封豕長蛇【ほうしちょうだ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)
【四字熟語】 封豕長蛇 【読み方】 ほうしちょうだ 【意味】 貪欲で残酷な人や国のたとえ。大きな豚と長い蛇の意。 【語源・由来】 「封」は大きい意。「豕」は豚、いのししの意。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「定公四年」 ...
【四字熟語】 封豕長蛇 【読み方】 ほうしちょうだ 【意味】 貪欲で残酷な人や国のたとえ。大きな豚と長い蛇の意。 【語源・由来】 「封」は大きい意。「豕」は豚、いのししの意。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「定公四年」 ...
【四字熟語】 斗折蛇行 【読み方】 とせつだこう 【意味】 道や川がいくつにも折れ曲がって、くねくねと続くさま。また、そこを進むこと。 【語源・由来】 「斗折」は、北斗七星の柄杓の柄のように折れ曲がること。「蛇行」は蛇の...
【四字熟語】 打草驚蛇 【読み方】 だそうきょうだ 【意味】 草をたたいてその奥にいる蛇を驚かす意から、あるものを懲らしめることによって、他のものに警告するたとえ。後に、よけいなことをして、かえってつまらない災難を受ける...
【四字熟語】 春蚓秋蛇 【読み方】 しゅんいんしゅうだ 【意味】 春のミミズや秋のヘビのように、字も行も、うねうねと曲がりくねっていること。字がへたなことのたとえ。 【典拠・出典】 「晋書」王羲之伝 春蚓秋蛇(しゅんいん...
【四字熟語】 金亀換酒 【読み方】 きんきかんしゅ 【意味】 この上なく酒を愛することのたとえ。また、大切な友人を心からもてなすことのたとえ。 【語源・由来】 中国唐の時代、賀知章は李白の才能を認めて、金亀を売って酒に換...
【四字熟語】 麟鳳亀竜 【読み方】 りんぽうきりょう 【意味】 太平の世になると現れると信じられていた四種の霊獣・霊鳥。麒麟、鳳凰、亀、竜のこと。転じて、非常にまれで珍しいもの、聖人・賢者のたとえ。 【語源・由来】 麒麟...
【四字熟語】 麟子鳳雛 【読み方】 りんしほうすう 【意味】 将来性のある子供のたとえ。麒麟の子と鳳凰のひなの意から。 【語源・由来】 麒麟も鳳凰も想像上の動物で霊獣・霊鳥とされ、これらが現れると、めでたい兆しとされた。...
【四字熟語】 竜章鳳姿 【読み方】 りょうしょうほうし 【意味】 伝説上の霊獣・霊鳥である竜や鳳凰のように、威厳に満ちた立派な容姿。本来の意味は、竜のように勇壮で、おおとりのように気高い姿をしていること。内面の充実が外面...
【四字熟語】 鸞翔鳳集 【読み方】 らんしょうほうしゅう 【意味】 すぐれた才能をもった人が集まり来るたとえ。 【典拠・出典】 傅咸「申壊賦」 鸞翔鳳集(らんしょうほうしゅう)の使い方 鸞翔鳳集(らんしょうほうしゅう)の...
【四字熟語】 焚琴煮鶴 【読み方】 ふんきんしゃかく 【意味】 琴を焼いてつるを煮る意で、殺風景なこと。また、風流心のないことのたとえ。 【語源・由来】 「焚」は焼く意。 【典拠・出典】 『義山雑纂』李商隠「殺風景」 【...
【四字熟語】 鵠面鳩形 【読み方】 こくめんきゅうけい 【意味】 飢えてやせ細り、やつれているたとえ。 【語源・由来】 「鵠面」は、やせはてて、白鳥の顔のように、細くとがっているさま。「鳩形」は、やせはてて胸が突き出て鳩...
【四字熟語】 鵲巣鳩占 【読み方】 じゃくそうきゅうせん 【意味】 他人の地位や成功を横取りすること。または、嫁いできた女性が夫の家をわが家とすることのたとえ。巣作りが得意な鵲の巣に鳩が住み着くという意味。 【典拠・出典...
【四字熟語】 群鶏一鶴 【読み方】 ぐんけいのいっかく 【意味】 多くの人の中で、特にすぐれている者。 何のとりえもない人々の中に一人だけ優れた人物が混じっていること。 【語源・由来】 鶏の群れの中に、一羽だけ鶴がいると...
【四字熟語】 随珠弾雀 【読み方】 ずいしゅだんじゃく 【意味】 使い方や使うものが適切ではないこと。または、利益が少なく損失が多いこと。 【語源・由来】 「随珠」は随侯が大蛇を助けたときに贈られたとされる伝説の宝玉で、...
【四字熟語】 鳥尽弓蔵 【読み方】 ちょうじんきゅうぞう 【意味】 目的が達せられた後には、それまで重用されていた者が捨てられるということのたとえ。 【語源・由来】 鳥を射尽くしてしまうと、不必要となった弓がしまわれてし...
【四字熟語】 鳥語花香 【読み方】 ちょうごかこう 【意味】 春ののどかな情景、風物のこと。 【語源・由来】 鳥の鳴き声と花の香りの意から。 【典拠・出典】 呂本中「庵居」 【類義語】 ・桃紅柳緑(とうこうりゅうりょく)...
【四字熟語】 長頸烏喙 【読み方】 ちょうけいうかい 【意味】 首が長く口がとがっていること。 【語源・由来】 「烏」はカラス。このような人相をした人物はカラスのように強欲・陰険で、苦労を共にすることはできても安楽を共に...
【四字熟語】 池魚籠鳥 【読み方】 ちぎょろうちょう 【意味】 不自由な身の上、生活のこと。また、宮仕えのこと。 【語源・由来】 池の魚や籠かごの中の鳥が束縛されて不自由であることから。 「池魚」は池の中の魚。「籠鳥」は...
【四字熟語】 四鳥別離 【読み方】 しちょうべつり 【意味】 親子の悲しい別れ。巣立つ四羽のひな鳥を見送る親鳥の別れの悲しみの意から。「四鳥」は四羽のひな鳥。 【語源・由来】 孔子が早朝に悲鳴のような泣き声を聞き、高弟の...
【四字熟語】 慈烏反哺 【読み方】 じうはんぽ 【意味】 子が親の恩に報いて孝養を尽くすこと。親孝行のたとえ。情け深いからすが幼いときの恩を忘れず、老いた親に口移しで餌を与える意から。 【語源・由来】 「慈烏」はからすの...
【四字熟語】 竹馬之友 【読み方】 ちくばのとも 【意味】 幼友達のこと。幼いころ竹馬に乗って、一緒に遊んだ友達の意。 【語源・由来】 中国晋の桓温は殷浩と並び称されることが不満で、少年のときに自分が捨てた竹馬を殷浩が拾...
【四字熟語】 素車白馬 【読み方】 そしゃはくば 【意味】 白い車と白い馬の意で、中国で葬儀に用いられた馬車のこと。 【語源・由来】 「素車」は飾りがなく、着色を施さない車。白木の車。「白馬」は「素車」を引く白い馬。降参...
【四字熟語】 走馬看花 【読み方】 そうばかんか 【意味】 物事の表面だけ見て、本質を理解しないこと。うわべの理解だけで、満足していること。 【語源・由来】 もとは科挙(官吏登用試験)に合格した者が馬を走らせ、得意げに都...
