竜駒鳳雛【りょうくほうすう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】 竜駒鳳雛 【読み方】 りょうくほうすう 【意味】 才知ある賢い少年のこと。すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。 【語源・由来】 「此の児、若し竜駒に非ざれば、当に是れ鳳雛なるべし」による。「竜駒」はすぐ...
【四字熟語】 竜駒鳳雛 【読み方】 りょうくほうすう 【意味】 才知ある賢い少年のこと。すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。 【語源・由来】 「此の児、若し竜駒に非ざれば、当に是れ鳳雛なるべし」による。「竜駒」はすぐ...
【四字熟語】 良禽択木 【読み方】 りょうきんたくぼく 【意味】 かしこい人物は自分の仕える主人をよく吟味して仕官するものであるということ。かしこい鳥は自分が住みやすい木に巣を作るということ。 【典拠・出典】 『春秋左氏...
【四字熟語】 良玉精金 【読み方】 せいきんりょうぎょく 【意味】 性格が穏やかで純粋なこと。 【語源・由来】 「精金」はまじりけのない金属。「良玉」は美しい宝玉。北宋の学者、程頤の人柄について述べた言葉。 【典拠・出典...
【四字熟語】 良弓難張 【読み方】 りょうきゅうなんちょう 【意味】 才能のある人物は使いこなすのは難しいが、上手に使えば非常に役に立つということ。 【語源・由来】 「良弓」は良い弓のこと。「難張」は(弓を)引くのが難し...
【四字熟語】 梁冀跋扈 【読み方】 りょうきばっこ 【意味】 後漢の梁冀は朝廷でおごり高ぶり「跋扈将軍」と呼ばれた。 【語源・由来】 「梁冀」は後漢の大将軍。「跋扈」は強くわがままに振る舞うこと。また、臣下が権力を握って...
【四字熟語】 凌雲之志 【読み方】 りょううんのこころざし 【意味】 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。また志気盛んに大いに飛躍しようとするこころざし。 【語源・由来】 「凌雲」は雲を高くしのいで上る意。転じ...
【四字熟語】 流連荒亡 【読み方】 りゅうれんこうぼう 【意味】 家にも帰らず酒食や遊興にふけって仕事をなまけること。 【語源・由来】 「流連」は遊びにふけって家に帰るのも忘れること。「荒亡」は狩猟や酒食などの楽しみにふ...
【四字熟語】 柳緑花紅 【読み方】 りゅうりょくかこう 【意味】 人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。紅い花と緑の柳で代表させて、自然の美しさを表した言葉。 【語源・由来】 禅宗の語。 【典拠・出典】 『東坡禅...
【四字熟語】 流星光底 【読み方】 りゅうせいこうてい 【意味】 勢いよく振り下ろす刀の光を流星にたとえていう。 【語源・由来】 「光底」は剣のきらめきの下。 【典拠・出典】 頼山陽「題不識庵撃機山図」 流星光底(りゅう...
【四字熟語】 流觴曲水 【読み方】 りゅうしょうきょくすい 【意味】 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊びのこと。 【語源・由来】 「觴」は杯の意。「曲水...
【四字熟語】 流金鑠石 【読み方】 りゅうきんしゃくせき 【意味】 厳しい暑さのたとえ。 【語源・由来】 金属を流し溶かし石を溶かすこと。「鑠石」は激しい火力や熱気の形容。 昔、十個の太陽が同時に昇り金石などの堅剛なもの...
【四字熟語】 柳暗花明 【読み方】 りゅうあんかめい 【意味】 春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。また、新しい展開が開ける意にも用いる場合もある。 【語源・由来】 「柳暗」は柳がほの暗く茂ること。「花明...
【四字熟語】 立錐之地 【読み方】 りっすいのち 【意味】 とがった錐をやっとたてることができるほどのごく狭い土地。 【語源・由来】 「錐」は板などに穴をあける道具、きり。一般には「立錐の余地もない」と使うことが多い。 ...
【四字熟語】 履霜之戒 【読み方】 りそうのいましめ 【意味】 前兆を見て災難を避けよという戒め。霜を踏んで歩けばやがて氷が張る時期になることから、前兆をみてやがて来るわざわいに対して用心せよという意。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 履霜堅氷 【読み方】 りそうけんぴょう 【意味】 前兆を見て災難を避けよという戒め。霜を踏んで歩けばやがて氷が張る時期になることから、前兆をみてやがて来るわざわいに対して用心せよという意。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 離群索居 【読み方】 りぐんさっきょ 【意味】 同朋や友人、仲間と離れて一人でいること。 【語源・由来】 「群」はなかま・ともがら。「索」はさびしい、また、散る、離れる意。 【典拠・出典】 『礼記』「檀弓・...
【四字熟語】 六尺之孤 【読み方】 りくせきのこ 【意味】 未成年の孤児。また、十四・五歳で父に死なれた幼君。 【語源・由来】 「六尺」は約一・四メートルで、十四、五歳の身長。一説に一尺は二歳半で六尺は十五歳のこと。「孤...
【四字熟語】 六合同風 【読み方】 りくごうどうふう 【意味】 天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。 【語源・由来】 「六合」は天地と四方で天下を意味する。「風」は風俗の意。 【典拠・出典】 『漢書』「王吉伝」 ...
【四字熟語】 六言六蔽 【読み方】 りくげんりくへい 【意味】 人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。 【語源・由来】 「六言」は、仁(愛情)・知(知恵)・直(正直)・勇(勇気)・剛...
【四字熟語】 藍田生玉 【読み方】 らんでんしょうぎょく 【意味】 家柄のよい家から賢明な子弟のでるたとえ。 【語源・由来】 「藍田」は陝西省にある山の名で、美しい宝玉を産出することで有名。 【典拠・出典】 『三国志』「...
【四字熟語】 蘭亭殉葬 【読み方】 らんていじゅんそう 【意味】 書画や骨董、器物などを非常に愛好するたとえ。 【語源・由来】 「蘭亭」は王義之の「蘭亭帖」、「殉葬」は死んだ人といっしょに葬ること。 唐の太宗は書を好み、...
【四字熟語】 乱臣賊子 【読み方】 らんしんぞくし 【意味】 国を乱す悪臣と親に背く子供。 【語源・由来】 「乱臣」は主君に背いて国を乱す家臣のこと。「賊子」は親不孝な子供の意。不忠不孝の者をいう。 【典拠・出典】 『孟...
【四字熟語】 乱雑無章 【読み方】 らんざつむしょう 【意味】 めちゃくちゃですじみちが立たないこと。 【語源・由来】 「無章」は秩序がないこと、筋道が立たないこと。 【典拠・出典】 韓愈「送孟東野序」 【類義語】 ・支...
【四字熟語】 蘭摧玉折 【読み方】 らんさいぎょくせつ 【意味】 賢人や美人などの死をいう。蘭の花が砕け散り玉が折れ割れる意。すぐれた人として終わりまでまっとうして死ぬことにもいう。 【語源・由来】 「摧」はくだける意。...
【四字熟語】 覧古考新 【読み方】 らんここうしん 【意味】 古きをかえりみて、新しきを考え察すること。 【語源・由来】 「覧古」は、古きをおもうこと。懐古。 【典拠・出典】 『漢書』「叙伝」 【類義語】 ・温故知新(お...
