《漢検準1級のレベル》
大学・一般程度
漢検準1級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】
漢検準1級に出題される四字熟語一覧を五十音順に並べました。 【レベル対象漢字数】 大学・一般程度(約3000字) 【領域・内容】 典拠のある四字熟語を正しく理解している。 典拠のある四字熟語一覧は、「四字熟語の典拠・出典...
《漢検準1級のレベル》
大学・一般程度
漢検準1級に出題される四字熟語一覧を五十音順に並べました。 【レベル対象漢字数】 大学・一般程度(約3000字) 【領域・内容】 典拠のある四字熟語を正しく理解している。 典拠のある四字熟語一覧は、「四字熟語の典拠・出典...
【四字熟語】 獅子身中 【読み方】 しししんちゅう 【意味】 内部の者でありながら、害を及ぼす者のこと。また、恩を受けていながら裏切って害悪をなす者のこと。もとは、仏の弟子でありながら仏教に害をなす者をさす。獅子の体内に...
【四字熟語】 焦眉之急 【読み方】 しょうびのきゅう 【意味】 危険や急用が切迫している事態のこと、またその度合いを強調していう。眉が焦げるほど火の勢いが迫ってきて危険であるという意味。緊急事態。 【語源・由来】 「焦眉...
【四字熟語】 賞罰之柄 【読み方】 しょうばつのへい 【意味】 賞罰を行う権力のこと。 【典拠・出典】 『呂氏春秋』「義賞」 賞罰之柄(しょうばつのへい)の使い方 賞罰之柄(しょうばつのへい)の例文 彼は賞罰之柄を持って...
【四字熟語】 松柏之寿 【読み方】 しょうはくのじゅ 【意味】 長生き。長寿を祝うことば。また、節度を守って変わらないこともいう。松や柏の木が、いつも緑の葉を保ち、樹齢が長いことから。 【語源・由来】 「松柏と亀鶴と、其...
【四字熟語】 消息盈虚 【読み方】 しょうそくえいきょ 【意味】 移ろい行く時間の流れ。生と死や盛衰が繰り返されて変化し続けていくこと。時の移り変わり。 【典拠・出典】 『易経』「剥」 消息盈虚(しょうそくえいきょ)の使...
【四字熟語】 小人之勇 【読み方】 しょうじんのゆう 【意味】 思慮の浅い人の、ただ血気にはやる勇気。 【典拠・出典】 『荀子』「栄辱」 【類義語】 ・匹夫之勇(ひっぷのゆう) 小人之勇(しょうじんのゆう)の使い方 小人...
【四字熟語】 蕉風俳諧 【読み方】 しょうふうはいかい 【意味】 松尾芭蕉とその一派の俳風。言葉の面白みより、言外の余情を重んじ、さび・しおりなどの新しい意意識に基づく作風を起こし、俳諧を芸術的に大成した。 【典拠・出典...
【四字熟語】 昭穆倫序 【読み方】 しょうぼくりんじょ 【意味】 先祖の霊を祀っている宗廟の順番に決まりがあるということ。 【語源・由来】 「昭穆」は、中国の宗廟 (そうびょう) での霊位の席次。太祖を中央とし、向かって...
【四字熟語】 剛毅直諒 【読み方】 ごうきちょくりょう 【意味】 意志が強く、正直で誠実なこと。また、そのさま。 【典拠・出典】 - 剛毅直諒(ごうきちょくりょう)の使い方 剛毅直諒(ごうきちょくりょう)の例文 親方は剛...
【四字熟語】 三顧之礼 【読み方】 さんこのれい 【意味】 真心から礼儀を尽くして、すぐれた人材を招くこと。また、目上の人が、ある人物を信任して手厚く迎えること。 【語源・由来】 諸葛亮「前出師表」より。中国三国時代、蜀...
【四字熟語】 回光返照 【読み方】 かいこうへんしょう 【意味】 自己を振り返り、反省して修行すること。死に際に息を吹き返すこと。 【語源由来】 「返照」は、光の照りかえすこと。夕日の輝き。夕照。ゆうひ。(仏教で)内省す...
【四字熟語】 椀飯振舞 【読み方】 おうばんぶるまい 【意味】 1《2が原義。「大盤 (おおばん) 振る舞い」と当てて書くこともある》盛んなもてなし。また、金品などを気前よく人に施すこと。 2椀飯の儀礼の影響を受けた江戸...
【四字熟語】 蓬頭垢面 【読み方】 ほうとうこうめん 【意味】 身だしなみに無頓着で、むさくるしいこと。また、疲れ切った貧しい様子。乱れた髪と垢まみれの顔の意から。 【語源・由来】 「蓬頭」は、よもぎのような、ぼさぼさに...
【四字熟語】 白虹貫日 【読み方】 はくこうかんじつ 【意味】 白色の虹が太陽を貫く現象。真心が天に通じたときに現れるという。また、君主(太陽)が兵(白色の虹)に危害を加えられる兆候、革命の起きる前兆を表すともいう。 【...
【四字熟語】 前虎後狼 【読み方】 ぜんここうろう 【意味】 一つの災いを逃れても、またもう一つの災いが襲ってくることのたとえ。 【語源・由来】 表門で虎を防いでいると裏門から狼が進んでくる意から。虎と狼の挟み撃ちでは...
【四字熟語】 掌中之珠 【読み方】 しょうちゅうのたま 【意味】 自分のいちばん大事なたからもの。手の中に握りしめている大切な珠玉という意味。最愛の妻や子どもをさす場合が多い。 【語源・由来】 「掌中」は、手のひらの中。...
【四字熟語】 枯木寒岩 【読み方】 こぼくかんがん 【意味】 世俗に超然とした悟りの境地のたとえ。枯れた木と冷たい岩の意から。 【語源・由来】 仏教、特に禅宗で「枯木」「寒巌」を、情念を滅却した悟りの境域にたとえる。また...
【四字熟語】 紅粉青蛾 【読み方】 こうふんせいが 【意味】 美人のこと。また、美しい化粧。 【語源・由来】 「紅粉」は、べにとおしろい。脂粉。化粧。「青蛾」は、まゆずみで書いたみどりの眉。蛾眉。転じて、美人の称。 【典...
【四字熟語】 後顧之憂 【読み方】 こうこのうれい 【意味】 立ち去ったあとの心配。残された者への気づかい。 【語源・由来】 「後顧」は、後ろをふり返ること。「憂」は、心配・不安。後になってふり返るような心配の意から。 ...
【四字熟語】 鶏群一鶴 【読み方】 けいぐんのいっかく 【意味】 多くの凡人の中に、一人だけきわだってすぐれた人がいることのたとえ。 【語源・由来】 「鶏群」は、鶏の群れ。「一鶴」は、一羽の鶴のこと。鶏の群れの中に一羽だ...
【四字熟語】 魯般雲梯 【読み方】 ろはんうんてい 【意味】 魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。 【語源・由来】 「魯般」は春秋時代、魯の哀公のときの名工。機械を作るのに巧みであった。「雲梯」は雲に届くほど高い...
【四字熟語】 六道輪廻 【読み方】 ろくどうりんね 【意味】 この世に生きとし生けるものは六道の世界に生死を繰り返して迷い続けるということ。 【語源・由来】 仏教の語。「六道」は死後、善悪の行為で行く六つの世界。地獄、餓...
