこと。 漢の桓帝のころ蔡経とい...
【四字熟語】 奔放不羈 【読み方】 ほんぽうふき 【意味】 なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。 【語源・由来】 「奔放」は束縛されず思うままに振る舞うこと。「羈」はつなぎとめることで、「不羈」...
【四字熟語】 本地垂迹 【読み方】 ほんちすいじゃく 【意味】 仏や菩薩が人々を救う一つの手段として、神の姿を借りて現れること。またそのように仏教と神道を結びつけた考え方。 【語源・由来】 「本地」は仏の本体のこと。「垂...
【四字熟語】 賁育之勇 【読み方】 ほんいくのゆう 【意味】 非常に気力が盛んで強いこと。 【語源・由来】 「賁」は孟賁、「育」は夏育のことで、ともに秦の武王に仕えた有名な大力の勇士。「勇」は気力が盛んで強いこと。孟賁夏...
【四字熟語】 匍匐膝行 【読み方】 ほふくしっこう 【意味】 膝を床につき、すり足で前に移動すること。立ち上がらないで身を動かすさま。非常におそれつつしむさま。高貴な人の前に出るときのしぐさ。 【語源・由来】 「匍」はも...
【四字熟語】 墨痕淋漓 【読み方】 ぼっこんりんり 【意味】 墨で表現したものが生き生きしているさま。墨の跡がみずみずしいさま。 【語源・由来】 「墨痕」は墨で表現したもの、墨の跡。文字や絵の類。「淋漓」は水や血などがし...
【四字熟語】 輔車脣歯 【読み方】 ほしゃしんし 【意味】 お互いに助け合う密接な関係。 【語源・由来】 「輔車」は車のそえ木と荷台。また、頬骨(輔)と下顎の骨(車)という説もある。「脣歯」は唇と歯。これらのように一方が...
【四字熟語】 北轍南轅 【読み方】 ほくてつなんえん 【意味】 志と行動が相反するたとえ。 【語源・由来】 「轍」は車輪の跡。わだちのこと。「轅」は車のかじ棒・ながえのこと。わだちが北に向かっているのに、ながえを南に向け...
【四字熟語】 墨翟之守 【読み方】 ぼくてきのまもり 【意味】 自分の説などを堅く守って改めないこと。 【語源・由来】 「墨翟」は中国戦国時代の思想家墨子のこと。城の守りが非常に堅固であることから。 中国楚が小国の宋を攻...
【四字熟語】 濮上之音 【読み方】 ぼくじょうのおん 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「濮上」は濮水(河南省にある川の名)のほとりのこと。「桑間濮上の音」の略。 中...
【四字熟語】 北轅適楚 【読み方】 ほくえんてきそ 【意味】 志と行動とが相反するたとえ。 【語源・由来】 「轅」は馬車または牛車の車体の左右両側から出ている二本のかじ棒。それを北に向けているわけだから、目ざしているのは...
【四字熟語】 暴戻恣雎 【読み方】 ぼうれいしき 【意味】 横暴で残忍な人物の形容。乱暴で道理にもとり気ままに振る舞い人をにらみつけること。 【語源・由来】 「暴」は乱暴または横暴なこと。「戻」は道理にもとる、道理にそむ...
【四字熟語】 鳳友鸞交 【読み方】 ほうゆうらんこう 【意味】 男女間の情事、交接のたとえ。 【語源・由来】 「鳳」は鳳凰。想像上の霊長。「鸞」は鳳凰に似た想像上の霊長。いずれも美しい鳥でその交わりを男女の情事にたとえた...
【四字熟語】 蜂目豺声 【読み方】 ほうもくさいせい 【意味】 凶悪で冷酷な人のこと。 【語源・由来】 「蜂目」は蜂のように細い目つき。「豺」は狼に似て凶暴な山犬のこと。「豺声」はその山犬のような不気味な声をいう。 【典...