【四字熟語】 寸馬豆人 【読み方】 すんばとうじん 【意味】 小さな馬と豆粒ほどの人の姿のこと。絵画に小さく描かれた、遠くに見える人馬のこと。 【語源・由来】 「寸」は、長さの単位で約三センチ。「寸」も「豆」も、小さいこ...
【四字熟語】 車轍馬跡 【読み方】 しゃてつばせき 【意味】 車や馬の通り過ぎた跡。天子などの巡遊した跡。 【典拠・出典】 「春秋左氏伝」昭公一二年 車轍馬跡(しゃてつばせき)の使い方 車轍馬跡(しゃてつばせき)の例文 ...
【四字熟語】 塞翁之馬 【読み方】 さいおうのうま 【意味】 幸いが転じて禍いになったり、不幸と思ったことが幸いになること。人生の幸不幸は、後になってみなければわからないということ。また、いたずらに喜んだり悲しんだりする...
【四字熟語】 魚竜爵馬 【読み方】 ぎょりょうしゃくば 【意味】 1 古代中国で行われた演芸の一。大魚が竜になってうねり歩いたり、大雀や馬の形をしたものが走ったりするなど珍奇な趣向をこらしたもの。 2 ぜいたくで珍奇な遊...
【四字熟語】 鳩居鵲巣 【読み方】 きゅうきょじゃくそう 【意味】 努力しないで、要領よく他人の成功や地位を横取りするたとえ。また、人の家に仮住まいするたとえ。 【語源・由来】 巣作りが得意な鵲の巣に鳩が住み着くという意...
【四字熟語】 軽裘肥馬 【読み方】 けいきゅうひば 【意味】 非常に富貴なさま。また、富貴な人の外出のときの装い。転じて、富貴の人。軽くて美しい皮ごろもと肥えた立派な馬の意から。 【語源・由来】 「裘」は皮ごろものこと。...
【四字熟語】 問牛知馬 【読み方】 もんぎゅうちば 【意味】 関係のない話から始め、相手の隠している情報を巧みに誘導し聞き出すこと。誘導尋問。 【典拠・出典】 『漢書』「趙広漢伝」 問牛知馬(もんぎゅうちば)の使い方 問...
【四字熟語】 面張牛皮 【読み方】 めんちょうぎゅうひ 【意味】 面の皮の厚いことのたとえ。非常に厚かましいこと。鉄面皮。面に牛皮を張る意から。 【典拠・出典】 『源平盛衰記』「一八」 面張牛皮(めんちょうぎゅうひ)の使...
【四字熟語】 馬牛襟裾 【読み方】 ばぎゅうきんきょ 【意味】 学識のない者、礼儀知らずな者をののしっていう語。馬や牛が人の衣服を着たようなものという意から。 【語源・由来】 「襟裾」はえりとすそ。転じて、衣服を着ること...
【四字熟語】 売剣買牛 【読み方】 ばいけんばいぎゅう 【意味】 戦争をやめ、武器を売り農業に力を尽くして活発にすること。 【語源・由来】 中国前漢時代、勃海ぼっかいの長官龔遂きょうすいは盗賊を平定し、人民に倹約と農業を...
【四字熟語】 呑牛之気 【読み方】 どんぎゅうのき 【意味】 気持ちが広く大きいこと。 【語源・由来】 牛を丸呑みにするほどに意気が盛んなこと。 【典拠・出典】 杜甫「徐卿二子歌」 【類義語】 ・食牛之気(しょくぎゅうの...
【四字熟語】 牛頭馬頭 【読み方】 ごずめず 【意味】 地獄にいるという獄卒(地獄で罪人を責めさいなむ鬼)のこと。また、地獄の獄卒のように情け容赦のない人のこと。 【語源・由来】 仏教のことば。獄卒は頭が牛や馬の形で、か...
【四字熟語】 呼牛呼馬 【読み方】 こぎゅうこば 【意味】 相手の言うのにまかせて、自分では逆らわないことのたとえ。「牛と呼び馬と呼ぶ」とも読む。 【語源・由来】 相手が自分を牛と呼べば自分は牛だと思い、馬だと呼ばれれば...
【四字熟語】 九牛一毛 【読み方】 きゅうぎゅうのいちもう 【意味】 多くの中の、きわめてわずかな部分のたとえ。また、きわめて些細で取るに足りないことのたとえ。 【語源・由来】 「九」は数が多いことのたとえ。多くの牛がい...
【四字熟語】 梧鼠之技 【読み方】 ごそのぎ 【意味】 専門のないことのたとえ。多くの技があっても十分に熟達したものでなければ結局役に立つことがない、また、わざは多く持っているが、一つとして役立つ技能がないこと。 【典拠...
【四字熟語】 鶏口牛後 【読み方】 けいこうぎゅうご 【意味】 大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。「寧ろ鶏口と為るも、牛後と為る無かれ」の略。「鶏口」は鶏の口...
【四字熟語】 牛刀割鶏 【読み方】 ぎゅうとうかっけい 【意味】 取るに足りない小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。小さな物事を裁くのに、大人物や大げさな方法・手段などは必要ないということ。「鶏を割くに...
【四字熟語】 牛溲馬勃 【読み方】 ぎゅうしゅうばぼつ 【意味】 つまらないものや、役に立たない無用なもののたとえ。 【語源・由来】 「溲」は尿、小便。 「勃」は糞、大便。 牛の尿と馬の糞という意味から。一説によると、「...
【四字熟語】 牛驥同皁 【読み方】 ぎゅうきどうそう 【意味】 賢者が愚者と同一の待遇を受けるたとえ。賢者が粗末に扱われるたとえ。また、賢者と凡人が混じるたとえ。 【語源・由来】 「驥」は一日に千里走ることのできる駿馬。...
【四字熟語】 兎起鶻落 【読み方】 ときこつらく 【意味】 野うさぎが巣穴から素早く走り出したり、はやぶさが急降下して獲物を捕らえたりする様子。転じて、書画や文章の勢いがあることのたとえ。 【語源・由来】 「鶻」は鳥のは...
【四字熟語】 守株待兎 【読み方】 しゅしゅたいと 【意味】 いたずらに古い習慣やしきたりにとらわれて、融通がきかないたとえ。また、偶然の幸運をあてにする愚かさのたとえ。木の切り株を見守って兎を待つ意から。 【語源・由来...
【四字熟語】 羊很狼貪 【読み方】 ようこんろうどん 【意味】 命令に従わずに道理に背き、狼のように欲深いこと。 【典拠・出典】 『史記』「項羽紀」 羊很狼貪(ようこんろうどん)の使い方 羊很狼貪(ようこんろうどん)の例...
【四字熟語】 羊裘垂釣 【読み方】 ようきゅうすいちょう 【意味】 羊のかわごろもを身につけ、釣り糸をたれること。隠者の形容。「裘」はかわごろも、「釣」は釣り針の意。 【語源・由来】 羊のかわごろもを着て釣り糸を垂れるこ...
【四字熟語】 亡羊補牢 【読み方】 ぼうようほろう 【意味】 失敗したあとで、慌てて改善するたとえ。あとのまつり。また、失敗したあとで、すぐに手当てをすれば、災いや過ちを大きくしないですむたとえ。 【語源・由来】 羊が逃...
【四字熟語】 亡羊之嘆 【読み方】 ぼうようのたん 【意味】 学問の道が多方面にわたって真理を掴むのが難しく、途方に暮れて悲しみ嘆くこと。 【語源・由来】 逃げた羊を追い求めたが、道に分岐点が多く、とうとう羊を見失って嘆...