【四字熟語】 老莱斑衣 【読み方】 ろうらいはんい 【意味】 親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。 【語源・由来】 「斑衣」は模様のある派手な服。ここでは子供が身につける派手な服。 中国周代、楚の老莱子...
【四字熟語】 老馬之智 【読み方】 ろうばのち 【意味】 長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。 【語源・由来】 中国春秋時代、斉の桓公が戦いの帰途で道に迷ったとき、管仲は一度通った道を覚えているという老馬の知恵を信じ...
【四字熟語】 憐香惜玉 【読み方】 れんこうせきぎょく 【意味】 香や玉をいつくしむ。また香や玉を女性にたとえて、女性をいつくしみ大切に思うことのたとえ。 【典拠・出典】 『柳毅伝書』 【類義語】 ・惜玉憐香(せきぎょく...
【四字熟語】 蓮華往生 【読み方】 れんげおうじょう 【意味】 死んで極楽浄土に行くこと。 【語源・由来】 「蓮華」は仏・菩薩の座、また釈迦の教化する世界のこと。 【典拠・出典】 - 蓮華往生(れんげおうじょう)の使い方...
【四字熟語】 礪山帯河 【読み方】 れいざんたいが 【意味】 永久に変わらない堅い誓約のたとえ。また、国が永遠に栄え安泰であるたとえ。たとえ広い黄河が帯のように細くなり、高い泰山がすりへって砥石のように平らになるようなこ...
【四字熟語】 落月屋梁 【読み方】 らくげつおくりょう 【意味】 友人を思う情が切なこと。 【語源・由来】 「屋梁」は屋根のはり。また屋根の意。唐の杜甫が友人の李白の江南に流されたのをを思いやり、「夜空におちかかった月が...
【四字熟語】 輪廻転生 【読み方】 りんねてんしょう 【意味】 仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。 【語源・由来】 「輪廻」は車輪が回転してきわまりないように人が迷いの生死を重ねてとどまら...
【四字熟語】 鱗次櫛比 【読み方】 りんじしっぴ 【意味】 うろこや櫛の歯のように続き並ぶこと。 【語源・由来】 「鱗次」はうろこのように続き並ぶ。「櫛比」は櫛の歯のようにびっしり並ぶ。「比」も並ぶ意。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 綾羅錦繍 【読み方】 りょうらきんしゅう 【意味】 目をみはるほど美しいもの。また、美しく着飾ること。 【語源・由来】 「綾」はあやぎぬ、「羅」はうすぎぬ、「錦」はにしき、「繍」は刺繍をした織物で、いずれも...
【四字熟語】 両鳳連飛 【読み方】 りょうほうれんぴ 【意味】 二羽の鳳凰が並び飛ぶ。兄弟がそろって栄達することのたとえ。 【語源・由来】 「鳳」はおおとり。聖天子の世にあらわれるという想像上の鳥で、めでたい鳥とされる。...
【四字熟語】 竜瞳鳳頸 【読み方】 りょうどうほうけい 【意味】 竜のひとみと鳳凰の首。きわめて高貴な人相をいう。 【語源・由来】 「頸」はくび。もと唐の則天武后が幼少のころにこう評された。 【典拠・出典】 『新唐書』「...
【四字熟語】 梁上君子 【読み方】 りょうじょうのくんし 【意味】 盗賊、どろぼうのこと。転じて、鼠の異名。 【語源・由来】 中国、後漢の陳寔は、ある夜天井の梁の上に泥棒がひそんでいるのに気づき、子供を起こして「人は努力...
【四字熟語】 竜興致雲 【読み方】 りょうこうちうん 【意味】 聖徳ある天子が立つと賢明な臣下があらわれるたとえ。竜が奮い興って雲を湧き起こす意。 【語源・由来】 「致」はもたらす意。ここでは湧き起らせる意。 【典拠・出...
【四字熟語】 竜駒鳳雛 【読み方】 りょうくほうすう 【意味】 才知ある賢い少年のこと。すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。 【語源・由来】 「此の児、若し竜駒に非ざれば、当に是れ鳳雛なるべし」による。「竜駒」はすぐ...
【四字熟語】 良禽択木 【読み方】 りょうきんたくぼく 【意味】 かしこい人物は自分の仕える主人をよく吟味して仕官するものであるということ。かしこい鳥は自分が住みやすい木に巣を作るということ。 【典拠・出典】 『春秋左氏...
【四字熟語】 凌雲之志 【読み方】 りょううんのこころざし 【意味】 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。また志気盛んに大いに飛躍しようとするこころざし。 【語源・由来】 「凌雲」は雲を高くしのいで上る意。転じ...
【四字熟語】 柳眉倒豎 【読み方】 りゅうびとうじゅ 【意味】 女性が眉を逆立てて怒るさま。 【語源・由来】 「柳眉」は柳の葉のように細い眉の意から。女性の眉。「倒」は逆さま、「豎」は立てるの意から、「倒豎」は逆さまに立...
【四字熟語】 柳巷花街 【読み方】 りゅうこうかがい 【意味】 遊里・色町のこと。 【語源・由来】 「柳巷」は柳の木が植えてある巷、「花街」は花の咲いている街の意。昔、色町には多くの柳が植えられていたことからいう。 【典...
【四字熟語】 立錐之地 【読み方】 りっすいのち 【意味】 とがった錐をやっとたてることができるほどのごく狭い土地。 【語源・由来】 「錐」は板などに穴をあける道具、きり。一般には「立錐の余地もない」と使うことが多い。 ...
【四字熟語】 履霜之戒 【読み方】 りそうのいましめ 【意味】 前兆を見て災難を避けよという戒め。霜を踏んで歩けばやがて氷が張る時期になることから、前兆をみてやがて来るわざわいに対して用心せよという意。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 六尺之孤 【読み方】 りくせきのこ 【意味】 未成年の孤児。また、十四・五歳で父に死なれた幼君。 【語源・由来】 「六尺」は約一・四メートルで、十四、五歳の身長。一説に一尺は二歳半で六尺は十五歳のこと。「孤...
【四字熟語】 六菖十菊 【読み方】 りくしょうじゅうぎく 【意味】 時期が過ぎて役に立たないことのたとえ。五月五日の端午の節句の翌日六日の菖蒲と、九月九日の重用の節句の翌日十日の菊。 【語源・由来】 「菖」はしょうぶ。 ...
【四字熟語】 六合同風 【読み方】 りくごうどうふう 【意味】 天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。 【語源・由来】 「六合」は天地と四方で天下を意味する。「風」は風俗の意。 【典拠・出典】 『漢書』「王吉伝」 ...
【四字熟語】 六言六蔽 【読み方】 りくげんりくへい 【意味】 人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。 【語源・由来】 「六言」は、仁(愛情)・知(知恵)・直(正直)・勇(勇気)・剛...
【四字熟語】 蘭亭殉葬 【読み方】 らんていじゅんそう 【意味】 書画や骨董、器物などを非常に愛好するたとえ。 【語源・由来】 「蘭亭」は王義之の「蘭亭帖」、「殉葬」は死んだ人といっしょに葬ること。 唐の太宗は書を好み、...