【四字熟語】 放辟邪侈 【読み方】 ほうへきじゃし 【意味】 わがまま勝手な悪い行為のこと。 【語源・由来】 「放」はほしいまま、「辟」はかたよる、「邪」はよこしま、「侈」はぜいたくのこと。 【典拠・出典】 『孟子』「梁...
【四字熟語】 尨眉皓髪 【読み方】 ぼうびこうはつ 【意味】 白毛がまじったまゆと白い髪。老人のこと。 【語源・由来】 「尨」はまじる、白髪がまじること。「皓」はしろい、ひかる。髪が白くなってぬけること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 茅堵蕭然 【読み方】 ぼうとしょうぜん 【意味】 かやの垣根で囲まれた田舎屋がもの寂しい様子。 【語源・由来】 かやぶきの垣根で囲った粗末ないなか家が寂しげにひっそりとしているさま。「茅堵」はかやぶきの垣根...
【四字熟語】 宝鈿玉釵 【読み方】 ほうでんぎょくさい 【意味】 美しいもののたとえ。珠玉や金銀で飾った美しいかんざしやこうがいのこと。 【語源・由来】 「鈿」はかんざし、造花のかんざし。「釵」は二股のかんざし。 【典拠...
【四字熟語】 方枘円鑿 【読み方】 ほうぜいえんさく 【意味】 物事がうまくかみ合わないことのたとえ。丸い穴に四角いほぞを入れること。 【語源・由来】 「円」は丸いこと。「鑿」は穴。「方」は四角いこと。「枘」はほぞ(木材...
【四字熟語】 亡脣寒歯 【読み方】 ぼうしんかんし 【意味】 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「僖公五年・哀公八年」 【類義語】 ・脣亡歯寒(しんぼうしかん) ・...
【四字熟語】 望蜀之嘆 【読み方】 ぼうしょくのたん 【意味】 人間の欲望には限りがないということ。 【語源・由来】 「蜀」は四川省の地域をいう。後漢の光武帝が隴に地を得た後に、さらに蜀の地まで手に入れたいと望んだことか...
【四字熟語】 飽食煖衣 【読み方】 ほうしょくだんい 【意味】 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。暖かい衣服を着て、腹いっぱいに食べられる生活。 【典拠・出典】 『孟子』「滕文公・上」 【類義語】 ・金衣玉食(きん...
【四字熟語】 旁時掣肘 【読み方】 ぼうじせいちゅう 【意味】 他人の仕事にわきから口を出してじゃまをすること。 【語源・由来】 「掣肘」は人の肘を引っぱること。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「具備」 旁時掣肘(ぼうじせ...
【四字熟語】 方趾円顱 【読み方】 ほうしえんろ 【意味】 丸い頭と四角い足。人類のこと。 【語源・由来】 頭は天に足は大地に似るという人類と天地の類似を説いたもの。「顱」はあたま、「趾」は足。 【典拠・出典】 - 【類...
【四字熟語】 抱関撃柝 【読み方】 ほうかんげきたく 【意味】 低い役職の人のこと。 【語源・由来】 「関」はかんぬきのことで、「抱関」は門番のこと。「柝」は拍子木のことで、「撃柝」は夜警のこと。身分の低い役人のことをい...
【四字熟語】 泛駕之馬 【読み方】 ほうがのうま 【意味】 常道に従わない英雄のたとえ。 【語源・由来】 「泛駕」は馬がはやってわだちに従わず、道をそれてしまうこと。 【典拠・出典】 『漢書』「武帝記」 泛駕之馬(ほうが...
【四字熟語】 法界悋気 【読み方】 ほうかいりんき 【意味】 自分とは無関係な人に嫉妬したり、ねたんだりすること。また、他人の恋愛をねたむこと。 【語源・由来】 「法界」は自分とは何の関係もない他人の意。「悋気」は嫉妬心...