【四字熟語】 爛額焦頭 【読み方】 らんがくしょうとう 【意味】 根本を忘れ些末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。 【語源・由来】 「爛額」は額が爛れる意、「焦頭」は頭を焦がすこと。火災を予防する...
【四字熟語】 濫竽充数 【読み方】 らんうじゅうすう 【意味】 無能の者が才能のあるように見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。 【語源・由来】 「濫」はむやみやたらにの意。「竽」は笛。「濫竽」はみ...
【四字熟語】 落花流水 【読み方】 らっかりゅうすい 【意味】 散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物が落ちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 落落晨星 【読み方】 らくらくしんせい 【意味】 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 【語源・由来】 「落落」はまばらでさみしいさま。「晨星」は夜明け...
【四字熟語】 洛陽紙価 【読み方】 らくようのしか 【意味】 著書が世にもてはやされて、よく売れること。 【語源・由来】 「洛陽」は中国の地名。「紙価」は紙の値段のこと。中国西晋の左思は賦に巧みで、その作品「三都賦」は傑...
【四字熟語】 落筆点蠅 【読み方】 らくひつてんよう 【意味】 過ちをうまくとりつくろうこと。誤って筆を落としてついた汚れをうまく蠅にえがく意。 【語源・由来】 中国三国時代、呉の画家曹不興が孫権の命で描いたとき、誤って...
【四字熟語】 落穽下石 【読み方】 らくせいかせき 【意味】 人の危難につけ込んでさらに痛めつけることをいう。 【語源・由来】 人が落とし穴に落ちたのに上から石を落とす意。「穽」は落とし穴の意。 【典拠・出典】 韓愈「柳...
【四字熟語】 楽禍幸災 【読み方】 らくかこうさい 【意味】 他人の不幸を見てよろこぶこと。人が災難にあうことをよろこび、わざわいにあうのを見てたのしむ意。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「僖公一四年」,『春秋左氏伝』「...
【四字熟語】 落英繽紛 【読み方】 らくえいひんぷん 【意味】 散る花びらが乱れ舞うさま。 【語源・由来】 「落英」は散り落ちる花びら。「英」は花、花びらの意。「繽紛」は盛んなさま。また、乱れ混じるさま。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 磊磊落落 【読み方】 らいらいらくらく 【意味】 心が広くて、小さなことにこだわらないさま。 【語源・由来】 心が大きくてさっぱりしているさまの意の「磊落」を重ねて意味を強調した四字句。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 雷騰雲奔 【読み方】 らいとううんぽん 【意味】 一時もとどまらず過ぎ去っていくことのすみやかなたとえ。雷が躍り上がり雲が走る。来たかと思うとすぐにいなくなってしまう。雷が急に鳴り出したかと思うと急にやみ、...
【四字熟語】 雷霆万鈞 【読み方】 らいていばんきん 【意味】 威勢がきわめて大きく防ぎとめることのできないたとえ。雷鳴のとどろきがきわめて大きく重い。 【語源・由来】 「雷霆」は雷のとどろき。転じて威力などが激しいこと...
【四字熟語】 雷陳膠漆 【読み方】 らいちんこうしつ 【意味】 友情が深く堅いこと。 【語源・由来】 中国、後漢の雷義と陳重の友情は、膠や漆が固まると堅くなる以上に、確固とした深いものであるという故事から。 【典拠・出典...
【四字熟語】 雷轟電撃 【読み方】 らいごうでんげき 【意味】 勢いのきわめてはげしいことのたとえ。雷鳴が鳴り響き電光が走る。 【語源・由来】 「雷轟」は雷がとどろきわたること。「電撃」は稲光がはしること。 【典拠・出典...
【四字熟語】 雷轟電転 【読み方】 らいごうでんてん 【意味】 町中の喧騒の激しいことのたとえ。雷がとどろき稲妻がはしるように、人馬の叫びが激しいこと。 【語源・由来】 「雷轟」は雷がとどろきわたること。「電転」は稲光が...
【四字熟語】 沃野千里 【読み方】 よくやせんり 【意味】 土地のよく肥えた広々とした原。 【典拠・出典】 『史記』「留侯世家」 沃野千里(よくやせんり)の使い方 沃野千里(よくやせんり)の例文 ここは沃野千里だったので...
【四字熟語】 薏苡明珠 【読み方】 よくいめいしゅ 【意味】 無実の嫌疑をかけられること。 【語源・由来】 「薏苡」ははとむぎ、花は数珠玉に似ており白い種子は食用・薬用にされる。「明珠」は宝玉。 【典拠・出典】 『後漢書...
【四字熟語】 用和為貴 【読み方】 ようわいき 【意味】 人と人とが和合することの重要性をいう語。仲よくすることが、最も大切であるということ。 【語源・由来】 聖徳太子が定めた「十七条憲法」の第一条にある語。 【典拠・出...
【四字熟語】 瑶林瓊樹 【読み方】 ようりんけいじゅ 【意味】 人品が卑しくなく高潔で、人並みはずれていること。玉の木や林。 【語源・由来】 「瑶」「瓊」はともに美しい玉の意。 【典拠・出典】 『世説新語』「賞誉」 瑶林...
【四字熟語】 揚眉吐気 【読み方】 ようびとき 【意味】 やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。気がかりだったことが思い通りできて、それまで抑圧されていた気持ちが解放され、喜び楽しむさま。また憤怒するさまにもいう。 【語源・由...
【四字熟語】 揺頭擺尾 【読み方】 ようとうはいび 【意味】 人に気に入られるようにこびへつらうさま。 【語源・由来】 頭を動かして尾を振る意で、仏門の修行にもとづく故事による。 仏道修行の僧侶たちも、ときには師の行動に...
【読み方】 ようちゅうのこうこう 【意味】 平凡な者の中でややすぐれた者の意。 【語源・由来】 「庸」は中ほど、平凡の意。「佼佼」はすぐれたさま。 【典拠・出典】 『後漢書』「劉盆子伝」 【類義語】 ・鉄中錚錚(てっちゅ...
【四字熟語】 養生喪死 【読み方】 ようせいそうし 【意味】 生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。孟子は人民にこのことを遺憾のないようにさせることが王道政治の始めであるとした。 【語源・由来】 「養生」は...
【四字熟語】 揚清激濁 【読み方】 ようせいげきだく 【意味】 清潔なもの善なるものを押し上げ、汚濁のもの悪しきものを除去するたとえ。清らかな水をあげ濁る水を砕き散らす意。 【語源・由来】 「激」は激しく当たってくだけち...
【四字熟語】 傭書自資 【読み方】 ようしょじし 【意味】 文章を書いて生活の糧とすること。 【典拠・出典】 『魏書』「劉芳伝」 【類義語】 ・筆耕硯田(ひっこうけんでん) ・心織筆耕(しんしょくひっこう) ・操觚之士(...
【四字熟語】 用舎行蔵 【読み方】 ようしゃこうぞう 【意味】 出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。 【語源・由来】...