【四字熟語】 蘭桂騰芳 【読み方】 らんけいとうほう 【意味】 蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。 【語源・由来】 「蘭」はらん。「桂」はかつらの木。ともに香草・香木の類で、君子の美質また子孫のたとえ。「騰芳...
【四字熟語】 嵐影湖光 【読み方】 らんえいここう 【意味】 山の青々とした気と湖面のかがやき。山水の風景の美しいことの形容。 【語源・由来】 「嵐」は青々とした山の気。青いもや。「湖光」は湖面が日の光をうけてきらきら輝...
【四字熟語】 洛陽紙価 【読み方】 らくようのしか 【意味】 著書が世にもてはやされて、よく売れること。 【語源・由来】 「洛陽」は中国の地名。「紙価」は紙の値段のこと。中国西晋の左思は賦に巧みで、その作品「三都賦」は傑...
【四字熟語】 落筆点蠅 【読み方】 らくひつてんよう 【意味】 過ちをうまくとりつくろうこと。誤って筆を落としてついた汚れをうまく蠅にえがく意。 【語源・由来】 中国三国時代、呉の画家曹不興が孫権の命で描いたとき、誤って...
【四字熟語】 雷轟電撃 【読み方】 らいごうでんげき 【意味】 勢いのきわめてはげしいことのたとえ。雷鳴が鳴り響き電光が走る。 【語源・由来】 「雷轟」は雷がとどろきわたること。「電撃」は稲光がはしること。 【典拠・出典...
【四字熟語】 雷轟電転 【読み方】 らいごうでんてん 【意味】 町中の喧騒の激しいことのたとえ。雷がとどろき稲妻がはしるように、人馬の叫びが激しいこと。 【語源・由来】 「雷轟」は雷がとどろきわたること。「電転」は稲光が...
【四字熟語】 輿馬風馳 【読み方】 よばふうち 【意味】 非常に速いことのたとえ。 【典拠・出典】 『桃花園』「余韻」 輿馬風馳(よばふうち)の使い方 輿馬風馳(よばふうち)の例文 フォーミュラ1、通称F1は、輿馬風馳な...
【四字熟語】 耀武揚威 【読み方】 ようぶようい 【意味】 武力や威力をあげ示すこと。 【語源・由来】 「耀」はかがやかす意。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・揚威耀武(よういようぶ) 耀武揚威(ようぶようい)の使い方...
【四字熟語】 蠅頭細書 【読み方】 ようとうさいしょ 【意味】 細かい文字のこと。 【語源・由来】 「蠅頭」ははえの頭。転じてきわめて小さいもの、わずかな利益のたとえ。「細書」は細かく書くこと。また細かな文字。 【典拠・...
【読み方】 ようちゅうのこうこう 【意味】 平凡な者の中でややすぐれた者の意。 【語源・由来】 「庸」は中ほど、平凡の意。「佼佼」はすぐれたさま。 【典拠・出典】 『後漢書』「劉盆子伝」 【類義語】 ・鉄中錚錚(てっちゅ...
【四字熟語】 傭書自資 【読み方】 ようしょじし 【意味】 文章を書いて生活の糧とすること。 【典拠・出典】 『魏書』「劉芳伝」 【類義語】 ・筆耕硯田(ひっこうけんでん) ・心織筆耕(しんしょくひっこう) ・操觚之士(...
【四字熟語】 用管窺天 【読み方】 ようかんきてん 【意味】 視野や見識が狭いことのたとえ。細い管から天をうかがい見る意。 【典拠・出典】 『荘子』「秋水」 【類義語】 ・以管窺天(いかんきてん) ・管中窺豹(かんちゅう...
【四字熟語】 遊戯三昧 【読み方】 ゆげざんまい 【意味】 仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。 【語源・由来】 仏教の語。「・・・三昧」はそのことに夢中になって他をかえりみないこと...
【四字熟語】 優孟衣冠 【読み方】 ゆうもういかん 【意味】 他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。 【語源・由来】 「優孟」は春秋時代、楚の俳優の名。 中国、楚の春...
【四字熟語】 有終之美 【読み方】 ゆうしゅうのび 【意味】 終わりを全うすること。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・有終完美(ゆうしゅうかんび) 有終之美(ゆうしゅうのび)の使い方 有終之美(ゆうしゅうのび)の例文 ...
【四字熟語】 宥坐之器 【読み方】 ゆうざのき 【意味】 座右において戒めとする道具。 【語源・由来】 「宥」は右の意。 【典拠・出典】 『荀子』「宥坐」 宥坐之器(ゆうざのき)の使い方 宥坐之器(ゆうざのき)の例文 宥...
【四字熟語】 山雀利根 【読み方】 やまがらりこん 【意味】 広く世の中を知ることはせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。 【語源・由来】 やまがらは一つの芸を覚えることはできても、それを応用することがで...
【四字熟語】 問鼎軽重 【読み方】 もんていけいちょう 【意味】 その人の権威・実力を疑うこと。君主の地位をねらう野心のあること。 【語源・由来】 「鼎」は皇帝の宝物とされた三本脚と二つの耳をつけた銅器。 天下をねらう楚...
【四字熟語】 両刃之剣 【読み方】 もろはのつるぎ 【意味】 利便なものも扱い方によってはたいへんな危険をもたらすたとえ。 【語源・由来】 「両刃」は身の背と腹の両方に刃がついている剣のこと。 【典拠・出典】 『資治通鑑...
【四字熟語】 百舌勘定 【読み方】 もずかんじょう 【意味】 うまいことを言って自分だけが得をするような勘定のしかた。 【語源・由来】 鳥のもずと鳩としぎが十五文の買い物をした。支払う段になって、口のうまいもずが鳩に八文...
【四字熟語】 孟仲叔季 【読み方】 もうちゅうしゅくき 【意味】 兄弟の順序をいう語。長子・次子・三子・四子の称。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・伯仲叔季(はくちゅうしゅくき) 孟仲叔季(もうちゅうしゅくき)の使い方...
【四字熟語】 妄想之縄 【読み方】 もうぞうのなわ 【意味】 仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。 【語源・由来】 「妄想」はみだらな考え・迷いの心。 【典拠・出典】 『秘蔵宝鑰』 妄想之縄(もうぞうのなわ)の使い方 妄想...
【四字熟語】 麪市塩車 【読み方】 めんしえんしゃ 【意味】 雪の積もる形容。 【語源・由来】 「麪」は麦粉・うどん粉で、「麪市」は雪におおわれた市街のたとえ。「塩車」は白い塩を運ぶ馬車で、町行く車も雪をかぶっている形容...
【四字熟語】 鳴蝉潔飢 【読み方】 めいせんけっき 【意味】 高潔の士はどのようなときにも節操を変えないたとえ。蝉は高潔な性格なので飢えても汚いものは食べない意。 【典拠・出典】 - 鳴蝉潔飢(めいせんけっき)の使い方 ...
【四字熟語】 命世之才 【読み方】 めいせいのさい 【意味】 世にすぐれた才能。また、そのような才能を持つ人。 【語源・由来】 「命世」は世に有名なこと。 【典拠・出典】 『文選』李陵「答蘇武書」 【類義語】 ・命世之英...
【四字熟語】 名声赫赫 【読み方】 めいせいかくかく 【意味】 よい評判が盛んにあがること。 【語源・由来】 「名声」は世間でのよい評判のこと、「赫赫」は勢いがよいこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・名声日月(めい...