【四字熟語】 茅屋采椽 【読み方】 ぼうおくさいてん 【意味】 質素な家のこと。 【語源・由来】 「茅屋」はかやぶきの屋根のこと。「采椽」は山から切り出したままのたるきのこと。 【典拠・出典】 『漢書』「芸文志」 茅屋采...
【四字熟語】 鳳凰在笯 【読み方】 ほうおうざいど 【意味】 すぐれた人材が地位に恵まれず民間に埋もれていること。 【語源・由来】 「笯」は鳥籠のこと。鳳凰が鳥籠に閉じこめられているということ。「鳳凰」は聖天子が現れると...
【四字熟語】 鳳凰銜書 【読み方】 ほうおうがんしょ 【意味】 天子の遣わした使者が勅書をたずさえていること。 【語源・由来】 鳳凰が文書を口にくわえているという意味。「鳳凰」は聖天子が世に出ると現れるという瑞鳥。 【典...
【四字熟語】 鳳凰于飛 【読み方】 ほうおううひ 【意味】 夫婦の仲がむつまじいこと。または、賢者が多く集まること。 【語源・由来】 「鳳凰」は、想像上の鳥で、おおとりのこと。聖天子が現れるときに出現するという伝説がある...
【四字熟語】 逢掖之衣 【読み方】 ほうえきのい 【意味】 袖の大きい着物のこと。 【典拠・出典】 『礼記』「儒行」 【類義語】 ・縫衣浅帯(ほういせんたい) ・褒衣博帯(ほういはくたい) ・方領矩歩(ほうりょうくほ) ...
【四字熟語】 冒雨剪韭 【読み方】 ぼううせんきゅう 【意味】 友人の来訪を喜んでもてなすこと。 【語源・由来】 「冒雨」は雨を冒すこと。「剪韭」はにらを摘むこと。雨を冒してにらを摘み、ご馳走を作ることから。 【典拠・出...
【四字熟語】 駢拇枝指 【読み方】 べんぼしし 【意味】 無用なもののたとえ。 【語源・由来】 「駢拇」は足の第一指と第二指がくっついて一つになっていること。「枝指」は手の親指のわきに六本目の指が生えていること。 荘子が...
【四字熟語】 偏旁冠脚 【読み方】 へんぼうかんきゃく 【意味】 漢字を構成する部首の総称。 【語源・由来】 「偏」は左側の部分、「旁」は右側の部分、「冠」は上部、「脚」は下部。 漢字の構成要素には、他に「垂」「構」「繞...
【四字熟語】 鞭辟近裏 【読み方】 べんぺききんり 【意味】 外物にとらわれることなく身に切実なことと考えること。また、はげましによって物事の道理に近づくこと。また、文字や言葉を厳密に考えて書いた文章。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 胼胝之労 【読み方】 へんちのろう 【意味】 たいへんな骨折り。 【語源・由来】 「胼」はひび、「胝」はあかぎれのこと。ひびやあかぎれが切れるほどの骨折りのこと。 【典拠・出典】 『梁書』「賀琛伝」 胼胝之...
【四字熟語】 偏袒扼腕 【読み方】 へんたんやくわん 【意味】 激しく怒ったり悔しがったりするさま。また、感情を激しく高ぶらせるようす。 【語源・由来】 「偏袒」は片肌を脱いで息まくこと。「扼腕」は片手でもう一方の腕を強...
【四字熟語】 駢四儷六 【読み方】 べんしれいろく 【意味】 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。四六駢儷文のこと。 【語源・由来】 「駢」は馬を二頭並べて車につなぐこと、「儷」は一対になって並ぶという意味から...
【四字熟語】 弁才無礙 【読み方】 べんざいむげ 【意味】 弁舌の才能があり、よどみなく話すこと。 【語源・由来】 「弁才」は巧みな言いまわしをする才能のこと。「無礙」はさえぎるものがないという意味。もと、菩薩の説法がき...
【四字熟語】 卞和泣璧 【読み方】 べんかきゅうへき 【意味】 正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。 【語源・由来】 「卞和」は春秋時代、楚の人。「璧」は宝玉のこと。 中国春秋時代、楚の卞和が山中で...