【四字熟語】 妖姿媚態 【読み方】 ようしびたい 【意味】 いかにもなまめかしく美しい姿。また、そのような女性が人を惑わすような、笑いこびるしぐさをすることにもいう。 【語源・由来】 「妖姿」は容姿はなまめかしい、美しい...
【四字熟語】 用行舎蔵 【読み方】 ようこうしゃぞう 【意味】 出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。 【語源・由来】...
【四字熟語】 妖言惑衆 【読み方】 ようげんわくしゅう 【意味】 あやしげなことを言いふらして多くの人を惑わせること。 【語源・由来】 「妖言」は世の人を惑わすあやしい流言。 【典拠・出典】 『三国志』「魏志・刑罰志」 ...
【四字熟語】 庸言庸行 【読み方】 ようげんようこう 【意味】 ふだんの言行。 【語源・由来】 「庸言」は平生の言葉。「庸行」は平生の行動・素行。 【典拠・出典】 『易経』「乾・文言伝」 庸言庸行(ようげんようこう)の使...
【四字熟語】 陽関三畳 【読み方】 ようかんさんじょう 【意味】 別れを繰り返し惜しむこと。陽関の曲の第四句を三度反復して詠うこと。一説に、第二句以下の三句を二度繰り返して詠うこと。 【語源・由来】 「陽関」は「陽関曲」...
【四字熟語】 用管窺天 【読み方】 ようかんきてん 【意味】 視野や見識が狭いことのたとえ。細い管から天をうかがい見る意。 【典拠・出典】 『荘子』「秋水」 【類義語】 ・以管窺天(いかんきてん) ・管中窺豹(かんちゅう...
【四字熟語】 余韻嫋嫋 【読み方】 よいんじょうじょう 【意味】 音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。詩や文章の表現の背後に感じられる風情にもたとえる。 【典拠・出典】 蘇軾「前赤壁賦」 余韻嫋嫋(よい...
【四字熟語】 悠悠閑閑 【読み方】 ゆうゆうかんかん 【意味】 ゆったりとして急がないさま。のんきにゆっくりしたさま。 【語源・由来】 「悠悠」は急がず落ち着いたさま。「閑閑」は静かで落ち着いたさま。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 優游涵泳 【読み方】 ゆうゆうかんえい 【意味】 ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。 【語源・由来】 「優游」はゆったりしていること。伸び伸びとしてこせつかないこと。「涵泳」は水にひたり泳...
【四字熟語】 優孟衣冠 【読み方】 ゆうもういかん 【意味】 他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。 【語源・由来】 「優孟」は春秋時代、楚の俳優の名。 中国、楚の春...
【四字熟語】 有備無患 【読み方】 ゆうびむかん 【意味】 ふだんから準備を整えておけば、万一の場合にも心配がないということ。 【語源・由来】 「患」は思い悩むこと、心配事の事。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』襄公 【類...
【四字熟語】 幽愁暗恨 【読み方】 ゆうしゅうあんこん 【意味】 深く人知れないうれいと恨み。 【語源・由来】 「幽愁」は人知れない嘆き「暗恨」は人知れない恨み。 【典拠・出典】 白居易「琵琶行」 幽愁暗恨(ゆうしゅうあ...
【四字熟語】 宥坐之器 【読み方】 ゆうざのき 【意味】 座右において戒めとする道具。 【語源・由来】 「宥」は右の意。 【典拠・出典】 『荀子』「宥坐」 宥坐之器(ゆうざのき)の使い方 宥坐之器(ゆうざのき)の例文 宥...
【四字熟語】 有厚無厚 【読み方】 ゆうこうむこう 【意味】 ほんとうに厚いものは厚薄をいうことができないから厚さがないのとかわらない。 【語源・由来】 「有厚」と「無厚」が同じであるとする詭弁。 【典拠・出典】 『荀子...
【四字熟語】 右賢左戚 【読み方】 ゆうけんさせき 【意味】 親戚のものを低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。漢代は右を尊ぶのに対し、左をいやしいものとした。 【語源・由来】 「戚」は親戚・一族・みうち...
【四字熟語】 有脚陽春 【読み方】 ゆうきゃくようしゅん 【意味】 行く先々で恩徳を施す人。 【語源・由来】 唐の宋璟が行く先々で恩徳を施す姿を、当時の人々は、陽春が物をあたため育ていく姿になぞらえ、「脚のある陽春(有脚...
【四字熟語】 游雲驚竜 【読み方】 ゆううんきょうりょう 【意味】 空にながれ行く雲と空翔ける竜。能書(すぐれた筆跡)の形容。 【語源・由来】 「雲」は千変万化なことのたとえ。「竜」は強く勇ましく、かつ神秘的な動きにたと...
【四字熟語】 黝堊丹漆 【読み方】 ゆうあくたんしつ 【意味】 建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。 【語源・由来】 「黝」は黒色、「堊」は白色。「丹」は赤、「漆」はうるし塗り。異説もある。 【典拠・出典...
【四字熟語】 維摩一黙 【読み方】 ゆいまいちもく 【意味】 多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。 【語源・由来】 「維摩」は古代インドの大富豪で、在家のまま釈迦の弟子としてその教化を助けた。 釈迦の弟子たちが仏教の...
【四字熟語】 野戦攻城 【読み方】 やせんこうじょう 【意味】 野原や平地で戦い、城を攻めること。 【典拠・出典】 『史記』「廉頗藺相如伝」 【類義語】 ・攻城野戦(こうじょうやせん) 野戦攻城(やせんこうじょう)の使い...
【四字熟語】 約法三章 【読み方】 やくほうさんしょう 【意味】 中国漢の高祖劉邦が作り、民衆に約束した三つの法律のこと。後に転じて、物事を行う際に、事前に決めておく簡単な約束事・規則のことをいう。また、簡単な法律の総称...
【四字熟語】 薬石無効 【読み方】 やくせきむこう 【意味】 薬や医者の治療もききめがないこと。 【語源・由来】 「薬石」は病気を治す薬と石で作った漢方の針のこと。 【典拠・出典】 宣宗 薬石無効(やくせきむこう)の使い...
【四字熟語】 冶金踊躍 【読み方】 やきんようやく 【意味】 自分が置かれている立場に安んじることができないたとえ。 【語源・由来】 るつぼの中ではねあがって、外へ出ようとすること。 【典拠・出典】 『荘子』「大宗師」 ...
【四字熟語】 問柳尋花 【読み方】 もんりゅうじんか 【意味】 春に柳や花をめでること。春のきれいな景色をさぐり求めて散策すること。また、花街に遊ぶこと。 【語源・由来】 「柳を問い、花を尋ねて野亭に到る」による。 【典...
【四字熟語】 問鼎軽重 【読み方】 もんていけいちょう 【意味】 その人の権威・実力を疑うこと。君主の地位をねらう野心のあること。 【語源・由来】 「鼎」は皇帝の宝物とされた三本脚と二つの耳をつけた銅器。 天下をねらう楚...
【四字熟語】 門前成市 【読み方】 もんぜんせいし 【意味】 人が多く集まることのたとえ。人の出入りが多く門前が市場のようににぎわうこと。 【語源・由来】 「門庭、市のご若し」とあるのにもとづく。 【典拠・出典】 『漢書...