【四字熟語】 明月之珠 【読み方】 めいげつのたま 【意味】 暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。 【典拠・出典】 『淮南子』「説山訓」 【類義語】 ・夜光之璧(やこうのへき) 明月之珠(めいげつのたま)の使い方...
【四字熟語】 無用之用 【読み方】 むようのよう 【意味】 一見役に立たないと見えるものが、かえって役に立つ。 【語源・由来】 一見無用に見えるものが実は大きな働きを持つことを言った老子の哲学。器は中のうつろな空間部があ...
【四字熟語】 無妄之福 【読み方】 むぼうのふく 【意味】 思いがけない幸運。 【語源・由来】 「無妄」は思いがけなく起こること。 【典拠・出典】 『戦国策』「楚策」 【対義語】 ・無妄之禍(むぼうのわざわい) 無妄之福...
【四字熟語】 矛盾撞着 【読み方】 むじゅんどうちゃく 【意味】 前後がくいちがって論理があわないこと。 【語源・由来】 「矛盾」は前に言ったことと後に言ったことが一致しないこと。「撞着」はつきあたる意。「着」は助字。 ...
【四字熟語】 無告之民 【読み方】 むこくのたみ 【意味】 訴えるすべをもたない無力な人びと。貧しい下積みの人、老人などの弱者をいう。 【典拠・出典】 『書経』「大禹謨」 無告之民(むこくのたみ)の使い方 無告之民(むこ...
【四字熟語】 夢幻泡影 【読み方】 むげんほうよう 【意味】 人生がはかないことのたとえ。 【語源・由来】 夢と幻と泡と陰で、いずれもはかないもののたとえ。 【典拠・出典】 『金剛般若経』 【類義語】 ・泡沫夢幻(ほうま...
【四字熟語】 無稽之談 【読み方】 むけいのだん 【意味】 根拠のないでたらめな話。 【語源・由来】 「稽」は考える意。 【典拠・出典】 『書経』「大禹謨」 【類義語】 ・無稽之言(むけいのげん) 無稽之談(むけいのだん...
【四字熟語】 万劫末代 【読み方】 まんごうまつだい 【意味】 遠い後の世。 【語源・由来】 「万劫」はきわめて長い年月。「末代」は後世。「劫」は仏教で長い時間。万劫・億劫・永劫はいずれも長い年月をいう。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 満腔春意 【読み方】 まんこうしゅんい 【意味】 全身になごやかな気分が満ちていること。人を祝う言葉。 【語源・由来】 「満腔」は胸いっぱい・全身。転じて、心からの、の意。 【典拠・出典】 『書言故事大全』...
【四字熟語】 麻中之蓬 【読み方】 まちゅうのよもぎ 【意味】 よい環境の中では悪しきものも正されるというたとえ。まっすぐに伸びる麻の中に生えた蓬は、曲がりがちな性質が矯められて、まっすぐに育つ意。 【典拠・出典】 『荀...
【四字熟語】 本領安堵 【読み方】 ほんりょうあんど 【意味】 鎌倉・室町時代、幕府や大名がその支配下にある者に対して、ある特定の領地が間違いなくその領地であることを承認し証明の書面を出すこと。 【典拠・出典】 - 本領...
【四字熟語】 煩悩菩提 【読み方】 ぼんのうぼだい 【意味】 煩悩は悟りの縁であること。 【語源・由来】 煩悩も人間の本性であるから、本来別のものでなく、二つは一つであるということ。また、迷いがあってはじめて悟りもあると...
【四字熟語】 凡聖一如 【読み方】 ぼんしょういちにょ 【意味】 人には凡人と聖者の別はあるが本性は平等であること。 【語源・由来】 「凡」は凡夫(衆生)、「聖」は聖者(如来)。迷っている者も悟っている者も、本質的には変...
【四字熟語】 奔逸絶塵 【読み方】 ほんいつぜつじん 【意味】 非常にはやく走ること。 【語源・由来】 「奔逸」は走り逃げること。「絶塵」は塵ひとつ立てずに速く走ること。 【典拠・出典】 『荘子』「田子方」 【類義語】 ...
【四字熟語】 蒲柳之質 【読み方】 ほりゅうのしつ 【意味】 若いときから体質が虚弱なこと。 【語源・由来】 「蒲柳」はかわやなぎで、木がやわらかく、その葉も秋の初めにはやばやと散ってしまうことから、か弱い体質をいう。 ...
【四字熟語】 発菩提心 【読み方】 ほつぼだいしん 【意味】 仏門に入って僧になろうと思うこと。また、悟りを開こうという気持ちを持つこと。 【語源・由来】 「発」は起こす。「菩提心」は仏道を求める心、悟りを求める心のこと...
【四字熟語】 撲朔謎離 【読み方】 ぼくさくめいり 【意味】 男か女か分からないこと。 【語源・由来】 「撲朔」はおすのうさぎが足をばたばたさせること。「謎離」はめすのうさぎの目がぼんやりしてはっきりしないさま。うさぎの...
【四字熟語】 方領矩歩 【読み方】 ほうりょうくほ 【意味】 儒者の身なりや態度のたとえ。 【語源・由来】 四角い襟の衣服と正しい歩行のこと。「方」は四角いこと。「領」はえり。「矩」はさしがね。転じて、法。また法に適うこ...
【四字熟語】 蓬莱弱水 【読み方】 ほうらいじゃくすい 【意味】 遠くはるかにへだたっていること。 【語源・由来】 「蓬莱」は中国の東方海上(渤海とも)にあるという伝説上の島で、そこに仙人が住み、不老不死の薬があるといわ...
【四字熟語】 泡沫夢幻 【読み方】 ほうまつむげん 【意味】 人生のはかないことのたとえ。 【語源・由来】 水のあわと夢まぼろしのように、はかないもののたとえ。「泡沫」は水のあわ・あぶく。 【典拠・出典】 - 【類義語】...
【四字熟語】 捧腹大笑 【読み方】 ほうふくたいしょう 【意味】 腹を抱えて大笑いすること。 【語源・由来】 「腹を棒えて大笑す」とあるのにもとづく。「捧腹」は腹をかかえて笑うこと。 【典拠・出典】 『史記』「日者伝」 ...
【四字熟語】 捧腹絶倒 【読み方】 ほうふくぜっとう 【意味】 腹を抱えて大笑いすること。 【語源・由来】 「腹を棒えて大笑す」とあるのにもとづく。「捧腹」は腹をかかえて笑うこと。「絶倒」はころげ回るほど笑...
【四字熟語】 法爾自然 【読み方】 ほうにじねん 【意味】 少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。 【語源・由来】 「法爾」はそれ自身の法則にのっとって、そのようになっていること。「自然」はおのずからそう...
【四字熟語】 蓬頭乱髪 【読み方】 ほうとうらんぱつ 【意味】 よもぎのように髪が乱れるさま。 【語源・由来】 「蓬」はよもぎ。転じて、物の乱れているたとえ。 【典拠・出典】 『近古史談』「台徳公美事」 【類義語】 ・蓬...
【四字熟語】 朋党比周 【読み方】 ほうとうひしゅう 【意味】 同志が団結して助けあい、仲間以外のものを排斥すること。 【語源・由来】 「朋党」は主義や利害を同じくする仲間のこと。「比周」はかたよって一方に仲間入りするこ...