【四字熟語】 霹靂閃電 【読み方】 へきれきせんでん 【意味】 すばやいことのたとえ。 【語源・由来】 急に激しく鳴りきらめきひかる稲妻のこと。「霹靂」は急に激しく鳴る雷のこと。「閃電」はぴかっとひかる稲妻。 【典拠・出...
【四字熟語】 霹靂一声 【読み方】 へきれきいっせい 【意味】 突然かみなりがとどろくこと。また、突然大声でどなること。 【語源・由来】 「霹靂」は突然鳴り響く激しい雷。「一声」は一つの音のこと。 【典拠・出典】 - 霹...
【四字熟語】 壁立千仞 【読み方】 へきりつせんじん 【意味】 断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。また仏教の語として「へきりゅうせんじん」と読み、仏法の真理が高遠なことのたとえ。 【語源・由来】 「仞」...
【四字熟語】 汨羅之鬼 【読み方】 べきらのき 【意味】 水死した人のこと。 【語源・由来】 「汨羅」は川の名。「鬼」は死者の霊魂のこと。中国戦国時代、楚の詩人屈原は、懐王に忠節を尽くし、王の信任も厚かったが、讒言のため...
【四字熟語】 兵者凶器 【読み方】 へいはきょうき 【意味】 武器は人をそこなう不吉な道具であるということ。 【語源・由来】 「兵」は武器・兵器のこと。「者」は主題を強調して提示する語で、「・・・というものは」という意味...
【四字熟語】 瓶墜簪折 【読み方】 へいついしんせつ 【意味】 男女が離れて二度と会い得ないたとえ。 【語源・由来】 「瓶」はつるべ、「簪」は玉のかんざし。つるべの縄が切れてそれが井戸の底に沈み、玉のかんざしが中央から折...
【四字熟語】 弊帚千金 【読み方】 へいそうせんきん 【意味】 身のほどを知らないで思いあがるたとえ。 【語源・由来】 「弊帚」は破れたほうき。それを千金の価値があると考えるという意味。また、つまらない自分のものを貴重と...
【四字熟語】 萍水相逢 【読み方】 へいすいそうほう 【意味】 人と人とが偶然に知り合いになること。 【語源・由来】 「萍」は浮き草のこと。浮き草と水とが出合うように、旅先などで偶然知り合いになること。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 秉燭夜遊 【読み方】 へいしょくやゆう 【意味】 人生ははかなく短いので、せめて夜も灯をともして遊び、生涯を楽しもうという意味。 【語源・由来】 「秉る」は持つことで、灯をともして夜も遊ぶということ。 【典...
【四字熟語】 兵戈槍攘 【読み方】 へいかそうじょう 【意味】 武器が乱れ動くこと。兵乱の形容。 【語源・由来】 「兵戈」はほこ、転じて武器という意味。「槍攘」は乱れるさま。 【典拠・出典】 『金史』「粘葛奴申伝」 兵戈...
【四字熟語】 敝衣蓬髪 【読み方】 へいいほうはつ 【意味】 ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。 【語源・由来】 「敝衣」はぼろぼろの衣服。「蓬髪」はよもぎのようにのびて乱れた髪のこと。 【典拠・出典...
【四字熟語】 文恬武嬉 【読み方】 ぶんてんぶき 【意味】 天下太平なこと。 【語源・由来】 「恬」は安らかなことで、文官も武官も心安らかに世の平和を楽しむこと。 【典拠・出典】 韓愈「平淮西碑」 文恬武嬉(ぶんてんぶき...
【四字熟語】 蚊子咬牛 【読み方】 ぶんしこうぎゅう 【意味】 痛くもかゆくもないこと。また、自分の実力をわきまえずに行動すること。 【語源・由来】 「子」は接尾語。蚊が牛を咬むということから。 【典拠・出典】 - 【類...