【四字熟語】 肉袒牽羊 【読み方】 にくたんけんよう 【意味】 降伏して相手に服従し、臣僕となることを請願すること。肌を脱ぎ、上半身裸になって羊をひく意。 【語源・由来】 「肉袒」は肌を脱ぎ、上半身をあらわにすること。降...
【四字熟語】 屠羊之肆 【読み方】 とようのし 【意味】 羊を殺してその肉を売る店のこと。 【語源・由来】 「屠」は牛馬を殺すこと。「肆」はここでは店のこと。 【典拠・出典】 『史記』「譲王」 屠羊之肆(とようのし)の使...
【四字熟語】 屠所之羊 【読み方】 としょのひつじ 【意味】 刻々と死に迫る人の命のはかなさ。また、悲しみにうち沈むたとえ。 【語源・由来】 屠殺場に連れて行かれる羊という意味から。 【典拠・出典】 『大般涅槃経』 屠所...
【四字熟語】 読書亡羊 【読み方】 どくしょぼうよう 【意味】 羊の放牧中、本を読んでいて番を怠けたため、羊に逃げられてしまった意。転じて、他のことに熱中しすぎて肝心な仕事をおろそかにすることのたとえ。 【語源・由来】 ...
【四字熟語】 羝羊触藩 【読み方】 ていようしょくはん 【意味】 勢いにまかせて突き進む人は、進むことも止まることもできないという意。 【典拠・出典】 『易経』「大壮」 羝羊触藩(ていようしょくはん)の使い方 羝羊触藩(...
【四字熟語】 十羊九牧 【読み方】 じゅうようきゅうぼく 【意味】 十頭の羊に九人の羊飼いがいる。余計な人員。特に役人が多すぎることにいう。 【典拠・出典】 『隋書』「楊尚希伝」 十羊九牧(じゅうようきゅうぼく)の使い方...
【四字熟語】 牽羊悔亡 【読み方】 けんようかいぼう 【意味】 本性のままではなく、正しい方向に導けば、後悔するようなことにならなくてすむということ。 【典拠・出典】 『易経』「夬」 牽羊悔亡(けんようかいぼう)の使い方...
【四字熟語】 牛鬼蛇神 【読み方】 ぎゅうきだしん 【意味】 妖怪や鬼神。もとは怪しげでとりとめがなく、幻のような作風・作品のたとえ。どうにも奇妙でしまりがないさま。容貌の醜いたとえとして用いられることもある。 【語源由...
【四字熟語】 旧雨今雨 【読み方】 きゅううこんう 【意味】 古い友人と新しい友人のこと。 【語源・由来】 中国語の音で「雨」(ウ、yǔ)「友」(ウ、yoǔ)はともに音が通じるところから、友人のことをしゃれて言った言葉。...
【四字熟語】 逆取順守 【読み方】 ぎゃくしゅじゅんしゅ 【意味】 道理にそむいたやり方で天下を奪い、道理にかなったよい政治でそれを守ることです。 【故事】 古代中国、殷の湯王は夏の桀王から、周の武王は殷の紂王から、それ...
【四字熟語】 季布一諾 【読み方】 きふのいちだく 【意味】 絶対に破られることのない固い約束や承諾のたとえ。また、一度した約束や承諾は必ず守ることのたとえ。「季布」と略して用いることもある。 【故事】 「季布」は人の名...
【四字熟語】 鬼斧神工 【読み方】 きふしんこう 【意味】 人間の技とは思えない、精巧でち密な工芸品や美術品のこと。 【語源・由来】 鬼神が斧をふるって作ったような、神が細工を施したような作品という意味から。 【典拠・出...
【四字熟語】 猫鼠同眠 【読み方】 びょうそどうみん 【意味】 どろぼうを捕らえる者とどろぼうがなれ合うこと。また、上役と下僚が結託して悪事を働くことのたとえ。 【語源・由来】 猫と鼠が共に眠るという意味から。 【典拠・...
【四字熟語】 鼠窃狗盗 【読み方】 そせつくとう 【意味】 こそどろのたとえ。 【語源・由来】 鼠や犬のようにこそこそ物を盗む意。「鼠窃」は鼠のようにこそこそ盗むこと。「狗盗」は犬の真似をして、家に入り込むこそどろ。 【...
【四字熟語】 窮鼠噛猫 【読み方】 きゅうそごうびょう 【意味】 弱者でも窮地に追い込まれれば、必死で強者に反撃するというたとえ。 【語源・由来】 猫に追い詰められて、逃げることが出来なくなった鼠は猫に噛みつくという意味...
【四字熟語】 偃鼠飲河 【読み方】 えんそいんが 【意味】 自分の器量や能力をわきまえ、相応のところで満足し、身の丈にあった暮らしをすべきだという教訓。 【語源・由来】 もぐらが河の水をどれだけ飲んでも、もぐらの小さな腹...
【四字熟語】 鼠牙雀角 【読み方】 そがじゃっかく 【意味】 訴訟のこと。 【語源・由来】 「鼠牙」は鼠の牙。「雀角」は雀の口ばし。鼠の歯や雀の口ばしが家の壁や屋根、柱を傷つけるように、訴訟や裁判は面倒事であり家庭を壊し...
【四字熟語】 狼心狗肺 【読み方】 ろうしんこうはい 【意味】 ①(狼のように貪欲で野良犬のように獰猛である→)残忍非道である. ②恩知らずである. 【典拠・出典】 『醒世恒言』 狼心狗肺(ろうしんこうはい)の使い方 狼...
【四字熟語】 狼子野心 【読み方】 ろうしやしん 【意味】 凶暴な人のたとえ。また、凶暴な人を教化しがたいたとえ。おおかみの子の生まれついた野性は飼い慣らしにくいという意。 【典拠・出典】 『春秋左氏伝』「宣公四年」 【...
【四字熟語】 落花狼藉 【読み方】 らっかろうぜき 【意味】 花がばらばらに散ること。転じて、物が乱雑に散らばっていること。 花を乱暴に散らすこと。転じて、女性や子供に乱暴をはたらくこと。 【語源・由来】 ①の場合、花が...
【四字熟語】 鷹視狼歩 【読み方】 ようしろうほ 【意味】 たかのように鋭い目つきと、おおかみのように欲深く獲物を求めるような歩き方。猛々しく欲深で残忍な人物の形容。 【語源・由来】 「鷹視」は鷹のような鋭い目つきのこと...
【四字熟語】 杯盤狼藉 【読み方】 はいばんろうぜき 【意味】 酒宴が終わったあと、杯や皿が散らかっているさま。 【語源・由来】 「杯盤」は、杯や皿。「狼藉」は、狼が草を踏み荒らして寝る習性があることから、物が散乱してい...
【四字熟語】 声名狼藉 【読み方】 せいめいろうぜき 【意味】 評判を落として、それが回復しないこと。どうにもならないほど悪名がとどろいていること。 【語源・由来】 「悪声狼藉」とあるのにもとづく。 【典拠・出典】 『史...
【四字熟語】 豺狼当路 【読み方】 さいろうとうろ 【意味】 悪い者たちが、わが物顔で、のさばっているさま。また、暴虐で、悪徳な人間が、重要な地位にあって権力を握っていること。 【語源・由来】 「豺狼」は山犬と狼、それら...