【四字熟語】 門巷填隘 【読み方】 もんこうてんあい 【意味】 人が多く集まりくる形容。門や門前の小道に人が多く集まり、そこがふさがり狭くなる意。 【語源・由来】 「填」はふさぐ、隘」は狭い意。 【典拠・出典】 『新唐書...
【四字熟語】 両刃之剣 【読み方】 もろはのつるぎ 【意味】 利便なものも扱い方によってはたいへんな危険をもたらすたとえ。 【語源・由来】 「両刃」は身の背と腹の両方に刃がついている剣のこと。 【典拠・出典】 『資治通鑑...
【四字熟語】 沐浴斎戒 【読み方】 もくよくさいかい 【意味】 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。 【語源・由来】 「沐浴」は髪と体を洗って身を清めること。「斎」は心の不浄を清めること。「戒」は身...
【四字熟語】 目挑心招 【読み方】 もくちょうしんしょう 【意味】 遊女が流し目で客を誘うさま。 【語源・由来】 「目挑」は目でいどむ、「心招」は心のうちで誘い招くこと。 【典拠・出典】 『史記』「貨殖伝」 目挑心招(も...
【四字熟語】 目指気使 【読み方】 もくしきし 【意味】 言葉を出さず、目くばせや顔つきだけで、目下のものをこき使うこと。 【語源・由来】 「目指」は目くばせで指図すること。威勢が盛んで傲慢なさまをいう。 中国、前漢の貢...
【四字熟語】 妄想之縄 【読み方】 もうぞうのなわ 【意味】 仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。 【語源・由来】 「妄想」はみだらな考え・迷いの心。 【典拠・出典】 『秘蔵宝鑰』 妄想之縄(もうぞうのなわ)の使い方 妄想...
【四字熟語】 面折廷諍 【読み方】 めんせつていそう 【意味】 面と向かって臆することなく争論すること。 【語源・由来】 「面折」は面と向かって責める。「廷諍」は朝廷で争論すること。剛直の臣についていう。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 麪市塩車 【読み方】 めんしえんしゃ 【意味】 雪の積もる形容。 【語源・由来】 「麪」は麦粉・うどん粉で、「麪市」は雪におおわれた市街のたとえ。「塩車」は白い塩を運ぶ馬車で、町行く車も雪をかぶっている形容...
【四字熟語】 名存実亡 【読み方】 めいそんじつぼう 【意味】 名前だけが残って実質が失われること。物事が見かけだけになること。 【典拠・出典】 韓愈「処州孔子廟碑」 【類義語】 ・有名無実(ゆうめいむじつ) ・虎皮羊質...
【四字熟語】 明窓浄几 【読み方】 めいそうじょうき 【意味】 清潔で快適に勉強できる書斎。明るい窓辺に塵ひとつない清らかな机の意。転じて、書斎を意味する。 【典拠・出典】 欧陽脩「試筆」 【類義語】 ・窓明几潔(そうめ...
【四字熟語】 命世之才 【読み方】 めいせいのさい 【意味】 世にすぐれた才能。また、そのような才能を持つ人。 【語源・由来】 「命世」は世に有名なこと。 【典拠・出典】 『文選』李陵「答蘇武書」 【類義語】 ・命世之英...
【四字熟語】 名声過実 【読み方】 めいせいかじつ 【意味】 実際よりも評判のほうが高いこと。評判どおりではない意。 【典拠・出典】 『史記』「陳豨伝」 【類義語】 ・声聞過情(せいぶんかじょう) 名声過実(めいせいかじ...
【四字熟語】 盟神探湯 【読み方】 めいしんたんとう 【意味】 我が国の古代、真偽正邪を裁くのに神に誓って手で熱湯を探らせたこと。 神に誓って湯を探ると正しい者はただれず、邪なものはただれるとしたもの。神明裁判の一つ。 ...
【四字熟語】 明珠暗投 【読み方】 めいしゅあんとう 【意味】 どんなに貴重な物でも、贈り方がよくないと誤解されてしまうたとえ。転じて、立派な才能をもっているのに世に認められないこと。また、貴重な物をその価値の分かってい...
【四字熟語】 迷者不問 【読み方】 めいしゃふもん 【意味】 わからないことがあったら積極的に人に尋ねるべきだということ。 【語源・由来】 「迷者」は自分の行く道がわからない無知な者の意。無知な者は、人に尋ねて教えを受け...
【四字熟語】 明察秋毫 【読み方】 めいさつしゅうごう 【意味】 眼力の鋭いこと。細かい点も逃さず見抜く意。 【語源・由来】 「秋毫」は秋になって変わる細密な獣の毛。転じて微細なもの。 【典拠・出典】 『孟子』「梁恵王・...
【四字熟語】 冥行擿埴 【読み方】 めいこうてきしょく 【意味】 学問をするのに、その方法を知らないことのたとえ。 【語源・由来】 「冥行」は暗闇を歩くこと。「擿埴」は盲人が杖で地面をたたきながら道を行くこと。「擿」はさ...
【四字熟語】 明月之珠 【読み方】 めいげつのたま 【意味】 暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。 【典拠・出典】 『淮南子』「説山訓」 【類義語】 ・夜光之璧(やこうのへき) 明月之珠(めいげつのたま)の使い方...
【四字熟語】 冥頑不霊 【読み方】 めいがんふれい 【意味】 頑固で道理に暗く、頭の働きが鈍いこと。 【語源・由来】 「冥頑」はかたくなで道理がわからないこと。「霊」はすばやい、鋭敏なの意で、「不霊」は頭の回転が鈍いこと...
【四字熟語】 無量無辺 【読み方】 むりょうむへん 【意味】 限りなく広大なこと。物事の程度や分量などが計り知れないこと。仏教の語。 【典拠・出典】 『法華経』「序品」 無量無辺(むりょうむへん)の使い方 無量無辺(むり...
【四字熟語】 無余涅槃 【読み方】 むよねはん 【意味】 肉体などの形の制約から解放された悟りの境地。心だけでなく肉体のわずらいからも解放された悟りの世界。 【語源・由来】 「無余」は残っていないこと。すべて。「涅槃」は...
【四字熟語】 無用之用 【読み方】 むようのよう 【意味】 一見役に立たないと見えるものが、かえって役に立つ。 【語源・由来】 一見無用に見えるものが実は大きな働きを持つことを言った老子の哲学。器は中のうつろな空間部があ...
【四字熟語】 毋望之禍 【読み方】 むぼうのわざわい 【意味】 思いがけないわざわい。 【語源・由来】 「毋」は「ない」、否定の意を表す。「無」「无」に通じる。 【典拠・出典】 『史記』「春申君伝」 【対義語】 ・毋望之...
【四字熟語】 無妄之福 【読み方】 むぼうのふく 【意味】 思いがけない幸運。 【語源・由来】 「無妄」は思いがけなく起こること。 【典拠・出典】 『戦国策』「楚策」 【対義語】 ・無妄之禍(むぼうのわざわい) 無妄之福...
【四字熟語】 無縫天衣 【読み方】 むほうてんい 【意味】 飾りけがなく自然であること。 【語源・由来】 郭翰「天衣」は天人・天女の衣。「無縫」は着物に縫い目のないこと。また、人の細工のあとが見えないこと。詩文や物事が人...