【四字熟語】 刎頸之交 【読み方】 ふんけいのまじわり 【意味】 首を切られても悔いないほど、固い友情で結ばれた交際。心を許し合った非常に親密な交際。 【語源・由来】 「刎頸」は刀で頸(首)を刎ねること。たとえ首を刎ねら...
【四字熟語】 不埒千万 【読み方】 ふらちせんばん 【意味】 このうえなくふとどきなこと。非常にけしからぬさま。 【語源・由来】 「不埒」はけしからぬこと。ふとどきなこと。「埒」はもと乗馬などの囲いのこと。「千万」は形容...
【四字熟語】 蜉蝣一期 【読み方】 ふゆうのいちご 【意味】 人生の短くはかないことのたとえ。 【語源・由来】 「蜉蝣」はかげろう、「一期」は一生のこと。かげろうの成虫は、数時間から数日の命と短いことから、はかないことに...
【四字熟語】 榑木之地 【読み方】 ふぼくのち 【意味】 東方にある太陽が昇る地のこと。また、日本の異称。 【語源・由来】 「榑木」は神木の名で、東方の日の出る所にあって、この木から太陽がのぼるといわれる。 【典拠・出典...
【四字熟語】 布韈青鞋 【読み方】 ふべつせいあい 【意味】 旅行のときの服装のこと。 【語源・由来】 「布韈」は布で作った脚半のこと。「青鞋」はわらじのこと。 【典拠・出典】 - 布韈青鞋(ふべつせいあい)の使い方 布...
【四字熟語】 物論囂囂 【読み方】 ぶつろんごうごう 【意味】 世間のうわさが騒がしいこと。 【語源・由来】 「物論」は世の中のうわさ・世間の評判のこと。「囂囂」は多くの声が騒がしいという意味。 【典拠・出典】 - 【類...
【四字熟語】 附贅懸疣 【読み方】 ふぜいけんゆう 【意味】 無用なもののこと。 【語源・由来】 「贅」「疣」はともにこぶ・いぼのこと。ついてぶらさがっているこぶやいぼということ。 【典拠・出典】 『荘子』「駢拇」 附贅...
【四字熟語】 膚受之愬 【読み方】 ふじゅのうったえ 【意味】 身にさしせまった痛切な訴えのこと。 【語源・由来】 「膚受」は肌身にしみるような痛切なこと。「愬」は困難や不平を申し立てるという意味。知らないうちに肌に垢が...
【四字熟語】 俛首帖耳 【読み方】 ふしゅちょうじ 【意味】 人にこびへつらう卑しい態度のこと。 【語源・由来】 「俛」は伏せるという意味。「帖耳」は頭を伏せること。「帖」は垂れるという意味で、「帖耳」は耳をだらりと垂れ...
【四字熟語】 巫山之夢 【読み方】 ふざんのゆめ 【意味】 男女の情交をいう。 【語源・由来】 「巫山」は一説に中国、湖北省の山の名。ここに神女が住んでいたとされる。 戦国時代、楚の壊王が高唐に遊び昼寝をしていたとき、そ...
【四字熟語】 巫山雲雨 【読み方】 ふざんうんう 【意味】 男女の情交をいう。 【語源・由来】 「巫山」は一説に中国、湖北省の山の名。ここに神女が住んでいたとされる。 戦国時代、楚の壊王が高唐に遊び昼寝をしていたとき、そ...
【四字熟語】 俯察仰観 【読み方】 ふさつぎょうかん 【意味】 仰いで天文を見、うつむいて地理を知ること。 【語源・由来】 仰いだり、うつむいたりして観察すること。 【典拠・出典】 『易経』「繋辞・上」 【類義語】 ・仰...
【四字熟語】 夫妻牉合 【読み方】 ふさいはんごう 【意味】 夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。 【語源・由来】 「牉」は半ば・わかれるという意味。「牉合」は二つにわかれたものを合わせ...