【四字熟語】 放蕩三昧 【読み方】 ほうとうざんまい 【意味】 勝手放題にすること。酒や女におぼれて品行が悪く、勝手気ままなこと。 【語源・由来】 「放蕩」は酒食におぼれて勝手気ままな行動をすること。「三昧」はそのことに...
【四字熟語】 蓬頭垢面 【読み方】 ほうとうこうめん 【意味】 身だしなみが悪く、むさくるしいさま。 【語源・由来】 「蓬」はよもぎ、「蓬頭」はよもぎのようなぼさぼさの頭髪のこと。「垢面」は垢だらけの顔のこと。外見を気に...
【四字熟語】 抱柱之信 【読み方】 ほうちゅうのしん 【意味】 約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。 【語源・由来】 「信」は信義のこと。 中国春秋時代、魯の国に尾生という若者がいた、あるとき橋の下...
【四字熟語】 蜂準長目 【読み方】 ほうせつちょうもく 【意味】 賢くて抜け目のない人相のこと。 【語源・由来】 「準」は鼻すじ・鼻ばしらのことで、蜂のように高い鼻と細長い目のこと。 【典拠・出典】 『史記』「秦始皇紀」...
【四字熟語】 方正之士 【読み方】 ほうせいのし 【意味】 行いの正しい人のこと。 【語源・由来】 「方正」は行いがきちょうめんで正しいこと。「士」は成年の男子のこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・品行方正(ひんこ...
【四字熟語】 鳳凰来儀 【読み方】 ほうおうらいぎ 【意味】 世の中が太平なことのたとえ。 【語源・由来】 「鳳凰」は麒麟とともに、古くから聖天子の世に現れるといわれる瑞鳥。「来儀」は鳳凰が聖徳に感じて飛来し、立派な姿で...
【四字熟語】 偏僻蔽固 【読み方】 へんぺきへいこ 【意味】 道理に暗く考えがかたよっていて、かたくななこと。 【語源・由来】 「偏僻」は考えがかたよりひがむこと。心がねじけていること。「蔽固」は道理に暗くかたくななこと...
【四字熟語】 辺地粟散 【読み方】 へんちぞくさん 【意味】 粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。特に中国などから見て日本をいう。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・粟散辺土(ぞくさんへんど) 辺地粟散(へんち...
【四字熟語】 鞭声粛粛 【読み方】 べんせいしゅくしゅく 【意味】 相手に気づかれないように、静かに馬に鞭打つさま。 【語源・由来】 わが国の頼山陽の詩の句に「鞭声粛粛夜河を渡る」とある。この句は上杉謙信が武田信玄の機先...
【四字熟語】 碧落一洗 【読み方】 へきらくいっせん 【意味】 大空がからりと晴れわたること。 【語源・由来】 「碧落」は東方の天。転じて青空のこと。「一洗」はきれいさっぱり洗い流すこと。雨で青空をひと洗いすることから。...
【四字熟語】 碧眼紅毛 【読み方】 へきがんこうもう 【意味】 赤い髪の毛、青い眼の人の意で、西洋人を指す。 【語源・由来】 「碧」はあおみどり色のこと。江戸時代、ポルトガル人・スペイン人を南蛮人と呼んだのに対し、オラン...
【四字熟語】 閉明塞聡 【読み方】 へいめいそくそう 【意味】 世間の事物と接触を断ち切る。また、現実から逃避すること。 【語源・由来】 「聡」は耳がよく聞こえる。「塞」はふさぐ。世間の出来事や物事から目をつむり、耳をふ...
【四字熟語】 平伏膝行 【読み方】 へいふくしっこう 【意味】 高貴の人の前で恐縮して進み出るさま。 【語源・由来】 ひれ伏し目を伏せて膝頭をつけてはい進むこと。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・匍匐膝行(ほふくしっこ...
【四字熟語】 兵車之会 【読み方】 へいしゃのかい 【意味】 武力によって諸侯を会合させること。 【語源・由来】 「兵車」は戦争に用いる車・戦車のこと。戦車を使って軍隊の力で行う会盟のこと。 【典拠・出典】 『春秋穀梁伝...
【四字熟語】 米泉之精 【読み方】 べいせんのせい 【意味】 酒をいう。 【語源・由来】 酒は主に米から醸造することからいう。 【典拠・出典】 白居易「酒功賛」 【類義語】 ・清聖濁賢(せいせいだくけん) ・天之美禄(て...
【四字熟語】 平沙落雁 【読み方】 へいさらくがん 【意味】 中国瀟湘八景の一つ。また琴曲の名。 【語源・由来】 「平沙」は平らで広い砂原、砂漠のことで、砂原におりたつ雁のこと。 【典拠・出典】 - 平沙落雁(へいさらく...
【四字熟語】 並駕斉駆 【読み方】 へいがせいく 【意味】 力や能力に差がないこと。 【語源・由来】 くつわをならべる、数頭の馬がそろって一台の車を引っ張り疾駆すること。ともに肩を並べて進み力に差がないことのたとえ。「駕...
【四字熟語】 並駆斉駕 【読み方】 へいくせいが 【意味】 力や能力に差がないこと。 【語源・由来】 くつわをならべる、数頭の馬がそろって一台の車を引っ張り疾駆すること。ともに肩を並べて進み力に差がないことのたとえ。「駕...
【四字熟語】 分憂之寄 【読み方】 ぶんゆうのき 【意味】 国司(諸国におかれた地方官)のこと。 【語源・由来】 「分憂」は憂えを分かつ、共に憂えること。「寄」はつとめ・任務のこと。民衆と憂えを分かつ任務という意味から。...
【四字熟語】 墳墓之地 【読み方】 ふんぼのち 【意味】 生まれ故郷のこと。 【語源・由来】 「墳墓」は墓のこと。先祖代々の墓のある土地という意味から、転じて故郷のことをいう。また、一生そこで暮らそうと心に決めている土地...
【四字熟語】 蚊虻之労 【読み方】 ぶんぼうのろう 【意味】 取るに足りない技能のこと。 【語源・由来】 「蚊虻」は虫の蚊と虻のことで、つまらないことのたとえ。「労」は労力のこと。蚊や虻の労力という意味で、些細な技能をい...
【四字熟語】 蚊虻走牛 【読み方】 ぶんぼうそうぎゅう 【意味】 小さなものが強大なものを制すること。また、ささいなことが原因となって大事件や災難を引きおこすこと。 【語源・由来】 「蚊虻」は蚊と虻のこと。「走」は逃げる...
【四字熟語】 粉白黛墨 【読み方】 ふんぱくたいぼく 【意味】 美人のこと。 【語源・由来】 「粉白墨黒」とあるのにもとづく。「粉白」はおしろい、「黛墨」は眉ずみのこと。おしろいをつけて顔を白くし、眉ずみをつけて黒く整っ...
【四字熟語】 焚書坑儒 【読み方】 ふんしょこうじゅ 【意味】 思想・学問・言論を弾圧すること。 【語源・由来】 「焚書」は書物を焼き捨てること。「坑」は穴埋めにすること。「儒」は儒者のこと。 書物を焼き捨て、儒学者を生...