【四字熟語】 霧鬢風鬟 【読み方】 むびんふうかん 【意味】 美しい髪のたとえ。 【語源・由来】 「霧鬢」は黒々した美しい髪。「霧」は黒いたとえ。「風鬟」は髪が風にくしけずられる意。風の中の美しい髪。 【典拠・出典】 蘇...
【四字熟語】 無恥厚顔 【読み方】 むちこうがん 【意味】 あつかましくて、恥知らずなさま。 【語源・由来】 「無恥」は恥を知らないことで、他人の迷惑などを考えずに、自分の思惑だけで考えたり行動したりする態度をいう。「厚...
【四字熟語】 無声無臭 【読み方】 むせいむしゅう 【意味】 誰にも知られず、まったく目立たないこと。事の影響がないこと。また、はかり知ることができない上天のたとえ。 【語源・由来】 声もしなければ匂いもしない意。 【典...
【四字熟語】 無常迅速 【読み方】 むじょうじんそく 【意味】 人の世は移り変わりが速く、はかないものであるということ。 【語源・由来】 「無常」はもと仏教語で、世の転変や人の生死などが永久不変ではなく、はかないことの意...
【四字熟語】 矛盾撞着 【読み方】 むじゅんどうちゃく 【意味】 前後がくいちがって論理があわないこと。 【語源・由来】 「矛盾」は前に言ったことと後に言ったことが一致しないこと。「撞着」はつきあたる意。「着」は助字。 ...
【四字熟語】 無根無蔕 【読み方】 むこんむてい 【意味】 よりどころがまったくないこと。 【語源・由来】 「無根」は根づくところがないこと、「無蔕」は果物のへた(蔕)がないこと。果実はへたがないと木にぶらさがることがで...
【四字熟語】 無辜之民 【読み方】 むこのたみ 【意味】 罪なき人びと。 【語源・由来】 「無辜」は罪のないこと。凶作や災害に遭い虐げられる人々をいう。 【典拠・出典】 『書経』「湯誥」 無辜之民(むこのたみ)の使い方 ...
【四字熟語】 無告之民 【読み方】 むこくのたみ 【意味】 訴えるすべをもたない無力な人びと。貧しい下積みの人、老人などの弱者をいう。 【典拠・出典】 『書経』「大禹謨」 無告之民(むこくのたみ)の使い方 無告之民(むこ...
【四字熟語】 夢幻泡影 【読み方】 むげんほうよう 【意味】 人生がはかないことのたとえ。 【語源・由来】 夢と幻と泡と陰で、いずれもはかないもののたとえ。 【典拠・出典】 『金剛般若経』 【類義語】 ・泡沫夢幻(ほうま...
【四字熟語】 無稽之談 【読み方】 むけいのだん 【意味】 根拠のないでたらめな話。 【語源・由来】 「稽」は考える意。 【典拠・出典】 『書経』「大禹謨」 【類義語】 ・無稽之言(むけいのげん) 無稽之談(むけいのだん...
【四字熟語】 无何之郷 【読み方】 むかのきょう 【意味】 何もなく、果てしなく広い所。荒涼として、ただ広いばかりの里のこと。 【語源・由来】 『荘子』「逍遥遊」の「無何有の郷(何もなく果てしなく広い地)」をふまえた語。...
【四字熟語】 無援孤立 【読み方】 むえんこりつ 【意味】 ひとりぼっちで頼るものがないこと。 【語源・由来】 「孤立」はひとりだけぽつんとしていること。「無援」は助けがないという意。 【典拠・出典】 『後漢書』「班超伝...
【四字熟語】 名聞利養 【読み方】 みょうもんりよう 【意味】 名誉と財欲に執着すること。 【語源・由来】 「名聞」は世間の評判。「利養」は財を得て身を肥やすこと。 【典拠・出典】 『菩提心論』 名聞利養(みょうもんりよ...
【四字熟語】 妙法一乗 【読み方】 みょうほういちじょう 【意味】 法華経の教え。 【典拠・出典】 『本朝文粋』 妙法一乗(みょうほういちじょう)の使い方 妙法一乗(みょうほういちじょう)の例文 妙法一乗は、一人ももれる...
【四字熟語】 名詮自性 【読み方】 みょうせんじしょう 【意味】 名はそのものの本質を表すということ。名称と実体とが相応ずること。 【語源・由来】 「詮」は備える意。「自性」は自らの性質の意。仏教の語。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 密雲不雨 【読み方】 みつうんふう 【意味】 前兆があるのに、まだ事が起こらないこと。また、恩恵が下に行きわたらないこと。 【語源・由来】 空いっぱいに黒い雲がおおっているけれど、まだ雨は降ってきていない意...
【四字熟語】 満目蕭条 【読み方】 まんもくしょうじょう 【意味】 見渡すかぎりもの寂しいさま。 【語源・由来】 「満目」は目に入るかぎり・あたり一面の意。「蕭条」はひっそりとしてもの寂しいさまのこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 満腔春意 【読み方】 まんこうしゅんい 【意味】 全身になごやかな気分が満ちていること。人を祝う言葉。 【語源・由来】 「満腔」は胸いっぱい・全身。転じて、心からの、の意。 【典拠・出典】 『書言故事大全』...
【四字熟語】 磨礱砥礪 【読み方】 まろうしれい 【意味】 知らず知らずのうちに、物が減ってしまうたとえ。 【語源・由来】 「磨礱」はとぎみがくこと。「砥」は刃物をとぐ砥石。「礪」はそれよりも目のあらい砥石のこと。 呉王...
【四字熟語】 麻中之蓬 【読み方】 まちゅうのよもぎ 【意味】 よい環境の中では悪しきものも正されるというたとえ。まっすぐに伸びる麻の中に生えた蓬は、曲がりがちな性質が矯められて、まっすぐに育つ意。 【典拠・出典】 『荀...
【四字熟語】 麻姑掻痒 【読み方】 まこそうよう 【意味】 物事が思いのままになること。 【語源・由来】 「麻姑」は中国伝説の仙女。鳥のような長い爪をもつという。「掻痒」はかゆいところをかくこと。 漢の桓帝のころ蔡経とい...
【四字熟語】 煩悩菩提 【読み方】 ぼんのうぼだい 【意味】 煩悩は悟りの縁であること。 【語源・由来】 煩悩も人間の本性であるから、本来別のものでなく、二つは一つであるということ。また、迷いがあってはじめて悟りもあると...
【四字熟語】 凡聖一如 【読み方】 ぼんしょういちにょ 【意味】 人には凡人と聖者の別はあるが本性は平等であること。 【語源・由来】 「凡」は凡夫(衆生)、「聖」は聖者(如来)。迷っている者も悟っている者も、本質的には変...
【四字熟語】 翻雲覆雨 【読み方】 ほんうんふくう 【意味】 世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。 【語源・由来】 手のひらを上に向けると雲になり、下に向けると雨になる意で、人の心が簡単に変わることをいう。 ...
【四字熟語】 奔逸絶塵 【読み方】 ほんいつぜつじん 【意味】 非常にはやく走ること。 【語源・由来】 「奔逸」は走り逃げること。「絶塵」は塵ひとつ立てずに速く走ること。 【典拠・出典】 『荘子』「田子方」 【類義語】 ...