【四字熟語】 養虎遺患 【読み方】 ようこいかん 【意味】 敵である者を許してしまい、後に災いの元になるものを残すこと。 【典拠・出典】 『史記』「項羽紀」 【類義語】 ・放虎帰山(ほうこきざん) 養虎遺患(ようこいかん...
【四字熟語】 狼貪虎視 【読み方】 ろうどんこし 【意味】 野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。狼のように貪欲で虎が獲物を見るように見る意。 【語源・由来】 「狼虎」は無道で貪欲で人を害するもののたとえ。 【典拠・...
【四字熟語】 羊質虎皮 【読み方】 ようしつこひ 【意味】 外見は立派だが、それに伴う実質がないたとえ。 【語源・由来】 羊に虎の皮を被せるという意味から。 【典拠・出典】 『揚子法言』「吾子」 【類義語】 ・虎皮羊質(...
【四字熟語】 猛虎伏草 【読み方】 もうこふくそう 【意味】 英雄が世に隠れているたとえ。また、英雄は隠れてはいても、それは一時のことであって、いつかは必ず世に出るということ。 【語源・由来】 「猛虎」はたけだけしいとら...
【四字熟語】 放虎帰山 【読み方】 ほうこきざん 【意味】 自分の安全を脅かす者を逃して、将来に大きな災いの種を残すこと。 【語源・由来】 虎を山に放ち帰してしまう意味から。 【典拠・出典】 『三国志』「蜀志・劉巴伝・注...
【四字熟語】 驥服塩車 【読み方】 きふくえんしゃ 【意味】 優れた人物がつまらぬ仕事をさせらていることである。 【語源・由来】 「驥服」は一日で千里走るとされるすぐれた馬に車を引かせること。塩を運ぶための車を名馬に引か...
【四字熟語】 帰馬放牛 【読み方】 きばほうぎゅう 【意味】 戦争が終わって平和になることのたとえ。また、再び戦争をしないたとえ。戦備を解くことで平和を宣言し、不戦の意志を示す。 【語源・由来】 殷の紂王を討ち取った周の...
【四字熟語】 肌肉玉雪 【読み方】 きにくぎょくせつ 【意味】 若い女性や幼い子供の肌が、白玉や雪のように白くきれいであるとほめる言葉。 【語源・由来】 「玉雪」は真っ白で美しい雪のこと。純白で美しい雪のように白い肌とい...
【四字熟語】 佶屈聱牙 【読み方】 きっくつごうが 【意味】 文章が難解で堅苦しくわかりにくい様。 【語源・由来】 「佶屈」は折れ曲がる様子。また滞り、つまって進まない様子。「聱牙」は話などがごつごつして理解できない様子...
【四字熟語】 鞠躬尽瘁 【読み方】 きっきゅうじんすい 【意味】 全力をあげて任務を遂行する、一身を捧げて使命達成に尽くすこと。 【語源・由来】 「鞠躬」は身を低くしてかしこまること。「尽瘁」は自分のことをかえりみずに、...
【四字熟語】 羈紲之僕 【読み方】 きせつのぼく 【意味】 主君の車馬を御する従者。随行者。 【語源・由来】 「羈」は馬の顔に付けるおもがい、「紲」は馬の手綱のことで、主人の馬車を操る従者という意味から。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 希世之雄 【読み方】 きせいのゆう 【意味】 世にもまれなこと。世間にめったにないほどすぐれていること。 【語源・由来】 「希世」はとても珍しいこと。 【典拠・出典】 『日本書紀』 希世之雄(きせいのゆう)...
【四字熟語】 杞人天憂 【読み方】 きじんてんゆう 【意味】 無用の心配をすること。取り越し苦労のこと。 【故事】 紀の国の人が天が崩れて落ちてきたらと考え、心配していたという故事から。 【典拠・出典】 『列子』「天瑞」...
【四字熟語】 談虎色変 【読み方】 だんこしきへん 【意味】 実際に経験したことがある者だけが真実を知っているということ。また、恐ろしい話を聞いただけで、顔色を変えて緊張することをいう。「虎を談じて色変ず」とも読む。 【...
【四字熟語】 大人虎変 【読み方】 たいじんこへん 【意味】 すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日に日に自己変革すること。または、すぐれた統治者の制度変革によって、古い制度が新しくてよりよい制度に改められること。変化や...
【四字熟語】 大賢虎変 【読み方】 たいけんこへん 【意味】 すぐれた賢者が時の推移に従って日ごとに新たに自己変革をとげること。また、人格者によって、古い制度が立派な新しい制度に改められること。 【語源・由来】 「虎変」...
【四字熟語】 照猫画虎 【読み方】 しょうびょうがこ 【意味】 猫を手本に虎を画く。人のすることを見てそのまねをする。見よう見まねでやる。形だけ模倣する。 【典拠・出典】 『創業』「不信没有油」 【類義語】 ・画虎類狗(...
【四字熟語】 鴟目虎吻 【読み方】 しもくこふん 【意味】 残忍で凶暴な人相のたとえ。 【語源・由来】 「鴟目」はふくろうの目つき。「虎吻」は虎の口。残虐であきることなくむさぼり食うさま。 【典拠・出典】 『漢書』「王葬...
【四字熟語】 市虎三伝 【読み方】 しこさんでん 【意味】 事実でないことでも、多くの人がいうと、聞く者もいつかは信じるようになる。根拠のない嘘も、ついに信用されることのたとえ。 【典拠・出典】 『戦国策』「魏策・秦策」...
【四字熟語】 三人成虎 【読み方】 さんにんせいこ 【意味】 噓や噂が多くの人の話題になれば、みんながそれを信じてしまい、真実のようになってしまうということ。 【語源・由来】 「三人、虎を成す」と読み下す。 【典拠・出典...
【四字熟語】 虎豹之文 【読み方】 こひょうのぶん 【意味】 才能と知恵のどちらもある人は、才能と知恵があるために災いを招くということのたとえ。 【語源・由来】 虎や豹は美しい毛皮を持っているため、狩りをする気を起こさせ...
【四字熟語】 虎尾春氷 【読み方】 こびしゅんぴょう 【意味】 非常に危険なことのたとえ。または、危険なことをすることのたとえ。 【語源・由来】 「虎尾」は、虎のしっぽ。「春氷」は、春の時期に池や川・湖などに張った氷のこ...
【四字熟語】 虎嘯風生 【読み方】 こしょうふうしょう 【意味】 すぐれた能力を持つ人が機会を得て奮起すること。「虎嘯いて風生ず」とも読む。 【語源・由来】 「嘯」は、うそぶく、吠える。「風生」は、風が生じる。虎が吠えて...
【四字熟語】 鬼出電入 【読み方】 きしゅつでんにゅう 【意味】 目にもとまらぬ動き。予期できぬ所に急に現れたり姿を消したりすること。 【語源・由来】 鬼神のように自在で、稲妻のように速く出没するという意味から。 【典拠...
【四字熟語】 疑事無功 【読み方】 ぎじむこう 【意味】 疑いながら、またためらいながら事を行うようでは、成果は期待できないということ。 【語源・由来】 一度やると決めたことは、迷うことなくやる遂げるべきであるという戒め...
【四字熟語】 貴耳賤目 【読み方】 きじせんもく 【意味】 伝聞やうわさを軽々と信じて、実際に自分の目で見ているものを信じないこと。また、伝え聞いた遠くのことや過去のことは重んじるが、身近なことや現在のことは軽視すること...