【四字熟語】 伏寇在側 【読み方】 ふくこうざいそく 【意味】 身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。 【語源・由来】 「牆に耳あり、伏寇側(かたわ)らに在り」より。「伏寇」は隠れている盗賊のこと、「在側」はす...
【四字熟語】 俯仰之間 【読み方】 ふぎょうのかん 【意味】 ほんのわずかな間のこと。 【語源・由来】 「俯」はうつむくこと、「仰」はあおむけになること。うつむいたり、仰いだりするごくわずかな時間をいう。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 不羈奔放 【読み方】 ふきほんぽう 【意味】 なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。 【語源・由来】 「奔放」は束縛されず思うままに振る舞うこと。「羈」はつなぎとめることで、「不羈」...
【四字熟語】 不羈之才 【読み方】 ふきのさい 【意味】 何事にも拘束されないのびのびした才能。学才がすぐれていることをいう。非凡の才。 【語源・由来】 「羈」はつなぐという意味から、校則や束縛の意。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 浮家泛宅 【読み方】 ふかはんたく 【意味】 船の中に住まうこと。漂泊して暮らすことから、転じて、放浪する隠者の生活。 【語源・由来】 「泛」は浮かぶ、浮かべるという意味。 【典拠・出典】 顔真卿「浪跡先生...
【四字熟語】 浮雲翳日 【読み方】 ふうんえいじつ 【意味】 悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。また、邪悪な家臣が君主の英明をおおい善政が行われないこと。 【語源・由来】 浮雲が日光をさえぎるという意味。「...
【四字熟語】 風紀紊乱 【読み方】 ふうきぶんらん 【意味】 社会風俗や規律が乱れること。特に男女間の交遊についていう。 【語源・由来】 「風紀」は、風俗や風習など、日常生活におけるきまり。特に男女関係についていう。「紊...
【四字熟語】 風岸孤峭 【読み方】 ふうがんこしょう 【意味】 いかめしくて厳しく、角立って人と融和しないために孤独なこと。 【語源・由来】 「風岸」は性質が角立って人と融和しないこと。「孤峭」は性質がけわしく世間から孤...
【四字熟語】 風鬟雨鬢 【読み方】 ふうかんうびん 【意味】 風にくじけずり雨に洗われる。風雨にさらされ苦労して勤労すること。 【語源・由来】 「鬟」はわげ、頭の上に束ね輪にした髪型。「鬢」はびん、耳ぎわの髪の毛。髪の毛...
【四字熟語】 風雨対牀 【読み方】 ふううたいしょう 【意味】 兄弟が会うこと。 【語源・由来】 「牀」は床に同じで、兄弟が床を並べて夜の雨音をたがいに心静かに聞くことから転じた。 唐の韋王物の詩に「風雪夜」「対牀眠」の...
【四字熟語】 風雨凄凄 【読み方】 ふううせいせい 【意味】 風が吹き雨が降って、寒く冷たいさま。 【語源・由来】 「風雨」は風と雨・あらしのこと。「淒淒」は寒く冷たくて底冷えがすること。乱世の意味の用いることもある。 ...
【四字熟語】 馮異大樹 【読み方】 ふういたいじゅ 【意味】 謙虚でおごりたかぶらない人のたとえ。 【語源・由来】 「馮異」は後漢の将軍。馮異は謙譲の徳をもち、所掌が手柄話をするときはいつも大樹の下に遠のいていたので、軍...
【四字熟語】 牝牡驪黄 【読み方】 ひんぼりこう 【意味】 物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。 【語源・由来】 黒色と黄色をとを間違えること。「驪」は黒色の馬、くろいこと。 中国秦の穆公...
【四字熟語】 貧富貴賤 【読み方】 ひんぷきせん 【意味】 貧しい者と富める者、身分の尊い者と賤しい者。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・貴賎貧富(きせんひんぷ) 貧富貴賤(ひんぷきせん)の使い方 貧富貴賤(ひんぷきせ...