【四字熟語】 賁育之勇 【読み方】 ほんいくのゆう 【意味】 非常に気力が盛んで強いこと。 【語源・由来】 「賁」は孟賁、「育」は夏育のことで、ともに秦の武王に仕えた有名な大力の勇士。「勇」は気力が盛んで強いこと。孟賁夏...
【四字熟語】 蒲柳之質 【読み方】 ほりゅうのしつ 【意味】 若いときから体質が虚弱なこと。 【語源・由来】 「蒲柳」はかわやなぎで、木がやわらかく、その葉も秋の初めにはやばやと散ってしまうことから、か弱い体質をいう。 ...
【四字熟語】 墨名儒行 【読み方】 ぼくめいじゅこう 【意味】 表面は墨者と称しながら、実際には孔子の教えに合った行いをすること。 【語源・由来】 名目は墨者でも、行動は儒者であるという意味。 【典拠・出典】 韓愈「送浮...
【四字熟語】 北轍南轅 【読み方】 ほくてつなんえん 【意味】 志と行動が相反するたとえ。 【語源・由来】 「轍」は車輪の跡。わだちのこと。「轅」は車のかじ棒・ながえのこと。わだちが北に向かっているのに、ながえを南に向け...
【四字熟語】 墨翟之守 【読み方】 ぼくてきのまもり 【意味】 自分の説などを堅く守って改めないこと。 【語源・由来】 「墨翟」は中国戦国時代の思想家墨子のこと。城の守りが非常に堅固であることから。 中国楚が小国の宋を攻...
【四字熟語】 北窓三友 【読み方】 ほくそうのさんゆう 【意味】 琴と詩と酒のこと。 【典拠・出典】 白居易「北窓三友-詩」 北窓三友(ほくそうのさんゆう)の使い方 北窓三友(ほくそうのさんゆう)の例文 高名な詩人の孫で...
【四字熟語】 濮上之音 【読み方】 ぼくじょうのおん 【意味】 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 【語源・由来】 「濮上」は濮水(河南省にある川の名)のほとりのこと。「桑間濮上の音」の略。 中...
【四字熟語】 墨子悲糸 【読み方】 ぼくしひし 【意味】 人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。 【語源・由来】 「墨子」は中国戦国時代の思想家墨翟のこと。 墨子は白い糸が染料によって黄色にも黒にもなる...
【四字熟語】 墨子薄葬 【読み方】 ぼくしはくそう 【意味】 墨子は盛大な葬式を主張する儒家に対して質素な葬儀を唱えたこと。 【語源・由来】 「墨子」は戦国時代の思想家の墨翟のこと兼愛・非戦。節約(倹約)などを主張し、儒...
【四字熟語】 墨子泣糸 【読み方】 ぼくしきゅうし 【意味】 人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。 【語源・由来】 「墨子」は中国戦国時代の思想家墨翟のこと。「泣糸」は糸を見て泣いたということ。 墨子...
【四字熟語】 撲朔謎離 【読み方】 ぼくさくめいり 【意味】 男か女か分からないこと。 【語源・由来】 「撲朔」はおすのうさぎが足をばたばたさせること。「謎離」はめすのうさぎの目がぼんやりしてはっきりしないさま。うさぎの...
【四字熟語】 北轅適楚 【読み方】 ほくえんてきそ 【意味】 志と行動とが相反するたとえ。 【語源・由来】 「轅」は馬車または牛車の車体の左右両側から出ている二本のかじ棒。それを北に向けているわけだから、目ざしているのは...
【四字熟語】 暮雲春樹 【読み方】 ぼうんしゅんじゅ 【意味】 遠くの友を切になつかしむ情。 【語源・由来】 「暮雲」は暮れがたの雲のこと。「春樹」は若芽をつけた春の木のこと。 【典拠・出典】 杜甫「春日憶李白」 【類義...
【四字熟語】 暴戻恣雎 【読み方】 ぼうれいしき 【意味】 横暴で残忍な人物の形容。乱暴で道理にもとり気ままに振る舞い人をにらみつけること。 【語源・由来】 「暴」は乱暴または横暴なこと。「戻」は道理にもとる、道理にそむ...
【四字熟語】 方領矩歩 【読み方】 ほうりょうくほ 【意味】 儒者の身なりや態度のたとえ。 【語源・由来】 四角い襟の衣服と正しい歩行のこと。「方」は四角いこと。「領」はえり。「矩」はさしがね。転じて、法。また法に適うこ...
【四字熟語】 蓬莱弱水 【読み方】 ほうらいじゃくすい 【意味】 遠くはるかにへだたっていること。 【語源・由来】 「蓬莱」は中国の東方海上(渤海とも)にあるという伝説上の島で、そこに仙人が住み、不老不死の薬があるといわ...
【四字熟語】 鳳友鸞交 【読み方】 ほうゆうらんこう 【意味】 男女間の情事、交接のたとえ。 【語源・由来】 「鳳」は鳳凰。想像上の霊長。「鸞」は鳳凰に似た想像上の霊長。いずれも美しい鳥でその交わりを男女の情事にたとえた...
【四字熟語】 蜂目豺声 【読み方】 ほうもくさいせい 【意味】 凶悪で冷酷な人のこと。 【語源・由来】 「蜂目」は蜂のように細い目つき。「豺」は狼に似て凶暴な山犬のこと。「豺声」はその山犬のような不気味な声をいう。 【典...
【四字熟語】 蜂房水渦 【読み方】 ほうぼうすいか 【意味】 家屋が蜂の巣のように密集しているさま。 【語源・由来】 建物が蜂の巣の穴のように接して隣り合い、水の渦巻きのようにつながりめぐっていること。「蜂房」は蜂の巣。...
【四字熟語】 放辟邪侈 【読み方】 ほうへきじゃし 【意味】 わがまま勝手な悪い行為のこと。 【語源・由来】 「放」はほしいまま、「辟」はかたよる、「邪」はよこしま、「侈」はぜいたくのこと。 【典拠・出典】 『孟子』「梁...
【四字熟語】 望聞問切 【読み方】 ぼうぶんもんせつ 【意味】 医者の診察で重要な四つの方法。 【語源・由来】 「望」は目で察し、「聞」は耳で聴いて診察し、「問」は言葉で問いただし、「切」は指でさすって診察すること。 【...
【四字熟語】 捧腹大笑 【読み方】 ほうふくたいしょう 【意味】 腹を抱えて大笑いすること。 【語源・由来】 「腹を棒えて大笑す」とあるのにもとづく。「捧腹」は腹をかかえて笑うこと。 【典拠・出典】 『史記』「日者伝」 ...
【四字熟語】 捧腹絶倒 【読み方】 ほうふくぜっとう 【意味】 腹を抱えて大笑いすること。 【語源・由来】 「腹を棒えて大笑す」とあるのにもとづく。「捧腹」は腹をかかえて笑うこと。「絶倒」はころげ回るほど笑...