【四字熟語】 箕山之志 【読み方】 きざんのこころざし 【意味】 名利を捨て、俗世間から離れて暮らす、隠遁の志。 【故事】 。伝説上の人物の許由と巣父が、世間での名声を嫌い、信念を守るために箕山という名前の山でひっそりと...
【四字熟語】 虎穴虎子 【読み方】 こけつこし 【意味】 危険を冒さなければ功名は立てられないということ。「虎穴入らずんば虎子を得ず」を略した言葉。 【語源・由来】 「虎子」は虎が大切に子どもを育てるということから、大切...
【四字熟語】 騎虎之勢 【読み方】 きこのいきおい 【意味】 物事にはずみがついて、途中でやめられないことのたとえ。 【語源・由来】 「騎虎」は虎に乗ること。虎に乗った者は、降りると虎に食べられてしまうので、乗り続けるし...
【四字熟語】 母猿断腸 【読み方】 ぼえんだんちょう 【意味】 激しい悲しみや苦しみ。 【語源・由来】 人間に子猿を連れ去られた母猿が、子猿を助けようと追いかけたが、子猿の元にたどり着いた母猿は息絶えてしまった。不思議に...
【四字熟語】 董狐之筆 【読み方】 とうこのふで 【意味】 権力の圧力に屈せず、また権勢にこびへつらうことなく、歴史的事実を正しく記述すること。 【語源・由来】 「国主霊公が部下に殺されたその時、大臣であった趙盾は国外に...
【四字熟語】 狐死兎泣 【読み方】 こしときゅう 【意味】 仲間の不幸を悲しむこと。または同類の不幸を憐れむこと。「狐死して兎泣く」とも読む。 【語源・由来】 「狐」と「兎」は徳の低い人、悪人のたとえ。悪人同士が悲しみ合...
【四字熟語】 狐死首丘 【読み方】 こししゅきゅう 【意味】 故郷を忘れないことのたとえ。また、物事の根本を忘れないことのたとえ。「狐死して丘に首す」とも読む。 【語源・由来】 「首」は、頭を向けること。狐は死ぬとき、自...
【四字熟語】 狐裘蒙戎 【読み方】 こきゅうもうじゅう 【意味】 富貴の人の行いがおさまらず国家が乱れることのたとえ。 【語源・由来】 「狐裘」は子狐の脇の下にある高級な毛皮で作った皮衣のことで、それを着る人ということか...
【四字熟語】 狐裘羔袖 【読み方】 こきゅうこうしゅう 【意味】 全体は立派だが細部に問題があること。「狐裘にして羔袖す」とも読む。 【語源・由来】 「狐裘」は子狐の脇の下にある高級な毛皮で作った皮衣を指す。「羔袖」は子...
【四字熟語】 狐仮虎威 【読み方】 こかこい 【意味】 権力や権威のある者の威力を借りて、自分勝手に振る舞うたとえ。また、有力者の威力をかさに着て、勝手に振る舞う者のたとえ。「狐、虎の威を仮る」とも読み、「虎の威を借る狐...
【四字熟語】 篝火狐鳴 【読み方】 こうかこめい 【意味】 不可思議なことで民衆を惑わすこと。 【語源・由来】 秦末に陳勝と呉広が反乱を起こし、民衆を引き入れるためにかがり火を焚いて狐の鳴き声を真似させて「大楚が興って陳...
【四字熟語】 鷹犬之才 【読み方】 ようけんのさい 【意味】 自分が手先に使って役に立つ才能の持ち主。 【語源・由来】 「為袁紹檄予州」猟で使われる鷹(たか)や犬は主の意思に従って働くことから。「才」は才能、または才能の...
【四字熟語】 邑犬群吠 【読み方】 ゆうけんぐんばい 【意味】 小人がこぞって集まり、人のうわさなどを盛んに言い合うことの形容。また、小人が多く賢人を非難するたとえ。村里にすむ犬が群がって吠えるという意から。「邑」は村里...
【四字熟語】 飛鷹走狗 【読み方】 ひようそうく 【意味】 たかを飛ばし、犬を走らせる意で、狩りをすること。 【語源・由来】 「飛鷹」はたかを飛ばすこと。「狗」は犬で、猟犬のこと。 【典拠・出典】 『後漢書』「袁術伝」 ...
【四字熟語】 犬馬之心 【読み方】 けんばのこころ 【意味】 犬や馬が飼い主に尽くすほどのささやかな真心、という意味。そこから転じて臣下が主君に尽くす忠誠の心を謙っていう言葉でもある。 【典拠・出典】 『史記』「三王世家...
【四字熟語】 豚児犬子 【読み方】 とんじけんし 【意味】 自分の子供をへりくだっていう語。 【典拠・出典】 『通俗編』「倫常・豚児犬子」 豚児犬子(とんじけんし)の使い方 豚児犬子(とんじけんし)の例文 うちの子は豚児...
【四字熟語】 規行矩歩 【読み方】 きこうくほ 【意味】 心や行動がきちんとして正しいこと。品行方正なこと。また、古いしきたりや決まりごとにとらわれて融通のきかないこと。 【語源・由来】 歩き方がきちんとした法則にかなっ...
【四字熟語】 跂行喙息 【読み方】 きこうかいそく 【意味】 動物のこと。特に、虫や鳥のたぐいをさすことば。 【語源・由来】 「跂行」は虫などがはうことや足で歩くこと。「喙息」は口で息をするものということから。 【典拠・...
【四字熟語】 棄甲曳兵 【読み方】 きこうえいへい 【意味】 戦いに敗れ、敗走すること。あわてて逃げる様さま。 【語源・由来】 「棄甲」は鎧を脱ぎ捨てる、「曳兵」は武器を引きずって歩くことから、敗走するという意味に転じた...
【四字熟語】 危言覈論 【読み方】 きげんかくろん 【意味】 自分の身の危険を顧みずに、正しいと思うことを主張し、激しく議論すること。 【語源・由来】 「危言」は自身の身が危険な状況になることを気にかけずに、自分の考えを...
【四字熟語】 規矩準縄 【読み方】 きくじゅんじょう 【意味】 行動や物事の規準。法則。手本。規則。 【語源・由来】 「規」は円を描くときに使うコンパス。「矩」は長さを測るための指矩のこと。「準」は水平を測るための水準器...
【四字熟語】 熙熙攘攘 【読み方】 ききじょうじょう 【意味】 たくさんの人々がせわしなく行き来する様子。大勢の人が賑やかに行き交うさま。やわらぎ楽しむさま。 【語源・由来】 「熙熙」は喜び楽しむこと。「攘攘」はたくさん...
【四字熟語】 騏驥過隙 【読み方】 ききかげき 【意味】 わずかな時間。一瞬の出来事。「騏驥」は一日で千里を走りきるといわれる駿馬のこと。「過隙」は戸の隙間の向こう側をかけぬける意。 【語源・由来】 「騏驥」は一日で千里...
【四字熟語】 奇技淫巧 【読み方】 きぎいんこう 【意味】 快楽のみを求めた好ましくないもののたとえ。 【語源由来】 「淫」はあふれる意で、「淫巧」は非常にぜいたくな技巧のこと。 【典拠・出典】 『書経』「泰誓・下」 奇...
【四字熟語】 鬼瞰之禍 【読み方】 きかんのわざわい 【意味】 良いことはえてして水を差すような邪魔が入りやすいということ。または、富み栄えているときに付け上がっていると、周りから妬まれて災いを受けることのたとえ。 【語...