【四字熟語】 牝鶏之晨 【読み方】 ひんけいのしん 【意味】 妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。 【語源・由来】 「牝鶏」はめんどり。「晨」はにわとりが夜明けの時を告げること。王后や王妃が勢力をふるうことで、中国では...
【四字熟語】 摽末之功 【読み方】 ひょうまつのこう 【意味】 ほんのわずかな功績のこと。 【語源・由来】 「摽末」は刀のきっさきの意味から転じて、ほんのわずかなことをいう。 【典拠・出典】 『漢書』「王莽伝・上」 摽末...
【四字熟語】 飛揚跋扈 【読み方】 ひようばっこ 【意味】 強くてわがままに振る舞うたとえ。また、臣下がのさばり君主をしのぐたとえ。 【語源・由来】 猛々しい鳥が飛び上がり。大きな魚が跳ね上がるという意味。常識や規則など...
【四字熟語】 病入膏肓 【読み方】 びょうにゅうこうこう 【意味】 趣味や道楽に熱中したり、弊害などが手のつけられないほどになったりすることのたとえ。重病で治療が難しい状態のこと。 【語源・由来】 「膏」は心臓の下の部分...
【四字熟語】 剽疾軽悍 【読み方】 ひょうしつけいかん 【意味】 すばしこくて強いこと。 【語源・由来】 「剽疾」はすばやいこと。「疾」も、はやいという意味。「軽悍」はすばやくたけだけしいこと。「悍」はたけだけしい、気が...
【四字熟語】 氷姿雪魄 【読み方】 ひょうしせっぱく 【意味】 雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。 【語源・由来】 梅は百花にさきがけて雪をしのいで清楚に白い花をつけるからいう。 【...
【四字熟語】 飄忽震蕩 【読み方】 ひょうこつしんとう 【意味】 すばやくゆり動かすこと。 【語源・由来】 「飄忽」はたちまち・すみやかにということ。「震蕩」はふるえ動く、ゆり動かすこと。 【典拠・出典】 青山佩弦斎「豊...
【四字熟語】 氷甌雪椀 【読み方】 ひょうおうせつわん 【意味】 清らかで上品な文具のこと。また、それを用いて詩文を写すこと。 【語源・由来】 「氷甌」は氷のかめ。「雪椀」は雪のわんのこと。清雅な文具のことをいう。 【典...
【四字熟語】 百孔千瘡 【読み方】 ひゃっこうせんそう 【意味】 短所や欠点がたくさんあること。また、穴や傷だらけで破壊の状態がすさまじいこと。 【語源・由来】 「百孔」は百の穴、「千瘡」は千の傷。「百」も「千」も数が多...
【四字熟語】 百様玲瓏 【読み方】 ひゃくようれいろう 【意味】 様々の美しさ。 【語源・由来】 「百様」はさまざまな。「玲瓏」は玉の鳴る音の形容。転じて、玉のように美しいさま。 【典拠・出典】 - 百様玲瓏(ひゃくよう...
【四字熟語】 百姓一揆 【読み方】 ひゃくしょういっき 【意味】 江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。農村の疲弊や厳しい税の取り立てから逃れようとして起こした。「土一揆」ともいう。 【典拠・出典】 - 百姓一揆(ひゃ...
【四字熟語】 百舎重趼 【読み方】 ひゃくしゃちょうけん 【意味】 困難を乗りこえて遠路を行くこと。 【語源・由来】 「百舎」は百日宿泊する。また、百里行って一泊すること。「趼」は足にできるたこのことで、「重趼」はたこを...
【四字熟語】 被髪佯狂 【読み方】 ひはつようきょう 【意味】 髪をふり乱して狂人のまねをすること。 【語源・由来】 「被髪」は髪の毛をふり乱したさま。「佯狂」は狂人のまねをする。 中国殷末、紂王に仕えた太師の箕子は酒と...