【四字熟語】 尨眉皓髪 【読み方】 ぼうびこうはつ 【意味】 白毛がまじったまゆと白い髪。老人のこと。 【語源・由来】 「尨」はまじる、白髪がまじること。「皓」はしろい、ひかる。髪が白くなってぬけること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 蓬頭乱髪 【読み方】 ほうとうらんぱつ 【意味】 よもぎのように髪が乱れるさま。 【語源・由来】 「蓬」はよもぎ。転じて、物の乱れているたとえ。 【典拠・出典】 『近古史談』「台徳公美事」 【類義語】 ・蓬...
【四字熟語】 朋党比周 【読み方】 ほうとうひしゅう 【意味】 同志が団結して助けあい、仲間以外のものを排斥すること。 【語源・由来】 「朋党」は主義や利害を同じくする仲間のこと。「比周」はかたよって一方に仲間入りするこ...
【四字熟語】 蓬頭垢面 【読み方】 ほうとうこうめん 【意味】 身だしなみが悪く、むさくるしいさま。 【語源・由来】 「蓬」はよもぎ、「蓬頭」はよもぎのようなぼさぼさの頭髪のこと。「垢面」は垢だらけの顔のこと。外見を気に...
【四字熟語】 宝鈿玉釵 【読み方】 ほうでんぎょくさい 【意味】 美しいもののたとえ。珠玉や金銀で飾った美しいかんざしやこうがいのこと。 【語源・由来】 「鈿」はかんざし、造花のかんざし。「釵」は二股のかんざし。 【典拠...
【四字熟語】 抱柱之信 【読み方】 ほうちゅうのしん 【意味】 約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。 【語源・由来】 「信」は信義のこと。 中国春秋時代、魯の国に尾生という若者がいた、あるとき橋の下...
【四字熟語】 放胆小心 【読み方】 ほうたんしょうしん 【意味】 文章を書くはじめは大胆に筆を揮って思いきって書くのがよく、ある程度熟練してからは細心の注意を払って書くのがよいということ。また、二つの文体。 【語源・由来...
【四字熟語】 包蔵禍心 【読み方】 ほうぞうかしん 【意味】 悪いたくらみを心に隠しもつ。 【語源・由来】 「包蔵」はつつみかくすこと。「禍心」は悪い計画をたくらむ心。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「昭公元年」 包蔵禍...
【四字熟語】 蜂準長目 【読み方】 ほうせつちょうもく 【意味】 賢くて抜け目のない人相のこと。 【語源・由来】 「準」は鼻すじ・鼻ばしらのことで、蜂のように高い鼻と細長い目のこと。 【典拠・出典】 『史記』「秦始皇紀」...
【四字熟語】 方枘円鑿 【読み方】 ほうぜいえんさく 【意味】 物事がうまくかみ合わないことのたとえ。丸い穴に四角いほぞを入れること。 【語源・由来】 「円」は丸いこと。「鑿」は穴。「方」は四角いこと。「枘」はほぞ(木材...
【四字熟語】 抱薪救火 【読み方】 ほうしんきゅうか 【意味】 害を除こうとしてかえってその害を大きくしてしまうこと。 【語源・由来】 火を消しに行くのにたきぎを抱えて行くことから。火に油を注ぐの類。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 亡脣寒歯 【読み方】 ぼうしんかんし 【意味】 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「僖公五年・哀公八年」 【類義語】 ・脣亡歯寒(しんぼうしかん) ・...
【四字熟語】 望蜀之嘆 【読み方】 ぼうしょくのたん 【意味】 人間の欲望には限りがないということ。 【語源・由来】 「蜀」は四川省の地域をいう。後漢の光武帝が隴に地を得た後に、さらに蜀の地まで手に入れたいと望んだことか...
【四字熟語】 飽食煖衣 【読み方】 ほうしょくだんい 【意味】 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。暖かい衣服を着て、腹いっぱいに食べられる生活。 【典拠・出典】 『孟子』「滕文公・上」 【類義語】 ・金衣玉食(きん...
【四字熟語】 飽食終日 【読み方】 ほうしょくしゅうじつ 【意味】 一日中食べるだけで仕事もせず過ごす。腹いっぱい食うことだけで一日をむなしく終えてしまうということ。 【語源・由来】 「飽食」は飽きるほど十分に食べること...
【四字熟語】 旁時掣肘 【読み方】 ぼうじせいちゅう 【意味】 他人の仕事にわきから口を出してじゃまをすること。 【語源・由来】 「掣肘」は人の肘を引っぱること。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「具備」 旁時掣肘(ぼうじせ...
【四字熟語】 貌合心離 【読み方】 ぼうごうしんり 【意味】 交際するのに表面だけで誠意のないたとえ。 【語源・由来】 「貌」は外に現れる形。表向きは合わせてはいるが、心は離れているという意。 【典拠・出典】 『素書』「...
【四字熟語】 放言高論 【読み方】 ほうげんこうろん 【意味】 言いたい放題に自由に言論すること。 【語源・由来】 「放言」は言いたい放題のことをいう。「高論」はすぐれた議論、また、他人の議論に対する敬称。 【典拠・出典...
【四字熟語】 抱関撃柝 【読み方】 ほうかんげきたく 【意味】 低い役職の人のこと。 【語源・由来】 「関」はかんぬきのことで、「抱関」は門番のこと。「柝」は拍子木のことで、「撃柝」は夜警のこと。身分の低い役人のことをい...
【四字熟語】 泛駕之馬 【読み方】 ほうがのうま 【意味】 常道に従わない英雄のたとえ。 【語源・由来】 「泛駕」は馬がはやってわだちに従わず、道をそれてしまうこと。 【典拠・出典】 『漢書』「武帝記」 泛駕之馬(ほうが...
【四字熟語】 茅屋采椽 【読み方】 ぼうおくさいてん 【意味】 質素な家のこと。 【語源・由来】 「茅屋」はかやぶきの屋根のこと。「采椽」は山から切り出したままのたるきのこと。 【典拠・出典】 『漢書』「芸文志」 茅屋采...
【四字熟語】 鳳凰来儀 【読み方】 ほうおうらいぎ 【意味】 世の中が太平なことのたとえ。 【語源・由来】 「鳳凰」は麒麟とともに、古くから聖天子の世に現れるといわれる瑞鳥。「来儀」は鳳凰が聖徳に感じて飛来し、立派な姿で...
【四字熟語】 鳳凰在笯 【読み方】 ほうおうざいど 【意味】 すぐれた人材が地位に恵まれず民間に埋もれていること。 【語源・由来】 「笯」は鳥籠のこと。鳳凰が鳥籠に閉じこめられているということ。「鳳凰」は聖天子が現れると...
【四字熟語】 鳳凰銜書 【読み方】 ほうおうがんしょ 【意味】 天子の遣わした使者が勅書をたずさえていること。 【語源・由来】 鳳凰が文書を口にくわえているという意味。「鳳凰」は聖天子が世に出ると現れるという瑞鳥。 【典...
【四字熟語】 鳳凰于飛 【読み方】 ほうおううひ 【意味】 夫婦の仲がむつまじいこと。または、賢者が多く集まること。 【語源・由来】 「鳳凰」は、想像上の鳥で、おおとりのこと。聖天子が現れるときに出現するという伝説がある...