【四字熟語】 奇貨可居 【読み方】 きかかきょ 【意味】 好機はうまくとらえて、利用しなければならないというたとえ。珍しい値打ちのある物は貯えておいて、将来値が上がってから売ること。 【故事】 中国戦国時代末、趙の人質と...
【四字熟語】 機械之心 【読み方】 きかいのこころ 【意味】 偽りたくらむ心。策をめぐらす心。機械は巧妙な構造の器具。転じて、巧知。偽り。企み。 【語源・由来】 「機械」は巧妙な仕組みの器具のことから。 【典拠・出典】 ...
【四字熟語】 既往不咎 【読み方】 きおうふきゅう 【意味】 過去のことをとやかくとがめだてするよりも、将来をつつしむことが大切であるという戒めの言葉。 【語源・由来】 「既往」は、過ぎ去ったとき、過去という意味。 【典...
【四字熟語】 気韻生動 【読み方】 きいんせいどう 【意味】 芸術作品に気高い風格や気品が生き生きと表現されていること。また、絵画や他の芸術作品などに、生き生きとした生命感や迫力があり、情趣にあふれていること。 【語源・...
【四字熟語】 頑廉懦立 【読み方】 がんれんだりつ 【意味】 高潔な人格に感化されて、よい方向に向かうこと。「頑」は欲が深いこと。「廉」は心にけがれがないこと。欲が深いものも改心して清廉な人となり、意気地がないものも奮起...
【四字熟語】 冠履倒易 【読み方】 かんりとうえき 【意味】 人の地位や立場、また、物事の価値が上下逆さまで秩序が乱れているさま。本来頭にかぶるべき冠を足につけ、足にはくべき履を頭にかぶる意から。「倒」は逆さまになる意。...
【四字熟語】 勧百諷一 【読み方】 かんぴゃくふういつ 【意味】 益よりも害の多いこと。百の華美を勧めて一の節約を遠回しにいさめる意で、無用のことばかり多くて、役に立つことが少ない意。「百を勧めて一を諷す」とも読む。 【...
【四字熟語】 銜尾相随 【読み方】 かんびそうずい 【意味】 車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。「銜」は口にくわえる意で、「銜尾」は前を行く馬の尾をあとの馬がくわえること。「相随」はつきしたがって進む意。「銜尾相...
【四字熟語】 汗馬之労 【読み方】 かんばのろう 【意味】 物事を成功させるためにあれこれ奔走する労苦のたとえ。 【語源・由来】 「汗馬」は、馬に汗をかかせることで、戦功を得るために戦場を駆けめぐること。また、それによっ...
【四字熟語】 甘棠之愛 【読み方】 かんとうのあい 【意味】 人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。「甘棠」はからなし、こりんごの木。 【語源・由来】 人民が周の召公の善政に感じて、召公がその下で休んだ甘棠の木を...
【四字熟語】 管中窺豹 【読み方】 かんちゅうきひょう 【意味】 見識の非常に狭いたとえ。管の穴から豹を見る意。一つの斑紋しか見えないことからいう。「管中より豹を窺う」とも読む。 【典拠・出典】 『晋書』「王献之伝」 【...
【四字熟語】 邯鄲之歩 【読み方】 かんたんのほ 【意味】 本来の自分を忘れて、やたらと他人の真似をしたため、両方ともうまくいかなくなってしまうことのたとえ。 【語源・由来】 「邯鄲」は、中国戦国時代、趙の都となった都市...
【四字熟語】 干戚羽旄 【読み方】 かんせきうぼう 【意味】 武の舞と文の舞のこと。夏の禹王が始めた舞楽。 【語源・由来】 「干戚」はたてとまさかりを持って舞う、武の舞のこと。「羽旄」は雉の羽と旄牛の尾で作った飾りを持っ...
【四字熟語】 坎井之蛙 【読み方】 かんせいのあ 【意味】 広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれていること。「井の中の蛙、大海を知らず」の慣用句で知られている。 【語源・由来】 「坎井」は、くずれた井戸のこ...
【四字熟語】 甘井先竭 【読み方】 かんせいせんけつ 【意味】 才能がある者ほど、その才能が早く衰えやすいことのたとえ。また、才能を見せびらかす者は、他の者よりも先に災難に遭うということのたとえ。 【語源・由来】 「甘井...
【四字熟語】 玩人喪徳 【読み方】 がんじんそうとく 【意味】 人を軽く見てあなどると、自分の徳を失うことになるということ。「人を玩べば、徳を喪う」とも読む。 【語源・由来】 「玩人」は人をもてあそびあなどること。 【典...
【四字熟語】 顔常山舌 【読み方】 がんじょうざんのした 【意味】 過酷な刑を受けてもなお、主君や国家に忠節を尽くすこと。「顔常山」は人の名で、顔杲卿のこと。 【語源・由来】 中国の唐の常山の太守顔杲卿は、玄宗の忠臣であ...
【四字熟語】 含沙射影 【読み方】 がんしゃせきえい 【意味】 陰険な方法で人を害すること。 【語源・由来】 「含沙」は、中国南部にすむいさご虫という怪虫で、砂を口に含んで人の影に吹きつけると、その人は高熱を出して死ぬと...
【四字熟語】 寒山拾得 【読み方】 かんざんじっとく 【意味】 中国唐代中期の寒山と拾得の二人の高僧。二人とも奇行が多く、詩人としても有名だが、その実在すら疑われることもある。拾得は天台山国清寺の食事係をしていたが、近く...
【四字熟語】 翫歳愒日 【読み方】 がんさいかいじつ 【意味】 怠惰に過ごし、月日を無駄にすること。「歳を翫び日を愒る」とも読む。 【語源・由来】 「翫」はもてあそぶこと。「愒」はむさぼること。 【典拠・出典】 『春秋左...
【四字熟語】 寒江独釣 【読み方】 かんこうどくちょう 【意味】 冬の川で雪の中一人で釣りをする人の姿。もと柳宗元の「江雪」の中でうたわれたもので、のち多くの画題となった。 【典拠・出典】 柳宗元「江雪」 寒江独釣(かん...
【四字熟語】 管窺蠡測 【読み方】 かんきれいそく 【意味】 非常に見識が狭いこと。 【語源・由来】 「管窺」は管を通して天を見ること。「蠡測」はほら貝(一説にひさご)で海の水を測ることで、きわめて狭い見識で大事を測るこ...
【四字熟語】 緩歌慢舞 【読み方】 かんかまんぶ 【意味】 ゆるやかに歌い、ゆるやかに舞うこと。 【典拠・出典】 白居易「長恨歌」 緩歌慢舞(かんかまんぶ)の使い方 緩歌慢舞(かんかまんぶ)の例文 うららかな午後のひと時...
【四字熟語】 頷下之珠 【読み方】 がんかのしゅ 【意味】 めったに手に入れることができない貴重なもののこと。 【語源由来】 「頷下」はあごの下。「珠」は宝石の意。黒い竜のあごの下にあるという玉のことで、命がけで求めなけ...
【四字熟語】 含牙戴角 【読み方】 がんがたいかく 【意味】 牙や角をもつもの。獣の類。「牙を含み角を戴く」とも読む。 【典拠・出典】 『淮南子』「修務訓」 含牙戴角(がんがたいかく)の使い方 含牙戴角(がんがたいかく)...