【四字熟語】 粉粧玉琢 【読み方】 ふんしょうぎょくたく 【意味】 女性の容貌が美しいことのたとえ。 【語源・由来】 「粉粧」は化粧の意。「玉琢」は宝を磨く意。女性が化粧をして玉を磨いたように美しいこと。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 文質彬彬 【読み方】 ぶんしつひんぴん 【意味】 外見の美しさと内面の実質がよく調和していること。人の文雅であってしかも飾りけの無いことの形容。 【語源・由来】 「文」は表面の美しさ・外見のこと。「質」は中...
【四字熟語】 夫里之布 【読み方】 ふりのふ 【意味】 中国古代の税法の一。夫布と里布のこと。 【語源・由来】 「布」は銭のことをいう。夫布は職業のない者に課す税。「里」は居宅に桑麻を植えない者に課す税のこと。 【典拠・...
【四字熟語】 不毛之地 【読み方】 ふもうのち 【意味】 草木や穀物が生じないやせた土地のこと。また、新しい発見もよい結果も得られないこと。 【語源・由来】 「毛」は地上に生える草木や穀物のこと。文化や人間が育たないこと...
【四字熟語】 舞馬之災 【読み方】 ぶばのわざわい 【意味】 火事のこと。 【語源・由来】 「舞馬」は馬が舞踏すること。 中国晋の黄平が、馬が舞踏する夢をみたので、その夢のことについて占いをよくする索紞に尋ねたところ、策...
【四字熟語】 不抜之志 【読み方】 ふばつのこころざし 【意味】 物事にくじけない強い意志のこと。 【語源・由来】 「不抜」は抜きとることができない、堅くて動かないこと。堅固な意志のこと。 【典拠・出典】 『南史』「沈約...
【四字熟語】 敷天之下 【読み方】 ふてんのもと 【意味】 世界中。 【語源・由来】 「敷」はあまねく広いこと。天のあまねくおおうところのこと。 【典拠・出典】 『詩経』「周頌・般」 敷天之下(ふてんのもと)の使い方 敷...
【四字熟語】 釜底抽薪 【読み方】 ふていちゅうしん 【意味】 問題を解決するためには根本の原因を取り除かなければならないというたとえ。 【語源・由来】 魏収の文より。釜の湯の煮えたぎるのを止めるためには釜の下のたきぎを...
【四字熟語】 二股膏薬 【読み方】 ふたまたこうやく 【意味】 定見がなく、あっちへついたり、こっちへついたりすること。 【語源・由来】 「二股」は内股のこと。「膏薬」は練り薬のこと。股の間に塗った薬は、歩いているうちに...
【四字熟語】 負薪之病 【読み方】 ふしんのへい 【意味】 自分の病気の称。 【語源・由来】 「負薪」は薪を背負うこと。「憂」は病気のこと。薪を背負った疲れで病気になること。また、病気で薪を背負えなくなること。 【典拠・...
【四字熟語】 負薪之憂 【読み方】 ふしんのうれい 【意味】 自分の病気の称。 【語源・由来】 「負薪」は薪を背負うこと。「憂」は病気という意味。薪を背負った疲れで病気になること。また、病気で薪を背負えなくなること。 【...
【四字熟語】 負薪汲水 【読み方】 ふしんきゅうすい 【意味】 自然の中で簡素な生活を営むこと。 【語源・由来】 たきぎを採り、谷川の水を汲むということから。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・採薪汲水(さいしんきゅうす...
【四字熟語】 附耳之言 【読み方】 ふじのげん 【意味】 秘密は漏れやすいし、すぐに広まるものだということ。 【語源・由来】 耳に口をつけてする内緒話でも、千里も離れている所まで聞こえてしまうものだということから。「附耳...
【四字熟語】 不失正鵠 【読み方】 ふしつせいこく 【意味】 物事の重要な点を正確にとらえること。的をはずさず急所をつくこと。 【語源・由来】 「正鵠」は弓の的の真ん中の黒い星(図星)のことをいう。転じて、物事の要点・急...
【四字熟語】 不言之教 【読み方】 ふげんのおしえ 【意味】 言葉にして言わずに、相手に体得させることができる教えのこと。 【語源・由来】 「不言」は言葉に出してとやかく言わないこと。特に、老荘の「無為自然」の教えをいう...
【四字熟語】 不繋之舟 【読み方】 ふけいのふね 【意味】 心にわだかまりがなくさっぱりしていて無心なこと。また、定めなく流れただよっていること。 【語源・由来】 「不繋」はつなぎとめていないということ。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 腹誹之法 【読み方】 ふくひのほう 【意味】 口に出さなくても、心の中で非難すれば罰するという法律のこと。 【語源・由来】 「誹」はそしるという意味。「腹誹」は口にはいわず心の中でそしること。 【典拠・出典...
【四字熟語】 不虞之誉 【読み方】 ふぐのほまれ 【意味】 思いがけなく得た名誉のこと。 【語源・由来】 「不虞」は思いがけない・意外ということ。 【典拠・出典】 『孟子』「離婁・上」 【対義語】 ・求全之毀(きゅうぜん...
【四字熟語】 覆車之戒 【読み方】 ふくしゃのいましめ 【意味】 前者の失敗を見て、同じ失敗をしないよう戒めにすること。 【語源・由来】 「覆車」は車がひっくりかえること。前の車がひっくりかえるのを見て、後から行く車が用...
【四字熟語】 不刊之書 【読み方】 ふかんのしょ 【意味】 永久に滅びることなく伝わる書物。不朽の名著。 【語源・由来】 「刊」はけずるという意味。昔は文字を木簡や竹簡に書き、誤りなどは刀で削ったことから、「不刊」は滅び...
【四字熟語】 浮花浪蕊 【読み方】 ふかろうずい 【意味】 取り柄のない平凡なさまのたとえ。 【語源・由来】 「浮」も「浪」も、ともにあてにならないことで、「蕊」は花のしべ。実を結ばないむだ花のこと。 【典拠・出典】 韓...
【四字熟語】 夫家之征 【読み方】 ふかのせい 【意味】 中国周代の税の一。民衆で一定の仕事を持たない者に、罰金として出させた。 【語源・由来】 「夫家」は夫婦、「征」は税をとりたてること。農民の一組の夫婦に与えられる田...
【四字熟語】 浮瓜沈李 【読み方】 ふかちんり 【意味】 夏の優雅な遊びをいう。 【語源・由来】 魏文帝の文より。水に瓜を浮かべ、李(すもも)を沈めること。 【典拠・出典】 『文選』曹丕「与朝歌令呉質書」 浮瓜沈李(ふか...
【四字熟語】 不壊金剛 【読み方】 ふえこんごう 【意味】 きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。 【語源・由来】 「金剛」は梵語(古代インド語)の漢訳で堅固という意味。「不壊」はこわれない...
【四字熟語】 浮雲之志 【読み方】 ふうんのこころざし 【意味】 不正な手段で得た財産や地位は、自分とは関係がないはかないものだという考え方。 【語源・由来】 「浮雲」は空に浮かぶ雲のことで、すぐに散ってしまうはかないも...
【四字熟語】 巫雲蜀雨 【読み方】 ふうんしょくう 【意味】 遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ。 【語源・由来】 巫山の雲と蜀の雨。 【典拠・出典】 李賀「琴曲歌辞」 巫雲蜀雨(ふうんしょ...