【四字熟語】 逢掖之衣 【読み方】 ほうえきのい 【意味】 袖の大きい着物のこと。 【典拠・出典】 『礼記』「儒行」 【類義語】 ・縫衣浅帯(ほういせんたい) ・褒衣博帯(ほういはくたい) ・方領矩歩(ほうりょうくほ) ...
【四字熟語】 褒衣博帯 【読み方】 ほういはくたい 【意味】 儒者の服。すその広い服と幅の広い帯のこと。 【語源・由来】 「褒衣」はすその広い服。 【典拠・出典】 『淮南子』「氾論訓」 【類義語】 ・縫衣浅帯(ほういせん...
【四字熟語】 縫衣浅帯 【読み方】 ほういせんたい 【意味】 儒者の服。転じて、儒者・文人。 【語源・由来】 袖の下から両わきを縫った衣服と細い帯のこと。「縫衣」は袖の下から両わきを縫った服。 【典拠・出典】 『荘子』「...
【四字熟語】 駢拇枝指 【読み方】 べんぼしし 【意味】 無用なもののたとえ。 【語源・由来】 「駢拇」は足の第一指と第二指がくっついて一つになっていること。「枝指」は手の親指のわきに六本目の指が生えていること。 荘子が...
【四字熟語】 鞭辟近裏 【読み方】 べんぺききんり 【意味】 外物にとらわれることなく身に切実なことと考えること。また、はげましによって物事の道理に近づくこと。また、文字や言葉を厳密に考えて書いた文章。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 辺幅修飾 【読み方】 へんぷくしゅうしょく 【意味】 うわべ(外見)を飾ること。 【語源・由来】 「辺幅」は布地などのへり。転じて、外見。「辺幅を飾る」などという。 【典拠・出典】 『後漢書』「馬援伝」 【...
【四字熟語】 胼胝之労 【読み方】 へんちのろう 【意味】 たいへんな骨折り。 【語源・由来】 「胼」はひび、「胝」はあかぎれのこと。ひびやあかぎれが切れるほどの骨折りのこと。 【典拠・出典】 『梁書』「賀琛伝」 胼胝之...
【四字熟語】 偏袒扼腕 【読み方】 へんたんやくわん 【意味】 激しく怒ったり悔しがったりするさま。また、感情を激しく高ぶらせるようす。 【語源・由来】 「偏袒」は片肌を脱いで息まくこと。「扼腕」は片手でもう一方の腕を強...
【四字熟語】 鞭声粛粛 【読み方】 べんせいしゅくしゅく 【意味】 相手に気づかれないように、静かに馬に鞭打つさま。 【語源・由来】 わが国の頼山陽の詩の句に「鞭声粛粛夜河を渡る」とある。この句は上杉謙信が武田信玄の機先...
【四字熟語】 卞和泣璧 【読み方】 べんかきゅうへき 【意味】 正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。 【語源・由来】 「卞和」は春秋時代、楚の人。「璧」は宝玉のこと。 中国春秋時代、楚の卞和が山中で...
【四字熟語】 別有天地 【読み方】 べつゆうてんち 【意味】 俗世間を離れた理想的な別天地があるということ。 【語源・由来】 「別に天地の人間(じんかん)に非(あら)ざる有り」の略。 【典拠・出典】 李白「山中問答」 【...
【四字熟語】 霹靂閃電 【読み方】 へきれきせんでん 【意味】 すばやいことのたとえ。 【語源・由来】 急に激しく鳴りきらめきひかる稲妻のこと。「霹靂」は急に激しく鳴る雷のこと。「閃電」はぴかっとひかる稲妻。 【典拠・出...
【四字熟語】 壁立千仞 【読み方】 へきりつせんじん 【意味】 断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。また仏教の語として「へきりゅうせんじん」と読み、仏法の真理が高遠なことのたとえ。 【語源・由来】 「仞」...
【四字熟語】 汨羅之鬼 【読み方】 べきらのき 【意味】 水死した人のこと。 【語源・由来】 「汨羅」は川の名。「鬼」は死者の霊魂のこと。中国戦国時代、楚の詩人屈原は、懐王に忠節を尽くし、王の信任も厚かったが、讒言のため...
【四字熟語】 閉明塞聡 【読み方】 へいめいそくそう 【意味】 世間の事物と接触を断ち切る。また、現実から逃避すること。 【語源・由来】 「聡」は耳がよく聞こえる。「塞」はふさぐ。世間の出来事や物事から目をつむり、耳をふ...
【四字熟語】 兵者凶器 【読み方】 へいはきょうき 【意味】 武器は人をそこなう不吉な道具であるということ。 【語源・由来】 「兵」は武器・兵器のこと。「者」は主題を強調して提示する語で、「・・・というものは」という意味...
【四字熟語】 瓶墜簪折 【読み方】 へいついしんせつ 【意味】 男女が離れて二度と会い得ないたとえ。 【語源・由来】 「瓶」はつるべ、「簪」は玉のかんざし。つるべの縄が切れてそれが井戸の底に沈み、玉のかんざしが中央から折...
【四字熟語】 兵車之会 【読み方】 へいしゃのかい 【意味】 武力によって諸侯を会合させること。 【語源・由来】 「兵車」は戦争に用いる車・戦車のこと。戦車を使って軍隊の力で行う会盟のこと。 【典拠・出典】 『春秋穀梁伝...
【四字熟語】 弊帚千金 【読み方】 へいそうせんきん 【意味】 身のほどを知らないで思いあがるたとえ。 【語源・由来】 「弊帚」は破れたほうき。それを千金の価値があると考えるという意味。また、つまらない自分のものを貴重と...
【四字熟語】 米泉之精 【読み方】 べいせんのせい 【意味】 酒をいう。 【語源・由来】 酒は主に米から醸造することからいう。 【典拠・出典】 白居易「酒功賛」 【類義語】 ・清聖濁賢(せいせいだくけん) ・天之美禄(て...
【四字熟語】 萍水相逢 【読み方】 へいすいそうほう 【意味】 人と人とが偶然に知り合いになること。 【語源・由来】 「萍」は浮き草のこと。浮き草と水とが出合うように、旅先などで偶然知り合いになること。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 秉燭夜遊 【読み方】 へいしょくやゆう 【意味】 人生ははかなく短いので、せめて夜も灯をともして遊び、生涯を楽しもうという意味。 【語源・由来】 「秉る」は持つことで、灯をともして夜も遊ぶということ。 【典...
【四字熟語】 平沙万里 【読み方】 へいさばんり 【意味】 広大な砂漠のこと。 【語源・由来】 「沙」は「砂」に同じで、「平沙」は平らで広い砂原のこと。「万里」ははるかに遠いという意味。 【典拠・出典】 岑参「磧中作」 ...
【四字熟語】 閉月羞花 【読み方】 へいげつしゅうか 【意味】 美しい女性のこと。 【語源・由来】 「羞」ははじらうという意味。あまりの美しさに、月も羞じらい花も閉じてしまうという意味。 【典拠・出典】 楊果「采蓮女曲」...
【四字熟語】 平気虚心 【読み方】 へいききょしん 【意味】 気を平らかにして心を虚しくする。心にわだかまりがなく平静な心をいう。 【典拠・出典】 『荘子』「漁父」 【類義語】 ・虚心平意(きょしんへいい) ・虚心坦懐(...