【四字熟語】 韓海蘇潮 【読み方】 かんかいそちょう 【意味】 韓愈と蘇軾の文体を評した語のこと。唐の韓愈の文章は海のように広々としており、北宋の蘇軾の書いた文章は、潮のように力強い起伏があるということ。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 含英咀華 【読み方】 がんえいしょか 【意味】 文章のすぐれた部分をよく味わって、心の中に蓄積すること。また、詩文に妙味があることのたとえ。「英を含み花を咀う」とも読む。 【語源・由来】 「含英」は美しいも...
【四字熟語】 含飴弄孫 【読み方】 がんいろうそん 【意味】 老人が気楽に隠居生活をすること。「弄孫」は孫とたわむれる意。飴をなめながら、孫と遊ぶことをいう。「飴を含んで孫を弄ぶ」とも読む。 【語源由来】 「含飴」は飴を...
【四字熟語】 銜哀致誠 【読み方】 がんあいちせい 【意味】 哀切な気持ちと誠の心をささげて死者を弔うこと。「銜」は心に抱く意で、「銜哀」は哀しみを抱くこと、「致誠」は真心をささげる意。人の死を悼む時に用いる語。「哀を銜...
【四字熟語】 河梁之吟 【読み方】 かりょうのぎん 【意味】 親しい人を送る時の別れがたい気持ちのこと。「河梁」は橋のこと。 【故事】 李陵の詩より。匈奴に捕らわれた漢の李陵が、中国本土に還る蘓武に「手を携えて河梁に上る...
【四字熟語】 下陵上替 【読み方】 かりょうじょうたい 【意味】 世の中が大いに乱れた様子。下克上が行われている世をいう。下の者が上をしのいで、上の者が衰える意。「陵」はしのぐ意。「下陵ぎ上替る」と訓読する。 【語源・由...
【四字熟語】 烏之雌雄 【読み方】 からすのしゆう 【意味】 是非や善悪が区別しにくく、判断しにくいこと。 【語源・由来】 烏は雄も雌も色が黒くて判別しにくいという意味から。 【典拠・出典】 『詩経』「小雅・正月」 【類...
【四字熟語】 瓜剖豆分 【読み方】 かぼうとうぶん 【意味】 瓜や豆を割るように分裂・分割すること。 【典拠・出典】 『文選』鮑照「蕪城賦」 【類義語】 ・豆分瓜剖(とうぶんかぼう) ・豆剖瓜分(とうぼうかぶん) 瓜剖豆...
【四字熟語】 瓦釜雷鳴 【読み方】 がふらいめい 【意味】 賢者が相応の評価をされず、能力のない者が重要な地位について、いばることのたとえ。また、讒言が用いられるたとえ。 【語源・由来】 「瓦釜」は、素焼きの土製の釜で、...
【四字熟語】 禍福無門 【読み方】 かふくむもん 【意味】 災いや福はその人自身が招くものだということ。わざわいや幸福がやってくるのに一定の入り口があるわけではなく、その人が悪行をはたらけば禍が入り、善行をすれば福が入る...
【四字熟語】 禍福糾纆 【読み方】 かふくきゅうぼく 【意味】 災いと福とは、交互にやって来るということ。「禍福は糾(あざな)える縄(なわ)のごとし」と読むこともある。 【語源由来】 「纆」は三つより(一説に二つより)の...
【四字熟語】 家貧孝子 【読み方】 かひんこうし 【意味】 家が貧しいと孝行な子供ができるということ。また、人は逆境のときこそ真価があらわれるということ。「孝子」は親孝行な子供の意。 【語源・由来】 「家貧しくして孝子出...
【四字熟語】 過庭之訓 【読み方】 かていのおしえ 【意味】 父の教えのこと。また家庭での教育のこと。「訓」は教え、教訓。 【故事】 「論語」季氏より。孔子がその子である鯉が庭を通った時呼び止めて詩や礼を学ぶように教えた...
【四字熟語】 華亭鶴唳 【読み方】 かていかくれい 【意味】 過去の栄華を懐かしく思い、現状を嘆くさま。「華亭」は地名。「鶴唳」は鶴の鳴き声のこと。 【語源・由来】 晋の陸機がまさに殺されようとしたとき、かつて華亭で鶴の...
【四字熟語】 刮目相待 【読み方】 かつもくそうたい 【意味】 人や物事の成長や進歩を待ち望むこと。また、今までとは違った目で相手を見ること。「刮目」は、目を見開いてよく見ること。「相待」は、相手を待ちかまえること。目を...
【四字熟語】 活剥生呑 【読み方】 かっぱくせいどん 【意味】 他人の詩文などをそっくり盗用すること。また、他人の言葉や考えを鵜呑みにして受け売りするだけで、独自性・創造性のないことのたとえ。 【語源・由来】 「生呑」は...
【四字熟語】 割鶏牛刀 【読み方】 かっけいぎゅうとう 【意味】 取るに足りない小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。小さな物事を裁くのに、大人物や大げさな方法・手段などは必要ないということ。また、それら...
【四字熟語】 渇驥奔泉 【読み方】 かっきほんせん 【意味】 勢いが激しいこと。また、書の筆勢が力強いこと。「奔」は勢いよく走る意。のどが渇いた駿馬が、泉に向かって勢いよく走り寄るという意味から。「渇駿、泉に奔る」とも読...
【四字熟語】 軻親断機 【読み方】 かしんだんき 【意味】 中途で志をすててはいけないという教え。 【語源・由来】 「軻」は孟子(孟軻)のこと。「軻親」は孟子の母親のこと。「断機」は織り布を断ち切ること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 雅人深致 【読み方】 がじんしんち 【意味】 世俗を離れた風流な人の趣深いさま。「致」は趣・ようすの意。 【語源・由来】 「雅人」は俗を離れた風流な人・奥ゆかしい人。 【典拠・出典】 『世説新語』「文学」 ...
【四字熟語】 禾黍油油 【読み方】 かしょゆうゆう 【意味】 物が勢いよくみごとに生長するさま。「油油」は草などがつやつやとして勢いがよいさまをいう。 【語源・由来】 「禾」は稲、「黍」はキビのこと。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 家書万金 【読み方】 かしょばんきん 【意味】 家族からの手紙は、何よりもうれしいということ。 【語源・由来】 「家書」は、家から届いた手紙のこと。「万金」は、大金の意。出典の「烽火三月に連なり、家書万金に...
【四字熟語】 華胥之夢 【読み方】 かしょのゆめ 【意味】 昼寝のこと。また、よい夢のこと。 【語源・由来】 中国の伝説上の聖天子である黄帝は、ある日、昼寝をして夢の中で華胥という国へ行ったところ、そこは平和な理想郷であ...
【四字熟語】 和氏之璧 【読み方】 かしのへき 【意味】 この世にめったにないほどの宝物のこと。 【語源・由来】 中国春秋時代、楚の卞和が山中で宝玉の原石を手に入れて、厲王に献上したが、つまらない石と見られて左足を切られ...
【四字熟語】 夏侯拾芥 【読み方】 かこうしゅうかい 【意味】 学問を修めるのが大切なこと。漢の夏侯勝が、学問を修めれば官職を得ることなど地面のごみを拾うように容易だと教えたことから。「拾芥」はごみを拾う意味で、物事のた...
【四字熟語】 家鶏野雉 【読み方】 かけいやち 【意味】 ありふれた古いものを遠ざけて、珍しく新しいものを大切にすること。「雉」はきじ。家で飼っている鶏を嫌って、野性のきじを好むこと。 【故事】 中国晋代の庾翼は、はじめ...