【四字熟語】 浮雲驚竜 【読み方】 ふうんきょうりゅう 【意味】 筆勢がきわめて自由闊達で勢いがあるさま。 【語源・由来】 浮き雲のように自由でのびのびしており、天に昇る竜のように勢いのあることから。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 風木之悲 【読み方】 ふうぼくのかなしみ 【意味】 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。 【語源・由来】 「風木」は風にゆれる木のこと。木が静止したいと思っても、風が止まないと静止でき...
【四字熟語】 風霜之任 【読み方】 ふうそうのにん 【意味】 司法官のこと。 【語源・由来】 「風霜」は風と霜で、峻厳・峻烈なさまのたとえ。「任」は任務という意味。不法を糾弾することが峻烈な任務ということから。 【典拠・...
【四字熟語】 風樹之歎 【読み方】 ふうじゅのたん 【意味】 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。 【語源・由来】 「風樹」は風に揺れる木のこと。木が静止したいと思っても、風が止まないと静止できない...
【四字熟語】 風餐露宿 【読み方】 ふうさんろしゅく 【意味】 風にさらされ、露にぬれ野宿をすること。転じて、旅の苦労、野宿の苦しみのたとえ。 【語源・由来】 「餐」は食べたり飲んだりすることで、「風餐」は風にさらされて...
【四字熟語】 風餐雨臥 【読み方】 ふうさんうが 【意味】 旅の苦しみや野外での仕事の苦しみ。また、野宿をすること。 【語源・由来】 「風餐」は風に吹かれて食事をすること。「雨臥」は雨にうたれながら寝ること。 【典拠・出...
【四字熟語】 布衣之交 【読み方】 ふいのまじわり 【意味】 身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。 【語源・由来】 「布衣」は麻の布で作った庶民の衣服のことで、転じて庶民のこと。 【典拠・出...
【四字熟語】 布衣之極 【読み方】 ふいのきょく 【意味】 庶民として最高の出世のこと。 【語源・由来】 「布衣」は布で作った衣服のこと、転じて無位無官の人をいう。「極」は物事の最高、最上という意味。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 飛竜乗雲 【読み方】 ひりょうじょううん 【意味】 英雄が時勢に乗じて勢いを得て、才能を発揮すること。 【語源・由来】 竜が雲に乗って天に上るという意味から。 【典拠・出典】 『韓非子』「難勢」 飛竜乗雲(...
【四字熟語】 百挙百捷 【読み方】 ひゃっきょひゃくしょう 【意味】 どんなことも行っただけうまくいくこと。やればやっただけうまくいくこと。 【語源・由来】 「百挙」はさまざまな行為。「捷」は勝つこと。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 漂蕩奔逸 【読み方】 ひょうとうほんいつ 【意味】 あてもなく走り回ること。 【語源・由来】 「漂蕩」はさすらう、さまようこと。「奔逸」はほしいままに走り動くこと。 【典拠・出典】 王陽明 漂蕩奔逸(ひょう...
【四字熟語】 廟堂之器 【読み方】 びょうどうのき 【意味】 政治をつかさどることができる立派な器量の人物のこと。 【語源・由来】 「廟堂」は宗廟と明堂のことで、古代、宗廟で先祖へまつりごとの報告をし、明堂で群臣と会議を...
【四字熟語】 豹死留皮 【読み方】 ひょうしりゅうひ 【意味】 死後に功名を残すたとえ。 【語源・由来】 豹は死んで、その美しい毛皮を残すという意味。人が生前に功績をあげ、死後に名声を残すことにたとえる。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 氷肌玉骨 【読み方】 ひょうきぎょっこつ 【意味】 美しい女性のこと。また、梅の花をいう。 【語源・由来】 「氷肌」は氷のように清らかな肌。また、寒中に白い花を開くことから梅の花。「玉骨」は高潔なようすのこ...
【四字熟語】 謬悠之説 【読み方】 びゅうゆうのせつ 【意味】 でたらめでとりとめのない考え方のこと。 【語源・由来】 「謬悠」はいつわりまちがって、とりとめのないこと。 【典拠・出典】 『荘子』「天下」 【類義語】 ・...
【四字熟語】 百歩穿楊 【読み方】 ひゃっぽせんよう 【意味】 射撃の技術がすぐれていること。百歩離れた所から、ねらいを定めた細い楊の葉を射抜いて穴をあけること。 【語源・由来】 「穿」はうがつ、穴をあける。中国楚の弓の...
【四字熟語】 百伶百利 【読み方】 ひゃくれいひゃくり 【意味】 非常に聡明なこと。 【語源・由来】 「伶」は利口なこと。「利」は巧みなこと、賢いこと。 【典拠・出典】 - 百伶百利(ひゃくれいひゃくり)の使い方 百伶百...
【四字熟語】 百里之命 【読み方】 ひゃくりのめい 【意味】 一国の運命。君主から委任されて行う政治のこと。 【語源・由来】 「百里」は中国周代における諸侯の国。百里四方の諸侯の国の政治のことで、当時は諸侯がそれぞれ国を...
【四字熟語】 百薬之長 【読み方】 ひゃくやくのちょう 【意味】 酒のこと。また、酒があらゆる薬の中で最もよく効くということ。 【語源・由来】 「百薬」は多くの薬のこと。「長」はかしら・首領のこと。 【典拠・出典】 『漢...
【四字熟語】 百味飲食 【読み方】 ひゃくみのおんじき 【意味】 いろいろな珍しい飲食物のこと。 【語源・由来】 「百味」はいろいろなうまい食物のこと。「飲食」は飲み物と食べ物のこと。仏教の語。 【典拠・出典】 『祖庭事...
【四字熟語】 百福荘厳 【読み方】 ひゃくふくしょうごん 【意味】 仏像を、数多く積んだ福で飾ること。 【語源・由来】 仏教語で、「百福」は多くの福のこと。「荘厳」は仏像や殿堂などを美しく飾ること。 【典拠・出典】 『法...
【四字熟語】 百年之柄 【読み方】 ひゃくねんのへい 【意味】 後々のことを図る権柄のこと。 【語源・由来】 「百年」は百年間もの長い間のこと。「柄」は支配する力・権力のこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「班彪伝」 百年...
【四字熟語】 百年之業 【読み方】 ひゃくねんのぎょう 【意味】 後々までの仕事。また、古くから伝わった仕事。 【語源・由来】 「百年」は百年間もの長い間のこと。「業」は仕事・つとめのこと。 【典拠・出典】 『文選』班固...
【四字熟語】 百世之利 【読み方】 ひゃくせいのり 【意味】 永久の利益のこと。 【語源・由来】 「百世」はのちのちの世のこと。 【典拠・出典】 『史記』「張儀伝」 百世之利(ひゃくせいのり)の使い方 百世之利(ひゃくせ...
【四字熟語】 百世之師 【読み方】 ひゃくせいのし 【意味】 のちの世まで人の師と仰がれる人のこと。 【語源・由来】 「百世」は非常に長い年月、のちのちの世のこと。 【典拠・出典】 『孟子』「尽心・下」 百世之師(ひゃく...