【四字熟語】 被髪左衽 【読み方】 ひはつさじん 【意味】 野蛮な風俗のこと。 【語源・由来】 「被髪」は髪を結ばないでふり乱したさま。「衽」は襟のことで、「左衽」は着物を左前に着ること。普通と逆の着方。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 被髪纓冠 【読み方】 ひはつえいかん 【意味】 非常に急いで行動すること。 【語源・由来】 「被髪」は髪の毛をふり乱したさま。「纓冠」は冠のひもを結ぶこと。髪をふり乱したまま冠のひもを結ぶこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 肥馬軽裘 【読み方】 ひばけいきゅう 【意味】 たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。 【語源・由来】 「肥馬」は肥えた立派な馬のこと。「裘」は上等な皮ごろものこと。「軽裘」は軽くて高級な皮ご...
【四字熟語】 髀肉之嘆 【読み方】 ひにくのたん 【意味】 実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。 【語源・由来】 「髀肉」はももの肉。「嘆」は嘆き悲しむこと。 中国三国時代、蜀の劉備は大志を抱いていたが不遇...
【四字熟語】 篳路藍縷 【読み方】 ひつろらんる 【意味】 たいへん苦労をして働くこと。貧しく身分の低い身から出発し、困難を乗り越えて事業をはじめること。柴で作った粗末な車とぼろの着物のこと。 【語源・由来】 「篳」はい...
【四字熟語】 筆力扛鼎 【読み方】 ひつりょくこうてい 【意味】 文章の筆力が非常に強いこと。 【語源・由来】 「筆力」は筆づかい、勢いをいう。中唐の韓愈が張籍の文章をほめたたえて言った言葉。 「扛鼎」は鼎を持ち上げるこ...
【四字熟語】 筆削褒貶 【読み方】 ひっさくほうへん 【意味】 批評の態度が公正できびしい「春秋筆法」を表す語。 【語源・由来】 「筆削」は書くべきものは書きとり去るべきところは削ること。「褒貶」は褒めるべきところは褒め...
【四字熟語】 尾大不掉 【読み方】 びだいふとう 【意味】 上に立つ者の力が弱く、下にいる者の力が強すぎて制御不能になること。下の者を自由に操れないこと。 【語源・由来】 「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉われざるは、君...
【四字熟語】 悲壮淋漓 【読み方】 ひそうりんり 【意味】 悲しく哀れな中にも意気のあること。悲しみのうちにも痛ましいほどの勇ましさのあること。 【典拠・出典】 林鶴梁「東湖遺稿序」 悲壮淋漓(ひそうりんり)の使い方 悲...
【四字熟語】 飛絮漂花 【読み方】 ひじょひょうか 【意味】 女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。特に遊女などに身を落としてあてどもなく辛苦する女性のたとえ。 【語源・由来】 「飛絮」は風に飛び交う柳の花。あ...
【四字熟語】 悲傷憔悴 【読み方】 ひしょうしょうすい 【意味】 非常に悲しんで憂いやつれること。 【語源・由来】 「悲傷」は悲しみいたむこと。「憔悴」は憂い苦しむ、またやつれ衰える。 【典拠・出典】 蘇轍「黄州快哉亭記...
【四字熟語】 匪躬之節 【読み方】 ひきゅうのせつ 【意味】 自分の利害はかえりみないで、忠節を尽くすこと。 【語源・由来】 「匪躬」はわが身の利害損得を考えないこと。 【典拠・出典】 韓愈「争臣論」 匪躬之節(ひきゅう...
【四字熟語】 卑躬屈節 【読み方】 ひきゅうくっせつ 【意味】 主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。 【語源・由来】 「卑躬」は腰をかがめて頭を垂れること。「屈節」は自分の主義主張を曲げること。 【典拠・...
【四字熟語】 媚眼秋波 【読み方】 びがんしゅうは 【意味】 美人のなまめかしい媚びる目つきこと。 【語源・由来】 「媚眼」はなまめかしい目つき。「秋波」は秋の澄んだ波のことから、美人の澄んだ目、転じて色目・流し目のこと...