【四字熟語】 廓然大悟 【読み方】 かくねんたいご 【意味】 疑いの心が晴れて確信すること。もとは仏教のことば。 【語源・由来】 「廓然」は、心がからりと開けているさま。「大悟」は、至高の真理を悟ること。 【典拠・出典】...
【四字熟語】 革故鼎新 【読み方】 かくこていしん 【意味】 古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。「革故」「鼎新」ともに、古い物事を改めること。革新の意。 【語源・由来】 「革は故きを去るなり、鼎は新しきを取るな...
【四字熟語】 赫赫明明 【読み方】 かくかくめいめい 【意味】 勢い良くハッキリと明るい様子。 【典拠・出典】 『詩経』「大雅・大明」 【類義語】 ・明明赫赫(めいめいかくかく) 赫赫明明(かくかくめいめい)の使い方 赫...
【四字熟語】 諤諤之臣 【読み方】 がくがくのしん 【意味】 正しいと思うことを直言する人のこと。 【典拠・出典】 『史記』「商君伝」 【類義語】 ・折檻諫言(せっかんかんげん) 諤諤之臣(がくがくのしん)の使い方 諤諤...
【四字熟語】 河魚腹疾 【読み方】 かぎょのふくしつ 【意味】 国家が腐敗して、内部から崩壊すること。「腹疾」は腹の病気の意。 【語源・由来】 「河魚」は川に住む魚のこと。魚の腐敗は腹内から始まることから。 【典拠・出典...
【四字熟語】 蝸牛角上 【読み方】 かぎゅうかくじょう 【意味】 どうでもいいような、つまらないことで争うことのたとえ。 【語源・由来】 「蝸角」は、カタツムリの角の意から転じて、きわめて狭いこと、また、小さいことのたと...
【四字熟語】 夏癸殷辛 【読み方】 かきいんしん 【意味】 夏王朝の桀王と殷王朝の紂王。ともに古代の暴君。 【語源・由来】 「癸」は桀王の名。「辛」は紂王の名。「夏」、「殷」はともに王朝の名。 【典拠・出典】 張衡「東京...
【四字熟語】 河漢之言 【読み方】 かかんのげん 【意味】 言葉が天の川のように果てしなくとりとめのないこと。また虚言(ほら)をいう。 【語源・由来】 「河漢」は天にかかる天の川のこと。 【典拠・出典】 『荘子』逍遥遊 ...
【四字熟語】 花街柳巷 【読み方】 かがいりゅうこう 【意味】 酒色を供することを職業とする遊郭・色町のこと。昔、色町には多く柳や花が植えられていたとも、艶めかしい遊女を柳や花にたとえたともいわれる。「花柳」は、この語の...
【四字熟語】 餓狼之口 【読み方】 がろうのくち 【意味】 非常に欲が強く、残忍な人のこと。 【語源・由来】 「餓狼」は飢えたおおかみのことで、残忍で強欲な人のたとえ。 【典拠・出典】 『晋書』 餓狼之口(がろうのくち)...
【四字熟語】 苛政猛虎 【読み方】 かせいもうこ 【意味】 民衆にとって過酷な政治は、人食い虎よりももっと恐ろしいということ。 【語源・由来】 あるとき、孔子が墓の前で泣いている婦人を見かけた。泣いている訳をたずねると、...
【四字熟語】 画虎類狗 【読み方】 がこるいく 【意味】 才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。「虎を画いて狗に類す」とも読む。 【語源・由来】 「類」は似ること。絵の才能が...
【四字熟語】 窮猿投林 【読み方】 きゅうえんとうりん 【意味】 困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄や官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。逃げ場の無い状況...
【四字熟語】 兔死狗烹 【読み方】 としくほう 【意味】 戦時に活躍した武将は、ひとたび太平の世となると、用なしとして殺されてしまうことをたとえた言葉。また、後に広く、利用価値があるときだけ用いられ、無用になると捨てられ...
【四字熟語】 喪家之狗 【読み方】 そうかのいぬ 【意味】 元気がなく、やつれている人。 【語源・由来】 喪中の家では悲しみのあまり飼犬に餌をやることも忘れてしまい、犬が痩せ細ってしまうという意から。 【典拠・出典】 『...
【四字熟語】 犬馬之養 【読み方】 けんばのよう 【意味】 精神的な情愛がない物質的な援助だけですませようとする、誠意のない親孝行のこと。 【語源・由来】 「養」は、やしなう。家畜の犬や馬を養うように、ただ衣食を与えるだ...
【四字熟語】 犬馬之労 【読み方】 けんばのろう 【意味】 自分が主人や他人のために力を尽くして働くことを謙遜していう語。犬や馬ほどの働きという意から。 【典拠・出典】 『三国志演義』「三八」 【類義語】 ・汗馬之労(か...
【四字熟語】 犬馬之年 【読み方】 けんばのとし 【意味】 するべきこともせず、いたずらに年齢を重ねること。自分の年齢をいうときに謙遜していうことば。犬馬の齢。馬齢。 【語源・由来】 犬や馬のようにこれといった働きもせず...
【四字熟語】 犬馬之歯 【読み方】 けんばのよわい 【意味】 自分の年齢の謙称。 【典拠・出典】 『漢書』「趙充国伝」 【類義語】 ・犬馬之年(けんばのとし) 犬馬之歯(けんばのよわい)の使い方 犬馬之歯(けんばのよわい...
【四字熟語】 犬牙相制 【読み方】 けんがそうせい 【意味】 国境が複雑に入り組んだ国同士が互いに牽制し合うこと。 【典拠・出典】 『史記』「孝文紀」 【類義語】 ・犬牙相錯(けんがそうさく) 犬牙相制(けんがそうせい)...
【四字熟語】 鶏犬不寧 【読み方】 けいけんふねい 【意味】 非常に緊迫した状況で、心が落ち着かないことのたとえ。上を下への大騒ぎ。「鶏犬も寧からず」とも読む。 【語源・由来】 騒然としていて、鶏や犬でさえも落ち着かない...
【四字熟語】 狗馬之心 【読み方】 くばのこころ 【意味】 目上の人に対する忠誠心、自分の誠意の謙称。 【語源・由来】 「狗馬」は犬と馬のこと。犬や馬が、自分を養ってくれた主人に対し、恩を忘れず仕えるように、ささやかなが...
【四字熟語】 李下瓜田 【読み方】 りかかでん 【意味】 人などに疑われるような事はするなということ。 【語源・由来】 「瓜田不納履、李下不正冠」より。瓜の畑の中で靴を履き直すと、瓜を盗むと疑われる。また、李すももの木の...
【四字熟語】 孟母断機 【読み方】 もうぼだんき 【意味】 学業を途中でやめてはいけないという戒め。 【語源・由来】 孟子の母が、孟子が学業半ばで帰ってきたとき、織っていた機の糸を断ち切って、学問を中途でやめるということ...
【四字熟語】 知行合一 【読み方】 ちこうごういつ 【意味】 知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ。 【語源・由来】 中国明の時代、儒学者王陽明が、朱子学の大成者朱熹の先知後行...
【四字熟語】 啐啄同時 【読み方】 そったくどうじ 【意味】 逃したらもう二度と来ない、大切な機会。 【語源由来】 「啐」は、ヒナが卵からかえろうとするとき、中から殻をつつく音のこと。「啄」は、親鳥が外から殻をつついてこ...