【四字熟語】 百縦千随 【読み方】 ひゃくしょうせんずい 【語源・由来】 どんなわがままも聞くこと。また、どんなわがままでもきかれること。 【語源・由来】 「百縦」はさまざまなわがまま。「縦」はほしいままという意味。 【...
【四字熟語】 皮膚之見 【読み方】 ひふのけん 【意味】 うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。 【語源・由来】 「皮膚」ははだのことで、表面・うわべのたとえ。「見」は考えという意味。 【典拠・出典】 阮...
【四字熟語】 匹夫之勇 【読み方】 ひっぷのゆう 【意味】 考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。 【語源・由来】 「匹夫」は身分の卑しい男のこと。転じて小人をいう。小人の勇気のこと。 【典拠・出典】 『孟子』「梁恵...
【四字熟語】 筆耕硯田 【読み方】 ひっこうけんでん 【意味】 文章で生計を立てること。 【語源・由来】 文人の硯を農夫の田に見立て、筆で耕すという意味。 【典拠・出典】 - 【類義語】 ・傭書自資(ようしょじし) ・心...
【四字熟語】 肥大蕃息 【読み方】 ひだいはんそく 【意味】 肥え太り盛んにふえること。 【語源・由来】 「肥大」は肥えて大きくなること。「蕃息」は茂りふえる、生まれふえること。「蕃」は茂る、ふえること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 匪石之心 【読み方】 ひせきのこころ 【意味】 節操が固く何事にも動じない堅固な心のたとえ。 【語源・由来】 自分の信念を堅く守り、決して揺らぐことのない心のこと。 ころころ転がる石とは違い、うつろい変わる...
【四字熟語】 尾生之信 【読み方】 びせいのしん 【意味】 約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。 【語源・由来】 「尾生」は人名。「信」は信義という意味。 中国春秋時代、魯の国に尾生という若者がいた...
【四字熟語】 美須豪眉 【読み方】 びしゅごうび 【意味】 凛々しい男性のこと。 【語源・由来】 「美須」は美しいひげのこと。「須」は「鬚」に同じ。「豪眉」は太く強い眉のこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「趙壱伝」 美須...
【四字熟語】 繁劇紛擾 【読み方】 はんげきふんじょう 【意味】 非常に忙しくて混乱していること。 【語源・由来】 「繁劇」は非常に忙しいこと。「劇」は激しいという意味。「紛擾」は乱れてごたごたすること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 万里鵬翼 【読み方】 ばんりほうよく 【意味】 非常に遠く隔たった広い空やはるかな旅路などのたとえ。また、大きな気概や勢いのたとえ。 【語源・由来】 「鵬」は想像上の巨大な鳥。背の広さは幾千里あるかわからず...
【四字熟語】 万里鵬程 【読み方】 ばんりほうてい 【意味】 遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。 【語源・由来】 おおとりがつむじ風に羽ばたき九万里も飛び上がること。また前途が洋々たることの形容に使われる...
【四字熟語】 万里之望 【読み方】 ばんりののぞみ 【意味】 立身出世しようとする願いの事。 【語源・由来】 「万里」は一万里、転じて遠いところ。遠くに到達しようとする望みをいう。 【典拠・出典】 - 万里之望(ばんりの...
【四字熟語】 半面之識 【読み方】 はんめんのしき 【意味】 ほんのちょっとした顔見知りのこと。 【語源・由来】 白居易の「与元九書」より。「半面」は顔の半分のこと。半面程度の知り合いという意味。半面識。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 万夫之望 【読み方】 ばんぷののぞみ 【意味】 天下の万人が仰ぎ慕うこと。また、そういう人。 【語源・由来】 「万夫」は数多くの人、万人。「望」は仰ぎ見る、尊敬する意。 【典拠・出典】 『易経』「繋辞・下」...
【四字熟語】 万物逆旅 【読み方】 ばんぶつのげきりょ 【意味】 天地のこと。 【語源・由来】 「万物」は宇宙にあるあらゆるもの。「逆旅」は旅館のこと。万物が天地の間に生滅するようすが、旅人が旅館に泊まり、そして去ってゆ...
【四字熟語】 万全之策 【読み方】 ばんぜんのさく 【意味】 まったく手ぬかりがないはかりごと。 【語源・由来】 「万全」は万に一つの失策もないという意味。 【典拠・出典】 『三国志』「魏志・劉表伝」 【類義語】 ・万全...
【四字熟語】 万杵千砧 【読み方】 ばんしょせんちん 【意味】 きぬたを打つ大勢の婦人のこと。また、あちこちから聞こえるきぬたの音のこと。 【語源・由来】 「万」「千」は数が多いことを示す語。「砧」はきぬたで、布を槌で打...
【四字熟語】 盤石之固 【読み方】 ばんじゃくのかため 【意味】 きわめて堅固なこと。 【語源・由来】 「盤石」は大きい岩のことで、安定して動かないことのたとえ。 【典拠・出典】 陸機「五等諸侯論」 【類義語】 ・盤石之...
【四字熟語】 繁絃急管 【読み方】 はんげんきゅうかん 【意味】 華麗でにぎやかな音楽。また、楽曲が佳境に入って盛り上がっていくこと。 【語源・由来】 「絃」は弦楽器。「管」は管楽器。「繁」はあわただしいこと。 【典拠・...
【四字熟語】 万頃瑠璃 【読み方】 ばんけいるり 【意味】 青く広々としているさま。 【語源・由来】 「万頃」は面積のきわめて広いこと。「頃」はもと面積の単位。「瑠璃」は紺青色の宝石。また紺青色の称。 【典拠・出典】 杜...
【四字熟語】 班荊道故 【読み方】 はんけいどうこ 【意味】 昔の友達とばったり会って昔の親交を思い、語り合うこと。 【語源・由来】 いばらを布いて座り語り合うという意味。「班荊」はいばら(草)を布くこと。転じて、昔の友...
【四字熟語】 反逆縁坐 【読み方】 はんぎゃくえんざ 【意味】 謀反に連座して罰を得ること。 【語源・由来】 「反逆」は君に背いて国を乱す、謀反のこと。「縁坐」は他人の罪で自分も処罰されること、まきぞえという意味。 【典...
【四字熟語】 斑衣之戯 【読み方】 はんいのたわむれ 【意味】 親孝行のたとえ。親に孝養のかぎりをつくすことのたとえ。 【語源・由来】 「斑衣」は模様のある派手な服。ここでは子供が見につける派手な服。 中国周代、楚の老莱...
【四字熟語】 破釜沈船 【読み方】 はふちんせん 【意味】 生還を考えず、決死の覚悟で出陣すること。出陣に際し、炊事をするための釜をこわし、船を沈め、退路を断つこと。 【典拠・出典】 『史記』「項羽紀」 【類義語】 ・背...
【四字熟語】 波濤万里 【読み方】 はとうばんり 【意味】 遠い外国のこと。非常に遠く海をへだてているという意味。 【語源・由来】 「波濤」はおおなみのこと、「万里」は非常に遠い距離のたとえ。はるばると外国へおもむくとき...
【四字熟語】 伐氷之家 【読み方】 ばっぴょうのいえ 【意味】 位の高い高貴な家柄のこと。 【語源・由来】 昔中国では、卿大夫以上の身分の者だけが、葬祭のとき氷を用いる資格があったことによる。 【典拠・出典】 『大学』 ...